2016年09月04日

早稲田大学での全15コマの講義、終わりました。

夏の早稲田での仕事が、今年も終わりました。今年は270名弱の受講申し込みがありました。

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講義風景としては、ワークショップ中心で、こういう座学シーンは全体の25%ぐらいです。

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こんな感じに動いたりしている時間が圧倒的に多いです。
これは、会場全体でブレストする、三人ブレスト、というワークの一コマです。

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アイデアスケッチを描きだす、という場面になれば、一転、皆でもくもくと大量のアウトプットを出していきます。

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画面は、「スライド」「書画」「タイマー」の三面展開。ThinkPad+Widi(ワイヤレスディスプレイ・コネクタ)で、VGA出力とHDMI出力の両系統をつかって、ワーク時の各種の情報を専用画面で見せています。

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5種類のブレスト方法を体験してもらい、どれがもっとも相性がいいかを尋ねたところ。
二段階ブレスト、がもっとも評価が高く、これぐらいの型が挙手しました。
他には、ブレインライティング、ゼブラブレスト、フリーアンドスリー、サンブンノイチを実践。
ただ、どの技法でも一定の数、相性がいい、という方がいて、興味深く見ていました。

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アイデアは分岐する。それを書き留めやすい教具として、新しく作り出したツールを使って、創造的会話を書き留めて、組み立ててもらっているところ。私が先生をするからには、何らかのブレスト道具を投入し、まだ誰も使ったことのないものを体験してもらうことも、しなくては、と思い。(この結果は、11月の日本創造学会(沖縄開催)で、発表する予定です。)


最後は動画。これは、大規模集団の中から、優れた案の発表者を抽出するための一つの方法「プレゼン・トーナメント」の一シーンです。三人で相互にプレゼン。最も良い人が勝ち上がり。これを繰り返し場に残った人が10人以下になるまでやり、その人たちはファイナリストとして登壇してプレゼンします。

こんな風に、講義といっても、体験して把握する、ワークショップ主体の授業15コマ、を行ってきました。

彼らが新しい挑戦をしていくとき、この授業の提供者なんてすっかり忘れてくれていていいので、ここで吸収したことがほんの少しでも、彼らの発展に役立てば、幸甚です。

そんな心意気で今年も講義を全力で提供してきました。

今年で早稲田のこの授業も三年目。
そろそろ、最初の授業の大部分の生徒さんたちが企業に入るころです。
きっとどこかでまたお会いすることもあるでしょう。その時を楽しみにしています。

追記:

仙台に戻りすぐに成績付けまでをやりつつ、来年はよりハードワークを通じて、深く本質を学ぶ環境と内容を提供するべく、来年度のシラバスを原案を作っていました。

(補足:写真動画は、学会発表やブログからの報告用に撮影させていただくことをお願いし、皆さんから許可をもらって掲載しています。ただし、初日の一時間目に欠席していたなどして許諾していないのに写っている、という方がいらしたら、すぐに修正しますので石井までご連絡ください。)
posted by 石井力重 at 23:36 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年08月29日

早稲田大学 デザイン論(2016年)講義のハンドアウト

全15コマを夏季集中講義で行う、早稲田大学でのデザイン論の講義ハンドアウトを公開します。

毎年内容を更新しています。基本は同じで、石井が一年の間に新しい表現や技法を取り入れたり、Instractional Designが改善されたりした分だけ更新している次第。

4つめの資料は、誤植がありました。当日、訂正版を配ります。 ⇒更新版 waD4.pdf

教務に出された受講届が、270名に迫る数字でした。その80%ぐらいが実際の出席人数だとしたら、200名強の学生さんとこれからの四日間一緒に授業をしていきます。

15コマの全てが「実際に手を動かす」、ワークショップ型講義です。特に最後の二コマは、学習内容を全速力でつかわざるおえない「最終試練」をします。(これをクリアするか、200名強の前に出て即興登壇をするか、のどちらかをクリアしないと、単位が出ません。)

教育が本質的に作っているものは、その国の未来の可能性である。
と、私は思います。

企業さん向けの創造研修とはまた違った感じの学習の場ですが、この仕事も全力で臨みます。

2016-08-29.png

授業の様子は、学生さんたちの同意が得られれば、写真やビデオで紹介します。
また、新しい知識を想像する場としても、ことしは授業を活用しようと思います。うまくいけば、11月の沖縄での学会で、一部紹介できるかもしれません。

2016年08月22日

道を行くというのは『夜のベランダ』である。(『風立ちぬ』を読んで)

小説『風立ちぬ』を読んで、作品の主題とは違う部分かもしれませんが、深く印象に残った部分があります。

(補足:ジブリ映画の方は、小説のタイトルと冒頭シーンと登場人物名を借りていますが、内容は違います。小説のほうは、主要な登場人物の少ない、静かで、美しい風景描写と混ざりあった幸福と悲しさの話でした。)

物語の中でいろいろと展開があり、ラストに近いシーンで、彼(主人公)は雪山の小屋を借りて生活しています。
周囲の他の小屋には冬に滞在する人がないので彼の小屋だけに明かりがともっています。

彼が歩いて、夜、自分の小屋に向かう時に自分小屋の灯りが見えます。
その灯りが雪山を行く彼の周囲のものをキラキラと光らせています。(その描写はもっと秀逸ですが。)

どれほど広く谷を照らしているのだろう、と、小屋に戻り、ベランダに出て、今きた雪山の谷を見下ろします。
すると、灯りの届いている範囲なんて、とても狭いもので、小屋のベランダとその近くを照らしているぐらいでした。

このくだりをよんで、人がなすこと、というものは、こういうものかもしれない。としばし考えました。

  • いろんなタイプの何かを放っていく仕事、というのは、放っている側からしたらさほど遠くまで届いていないように見える。
  • しかしながら、闇の中からはそれの光が確かに見えるし、周囲の環境を実際に変化させている。

このシーンを私は、『夜のベランダ』と呼んでいます。

(ラストシーンを含む章の名前はあるのですが、ちょっと暗いトーンのもので印象がそっちに引きずられるので、それを記憶にとどめるのはやめて、自分の好きなように呼び名をつけました。作品としてのメッセージは、そちら側(章の名称)かもしれませんが。)


夜のベランダ、は、志した道を行く人が疲れたときにふと振り返りそのアウトカムの少なさに立ち止まりそうになるときに、背中を押してくれるものだと、私は思います。

  • 輝点に立つ人の感度でみれば、それはごく狭い版にしか届いてないよう見えるものだ。
  • しかし、あなたに見える範囲よりもずっと遠くにまで、あなたのなすことは届きそこの何かを確かに変えている。

と。


自分がじっくり考えたり、心の中に耳を澄ませるような時間がある時に気が付いたことを、いつか未来に立ち止まりそうになった時の自分のために記しておきます。



余談:

若いころから、43歳になるまでをフルスロットルでつき進む期間だと、考えていました。
42歳の終わりまでは、後先を考えないで惰性を振り切って無理してでも進もうと、してきました。

で、ついに今日、43歳になりました。
何か変わるわけではなく、丁寧に仕事をして日々幸せに生きていきます。
精進して、発想ツールをを作り続けていくことは続けます。

ですが、徐々に時間とリソースに余力を作り出すことをしようと思っています。

これまでに鍛えてきたもの・作ってきたものを、もっと活用することに、大きな関心をもって進んでいこうとおもいます。

毎年、8月22日のブログは、誕生日という節目で一年目標をつづっていました。
ことしは、とてもあっさりと、余談として、こんなスタイルで書きました。

余談の追記:

一言、例年の申し送りに対して回答しておきたいことを書き加えるならば、「ノンバーバルな、ブレインストーミング補助道具、出来つつあります。」

外国の市場に展開する布石、パートナー企業さんとともに、徐々に、進んでいます。
石井自体も、もっと市場可能性のある国を訪問して歩いてくことに、(時間を作って)もっと励まねば、と思っています。

posted by 石井力重 at 00:36 | 8月22日

2016年08月21日

【スライド】仙台ミラソン2016(8月22日、仙台)「アイデア創出パート」

8月22日、仙台のパブリックなイベントの中でアイデアワークショップをします。スライドを掲載します。


主催はワカツクさん。ワカツクさんは、私のNEDOフェロー時代、駐在していたベンチャー企業(デュナミス。地域課題を解決するようなソーシャル・ベンチャー)の社長だった渡辺一馬さんが、現在トップを務める社会的なNPOです。

「仙台ミラソン」で、検索すると、過去の展開が見えますが、年次ごとにいろんな切り口で、まちと社会をもっと良くするプランが提案されてきています。

今年もまた、様々なプランが生まれていくでしょう。どんな良いアイデアが出てくるか、楽しみにしています。

2016年08月02日

【教員向け講義スライド】「発想する授業」

全国各都道府県から集まる商業高校の先生方向けにデザインした「発想する授業」のスライドです。
ベースは、商業の中心校である県立岐阜商業高校での商品開発授業です。

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