2016年06月27日

旅仕事の風景(東奔西走編)

今は、東海道新幹線で東京に向かっています。浜名湖を通過。新幹線の座席と書斎の椅子が、もっとも知的生産をしている二大座席でして、新幹線にのると半分自動的に仕事を開始します。

この数か月は短期の旅仕事が多いです。一週間程度、各地を待って、数日仙台に滞在、というサイクルです。

さて、昨日までの一週間は本当にハードでした。

最初の二日間は、宮城県の商業高校の教員向けの「発想する授業」を、実戦形式(ワークショップ)+座学で、合計13時間。
三日目は東京へ移動。
四日目は、グーグル本社でのファッションとデジタルのアイデアソンを9時間。
夜遅くに京都入り(これは結構辛かった)。
五日目は、京都リサーチパークのASTEMでの京都ビジネスデザインスクールで、技術系企業の皆さんと、8時間のアイデアワークショップ。

受講者・参加者(除くスタッフ)の延べ人数150名。

丸一日の登壇をファシリテータとしてやるのは、とても体力と脳を使います。
前後の一日は移動に充てるなどでして、連続はしないようにしていますが、今回は、一年前から決まっていた行政仕事と、お世話になっている方からの依頼と、更に一か月をきった時点で急に出てきた案件で、過密なスケジュールが組まれていきました。

ヨーロッパ渡航中に急ぎで来た案件でもあり、「まあ、なんとかなるでしょ!」みたいな感じでしたが、いざその日々が始まってみると、睡眠時間確保との戦いでした。

思考力を高く維持しないとアイデアワークは上手くいきません。ファシリテータは大量の情報を大量に処理し、進行の組み換えを常時計算しています。アイデアをさらに広げるコメントもします。なので、寝不足になって現場に入るのは、クオリティーに影響するので、どの案件もいつも以上に睡眠をとったうえで現場に入ることを第一に心がけて、実際にそうしました。

それでも、最後の京都の案件が終わり、宿に帰り着いて、シャワーを浴びると、もう立ったり考えたりするのがきつい、という状態でした。

さて、そうして、ハードデイズはおわり、ぐっすり眠って起きると、京都は最近になく快晴。昨晩行きたかった伏見稲荷に上って、京都っぽいご飯をたべつつ京都駅で打合せをひとつ行い、今は、新幹線で次の街へ、という感じです。

年間100泊はホテルに泊まっています、というと大抵皆驚きますが、それは、一カ月に直せば、8.3日。
上記のような生活をしているので、これぐらいの日数なら、すぐに達成してしまいます。

新幹線、飛行機、タクシー、レンタカーを駆使して、まさに東奔西走、という感じで過ごしています。

感性のインプットを重視して、案件同士の日程の間をあけて、滞在先の街のあちこちのものを見て回るような「感性の仕入れ編」の旅仕事もあります。先日のアムステルダム〜オスロの滞在は、感性の仕入れ型でした。

良く遊び良く学べ(働け)、という感じに、国中を行けるのも、いったい何歳までか。肉体は、生物体の当然の摂理として、だんだん壊れていくので、いつか、こういう日々を懐かしく思う時がくるでしょう。もっと先かもしれませんし、割と近いのかもしれません。

いくつになっても、チャンスがある限り、走れるところまで、いってみたい、という気持ちでいます。
なので、なんだかんだ言って、何年たっても、東奔西走デイズをゆくような人生の気もします。
posted by 石井力重 at 12:41 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年06月26日

【スライド】京都ビジネスデザインスクール(6月26日、京都)

本日の講義資料はデータで配布します。(紙のハンドアウトなしの代わりに)

パスワードは、このスクールの人気者Sさんの苗字をローマ字でうったものです。小文字6文字。
今日から三日間、ダウンロードが可能です。


追記:

こんな雰囲気の場でした。

Kyoto_BDS_idea.jpg

2016年06月25日

【部分スライド】Googleにて、アイデアソンを行いました。

六本木ヒルズの上の方にあるグーグルさんにて、アイデアソンを行ってきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

ideathon_at_google_jp_ideaplant.jpg

石井が総合司会とファシリテータを務めました。

アイデアソン部分の2時間のスライドを抜粋、掲載します。


今回は、内容がなんらかの記事的な公式なものがでるのかどうかわかりませんので、配慮した形に、切り出して、ここに活動報告として記しておきます。どの案件でもそうですが、今回も、貴重な体験が出来ました、ありがとうございます。

さて、今回一つの奇跡的な進行が出現しまして、驚きました。(ファシリテーションをする人以外には、あまり興味ない話です。)

タイムライン・ホワイトボードの更新最終版の写真がこれです。

timeline_20160625.jpg

進行遅れが2,3分ずつ積み上がり、特に、プレゼン作成のところで、一気に遅れてまして、その時点の進行遅れ、なんと41分。

これは苦しい。審査員の中にはそのあとの予定がありどうしても終わりを出っ張らせてはいけないなかで、徐々に遅れていくのを見ていて、焦らず、しかしどこかで回収しなくては、と念じながら進行していました。

ところが、プレゼンはてきぱき進行し、審査と表彰もスムーズにどんどん進んだ結果、なんと、クロージングの終了時点で、進行遅れがさらになんと、0分!

あれだけ遅れていたのが、最後は「ではちょうど定刻となりました。これにて終了です。ありがとうございました。」みたいなセリフ、滅多にいえることがない私の進行スタイルですが、今回は、奇跡的。ファシリテーションをする人にしか共有できないマニアックな部分なのですが、そう感じました。

ただ、それは良く考えると、もともとの大きな基本設計を、QUANTUMさんが初めにしていて後半の回復可能性を作っておいてくれたことと、参加者の能力の高さ、運営サポートメンバー(かなりの人数を配してくれていました)の遂行能力の高さ、の3つがもたらしたものなんですけれどね。

今回のこのイベント、裏側で展開されていた主催チームの綿密なやりとり、すごいものがありました。そういう部分は、普段の私は見えないのでともすると存在を忘れてしまいますが、今回は総合司会の立場もあり、終始拝見して、そういうことを直に感じ取ることが出来ました。

そういう方々への感謝が、いつも心になければ、よいファシリテーションも、よい知識創造の場も、長くは提供できないわけで、これからはそういう水面下にいつも感謝して、登壇したいと思いました。 


追記:

オープンイベントの登壇の際には、このブログでもご案内をする方針でいたのですが、今回は、属性がファッション系ということもあり(かつ、外国に行っていた時期におもにすすんだりしたのもあり)、掲載をさぼっていました。

婦人画報社さんからはこんな募集案内が出ていました。

2016年06月21日

【スライド】発想する授業(商業教育技術研修会)(6/22-23 @宮城)

hassousurujugyou.png

商業高校の授業が変わりつつあるようです。創造的なエッセンスを取り入れた授業をしたい、そのための手法や授業デザインを研究したい、という機運があります。

私は縁あって、商業高校の中心校であ県岐商(甲子園常連校で、甲子園では、岐阜商、と呼ばれています)で、スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールで商品企画の授業を、デザインし提供してきました。

その関係で、宮城県の教員教育機関での研修を、という運びになりました。

スライドを掲載します。


ハンドアウト handout.pdf
ワークシート worksheet.pdf

創造的な相互関係を増やすコミュニケーションのデザインを起点に、設計した二日間の研修プログラムです。
中心は、SPHの授業内容ですが、そのほかにも、臨機応変なブレインストーミングの方法や、洞察(問題探索と目の付け所の転換)や、テーマ設定技法、も含んでいます。

そうした理由は、およそ、創造的なエッセンスを授業に取り入れようとしたときに、丸ごとの授業プログラムができる機会はめったにないことと、創造的授業を志す先生方が、いろんな取り組み方をできるように、創造的なディスカッションの場面で「使いやすい発想技法」も提供しよう、という考えからです。

そのもっと根底にある思想部分は、以前、とうほうnavi記事 をブログで紹介しました。(ので割愛します。)

私は思います。
教育が本質的に作り出しているのは、国の未来、未来の可能性だ、と。

さらに、教育の現場にいる方と、生徒でも、父兄としてでもなく、対等な立場で会話してみて、今、思うことがあります。

”やっぱり、子どもに教えるのが好きなんだろうなぁ。”
ある先生はそうおっしゃっていました。

またある先生は、
”私がクラスの中の一番の敵になる、そうなると子供たちはいじめの関係を作らず、みんなで団結して進もうとする。”
とおっしゃっていました。

日本ではややもすると、学校の先生を日和見主義の先生像をあてはめて軽んじてみたりすることが、あるように感じますが、忙殺される業務の中で、出来る限りのことを子供たちに提供しようとする先生方は、少なくなく存在していて、そういう方々が、更に出来ることを増やそう、と研鑽の場においでになるならば、私でできることは全力で提供したい、と思います。

そんなわけで、明日も心を込めて全力で、講義を提供してきます。
明日も、どんなアイデアが参加者の皆さんから聞けるのか、楽しみです。


追記:

一日目が終わりました。
こういう研修に参加される先生方はもともと発想力が高くてワークへの対応力も意欲もあるので、とても効果的に研修プログラムが進行できました。

現場の雰囲気を写真(ぼかし加工)で一枚だけ紹介します。

senseiwork.jpg

2016年06月17日

レアな案件、合宿型研修をしてきました(軽井沢にて)

私は、仕事柄、旅仕事(各地での講演ワークショップ&各地の創造性の専門家とのディスカッション)の日々です。仙台に戻るとその晩はとても長く深く眠ります。仙台に戻った昨晩は、過去最長の10時間、眠っていました

「超回復」と、個人的には呼んでいる、この脳がみずみずしい感じ。旅仕事からもどった晩にしか、こんなに長く眠ることはできないので、超回復の朝というのは、年間で十数回ぐらいしかありません。

さて、過去最長となった超回復の朝。そこまでの旅仕事はとてもハードでした。東京滞在時には、アイデアワークショップや創造研修の打合せが立て込み、地下鉄乗り換えの時間と思考力がもったいないぐらいで、都内の企業さんをタクシーで回っていき、車中で休憩とメモ書きと軽食を取る、というような日もありました。(タクシーで皇居の周りをほぼ一周した感じになりました。ちなみに、料金は合計で1万円前後。)

軽井沢では、成長目覚ましいオンリーワンのスポーツ産業領域の企業さんの合宿型研修を行っていました。
私の現在の専門性である創造力のことを中心に、未来洞察、事業構想、プレゼンテーション、といったワークも含めた統合型の内容です。

人材も多様で、全社員が参加するので、もっている前提知識がそれぞれに違います。年齢も私よりも上の方もいれば、最近まで学生さんだった若手もいます。そうした中で7つのチームが、事業アイデアを創出し、事業計画へ練り上げていく過程を伴走していく、ということをしました。(実際は合宿型研修を全社員を2分して、5月にA日程、6月にB日程で行いましたので、合計で14チームが存在しました。)

合宿型でゆえ24時間を超えて、がっちりやります。記憶と構想と判断力と(研修所が広く階段も多いので、物理的に)体力も、使える限り使って、の軽井沢での仕事でした。

余談)

”軽井沢に滞在しながらお仕事なんていいね”、と、友人からは言われたりしますが、”楽しくも全力(尽力)の要る仕事”なので、気楽な観光とはやはり違いますかね。

でも、私の仕事は発想力に大きな価値充填がある仕事ですので、感性の仕入れ、も常に大事にしていして、今回も、少し先に(私費で)宿をとり、軽井沢ならではの体験をして、たくさんの発想の刺激をもらってきました。

◎万平ホテル(ジョン・レノンや白洲次郎氏も滞在したことがある、という歴史的なホテル)のBar。
旧軽井沢から万平ホテルまで一キロの夜道は怖いぐらいのところで、トトロの森のバス停でか細く父を待つシーンみたいなか細さが体験出来たり。ちなみに、万平ホテルは、ジブリ作品の風立ちぬの舞台の一つとも。

manpeihotel.jpg


◎見晴台(霧の軽井沢、のイメージ通り、見晴台は濃霧の中でしたが。。)
そこまでのレトロバスもまたいい体験でした。最後の一人の乗客となった時に、面白い体験もちょっと。

kirinokaruizawa.jpg


◎風立ちぬの著者・堀辰雄氏の晩年の住まい(今は、氏の文学記念館になっている)。
彼の手書きの推敲のあとがみえる原稿を、じっと何十枚も眺めたり。人は5分で見て通り過ぎると所に、気が付けば2時間もいて、どう、思考して文章を生み出したのかを、想像してみていました。

horitatsuo.jpg


◎石の教会(中軽井沢から北に2キロぐらい)。
つくりが美しく面白いです。大きさの異なる石のアーチとガラスのアーチを繰り返して有機的な空間を作り出している教会です。軽井沢にゆかりのある内村鑑三氏の記念堂でもあり、教会の下には氏の仕事と思想を見ることができます。”無教会”という考え方を初めて知りました。そういえば、教会の祭壇の上につきものの十字架がどこにもなく、祭壇の頭上には、有機的なフォルムで切り取られた外の自然の風景が広がっていました。


ishinokyoukai.jpg


◎信濃追分駅から追分の国道あたりまでの、いかにも軽井沢らしい白樺林と瀟洒な別荘群。
おしゃれに苔むした石垣や夏前で枯れ葉に埋もれた静かなたたずまいの別荘群というのは、軽井沢駅前やそこから北に延びる旧軽井沢の観光商店エリアではあなかなか見られません。

karuizwa_rindou.jpg


そんな感じで、SNS上にのる私の行動は、観光ばかりをしているように見えるとおもいますが、感性インプット部分はネットにあげられて、仕事の部分は守秘なので沈黙しているので、自然と、そうなります。実際の旅仕事というのは、主に仕事しています。
posted by 石井力重 at 12:23 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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