2016年11月30日

アイデアWSデザイン講座(企業内のイノベーション担当者に向けたアイデアワークの講座)の第二期をしました。

アイデアデザイン講座(略称)の二期を実施しました。(2016年11月24日、25日、千代田区)。この講座の特徴として、大企業のイノベーション担当者が、組織を超えて一緒にわいわいブレストしていく、というところにあります。服装は、カジュアルで来てください、と強く推奨していますので皆さん私服ですが。

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講義のフルスライドを掲載します。


中から、スライドを三枚抜粋します。

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クリエイティブ教育のNPO法人iCONでは、三か月〜六カ月ごとに、アイデアソンのファシリテータ向けの講座を行っています。(私石井もそのNPOの理事の一人を務めています。)

企業内でイノベーション担当になった。多くの人の創造性を引き出して優れた商品アイデアやビジネス企画を生み出したい、されど、ただただブレストをしてみても、どうも燃焼不足というか、何もを生み出すことはできていないなあという時に、具体的に何をするか、と、それをする意図や効果は何かを、実践を交えてここでは紹介しています。

創造工学的な知見もベースにはたくさんありますが、そんなのはどうでもよいから、とにかくアイデアワークショップの一式や、普段の会議でも使えるブレインストーミング技術を知りたい、という方にまず、提供できるに講義しています。そのうえで、脱線、として、その根底にある知見や人々の創造活動に関する特性についても皆さんの興味次第で触れていく、という方法を取っています。

(ですので、受講者さんたちが、そういう部分を知りたい人が多い回は、脱線の話をずいぶんしてみたり、エクストラセッションをしてここにはないものを入れてみたり、と、毎回話す内容は違ってしまっていますが、そんな感じで講義を行っています。)

大企業のイノベーション担当者の方が多いですが、個人としての参加や街づくりの市民活動の方や大学教員(創造的教育に取り組まれているいろんな専門の先生方)も、多く参加されています。

ご興味があれば、ぜひiCONのページの講座概要をご覧になってみてください。

石井の都合次第というところもあり、恐縮ですが、基本的には、三か月インターバルでの開催を目指しています。

開催日は、土日の回と、平日の回があります。
場所は、大抵は、ちよだプラットフォームスクエアです。(竹橋駅の近くです)

2016年11月29日

京都大学で事業企画のアイデアワークショップをしました(GTEP=京大のEDGEプログラム)

11月下旬、京都大学で二日間のワークショップをしてきました。

ワークショップの場は、20名超の京大生やビジネスマンが参画するGTEPというプログラムです。

ベースには文科省のEDGEプログラムがあり、東大、阪大、早稲田、など13校が採択されています。そして、京都大学採択プログラムが「GTEP」です。

EDGEプログラム

当日の様子は、GTEPの報告サイトから、プロセスと実際の様子やアイデアが詳しく報告されています。

GTEP_2016_IDEAPLANT.jpg




アイデアワークの設計やイノベーション系のファシリテーションをする方にむけた、すこしマニアックな話を以下、つづります。


このワークショップは、他のワークショップとは、大きく異なる構成や前後の状況でした。

◎アイディエーション(アイデア出し)とチームアップを二日間でやる。

◎殆どの人が自分がやりたいアイデアを持っている。

◎前回は未来洞察をしていて、次回はプロトタイピングをする。前回は仮のチーム。次回は確定チーム。ゆえにこの回では、チームが6~7つぐらいになりそれぞれのチームに主題となるアイデアがある。という状態で終えねばならない。

◎これまでのワークでは仮のチームで進んでおり、部分的に対人関係がある。全体としても相互に軽い面識はある。組んだチームはこの先のアイデア具現化のプロセスで長い間ともに汗をかく相手となる。

そういう状況でした。

このため、二日間の構成を組んだうえで、それをWordファイルにつづり、ワークショップの進行はそれを投影し、すすめました。ワークごとの発想メソッドのパワポは、二つ目のプロジェクターへ投影して実施する、というスタイルを取りました。

こうすることで、現場で皆のニーズや進捗度合いに応じて臨機応変にプログラムを変えていけるようにしました。(プログラムに沿ってスライドをくみ上げてしまうと、どこかのワークをまびいてスキップするということが柔軟に出来なくなります。それを避けました。)

常に、残時間とワークの進捗度や発想アウトプットの粒度をみながら、現場で舵切りをしていくような、ファシリテーションでした。

特に、機械的に進めることはできない難しい点は、チームアップです。各人が自分のアイデアを持ち、事業化したい。それを収斂していってアイデアを核にチームアップする、ということは、半数よりももっと多くの人が自分をあきらめて、チームメンバーになる、ということです。

また、アイデアだけでくみ上げるわけにもいきません。当日限りのワークショップイベントならば、あるいは、数日で終わるハッカソンならば
アイデアを核にしたチーム形成でもいいのですが、これから長~い時間、一緒に事業化を狙うチームを作るわけで、メンバー間の相性、リーダーとメンバーのやりたいことやりたくないことの率直なぶつけあいも必要です。

この辺は、実際にベンチャー企業が出来ていくプロセス、特に創業初期のチームが出来上がっていくプロセスを模して、完全に民主主義的な決め方でもなく、さりとてプリセットのお仕着せでもないスタイルにしました。特に一日目の終わりの夕方のブレストは練習ブレストですが、メンバー同士の相性を見ることにつかったり、懇親会も立食でわいわいいろんな人をスカウトする場として実践的に使う、という形を取りました。

そんなことを考えつつ、舵切りをしながらの二日間でした。

この場の特殊性は、ほぼ全員がリーダーとなって自分のアイデアを実現したいと思っている。という本気度の高さです。通常は場に10%もいれば上出来、というタイプの人材が、ものすごくいっぱいいる。そういう場なので、お仕着せでもなく、がちがちのワークステップだけないようにするのは、緻密にくみ上げる以上にハードな事でした。自分の忘備録として記しておきます。

以上、マニアックな話でした。



おわりに。


GTEPプログラムの中で提案されたアイデアの中には、とても大きなビジネスチャンスの気配のあるモノ、すぐにやろうと思えば小さくもできるモノ、研究者シーズをもとに高度な展開も可能性をもっているもの、など、面白いビジネスアイデアがありました。

全てがうまくいく、、というほど、ビジネス化は甘くはないのですが、ただ、それらのプランを追いかけて汗をかいていく過程は、その先に次のプランを事業化しようとしたときにきっと、生々しく学びとして心に残るでしょう。ぜひ、この才能の多いチームで、自分たちの目指す事業化への道を全力で駆け上がってください。

良いアイデア、良い事業化の努力、良い運。
それらを導くのはすべて人です。
良い運だって、ヒトなんです。

”チャンスは備えあるモノに訪れる” (パスツール)

備えるというのは、華々しくない水面下のたくさんの努力です。

それをするか。しないか。

良い目が巡ってくるまで、努力しない。そういう姿勢でなく、来る前からやっておく。汗をかいていく。
そういう人材であるかどうか、も、大きな成功には、効いてきますから。

2016年11月26日

今年三度目の渡航、香港。

2011年以降、アイデアプラントの海外渡航を毎年1回行ってきました。感性の仕入れ、と、アイデアプラント製品の海外展開に向けた市場性の調査のために。(たまに、通訳付きで現地でのアイデアワークショップも行いますが。)

今年からは渡航に割く日程を増やそうと決め、過去最大の3度目の渡航をしました。今回は香港です。

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今回は、通常の渡航に比べて、普段とはかなり違うインプットが出来た旅でした。作品開発に役立つ洞察や着眼したものもたくさんありました。インスピレーションの刺激の多くは掲載できないものが大半です。(個人の作家さんの作品などゆえ)。

ですが、差しさわりの無い範囲で、また、普段と違うインプットになったこともいくつか、書いてみます。

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イギリスが納めていた長い時間が、ここを「アジアの中のヨーロッパエリア」にしていたんだろう痕跡を、感じます。

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街中(尖沙咀:チムサーチョイ)の通りは狭い歩道を人々が日本以上に行きかう楽しい繁華街でした。看板出っ張ってるのをみると、香港っぽいなぁと。(ちなみに、狭い歩道で行き交う時、日本みたいにたがいによけません。その街にはその街の流儀がある。)

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明るい現代的なショップの上を見上げると、おしゃれなヨーロッパ風のデザインだったろう原型に、アジアっぽい生活感や手直しがなされた上層階があります。最初はショップの明るすぎる光で、上の方の様子に暗くて気が付きませんでした。

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たぶん、ガジュマロだと思うのですが、南方の植生だなぁという木が町中に。このひげのようなものは日本だと鹿児島以南でしかみかけたことがないです(私は)。

何本も見ているうちに、ひげが下りて根になるのかもしれない、と思いました。そして、ひげのようなものが垂直に降りて太くなり、広がっていく枝の支柱のようなものになっているのかもしれない、と。

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ある文化施設の中で。あたらしくできる施設を、良くあるデザイン模型ではなく、レゴで作ってあったものです。これは見ていておもしろいな、と。実際の製作費が、専用の模型とどちらが高いか、はわかりませんが、予定が見直しになるたびに、レゴを改造する、ということもできそうですし、終わったら、数年の劣化後は、施設に寄付するなどもできそうで、レゴ模型は、面白いアイデアだなと思いました。

(余談のアイデアですが、3DCADのデータから、出力サイズをしてしたらレゴブロックの設計図を吐き出す、というソフトウエアがあったらおもしろいなぁと。ありそうですけれどね。将来的には、そのレゴを、しゅびびびびっと組み立てるロボットアームが出来たりなんかして。)

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ビクトリア湾の南側には、発想をくすぐるような出会いの多いクリエイティブエリアもあります。作品や展示の写真をいっぱい取りました。

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帰国直前の空港でも、また面白いものがありました。

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この100年の香港の建物の、マイフェイバリット10、がそれぞれの特徴を記号化したようなデザインで掲示されていました。同じような建物でも少ない線によるデザインでこうも多様にかき分けるかー、と、ボーディングタイムが迫って時間がない中、じりじりとしりに火をつけつつ、全部のパターンを撮影しました。

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宿の裏路地の、オープンエアのレストランの通りです。この街は、アジアンと西洋人が同じ市民としている空気がありました。しゃれたナイトスポットを、色んな人種の人が、それを何の気にもせず、一様に楽しんでいるのは、いいなぁと思いました。

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有名なヴィクトリア湾。レーザー光線のショーもみまして、、、並んで場所取りまでして長く見るよりは、ショーの間に散歩に来て、数分みる、ぐらいが粋な楽しみ方かもしれません。

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専門的なお茶のお店で、お茶を楽しむ、という体験も。このおもちみたいな状態のお茶っぱは、とても高いものだそうで、本格的なお茶の体験ができたいい機会でした。

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いい店を選ぶ方法、というはあるそうで、香港に限らず、何に着眼して、食の専門家は、よい店を選ぶのか、ということをリアルタイムで教えてもらい、とても勉強になりました。メニューから選ぶ行為自体も、ちゃっちゃと、決めて、じゃなく、メニューリストの中から、食事の流れをデザインして、組み立てていくその思考を伺い、ああ〜こんな知見があるのかぁと、学びの面白さに感心していました。

大量に取った写真は、発想の材料として、他の渡航と同じように生かせそうです。短い(3泊)渡航でしたが、いつもの渡航とは全く違った観点での鮮烈な体験と、いつもと違うインプットに満ちた旅でした。

これもまた、クライアント内におけるアイデアワークや、アイデアプラントの商品開発に、よい刺激として、長く生かしてゆこうと思います。

余談:

今年の渡航は、6か国(春はオランダ⇒ドイツ⇒デンマーク⇒ノルウェー、夏はシンガポール、秋は香港)でした。アジアは時差が少なくLCCがあるので、国内出張よりも安いぐらいだなぁと、後半になって思ったのでした。この先は、更に南(オセアニア)に展開していこうと考えています。
posted by 石井力重 at 23:14 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年11月25日

感性の仕入れ。フライボードに乗りました。

発想系の仕事には、日々常に大量のインプットを得ること、新鮮な体験をしにいくことも、とても重要です。日々の良質のインプットは、クライアントワークやアイデアワークショップで、新しいアイデアの材料として使われていきます。

そんなわけで、アイデアプラントの旅仕事や海外渡航では、時間のない中で、ある意味歯を食いしばってでも、新しいことを体験し、面白いものを見て、珍しいものを口にする、ということを、やるのだ、と決めています。

フェイスブック上では、あちこちで余暇を楽しんでいるようにみえるかもしれませんが、楽しむことが大事なので実際楽しんでいますが、その時間、ホテルの部屋で休息をとったり執筆や制作の時間にあてることをしたいなぁと思う気持ちが大きい時でさえ、今しかできない、ここでしか体験できない、というものがあれば、後の自分の時間がきつくなるのを覚悟してエイッと、予約の電話をいれたり、タクシーに飛び乗り目的に向かったりしています。

さて、長たらしいエクスキューズを書きましたが、今回は、学会発表で滞在した街、名護市(那覇から北へバスで1時間ほど行った都市)で、学会発表準備の合間を縫って、マリンアクティビティーの一つ、フライボードという乗り物(?)を体験してきました。

時々テレビで見る、ひとが足元から出るジェット水流で水面上を滑走しているあれです。

名護市街を海沿いに少し北に進んだところにあるリゾネックスというホテルの中のX-tripさんで体験してきました。

まず、全身ウエットスーツ、更に救命胴衣、ヘルメットを着け、浮く状態の装備をみにつけます。
次に、水面に浮いた状態で足にスキー靴のような用具を履きます。
二つの靴の真中に消防署のホールみたいなものがつながっていて、それから流れてきた水が足の裏から吹き出るようになっています。

Flyboard_01_junbi.jpg

浅瀬でインストラーからレクチャーを受け、さっそく広いところへ移動します。
マリンジェットの吐出水流は、フライボードのホースにつながっているので、推力がありません。なのでフライボードからの吐出推力を使って、マリンジェットを沖の広いエリアまでえい航していきます。

Flyboard_02_eikou.jpg

水上への浮上の仕方、立ち方は、独特の操作感です。腹這いになり足を曲げ、エビみたいになります。
吐出水圧で足が水面下にもぐります。そこまで来たら足を延ばし、後は、水圧で押し上げられるのを待ちます。
(この作業が素人でも比較的うまくいくのは、マリンジェットのスロットルワークを担っているインストラクターの技量だろうとおもいます。)

そうして、足の下で、どどどっという水流がフライボードの下から出るのにまかせていると、体が浮きます。

Flyboard_03_fujou.jpg

この時は浮けたものの姿勢制御がわからないので、後傾になる自分をリカバリーしようとして腕が上がっていました。ほどなくして転びます。

さて、そんなことをしているうちに、5~10分経つと、急に乗れるようになります。


10秒ぐらいのれます。で、何かの拍子に姿勢が崩れるのを回復する方法が分からず水面に落ちます。

何度かやっているうちに、姿勢を立て直すコツを、ずっと教えてくれているのですが、それがわかり、足首を立て直すことで、長く乗れるようになってきます。


フライボードの挙動特性は、ちょうどセグウェイの逆で、ボードが傾くと、その方向にますます傾こうとします。
そのボードを水平に戻すことを足首で行なわないと、重心が推力でリカバーできる外に移動してしまい転びます。
ビデオでは、それを腕を振ることで、保とうとしています。本当はそれではだめで、ボードが後方に吐出しているのであれば、足首の力でボードを垂直にもどすか、少し前ぎみにふります。ボードが前面に吐出しているのであれば(私は、そうなりがちでした)、足首の力でボードをやや後方吐出になるようにして、バランスを取ります。

なお、最後に飛ぶように転ぶのは、私だけの癖かもしれません。若いころに柔道をやっていたので、叩きつけられる時には、無意識にその面を腕全体でたたいて、受け身を取ろうとしてしまいます。

そうこうしているうちに、安定して長く乗れるようになりました。


こうなってくると、割と余裕で、遠くの沖縄の海と島々を眺めている余裕が出てきます。さらにスロットルワークで、一度水面に降りてからまたあがる、というバランスを崩しやすい動作も織り交ぜて、姿勢制御の妙を学んでいきます。

長く乗れるようになると、足の力を入れる必要が全くない乗り物だ、という初めのインストラクターさんのコトバよく分かるようになります。ひざが曲がっていると姿勢制御が格段に難しくなるので、棒立ちになって乗ります。この辺が、タイヤのついている乗り物やスキーのようなひざ吸収のスポーツと違うところだと思いました。路面からの突き上げインパクトがないので棒立ちになっていても関節を痛めることがありません。

私は股関節を痛めているので、その辺が心配だったのですが、やりきってみて、全く問題ありませんでした。

なお、後半側は、足の筋力が保てなくなって、だんだんと上達曲線が上がる一方で、力みがへるので、そのいい所にくると、こんな風に乗れるのかもしれません。この後は何度か飛びましたが、脚力が尽きていて、転ぶことが増えていきました。

インストラクターさんのスロットルワークが挙動の大きな要素をしめているので、彼らが信頼できることは大事なのですが、その点では、とても二重丸の兄さんたちでした。たぶん、女性にとっては楽しい会話も楽しめるでしょうし、僕のような中年男性にも端的に丁寧におしえてくれます。また、落下した時に、マリンジェットにぶつかる可能性もあるスポーツで落ちた後の安全管理もかなりしっかりしてくれていました。

11月上旬で、沖縄の遊泳期間はすでに終了している24度ぐらいの冷たい水でしたが、フルのウエットスーツをきていれば常に体には温かいお湯がある状態で快適です。

コスト的には、インストラクションとウエットスーツレンタルと撮影一式で1万円、ウエットも撮影も要らない、という人ならば、7500円で30分体験できます。

私(43歳)のプロファイルとしては、同世代の平均的な体力です。(脚力はやや鍛え目で、バイクやセグウェイなどいろんな乗り物の体験は幾分多いほうかとおもいますが、運動神経は若いころから人並み、という感じです。)そんなプロファイルの私ですが、先のビデオにあるような感じまで乗れるようになりました。インストラクターさんいわく、上達度としては、だいたいこれが平均かすこし良いぐらいの上達度だそうです。

以上です。

こんな感じに、旅先でまた一つ、感性の仕入れをしてきました。

(学会発表二件のスライドを作るために名護に前日入りしたのですが、一つ目の発表を完成したところで、この体験に行き、この後、宿に帰って、海で遊んだあとの独特の疲労感と闘いながら、二つ目の発表スライドを作ったのでした。)
posted by 石井力重 at 21:06 | 旅先にて

2016年11月23日

【学会発表2016-1】"アイデアを書くため専用のメモ用紙「猫の手」"(日本創造学会、第38回、名桜大学)

創造に関する学会、日本創造学会で、アイデア専用メモ用紙の制作事例とそのアンケート評価の分析を発表してきました。ここに掲載します。(この学会では、発表を2件行っています。)



猫の手_発表概要.png

デザインメモのアイデア促進の効果上位3つ.png


(発表スライドから抜粋掲載)

 論文 ⇒ 発表_NEKONOTE.pdf
 スライド(上記と同じものです) ⇒ 論文_NEKONOTE.pdf


発表の中身を大つかみに紹介しますと、以下のとおりです。

◎アイデア出しをする際に、良く使う消耗品は、【ポストイット】と【模造紙】です。それらは汎用用途のアイテムであり、アイデア創出専用に絞ることで、もっとアイデア創出作業を良くできるのではないか、という着想は多くの人が繰り返し思いついてきました。
◎アイデアプラントは、そのデザイン開発に取り組み、「猫の手」という連結の機能を持ったメモ用紙を制作しました。

◎そして、98名の方に、それを用いたアイデア創出作業を体験してもらい、アンケートを分析し、アイデア創出の促進効果として、重要な要素を簡単に分析してみました。

◎重要な要素は、想定していたものもありました。しかし、予想よりもはるかに強い要素もありました。「形がかわいいこと、手作業がたのしいこと」というものが予想よりもずっと多い要素でした。

◎また、多くの人が言及したのが、”「発想を書く行為」と「全体との構造・位置づけをする行為」を分割できること”や、”話の流れの途中の分岐にもどって別のアイデアを展開しやすいこと”が挙げられていました。

◎ポストイットや模造紙やあるいは、放射状のメモを書くソフトウエアで、絶対にできない作業ではありませんが、短時間のグループワークにおいて、発想を引き出していく作業をブーストする、という点では、このメモ用紙の特徴が効くようです。


学会発表の大意は、以上のようなものでした。



ここからは、余談です。
(学会や他の局面でお問い合わせいただいた方々を巡る余談です。)



学会発表後、その会場におられた方やその後の学会期間中に大会論文集をご覧いただいた多くの方から、関心とご質問をいただきました。持参していた現物(猫の手メモ)を使ってその場で少し体験してもらい解説しました。何人かの方から”まとまった量を使ってみたいがこれは手に入れられないのか?あるいは購入することはできないのか”という問いをいただきました。

また、小ロットで連結の構造を持ったメモ用紙を自分も作ってみようかという人も方もおられて「最小ロットで印刷屋さんでいくらぐらい?」と聞かれたので「ロット数千枚ぐらいで、**万円ぐらいでしょう」と回答すると、「おお・・・(個人で作る額じゃないね。。)」と会話に。

私が、個別のワークショップ専用に作ってきた特殊な形状の紙道具は、毎回、私の研究開発として、そのコストを自腹で捻出して、非売品の位置づけで用いてきたのですが、製造分の3~4割ぐらいは、稀有な嗜好の方に向け、限定販売(テスト販売)という形で、オンラインショップから世に提供していくことも、考えたいと思っています。

春(17年3月頃)あたりに、限定販売できないか、とアイデアプラントのオンラインショップの店長と相談しています。
(何せ特注品のロット生産であり製造コストが高いので、あまり多くは作っていません。十数セットとか、数十セットぐらいが作れるぐらいとおもいます。)

アイデアプラントはアイデア創出の支援道具を作る組織です。
これまで、TRIZの発想カードや、ブレインストーミングを学ぶカードゲームを作って、日本中に出荷してきました。ただ、カードセットという枠にとらわれないカテゴリー「消耗品(=使えば使う分だけ減るもの)」も、提供してもいいのかもしれない、と昔から思っていました。ただ、社会のニーズがどれだけあるのかは、未知数です。ですので、テスト販売という形で、まずはやってみよう、と思っています。

学会発表の余談、としては、やや事業性の強い余談でしたが、アイデアプラントの代表としては、創造作業に関する研究もするし、発想支援ツールも作るし、アイデアワークショップのデザインもするし、という複数の立場がより合わさって、少しでも未踏の薄暗がりへ進んで行ければ、と思っています。




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