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2008年09月04日

研修参加の報告ビデオ

出張や休暇がつづいて、なかなか仙台や各地のメンバーと情報共有ができません。とくに興味深い研修があったので、そこで私がみききしたものを雰囲気まで含めて報告したいと思い、ビデオ報告のスタイルを試してみることにしまた。

【石井のレポートビデオについてのご注意 4カ条】

ご注意ください

1.正確な内容ではなく、私が認知した理解フィルターへ経た情報です。また、報告する際に、自分のメモ書きの理解でさらにフィルターがかかっています。

2.体系的ではなく、私の認知がすっとんでいるところは、話がとぎれたり、なんとなくしりきれだったりしています。雰囲気だけ、聞いてもらえれば幸いです。

3.破壊的に文字が汚いです。オリジナルノートをつかって、単語の川を形成していくノートスタイルです。早く、概念的なものを、具体的な単語の放射状・スパイラル状の列にきりとっていくため、文字をとと得ておりません。そのため、読みあげているその文字が象形文字?とおもうようなレベルになっています。雰囲気だけ、つたわればいいと割り切っています。自分でも判読に苦しんでおります。

4.読みまちがえます。私のくせですが、頭で理解していても口はちがったことばを読み上げたりしています。また、私の聞き取りミスもあります。これらは講義提供者ではなく、すべて石井の責任であり、「ふんわり理解」にのみ、役立つものであるというコンセプトをぜひご理解ください。



はじめに、講座全体のことがお話しされました。



補足:
速記メモのため、人名に敬称をつけていません。すみません。
なお、研修の人数は、聞き間違えていました。もっと多かったようです、訂正します。


午前中の講義「知識デザイン経営」の紺野先生の講義です(1/3)



補足:
冒頭近くの、なぜB.E.(ビジネスエスノグラフィー)か、については尻切れトンボにしてしまいました。理解が十分でない、自分自身をのちのち自己認識しました。自分の説明をあとで客観的にきくと、興味深いし、荒が見えますね。これはこれで、いろいろ自分にはしさがあります。


午前中の講義「知識デザイン経営」の紺野先生の講義です(2/3)



午前中の講義「知識デザイン経営」の紺野先生の講義です(3/3)



この講義で特に印象に残った3枚のスライド



補足:
講義資料からどうしても紹介したいものを3枚だけピックアップする、ということで「この講義で特に印象に残った3枚のスライド」をエクストラでつけます。頂いた資料の利用法としてはNGの可能性があります。もしNGのときには速やかに削除したいと思いますのでご指摘ください。

以上です。

(本当は午後もあります。午後はIDEO ブライアン・リンク氏からのお話もあり、大変興味深かったです。これはまた、別途報告します)


紺野登先生の著書『知識デザイン企業』は、お勧めです。経営学系の本としても十分な構成になっていますが、経営者がよむ本としても有効な示唆に富みます。大量生産、オペレイティブな経営、といったものばかりじゃない、やわらかい感性、明確な言葉をまだみつけられないでいる新しい価値、を重視する人にとっては、示唆がたくさんあるとおもいます。

2008年09月03日

QWAN(無名の質)

1.Alive 生き生きとしていること
2.Whole 全一的なこと
3.Comfortable 居心地の良いこと
4.Free 捕らわれのないこと
5.Exact (知識の)正確なこと
6.Egoless 無我であること
7.Eternal 永遠であること

(引用『知識デザイン企業』)

この秋に、とびとびの5日間で受ける、研修。
その先生の書かれた本から、引用しました。


アレグザンダーのパタン・ランゲージというものがあります。
いい街がありますが、そこには共通のパタンがある、と。
(TRIZやSCAMPER、あるいはプロフィットパタンなどと共通するものがありますね)
そのパタン・ランゲージの絡んで上記が紹介されています。


基本的には、モノづくりのデザインやワークプレイスのデザインなどの知恵だと思います。
ユニバーサルデザインというものとは、また違った「佇まい」のようなものも
ふくむ面白い7視点だと思います。


ちなみに、QWANはquality without a name(無名の質)だそうです。

これが何に使えるのか、具体的にどういうことを意味するのか、
一生懸命勉強してきます。
posted by 石井力重 at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2008年09月02日

私たちがそれを、創ろう

「創ろう、今年の冬も」


夏が終わって仙台には肌寒い日が続いていました。8月末から肌寒いとは、今年の夏はずいぶん早い。ところで、毎年冬になると、外にでるより仙台にいて、何かツールやアイテムを創るのですが、今年の冬も、創ります。

開発アイテムの小プロジェクト、社外と連携するプロジェクトなど、いくつかネタが仕込まれています。

その中でも今年の冬は、おもしろいものができそうです。

先週末までは、非常に忙しくしていて表面的には報告をできていなかったのですが、実はデュナミスの中で、いろいろ作り始めています。

ある種のノウハウを「手にとって触れるモノ化」してしまおう、ということに2つの部門が取り組みます。どこまで形になるのかわかりませんが、私が社内に籍を置いているあと半年の間に、具現化と事業化フェーズまで、がっちりお手伝いをしようと思っています。

私の中では開発コード「O」と「M」と仮ネーミングしています。
「O」は、完成すれば、コンテンツ制作の仕事をしている人・企業にとって非常に扱いやすいアナログツール、あるいは、制作のコミュニケーションを促進するツールになりそうです。
「M」は、完成すれば、デュナミスの人材が24時間以上に価値提供できていない現状をはるかに超えて、多くの日本の子供たちに、楽しい、成長できる、考える力が付く、というものを提供できるツールになりそうです。

ブレスターの開発とは、コンテンツホルダーが全く違うので、どういうものができるのか、予想しにくいですが、どちらの案件も、コンテンツを持つ人がかく道のプロなので、エッジの利いた、訴求力と魅力のあるものになるでしょう。



また、私の方でもオリジナルアイテムをいくつか仕込んでいます。

・オリジナル発案ノート
・アイデア会議の発言を引き出すSCAMPERシート
・ブレインライティング・パッド

あるものはデザインが最終段階に入っています。あるものは、実は本日、イラストレイターさんと初回の打ち合わせをしたものもあります(コンセプトの共有ミーティング)。

アイデア会議に困っている日本中のリーダを支援する道具で会ったり、一人でブレストをすることのが多い企画系人材が、マダラートともマインドマップとも違った新しい感覚のシートを使ってアイデア出しする道具であったりします。

私の場合、9月10月は例年、日本中を出張しているいることが多い月ですが、走りながらも、創る作業を止めることなく進めていく、と社内の方にはお伝えしています。

私の駐在期間がおわるまでの半年。恩返しの意味もあって、全力でこれまでの知識・経験を動員して、取り組みます。


そういう仕事をするときには、いつもこう思っています。
「私たちがいなければ、なかったはずのものを、創りだそう」
と。


もっとシンプルに
「私たちが”それ”を、創ろう」
と、短くセリフに思いとベクトルを込めたい、ですね。

2008年09月01日

「気持ちの抜け殻」を乗り越えて

ある企画(製品開発プロジェクト)が、終わりました。
正しくは、主体者が社内認可をとれなくて、
そこでプロジェクトの「Kill/Go」は「Kill」で、完了。

こちらは、応援することしかできない案件でしたが、
非常に楽しみにしていた案件でした。
創った商品が広く世の中に役に立ってもらう機会でもありました。

主体者は、Killでプロジェクトを終えました。
こちらは側は、急には気持ちの急停止ができず、
しばし、単独走行をする未来を考えてみていました。

しかし、気が付きます。
それは「気持ちの抜け殻」に引っ張られているのだと。

 脱皮したばかりの気持ちは、まだ生命力をもって、
 本物の命ある気持ちとみまごう。

 しかし、違う。それは、数日、あるいは、数年したら
 からから、かさかさ、のセミの抜け殻のように、
 形はあるが命のない存在になる。

 気持ちの抜け殻にしがみついてはいけない。
 気持ちの抜け殻を乗り越えて、進めよ、自分。

 規模の大きい案件にも、小さい案件にも、
 自分がいなければなかったはずのものを作る、一心に。
 抜け殻だよと、いい捨てて、先に、進もう。



と、そんなことを、考えていた夜でした。
案件というのは、うまくいくこともあれば、行かないこともある。
そうわかっています。多くの物事にはそう、対処もしています。
しかし、今回は、本当にひさびさに、抜け殻にとらわれるくらいの
強い気持ちを持っていた自分の気持ちをしって少々びっくりしています。


しかしそれも、最大で半日くらいのこと。
その案件が終わったことで、有限な時間資源を次の「創ろう」に
回せることになりました。
また、その案件のために待ってもらっていた「一緒に創ろう」という方々と
検討を進められる時期になりました。

もともとなかったものでも、手に入れた可能性を失うと、
人はそれに未練ができるもの。
しかし、よく目を凝らしたい。
それが手に入らなかったことで、手の中をふさぐものはなくなった。
新しいものを受け取るチャンスをてにいれたのだ、と。

人にはよくそういうことをアドバイスしますが、
まさに自分自身に、そういうべき、と客観化した自分が言っています。

2008年08月31日

カラー粘土のマーブルの美しさ

娘たちと小麦粉の粘土で遊んでいました。白と3色があり、まぜると複雑な色ができます。

白と青を混ぜて水色を作ろうとしたときに、こねはじめてしばらしてから、手を離すと、美しいマーブル模様でした。上の娘は「わー、きれい」と喜んでいます。

PCの作業に慣れてくると、わすれてしまっていました。アナログで表現できる複雑なものは、PCでは表現しにくいものも、あるんだと。

今回は取り忘れましたが、デジカメで、デジタル紙芝居を作れば楽しいかもしれません。あとでセリフをつけながら。うまくとれば、簡単な絵本のようなものはできるかもしれません。

このところ、上の娘とは夜も朝も会えず、幼稚園で何でいろんなことがあったのも知らずにいました。ひさびさに、娘たちとゆっくり手遊びをした日曜日の午後でした。忙中閑あり。一点豪華に時間を使うならば、僕の場合、子供たちとのたわいもない言葉をゆっくり気持ちがつたわるまでお話しすることだと思います。(そして、それは心の豊かさと開発の時のやわらかい部分をうまくとらえる能力にもつながると)

2008年08月30日

三つに分ける

齋藤孝さん(大ヒットした著書『声に出して読みたい日本語』、企画をされている「にほんごであそぼ」などがある)が子供向けに書いた本のシリーズが示唆に富んでいます。

シリーズの第10巻は『ちょっとお金持ちになってみたい人、全員集合!』というびっくりするようなタイトルです。内容は大人が読んでも、う〜んと唸るようなシンプルな本質を表現しています。決してずるがしこいノウハウというわけじゃなく、むしろ、人の役に立つことをベースに価値提供と独自性の創造の考え方を平たく説明している素晴らしい本です。

その中で、特に印象に残った部分があり引用します(同書、P32)


(引用ここから)―――――――――――――――――――――

赤字を出さないコツは、計画を立てること。これに尽きる。そして、計画を立てるコツは、お金を分けることです。三つに分けるといいですね。

1.ぜったいに使うお金
2.使うかどうかわからないお金
3.ぜったいに使わないお金(貯金)


おこづかいをもらったら、この三つに分けてみる。実際に、おさいふを三つ持って、三つに分けるといいかもしれないね。

―――――――――――――――――――――(引用ここまで)

1は最初にどけておく。
3はもらったお金の10分の一ができたらしっかりしているといわれる。
その上で、曲者は2、だといいます。ここがコントロールのしどころだと。

敵がお金をむしゃむしゃごくんと食べちゃう、といって敵と対処法を書いてあります
敵1:人が持っているものをほしくなってしまう症候群
敵2:衝動買い

そして、選ぶことをワクワク楽しみながら行う3つのコツが述べられています。

相場を知る(いろいろ比較しよう、情報を集めよう)
素材を知る(もともとの素材はなんなの、透視してみよう)
自分を知る(一点豪華主義、自分の中に基準を作る)


ここまで読んで、なるほどなぁ〜、と思いました。起業家の仲間も多いですが、どんぶり勘定で収支黒という人もいますが、赤の人もいます。この小学生向けの本は、会計の本を読む前に、数字の嫌いな起業家さんに読んでもらいたい本です、ぜひ(しかも、一晩で読めます)。

私がここで書きたかったのは、「時間」に置き直したら、ほぼ同じ議論がなりたって示唆があるのではないか、とおもった、ということです。

ちょっと書いてみます。

時間を3つに分ける。

1.ぜったいに使う時間
2.使うかどうかわからない時間
3.ぜったいに使わない時間(貯時?)


敵1:人がやっていることをしたくなってしまう症候群
敵2:衝動的に無為な時間の使い方をすること

あることをやるのに必要な時間(所要時間の相場)を知る
所要時間の構成要素(何にどれほどの時間がかかる)を知る
自分を知る(これだけは、贅沢時間を使う、他のは余計な時間出費を抑える)


こうすると、いろんな示唆がありますね。
実は、その1.2.3.については、カードにして、手元に持っておくようにしました。机の前に座り、さあ、仕事をしよう、というときに、その仕事ははたしてカード1.2.3.のどれだろう、とめくります。1.じゃないものについては、後回し。あとでやります。メールが来ていたら、すぐに下からやる、ではなく、1.であるものから取りかかります。それが終わったら、次の仕事に取り掛かる時に、また、カードをめくります。これはやってみるとすこぶるいいですね。仕事中にちらちら用件が飛び込んできますが、「1.」の仕事をしている、と目で見て認知できると、作業が中断しにくくなります。しても、戻りやすくなります。迷わない、というのは大きい、ですよね。


この本、よかったら、ぜひお子さんのため、あるいは、経営者、ビジネスマン本人のために、読んでみてください。お勧めです。

2008年08月29日

未来の自分にアイデアを出してあげる、を提供するツール

異なる時間の自分とアイデア出しができたら、面白いと思いませんか?
その可能性について具体的に掘り下げてみたいと本気で思っています。

ある種のプランに応募するために、5年視野のアイデアプラントの開発計画を構想していました。3段ロケットの開発計画で、自分でも面白いなぁと思うプランが出来上がってきました。この冬は全国の開発パートナーさんたちと、それについてディスカッションをしてみようと思います。

アイデアが好き。

そういう人が緩くつながるのがアイデアプラントです。アバウトアスの所にアイデアプラントのその辺のことが書いてあります。そういう人たちと、朝から晩まで、アイデア出しについて語ったり、道具を作ったりして、過ごす数年先が目に浮かぶようでワクワクします。

ビジネスプランをつくると、夢はぐっと具体的になって、急速時に実現性をもちはじめて、自分のゆらゆらしてしまう未来像を、一つの点に常に収束させることができます。

たった3〜5枚の紙切れですが、この紙切れに書かれたコンセプトがある種の分野の可能性をひらくんじゃないか、と本気で思っています。「思い込み力」も時には必要(笑)。そうおもって、自分のプランを信じるに足る、といいきって、どんどん暗闇の中を全速力で前進してゆきます。

結果として、応募したプランが採択されなかったとしてもまとめた経験は大きく私に残るので、それで充分だとも思っています。あとは運を天にまかせて。

2008年08月28日

仙台コーディネータ協議会「TRIZ分科会」第二回を開催しました。

8月28日、TRIZ分科会第二回を開催しました。

今回は、「E企業だより」(仙台市系の公的メルマガ。公的なイベントなどが配信される)でも配信していただいたので、企業の方が圧倒的に多い開催となりました。

定員20名でしたが最終的には22名の方にご参加いただきました(資料の足りなかった方は申し訳ありません)。

今回は、技術の進化トレンド31を用いて、既存の製品の発展方向性を見出す、というものでした。中には自作のアイテムをさらに伸ばすためにという方もおられました。そのつくりの良さには驚きました。ほとんど工具なしで作ったとは思えないいい出来でした。また、折り畳みギターの島野さんにギターの紹介をしてもらって、彼のギターを題材にしてさらに改善・開発の方向性を発案する、ということと実習で行いました。

企画系、文系の方もいらして、多少難しかった方もおられたとおもいます。またある参加者の方からは、あとで連絡をいただきました。とても深く学ばれたようで、理解度がとても深いかったのが印象に残ります。

次回は9月25日です。
製品の革新方向を予想する『理想解』
ものごとが最終的に向かう方向の本質、
というお話をさせていただきます。
詳細はこちら
posted by 石井力重 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2008年08月27日

お客さんへの愛があればこそ

先日、若いビジネスパーソンと話していて、私が言ったことのなのですが「それは、収益とか、能力とかの問題じゃない。お客さんへの愛があれば、お客さんの使いやすい・やりやすいを作り出す」「お客さんへの圧倒的な愛が製品のフォルムに宿る、そういうことじゃないかな」と。

私は仕事を引き受けたら、そのクライアントを愛して、どうしたらよりよい状態になるのか、一緒に考えよう、ということが視座になります。「私は」「あなたが」ではなく「私たちは」が思考の主語に。

しゃくし定規な付き合いではなく、ときに友人として、ときにパートナーとして、相手とディスカッションをしています。時々、それでは、失礼にあたるかしら、とおもう気持ちもありますが、それ以上に意志疎通の有効性を言い訳にして、ざっくばらんな文体でメールをしあいます。

私の仕事への情熱、クライアントとの距離感、クライアントの満足度は、すべて「お客さんへの愛があればこそ」だと思います。私が評価されるとか、私がうまくやれるとかは、全く考えない。そういう視座は一切いれない。そういう徹したものを、常に持っていたいと思います。



  お客さんへの圧倒的な愛が製品のフォルムに宿る、
  そういうことじゃないかな
                       石井力重

2008年08月26日

日本中のパートナーたちと、未来を作りたい

2005年に創設して以来、アイデアプラントの代表として好きなことをして過ごしてきたのですが、日本中に、手を組んで行けそうな面白い人たちが出てきました。それぞれに一流のことをされています。石井の語るプランが、おもしろい、と思ってもらえれば、一緒にやれることがありそうな、そういう関係の人々が増えてきました。

今、あるビジネスプランを書いています。
そのプランには、3年後に開発のターニングポイントが来ます。
ITシステムの開発ができるパートナーたちと進み、その先に、知識創造科学の専門チームとの連携で、ある種のブレークスルーを図りたいと構想しています。

知識産業としての日本が進む方向に、先回りするとしたら、IDEAPLANTはどこに立っているだろうか。それを図らずも描き出すことになりそうです。

あと数日で、ラフなビジネスプランが書き上がります。それは、私のやりたいことのストライクゾーンなので、これまでの「コンテストに勝つための腕試しの事業計画づくり」とは全く違います。勝てるものではないでしょうが、コミットメントを覚悟するに値するものになりつつあります。ワクワクできること、得意であること、社会に新しい価値を生み出すこと。どれもクリアできそうです。

珍しく、大きなことも語ってみたいと思います。


  日本中のパートナーたちと、
  未来を作りたい。


固く、そう思っています。躍進すべき時期は、小さなシグナルとともにやってきつつある、という感じがあります。勘違いでもいい、自分がいなければなかったはずのものを社会に生み出せるのか、どうか。共鳴できる人たちに助けてもらいながら、可能性を試してみたいと思います。

2008年08月25日

なぜ彼らはアイデアが出にくかったのか?

ある場でのブレストを振り返り、なぜあのチームはアイデアが出にくかったのか、と考えていました。【B】

発想作業の基本要素からいえば、次の3つがチェックするべきポイント


・テーマは適切か?
(アイデア出しのテーマ(持ち込まれる課題)は、オーナーシップがあるか、下にひく力はなにか、属性分析はできるか)

・情報は十分か?
(アイデア出しのテーマ(持ち込まれる課題)に関して、充分に理解しているか、充分に情報をもっているか)

・ジェネレーターは適切か?
(既存の要素の意外な組み合わせを作り有意なアイデアにするための、アイデア作りの方法を十分に持っているか、発想トリガー手法、テーマ再定義手法)

この3つがあります。

その上で、発案スタイルと発案を受け止めるアウトプットのスタイルに選択肢があります。


発案スタイル
・ブレインストーミング
・ブレインライティング
・カードブレインストーミング(フリップボード・ブレスト)

アウトプットスタイル
・アイデアをホワイトボードに列挙する(発言を書記がかく)
・アイデアを紙に書いて共有する(各自がシートに書く)
・デジカメ動画に記録する(書記はマインドマップを写り込む位置で書く)

この最後のビデオに記録するについては説明をしますと、大きな利点と欠点を補う工夫があります。ボイスレコーダーは、強力なツールですが、視覚的に提示されたものが抜け落ちます。手振りなどで空間的に示されたものなどが。今は、デジカメの動画の性能、記録メディアの大容量化が進んでいるので、デジカメを、チームの全体が記録できる位置にセットしてずっと流しておきます。ただ、これだけだとリアルタイムのアイデアを促進する効果がかけています。チームはブレストの間に時間をまきもどして考えることができないため、場合によっては苦しくなります。そこで、記録の目次の効果も兼ねてマインドマップを書記が書きます。デジカメの調整をして、ホワイトボードも写り込むようにします。書記は話されたことをマインドマップで書きとめて行きます。本当に単語レベルで結構です。詳しい話は短期的には記憶に、長期的にはビデオに残ります。この短期的には、があるおかげで、ブレスト中には話しの広がりの枝が見えていてブレストが進みます(書き留め効果…たくさん出した、ということが地震になり加速する、という効果もあります)。後でリーダがこのブレストを巻き戻して拾い上げたり、あるいはその場で、さっきのアイデアを見たい、というときには、「万度マップで左上のその辺を書き込んだ時の発言」というような感じにして動画を大まかに検索できます。ブレストの目次、あるいは、ブレストを巻き戻すためのインデックス、になるわけです。

以上補足終わり。



さて、これらのアイデアの一連の活動をささえる「創造的な心理状態」があります。それは、ブレストの根底にあるものです。ですので、ブレストをさせる、ということと同義に近いですが、発案スタイルのどれの場合でも、本質的には同じものを抱えて作業をする若です。

その創造的な心理状態は4つのガイドライン

・判断を遅延しよう(アイデア出しの終わる20分後まで)
・突飛なアイデアを歓迎しよう(とんがったアイデアを優れたアイデアの材料にしよう)
・質より量を求めよう(すぐに思いつくこと、当たり前なもの、が出つくすと独創のフェーズに)
・他の人のアイデアに便乗しよう(アイデアの周辺には別のアイデアがある、多面的に広げよう)


ブレストのルール
・批判禁止(原義は判断遅延)
・自由奔放(原義はワイルドなアイデアを歓迎)
・質より量(原義は量を求める)
・他の人に便乗(原義は便乗し、結合・改善)

原義はオズボーンの複数の書物に表現されているものを、ざっくり統合しています。正確な表現はオズボーンの著書をご覧ください。


以上が、アイデアが出にくかった時に、振り返り、チームをチューニングするときに必要な知識のすべてです。

なお、これは全部ではなく、フルセットを説明したので、通常はほとんど、細かいことなしに、1つか2つ、アドバイスを受けるだけで進み始めます。


また、これらは「アイデアを出す」ために必要なフェーズの話でした。本当は、一段上の高さから、創造作業を俯瞰すると、隣には、あと2つほど、作業の塊があります。

「アイデアを出す」
「アイデアを絞る」
「アイデアを磨く」

これが、創造の基本プロセスです。

アイデアが出にくかった、を乗り越えるにもいろいろ工夫がありますが、その先には、同じくらいの2つの山場があります。そこのフェーズに悩む人が、世の中の発想法の本を見て「物足りない、以下に絞るかがかいていない」と嘆きます。アイデアを出す、にくらべて、後半の作業は、1/100くらいの情報量しか、効果的な説明が、ありません、書物ベースでいえば。

その点については、また、いつか、場を改めて述べたいと思います。

2008年08月24日

複雑になりすぎたら、一点突破の戦略

『複雑になりすぎたら、
 一点突破の戦略に切り替えろ』


たとえば開発の参考にしないといけない資料がいくつもあって、そういうプロジェクトが複数あった時。

このときは、まず、1開発プロジェクトにつき参考資料は、厳選された1つをピックアップ。これ一つ持って避暑地で考え事してもいい、という厳選された1冊だけ。

これで、まずは、進まなかった仕事の壁を一点突破。完全であるより限定される条件下でもいいので完成。その上で、そのアナロジーを活かして全面に展開する。

これは、知識学習の基本戦略であり、ビジネス開発の基本戦略でもある。




・・・
人間やチームには、本来持っている力があります。それを引き出しにくいやり方をしてしまう時があります。複雑になりすぎると仕事は遂行能力が下がります。そういう時は、一点突破・全面展開の戦略に切り替えます。

人間には、役割やすべきことを減らしていくと物事の遂行能力がすごく高くなります。シンプルな1つの役目だけれあれが相当に複雑な状況下でも、その人はその役割を高いレベルで達成します。でも、役割が2個になるとパフォーマンスは半分、いやそれ以上に下がります。3個になるとパフォーマンスは1/3よりもっと下がります。

一度にするべきことが1つ増えると、手順の複雑さ、判断のストレスは飛躍的にあがる、そういう傾向があるようです。

一点突破・全面展開の戦略は

「人間は役割を絞っていくと、本来の遂行能力をほとんど使い切るやり方ができる」

という特性を生かした、戦略だと思います。
posted by 石井力重 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2008年08月23日

ベクトルの周囲に、大きなトレンド感を書け

『大きなトレンド感もなく描かれたベクトル(ビジネスプラン)は ぽかんと浮かんでいる。動き始める映像が見えない。』


最近、ビジネスプランを書いていて、ふと思いました。優れたビジネスプランナーとそうでない人との違いは、「このベクトル(プロジェクトがグーンと進む軌道)は、周りに、こんな風な流れがある。その大きなトレンドに追い風にして、ぐんぐん進む」という概念があるか否か、であると。

私は坂本竜馬が大好きですが、「竜馬がいく」のなかで、彼は大きな事業を成し遂げます。その時に、周りが巻き込まれていくの人間性(ヒューマンファクター)もありますが、その一部を形成しつつも別の要因としてあるのが「これから世界はこうなる。だから、わしはこれをする」というもの。勝海舟など優秀な知恵ものたちや諸国を足で回り実際に見聞きした国の現状、行く末を実際に知った彼が、そういう大きなトレンド感をもっていた、そのなかに、浮かべたベクトルがぐんぐん進む、そういう心象風景が聞き手には残ったでしょう。

一言化すると

「ベクトルの周囲に、大きなトレンド感をかけ」

ビジネスプランの初心者には重要な視点だと思います。
やりたいことありき。これは頼もしくもあり重要です。
一方で、進む船が風もない中、手でこいで何千キロもいく、
という話には、その船がどんどん進んでいる映像が
聞き手の頭に浮かびません。
むしろ逆風でも風が吹いているならば、ヨットのように進む
可能性もありますが、風の存在がまったく感じられないならば
自力で進むだけですから。

大きなトレンド感からチャンスを見出し、ビジネスプランを書く場合は、それが初めから言及されています。しかし、ビジネスのドライバーとしてチャンスがあるから儲かるから、それをやる、という人には「その仕事が大好きである」人には最終的に勝てません。5年勝てても次の5年は勝てないでしょう。

大好きなことを仕事にする、事業プランにする、という人であれば、ぜひ、ベクトル、つまりビジネスの計画(進む軌道)をぼんやり絵がいたら、その周囲にどういう風が吹いているのか、見てください。その上でブラッシュアップするビジネスプランは、きっと、人が聞いて「ぐんぐん進むベクトル」に感じられると思います。

いろんな人に協力を求める事業創造には、それはとてもとても重要なこと、だとおもいます。
posted by 石井力重 at 06:42| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2008年08月22日

非才なるも「徹信」が一流を持たらす

才能がある人のことはよく分からない。
無い人の場合について考えた。

才能のない人は、一流になれるか、なれないか。


救われた命を奇跡を思い
自分の仕事を使命と信じたら
その人の仕事は、一流になる。


命すくわれる経験をしなくとも、
徹底的に信ずることができたら、
一流がもたらされる。

凡(非才)なるも、徹底的に信じる、が一流をもたらす。




今日、8月22日で、35歳になりました。
開発参考資料としていじっていた
ニンテンドーDS(13歳のハローワーク)の
画面を見つめながら思った
35歳の最初の感想でした。

いよいよ、30代が後半に突入しました。
「40代」を意識し始める初めての経験です。
精神年齢が子供のままなので、自分が30代であることに
やっと慣れてきたぐらいなのに、もうすぐ40代がくるんですね。
5年後くらいには「ちょいわるオヤジ」なんて言葉はなくなっていて
その時代なりの「40代・50代をエンジョイしよう」という
コンセプトがあるんでしょうね。
むしろそれを創造する側になっていたい、ふとそんな気もします。
そういうビジョンを思い描くと、歳をとるのも
なんだか楽しみなような気がします。

2008年08月21日

開発系イベントのご案内

せんだいコーディネータ協議会「TRIZ分科会」のご案内
〜技術の発展パターン集で、優れた改良・開発アイデアを見つけ出す!〜

◆概要
 平成20年8月28日(木) 18:00〜20:00
 アエル8階 812号室 (仙台市青葉区中央1-3-1)
 ・アイデア出しは苦手だが、いずれ出さないといけない状況にある方
 ・職場の業務が忙しく、ゆっくり発案する時間が普段は取れない方

◆内容
「既存製品の改良余地を見つけ出す」
 TRIZ手法によると、現在までに、技術発展の31パターンが発見されています。
 その31のパターンの表をもとに、
 (1)自社がどの段階にあるのかをチェックする
 (2)次に登場してくる可能性が高い技術群を読み取る
 (3)自社製品の改良・開発の方向性の指針として持ち帰る
 ことを予定しています。
 また、さらに産学連携コーディネータと一緒に問題を話して相互検討し、
アイデアを出し合うことも試みます。

◆詳しい情報・申込方法
https://www.siip.city.sendai.jp/mailmaga/public/bin/mmback.rbz?date=2008-08-20+15%3A06%3A21.405112&kind=02&iss=559

ご興味あればお気軽にどうぞ




参考(過去のTRIZ活動報告:http://ishiirikie.jpn.org/category/79405-1.html
posted by 石井力重 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2008年08月20日

それはいつも最悪のタイミングでやってくる

商社にいたころの話で、時々思い出すことがあるんです。

ものすごい時間に追われている時に限って、ふっと、いいアイデアが閃くんです。でも、ほんとに時間がないので、それは後でメモするからいいや、と作業を続けるわけですが、そのあとの膨大な作業や考え事の終わるころには、アイデアを思いついたことすら忘れています。あるいは、何か思いついたことがあったのだが…。と。

同じ状況になった時に、時々、それをまた思い出す(再度、アイデアがひらめく)ことがありました。だんだん、そういう経験をしていくうちに

「そうだ、これ、今書きとめないと、捕まえられないんだ」

と認知できるようになりました。

結局、その瞬間、メモ帳に書きとめるようになりました。

後でそれを見返しておもったのが『優れたアイデアは、いつも、最悪のタイミングでやってくる』と。メモがない、メモする時間がない、そういうときにアイデアは良いものが来る。だから、そこでぐっとがんばって瞬発力でアイデアをキャッチしておかないといけないとも。

たしか、似た言葉があります。

最良のチャンスは最悪のタイミングでやってくる。

うろ覚えですが、えてしてそういうものかもしれませんね。



補足:

鮮度があります、アイデアには。

すぐに書かないで、電車に乗ってからかこう、とおもって、いざかきだすと、あれ?さっきは魅力的にみえたのに、色あせて見える。ということがあります。冷静になったから?それもあります。でもそうじゃないような気もします。アイデアは、とんがった存在、エッジの利いた存在として、うまれます。時間とともに、とんがりは飼いならされて、各方面に配慮したマイルドなアイデアになります。ほとんど、今あるものとかわらないよね、それ。ということに。

きちんと机に向って、アイデアを書きしたためよう、なんておもったころには、飼いならされている。だから、アイデアが瞬発力でかきとめておく。

時間で色あせていくというのは、とんがりがこすれて取れていく、んだとおもいます。

2008年08月19日

判断力はアイデアを殺すことがある

オズボーンの書いた本で、現在も手に入る復刻版の本『創造力を生かす』に興味深い記述があります。

同書P89〜96の第12章「判断力はアイディアを殺すことがある」から、一部抜粋します。


□以下、引用□―――――――――――――

※忠実な引用文ですが【 】と<<>>は石井による加筆文章です。
引用の順番は、意味の構造化のために出典での順番とは変えてあります。

【人間の心理特性】
・無過失をありがたがる心理
・批判を早く出しすぎるという傾向が、判断力を創造的な努力の障害にしている
・人間の判断力はどうしても偏見を避けることが難しい

<<無過失をありたがる心理→判断を早く出しすぎ→創造的な努力の障害>>


【創造の特性】
・創造的思索は肯定的態度を必要とする。
・創造的な成功は通常、案出した数に正比例する
・アイディアを試験していく過程で新しいアイディアが生まれることもある

<<創造的思索と成功には肯定的態度と数をたくさん出すことがが必要>>


【創造のブレーキ】
・既成概念は新しい考えを受け入れる際の障害となる
・世界の進歩においても、判断力は一般道理という形で科学的前進を阻止することがある
・判断力が働きすぎると創造精神は硬化してしまう
・あまりに旺盛な判断力は、人間の持って生れたイマジネーションを枯らしてしまうことになる
・判断力があまりに早く水をさすと、イマジネーションは試案を考え出す努力をさっさとやめてしまう

<<既成概念・一般道理は、新しい考えの需要・科学的前進の阻止も。
 判断力が早すぎる(働きすぎる)と、
 持って生れた創造の力は、アイデアを出す努力をさっさとやめてしまう(硬化、枯れる)>>


【創造と批判】
・創造的努力に比べれば批判的努力ははるかに簡単で、たいした苦労もなく是非に到達できる
・批判精神と創造精神も折り合いが悪い。だからよく調整しないと、すぐにお互いの邪魔をするようになる
・判断力とイマジネーションは適切な距離をおいておけばお互いを助け合う

<<批判の方が創造より努力するのが簡単である
  批判・判断と創造は適切な距離を置いておけばお互いを助け合う>>


【心がけるべきこと:創造】
・肯定的態度は「創造的な人々の特色である」と言う。「”イエス”に反応して新しいアイディアを形づくる習慣をつけよ。まず、それがよい理由を考えるのだ」
・創造力の問題においては特にイマジネーションを判断力に優先させて、対象のまわりを徘徊させること
・可能な限りもっとも奔放なアイディアを思いつく努力をしなければならない

<<創造においては、イマジネーションを判断力に優先させよ。
  肯定し、新しいアイデアを形作れ
  奔放なアイデアを思いつく努力をせよ>>


【心がけるべきこと:判断】
・われわれはすべて「正しい時に賢明に判断せよ」を肝に銘じておくべき
・ちょっとでも失敗はないかという完全主義は排斥しなければならない
・判断力に創造力の邪魔をさせないようにするには、すべての可能なアイディアが得られるまで、判断を遅らせること
・創造的な努力においてはアイディアの最終選択に至らないうちはアイディアの価値を評価する必要はない

<<判断は、正しい時に使え。
  ちょっとでも失敗をしないという完ぺき主義は排斥せよ。
  すべてのアイデアがえれれるまで判断を遅らせよ
  アイデアの最終選択にいたならないうちは、アイデアの価値は評価しなくてよい>>



【その他】
・「これはどこが間違っているか?」「あれの欠点は何か?」「いや、これはだめだろう」などの反射作用は判断する際には望ましい。否定的態度は「ほんとうに間違いないだろうか」「これは新しすぎるから注意しなければ」というような警戒心にとっては必要である

・決定を下す際には、意見を聞くより試験してみることが望ましい
・意見はたとえ専門家のものでも、間違うことが多い。近年の大きな進歩の所産である試験技術のほうが、ずっと頼りがいがある
・アイディアが試験されないで個人の判断に一任されると、弁舌の立つ者が他を圧倒して、良いものをみすみす没にしてしまうことになりやすい
・題名も試験できる…(中略)…提案のうちから、よさそうなのを幾つか採り、観客の反応を調査する…(中略)…科学的に煮詰めて最終判断を導く…(中略)…どんな人間の判断より的確である…(中略)…「大衆ほどよく知るものはない」
・もし試験が不可能で誰かの判断に頼らなければならない時は、…(中略)…創造力を弱らせるような批評をさせてはならない。
・もし彼の下した判断が間違っていると確信したら、再び創造力を忙しく働かせて、もっとたくさん試案を出そう。しかし、もし確信できなければ、”警報なんかクソ食らえ””全力前進”だ。

<<コメント:略>>


――――――――――――□引用ここまで□


このあたりの記述は本当に重要です。ブレインストーミングの開発者であるオズボーンが何を思って、あのルールを作ったのか。とくに、一番重要な「判断を遅延しよう」(日本では、批判禁止、と訳されがち。その原義は、判断遅延)を提示したのか。

しばしこれについて、整理して、意味の階層性を探りたいと思っています。

2008年08月18日

ワイルドなアイデアを飼い慣らす方が容易

『創造的問題解決』のP14にこういう記述があります。


・ワイルドで普通ではないアイデアを探せ
 自由な行動(freewheel)―アイデアはワイルドであればあるほど良い。オズボーンは、弱いアイデアを強くするよりも、ワイルドなアイデアを飼い慣らす方が容易であると言っている。


興味深いですね。

突飛なアイデアはそれをもっと「おとなしいアイデア」にすることは容易である。一方、小さくまとまったアイデアを大幅に魅力的にすることは難しい。アイデアにはそういう特性があると、私も思います。

2008年08月17日

アイデアの解剖学

アイデアは、普通、2つのパーツ「w」「h」で、できています。

wはwhat、hはhow。

■パーツ「w」

アイデアがふと頭の中で形成されるとき、大抵は、はじめにwができます。「**だったらいいのになぁ」というセリフで紡ぎだされるアイデアの断片です。もうすこしアイデアっぽい表現をよりしろにして出てくるとこうです「**なことができる商品(製品、あるいは、サービス)って、よくない?」

これらは、いずれも「理想像」が発案されています。

このとき突っ込みを入れてしまいがちです。「でも、どうやってそれを実現するんだ?」と。そう、実現方法は?というのが、もう一つのパーツなんです。

■パーツ「h」

アイデアがふとひらめいて理想像が出た。それを思慮深い人だと、じゃあ、どうやってそれを実現するか、つまり「h(ow)」(実現方法)を出そうとします。その結果、思いつかないと、だされなかったり「どうやって実現していいかわからないけれど、**ってアイデアどうかな」(パーツ「w」だけの提示)をしています。

たまに珍しいルートで登場することもあります。「h」から先に提示される場合です。何に使えるかわからないけど□□っていうやり方を取り入れたら、何か面白いことできないかな、と。手段を適用して、あとからその有益性を探索する感じですね。


アイデアの解剖。じつは、アイデアは「理想像」と「実現方法」という2つのパーツで構成されています。

おもしろいアナロジーとしては、地図の「目的地」と「ルート」がそれに似ています。

「よし、今度、**国に、行こうよ」(目的地)
「でも、あそこってこの時期飛行機取りにくいんだ。どうやっていく?」(ルート)

理想像というか最終的に到達したい目標点が発案され、それから、そこへいたるルートが続いて発案されます。

ただ、逆も時々あります。

「この時期、船の運賃がすごく安いから、船でどこか行くなんてのもいいよね」(ルート)
「船か、、、そうだ、オーストラリアに行こうか」(目的地)

以上、アイデアは2つのパーツ「w」「h」からなっています、という話でした。


これを少し詳しくしたバージョンで「9パーツ」という状況があります。それはビジネスアイデアを考える場面です。
ビジネスアイデアは、これほど単純ではなく、9つの要素が存在しています。

A誰に「whom」市場
B何を「what」製品
Cどのように「how」ビジネスシステム

がまず、最低必要な3パーツです。

それと連動したパーツが2つずつあります。

A1なぜ(顧客は買うのか)「why」
A2いくらで(顧客は買うのか)「how much」
B1誰が(その製品をつくるのか)「who」
B2いくつ(その製品をつくるのか)「how many」
C1いつ「when」
C2どこで「where」

ビジネスアイデアの創造は大変です。アイデアはせいぜい1/9、いい人でも、2/9を思いつければ優秀です。たまに3/9をピシッと言える人もいます。それでも6/9はノーマークなんです。批判者がいれば、かならず、その6個についての突っ込みや合わない理由をつつかれてしまいます。

アイデアの解剖学的にいえば、アイデアはせいぜい2/9しか、明確になって出てこない。なので、思いつきで批判しようと思えばすぐできる。だから批判するならするで、残りのあいているパーツすべてを仮においてみて、それはうまくいかない、という思慮深い批判をするようにアドバイスをしています。6個中1個をいうだけならだれでもできる思いつきの批判です。全部を埋めてどういう要素を持ってきてもそれらは整合性が得られない、という場合に、じゃあどうする、までを提案できたら、Goodですね。

9ますを書いて、パネルクイズのように2枚しか明確な像がでてきていない、そんな風景をおもいうかべて、残りのパネル、批判だけしていけば、一番貧弱なアウトラインで明確化されてしまいます。それをできるだけ魅力的に太くしたものがえがけるように、良い批判をしたいものですね。

2008年08月16日

UD×TRIZ(及び、夏休みの宿題、工夫工作のテーマをさがすお父さんへ)

UD(ユニバーサルデザイン)を独学で調べて勉強をしています。おもしろいですね、この知識セットは。

ユニバーサルデザインの7原則 → グーグル

万人が使いやすいものは、もちろん、成人にも使いやすいわけで、悪条件(たとえば、災害時で薄暗い、手が濡れている、けがをした状態で握力が低下している)に陥ったときにも、使える道具となります。大規模地震の予想されている宮城においては、災害時・避難後の生活を生きるための道具が使いやすい、というのは、かなり切実な問題であると個人的に思っています。

さて、UDとTRIZを車の両輪として使おうというアイデアです。

UDで、今の道具をもっと使いやすくする方向性、どうなったらいいのかという理想像がでます(whatが発想できます)。そうしたら今度は、じゃあ、どうやって、それを実現するか「howの発想」が必要になってきます。このときに、モノづくりのブレークスルーパターンであるTRIZの知識セットは使えるだろう、と感じます。

簡単に書くと

使いにくいモノを、使いやすくしよう

 ↓

UDの7原則をつかって「what」を発想する。使いやすい理想形を

 ↓

TRIZの40パターンを使って「how」を発想する。理想形にするための具体的な工夫を。

※ TRIZ40パターンは、広く深いので、簡便に智慧カードの40枚ではじめはトライ

 ↓

使いやすいモノを、はっきり描き、その具現化アイデアもある。
そういうモノづくりアイデアをだせる、のでは、と考えました。


UDのことを独学で勉強し始めたばかりですから、誤解もありそうです。でも、使える有効な知識は使えばいい、本格・厳密であることは、もっとあと。人に役だつことが大事。そうおもって、とにかく、アジャイルに知識活用を試みています。


宮城から世界へ。僕は(英語ができませんが)意識は、いつもそうです。クリエイティブな街から、世界に発信するぞ、と。





追記:アイデア「夏休みの宿題、工夫工作のテーマをさがすお父さんへ」


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posted by 石井力重 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ
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