2021年11月14日

【研究報告】オンラインとリアルのブレストの比較【スライド&動画】

2021年度の研究成果を、掲載します。
(本資料は、日本創造学会の2021年大会にて、発表したものをベースにしています。
その発表スライドの体裁を少し修正したものです。
動画の発表音声も再度録画したものです。)


発表スライド


PDF版は こちら(ウイルスチェック済み)




発表動画

19分ちょっとあります。
再生速度を「1.25倍速」で見ると時間節約になります。





発表論文

論文(予稿集の掲載論文)はこちら





内容の要点

本発表の要点_リアルに比べて、オンラインでは、「アイデア生成数」が半減する。_リアルに比べて、オンラインでは、「創造的反応」が3割減る。_しかし、オンライン側の方が、有利になるアイデアワークもある。_オンライン側のアドバンテージ、「創造的孤独」環境をうまく使う。





((研究者余話))

今年は、コロナの猛威と共存する社会でした。長崎大学は先進的で、オンラインとリアルに生徒を半々にわけ同時に授業酢する、という講義スタイルをとっており、非常に貴重な研究条件が得られました。
コロナ前にもコロナ後にも、この実験条件を作るのは難しいです。
ですので、この比較データは、ぜひ社会に共有したかったもので、ようやく報告できました。

2021年の11月段階では、第5波が収束しきるようなコロナの終わりが遠くに見えている状況です。
第6波があるのかどうか、まだわかりません。
しかしどちらにせよ、「オンライン化」はいずれそのウエイトを高めます。早いか遅いかの違いはあれど。
その際に、この辺の知見は、チームを率いて創造活動をするクリエイティブ・リーダーには、役立つでしょう。

「オンラインでするブレストのアイデア数は、リアルの54%ぐらい」なのだ、というのを目安に持っていれば、いろいろと対処を先に講じておくこともできるでしょう。

また、「不慣れな作業、高度な思考作業をする段階では、顔出しを強制することで、効率が下がる」という考察も、オンライン・プロジェクトやオンラインの企業研修をされる方に、役立てば幸甚です。


(最後に)

この研究も、不完全なものです。
実践では異なる結果や新しい発見もあるはずです。
そうしたデータがあればぜひ、ご指摘ください。
そうしたものも含めて、より良い社会価値となるように、発信していきたいと思います。

皆様の創造活動が社会をより良くされることを、いつも心から願っています。石井

2021年11月11日

座長ツール【資料公開】

初めての座長をする時に役立つ「3つの観点」「10の座長質問」をまとめたものを公開します。


(各ページに合成音声データがついています)
(ウイルスチェック済み)
(C)石井力重(ではありますが、ご自由に加工、利用ください。)
       (原典として明記してもらたら励みになります)

10の質問をカード形状にしたもの
 ↓
座長ツールカード.pptx (編集できます)
座長ツールカード.pdf (印刷向きです)

座長ツールカード.png

==補足情報==

これは、2020年の座長初体験時に、収集した知見を石井の観点でツールセットにしたものです。
(その時の報告ブログは こちら

スライドを合成音声で動画にしたもの こちら
スライドシェアに掲載したスライド こちら

==公開する目的==

どの学会も、知識創造の場として、新しい知を生み出し、それが、ひいては社会を創造的に発展させることになるといいですね。創造する社会を作りたいーーという理念のもと、このツールを公開します。

完全ではないと思います。
ぜひ改変してください。
より良いものができたら、石井にも教えていただければ幸甚です。

posted by 石井力重 at 14:05 | アイデアプラント 6th(2021-2023)

2021年11月10日

アイデア創出ワークショップ(2021年、大阪、好きと得意からスモールビジネスのアイデアを発想する)

Osaka2021.png


産創館のぼかし.jpg

先日、大阪の産創館さん(公的機関)で、アイデア創出ワークショップを行いました。
その時の様子を動画で報告します。
受講者に配慮して、受講者の顔が映るものは、エフェクトをかけています。
内容が多いので、パートごとの動画にしています。

音量にご注意ください。
にぎやかな声が流れます。


導入部(3分間)、ワークの構成を解説します。


ブレインストーミング・カードの実践の様子(30秒)


カードワークで優勝したチーム。そのアイデアをレビューしました。面白い案です。(2分間)


ブレスト前に「ブレスト中に困ったら助けになる9枚のカード」を提供。発想例を紹介。(11分間)


ブレストのお題を、ここで明確に、定義します。


大人数でのブレスト方法「スピード・ストーミング」のやり方をレクチャー(6分間)


スピード・ストーミング(全員でブレスト)の様子です。(30秒)


以上が、動画での開催報告でした。

コロナ状況下でも、対策(マスク、消毒、ディスタンス)をとれば、闊達な対面式のワークショップも可能です。
会社や地域でそろそろ、リアルな創発的な活動が再開するでしょう。
その際の一助になれば幸甚です。


最後にスライドを掲載します。


スライドを見て、参考にして、近いことを実施できる方はどうぞお使いください。

(石井への許諾は不要ですが、やってみた感想などをいただけると、励みになります。)

(出てくるカード類は、著作権がありますので、複製なく、製品を使ってもらえれば幸いです。
その販売収益から次の発想支援ツールを開発し続けます。)

==講演のフルスライド==

2021年11月09日

ハンドマイクをハンズフリーにする方法

コロナ状況下の講演の工夫として、マイク用のアイテムを愛用しています。


(1)ホルダー

マジック用品のショップ(セオマジックさん)で購入した「パーフェクトマイクホルダー」です。
購入当時は3000円弱。

マイク・ネックホルダーで、探すと結構出てくるのですが、W型のワイヤーのものは声を拾いにくいんです。

それに対し、これは、口元にちょうど持ってこれるように調節できるので、ハンズフリーでしゃべれます。
ピンマイクが用意されている会場でも、マスクをしてしゃべるとピンマイクの音量がいまいち悪いので、ハンドマイクをこうして使います。

このシーンは、講演の始まるまえの通路を歩いているところです。
角を曲がりますがその遠心力がかかる場面でもマイク位置がずれません。

マスクをしている時には、身振り手振りで、情報を補う必要があり、こういうホルダーで両手が空くと、そういう動作をしやすくなります。

(2)スポンジ

マイクスポンジは持参して、毎回、使い捨てにしています。

ネットで8〜12個セット数百円のもので、本物ものに比べちゃちなのですが、不織布の巾着みたいなのに比べればずっと質がいいです。

マイクについているウイルス、自分が持っているかもしれないウイルス、をカバーできます。


これから対面に戻る際の工夫として、誰かのお役に立てば幸いです。
posted by 石井力重 at 15:09 | アイデアプラント 6th(2021-2023)

2021年11月05日

珍しい体験として「家じまいに向けて、実家の敷地内の神社をおかえし」しました。

活動報告のブログとしては、珍しく、神事と実家の話です。

私の実家は千葉市にあります。
そこに住んでいた父と母が、2020年、2021年と相次ぎ死去。
実家はだれも住む人のいない家になりました。
家じまいの方向に向けて、いろんなものやことの片付けが始まります。

そこで、我が家の敷地の奥に立つ「神社」をおかえしする、という行為が持ち上がりました。
これは、神棚といったものではなく、鳥居、祭壇、神輿ぐらいある社、その中に、ご神体、が、という本格的に、神社の形をとっています。

まつられているのは、力松稲荷。
これは、京都伏見稲荷の中腹にある御前谷の「力松大神」(りきまつ おおかみ)の分霊を受けたものです。

((この神社をめぐる石井家の話))

母や父の葬式で、父の若いころの話を聞いて、どうしてこれができたのかを知りました。
父が創業者として、裸一貫から、石井興業を始めるころ、時期が定かではないのですが、仕事仲間から、商売繁盛の神様で、稲荷さまを祭るのがいいのでは、という話で、稲荷神社を祭ることにしたそうです。

父の話の断片をつなぐと、
「神社庁に相談したら、京都伏見稲荷の力松大神が、この土地の担当をする神様だということで、力松さんの分霊を、もらい受けて、神社を建立した」らしいのです。

そして、その家に生まれた長男の私は、力の字をもらい、力重となりました。
ちなみに弟もいまして、弟は、松の字をもらいました。

子ども時代には「りきえ」という名前の音が奇妙だと周りの子どもから言われていましたが、大人になると、珍しい名前であることは、私の仕事的にはプラスなので、ありがたいと思っています。(何せ、苗字は石井ですから。これで名前も、たかし、とか、ひろし、とかだと、なかなか覚えてもらえなかったでしょう。)

生まれた時から、自宅の敷地の中には、神社のお社があり、自分の名前の由来の神様に時々手を合わせる、という日々でした。
しかし、すぐ裏には、石井家の先祖のお墓(日蓮宗だと思うのですが)もありますし、クリスマスもする、という感じでしたので、宗教的に特別にこだわりがあったわけでもなく、父に、「我が家の宗教は神道なの?仏教なの?」と聞いたこともあります。

父曰く「宗教というのは、自分を律するための”装置”だ。神様や仏様がいるかどうかは分からない。主義としていうなら、無宗教に近いと思う」とのことでした。

立派な神社があるし、仏教のお墓もあるしで、かなり、神仏のことを、丁寧にしていたと思うのですが、そんな風に「自分を律するもの」として、私も「あらゆる宗教をリスペクトし、自身は特定の宗教に属さない」というスタンスでいます。

ただ、自分の名前の由来である、力松大神(伏見稲荷大社)には、京都に行くたびに、手を合わせに行き、自分の仕事を振り返り、この先に何をしていこうとかという見通しを立てる、ということをしています。
友人曰く、「普通の人より、石井さんは信心深いですよ」とのこと。

神様ごとはよくわかりませんが、なんでか、京都にはちょくちょく案件が出てきて呼ばれて、来たついで、伏見稲荷大社に、登って、自分の内面と向き合う時間を過ごしていました。
私自身が「損得」より「志し」を常に、仕事の物差しにするのは、志が正しければ、どう歩いても、きっと道は開けるだろう、という、ある種の能天気さがあり、それは、こういう部分に根差すのかもしれません。

((さて、本題に戻ります))

そうして、力松稲荷が、実家の敷地に建っているのですが、父が晩年、自分が動けなくなる前に、神社を京都におかえししたい、と言っていました。
父の遺言であれば、それは果たさねばならないと思い、また、住む人のいなくなった家にずっと、神社を放置したようにするのもよくない、と思い、行動を開始しました。

この先のことは、あまり経験する人がいないことで、かつ、ネットに情報がほとんど無いことなので、そういう方が検索して読まれることも意識して、書いてみます。

父死去。伏見稲荷さんから毎年父あてに届く伏見稲荷さんの会報(?のような冊子)のところに電話をして、本人の死去を報告。→それで、会員(たしか、コウイン、講員、と先方はおっしゃった)の更新を停止。

そして、神社のおかえしは、初めてでどうしたらよいでしょう、と相談。
先方からは、返さなくても、子孫(私)たちが受け継いでもよい、とおっしゃってもらって、そういう選択肢もあるのか、とおもいました。
(ただ、今回は、神社をお返しするのは、父の遺言なので、おかえしする方向で更に伺いました。)

回答を要約しますと

・社の中にあるご神体を、本体(伏見稲荷さん)に持参して、ご祈祷所(本殿のところにある)で、おみたまをお返しするご祈祷をしていただく。(そうすると、分霊が入っていたご神体から、お御霊が出て、本体に戻るそうです。合祀という表現は正しいかわかりませんが、分身が、本体に再結合する感じ。)

・それ以外のもの(社の建材、装飾品)は、普通に廃棄してよい。(建材レベルをお焚き上げすることはしないので、おみたまを抜いた後は、ものとして廃棄してよい。)

・陶器でできた、お狐さま(稲荷系はそういうものがあるのですが)は、神様の眷属なので、持参しなくてよい。廃棄してよい。

・ご祈祷料は、5000円から、お気持ちで。
・祈祷自体は10分から長くて見て30分。
・事前の予約などは特に要らない。当日来て、受付でご祈祷を依頼する形で良い。

・ご神体を宅急便などで輸送するのは避ける。(どう扱われるかわからないので。)なので、京都まで、人がハンドキャリーするべし。

ということでした。

上記のことは、父の死去から、母の死去を経て、さらにコロナが収まるまでの1.5年間に、徐々に手さぐりに進めてきて、電話で聞いたり、私が別の用事で京都に行った時に伏見稲荷さんの神主さんに聞いたりしたことを、まとめましたので、表現にあやまりや、事実に反することもあるかもしれません。もし同じような状況方がいて、このブログを見ている場合は、一つの参考としてみてください。

(なお、最初に父の死去を報告する電話で、神社をしまうには、をたずねた時には、言葉も段取りもわからず、しどろもどろで、全然話の要点を聞けなかったです。電話で、神社をお返ししたい、という相談をすること自体が、正しいのかも分からず。)

((さて、実施の様子))

私が、10月末に関西で講演の仕事があり、そこでおかえしする、ということに。
兄弟も都合をつけて、兄弟全員で、伏見稲荷さんに行きました。

弟が千葉の実家から、ご神体を運んできてくれました。(ものとしては小さくて軽い)
朝8時、四条烏丸のホテルを出て、近くのシェアカーを借り、伏見稲荷さんに。
8:30。ナビに従ってスムーズに到着。伏見稲荷さんにはかなり大きい駐車場があります。それでも満車になりますが、この時刻だとすいすい入れました。
(ナビで、駐車場が表示されない時は、参集殿(さんしゅうでん)、が表示されるならば、そこを目指すとうまく行けます。伏見稲荷大社の前の道は一方通行なので、ナビを使う方が楽です。)

そこからの登山。
有名な千本鳥居を超え、池、三ツ辻、四ツ辻、と上がります。
そこで頂上へ行く道でなく、御膳谷のルートに。
御膳谷にある力松大神につくと40分が経過していました。(9:10頃着)

ご祈祷の前に、最後に、通常の参拝を兄弟一同で行い、
9:30過ぎに、御膳谷(ごぜんだに)奉拝所(ほうはいじょ)で、ご祈祷の用紙に記入。

(伏見稲荷さんは大きく多数の神社がありますが、奉拝所という神主さんが詰めている場所は、3か所のみで、運よく、御膳谷エリアに奉拝所があるので、そこの神主さんにご祈祷をお願いし、目前でおみたまのお返しのご祈祷をしてもらえましたが、普通は、本殿でのご祈祷になるところ。)

ほどなくして、ご祈祷開始。

終わりの方で、玉ぐし(四角いギザギザの紙が付いた榊の枝)を神主さんから受け取り、祭壇に捧げ、二礼一拍一礼して、長年、実家を見守ってくれたことを心の中で御礼しました。

多分10〜20分ぐらいの所要時間でした。

なお、相場が分かりませんが、兄弟三人で来て5000円では、ずっと実家にいてくれたお礼としては、ちょっと少ないかなと話し合って、一人1万ずつの、3万円にしました。
(半世紀ぐらいいてくださったのだからもっとたくさん納めるべきだろうか、という考えも脳裏をよぎりましたが「ちゃんとおかえしに伺う姿勢が尊いのだ、金額の多寡じゃない」と言い訳しつつ。)

そして、神主さんから、御神饌(ごしんせん)(おこめ、お神酒、羊羹などがはいったもの)を頂きました。(後で、兄弟で分けました。)

これで、終了です。

もしも、私と同じように実家に神社があって、建立した人が世を去り、家じまいに向かって、どうしよう、ということがあれば、これが役に立てば幸いです。
多分、時期や場所によって違うこともあると思いますが、やってみると、そんなに悩ましいことでもなく、できます。

((余談))

神主さんが力松大神(の社)から、奉拝所まで戻る間に、すこし言葉をかけてくださいました。

その日は明け方から雨が降り、登る間に上がり、曇っていました。
ご祈祷をしてもらって、最後のところで、雲が切れて、ご神体に日が差しまして、ご祈祷後にまたくもりに。
単に天候でしょ、と言えばそうなんですが、タイミング的には、演出したようにそのタイミングだけ日が差したのです。

「大事に祭られていたことがわかります。
 ちゃんと返しに来てくれてありがとう、と
 神様がおっしゃったように思います。」

と、ありがたい言葉をいただいて、神社をおかえしする私たち兄弟としては、ほっと安心しました。

これまた、神社を返す人に共有したいのですが、
「お稲荷さんを、おかえしすると、”お返し”がある」と俗っぽいことを言う人がいます。

父も、実は、おかえしのご相談に京都に来た時に、道中のタクシーでそれをいうと、運転手さんに「返してしまうと、お返しがありますよ」と言われて、ひるんでしまって、相談はしないで普通の参拝だけして帰ってきた、という話をしていました。

神主さん(ご祈祷の前にも直接伺い、別の神主さんにご相談した時の神主さん)曰く「(返すと、お返しがあるなて)そんなことは、絶対にありません」とのこと。

「もちろん、ないがしろにしていて、ちゃんと返すこともなく打ち捨てて、というような、ひどいことをしているならば、話は違うかもしれませんが、”大事にしていて、たたむということになり、ちゃんとお返しされる”人に、おかえし(たたり的なもの)なんて、ありません。」と、はっきり、他の職員の方も、電話口でおっしゃっていました。


((めったにいないと思いますが、同じ状況に立たれる方へのメッセージ))

この日、ご祈祷をしてくれた神主さんが、歩きながらぽつり、とおっしゃったのですが、
「こうして、ちゃんとお返しに来てくれる方も、少ないんです」と。

私の実家も、返せなくなる可能性はありました。
父が晩年、朽ちてきた鳥居を一旦壊し、社全体を再建築中に亡くなったので、ご神体や関連のものがしばらく行方不明でした。
それを入れた箱が葬儀の後、半月ぐらいで倉庫から出てきて「あ、こんなところに。」と。

きっと一時的に雨をしのぐための処置だっと思うのですが、もしこのままで、いつか家を壊すことがあったら、解体業者さんがバリバリと押しつぶしていたかも」と思うと、神社を建立したどの家にも、いずれ起こる可能性はあることなのだろうと思いました。

あるいは、実家を長らく空き家にして、ぐずぐずしているうちに、神社の本体の連絡先を知る人がいなくなってしまうことも、ケースとしてはありそうです。
そういう場合は、最寄りの神社さんにまずは相談してみると、話が動き始めます。

私は最初に、神社のしまい方を相談したのは、神社庁のホームページ(というものがあるんです、調べてみて、へえ、と驚きました。)で、実家の住所を告げて、どこに相談するといいのかを伺って、千葉の総まとめのところを教えてもらい、そこで、実家の近所の神社さんを教えてもらい、連絡したところから始まりました。

そこの神主さんは丁寧に相談に乗ってくれましたが、結論としては、由来のわかっている神社であり、そのおみたまをお返しするのは、その本体となる神社ですよ、と伺って、本格的に伏見稲荷さんに、おかえしの相談を始めたのでした。

当時は、父を亡くして、精神的に混乱もしている中で、神社の相談をあちこちにしても、なかなか具体的な段取りにたどり着かない(神社本庁→庁の千葉支社→近所の神社→ようやく、伏見稲荷さん)という手探りのやきもきもあったのですが、あれから一年半たって、すっかり礼をもってお返しできたので、とてもすっきりしています。

((最後に))

宗教の話、神様ごと、仏教のこと、は人によっては信じるものがあり、デリケートなので普段は話題にしません。

また、我が家のスタンス(父は、神社まで建立して、息子たち(=私たち)へ名前としてももらっているのに、神様は心を律する仕掛けである、という考え)は、宗教の宗派を持つ方にとっては、受け入れがたいものかもしれません。

あるいは、宗教を一切否定する方もいるでしょう。

そういう多様な方の考えを尊重します。

もし、このブログの内容が、そういう方の大事にしているものに触るようなものであれば、申し訳ありません。
「神社建立者の親が死去した家の長男」の珍しい体験談として、どうぞ、笑って見てやってください。


RIMG1421.JPG
写真:在りし日の、父、石井龍輔。伏見稲荷大社の力松大神にて。
タグ:日記
posted by 石井力重 at 11:45 | 日記、価値観、仙台オススメ

アイデアソンの授業をしました(東北工大・アイデア基礎・石井担当回 第4回)

東北工大には、アイデア基礎、という、「アイデア創出を本格的に学ぶ講義」があります。

石井の担当回 第4回を実施しました。
その報告します。


((スライド掲載))

スライドはこちらです。

(音量に注意:BGMが流れます)

スライドをめくって読みたい方は、スライドシェアを。 


((写真で様子を))

学生さんをぼかし、教卓からの風景を。

ideathon2021.jpg

授業では、アイデアプラントの発想支援ツールも豊富に使ってもらっています。

Roku_tasu_Core_2021.jpg
これは、「Roku」と「Core」という、アイデアをずらしていく道具です。

アイデアソンで生まれた上位4案を、その本質だけ引き出し別のアイデアへ幾通りも発展させていく、ということをしています。


((戻り始めた授業環境))

この時期、コロナの状況もよくなり、対面型授業が基本になっています。
感染リスクに配慮した消毒やマスクやディスタンスは確保しつつ、コロナ以前のような闊達なワークショップ型授業も可能になってきました。

今回の授業はほぼ、2019年以前のアイデアソンと同じものを実施しています。


((毎年、使っている教材))

写真に写っているのは、これの一部(右の六角形のパッケージ)です。

また、年度の初めに、使っている定番のカードはこれです。ブレストに慣れてもらう時に用います。
※評価が1件で、低評価なので、私だったら、知らずに買えないなぁ、、、と思う評価状況ですが、石井としては自身をもってお勧めできるツールです。対面で使用してきた教材としては千人を超える使用実績があります。

沈黙のブレスト、とも言われる「ブレイン・ライティング」の専用シート。発想後に、カード上に切り離して、KJ法がやりやすくしてあります。

他にも用います。年度によっては使うものが違います。

アイデアプラントのその他の製品ラインナップ

(製品販売からの収益は、次の発想支援ツールの開発の原資として大切に使わせてもらっています。)
posted by 石井力重 at 07:55 | アイデアプラント 6th(2021-2023)

2021年10月24日

【アイデアの講義】「飛躍して、でも、入ってる考え方」


上司と部下のよくある例。
「妥当な案は、もう充分。」
「発想を飛ばせ」と言われた。
“突飛なアイデア”を言えば、
「それは、うちの仕事の範疇ではない」。
部下「???」
こういう時、どういう思考のやり方があり得るかというと、
「飛ばして、戻す」考え方です。
解にならないものを考えて、引き戻す。
もちろんこれで発想したものが全部、良案になるとは限らないのですが、たくさんやっていくと、不連続な解を見出すことができます。
いかにもメソッド的に書いてますが、創造的リーダーたちが自然とやっていることです。
意外と、そういう人が一人もいない大企業の開発チームもあったりして、そういう場では、「人工的ですが、こういう思考展開があり得ます」と紹介しています。
これまでホワイトボードとか口頭ベースであったものを、スライドにしました。
起こして、整えていってみると、他の説明と緩やかにつながっていて、必ずしも独立した話じゃないよなあとは思うんですが、これはこれで、作って共有します。
posted by 石井力重 at 10:54 | アイデアの技法

2021年10月19日

【イベント案内】久々に対面です。大阪の公的機関さんにて。10月30日(感染対策は万全にしつつも、闊達にブレストしましょう)

二週間後の大阪で、公的機関さんの主催する、対面のアイデア創出の講座(座学とワークショップ)があります。

感染対策は万全にしつつも、闊達にみんなでブレストする機会です。
ご興味のある方がいらしたら、ぜひおいでください。
(募集はあと若干名です。主催者さんから、定員50名まであと2名、とのことでしたので)


詳細:(申し込みも)



概要:

産創館(大阪の堺筋本町駅が最寄)
2021年10月30日(土曜日)13時〜 (5時間)
「アイデアビルディング1DAYワークショップ」
内容的には、「好き」と「得意」を仕事にすることを発想していくワークショップです。
1人で考える時間もあるし、皆とワイワイ話し合ってアイデアを伸ばしていくパートもあります。

(ワイワイ話すところは、大きな会場で十分に集団間の距離は取れるようにします)


補足:

このワークは、産創館で過去にも幾度か開催(そしてコロナ禍で中止の回も)がありました。
なので「産創館 石井力重」で検索すると「終了しました!」「コロナで中止になりました」ばかりが出てきます。
その時には、上記のURLから、たどるか「イベントNo」で検索するところに「34937」といれると、サイトが出ます。

過去に終わったものが、最新の募集よりも前に来て探しにくい・・・というご批判は重々承知していますが、大量な公的イベントを開催する機関さんなので、その辺は、簡単には手を打ちにくく、申し訳ないのですが、上記のようなたどり方をしてみてください。


引用:

主催機関さんのWEBページから、紹介いただいた文章を引用します。

「今回のワークショップでは、いかにリラックスした状態で、
皆さまのやりたいことを見つけていただくかにフォーカスし、
天井の高い、開放的な空間にて、自由な雰囲気の中、多くの人たちと
ワイワイと交流しながらアイデア発想のプロセスを体感していただきます。

サンソウカンは敷居が高くて・・・と思っている方、大丈夫です!

==前回参加者の声==

「セミナーらしくなく、楽しく学べた」

「楽しく、快適に学べました」

「想像していたよりも、緊張せずに話をできたのは、自分でもおどろきました」

「これまでのワークショップで一番ためになる話を聞くことができた。 実習もやるべきことがはっきりしていて、スムーズにすすめることができた」

「眠くならなかった。勇気が出た。とにかく惹きつけられておもしろかった。一度も眠くならなかったのは本当に久しぶりでした(笑)」

といった感想からご想像いただけるかと思いますが、黙って座って話を聞いているだけのセミナーと違い、とにかく楽しみながら学ぶことができます。

この機会にちょっとだけ勇気を出して、一歩を踏み出してみませんか?」

とのこと。過分な言葉、ありがとうございます。

私の登壇時の哲学はいつも同じです。
彼ら彼女らの未来に役立つものをいくつ渡せるだろうか。
創造的なことをする人が一人でも増えるよう、全力で知見を提供しよう。
そう、心に誓ってから、話し始めます。

もしご興味あれば、ぜひおいでください。

posted by 石井力重 at 14:34 | アイデアプラント 6th(2021-2023)



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