2017年10月19日

第51回クリエイティブ・サロンのワークショップのスライド&アイデアスケッチ(10月14日、仙台)

10月14日、東北文化学園大学(仙台)にて、日本創造学会のクリエイティブ・サロン(創造的なトークやワークの半日イベント)が開かれました。

その際に、アイデアワークショップを石井が担当しました。
そのスライドと、成果物(アイデアスケッチ集)を、公開します。



(本ワークショップにご参加いただいた方は、スライドはご自身の学校内での利用の際にはご自由にお使いください。大抵の場合、どうぞ使ってください、と回答していますが、使用の可否に迷うことがあれば、お気軽にご連絡ください。)

アイデアスケッチ集は、参加してくださった先生方・一般の方々が、主体的教育をもっと引き出す授業運営や学習方法のアイデアをブレストし、スケッチに起こしたものです。

この形式のアイデアスケッチは、その場にいた人には、書き物だけから良く読み取れるものですし、参加していない人にはそれだけをみてもあまり理解できないものです。こうした資料が、ご参加いただいた先生方の、創造的取り組みへの一助なれば幸いです。

(補足、なお、ブレスト段階では、ファシリテータ(私)が未成熟なアイデアをたくさん出すことを推奨しています。なのでアイデアスケッチは、原石段階です。大抵、新鮮なアイデアというのは、リスクや懸念点もあるものです。ですので、それをそのまま実行してみる、というよりは、ご自身の教授法をより面白くする、学習効果を高めるためのヒントを得るためのスケッチ集、としてみていただくのが良いと思います。アイデア集は良いところに光を当てて、その部分を切り出して活かす。それが上策です。)

補足:

ワークショップ中、最後にお見せしたスライド(皆さんの様子を撮影した60秒動画)は、肖像権に配慮して、アート加工をした一枚の写真にしてあります。

Creative_Salon_51th.jpg

動画には、日本中の学校で、創造的な取り組みをされる先生方のアイデアを話し合う様子が映っていました。



((閑話))

日本創造学会は、学術団体としての学会としては、かなり「やわらかい」学会だと思います。大先生たちが、こうしてブレストに気軽に参加して、熱心に動く、話す、そういうカルチャーがあります。

今回のように、創造的に話し合う、その関係性をぜひ、持続・発展なさってください。

創造的呼応ができる誰かと出会うことは、創造的挑戦を長く続けていく人にとって大きいです。

創造的な対話ができる人との出会いを、また、得たくなったら、ぜひ、創造学会の研究発表大会やクリエイティブ・サロンに参加してみてください。(来年は、学会の40周年の節目であり、国内の学会開催は、国際学会と併催になるようです。)

2017年10月07日

プロフィール・ページを更新しました(2017年10月)+余談(渡航先で制作する効果)

公式プロフィール・サイトを、デザインと内容とも、更新しました。

石井力重_プロフィール_更新2017年10月.png



今回はトップに英語で紹介文章を入れています。
そこから、1画面ぐらい下がると、従来の日本語での紹介文章があります。


余談:(渡航先で制作する効果)

いま、この更新作業を台北の滞在先で行っていました。
渡航先でものを考えると、日本語優先の意識から、グローバル対応の意識になるなぁ、と感じました。
従来は苦手として避けている英語。その表現を拡充できたのは、このタイミングだからだと思います。

そう考えると、
外国向けの製品やワークショップを作るには、その国に滞在して行ってみる、というのは、良い方法かもしれません。

かれこれ4か月の間、頭の中で悩み続けていた台北と新竹での講演ワークショップが、こっちに滞在してから急速に制作が進んでいます。

これからも、もっと現地滞在して、何かを沢山作り出してゆこう思います。
posted by 石井力重 at 14:05 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年09月21日

【スライド】2時間半、エンジニア向けアイデアワークショップ

創造的な世界的企業である某社にて、行ったワークショップのスライドです。

少しだけ伏字がありますが、発想ワークの本質はそのままにしてあります。


ところで、このスライドに関してじゃない話ですが、現地で思ったことがあります。

イノベーションも価値も、
結局のところ、ひと、が生む。

大企業病じゃない大企業が実際に存在するのだ。

・・・ということを、感じさせてもらった貴重な3時間でした。

2017年09月13日

研究発表賞をいただきました(日本創造学会、2017年、慶応大学)

先日の学会の表彰式で、研究発表賞をいただきました。

kenkyuhappyousho_ishiirikie.jpg

私は、学会から賞をいただくというのはきっと一生縁がないだろうと思っていたので、授賞式で理事長に表彰状の文面を読み上げられると、うれしくて思いがけず泣きそうになってしまい、うまく笑えませんでした。

jushofukusho_ishiirikie.jpg

学会の受賞では、文具などの副賞がつくらしい、と思っていましたが、ようやくその実物を見ることができました。高品質な皮の筆入れです。大事にします。

受賞した研究発表は、昨年の学会で発表した、nekonote開発事例、です。

創造性の本命の学会である日本創造学会から、こうして評価していただけたことを励みにして、もっと精進してゆきます。皆さま、ありがとうございました。

2017年09月12日

日本創造学会(2017、慶応大学)にて、研究発表をしてきました

創造性の学会である「日本創造学会」が、慶応大学・日吉キャンパスで開かれました。(9月9日、10日)


今回の基調講演は、あの浜口秀司さん。

産業界におけるイノベーションの達人として広く知られている方です。私はかねがねお噂は聞いていましたが、今回初めてお話を伺いました。

洞察、切り口、まとめ、モデル化、いろんなものが素晴らしく、なにより膨大なイノベーションの実績を出されていてその一部を話されただけでも圧巻でした。


二日間にわたる研究発表は多様な分野の方が、それぞれの活動や切り口で、創造という営みを分析されそれをつまびらか話されていました。


今回、私は「PPGブレスト 〜不慣れな人たち向きのブレインストーミング方法〜」というタイトルで発表しました。


スライドを掲載します。




PPGは、ペア、ペア、グループ、の略称です。

ブレストは、ブレインストーミングの略称です。


要は、グループの中で、初めにペアブレスト(6分)を、2度ほど行ってから、グループメンバー全員でブレスト(15分)をする、というブレスト方法です。


これまで、このやり方が、学校などから支持を集めていたので、今回、大規模授業でアンケート調査をしてみました、という研究発表です。


調査内容は2つあります。


一つ目。


「どのブレインストーミング方法が、もっとも効果的だと感じるか」という問いです。


答えは、「ブレインライティング」でした。次いで二位が「PPG」。

実験環境の妥当性、結果の汎用性には、限界があるものの、ここからざっくりいえることは、


〇不慣れな人たちが始期に行うブレストとしては、書き物系なら、ブレインライティング、会話系なら、PPGブレストが向いている。(可能性が高い)


ということです。


二つ目。


「PPGブレストの発想の促進となる要素は何か?」「阻害となる要素は何か?」という問いです。


記述式アンケートの回答をアフターコーディングして、得た答えは、以下の通りです。


〇ペアで話し始める気軽さ・楽しさがある。

〇他者の意見をしっかり聞ける。

〇グループでのブレインストーミングも円滑にいく。

〇一方、ペアなので多様性の面では狭い。

〇グループになった時にブレインストーミングは収束的になる。


PPGも実はいい点ばかりではありません。あらゆる技法は、長所と短所があります。

そうしたことを知ったうえで、適する場面に使うならば、きっとよりブレストを引き出すプロセスとして、活用できるでしょう。



以上です。


より詳しい記述は、スライドをご覧ください。

(なお、人物が映っている動画部分については、公開資料上は加工処理をしています。)



終わりに)


こうしたブレインストーミング技法の開発という行為は、創造学会に属する多くの先人たちの発見や、大先輩方からの示唆や情報を使わせてもらって、行っています。

そうして生み出した技法を、広く社会に使いやすい形にして提供していきたいとおもいます。

開発や調査にご協力いただいた膨大な協力者の皆さま、本当にありがとうございました。



 gakkai2017ishii.jpg





関連資料:


学会要項集に掲載した研究論文はこちら


PPGブレストについて、もっと情報が欲しい方は、このブログやネットで検索してみてください。

  




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