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2009年11月06日

フリー・オートシェープ素材(サイコロ)

アイデアプラントの講演やワークショップで、スライドによく使う図形を、少しずつ公開・配布することにしました。

フリーのオートシェープ素材(というカテゴリーがあるのか不明ですが)として、ご自由にお使いください。


クリックすると、pptスライドをダウンロードできます。

オートシェープ_サイコロ(四角いサイコロ)
(ウイルスチェック済み)


開くとこういう感じのものが入っています。
saikoro_ideaplant.jpg



このブログのカテゴリーも新設しました。

 カテゴリー名: フリー・オートシェープ素材(ご自由にどうぞ)
 カテゴリーURL: http://ishiirikie.jpn.org/category/830027-1.html

ウォーキング・ブレインストーム

アイデアは、歩きながらだと、いつもと違ったものが出たりします。

会議室にどうしてもいないといけない場合は除き、少人数のアイデア会議を、歩きながらするのもいい方法です。

ケアすべきは2点だけ。記録と情報保護。

記録は、10分おきに、休憩をとって、
各々がメモをする、というのもいいです。
それまでに抜け落ちるのもは、忘却にまかせます。
よく取れるICレコーダを胸に入れておくだけでも
だいぶいいです。ただしとれない発言があります。
騒音の中も歩きますから。

情報保護は、テーマと歩く場所の選定でカバーします。
聞かれても差しさわりないテーマで実施する、というのが
もっとも、きらくです。
後は、可能ならば、河原の道とか国立公園の中とかを選ぶと
いいでしょう。
オフィス街と駅さえさければ、比較的、しゃべりにくいな
ということはないでしょう。


最近、歩きながら、ブレストをしていて、ずっと閉塞していた
ある開発案件に、一気に道が見えました。
もどってからは、汗も拭かずにラフ案をその日のうちに仕上げました。

「歩き会議」は、特に、創造フェーズのものには、いいと思います。
みんなでロフトとかハンズとかヨドバシを歩きながら会議したら
結構面白い案が出そうです。

2009年11月05日

人がアイデアを言う時の7つの状態

アイデアプラントの調査・分析から分かってきたことの一つに
以下のことがあります。



7states_of_idea_consulting.jpg
(クリックすると、PDFファイルで表示されます)




以下、これについて、詳しく説明します。


不定形なこと、新しいことを企画する時に、
人が人にアイデアを言う、
という場面が必ずあります。

アイデアを言われたとき、
どういう対応をしていいか、
人はよく判断に迷います。

まずはアイデアを伸ばすべき対応がいるのか、
それとも懸念事項を指摘して強化材料を提供するべきか、

これについては少しデリケートな対応が必要です。
その時「7つの状態」というのを知っておくと、
効果的に対応できます。

まず、このへんにまつわる活動をを大きく分けると、
「4つのフェーズ」に分けられます。

アイデアを話す時の4つのフェーズ(7つの状態の上位分類)

0「問題を明確にする、分析する」
1「アイデアを出す(広げる)」
2「アイデアを絞る(評価する)」
3「具体化して、アクションプランにする」




フェーズごとに、詳しく
説明します。


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 フェーズ0
 「問題を明確にする、分析する」
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このフェーズには、
3つの状態があります。

  ・情報獲得(インプットを増やそうとする)
  ・基本的な方向性を褒めてもらう(着想の感触を確かめる)
  ・観点だし(見えていない部分を知ろうとする)

”ふと、あることを思いついた。
 でももっとアイデアを引き出す刺激を増やしたい。
 そこで、ある種の情報をもっていないか、とたずねて回る。”
という作業があります。

”思いついたことの方向性が
 社会的におもしろいとおもわれるか、
 ざっくりしたアイデアでも話して周囲の反応をみる。”
という作業があります。

”自分の見えていない部分があるはずで、
 そうした部分を見るために、いろんな人の観点を聞き、
 取り込もうとする。”
という作業があります。

このフェーズの場合は
「問題を明確にしたい」ということを
当事者が明確に意識していると、
効果的な対応ができます。

できていないと、
いきなり解決策の検討をしてしまったり、
生れかかっているアイデアの不備を指摘して
醸成期間のアイデアをつぶしてしまったりします。


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 フェーズ1
 「アイデアを出す(広げる)」
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このフェーズには、
1つの状態があります。

  ・アイデア出し(ブレスト)

自分一人でもするでしょうし、
誰かに参加してもらって
アイデア出しをすることもあります。

ここは「アイデアを一緒に出して欲しい」
ということを、適切に相手に伝えることと
効果的です。

できていないと「アイデアの懸念点を求めているのかな」
と解釈して、広げずに、刈り込む話し合いになって
しまうこともあります。


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 フェーズ2
 「アイデアを絞る(評価する)」
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このフェーズには
2つの状態があります。

  ・評価指標を選び出す
  ・懸念事項を洗い出す(+対策案ブレスト)

”このテーマの場合アイデアを評価するには
 どういった軸が大事なのか、と熟慮して
 評価軸の候補となるものを集めようとする。”
といった活動です。

「多くの人に聞いて、賢明な選択をするための指針を
 導き出そうとしていて、ご意見をいただきたい」
と、その分野のベテランの人に初めに伝えるといいでしょう。

できていないと「広げる」作業をはじめられてしまうことが
あります。

”懸念点をリストアップしたいので
 その分野に詳しい人やひろい知識を持った人に
 アドバイスをもらおう”
といった活動があります。

そして、懸念点を洗い出して、
そして対策案を考える、という活動もあります。
この「対策案を考える」という作業はまたブレストです。
大抵は懸念点を出してくれた人と行いますが、
一人で調べもの的にすることもあるでしょう。
この「絞った後にまたブレスト」というのが
一見すると、後戻りに見えますが、確実に進んでいますので
安心してとりくみます。


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 フェーズ3
 「具体化して、アクションプランにする」
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このフェーズには
1つの状態があります。

  ・リソースの利用可能性を調べる

アイデアの具体化に向け、
社会の各種の情報を得る必要があります。
またアクションプランを立てるには、
必要な全てのリソースが利用可能かどうかを
確認する必要があります。

これらをうまく伝えないと、相手は混乱します。

「アイデアを持ってきた割には
 がっしり基本骨子がある。
 私は一体、この人に、なにをすればいいのか」

といったトーンになります。



以上が、アイデアを人が言うときの7つの状態です。

相談を受ける人は自然とその受け止め方を
調整していますが、本質的にはこういうことを
していることになります。
それを意識しているだけでも、
随分コミュニケーションがスムーズになります。



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国内の様々な企業でのアイデアに関する営みに参加させてもらった中から、多くの人の悩みやアイデアの出し方を聞いて、ざっくりまとめてみました。来週の、ある組織の支店長むけ創造研修において使う資料として、まとめてみました。

2009年11月04日

年末にかけて、会いたい人に会いに行こう

今日は、若いチャレンジャーと大学のカフェで、2時間ほど話をしていました。お話を聞きたい、といってきてくれて、彼がヒントを得ていくにはどういう方法があるか、いろいろ話し合いました。彼のケースには、よいアイデアをたくさん得るには、どういうことをすればいいのか、について、発想法と、新事業創造マネジメントの本質から、アドバイスを。

夢に向かっている若い人が話に来てくれることで、僕の方も、いろんな刺激をもらったり、初心のころの自分を強く思い出したりします。むかし、自分が、いまよりもっと駆け出しだったころ「いや、若い人と話をすると、こっちも力をもらえるんだよ」といわれたことが、立場変わって、すこし分かるようになりました。あれは、社交辞令的におっしゃってくれた部分がないとは言わないけれど、かなりの部分、本当のことばだったんだ、と。

だから、自分には、相手に与えるものがない(ギブできるものがない)という時でも、その人に話を聞きたいな、とおもったら、聞きに行けばいいんだ、と思いました。

※ただし、それは、「聞かせてもらえるのは、あたりまえ」と思ってしまったら、いろいろと間違ってしまうので、心構えの上では、デリケートな注意が必要ではあるのですが。 そう、いうなれば「謙虚で積極的」路線が、バランスを保つポイントかな、と。

最近、また、会って話を聞きたい人が、増えてきました。年末にかけて、時間をつくって、勇気を出して、相手に、お話聞かせてください、と、いってみよう、とおもう夜でした。

2009年11月03日

知的生産としての「会議」について造詣の深い編集長のまとめ・ふりかえり記事

誠Biz.IDでおもしろいまとめ・振り返り連載が始まりました。
執筆は、編集長の鷹木さん。
(実は、仙台のデュナミスに来てくれたこともあるんです。)


 誠 Biz.IDの連載から考える「会議に役立つツール」とは
 http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0911/02/news069.html


アイデアプラントの過去の記事やプレスリリースしたアイテムが、まとめ記事の中で紹介されました。



補足:

知的産業に従事する人は、かなり長い時間、会議をします。職位が上がれば上がるほど、装置や現場や顧客との時間よりも、組織的な力を引き出すことが求められます。

しかし「会議」という仕事には、業務マニュアルをみても、ほとんど手順などの提示はありません。

その意味もあって、ビジネス書や、雑誌(日経アソシエ、とか)、ネットのニュースサイトで知的生産の術などの特集展開を行っているサイトに求められる役割が大きいです。

誠Biz.ID(旧 ITmedia Biz.ID)では、仕事術、として、個人の生産性のほか、会議と組織のもつ力を引き出しつかうことに、大きな関心を寄せて、コンテンツを提供しています。(たぶん)

私も「アイデア・スイッチ」やその前のつながりで、書く機会をいただきました。その経緯をさっぴいても、おもしろい連載が多いと思います。

そんな誠Biz.IDで、過去の「会議に役立つツール」のまとめ・振り返り連載が、始りました。

新しいものを創りだしたり、不定形な問題を解決する活動である「会議」は、ケースバイケースだ、と言ってしまいがちですが、結構、効果的にぐいっと進行する技術があったりします。リーダが、その場任せの「漂流」するような会議では、いたずらにメンバーのストレスを上げるだけだったりもします。その意味で、この連載で紹介される内容は、会議の運営側にとって、示唆深いものがあると思います。

創造的に考えるコツ(ブレンストーミングの根底にあるもの)

動画をアップしました。
講演時のテープとスライドを合わせて作ったものです。

音(声)が出ます。



ブレインストーミングのルールというものは、本質的に「創造的に考えるガイドライン」である。

と私は捉えて説明しています。

オズボーンの文献から得てきた示唆と、国内外の開発・企画部門の方々が、どのように工夫してブレストをしたり、ブレストの意味をどうかんがえているのか、ということから抽出したエッセンスをまとめて、整理すると、この動画のようになります。

その意味では、10年、20年したら、もっと知見が増えて、今とは違う(進んだ)説明をするのかもしれまがせんが、現時点では、私がお伝えできるベストは、この辺りです。

もし、こんなちょっとの動画でも、誰かのチャレンジのお役にたてば幸いです。不明点があれば、お気軽におたずねください。

ゼブラ・ブレインストーミング

時間的に、明確に論理的に言語化する「白」と曖昧に直感的に想像する「黒」が交互にくる、ゼブラのような、フェーズを定期的に切り替えるブレインストーミング、いわば「ゼブラ・ブレインストーミング」とでも表現されるようなスタイルで、ある種の優れた発想者たちはアイデアを出しています。


机の前で、さあ、いつでもアイデア、こい!という状態では、一行もかけないのに、風呂に入っていたらあれこれ、出てきた、という経験はだれでもあると思います。

アイデアの創造は、「説明書のない組み立て家具を、組み立てること」に、似ているようです。

2点、3点を、とりあえずかるくとめたら、残りのパーツがうまく構成できるかな、と遊びのある状態で、ぐるぐると、構造パイプを回転してみて、模索するのがよい方法です。

もしこれを、2点、3点を、その時点で強力に、しめてしまうと、自由度がへって、本来必要だったいちかんけいがとれなくなってしまいます。ゆがめることができる部材なら、無理に入れて、いびつにくみたててしまうところ。

「白」と表現した状態は、いわば、「机の前で、PCをひらいて、さあこい」としている状態。出てきてすぐに、かっちり、論述してしまうと、後に残して調整したい自由度がなくなり、ます。いわば、決めすぎてしまう、わけです。

ある程度、「白」を短くして、また、「黒」のゾーンにして、曖昧に考えます。自由度が残っている中で、曖昧にかんがえると、いろんな構成をためしてみれます。

その中でつかんだ可能性を、また「白」にきりかえて検証してみる。


文章を書く、何か企画を創る、という時に、苦しくなって、散歩してみて、湧いてきて書いて、また、散歩して、ということを一人でもしますね。

これをブレインストーミングの中でも、頻繁に、構造的に入れる、それが、ゼブラBS、とでもよぶべきアイデア会議スタイルの本質ではないか、と思います。

たとえば、5分、明確にアイデアを紹介しあい、5分、曖昧に考えたり、およそ使えそうにもない考えの短編を出したり壁の模造紙に落書きしたりして、また次の5分、明確にアイデアを出し合う。そういう繰り返しで出すこと、そんなスタイルってありなきがします。

CBS(カード・ブレインストーミング)は、まさに、ゼブラ・ブレインストーミングの模範例というべきスタイルで、3分皆でThinkして、それから紹介しあいます。そしてまた、3分Think,これを繰り返します。

ずーっと、黒、そしてずーっと白、よりも、ある程度の短時間で、白黒を繰り返す方が、生産性が高いような気もします。ただし、細かすぎて切り替えが曖昧になるのは避けた方がよいと思われます。その意味では、たとえば、5分砂時計を用意して、落ち着るまで「白」、次の落ち着るまでは「黒」、ということで、一人で原稿を書くときでも、ゼブラThinkでいくのも、おもしろいかな、とおもいます。

これについては、現代の発想する人々から得られた発想のやり方のエッセンスをより詳しく分析して、引き続き、紹介・提案してみたいとおもいます。

2009年11月02日

座りやすい椅子は、値段だけの問題ではなさそうな気が。

ふと、思ったのですが、非常によくできた工業製品の椅子と、自分で自分の体に合わせて作る椅子とでは、どちらが体にいいのだろう、と。

自分の姿勢や骨格に合わせてカスタマイズするより、自分の体に合わせて制作してもらった方が、よりいいのだろうか。それともそれはかえって体のクセを増大してしまうのだろうか。

もし、ノー、ならば、自作する椅子、というものがもっと話題になってもいいと思うのですが、実際にはあまり聞かないようです。

とりあえず、この1週間で、あれこれ座ってみて、いい椅子の構造、一体何が座りやすさの要因なのだろうか、がすこしわかり、それを普通の椅子で補う形で、今の椅子を工夫して座り始めました。

そして、わかったこと。

今まで、妙に腰が痛くなるのでやめていた椅子に、板を一枚渡して、クッションを殺し硬くて広い座面にしたところ、かなり長い時間すわっても安心して仕事ができる、ということ。

もちろん、板のはしは、すこしずつ痛いので、ずっとこれでいくのは、むりです。ただ、既存の椅子に、ちょっと補材をかませるだけで、かなり長時間すわることは可能になる、という可能性を感じたのでした。

靴に、インソールを入れるだけで、全然違うことがありますが、座面に、インソール的な何か、をいれることで、全然違う、ということもきっとありそうです。テンピュールクッション、というだけじゃなく、かなりしっかしたもの、のような気がします。

スキーマ

昨夜、寝る前に、認知心理学事典を読んでいて、おもしろい概念がありました。

「スキーマ」

過去に体験した一般的なことで、構造を持っている知識、というべきでしょうか。うまく表現するには、もう少し勉強が必要です。

興味深かったのは、「変数スロット」と「デフォルト」という要素です。

スキーマには、変数スロットがあり、その変数にはいろんなものが入ります。”変数”といっても、数字ではなく、いろんな代名詞や固有名詞、あるいは、形容詞とか、そういう文字ではいる情報です。もちろん、数字の場合もあるでしょうけれど。

その変数を指定しない時は、「デフォルト」で入っている情報を、当てはめて、話を聞いている、ということ。

例としては、

「靴を買いに行く」という時に、変数スロットには「赤い」靴とか、「新しい」靴とか、「ウオーキングの」靴という変数が入りえる。もし、その変数スロットになにも情報がはいってこないと、聞き手はその人の経験からえてきたこのスキーマに、デフォルトで入っているものを当てはめて聞いている。たとえば、ビジネスマンなら、靴を買いに行くといえば「ふつう、革靴だよな」だ、というデフォルトがあれば、指定されない場合は、「ああ、革靴を買いに行ったんだろうなぁ」と思って聞いている、というわけです。

ひとの頭というのは、興味深いですね。思い込み、という表現でかたずけられているものも、ともすれば、少ないインフォメーションで多く伝える技術とか、勘違いを引き起こさせない文章構成とか、いろいろ、役立つスキルがふくまれそうです。


(ご注意ください。これらの説明は、間違っている可能性があります。私が寝る前に興味深いとおもって読み込んで、半日たってから、その概念を熟成させて、自分の言葉で(なにも資料を見ないで)書いていますので。私なりの勉強メモ、というべきページでした)




追記:11月3日

スキーマについて、更に読み込みました。


人は話を聞いている時にスキーマをつかって理解しているそうです。そのスキーマによって
・合理化
・削除
・精緻化
・歪曲
がなされるということでした。


個人的にすごくよくわかる気がしました。


支離滅裂ぎみな話を聞いても、そこに合理的な構造を探して、いみをとろうとします。情報として要らないものは、選択せずにどんどん「聞いていない」状態にしています。そして、ない情報でも話をつなげるために、スキーマの提示する情報を補って(時には、明示的におぎなって)話をかんせいさせます。しかもそのスキーマというか認知の仕方が、本来の情報を切り刻むので、不適切な対象については、わざとでないけれど本質を失うこともあるかとおもいます。極力歪曲しないように、フィールドワークの中では事実・出来事を紙に書きとめて、記憶の中での自動洗練をうけないようにするわけですが。


興味深いのは、スキーマをいじってやることで、その人の記憶をいじることができる、ということ。思い込んでいた基盤をかえるようなこと、かな、とおもうのですが、それによって、その人の過去の体験の意味づけをかえることができるのかもしれませんし、過去、スキーマのデフォルト値として認知していたものを、スキーマのデフォルト値をかえることで、過去のその時にゼロ情報だった所に、デフォルトがはいるようにするのかな、とも。

たとえば、針し去ったフェラーリ。色はデフォルトは、大抵の人は「赤」だとおもうんですが、その人のスキーマをいじるとは、「この20年間でもっとも国内でうれたのは、実は黄色であり、赤というのは、テレビで見る以外にめったに走っていない」ということを、しんじさせられたとします(本当はどうかわかりませんが)。すると、過去に走り去った場面のフェラーリ、は、記憶の中で色の情報が枯れかけていたならば、「ん、黄色、だったっけ?」と、なるのかもしれません。

認知心理学というのは、創造のための特性を知るために勉強しているのですが、なかなか、奥の深い、使い方によっては、聞きすぎる効果のあるものかもしれないなぁと、ふと、感じたのでした。よい知識は正しくつかわれないと。と思うのでした。

古いバイオ=動画編集のできるICレコーダ

自宅でナレーションを録音する時に、バイオのマイクはとてもよく音が取れて、画面の再生もしながらできたり、そのあとの動画への編集もその機体内でできるので、とても便利であることに気が付きました。

古くて速度が遅いので、使い出がないなぁとおもっていたのですが、ICレコーダーである、と考える、大変高機能なICレコーダーなんだと思いいたりました。

外からスライド画像を取り込み、ピカサなどで動画にして、その際に、Windowsのムービーメーカーで、ナレーションを録音し、バイオの中でファイルを編集すれば、動画コンテンツが出来上がります。

ウェブで情報発信をしていて、情報をもっとフルに届けたい、という時がありますが、その時に、この環境はとてもいいな、とおもっています。

最近、ICレコーダーのよいものがほしいと思っていたのですが、古いバイオを、ICレコーダー専用機とおもってみれば、むちゃくちゃ、性能の優れたICレコーダー(ただし、持ち運びの面はわるいわけですが)なんだ、とおもいました。

ポメラ、のような、専用機化をかんがえると、いろいろ古いハードウエアには、活用の用途がある気がします。(たとえば、古いデジカメは、朝顔の横にくくりつけて、定点観測をするために、動かさない。撮影したら、無線のSDカードで、飛ばす。といったことをすると、古いデジカメにも、十分な楽しみ方があったり、と)

起業アイデア、育てます!

サービス開発プロジェクトという起業アイデアを育てるプロジェクトが今月スタートします。昨年に続き、第二期、となる今年、より充実したサポートが期待できます。

私も後半(12月25日分)から、講師として参画します。ビジネスアイデアを次々発想してもらう手法を、全力で提供しますので、よかったら、ぜひご参加ください。

場所は仙台です。半年にわたり毎月集まりますので、宮城の方が範疇になるかと思います。

地元仙台での「アイデア創出の技術」を提供できる貴重な機会ということもあって、私も楽しみにしています。最後のビジネスプラン発表の場である3月18日まで、一緒に走り抜けましょう!参加しようかどうか、まよったら、ぜひ、お問い合わせだけでもしてみてください。宮城県中小企業団体中央会、という公的な機関が運営しますので安心してご相談ください。

詳細

http://www.chuokai-miyagi.or.jp/sonota/091124spro/h21spro.pdf


(このブログのトップのスペースも、11月24日まで、その募集先へのリンクになります。)

2009年11月01日

ハーマンミラーが仙台に来た

ハーマンミラーのEmbody Chair (エンボディチェア)。

ネットでみると、魔王の椅子、といった感じのすごい構造の背面が印象的ですが、正面から見る分には大人なデザインだとおもいます。

今日は、ハーマンミラーのお店が仙台にできる、ということで、そのイベントに行ってきました。

ハーマンミラーの店舗、正しくは、ergokiosk(エルゴキオスク)というそうです。

smt-hmek.jpg

仙台メディアテーク1階のイベントでは、ハーマンミラーの社長さんや人間工学の先生がいらして、クオリアやワークライフバランスなどから視点を紡ぎだして、各種の人間工学的な企業の方の興味深いお話が聞けました。(聴衆がもっといてもいいぐらいのとてもよい話でした)

hm-ek-sendai.jpg

そのあと、実際にすわらせてもえて、あれこれ調節をしてくれました。どの椅子もいいです。調整をしてもらうとかなり快適になりますね。

その中でも、やっぱり、エンボディ。
(写真は、取り忘れました。座るのに夢中になって)

この座り心地は「ふかふか」とかじゃなく、すごく快適。座っていることが自然な感じだろうなぁと思います。あり得ない想定ですが、値段がもし5ケタの前半なら、すぐ買いたい、それぐらいのよさでした。

ちなみに、エコバッグとクッキー(ハーマンミラーのロゴ入り)を下さったのですが、どちらもしっかりしたものでした。娘たちと食後にクッキーを食べたのですが、好評であっという間に残りにまいに。エコバッグもいいデザインですね。

hm-ek.jpg

最近、仙台に、クリエイティブな物事が、よく出現している気がします。他の人の力で、に期待しつつ、私たちからも、もっともっと、そういう社会を創りたいと思ったのでした。

2009年10月31日

使えるフリーソフト、2本

このところ、自宅で趣味につかっていた古いPC(windows XP)の使いやすい環境作りに取り掛かっていたのですが、その過程で、分かってきた、いろいいソフトをご紹介します。妻のPC(Vista)にも、いれたりしてみていました。


フリーのウイルスソフト

 avast!
 http://www.avast.com/jpn/download-avast-home.html

大きなお金を扱う専門的な仕事をしている友人が使っているのを見て、へー、フリーでも、十分いけるの?と聞いたら、ずっと使っていて支障がない、ということだったのでつかってみました。彼はかなりしっかりしたITリテラシーを持っているので、いけそうだ、とおもい、XPとVistaにいてみました。

XPは、ほとんどスタンドアローンで使っていて、データを一つも入れてないマシンだったので、5年近く、ノートンが切れたままでした。それを削除して、入れてみると、、、かなりサクサクと立ち上がりました。そして、ウイルスの情報も毎回更新されるので、安心して、いまは、ネットにつなげるようになりました。

Vistaは、切れる直前のウイルスバスターがありました。これを消さずに、avast!をいれたら、競合してなんたら、、、のメッセージが出たので、ウイルスバスターを消して、avastだけを運用したら、きっちり動いてくれました。

なお、大量のスキャンを初めにします。その中で、ウイルスを見つけると、アラートが出ます。(実際にウイルスが1つだけ、検出されました。ウイルスバスターを使っていたんですが)。かなり激しいアラートでびっくり。

そのあとは、立ち上がるのがかなり速くなりました。大抵のウイルスソフトの場合は、ウイルスソフトが起動するまで、Vistaの輪っか(砂時計に相当するあれ)がくるくるまわるのを眺めることになるのですが、これは、さくさくさく、っというぐらいに立ち上がります。しばらくつかっていると、更新したよ、というメッセージが立ち上がる、といった具合です。




もうひとつは、

フリーのデフラグソフトです。

 MyDefrag
 http://www.mydefrag.com/


これはかなりしっかりしていていいですね。その前のバージョンに当たるJKDefragをずっとつかっていたのですが、妻のPCに入れるために探したら、MyDefragに名称とバージョンがかわっていました。変わって大変よくなっていました。基本のしっかり差と、使いやすさの両方がそなわってて、これまた、フリーなのにしっかり、としています。

(なお、XPには、入れていません。XPまでは、デフラグがPCの基本ソフトで、使えるものが入っているので、それを使っています。)





ちなみに、予定外の三本目ですが、
フリーのバックアップソフトで、よいものも紹介します。

 ばっくんちょ
 http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se044204.html

 いろいろフリーを試した結果、これがもっとも、私にはよかったです。作者さん、ありがとうございます。

これにプラスして、「Kingston」の「64GBのUSBメモリ」を使っています。USBメモリなのに64GB。私のメインPCのHDDより大きな容量です。これにむかって「ばっくんちょ」で、ファイルを吸い上げます。

windowsの機能で、一括バックアップもあるのですが、これだと、PCを持ち歩かない時に、USBだけもっていて、あのファイルを…というシーンで、簡便に取り出すことができないので、ファイルをファイルのまますいあげてくれるこれを使っています。USBにPCの全てのデータが入るので、PCを持たずにいって、いった先のPCでそのまま引き続き私語をする、という時には大変重宝しています。外付けHDDだと、衝撃をさけるのでPCを持ち歩くのと同じぐらい、慎重になりますがUSBだと、かなり安心です。(あと、このKingstonには、簡単なセキュリティーソフトが入っていて、セキュリティー領域を空けない限りは、からのUSBの用に使えるので、緊急用のUSBとして、使うこともできるのがいいです。バックアップ用の領域に一時的なものを入れるのはすごく精神衛生上良くないですが、この、USB内に、パーティションがあって、普段は閉じている、という仕掛けはとても好ましいように思います。




このところの大容量化は、すこし落ち着いた感があって、このUSBメモリがしばらくは、いい感じかな、とおもっています。ただ、質感がちょっと、パカパカしています。先端部を引っ込ませる時に、Sonyのもののようなすっとした質感がないです。でも、丈夫さからいえば、とても信頼できそうなつくりです。原始的なものの方が、壊れにくそうで、いいな、という気もします。

2009年10月30日

ワークショップ・スライド

今日のアイデア創出の技術ワークショップの資料を掲載します。

091030_idea_workshop.pdf

本日ご参加いただいたT社、H社の皆さまで、社内勉強会などで必要なことがあれば、ご自由にお使いください。

リーダーにしか、できないことがある。

強い信念をもってぜひ、次々と可能性を切り開いていってください。陰ながらいつも応援しております。石井

閾下知覚

認知心理学事典をよる読んでいて面白い概念がありました。

どのくらいの刺激を感じるかの実験で、刺激を弱くしていくと、ある時点からは感じなくなりますが、しかし、脳はそれをインプットとして受け取っている、とデータ的には、でるそうです。しかし、被験者に感じるかととうと、感じない、というそうです。

意識できない、が、しかし、その刺激を体と脳は受けている。

そういう刺激があるんですね。イキカチカク、と、なかなか普段は使わない言葉ですが、サブリミナル…というと、なんとなく聞いたことがある言葉です。よく映画の間にコーラの映像をいれるとよく売れた、という逸話がビジネス書などでもでますが、そういう「閾下知覚」は映像だけではないようです。

人間の仕組みは実に興味深いですね。

2009年10月29日

明日は、大手精密機器メーカ殿でアイデアワークショップ

明日の仕事も、精一杯やってこよう!と思いつつ、今日一日体調を整えていました。

講演やワークショップの前の日は、特別なことをしないようにしています。ただしくは、いつもと同じことを極力して、健やかに心身をつかうことを心がけています。

情熱や知識や空気みたいなものをふくめて、講師が「伝える」という仕事の価値を形づくっているのだと思うのです。

これまでも、前日はお酒を飲まない、という、自分ルールをもっていましたが、生活も、きちんと、1時間4キロのウオーキングをして、しっかり睡眠と食事を取って(当日はかなり軽食にして)、登壇するようにしています。

PCも、前日はだいぶファイルを整理をして、最適化をかけて、エラーチェックもして、そして、講演で使う資料一式を、寝る前にみる、ということをしています。

聞いて下さる方々、たまたま、生徒と講師という立場ですごすだけであって、すべてのかたは、ともに、未来を創る仲間である、とおもって、精一杯、私の提供できるものを、お伝えしようと思います。

目の前に来た人を本気で愛すること。昔、商社で営業マンをしていた時に、お客さんとの関係をつくる最大の要因は、自分の客さんを本気で愛するのことにあり、とおもったのですが、それはあらゆることに共通だと思います。ビジネスであっても、地域社会での活動であっても、ましてや家族や友人との間であっても。

だから、僕は、自分自身にいつもいいます。目の前にいる方々を本気で愛そう。もし、彼ら彼女らを、我が子と思って、本当に愛しているならば、彼ら彼女らがこの先の道で迷う時にきっと役に立つ情報やスキルを僕はすこしでも、わかりやすく、たくさん、わたしておきたい、とおもうだろう、と。

人間の認知限界があります。一度に1つずつ。そして、せいぜい1コースで3つまで。だから、相手に渡せるボールは3つまで。3、ということで昔話に出てくる「三枚のお札」をよくイメージするのですが、道を切り開きすすむ人たちに、ここぞの時に役に立つ3枚のお札、つくって渡したいなぁとおもうのです。

微力ながら全力で、あすも取り組もうと思います。私にいつもこうした使命を果たす機会をお仕事としてくださる方々に、感謝。

TRIZがあなたにもたらしてくれるもの

TRIZ_ga_anatani_motarasitekureru_mono.jpg

スライドを創っていて、初心者の方にむけて「TRIZは一言でいえば、どういう効果がある道具なのか?」をとことん考えてみた結果、こういうスライドになりました。

たとえば、の話ですが、かんな。かんなは、使う人にいったい何を与えてくれるのか。木製のフラット面のあるブロック状の構造の中に刃がありまして…というのは、適切な答えじゃない。かんなが、使い手にくれるものは「木材の滑らかな表面」ですね。

その観点から言うと、TRIZは、なんだろう、と。

すると、最後の一言までしぼりこむなら「効率的なアイデアワーク」だと、言えるでしょう。技術系の人材に向けて言うならば。

(なお、企画部など、文系的な部門ならば、TRIZよりも、軽くて効果的な道具があります。なので、上記の言葉は、あくまで、TRIZの潜在的な使い手に対することば、であることを、補足しておきます。文系的な方向けには、私は、現代のシネクティクス手法を提供します。)


言葉は、絞るほど、強くなる。磨かれる。
エッセンスの単語をはぎ取った時、それは分かる。
posted by 石井力重 at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

面白い、になったら、もう重くない。

「小さい山」を登るのに、重たい登山道具は
要らない。道具が重ければ登りにくい。

しかし専門家は大きな山も登れる
「フルセットの登山道具」を渡す。

 少しの道具(革靴→スニーカ)でも
 基礎体力のある人は、それだけでかなり登れる。

「登るが面白い」になったら、
本格的な登山道具、は、もう重くない。



・・・


講演のスライドの一枚です。
スキルやメソッドの講師は
「情報をフルセットで渡す」落とし穴に
陥りがちです。
それを回避するには、上記の構造をよく肝に銘じておきたいと
おもいます。

ちなみに「たくさん渡したい」でも「短時間にたくさんだと認知度が劣化する」のジレンマなわけですが、TRIZはそれに対して一定の示唆を与えてくれます。

創造性の3つの異なる方法

選択的符号化(情報から見つける)
選択的結合化(得たものの組み合わせ)
選択的比較化(アナロジー)

認知心理学事典を読み進めていて突き当った面白い概念でした。

もっともっと良くしたいから

いま、ある大手メーカの研究所さん向けのアイデア技法講義の設計をしているのですが、実にたくさんの没をつくり膨大な時間をかけて取り組んでいます。もっともっと良くしたい、とおもうと、スランプといってもいいぐらい、何度も、創っては壊しをしています。情熱をかけるかいのある仕事に、没頭し、今夜も夜が更けます。我ながら求道者的だなぁ、と、もう一人の客観視している自分が笑っておりますが、志した道をゆくとは、そういうもんなのかな、ともおもったり。
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