2006年07月31日

ベンチャー企業の営業支援。

7月31日。今日は、あるITベンチャーの営業支援をしてきました。民間のコーディネータならではの活動といえる部分です。どんなにイノベーションを、とはやし立ててもつまるところ商売繁盛です。営業支援は実はベンチャー向けの支援として非常に重要だと思います。

私も今回訪問した企業はあまり訪問したことの無い業種でとても勉強になりました。

(追記)

2006年07月30日

「子供向け」テイスト。優れた研修から学んだこと。

最近気がついて印象的だったもののひとつに「子供向け」テイストとでもよぶべきものがありました。

ある講師は、きちんと説明することが難しいテーマについて、とても明快ですっきりと教えてくれます。楽しくなりそして、学んだことを自発的に使いたくなります。彼の教え方をずっと観察するために、速記メモをとりました。そのうちにある傾向に気がつきました。2つあります。

第一に、彼の説明はとっても平易な言葉遣いです。気取った専門用語は驚くほど出てきません。気取った感じが一切無いのです。第二に、物事の説明は、基本的にストーリー仕立てです。せいぜい3ステップぐらいで主張にたどり着くようにデザインされています。

これは、とても小さい子供に物事を教える様子に非常に良く似ています。テーマが単に大人向けなだけで。

以上は、優れた講師から学んだことのひとつです。時々自分の停滞に風を吹き込むためにもセミナーに参加しますが、優れたセミナーからは多くのことが学べます。忙しい中でも自己投資としてセミナー参加には努めたいと思います。

ちなみに、「子供向け」といえば。
posted by 石井力重 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2006年07月29日

ベンチャーの社長と優秀な人材の引き合わせ。

7月29日、土曜日。早朝から仙台市内のあるベンチャー企業を訪問していました。そのベンチャー企業は数年の開発フェーズをへて事業化フェーズへと軸足を移しつつあります。社長はその担い手人材の増員をはかっています。そこで若くて優秀な人材がいないかとの相談を受けました。私の知人で能力、志、興味がマッチしそうな人物にあたり、今朝は両者を引き合わせました。

両者にとって重要なことなので簡単にはきめられませんが、両者の人となりがお互いわかり、前向きに検討するための合意形成ができました。企業と人材のお見合いは、まずはここから。

私個人としてもこの社長のファンです。彼の事業が大きく発展することのお手伝いをこうした面でもできれば幸いです。

2006年07月28日

(再掲)一次産業と新産業

昨年のブログより再掲します。(出展:http://www.voiceblog.jp/ishiirikie/
一次産業と新産業mini.gif



追記
posted by 石井力重 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究活動/検討メモ&資料

2006年07月27日

オーダーメイドマグカップがドイツから届きました。

シャツシティーという面白いビジネスを展開している企業があります。IDCOM(アイディーコム)というドイツ系の企業で日本法人は仙台に本社があります。

シャツシティーのサイトに自分のデザインしたデザインをアップロードしてサイトに用意してあるリストの中からTシャツを選び、その上にデザインを配置すれば、オリジナルデザインのTシャツを作ることができます。一点だけでも数千円で作ることができ、一点でも発注すればドイツから送られてきます。Tシャツだけではなく、マグカップもあったので、あるデザインをアップロードして、ひとつオーダーしてみました。

masamuneマグカップ.jpg
デザイン提供、佐藤光雄氏※
※切り絵の画像データは作者に特別に了解を頂き使用しています。

手ごろの大きさの白いマグカップに、アップロードしたデザインがくっきりと印刷されています。白地に黒一色の切り絵が映えます。しかもマグカップのそこに刻印された産地を見ると、MADE IN ENGLANDの文字が。私には陶器のよさが良くわかりませんが、そう思うとそこはかとなく素敵な気がします。

このシャツシティーが面白いのは、オリジナルデザインでアイテムを作れることだけではありません。ドロップシッピングというビジネスモデルをとっています。自分のアップしたオリジナルデザインをTシャツにあしらったものを、そのまま自分のネットショップとしてシャツシティーの中にお店を出すことができます。個人のデザイナーが世の中に自分の作品をだすための優れた仕組みが提供されています。この品質で商品が作成できるこのシャツシティーのビジネスは近いうちに大きく展開しそうな気がします。

参考:シャツシティー http://www.shirtcity.co.jp/

佐藤氏のサイトには優れた構図のデザインとしての切り絵がたくさんあります。

参考 http://www5f.biglobe.ne.jp/~mitsuosatoh/profile.htm
出展 http://www5f.biglobe.ne.jp/~mitsuosatoh/kirie_02.htm

2006年07月26日

展示パネルつくり2。

7月26日。一昨日の続きの作業です。A1サイズの展示パネルの原稿が社内調整をへて出来上がりました。A1サイズのPPTとしては最終的に以下のようになりました。(クリックすると原寸大のもの現れます。かなり大きなファイルです)

A1ポスター.gif

これらを当初の設計どおり、A3サイズに指定したPPTに割り振っていきます。1/4ずつです。以下のようになります。

A3パネル1   2A3パネル2

A3パネル3   4A3パネル4

これらはA3原稿なので社内のカラープリンターで出力します。

そしてこれらをきれいに張り合わせて、原稿同士の間の文字だけを印刷して張り付ければ、A1サイズの原稿として再現されます。そして、A1サイズのイレパネの中に入れると以下のようになります。

A1パネルタ物.bmp

かなり見た目には、大きな印刷物として認識できるようなものになります。これがA3サイズを敷き詰めたものであることは、イレパネのフィルムシートがあるおかげでほとんどわかりません。

ちなみにこれらのパネルは合計で2800円弱で製作できました。カラープリンターは社内の一般的なものなので数十円。それからイレパネは2700円程度。これは仙台のオフィス24(南町通り)で購入。パネル印刷やA1ポスター印刷を発注することを考えると結構割安です。(普通紙A1で出力したら、ポスター出力するだけで、3800円。光沢紙ならば6000円以上かかります)。しかも展示会後にも、内容は自由に差し替えできますから使い回しも効きます。(ただし、A3をまたぐコンテンツについては境目で印刷余白ができてしまう可能性があります。)

2006年07月24日

展示パネル作り。

7月24日。本日は、大型パネルの原稿作りをしていました。今週末に産学連携イベントがありそこで掲示するためのものです。A1パネルという大きさがどれくらいのものか、その大きさにどれくらいの枠割りで、どの程度の文字だったら読みやすいのか、作りながら確認してゆきます。この方法はかなり効率的でした。

A1ポスター

PCの上でA1のスライドを作っても見た目にはいつものA4スライドと変わらないので、初めにホワイトボードにA4の紙をならべて模擬的にA1を作ります。
A4→A3(A4*2)→A2(A4*4)→A1(A4*8)

今回気がついたのですが、ホワイトボードはA1の横長サイズが丁度2枚入る大きさです。なのであいているほうのスペースに、マジックでざっと原稿案を書きます。パネルを眺める人がぱっと見てわかるような大きな文字、構図。

それから、プロジェクターでスライドを擬似A1用紙に投影します。プロジェクターの照射エリアのサイズがA1用紙に一致するように調整します。

そして、マジックで書いた原稿の文字・構図を横目で見ながらスライドに反映していきます。PCで書いた文字は細かく作りこめるのですが、パネルにしたときには、ぱっとわかりやすい情報量にしないといけない、ということも直感的に理解できます。

作り手になってよくわかったのは『自分がもっともPRしたいことというのは、情報量が多くなる。その結果細かい文字でギッシリと文章を書いてしまう』ということです。

こうならないよう、自分に言い聞かせたいのは『一番伝えたい部分がもっとも(1)大きな文字、(2)少ない文字数、(3)印象付ける図形を背景にしているようにせよ』ということです。一番伝えたい部分をもっとも発信情報量を少なくする。そうすることで伝えたいことの本質が多くの人に伝わります。情報量を減らすのは発信者としては苦しいものですが、伝わらなければもともこもありません。

このときに、スライド投影しながら作ると人は驚くほど客観的になれます。「あ、このままじゃ読んでもらえないな」とすぐに気がつきます。

なお、今回はA3用紙*4枚を基本構造にしたスライドにしました。これであれば特殊な印刷(一枚数千円)をかけて専門業者に頼む必要がありません。A3ごとに出力して、スチール製のA1のポスターパネルに4枚を並べてセットすればOKです。業者に外注しなくてすむので、PC環境、作業時間コスト、修正への柔軟な対応ができるようになります。

続き

2006年07月23日

開催報告(7月22日、30名)

仙台・東北を中心とした若手の情報交換会(MMJ)の第21回を、7月22日、Five Bridge(HSGビル3階)にて開催しましたのでご報告します。

今回は霞ヶ関構造改革・プロジェクトKの芳野氏(内閣府)をゲストにお招きして行いました。参加者は約30名。なにか企画に取り組む学生・院生の方、起業家、若手の行政マン、若手の専門職(コンサルタント)、企業勤務者の方などなど。多様な属性の方がおいでになりしました。

MMJ21-02.JPG

ゲストの芳野氏からは霞ヶ関の問題・原因、理想・改革案などをお話していただきました。とても興味深い内容でした。参加者でも、政策関係の研究をする大学院生の方や、現場で活躍する若手行政マンの方などがおり、話の内容について多様な受け止め方があったようでした。

プレゼンファイル→ http://www.geocities.jp/projectk2005/gaiyou.pdf

MMJ21-01.JPG

毎回初参加の方が多いのがMMJのひとつの特徴です。なのでいつ来ても、いろんな方と話ができて新鮮な情報や活動をしることができます。今回も4割くらいははじめてきた、という方でした。不思議なことに、MMJを21回続けてきても、毎回「4割くらいははじめてきた人」である構図は変わりません。チャレンジする人がここに来て仲間を見つけたり、自分のしたいことを発信してアドバイスをもらったりする姿は初回からずっと見られます。はじめてこられた方の多くがおっしゃるのですが「仙台にこんなに挑戦する意欲のある人がいたのかと驚いた」と。そういう方が集まって話をわいわいとする場としてのMMJを今後も開催してゆきたいと思います。

次回は、8月19日に行います。詳細確定し次第、本ブログからもご案内いたします。(案内をメールでほしい、という方がいらしたら、石井までメールをお送りください。)MMJに関するお問い合わせがあれば、私石井までお気軽にご連絡ください。

お問合せ先:rikie_ishii@yahoo.co.jp(石井力重)


追記:ゲストの芳野氏のメルマガにて会の様子をご紹介いただきました。
http://ishiirikie.jpn.org/article/1045583.html
posted by 石井力重 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/MMJ

2006年07月22日

ワークショップのアンケート結果(7月22日分)

7月22日のアイデア出しの技法ワークショップにご参加いただいた方からのアンケート結果を報告します。(参加人数6名。回答率100%)なお、アンケートの回収方法は事後に個別回収を行いましたので肯定的回答への影響があると思われます。

[Q1]このセミナーの満足度
満足(4人)、やや満足(2人)、普通(0)、やや不満(0)、不満(0)  

[Q2]Q1の理由(「 」の中に回答)
(Q1で「満足」と回答したグループの回答)
■セミナー内容のレベルが「適切/ちょうど良かった/地に足がついており、実践的/平易なところから始まり、すごい発想に届きそう」だったため。
■所要時間が「適当(もう少し長くてもよかったかも)」だったため。
■開催日時が「参加しやすい時間帯」だったため。
■講師が 「アイディアプラントの代表/説明がうまく、好感が持てた」ため。
■参加者が「元気で発想や表現力が豊か」だったため。
■配布資料が 「わかりやすかった」だったため。
■その他の意見「(アイデア出しの)テーマが雨具だったため」
(Q1で「やや満足」と回答したグループの回答)
■セミナー内容のレベルが「入門者には適当」だったため。
■所要時間が「内容に対して短い/短いと感じた」ため。
■参加者が「少なかった」だったため。
■その他の意見「演習課題の内容がもの足りない。また、内容を深められなかった。」

[Q3]セミナーが、最も効果的なのは、どのような人達に対して?
・中小企業、ベンチャー企業、アパレル
・学生、大学生、中学生、高校生
・公務員、行政・福祉関係
・若手社会人(営業とか企画を行うにあたって、壁にぶつかっている層)
・マンネリ感を持っている組織

[Q4]アドバンストな技法ワークショップも企画しています。今後、受けたい講義の要望は?
■「アイデアを出すことのみにとどまらず、出したアイデアの実現を望むに際して、個人で計画・遂行・評価する場合の振る舞いと、組織で計画・遂行・評価する場合の振る舞いについて、よい示唆を得ることの出来る仮想演習を行ってみたい。」
■「きっと、私の知らないことだらけに違いないと思っているので、内容についての要望はございません。また参加させて頂ければと思います。 」
■「離れた場所にいる人、もしくは時間の都合などで実際に集まることが困難な場合に行う、Web上での効果的なアイデア出しの方法などがあったら受けてみたいです。」

(その他、設問に対応しない形で頂いたご意見)
■課題演習の時間を長く取ってみる。
■受講者の属性を限定し、受講者に関連するが離れた分野の演習課題を与えてみる。



続きを読む

アイデア出しの技法ワークショップ(in Five Bridge)を行いました。

7月22日。Five Bridgeにて、アイデアプラント公開セミナー、アイデアの技法ワークショップを行いました。

講義資料 アイデア出しの技法、ワークショップ(in Five Bridge)

idea01.jpg

講義はこれまで東北大や宮城大で行ってきたものをベースに一般向けに改良したものです。今回は、若いコンサルタントや研究開発の人材などが多かったのでそれを意識して行いました。

idea02.jpg

活発にアイデアだしを行っています。90分のうち、半分くらいはグループワークです。講師のしゃべりと参加者の作業が同じくらいです。かなり創造性をつかさどる脳の部位は集中的につかわれるのでつかれるとおもいますが、それを楽しんでいる方が多いようです。

idea03.jpg

今回はブレストの内容を文房具、ではなく、雨具としました。各チームかなり面白いアイデアを出されました。最後にはブレインライティングを体験してもらうためにさらに雨具のアイデアだしを行ったのですが、最後はかなり面白いアイデアが出ました。ブレインライティングと簡便な評価で発表をおこなうと効果的にアイデアの創出ができるという感触がありました。

特に雨合羽を生分解素材にして使い捨てにし、というアイデアと”号外カッパ(雨が降ったら配る)”という突飛なアイデアがでて、それならば、背中に大きな広告を入れておけば町中に大きな広告スペースができるぞ、というアイデアに展開しました。これはなかなか筋のいいアイデアだと会場の反応がみられました。私もそう思います。

このセミナーは今年度はあと数回無料で出前を行っています。皆様のご要望あがればぜひお声掛けください。内容もオーディエンスや開催者の主旨に合わせて対応をいたします。また参加いただいた方は差し支えなければぜひ参加してみての感想をお寄せください。よろしくお願いします。

2006年07月21日

ビジネスコンテストの主催者とミーティング。

5月20日。夏に学生による学生のためのビジネスコンテストの企画があります。仙台で行われるもので今年で3回目。この第一回目には私も参加者として大変よい経験をさせてもらいました。本日は今年度の主催者の方とミーティングをしました。初代と二代目の主催者と同じく大学二年生が中心となって展開していますが、非常に企画・運営のしっかりしたチームです。

私は、そのコンテスト初日の講師としてお手伝いすることになりました。後輩たちの活動に、そしてチャレンジする若者の増加に貢献できるならばと、二つ返事で引き受けました。内容はアイデア創出セミナーです。

今回のコンテストの全体構造や目指すもの、想定する参加者のプロファイルをお聞きして、セミナーの内容をざっとデザインしてゆきます。東北大や宮城大で行ってきたもの(アイデア出しの技法ワークショップ)をベースに、今回のコンテストにあうようにコンテンツを修正をしていきます。今回はこのセミナーがチーム作業のための冒頭にあり、結構重要な役割をもっています。これまでに私にいろんなことを教えてくれた社会に、こういう形で恩返ししたい、そう思います。ベストの講義を提供できるように全力で臨みます。

2006年07月20日

TRIZセミナーの企画ミーティング。

5月20日。今日は某所の方とミーティング。宮城でTRIZのセミナーを企画しています。これまでにも何度か打ち合わせをして、PR用のポスター案ができてきたので、それの内容についてディスカッション。

私の方で請け負う仕事を確認してゆきます。企画ごとなので方向性やこういった感じで、ということをお互いに共有しながら作業を確認・分担してゆきます。セミナー企画のプロが推進してくださっているので、もういきなりハイレベルなポスターが案として提示されてきて、その能力に感心。この企画の担当をされている方は非常に多忙な人なので手早く案を作られたとおもうのですが、そのクオリティーは相当なものでした。

このセミナーの開催を通じて、地域の技術系企業、技術者の方々が、効果的な技術開発の指針として、TRIZのエッセンスを吸収していただけたら幸いです。今以上に優秀な企業がたくさん活躍する地域になることを目指して、日々できる限りのことを汗をかきかき走り回って提供してゆきます。この日の打ち合わせは4本。どれもとても充実したものとなりました。
posted by 石井力重 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2006年07月19日

ナノテクベンチャーの社長殿とミーティング。

5月18日。東北から世界へ展開する社長殿とミーティングをしました。私の大学院生時代から随分とお世話になっている方です。ナノテクノロジーの世界最先端技術と高邁なる精神の両方を備えつつ、決しておごらない社長の周りにはいつも人が内外から集まっています。今日は、社長殿に呼んでいただき、朝のミーティングからお昼まで、じっくりと今後の事業構想についてお話を伺いました。

お伺いした内容に対して、私はある種の支援ができると思いました。特に私の職務と経験ならではものが提供できそうです。世界を狙うこのベンチャー企業殿が発展するならばできる限りのことをしたいと思います。

これまでは技術系の中小企業の技術革新を対象にしたサービスを展開してきました。今回の案件ではスケールの大きなベンチャー企業のニーズに対し、サービスを開発・提供できそうです。全力で取り組みます。

2006年07月18日

アイデア出しの技法ワークショップ(in宮城大)を行いました。

7月18日。宮城大学の企画系サークルDEARさんで、アイデア出しの技法ワークショップを行いました。内容は5月に東北大で行ったものをベースに発展バージョンを行いました。
講義スライド → アイデア出しの技法ワークショップ(in宮城大)

アイデア出しの技法ワークショップ 前半.JPG

しりとらずやブレーンストーミングがとても順調でした。参加者は大学一年生と二年生。社会人のおこなうブレストよりも発想の自由度は高いようで終始活気のあるグループワークでした。

そのワークショップの後、5人の学生さんに残ってもらいました。そして実験的にCBS(カードブレインストーミング)とBW(ブレインライティング)の手法を活用してみました。こちらは、講義というよりも手探りで新しい創造性手法の導入をテストしてみたものです。

アイデア出しの技法ワークショップ 後半.JPG

CBSとBWについてはまた後日内容を述べたいと思いますが、これは参加者のコミュニケート度合いと全員参加度の観点からある仕掛けを導入したブレストです。簡単に言うと以下のような特徴があります。

■BS(ブレインストーミング)
盛り上がりや活気ある雰囲気でスピード感あるアイデア出し。波に乗ればアイデアの量と質は期待以上に。
■CBS(カードブレインストーミング)
発表の苦手なメンバーにも発表がしやすい。発言のスピードは下がるが、出された全てのアイデアがカードに残る利点は大きい。
■BW(ブレインライティング)
集団で無言でおこなうアイデア出し。全員がアイデアを出し、30分で108個のアイデアがうまれる(6人の場合)。シャイなメンバーや遠慮しがちなメンバーからも発想を引き出しやすい。

今回のテストケースでは、ある企業の新マスコットのネーミングを私を含めた6人で考えてみました。まずCBSを試してみました。その結果、ネーミングのアイデア出しではBSもCBSもあまり代わりがありませんでした。アイデアが紙に残る点ではCBSのメリットが感じられました。

次にBWに切り替えて行ってみました。これはかなり効果的でした。最後に評価(面白いに☆、イケそうに○)をつけてまわして、みんなの評価の集積を見たのですが、BWのシートの下のほうに下がるほど、評価のあつまるアイデアが見られました。BWという集団発想法は、ドイツで開発されたそうです。ドイツ人は比較的日本人の気質と近いような気がします。あるケースではBWはBSよりも集団発想法として効果的であるのかもしれません。

これらの成果も次のワークショップ(7月22日)などに取り込んで参加者の方に提供してゆきたいと思います。

2006年07月17日

理想解、というものの考え方。

TRIZの理論の中に『理想解』という考え方があります。理想の解を次のように定義しているのですが、その意味するところはとても示唆にとんでいると感じます。

・理想性=効能/(コスト+害)
・発展の方向は理想性の向上する方向へ発展する
・最終的な理想解は、コストなし・害なしで機能する(効能をもたらす)こと


今日はTRIZ理論としての考察ではありません。ビジネス的な側面とアイデア出しの側面から、これが面白いと感じますのでそれを述べたいと思います。

アイデア出しの組織に持ち込まれるテーマは漠としたものであることが結構あります。どうしたら商品がうれるようになるか、そのアイデア。などといったものも良くあります。テーマを明確にしてから依頼してくださいといえることばかりではないのが現実だとおもいます。(余談:漠としたクライアントの依頼から具体的な提案をかえすのは、コンサルティングファームでいえば戦略系などでは求められるものと聞きます。)

持ち込まれたテーマがどうすると理想的な状態か、これはメンバー間であれこれと意見が分かれます。人間の多様性がアイデアの質と量を生むので意見が複数出るのはいいことですが、方向性そのものはあるレベルでは合意形成できている必要があります。このとき、理想性とは、効能をそのコストと害で割ったものと考えよう。それが極めて向上することを理想状態としよう。と。続きを読む
posted by 石井力重 at 06:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 事業活動/アイデアの技法

2006年07月15日

情報交換会のご案内(MMJ第21回)

皆様 
 私石井が副代表を務める「多学部の学生・院生、及び若手起業家・社会人の交流・情報交換会『MMJ』」の第21回のご案内をいたします。どなたもご参加いただけますのでぜひお気軽にご来場ください。

 今回も、産学官の挑戦する人たちの集まるスペース『Five Bridge』で開催します。Five Bridgは、地域の人材が組織の壁を越えた個々人のつながりから、地域の活力や人材輩出の目的で、皆様に支援を頂き設立したものです。仙台市中心街にほど近い北目町に東北大学片平キャンパスに隣接したHSGビルにあり、ベテラン経営者や若手起業家・学生・会社員が一体となって設立しました。設立メンバーはみなも組織を超えて幅広い活躍されています。

今回は霞ヶ関構造改革を行っているメンバーの一人、芳野行気氏(環境省)にゲストでおいでいただきます。志の高い、興味深いお話をお伺いできそうです。ご参加になる方は、最下部のフォーマットをコピーして、石井までお送りください。以下、会の詳細です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■  MMJ 第21回概要  ■■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆日時    2006年7月22日(土)  18:00〜20:00
◆テーマ   「多学部の学生・院生、及び若手起業家・社会人の交流」
 17:45- 開場&受付
 18:00- 開会の挨拶
 18:05- 一人3分自己紹介(参加者)※1
 18:40- ゲストからのお言葉(15分)
 18:55- 自由な交流会(60分)
 19:55- 閉会

※1:自己紹介は全員が行います。簡単なものでもかまいません。基本的には、自分がいましている・とりくんでいること、あるいはこれから何かしようとしていることを、自己紹介をふまえてお話頂いています。

◆対象: 東北地域の学生・院生・起業家・社会人をメインにどなたでもご参加いただけます。
◆場所: 仙台市青葉区北目町4−7 HSGビル3階
  交通- JR仙台駅13分 地下鉄五橋駅8分)
  地図- こちらをクリック 
  (近くまで来ても結構迷うことが多いようです。目印を記載します。
  近くまで着たら、山小屋のようなアウトドアショップの「サンライフ」さんと、
  大きな看板がある楽器の「のだや」さんを見つけてください。
  その中間あたりにある茶色いビル(HSGビル)の3階がFive Bridgeです。)
◆参加費: 1000円(ビール・軽食の実費として)
◆お問い合わせ: MMJ副代表 石井力重 rikie_ishii@yahoo.co.jp
◆申し込み方法: 以下のフォーマットにご記入の上、石井までメールをお送りください。
◆申込締切り: 開催の24時間前
---------------------------------------------------
お名前:
所属(学校名、企業名):
学年もしくは役職:
専攻もしくは部署名:
一言( いま取り組んでいること or 簡単な自己紹介。0〜3行程度):

---------------------------------------------------
※「一言」は参加者名簿にそのまま転載いたします。
※このご案内文は、転送・ブログへの掲載など、すべてOKです。
posted by 石井力重 at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/MMJ

2006年07月14日

9画面法 『鳥の目虫の目で、現在過去をみる。で未来は?』

TRIZに、9画面法という思考方法があります。時間軸と空間軸(あるいは概念空間軸)の2つで新しい発想をしていく方法です。TRIZや技術課題、というキーワードを超えて、面白い思考方法だと思います。一般のアイデア出しに活用できる方法だと思いますので、ぜひ使ってみてください。

(以下の、出展は、USITセミナーテキストです。私の理解・解釈に基づく表現ですので多分に不十分なものがある可能性があることをご了承ください。)

3かける3のマス目を書きます。(アイデア出しのときに使うマンダラートと同じ)

横軸は時間軸です。(10年前、今、5年後)
縦軸は思考対象物の範囲(スコープ)です。(上位・相当物・下位)

6[過去・上位システム] 3[現在・上位システム] 7[未来・上位システム]
4[過去・  システム ] 1[現在・  システム ] 8[未来・  システム ]
5[過去・下位システム] 2[現在・下位システム] 9[未来・下位システム]

全ての升目を埋めるとこのようになります。数字に発想のコツがあると感じました。

まず真ん中の列です。ここに現在のことを書きながら整理します。
中段に、今考えている対象物を書きます。
下段に対象物の下位システム(構成要素)を書きます。
上段に対象物の上位システム(対象物を包含して全体として機能を効能を提供しているもの)

次に左の列に移ります。これは過去について。主に10年前を念頭に。
中段に、対象物の10年前の姿を書きます。
下段に、その下位システムを書きます。
上段に、その上位システムを書きます。

最後は右の列です。主に5年後を予測します。ここは下記込む順番が違います。
まず、上段のマス、上位システムを書きます。手始めに将来社会のキーワードを書きます。そして、5年後の上位システムの姿を予測します。
次に、中段のマス、対象物の将来の姿を描きます。結局ここを書きたいわけですが、ここにいたるまでの7つのマス目が優れた発想を広げます。
さらに、下段のマス、対象物の将来の姿の下位システムを描きます。簡単に言うと対象物の将来の姿を構成する構成要素やそれが持っている諸機能です。
ここがさらに、対象物の将来の姿を色鮮やかに描き出し、アイデアが具体的になります。

以上、9画面法という手法を紹介しました。ある意味、発想をめぐらしているときに自然と使っている頭の使い方です。それを意識的にすることで効果的に着想を得ることができます。

例:大学の休講を知らせる掲示板、を追記部分で考えて見ます。
posted by 石井力重 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2006年07月13日

TRIZとUSIT

USITトレーニングセミナーを受講し、TRIZの書物、説明会、ソフトツールなどから学んできたものを元に、ここで一度整理してみました。(以下のPPTファイル)

TRIZとUSITの位置づけ

ここに述べたことはあくまでも私の私見です。まだまだ学び始めたばかりで事実と異なる認識をしている可能性もあります。あらかじめご了承ください。
posted by 石井力重 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2006年07月12日

TRIZソフト操作セミナーに参加してきました。

7月12日。TRIZコンサル企業であるアイデア社のセミナーに参加して、TRIZソフトを実際に体験してきました。結論から報告しますと、TRIZソフト(TechOptimizer)はとてもできの良いソフトウエアでした。

あまり具体的な内容への言及は差し控えたいと思いますが、TOPE(TechOptimizerをこう略記します。プロフェッショナル・エディションのPEとおもわれます。)は、ユーザが活用するという視点からみてともて使いやすくできていました。TRIZがもつ知識ベースを十二分に引き出していました。さらに動画機能やあるものの自動生成がなかなかすごい。効果的な質問をしてくれるコンサルタントがそばにいるようなレベルです。

多分、TRIZソフトツールの効果的な活用には初期の訓練があったほうがよりよく使えると思われますが、ちょっとしたガイダンスをうけて後はつかってみながら自分の実問題に臨んでみる。という使い方が十分想定できます。たとえば公設試験所などに分析装置の時間貸し(有料)がありますが、そういうスタイルでTRIZソフトが、公設試験所にあってガイダンス+時間貸し(有料)があってもいいだろうなぁと感じました。

最後に、ちょっとだけセミナーのグループワークの様子をご紹介します。(写真は情報が劣化するように処理してありますので見にくいですがご了承ください。)

TRIZ soft tool
写真は休憩時間にグループのテーブルを撮影。この後ポストイットはさらに増え。

セミナーの内容も大変勉強になります。またグループには業種をこえてさまざまな企業のエンジニア、研究企画者の方とディスカッションしながら課題を実行していくことで、同じ志向の人材との交流も生まれます。実はこれもこのセミナーに参加することの大きな魅力、だと思います。貴重な機会を与えてくださったK講師殿に感謝!
posted by 石井力重 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2006年07月11日

愛用のカード。

私はカードタイプのメモ用紙を愛用しています。オフィス24で100枚セットで200円程度のものです。輪ゴムでぐりりと束ねて胸ポケットに入れています。

必要に応じてメモを取るのですが、大きく分けて次の3つに集約されます。

1.自分への指示出し。
  ふとした時、目的達成のためにはこれをしておかなくちゃ。という
  作業を思いついたら書きます。人は楽をしたがる生き物です。
  そういう自分へ、今の自分から指示を書いてカードで渡す感覚です。

2.実現したい夢。願望。
  途中のプロセスさえわらかないけれど実現したい夢が思い浮かんだら
  すかさず書き留めます。いつかかなうよフォルダに入れておきます。
  数ヶ月ぶりにみると、書いたことが意外と実現できてる、と驚きます。

3.コツ、知識、ノウハウ、情報
  本で見た優れた知恵やデータ、業界に精通した人の話、
  実践的な理論のポイント、レポートの要点など、ぜひ掘り下げたい・
  参照したい事柄を書いておきます。飲み会や雑談の中で聞いたキーワードは
  あっという間に記憶の中の抽象化情報に劣化してしまいます。
  現場で聞いた話は値千金。PCが起動するまでメモできないなんて
  いってられません。

カード
写真はあるテクノロジーマネジメントについて手法を整理したところ。

2006年07月10日

USITセミナーを振り返って。

ブースにこもって、事例報告をまとめています。

USITトレーニングセミナーの事例報告を作成しています。せっかくなので知識を構造的に整理し、活用できる知恵に消化するために、がっちりと取り組みます。壁にはグループワークで使った模造紙をはって、二日間のプロセスを振り返ります。事例報告のフォーマットファイルには、全体が理解できるような示唆がついているので、これを書いていくだけで自然と事後の理解がすすみます。なかなかの優れもの。

さて、セミナー全体を振り返ってみて得られた感想と気づきが3つほどあります。以下。

1、人間の創造性は事前にアイデアを生成させている。しかしアイデアは、漠然と考えているときには漠然とした理想形を描き、対象物と問題を明確に考える努力の分だけ理想形は明確な形を描く、ということを今回の構造化されたプロセスを通じて実感した。

2、漠然とした理想形は、ニーズを言い換えただけのアイデアになりがち。(例:うまく性能を発揮する機能をもった道具、といったような表現のアイデア)それに対して明確な理想形、特にUSITを使って生成する理想形は、問題定義・問題分析のプロセルと、USITオペレータを用いることで、具体的な手段や機構、物体構造を伴ったレベルのアイデアになる。

3、問題を明確に定義すること、と、手順を踏んで分析すること、は非常にたくさんのアイデアを触発する行為であった。経営学の分野では、構造化された効果的な問いが、優れた戦略立案に貢献することがあるが、テクノロジーマネジメントの分野でも同様の構造化された知識があると実感した。


これらは、USITが、というよりも、効果的なアイデア出し作業における本質的な性質のいくつかに気がついた、というほうが正しいかもしれません。アイデア出しの組織運営を行ってきた経験から言うと、USITというのは単に膨大な特許のエッセンスの抽出した知識セットをコンパクトにしたものではなく、人間の創造性や、分析眼と発想性能についての深い洞察があるように感じます。USITはTRIZを単にコンパクトにしたものにとどまらず、USITならではの付加価値があるような感じがします。ただそれを深く考察するには私には知識と経験がもっと必要です。もう少しわかってきたらまた報告をしたいと思います。
posted by 石井力重 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2006年07月09日

1/3構造。2週間計画から3年計画まで。

皆さんはどれくらいの期間で計画を立てていますか。それについて少し考えてみました。

まず、一年計画。これは標準的。

それから、3年計画。中期計画などの場合はよく3年が目安。変化の早い現代ではこの辺くらいまでが、限界かもしれません。

今度は短いほうに行ってみます。三、という数字は人間にとって覚えやすい構造。

一年を三等分してみます。

1/3年=4ヶ月。普通は、これくらいのレンジだと四半期(3ヶ月)が計画単位。
なお、一年間のうち平日は、は52週*5日=260日ですから、260/3日≒87日。

さら1/3は、29日。(あるいは6週間くらい)

さらに1/3は、9.6日(2週間)です。

二週間、というと忙しい人にアポをとるときに大体これくらい先になります。意外とあっという間です。何かを計画したり評価するときにはこれくらいの長さを単位期間として考えてみるのもいいかもしれません。

2週間単位の計画
 ▼3倍
6週間単位の計画
 ▼3倍
4ヶ月単位の計画
 ▼3倍
1年単位の計画
 ▼3倍
3年単位の計画

2週間の計画表を3*3*3*3=81倍すると3年計画になります。
(正しくは、2.97*2.97*2.97*2.97)

2週間というのは大体実ジョブベースですることの見えている未来です。
これを81個繰り返すと、3年です。早い会社なら、創業からIPOまでします。

なお、2週間、というのは、私の「4%論」(全体の64%の成果は4%の時間がたたき出している)で見た場合の「一年間の4%」に相当します。2週間という時間を常に64%の高密度時間にするのか、残りの薄い時間(4%の時間で成果の0.25%しかあげられない)にするのかで81倍後には、大きくたどり着いているところが違うでしょう。

64%*81=5181%
0.25%*81=20.25%
(フラットなモデルでは、4%*81=324、約300%)
posted by 石井力重 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2006年07月08日

お父さんを車からおろす方法。

週末は家族で太白区(仙台市の南の方のエリア)の大型ショッピングセンターによく買い物に行きます。仙台では車で移動することが常の生活です。大きなスーパーの駐車場には、お父さんと思しき人が家族の帰りをまって、めいめいにすごしています。私も時折、家族を待って本を読んでいることがあります。

大型のイオン系とヨークベニマル系のSCが隣接するエリアの近くのある独立系のSCでは、おもしろい工夫をしています。私はそこに行くときには決まって車を降ります。

まず、商品として、お酒もたくさんあります。普段は同じものばかり飲んでいても、これだけ豊富にあると楽しくいろいろ銘柄も見てみます。そうえば前に飲んだおいしいお酒ってボトルではこれくらいの値段だったんだ。とか。

それからキャッシャーの脇にコーヒーの試飲があります。自由にいくらでも飲めます。カップが小さいのでせいぜい100ccくらいしか飲みませんが、そこにはいつもお父さんたちが何人かいます。そこにいて飲みながら妻のレジまちをぼんやり待っています。そしてその脇には自由に使える折り紙があります。できたものが壁に掲示されています。なんだか和むし、娘は退屈しないで折り紙で遊んで妻のレジをまつことができます。普通、レジを待つ間の子守は結構面倒です。(いなくなるし、他のSCでは多くの場合、子供の目線に売り物のおもちゃがある。)ですが、ここは工夫(コーヒーと折り紙)があるので、退屈しません。

折り紙や100ccのコーヒーにかかるコストは、車からお父さんを自発的に降ろす工夫です。お父さんが降りてきて買い物をすると、ウイスキーか焼酎が一本、お買い物のかごに入ります。機会はたくさんあるのだ、それを活かす目と知恵が必要だ。ここにくるたび、そういう言葉を思い浮かべます。

2006年07月07日

USITセミナーに参加しています。(2日目)

USITセミナーの二日目では、最後に解決策を生成するところまで行きます。各チームの内容を述べることはできませんが、各セッションごとに発表と討論があり、だんだんとそのテーマが仕上がっていくのをみることができ興味深いです。ちょっとした商品開発会議を複数チームで同時進行しているようなものです。参加者の能力も高いので非常にエキサイティングです。

ちょっと脱線ですが、私は久々に頭脳が疲れる(疲れきって思考が散漫になる)という経験をしました。楽しいしどんどん内容が発展していくので面白いのですが、脳みその活動度は半端ではありません。創造的な行為をずっとつづける、というのは、常に新しい道を走り続けるドライブのようなものです。旅先で数百キロもドライブすると、次々新しくて楽しいけれど、近所を走るよりもずっとつかれるあの状態に似ています。創造活動というのは普通、効率的にできないので疲れきるほど創造行為はしにくいのですが、USITトレーニングでは、効率的に創造していくので、ある意味、頭脳は休むことなくずっと創造的な脳の部位を使い続けます。これはすごいことだと思います。

終わってみて、なるほど、課題が解決されました。たった二日で、何も試作物やモデルを使うことなく、紙と頭脳とディスカッションだけで、です。もちろん、魔法ではなく技法なので、USITでなくてもたどり着く解決策であるかもしれません。ただ、2日間でマスターしながら行ったので多少長いのですが、これはマスターした上で行えば多分一日弱で、持ち込まれた課題についての解決策をチームで生成することができると感じました。

なお、特に印象に深かったのは、問題を”定義する”ことです。具体内容をここにはかかないので抽象的な話になりますが、問題を定義する、という作業を時間をかけてしっかり行うこと、というのはある意味ものすごいアイデアを喚起する作業です。(たしかIDEOの「発想する会社」でも”現場でつぶさに視ること”をすすめています)あまりにアイデアがわいてきて、問題定義をすっ飛ばして一足飛びにアイデアを作りたい衝動に駆られます。これは次の「問題を分析する」でも、同じです。(私見:これはアイデアカードとしてストックしておいたほうがきっといいと思います。後半でアイデアの生成をするときに体系的にさらにそのアイデアを広げることができます。ある意味、アイデアを網羅的に使い切る、といった感じの現象を体験できます。)(私見2:チーム作業でなら、アイデアがでたらテーブルの上のかごにアイデアカードを書いて入れておいてもいいかも知れません。分析中に人はアイデアを出したくなるけれど、それをするべきフェーズではないときには、アイデアを殺さず色あせる前にカタチ(カード)にしておく。というのが面白いかもしれません。)

以上、2日間のセミナーでは多くの知識習得がありました。そして貴重な体験を貴重なメンバーで行うことができました。講師の中川先生、そのほかスタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
posted by 石井力重 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2006年07月06日

USITセミナーに参加しています。(1日目)

7月6日。新宿南口のマイクロソフトのビルで2日間のセミナーに参加しています。内容はUSIT(ユーシット)のトレーニングです。簡単にいうとTRIZをやさしくしたものです。

歴史的にいいますと、TRIZがロシアから欧米に渡り、発展していった中で、イスラエルでSIT(構造化された発明の技法)という手法に発展します。その後、アメリカで自動車メーカで働いていたシカフス氏が、USTI(統合的SIT)として技法を発展させました。その後日本でもこのUSTIをさらに発展させて使いやすいものへと技法が向上しています。今日はその内容を座学と実践で学んでいます。

内容については深い説明を感心しきりで聞いていました。問題を明確にするプロセスには技法独自のノウハウがたくさん詰まっています。その後に分析、そして、解決のための発想の切り口(しかも非常に体系的に整理されたもの)を用いてアイデアをだし、解決策を生成します。

セミナーの内容(技法そのもの、適用のコツ・ノウハウ)もすごいのですが、参加している方もすごい仕事をされている方ばかりで、ここに参加することは大きな学びと刺激となりました。
posted by 石井力重 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2006年07月05日

私の提供できるものカタログ。

今日は駐在先のインキュベータで朝食会があり半数以上の企業、20名以上の方が一堂に会して建物内のレストランで朝食をとりました。普段顔をあまり合わさない方ともちょっとした会話ができていいですね。後半には土壌関連のベンチャーを経営する教授からプレゼンがありとても勉強になりました。

その中で私が3分だけ私も自己紹介をさせてもらいました。3ヶ月間で地域企業さんのニーズをヒアリングしてきましたが、それに対して私が提供できるものを表にしたものを作成し、配布させてもらいました。添付PPTファイル。

提供できるものカタログmono.ppt

マトリックスの縦軸は技術系企業の社長さんのニーズ(の一部)です。横軸はそれに対して私が提供できるもの(一部、開発中を含む)です。PPTの二枚目には、特に私が注力して手法の習得に取り組んでいるものを、簡潔に説明したものです。
・個人や組織でアイデアだしをする基礎的な手法
・技術的課題の解決の手法
・斬新度の高い商品企画のアイデア会議の方法などです。

(各々専門のコンサルタントが存在する分野です。エントリーフェーズを対象に研修と会議ファシリテータを私は行います。その先により専門的に取り組みたいクライアントにはそれぞれの専門組織をつないでゆきたいとおもいます。)

私の駐在する組織は民間企業です。事業の手法を通じてサービスを社会に提供していく存在です。コーディネータの活動を円滑におこない、適正な収益をえるため、新技術の事業化の周辺部分の活動も行っています。このブログをごらんの方で、表の中のものに該当する課題をお持ちの方がいればお気軽にご相談ください。
発注単位:1時間(一万円+税)。内容=研修講師+会議ファリシテート
内容と時間はご相談して設定できます。
注:本価格単価はテスト運用期間である2006年9月までの特別設定の価格です。あらかじめご了承ください。

本件のご連絡先 rikie_ishii@yahoo.co.jp

2006年07月04日

大きく手堅い事業立ち上げ。ソーシャルキャピタルの活かし方。

(MOTの実践現場にいる研究者としての石井の視点から、あるケースから得られたファインディングを書き留めておきたいと思います。)

私が駐在する企業のあるビルはインキュベータです。ベンチャー企業がたくさんいます。急成長中のあるベンチャーの取締役と昼食を食べたときの話です。

石井「よくそれだけ大きい投資をしましたね。新しい業態をつくろうとしているときに、手堅い小さな規模の拡大再生産の成長モデルのほうがリスクが小さいようにおもいますが、実際には、その辺はいかがですか。」

取締役「それがですね、社長は”大きく手堅い”んですよ。」

私はどういうことだろう、と不思議に思い聴きました。「どういうことです?」

取締役「当社は先に大きな仕事をもらってくるんですよ。で、その仕事をかなえるために、全力でやる。後で振り返ると、われわれがナニナニ業であるという名前がつくことに気がつくんです。」

しばし私は考えました。なるほど。ベンチャーが先に「したいこと・できること」を商品にして、売り先を見つけるのに苦労するケースは多いけれど、彼らは先に「顧客からの仕事」があり、それをするために組織と能力を全力で構築する、わけです。

ここで2つのことに気がつきました。
1)彼らのしたいことがもちろんありますが、その実現の手段は、懐広く捕らえています。
2)はじめに大きな仕事を取ってくる起業家(社長)がいる。実績のない出来立ての会社にその仕事をもらってこれるのはひとえに起業家のもっている個人の実績、人脈、ビジネス能力という目に見えない(会計帳簿にも載らない)資産です。これが、ある意味、この企業の担保。

ソーシャルキャピタルという「関係性という領域に存在する資産」が非常に大きい起業家が、それをどう「仕事やお金」という会計帳簿にのる数字に変換するのかを、実例として見せ付けられたケースです。圧倒的なソーシャルキャピタル(+起業家の個人能力)。

大きく手堅い戦略。というのは、起業家がもつ内外(内:個人能力。外:ソーシャルキャピタル)の大きな資産を、ビジネスに変換していくことと深い関係がある。そう気がつきました。
posted by 石井力重 at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究活動/検討メモ&資料

2006年07月03日

NEDOフェロー、2006年度の紹介冊子。

私石井の仕事は、NEDOフェローとして科学技術の事業化を通じて地域と経済の発展に資することを行うことです。NEDOフェローは全国に100名程度います。全国のNEDOフェローがどんな活動をしているのか、冊子が発行されましたので紹介します。

産業技術フェローシップ事業2006 リンク先が不明のときはこちらへ

私は冊子の19ページ、番号62のところに紹介があります。内容はいつもお話していることと同様です。NEDOフェローという同僚とも協力しながら社会に価値を提供してゆきたいと思います。

2006年07月02日

心理的な視野角。

今日はココロの視野角、という私なりの考え方を書きたいと思います。

物事を遠くから見るときに、その物事が6つの要素からなっていることが見えたとします。その物事に近づいていく(あるいは時期が近くなる)と、最初に取り組もうとする要素が大きく見えるようになり、視野角の多くを占めていきます。心理的な見え方は、遠いうちは”6つの要素”であったものが、”詳細な様子まで見える大きな一要素と、5つの要素”と見えます。

これを意識することで、いま、どの距離感で話をしているのか、自分の思考をめぐらせているのか、把握し適切な判断ができるようになります。遠いうちから、最初のひとつを詳細に説明しても相手は受け取りにくい。逆に、具体的な最初のひとつに取り掛かる段でも、その他5つと同じようなさらっとした認識・言及では相手はどうしていいのかわかりません。

こういうモノとの距離(物理的、心理的、時間的な距離)とその心理的な視野角は、伝える相手の立ち居地によって適切に判断したいものです。自分自身がみえなくなっていることを自己認識することにも役に立ちます。
posted by 石井力重 at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2006年07月01日

仙台圏の企業情報誌「東北経済」にコーディネータGrのことが乗りました。

仙台圏の企業情報誌『旬刊 東北経済』(1848号 2006年6月28日発行)に、私の駐在先であるデュナミスの記事が2ページにわたり掲載されました。私のいるコーディネータGrの活動も紹介さています。以下、抜粋引用します。

(ここから、引用)

技術系コーディネート事業

 もうひとつの事業が技術系コーディネート事業です。現在、当社は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構から2人の研究開発プロジェクトのコーディネータであるNEDOフェローを受け入れています。彼らは、サイエンスの翻訳者として、異なる専門分野の専門家たちの橋渡し役をしたり、事業家を望む研究者の起業活動を全般的に支援したり、地域企業の技術革新の支援をします。

 一般的に技術経営(MOT)と呼ばれる技術系の事業構想の知識に加えて、商品開発のアイデア出しのノウハウや、定性的なものを可視化する独自コンサル、マインド面での促進、ベンチャーならではのフットワークのよさ、といった当社の強みにより、当社のクライアントは、起業活動や新事業展開を早めることができるのです。

 技術系の起業家と、事業の高付加価値化に取り組みたい地域企業の支援を通じて、地域からより多くの優秀企業が輩出されることを目指して、事業を行っています。

(引用終わり)


私たちは、技術系の起業家や技術系企業の新事業展開を、独自の強みを活かして全力でサポートします。仙台から優秀企業が次々と輩出されることを目指して今後も、日々全力をつくしてゆきたいと思います。
カテゴリ2
全バックナンバー