2007年06月30日

役割を絞ると、その役目を遂行できる能力が上がる。

複雑なルールや役割の中で、矛盾や板ばさみのストレスをうけながら職務(もしくは役目)をきちんと遂行するのは結構難しいですね。

人に仕事を依頼するときもそうです。ワークショップやロールプレイなどでも。

一方、完全性はいったん目をつぶり、一人の人が保有する役目を1つか2つに限定すると、かなりその職務遂行能力は高くなります。それが出来るようになったら、次の役目も出来るようにする。次第に一つずつやっていく。そんな視点を持つのもいいかも知れません。

あれもこれも、両手に抱えきれないくらいの役目の中で一歩も動けないときには、役目を一つにしぼって、それをまずやる。そんな風に考えてみるのもいいかもしれません。
posted by 石井力重 at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2007年06月29日

FM仙台の生中継でお話。

6月29日。朝8:37からの約6分間、FM仙台(Date FM)さんのPunp up Fridayの生中継の取材でお話をします。

場所はFiveBridge。リポーターはJORIさんという方です。

ブレスターについて、内容をインタビューして頂き、即興で、アイデア出しも行います。

続きは、放送終了後に。。。


――――――――――――――――――――――――――


(先ほど、放送が終了しましたので、続けます)

雨の中、リポータのJORIさんがきてくださいました。

JORIsan.jpg

雑談交じりに放送内容の打ち合わせをして、インタビュイー(インタビューされる人、つまり石井)が硬くなっているのを、和やかな雰囲気でやわらかくしていきます。この辺の抜群のヒューマンスキルは、さすがプロ!と感心しました。

さて、生中継は、こんな感じにやっていました。

DateFM PunpUp.jpg

放送後、しばらくJORIさんとプロの個人という働き方、挑戦する生き方、ブレインストーミングの実際、などなど、いろんなお話を短い時間ですが、させてもらいました。JORIさんは、とてもステキな人でした。JORIさんは私とほぼ同年代。JORIさんの大学、就職、そしてプロの個人である現在、という話を聞いていて、似た生き方をしてきた人だなぁ、と共感をもってお話を伺っていました。

ラジオでお話しする、という経験は今回が初めてでした。商社をやめ、大学で研究し、今のように事業化を支援する生き方をするようになってから、それまでの生き方ではあまり起こらないようなことが、次々起こります。全国紙に私のベンチャープランが掲載されたり、講演を依頼されたり、今回のようにラジオに出させていただいたり。こういうことをありがたいなぁ、といつも思いつつも、だんだんとそういう体験になじんできました。そして、もっとも、よいなぁとおもうのが、今回のように、新しい経験・仕事を通じて、生き様の周波数が似た人、共鳴できる可能性のある人に、出会えることです。そういう出会いがごくたまにあるから、こういう仕事を、いつでも「はい喜んで」お受けしています。

全て終わり、席に戻ると、数人からメールが。「ラジオ聞きましたよ〜。」とのこと。仙台圏域で、どれくらいの方の耳にとどいたのでしょうかね。ブレスターは地域から、創造的な活動を行う人や組織がどんどん生まれてくる、そういうことを願って創りました。ぜひ多くの活用してもらえたらば幸いです。

2007年06月28日

シンプルな気持ちでチャレンジしています。

6月28日。ブレスターの開発チームのミーティングをしていました。

ブレスターの開発のコアメンバーは仙台の各機関にいます。毎回、誰かの所属する機関・組織に集まって、ディスカッションしています。

IDEO card.jpg
サンプルとして見せていただいたカードアイテム、IDEO製

ブレスター開発を通じて様々な気づきがあります。社会とのコミュニケーションを通じていろんなニーズを発見しました。可能性があって夢があって、人(と情熱)、がいれば、小規模チームでも、できることは様々ありますね。

製品開発は、事業性も大事ですが、一方で本質的に達成したいミッションというものがあります。われわれでなければ、発見できないこと、具現化出来ないこと、そして、それを望んでいる人が実はいる、そんなものがあれば、ぜひ、シンプルな気持ちでチャレンジしていきたいとおもっています。


先日ある場所でお話したのですが、収益性と顧客満足度、どちらを追求するか、という問題への考え方です。ドラッカーいわく、顧客満足を追求していくこと、それがひいては、長期的にみたときの自社の収益性を最大化する、と。

これがステキでいいな、とおもいます。実は、儲ける、ということは、いつもはあんまり考えていなくて、どうやったらお客さんに多くのものを提供できるか、というシンプルな思考で動いています。それの徹底は長期的に、収益性をよりしていくはずだ、とおもって。

2007年06月27日

大手メーカ殿を訪問。研修内容の検討。

6月26日。宮城県のある地域に立地する大手メーカさんを訪問してきました。

meeting room.jpg

人事の方とお会いして、研修内容について検討していました。ブレスターをもちいた社内研修・組織内研修のご相談をいただく機会が増えました。

地域から新事業が次々と出てくること、それを支援すること、が私のミッションです。コーディネータ、という肩書きの職務に限定することなく、多面的に、地域企業殿の革新へのサポートを提供していきたいと思っています。ブレスターを使った社内研修も、もちろん、はい喜んで、とお手伝いしています。(講師、という立場ではなく、あくまでグループワークにおけるアイデア出しのファシリテーション、だといつも自分なりに定義しています。)

教育サイドの提供したいこと、参加者の聞きたいこと、私に出来ること、この3つの重なるところがあれば、必ず良いものが提供できると考えています。研修の準備には、かなり深いところまで毎回、お尋ねして、それから、研修内容をデザインしています。

参加してくださる方に、どれほどのものを提供できるだろうか。そのことが研修準備の基本的心構えに、いつも。

地域の事業化を支援していくため、産学連携だけに限らず、様々なことを行っていきます。コーディネータ(産学連携コーディネータ、事業化コーディネータ)、ファシリテータ、プロデューサー、私の仕事は様々なよばれ方をしますが、でも、私自身がなすべきことがまず第一にあります。

2007年06月26日

みやぎ工業会の会員企業インタビュー。

6月25日。創業塾のパネラーをしにいく行く前の話ですが、みやぎ工業会殿が訪問されて、工業会の会員企業インタビューをされました。

みやぎ工業会は、地域の工業系企業400社からなる産業団体です。歴史は古く設立されてから20年以上が。当時の若手社長の方々も、50代60代というベテラン経営者の域に達しています。これからは、たぶん、工業会の会員企業各社殿も、次世代の経営者へ世代交代が進むと予想されます。また、これまでと産業構造はおおきくかわりました。新しいタイプの技術系企業、ベンチャー企業なども、広く参加が可能なようです。デュナミスの中に、私たちNEDOフェローが参画し、テクノプロデューサー的事業を始めたため、工業会さんに入会した経緯があります。

さて、インタビューですが、約二時間くらいかけて、お二人の地域のベテラン経営者・プロデューサーのご質問に対して、お話をさせていただきました。ちょうど、一馬さんも社内にいらしたので、私と一馬さん、二人でお答えしていました。

なかなか普段の会話の中では、お話できないような、生い立ちの話、商売に対する思想、個人的な理念、そういった深いお話もさせていただきました。

一週間に一度くらいのペースで、会員企業殿のインタビュー記事が、みやぎ工業会の公式サイトに掲載されます。近く、デュナミスも掲載されると思います。別途、ご報告します。

2007年06月25日

創業支援講座で開発事例をお話してきました。

6月25日。宮城県商工会連合会の創業支援講座「創業塾」のパネルディスカッションで、パネラーとして、商品開発事例をお話して来ました。

この創業塾は10回シリーズで行われいます。SMTの小島先生が、がっりち講義をされる、とてもリッチコンテンツな創業塾です。前半は座学、後半はビジネスプラン作成を行うそうです。今回は折り返し地点の第5回で、「起業家に聞く〜起業家の先輩として 起業への想い・苦しみ・喜び〜」というテーマで、起業して成長している方を招いて、その実際をパネルディスカッションする、という主旨でした。(私は、会社を興すことはしていないので、狭義の起業家ではありませんが、業を起こす、新しい価値を社会に創りだす、という意味では起業家だ、ということでお招きしていただきました。大変恐縮です。)

ブレスターの開発秘話、事業化における様々な方略、工夫、やってみてわかったこと、などなど、お話をさせていただきました。1時間強。

一緒にパネラーをされたのは、円菓(まどか)の半澤社長。初めてお会いしたのですが、半澤さんの気取らない人柄、それでいて、商売・商品に対する深い思想、思い、その事業化への方略、などなど、とても面白いお話をうかがえました。にくいほどの経営思想。仙台市泉区の寺岡で和菓子を作って販売されているそうですが、なんと関東などからも買いにいらっしゃる方がいるそうです。(寺岡といえばデュナミスの創業の地です。選びに選んで半澤社長は寺岡に店舗を構えたそうです。)

こうした機会を通じて、多くの創業予定の方に、何かを提供できれば、と思います。私は起業家支援、事業化支援のコーディネータをしていますので、ご参加された方、されなかった方でも、なにか私にお手伝いできることがあれば、いつでもお声がけ下さい。出来る限りのことをお返ししたいと思います。

2007年06月24日

「脳はゲシュタルト(全体性)を求める。」

首記の言葉は、トニー・ブザン氏の『ザ・マインドマップ』(P38)の言葉です。

マインドマップとは、独創的で楽しい発想技法(発想にとどまらない使い方ができます)です。私がアイデアプラントを運営するときによく使ったり、あるいは、まったく未知の分野の方の話を聞く時に、マインドマップでメモを取ったりします。メモ法としてつかうと、メモを取ることで自然と知識が体系化されるという特性があります。

さて、この脳はゲシュタルトを求める。という話ですが、ゲシュタルトとは、ここでは「全体性」といっています。また辞書によると、以下のようにあります。

ゲシュタルトとは、ドイツ語[Gestalt]であり、一つの図形やメロディーのように、個々の要素の総和以上のまとまった意味と構造をもち、変化・変換を通じて維持される形姿。形態。(出展goo辞書)

『ザ・マインドマップ』によると、脳には、パターンや完成を求める傾向がある。とのこと。(例示:1,2,3とくれば4と付け加えたくなる。)興味深いことに、以前、動物保険の社長さんが講演で「ベクトリング」という考え方をおっしゃっておられて、その内容は、「毎回、お客様受付電話の声が、半音たがわずに、全員が同じトーン・リズム・台詞で電話に出る。一回、二回と対応がきちっと同じだと人はその点を結んで線を引く。驚くほど早くベクトリングがなされる。」と。(そして、顧客に対するブランドを作る、とはそういうことだとも。)

また、私自身の経験でも戦略分析のときなどに、2×2の表を作ることがよくありますが、3マス目までは埋まるけれど、4マス目がなかなか思い当たらないときがあります。そのときも、3マスに情報をどんどん埋めていくと、次第に4マス目に相当するものが浮かび上がってきて、それを集約すると4マス目の名前付けができるようになったりします。

あるいは、KJ法のエキスパートの方に創造学会でお会いしたときにうかがったのですが、カード1000枚をグルーピング化していくあの手法の最も大切なことは、カードの総合的な整理、位置づけ、ではなく、全体構造がもたらす意味、なのだそうです。1000枚のカードを書いた時点で情報がずべて、でた。のではなく、体系化されるプロセスとその出来上がった全体像がもつものから、一番重要な情報があぶりだされるのだ、と。
KJ法を行うと最後に出来るツリー構造がやたらとアンバランスになることもあります。また、ロングテールな枝葉もあります。こうしたことが新しい着想を生みます。

脳はゲシュタルトを求める。

これは、時には、「今はわからなくても、フォーマットを埋めていく(あるいは、納得できていようといまいと、一度、手法をまねて一通りやってみる)」ということが、脳に新しい情報や概念をもたらすことがある。ということなのかもしれません。闇雲に手順どおりのことを鵜呑みにしてやり続けるだけなのも危険ですが、時には一度、とにかくやってみる。まねしてみる。手を動かしてみる。そういうことも大事にしたいものですね。

追記:

製品開発の現場においてよく出会うのが、「試作物があると具体的な批判が出る、具体的な改良アイデアが出る」ということです。コンセプトテストのレベルではでなかった様々な具体的意見。これは、人間の脳の構造が、「ここをこうしてこうなったらら、こうで、、、、ここが使いにくくて、ここがこういう風だとこういうよさでる、、、。」という全体を感じる・考える機能があるためではないかと思います。これを総じて、「具体的に動けば、具体的に答えが出る」とも。

2007年06月23日

うさぎ経済モデル3(社会意思)

一年越しで書いたうさぎ経済モデル。(第一話:06年4月16日第二話:07年6月18日
もう少し続けてみます。そしてこれらを通じて感じたことを以下、続けます。

災害にあったとしても、知恵によって、村人たちは文明を早急に再建します。

しかし、村人たちの蓄える知恵が、次第に大量なものになり、復興時にうまく揃えることができない知恵がある、ということに幾度も出会うようになります。

村人たちは、知恵を残すための「印」「文字」というものを生み出すことになります。文字の登場で、人類の歴史は大きく発展することになります。

それまでは、村に100人いたら、どうやっても100人から見聞きしたことしか、わからず、自分の経験する生涯で新しい知恵を少し増やして次の世代に伝えるだけでした。しかし、文字があると100人のむらでも、過去の10000人が書いた文字を読むことで、その知を知ることが出来ました。時代を超えて1000人が村にいるようなものです。

人間は高度に知恵をつけます。生まれたときには、動物同様の人間も、長い時間をかけてきずいてきた人類の知恵を学ぶことで、高い知的能力を身につけます。そしてその人が生涯かけて新しい知恵をみにつけたら、それも次世代に残します。


■ 残された不思議 ■

人類は、長い年月の中で一度として、「子供を100年作らない」ということはしませんでした。一度でもそういうことをしていれば、人類はすでにこの世の中にいません。

現代の人間は高い能力を身につけて「生きる意味」について考えてみたり、「所詮最後は寿命が来るのだ」と人生を虚無に感じたり、社会の熟成でさまざまなことを考える生き物になりました。

しかし、私たちがいまここに文明を持って生きているということは、長い年月の間、人類が一度としてやめたことがないことが3つ存在するということです。

■人類が一度としてやめたことが無い3つのこと

・人類は生きる努力をやめたことが無い。
・人類は子供を生むことをやめたことが無い。
・人類は知恵を伝えることをやめたことが無い。

個体レベルではそうではないかも知れません。しかし、「人類」という”生物集団”としてその活動を見ると、上記の3つがどうもあるようです。ゼロベースで考えるとこれは不思議ですが。

ただいえることは、人間には、個体として生きている側面と、人類として生物集団を構成する”集団の一部分”として生きている側面があるようです。

今から300年たったときに、人類は存続していて、文明を持った生活をしているならば、私たち現代にすむ人類もやはり上記の3つをやめることがなかったからなんだろう。とおもいます。(表現の時制が変ですが。)

人類は本能的に「生きようとする」し、本能的に「次の世代をはぐくもうとする」し、本能的に「知恵を拡張し伝えようとする」もののようです。

いずれ個体としては寿命が来て無に帰すわけですが、人類としての存在は、どうやら、ずっとつづくもののようです。

社会の総意として、

「生きようとする」
「次の世代をはぐくもうとする」
「知恵を拡張し伝えようとする」

が存在するのだと認めるならば、これを個人の生き方の主軸にすえる生き方があってもいいかもしれません。。

個人の損得では、こうした行為をなかなか測れないので、「なにか社会貢献的な人」と位置づけられるのかもしれません。ですが、ずっと途切れることなく永続してきた人類という社会意思を、素直にうけとめている、ごく普通の人、ともとれるのではないかとおもいます。

(もちろん、そうしたことばかりが人間の生き方ではありません。個としての欲望を追求する生き方をする人、いずれ寿命がくるだのだと思って人生をせつな的に生きる人、いろいろいていいとおもいます。)

人何のために生きるのか、人生の目的は?
その答えは永遠に「個」レベルでは出ないのかもしれません。それでいいんだとおもいます。

そういうことに十分に考え、頭を使うことにあきたならば、「”社会意思”を人生の目的とする素直な生き方」をしてもいいんじゃないかとおもいます。

つまり、次の3つ

「生きようとする」
「次の世代をはぐくもうとする」
「知恵を拡張し伝えようとする」


を「人生の前提条件」として「真である」として受け入れて、その上で、私は何をするのか、どう生きたいのか、人生で何をなすべきなのか、ということに頭をめぐらせてみるのもいいかもしれません。

追記:

仙台で私の周りにいる人たちには、次々新しい活動を生み出す人達が沢山います。たぶん世の中の平均値をずっと上回る密度。彼らに見られる特徴のいくつかに、上記のものは当てはまります。”己”を生きる姿勢、次の世代を育もうとする姿勢、知恵や文化を創造・高度に活用しようとする、いいものを人に教えようとする。そういう特徴が。なんで彼らはそうなのか、と時々人から聞かれて答えに窮するときがあります。うまく表現できませんが、その答えは、文字にするなら、たぶんこうですね。

”彼らが人類という生物集団が本能的にもつ”社会意思”に対して素直な価値観をもっているから”。

2007年06月22日

TRIZを楽しく学ぶサイト、オープン!

6月22日。宮城TRIZ研究会は、これまでTRIZを楽しく使うカードツール開発してきました。その完成にむけて、最終段階を進んでいます。

その商品化と平行して、カードを一枚一枚使いながら、技術的アイデアの出し方を紹介するブログをオープンしました。

triz blog.png


私が運営するブログ「アイデアの出し方 ブログ」は様々なアイデア出しの手法を「設定・発散・収束・磨く」の4つに分けて紹介しているサイトですが、こちらの「楽しくカイゼン 工夫発想 エデュテイメント」はいわば、「技術的アイデアの出し方 ブログ」です。

ありがたい事に「アイデアの出し方 ブログ」は意外と広く見られているようです。こちらの「楽しくカイゼン・・・」も広く見ていただけるようなサイトになれば幸いです。

「楽しくカイゼンしたい」
「技術的アイデアを求められている」
「TRIZの発想促進効果を手軽に体験したい」 
そんな方にむけて、40枚のカードを使ってアイデアの出し方をご紹介してゆきます。


 楽しくカイゼン 工夫発想 エデュテイメント
 創造的な技術開発の理論「TRIZ」をベースに、楽しく技術的アイデア出し
 http://triz.sblo.jp/
posted by 石井力重 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年06月21日

プロセス化とリスト法で知を活用する

知を活用する、ということについて考えています。

・プロセス化
・リスト法


の2つで、多くの知を活用可能な形状にデザインできる可能性がありそうです。

「プロセス化」

あることをしよう、と決めたならば、その目的と現在地点を明確にして、差分を明らかにしますよね。スタート地点(現在地点)とゴール地点(目的)の間の道のり(差分)を、はっきりさせる、と言い換えられそうです。

さて、その道のりが、比較的良く知られている場合、もしくは、自分の経験上、大体察しが付く場合、「これはこうして、次にああして、それからこれをそうして。。。」という段取り、が組めます。行為を順にならべたもの、いわば、プロセス。

目的達成までの方法を、このように”行為を順にならべてモデル化”することを「プロセス化」と、私はよんでいます。プロセス化できるならば、そうしたいもの。プロセス化されたら、それは後人にとっても、目的達成の効果的なツールになります。

”プロセス化の課題”

プロセス化、が出来ない場合があります。あるいは、出来るけれども非常に複雑で膨大な分岐をともなうプロセスになってしまう場合があります。

たとえば、その目的達成までの行為は何度も経験しているけれど、行為を順にならべモデル化することは、まず不可能、という事柄ってありますよね。周囲の状況次第で、全く対応するべき方法がかわってしまうこと。成功した事例の手順を再度おこなっても必ず目的達成は確約できないこと。個別の行為はわかるけれど、あれをしたら次はこれ、ということを条件付けて書いていったらもう、それは膨大な条件分岐をもってしまい、厳密にフローはかけるけれど、実践的ではないフローチャート、などなど。

ここで重要なのは、行為要素は事例・経験によって沢山たまっている、です。そういう経験のストックを持っている人は、他人に説明し教育することは出来ない場合でも、自分が実践現場に投入されれば、目的達成ができることが多いですね。

「リスト法」

こうした、十分網羅的な経験による”行為要素”を、リストへ書き連ねていくことは出来ます。”こういうことがおきたこうする””ああいうものを創るときにはこうする”といった個別の”戦術”にちかいノウハウのリストです。こうしたものは「事例集」という名称でドキュメントになっていることもあります。

これをすこし整え、活用者起点で再表現する手間をかけます。つまり、”行為要素””事例集”は、「こんな行為があります」「こんなケースがありました」という事実の列挙という形状をとっているわけですが、これを、
(1)要素の本質へとそぎおとし
(2)その本質的行動をとらせる単純な指示にする。
という作業です。指示は、対象の性格によっては問いの形をとるほうが良い場合も。

こうした”戦術的な指示リスト”を知として残せば、それは後人にとっても、目的達成の効果的なツールになります。目の前の困っている状況に大して、その具体的な戦術指示ワードをザーッと見ていけば必ずいくつかはその状況を何とかするものが見つかるでしょう。(事例集でも、よく考えれば、その本質と指示にたどりつくでしょう。しかし、多数事例を現場において短時間で理解し本質を言い当て現状に適応する、というはなかなかハードです。)

”プロセス化とリスト法の良いとこ取りが、実際的”

完全にプロセス化はできない、というときに、プロセス化できる部分は、プロセス化し、フローがとても複雑だったり未分化だったりする部分は、行為要素を整理してリスト法にしておく。そのようなスタイルがもっとも実際的だとおもいます。

図式的に書くと

フローチャートが、分岐を含みつつ、記述されて、
 ↓
あるところでは、未分化のプロセスを「リスト法」で対処して、
 ↓
その部分を乗り越えられたらまたフローチャートで記述された明確なプロセスへ進む。

そんな形です。リアルワールドの複雑なものを、うまく活用可能な知へ、モデル化するには、こうした構造を利用すると良いかもしれません。
posted by 石井力重 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究活動/検討メモ&資料

2007年06月20日

大阪学院大学。中川先生を訪問。

6月20日。今日は、大阪学院大学を訪問してきました。中川徹先生にお会いして、近況報告や現在と乗り組みをご報告させてもらいました。

中川先生は、TRIZ(トゥリーズ:創造的な技術開発の理論)の我が国の第一人者です。日本におけるTRIZ関連書籍やシンポジウムなど、国内のTRIZ関連活動の多くには、中川先生の貢献がその源流にあります。

今回は、私が宮城TRIZ研究会の会長として、「どうすればTRIZユーザを増やすことが出来るのか」に取り組んでいることをご報告し、そして、その具体的方策として、TRIZベースのアイデア出しのカードツール開発をしていることをご報告しました。その具体的なカードの内容を見ていただき、コメントをいただきました。特に、ある種の懸念事項を、開発時にずっと抱えていたのですが、先生にご相談して、その懸念事項へどのように対処すればいいのかが、クリアになりました。

先生のご好意で、カードツールの試作品を用いて若い方を交えてテストプレイもさせていただきました。普段仙台で接する学生さんたちとは、大分趣が異なりました。ブレスターをお求めいただいて、お使いになられている大学の先生方が結構いらっしゃるのですが、その先生方はこういう状況下でブレスターをつかっておられんだろう、と直感に理解しました。その状況下では何が重要なのか、どういうテイストにするべきなのか、多くのことを学ぶ機会となりました。

ちょうど一年前、TRIZの大家である中川先生に、だめでもともとと、初めてコンタクトをとらせてもらったのですが、こうして、一年ぶりに、先生の研究室を訪ねてカード試作品をお見せできる日が来るとは、そのときには思いもよりませんでした。

TRIZは、技術的課題に対し高い確率でブレークスルーする技術的アイデアを、引出すナレッジ― 智慧 ―です。モノはいいのに普及しにくい理論です。ぜひ気軽に使ってもらって、地域の中小企業さんが技製品改良、新商品開発をするさいに、活用してもらえたら、と思います。中川先生やTRIZ関連の方にご指導いただいている恩に答える意味でも、そうした価値提供を地道に長く続けて行きたいと思います。
posted by 石井力重 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年06月19日

京都大学。松本先生を訪問。

6月19日。今日は京都大学を訪問してきました。

kyoto_univ.jpg

以前、東京での研修でお世話になった松本先生にお会いしてきました。場所は京大の時計台のある建物。最近出来たとのことですが、落ち着いて、重厚間のある風情ある建物でした。そこのラウンジで2時間ほど、お話をさせていただきました。

創造性についての仙台での活動、製品開発の経過などをご報告し、いくつもアドバイスをいただきました。今後の事業においてとても役に立つお話が。気がついたら、随分沢山メモをとっていました。

その後は、その足で、京都大学に関係の深い、ベンチャー企業を訪問。ふらりとよってみたのですが、ちょうど代表の方がいらっしゃって無理いってご挨拶かた訪問。次々と高いチャレンジを駆け上がっていく同社の姿にはいつも感心します。この夢がどこまで大きくなるのか、今後がますます楽しみです。

2007年06月18日

うさぎ経済モデル2(社会構造の熟成編)

一年前のうさぎ経済モデルの続きを書いてみます。経済や社会構造はどうなっていくのか。そんなことを模索しつつ。

前回のうさぎ経済モデルは、いわば”経済の誕生編”でした。今回は”社会構造の熟成編”です。


村人A,B,C,D,E,Fの村は、人口がとても増えました。年々若い世代が子供を生むために、長老層となった初期の村人6人は、十分な食物と富を楽しむ生活をしていました。若い世代が上の世代を食わせる。そう、長老(村人A)が決めました。このモデルはどんどん人増える中でずっとうまくいくように見えました。

実は長老にはある心配がありました。人口が増えてもうさぎの数が増えないと、飢える日が来る。そうおもったので、あまり無制限に人口が増えることを危惧していたのでした。

しかし、あるときから、あまり子供が生まれなくなりました。長い年月にわたってずっと天気が悪く、植物が細くなり、うさぎも前よりもずっと取れなくなってきました。食べるものが十分に無いので、若い世代もあまり子供を生まなくなりました。この傾向が長い間続き、村には、長老層となった者たちがおおく、現在の働き手である若い村人は、苦しい生活をしていました。上の層を食わせる。という長老のルールは、ひとたび上と下の数が逆転すると、苦しいルールになりました。若い世代は、十分に狩をしてうさぎをとっても、子供を育てるのに十分な食料を得られません。

気候は回復し、うさぎの数もふえましたが、若い世代は沢山とっても、長老に謙譲し再分配されると、あまり手元に食べ物が残らず、子供をなかなかうみません。こうして、ひとたび逆転した村では、人口は減少傾向がつづきます。

長老は、いいました。長老層も狩に出ることにしよう。本当に一部の長老層をのぞいては、出来る限り食料を確保する仕事に貢献し、村の食料総量を増やそう。そして、若い世代に沢山たべものがいくようにしよう。村の未来のために。

昔ほどではないにしても、狩にでた長老層は、食べ物をとり、村の食料はふえました。次第に子供も生まれるようになりました。長老は、わかりました。なにかあってバランスが崩れたときに、村の成長傾向のときのモデルでは、その崩れは増大するのだ、と。

それからはこの村では、一定の年齢になったら、長老層になって、楽をする、というルールをやめました。

これから子供を生む世代に、食料が沢山行くように、いろんな世代が狩をして食料を確保するようにしたのです。

子供が増えすぎる時期が来るとまた、過去のルール、を採用しました。

こうしてこの村は人が増えたり減ったりしながら、長い時間でみると、安定した人口変動をとっています。

生物は増えすぎると、子供を生まなくなったりして、個体数の急増を防ぐようになっています。高い文明を身につけた村人たちは、そうした生物の摂理を自然と村のルールにしていったようでした。


なお、村人たちは長い年月をかけて、大きな災害などで全ての富を失うことを何度も経験しました。蓄えていた食糧、狩の道具、薬草、勾玉、玉、などなど。それでも、それまでに身につけた知恵は、人がいればのこりつづけ、試行錯誤でつくってきた初期のころよりもはるかに早い速度で村は復興します。人がいる限り、伝えられている知恵がのこり、文明が再建されました。


これらを通じて感じたことを、シリーズのまとめとして、別途、述べたいと思います。

2007年06月17日

試作品をほぼ製品レベルで作るフェーズ。

6月17日。TRIZベースのカードゲーム開発も、最終段階です。技術的アイデア出しを楽しむプロセスをこれまでずっと試作して、ユーザーテストしてきました。特に先日のブレスターワークショップで、多くの情報が得られました。これらを盛り込んで、高品質な紙に、最終フェーズのカード図案を印刷。やはりそのレベルでつくるといろいろわかってきますね。最後にもう一手間かけたいところ。

さて近日開発完了予告のパネルを作りました。

chieca panel.jpg

Five Bridgeにおいてあります。ざっとこんな感じのツールです。
posted by 石井力重 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年06月16日

ブレスター、残り30個をきりました。

6月16日。ブレスターの出荷後のユーザSNSのご案内などを出していました。今回の出荷分を出して、残り在庫を数えると、第二版の在庫は残り30個でした。

ブレスターは、新規性の高い、ある意味市場の見えない商品でした。第二版は相当増産したのですが、それもそろそろ生産分がそこを尽きはじめた次第です。次の第三版の製造分も、多くの方に使ってもらえるように、鋭意努力して、クオリティーや使いやすさをあげていく予定です。もし早めに必要、ということであれば、お早めにご連絡下さい。

多くの方に役立つことをねがって開発・製造を進めていますが、一方で、一つ一つの商品に、手作業の工程をあえて採用しています。創造性の促進をおこなうツールとして、どうしても、こだわりつづけるものがあります。品切れの際には、お客様をお待たせしてしまいますが、商品の性格上、ご理解賜れましたらば幸いです。

2007年06月15日

ブレスターの分析ミーティング

6月15日。今日は、ブレスター開発チームで、ブレスター分析ミーティングを行いました。

ユーザ・アンケートをアカデミックに分析したものを、みんなで囲んで、その意味や、ブレスターのもつ効能の特徴をディスカッションしていきます。感覚的に感じていたことがグラフで出てくると、とても興味深いですね。

その他、新市場開発や、新製品開発にむけて、雑談ふまえてのディスかションをしました。

一点特化の得意能力をもった人々がくみあわさってプロジェクトベースで商品開発する貴重な体験をさせてもらっています。

私も事業化の点から、新市場開発に向けて、ぐっとパワーをかけて、調べ物を開始しました。未来を託す人々に、現代の私たちが何を送ることが出来るか。社会的意義の高いツールの開発へむけ、各メンバーがタスクをもって走り始めました。

2007年06月14日

ブレスター・ワークショップを開催しました。

6月14日。今日は、朝、昼、夕方、夜、の4回、ブレスターワークショップを行いました。

いろんな方がいらっしゃいました。経営者、起業家、SE、営業、プランナー、コンサルタント、コーディネータ、ファシリテータ、デザイナー、ディレクター、薬剤師、会計士、社労士、NPO代表者、大学院生、大学生、フリーター。

一日に4回も、ワークショップを行うというのは、自分にとっての挑戦でしたが、これはなかなかこたえました。しんどいです。

普段は、私は、事業化の相談にのり、支援を行うわけですが、たまにはこうして、相談事無しに身一つでやって来てアイデア出しの時間を楽しむイベント、なんていうのがあるのもいいなぁと思いました。来たらきたで、あれこれ起業活動上の悩み事や、相談ごとがあるもので、遊んでからそういう相談を始めると、なかなか普段とは違ったものが感じられてよかったです。

ブレスターをつかって、創造的な会議、ブレインストーミングの基本を体験してもらいましたが、そうした人の中から、将来、新しい挑戦を行う人が一人でも出てきてくれたら、甚だ幸いです。

また、ご要望があれば、「楽しくアイデア出しを楽しむイベント」を行いたいと思います。私にとっても、そうしたイベントにおいでいただく方が、次の支援対象者になることもありますし。

追記:

今回、参加された方は面白い取り組みをされている方が多かったです。場が違えば、講師役は逆転するだろう方も沢山。そういった意味でもとても幸運な一日でした。

ブレインストーミング・カードゲーム・ワークショップ(公開イベント)

一般公開のアイデア出しのツールを楽しんでもらうワークショップイベントを開催します。

日時:6月14日 4回あります。(各回、内容は同じです)
(1)10時〜/(2)13時〜/(3)16時〜/(4)19時〜、各回60分程度)

場所:Five Bridge仙台市青葉区北目町4-7、HSGビル3階)

費用:無料

内容:ブレスター(ブレインストーミング・カードゲーム)を用いて、4人1グループで、楽しくブレインストーミング(アイデア出し)を行います。

参加資格:社会人、経営者、学生、院生、大学人、NPO、個人、どんな属性の方でも結構です。(留学生の方などのご参加もOKです。ただし、全て日本語で行いますので日本語の日常会話できる方が望ましいです。)アイデア出しは苦手だ、という方でも大丈夫です。ご興味あれば、ぜひご参加ください。ゲームを通じて、発案をしてゆく体験が自然と促されます。

主催:アイデアプラント(デュナミス アイデアプラント事務局)

お問い合わせ、お申し込みは、アイデアプラント代表 石井
otoiawase@ideaplant.jp まで下記のフォームをコピー・記入してメールをお送り下さい。

 メールのタイトル「参加希望」
 メールの本文「お名前」「参加を希望する時間帯(1)〜(4)」
 もし、複数人で参加される場合には、人数を記載してください。

なお、募集人数は、各回20名までとします。申込みの先着40名の方に、アイデア出しに役立つカード(2枚組み)をプレゼントいたします。


【参考資料】

参加者の声(アンケート集計結果)を公開しています。
 http://www.ideaplant.jp/wp-content/uploads/2007/03/yoyiyyyiyyycyayycyoyye-ei.pdf
ブレスター(ブレインストーミング・カードゲーム)の概要
 http://www.ideaplant.jp/?page_id=7
開発時の新製品プレスリリース
 http://www.ideaplant.jp/?page_id=8



最後に主催者からの開催の主旨を併記しておきます。ブレスターは、地域の産学官が連携して創り出した商品です。ブレインストーミング(創造的な会議)を楽しく体験することのできる、カードゲームです。アイデア出しが苦手な方も、得意な方も、それぞれのレベルに応じて楽しく使えます。地域から新しい活動をする人や組織が次々うまれることを願って開発しました。「うちの職場じゃ、アイデア出しの会議をしても全然、意見が出てこない。」「創造的なことをしようとしてもどうしてもチームの雰囲気がそういう感じにもっていけない」そんな声が地域の企業さんで多く見られました。創造的な能力はどんな組織にも存在します。それを引き出す何かが必要なんです。ブレスターの活用を通じて、そうした方々の挑戦への一助になれば幸いです。

2007年06月13日

プロトタイプの最終版へむけて。

6月13日。今回は、いつもの勉強会ではなく、宮城TRIZ研究会のコアメンバーで、プロトタイプの最終版を創るミーティングを行いました。

chieca0613.jpg

このところ、絵的には似たようなものばかりですが、ゲームプロセスやアクションのバランスなどが、高度に改良されています。

今日はFive Bridgeのサロン側でミーティングを行いました。オープンスペースなので、ふらりと入ってきた一馬さん(デュナミス社長)が、別の提供形態についてのアイデアをだされたり。

この検討結果を踏まえて、最終版が出来上がります。このツールについては、夏のTRIZシンポジウム第3回(8月31日〜9月2日、横浜)で、報告させていただく予定です。最終日(三日目)午後のポスターセッション。

いいものに仕上がるよう、がんばります!
posted by 石井力重 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年06月12日

10ヶ月かけて10キロやせることにしました。

6月12日。今日は健康診断を受信していました。バリウム、採決、超音波。一年間で唯一健康について考えてみる日。

結論としては、最適な体重が70キロで、現在が80キロなので、10キロ落としたほうがいい。という明快な課題ができました。もちろん、そのほかにも課題が無いわけじゃないですが、まずは。

仮説を立てました。リバウンドという意図せずに太ってしまう太り方は、やせるまでにかけた時間の短さに比例する。

仮説が正しいかは別途検証が必要ですが、まずは、この仮説を真としてかんがえてみます。それが真ならば、長い時間をかけてやせてみよう、と考えました。

10ヶ月間で10キロやせる。

つまり、1ヶ月で1キロ。一日33グラム。
摂取するカロリーが消費エネルギーより330キロ少ないようにするか、
消費エネルギーが、摂取するカロリーよりも230キロ多くする。

体重計のはりが100グラム単位なので、3日で0.1減ることが見える。ということになります。

ちょっと余計に歩くことから取り組んでみたいと思います。

2007年06月11日

TV局と、起業家と、公的機関と。

今日は、いろんな種類の機関が、来社されました。起業家ばかり、というのがいつものスタイルですが、今日はちょっと変わっています。

TV.jpg

まず、午前中は、某TV局の若手ディレクター殿。地域の出来事を真剣に吸収しようという姿勢が印象に残りました。私の事業のこと、地域の活動のこと、人、いろんなことをお伝えしました。

0611open.jpg

午後は、昼食をかねて五橋の近くを散歩して起業家さんに会いに行きました。今日からお店をオープンしたある起業家さん。大きな挫折を経験して、なお、ふつふつと、チャレンジを続ける彼は、次に始めたことがやはり大きくなり始め、ついに、自分の店舗を持つにいたりました。これまでの仮店舗でついたお客さんが、わざわざオープン初日に買い物に来てくれる、そんな暖かなお店をスタートした彼。挫折しても決して、挑戦の火が消えることの無い起業家に、幸多からん事を!

午後〜夕方は、ある公的機関のトップの方が、お見えになりました。とても私がお世話になっている地域の公的機関です。普段のお付き合いは、現場の方々ですが、そうした方々の目覚しい支援力が私たちに多くのものをもたらしていると、トップの方に報告しました。

2007年06月10日

楽しく歩こう。EXEL、LEKI、ノルディックウォーキング。

6月10日。仙台市太白区にキャンプ用具の店、ワルイドワンというお店があります。ノルディックウォーク専用ポールがほしくて、見に行ってきました。

スキーのポール(滑走系ではなく、クロスカントリースキーのポール)に近いものを、歩くときに使い、スポーティーに楽しく歩く、ノルディックウォークというスポーツがあります。ひざにかかる負担はただ歩くよりも軽く、上半身の筋肉も使うので消費カロリーは高い、おもしろい運動です。

以前福祉大学にうかがったときにこのスポーツを知ったのですが、興味があってずっと道具がほしいと思っていました。

EXELとLEKIというメーカーが1〜2万円台のポールセットを出しています。デザイン性にすぐれ、軽く強い素材です。特に手の部分が特徴的で、後ろに押し出したポールが、手のひらから落ちないように、グリップする部分と部分的な手袋がセットになっています。それがワンタッチで取れる、という構造です。

最近、どうも体がなまっているようでつらいのですが、こうしたツールを使ってちょっと運動をしてみようか、と思っています。

ちなみに、仙台は「フィンランド」「健康福祉」などに関係の深い土地です。日本の中でもNW(ノルディックウォーク)について取り組みやすい背景があるようです。

2007年06月09日

夏休みに子供と工夫発想を楽しみませんか?

TRIZベースのツールがそろそろ仕上がってきたところで、ターゲットユーザである「TRIZに興味のあるスキル導入者」以外に、内容を活かして別のユーザカテゴリーを考えていました。

子供と夏休みの工作宿題をする際に、どんな工夫がこらせるか、お父さんが息子と知恵を絞る、それも楽しく。そんなツールがあったらほしい人はいるだろうか、とふと思いました。

”子供と楽しく会話量がふえるなら、それも、エデュケーショナルな会話量が楽しく増えるなら、ちょっと使ってみようかな”という人。そんな人が仮にいるとしたら、どんな商品が望まれるのだろう、ということをつらつら考え、パッケージイメージを作ってみました。

工夫発想カードゲーム(案)

長い目で、ちょっと考えてみたいと思います。こんなカードを使って、ユーザーからこども発明工作展に乗るようなケースが出てきたらうれしいですね。

2007年06月08日

原稿なお仕事。

6月7日。東京出張の際に、東京駅近くである方にお会いしていました。

豊富な経歴をお持ちの方です。「編集長」という仕事を経験された方と初めてお会いしました。気さくでスピード感のある方でした。この方としばらくお仕事が出来そうです。

短い分量ですが、業として原稿を書く、という体験がはじめて出来そうです。私の本業である新技術の事業化コーディネータは、新しいことに挑戦する人が沢山でてきてもらうために、あれこれと周辺の仕事も一生懸命おこないます。今回の仕事を通じて、今よりもっと多くの方に、そうした「挑戦へのトリガー」となるものを提供できれば、とおもいます。たとえ、ベンチャー、という形にならずに大きな会社の小さな工夫が生まれるだけであったとしても、私の提供するものが、その変化へのトリガーになるのであれば、とても幸いです。

やるからには、一つ一つ丁寧に取り組んで、仕上げていきたいと思います。原稿のお仕事。私にとって、新しいスタイルの仕事に取り組みます。

詳細は、公表できるときが来たら、別途このブログからご報告します。

2007年06月07日

開発した商品(ブレスター)が、新聞に掲載されました。 (河北新報 夕刊)

6月7日の夕刊に私たちが産学官連携で開発した研修用カードゲーム「ブレスター」の取材記事が掲載されました。

研修用カードゲーム好評 発言促し会議生き生き 
(河北新報 6月7日夕刊 3面)

※同新聞社のサイトの閲覧には、無料の会員登録が必要かもしれません。(5分程度で出来ます)


こうした記事が縁でブレスターやブレインストーミングを活用する組織がもっとふえ、ますます新しいことに取り組む人や組織が増えたらば幸いです。

なお、6月14日の一般公開イベント、ブレスターワークショップは、午前、午後、夕方、夜、の4回を行います。無料でブレスターをつかってブレストの基本をゲームで体験してもらうために企画したものです。ご興味あれば、是非おいで下さい。

詳細 http://ishiirikie.jpn.org/article/4137835.html

2007年06月06日

小糸樹脂さんを訪問してきました。

6月5日。仙台で樹脂製品の事業をされている小糸樹脂さんを訪問してきました。

大学院にいたころからお世話になっている方を訪ねてきました。今開発している商品の一部のアイテムを、製造できないか、というご相談から。

同社の技術レベルを活かすほどの高度形状ではないため、多少恐縮しつつも、ご相談させてもらいました。その他、現在開発中の技術的アイデア出しのカードツールを、使ってみていただき、ベテラン技術者の立場からアドバイスをいただきました。また、久々に事業展開をお伺いしたところ、すばらしい商品をつくっておられました。私が目指すところの「世界中から尊敬される企業」の一社になるような、商品です。この会社が無ければ困る、という人が世界中にいるようなものを、開発されています。

そのお世話になっている方は、私の倍くらいの年齢の方ですが、いつも何かしら新しいことに取り組んでいておられて、また、周りに人が集まるような人徳のある方です。こうした方ともっと仕事が出来るといいなぁ、とお会いするたびに思います。

2007年06月05日

異なるものを作ると見えてくるものがある。

6月4日。TRIZベースで、楽しくアイデア出しをするカードゲームの試作品が出来ました。実に、バージョン6。結論としてはもう少し手を加える必要がありましたが、何とか、技術的アイデア出しを楽しめるものになりました。

日中は、研究開発型中小企業の創業会長や、ハイテク企業の所長さんがFiveBridgeに遊びにいらしたので、この試作品を試してもらいました。「こりゃなんだ」「なになに、『**をせよ』だと。そもそもだなぁ・・・」「字が小さいぞ」などのブーイングとも応援とも取れる声が多かったのですが、最後は楽しんで「俺のアイデアがいいものだから、ほめろ」といった会長さんもいらして、皆さん楽しんでもらいました。改善すべき点も沢山発見しました。

chieca0605.jpg

夜は、開発チームの一部メンバーと日付が変わるまで打ち合わせ。ブレスターに付いてのある種の作業と、この新しい開発品について。結論としては、十分アイデアフルな人ならが、この段階でも楽しめるものですが、もっと、広い属性を対象に商品にするには、工夫すべき点があるとわかりました。特にブレスターがいかなるものであるかを、この次期開発を通じてよくよく理解することになりました。ブレスターには、ある種の効果を伴った独特の方法がありそうだと、テストプレイのころから感じていたのですが、ここに来て、その顕在化が一気に進んでいます。たぶん秋のいくつかの学会で発表できるのではないかと思います。

この独特の方法を、ブレスター・メソッドと呼ぶならば、技術アイデア出しのカードには、ブレスター・メソッドとTRIZのエッセンス(技術的ブレークスルーの40パターン)の両方を組み合わせたものといえます。ターゲットは狭く絞っていますが、より効果的な技術的思想のひきだしツールになるだろうと、確信をもった夜でした。
posted by 石井力重 at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年06月04日

大学発ベンチャー産学連携事例集2007

東北経済産業局から「大学発ベンチャー 産学連携事例集2007」が発行されました。

dunamis2007.jpg

大学発ベンチャーが全国で創出されています。全国で1503社。東北では105社。(平成17年調査)この事例集では、その105社のうち43社が掲載されています。

岩手県(7社)
 盛岡市 5社
 北上市 1社
 花巻市 1社

宮城県(15社)
 仙台市 15社

秋田県(3社)
 秋田市 3社

山形県(4社)
 山形市 1社
 天童市 2社
 鶴岡市 1社

福島県(14社)
 会津若松市 9社
 郡山市 1社
 いわき市 2社
 福島市 2社

大学発ベンチャーはその創出する付加価値の新規性、潜在的可能性の面で大きく期待されています。この事例集を見ると東北地域にあるそうしたポテンシャルの芽を感じ取ることが出来ます。ざっとした感想では、IT(ソフト、システム機器)とバイオとアカデミックな要素を持ったサービス分野に、事例が多いように感じました。

なお、この事例集の30,31にデュナミスが掲載されています。

dunamis2007b.jpg

産学連携をサポートする私たちコーディネータグループの事業のことや、開発商品としてのブレスター(ブレインストーミング・カードゲーム)のことなどが記載されています。どこかで手に取る機会があればぜひ、見てみてください。

2007年06月03日

「新事業を創造し、実現化する人材」不足

中小企業白書2007(概要PDF)の35ページに、中小企業をささえるキーパーソン、というくだりがあります。キーパーソンの定義の方法も面白いですが、そのキーパーソン、「キーパーソンは、コアとなる業務を担う、他では代替のきかない人物で、代表者以外に1社で平均3人いる」とあります。20人くらいの企業でも2人くらいと分析結果が示しています。結構多いのですね。

その後に、「キーパーソンタイプ毎の充足度と重要度」という調査項目があります。

充足度が高い(50%以上)なのは
・事業部門全体を束ねられる人材(事業部長?)
・社長の右腕として社長の身近な相談相手になれる人材(副社長)
・営業・サービス・生産などの現場の専門人材(現場のベテラン)
・財務・経理・人事など総務部門をとりまとめられる人材(CFO的?)
・情報システム、経理など総務部門の専門人材(CIO、CFO的?)

充足度がほどほど(40%代)なのは
・事業部門のマネジメントを行い、収益に責任(事業部長)

そして、充足度が低い(10、20%代)のは
・新しい顧客を開拓し、マーケットを拡大できる人材
・新事業を創造し、実現化する人材

最後の、新事業創造・事業化人材の充足度が最も少なく17%です。私が地域で事業化支援のコーディネータとして技術系企業さんを回ったときに、仙台でもこの声は多かったです。(その背景があって、新技術事業化コーディネータの傍ら、若手社員の創造性育成の講師もしているのですが)

新事業を創造し実現化すること、というのは、時代の要請であり、かつ、まだ充足していないもののようです。こうした部分にはいろんな切り口の事業機会がありそうです。
posted by 石井力重 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究活動/検討メモ&資料

2007年06月02日

公共的サービスを担う民間事業者の充足状況

中小企業白書2007(概要PDF)には興味深いデータが多いです。2007年版をPDFでざっと見ていて面白いデータがありました。

出典:中小企業白書 概要PDF 17ページ
グラフ[公共的サービスを担う民間事業者の充足状況]があります。
縦軸は「民間事業者への期待」。
横軸は「民間事業者数の見込み」。

4つのエリアには以下のようになっています。

エリア1:「期待が低く、民間事業者が少ない」労働・交通・教育・文化・医療
エリア2:「期待が低く、民間事業者が多い 」該当無し
エリア3:「期待が高く、民間事業者が多い 」福祉
エリア4:「期待が高く、民間事業者が少ない」環境、産業振興、まちづくり

「エリア4」には、事業機会(社会的企業にとっての事業機会)があるようです。環境、産業振興、まちづくり。私の周りにはこういう分野の方が沢山いますが、事業的に困っているところが多いのが現状です。社会からの期待は多く、同業他社があまりいない。さりとて、事業としてまわしていくには、収益性の面で課題が多い。そんな分野のようです。福祉と何が違うか、といえば、大きく違うことはサービスの享受者が違う点が上げられます。「地域・社会」と「特定の個人」。産業振興・まちづくり・環境は、あるいみ社会システムの設計・構築・運用、といった性格があります。福祉についてはそれ以外に「個人へのサービスの提供」という部分があり、(廉価であれ、)対価をもらう相手が明確です。

全くの思案ですが、地域の成長促進・社会システムの良質化、については、地域の創意としてまとまったお金を払えるような仕組みがますます必要なのだと思います。商店街の活性化、といったときに、商店街の店主だけがその価値を享受するわけではなく、その地域住民やその周辺のお店をつかっている企業にも、恩恵があります。そうした地域のステークホルダーに、「地域活性ファンド」へ投資してもらい、まとまった事業的資金を、エリア4の事業者に発注する。そういうモデルが好ましいように感じます。もし、それによりうまく事業が回れば、配当が出資者に戻る。あるいは、何らかの商店街の利用券でもいいかもしれません。

そういえば、コミュニティービジネスの勉強をしたときにそうしたことを実践している地域があるとうかがった気がします。今回の中小企業白書を見るに、その分野は「産業振興、環境、まちづくり」が求められているのだ、という明確な分野がわかりました。結論がすぐに出るタイプの問題ではないと思います。ながく考えてみたいと思います。
posted by 石井力重 at 23:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 研究活動/検討メモ&資料

2007年06月01日

技術的アイデア出しのカードに、楽しさを抽入する。

6月1日。今日も日中の仕事が終わった後は、深夜まで、TRIZベースのカードツールの開発に専念していました。

技術的ブレークスルーの40パターンを、短い言葉と図にして、オリジナルのカードをつくってきたわけですが、今はゲーム教材としてもっとも重要な要素「楽しさ」を盛り込むために、奮闘しています。

いくつもいくつも、試作品を作ります。現在、バージョン6まできました。途中では、A3シートを何枚も使うようなゲームフローを作りもしました。また、ブレスターの特性を分析する作業も同時に走っているので、そこから得られた最新の発見を元に、あれこれと工夫を凝らし、ゲーム性を向上させるアイテムを開発しています。

ブレスターよりももっとターゲットユーザを限定する方針で開発しています。なので、ツールとしては高度なものです。それだけに、発想を引き出せるかどうか、属人的なものに依拠しすぎる部分がありました。そこをこえさせるために、ある種の仕掛けをいれてみました。TRIZのワークプロセスのうち、重要なプロセスを一つ利用して。

深夜までの開発は、体は疲れていますが、精神的には充実していてとても楽しいです。

chieca ver06.jpg
posted by 石井力重 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ
カテゴリ2
全バックナンバー