2007年09月30日

ある種のことは、確証が無くても言い切りたい。

確証がなくて、いいとおもっていることを、そのとおりに言及できないことってありますよね。先日ある人の、一言に、バシリと打たれた気がしました。

ある種のことには、確証が無くても言い切りたい。そう思います。





誰かの背中を、自分の発した言葉が、力強く押すことがあります。自分の背中も、押したっていいんじゃないか、と思うようになりました。上の言葉がそれなんじゃないかと思います。



追記:

より正しく、表現するならばこうなりそうです。

「ある種のことについては、確証がなくても確信をもつことを許したい。」「そもそも、確証が存在しないタイプの物事も世の中にはある。それを確証が見つかるまでは、正として語るに足らず、と思い込むのはばかばかしい。」

2007年09月29日

せんだい・みやぎオータムセミナー2007。

オータムセミナー、詳しいことは、こちらを。
http://eenet-tohoku.jp/html/autumn/

われらが渡辺一馬さん、今回もリアルタイム更新のブログをつづります。
http://1uma.jugem.jp/?cid=11



無いものは創るしかない。
本当に欲しいものは創るしかない。
大変でも、なかなか出来なくても、できるまで創るしかない。



ことしのお正月のサッポロの長編CMの台詞です。
「無いものは創るしかない。」
まさにそのとおり。
ゼロから創ったオータムセミナー、日を追うごとに大きく育ち、ついにここまで来ました。去年はなかったイベントだとは思えないほどの、事務局の動員体制。周りの期待度・注目度。

高校生に大人の生き方100通りを見せる場、ですが、一番見て欲しいのは、この大規模イベントを作り上げた事務局の意志と活動、ですね。

その意味では、オータムセミナー、最後の時間帯(4限)には、オータムセミナーの代表、中山聖子氏が、登壇。彼女はオータムの代表になることを決意し、迷いながら、進んでいくうちに、顔つきがだんだん変わっていました。立場が人を育てる、とは、時には事実だろう、と感じました。

彼女はこのイベントに、何をみていたのか。

注目の100番目の講義、いよいよです。




追記

私の想像的な地域を目指して、にも面白い方が沢山いらっしゃいました。

fukushidai_braster.jpg
(写真は加工してあります。)

来る方が面白い。そういうイベントなんですね、このイベントは。なるほど、そういう人材同士のつながり作りというものありますね。

2007年09月28日

ビジネスコーディネータ。

9月28日。夕方から夜にかけて仙台商工会議所にいっていました。

10月2日3日に、夢メッセみやぎで、展示会とビジネスマッチが開催されます。その中で、出展者同士の求めているものと得意なものを、つなぐビジネスコーディネータが、同会場にはいます。おもしろい取り組みだと思います。私もその一人としてご指名いただいて、その仕事を果たすことに。

様々な属性の方、総勢10名のビジネスコーディネータが、夢メッセの展示会会場で、フットワーク良く動きます。この活動の中から、一社でも多く、新しい可能性の芽を見つけていただけたら幸いです。やるからには、精一杯のものを提供したいとおもいます。

夜は、オフィスにもどり深夜まで翌日のオータムセミナーの資料づくり。デュナミス社内とFBは、まさに祭りの前。騒然とした状態が数日前からつづいています。悪くない騒然さ。活気、というべきでしょうか。

そのオータムセミナーもいよいよ、明日、9月29日。私は午前中は娘の運動会にでて、午後から、現場に入る予定です。いろんな方とお会いできそうで楽しみにしています!

2007年09月27日

コクヨ殿の新事業をお手伝いしています。

2007年の夏から、リリースされた、アイデアを出すためのツールを携帯電話で提供する「ポケディア」をご存知ですか。

私が事業化コーディネートして、いろんな企業の新事業の支援を行なうのですが、縁あって、コクヨ殿の新事業(新サービス)の立ち上げ期のお手伝いをしてきました。通常は、事業化コーディネータは黒子であり、その支援対象企業を公表できることが少ないのですが、今回の支援の仕方は、いつもと一風違います。今回は、「連載をかく」というスタイルで事業化支援をしています。

その連載が、今日から掲載されました。連載はこちら

アイデアのツール、ポケディアを使って、主人公の「門 人太郎(かど にんたろう)」は、毎回アイデアを出していきます。

事業化コーディネータとして各社を支援する中で、「原稿を執筆する」という極めて稀なスタイルの、支援案件。スタイルはどうあれ、支援するクライアント殿にお役に立てるように、出来る限りのものを提供したいとおもって、力を尽くしています。

なお、この主人公の名前は、連載開始に当たって100以上の名前候補を考えて、そこから絞って決めました。どんな意味を持っているのかは、お分かりになった方は、ぜひコメントをお寄せ下さい。

2007年09月26日

事業の仕組み、その革新への基礎知識。

9月26日。起業家のつどう勉強の場で、大滝先生に経営戦略をお話していただきました。毎回、なるほど〜と感心しきり。

事業の仕組みの革新を考えるときに最初に認識しておくべきこと。
それは、「製品・サービスの差別化」と「事業の仕組みの差別化」は
大きく異なるものである、ということ。
前者は分かりやすく、反面、ライバルによって模倣されやすいものである。
後者は一般に、外部からは理解しにくく、それがゆえに、ライバルによって模倣されにくいものである。


事業の仕組み(ビジネスシステム)とは、
「経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を組織化し、価値を顧客(ユーザー)に届ける仕組み」

■事業の仕組みの3ポイント
(1)どの活動を自社で担当するのか
(2)社外の関係者とどのように関係を築くのか
(3)分業、インセンティブ、情報・モノ・カネの流れをどう設計するのか

■よい事業の仕組みを評価する5つの基準。
(1)有効性
(2)効率性
(3)真似しにくさ
(4)適応力
(5)発展の可能性

■事業の仕組みの革新がおきる要因(あるいは、他社が起せる要因)
(1)規制緩和
(2)情報通信技術の発展
(3)情報化とオープン・システム化
(4)企業の規模による技術・情報格差の縮小

■事業の仕組みづくりの3つのロジック
(1)スピードのメリット(タテの連鎖)
(2)組み合わせのメリット(ヨコの連鎖)
(3)集中特化と外部化

よい事業の仕組みには「物語」(ストーリー)がある
・登場人物
・動機(インセンティブ)
・筋書(構想)

■情報化が進展するほど、情報以外の違いが重要になる
(1)社風・信用力
(2)学習による先発優位の維持―「仮説検証型」事業展開
(3)小さな工夫の積み重ね
(4)暗黙知の重要さ
(5)情報獲得―意味発見―アクション、の全体のプロセスの活性化


…これらの要素にもさらに、いくつかのエッセンスが構造化されています。これは、すごい戦略検討の道具、ですね。

SWOT、5フォース、バリューチェーン分析あたりは、事業構想のセミナーに出ればよくやったりするのですが、このあたりまで一般公開の起業家向けセミナーで言及されることは非常にまれです。(経営学修士、つまり、MBAコースの経営戦略論、でならう要素です。)

特に「よい事業の仕組みには「物語」(ストーリー)がある」については、3要素がとてもユニークだと思います。過不足無く人が描かれていて、その動く動機が自然な形に設計されている。これは、ある種のWIN-WINの設計ですね。最後の、「筋書(構想)」については、まだ実感をもっては理解できていないのですが、「筋書きがあるとは毎回一緒のことを繰り返すのではない」とおっしゃっていました。これについては、長い時間をかけて考えてみたいと思います。
posted by 石井力重 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2007年09月25日

智慧カードはスリムパッケージ。

智慧カードのパッケージは、ブレスターとは対照的に、スリムパッケージを採用しています。

hako_chiecard.jpg

これまでのブレスターのユーザの使い方を拝見して、既存のボックスパッケージのほかに、スリムでいつでも入れておけるツールカードとしてのパッケージが望まれていると思っていました。(TOIカードだけ持ち歩いて、アイデア出しの際にツールとして使う、など。)

なので、智慧カードのみを入れ、もしくは、智慧カードとTOIカードをいれて、いつもカバンに入れておいて邪魔にならない厚さ、ということで、スリムパッケージを採用しました。ツールということで、遊び要素のあまり無い職場で、引き出しに入っていても、そんなに抵抗の無いシンプルでモノトーンのパッケージデザインに仕上げています。

商品をつくるということは、ユーザの使っているシーンをデザインするということなのだと、デザイン系の研修で教えていただきました。箱、といっても、いろんな要素と哲学があって、初めて、決まるもの、なのだと思います。

手に取った方は「へえ、薄いや」といったシンプルな感想になるかと思いますが、長く利用される方には、自然とそのサイズに込めた意味性を感じていただければ幸いです。

2007年09月24日

仙台に清流あり。

少し前のことですが、9月も下旬の割には暑い日に、家族で仙台の山奥、奥新川に行って来ました。自宅から車で60分くらいのところです。

随分山道を走るので行くまでは大変ですが、すごくきれいな川が流れている場所があります。普段は仙台の魅力をお伝えする方針の私ですが、ここについては、あまり人の出入りが多くなりすぎては生態を保てない気がしますので、やや伏せ気味に。

okunikkawa.jpg
(岩のかわら、清流、細いつり橋、自然の中に浸れる場所です。)

驚くほどの清流が流れています。テーマパークに流れる全く濁りの無い水の水流、というのがありますが、それに匹敵するきれいさです。不自然なほど、とあえて表現しますが、非常にすんだ水に感動します。

冷たい水は5分も入っていられないほど。強い日差しで体を温めて、ひんやりとした涼を楽しめます。

こどもにも楽しかったようで、川辺で水遊びしたり、かわらで日向ぼっこをしたりして、1時間程度過ごしただけですが、家族は大満足。また来年も来たいよ!と上の娘はその晩の布団で言っていました。

上流からザァーっという音を立てて流れる清流の水面が光をきらきらと反射し、岩に砕けて白くなる様を、そよぐ風の中でいつまでも眺めながめていました。このところ、忙しかったので、久々に、時間や用事に追われることのない、ただただ今このときを楽しむための時間をすごしました。流れてきて足元を滑りぬけていく清流が、豊かな気持ちを心に注ぎ込んでいく。そんな気持ちがしました。

2007年09月23日

仙台のFMから、私の夢をお届けします。

仙台の北部、泉区の中心にあるFMいずみ。
その日曜夕方18時からのラジオ番組で、ゲストとしてお話をば、させていただきます。

日程は、今日23日。18時から。FMいずみは、797Hzです。

http://fm797.exblog.jp/6205611/
に詳しくはあります。

2007年09月22日

ブレスターのビデオ撮影。

9月22日。デュナミス社内のメンバーに協力してもらい、ブレスターのプレイ風景をビデオ撮影。

braster_video.jpg

デュナミスの中にはメディアデザインチームがいるので、プロの機材も、人材も使わせていただいて、本格的な撮影に。

実際に、初めて行なう人も交えてブレスターを体験してもらいながら撮影が進みます。途中で止めて、手元を写したり、ディレクターの指示に従って手元のカードをいったん戻したり。

それから、撮影の合間に、ブレスターと智慧カードを使って、本当のクライアントのためのアイデア出し。

toi_and_chie2.jpg

そのクライアントさんの困りごとを解決する解決するにはどうすればいいか?をテーマに、(ゲームモードではなく)ツールモードとして2種類のカードを使いながらアイデアを出しました。(※ ツールモード:マニュアルには記載の無い使い方です。)

ブレスターに限りませんが、発想の切り口が示されているツールは補助的ないみでは有効だと思います。分析的に考えるのも創造的、という言葉がありますが、それに近いものを醸すと思います。

それから、撮影をさらに進めました。智慧カードのツールモードでのプレイを行い、最後にはこんな感じのホワイトボードに。

chiecard_brainstorming.jpg

絵だけ見ても分かりにくいですが、説明しながらなので、参加メンバー同士には好評でした。結構、短い時間でも、カードの切り口をヒントに、おもしろいアイデアが出せます。

終わるころにはすっかり外は暗くなっていました。土曜日なのにお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

2007年09月21日

オータムセミナー、100名の市民が講師になる日はもうすぐです。

9月21日。オータムセミナーの事前交流会があり、講師と運営者側の事前顔合わせがありました。

オータムセミナーとは:
 http://eenet-tohoku.jp/html/autumn/
 起業教育ネットワーク東北、という組織等が主催する
 市民100人による1DAY講義です。東北福祉大学の新しい駅キャンパスで
 9月29日(土曜日)に行なわれます。
 講師は、10代から上は(推測ですが)60代位までの市民の方。
 いろんな分野の専門家、企業勤務者、NPO、起業家、学生、活動する個人、
 などなど、様々。
 名古屋のサマーセミナー(20年目、1000の市民講師が3DAYで
 お話しをして、述べ3万規模の人が受講される)をモデルにした
 仙台で今年初めて開催される取り組みです。

事前交流会は、2回あって私は1回目の今日、参加しました。

運営者サイドから、この企画の意義や意志についてお話、そのあと、実際に講師になる方への心構えや具体的な講演準備のノウハウが。

jizen.jpg

それから、各講師が、自分のしゃべる内容を短い時間で、実際に軽く講義しました。

今回は少人数でしたが、とても興味深く、「いや〜、数人聞いてみただけで、この面白さ。このセミナー、できることなら全部聞いてみたい!」とおもいました。

(実際は100人の講師が4つの時間帯に割り振られてしゃべるので、25の講義が並行して実施されます。ですので、朝から夕方まで聞いても、最大で4講座しか聞くことは出来ませんが。)

なお、事前予約も現在受付中とのこと。(定員のある講義の場合)
100名のリストから予約が出来ます。100名のリスト

オータムセミナー、貴重な一日になりそうです。

2007年09月20日

次の構想へ。

9月18日。宮城TRIZ研究会、定期勉強会の第9回目を行ないました。

早いもので、1月から12回連続勉強会を始めて、もう、9回です。後3回行なうと、この定期勉強会は終了。あらためて、来年も勉強会をするのか、あるいは別の形態で活動をするのか、残り3回で決めてゆきたいとおもいます。

当会が中心となって開発した智慧カードは、TRIZシンポジウムで知り合った方やITmediaさんの記事をご覧になられた方から、興味を持っていただき、全国に出荷させていただきました。9月上旬に、初めて開発を発表したこのカードツールが、わずか1ヶ月足らずで100近いオーダーをいただき、全国の方にお届けすることになるとは、予想できませんでした。TRIZをテーマにしたものなので、もっとゆっくりと、必要な方が見つけて買われてゆくだろうとおもっていたのですが。そんな現在の状況を会の中で報告させていただきました。

さて、TRIZをもっと簡単に活用してもらうために、そのツールは出来ました。道具が出来たので、次は、実際にツールを活用する活動、です。次のテーマは、TRIZを活用して実際に、製品開発のアイデアを出していく活動を展開したいと思います。

実際にそれが企業にとっての新商品のアイデアになれば幸いですし、そうでなければ、「TRIZをもちいて企画した、既存商品の革新アイデア集」といった形で世に提供していきたいと考えています。

幸い、会長である私石井が、地元産業団体で、TRIZをテーマにした連載を持たせていただくことになりましたので、そこから、後者の活動を展開していくことは出来そうです。それを通じて前者のようなケースが出てくれば幸い。

宮城TRIZ研究会は、少数精鋭ですが、その活動の視点は、長期ビジョンで20年先の地域産業の発展を見つめています。智慧カードのような、分かりやすいモノばかりではないとおもいますが、20段の階段を上がったその先の未来には、ワンダーな未来があってほしい。そう思います。智慧カードは、階段の一段目に過ぎません。小さいけれども、大きな未来へ通じる確かな一歩として、当会は次の階段に歩みを進めます。

なお、私石井の現在の私見ですが、宮城には20年の間に、非常に高い確率で、大規模地震が発生すると考えられます。防災、減災のアイテムは、未充足なニーズが多いと感じています。生き延びるというのは、生命体の本能ですが、それを高度に支援するアイテムを企画する、改善提案する、というのも、宮城独自の活動として、望ましいのではないかと思います。当会なりの社会への貢献は、まだまだ小さなものですが「この組織があってよかった、といってくれる人が、世界中にいるようなモノ(アイテムや情報・知識)を創る」そんな大志を抱きつつ、身の丈にあった速度で進んで行きたいと思います。
posted by 石井力重 at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年09月19日

ビジネスプラン・アウトライン(エッセンスが凝縮された「事業の縮図」)

9月19日。大滝先生による起業家のための経営戦略の講義を受講してきました。

今日はビジネスプランのアウトラインについて。特に、ビジネスプランを見る人は何を見たいのか、中心に、効果的なビジネスプランの書き方を教わりました。

いただいた資料を基に、ビジネスプランの7項目を一枚のシートにしました。

business_plan_outline_card.jpg

7項目のうち、第1項目は「サマリ」です。ですが、これは、全ての必要な項目を書いて、最後に書くもの、ここからかきはじめると筆が止まってしまう、とのことでした。

(確かに、私も経験があります。ビジネスプランコンテストのフォーマットを頭から埋めようとするとはじめの方に書いたボックスの中身を、最後に書き換えたりしたことが。最初に時間をかけて書いたのですが、最終的には全体要素が出てくれば、自然とかけました。とはいえ、はじめにサマリを一度書いておくと、そこの時点でざっくりとした方向付けは、あぶりだせるので、良いとも思いますが。)

第2項目、第3項目は、「ビジョン、ビジネスシステム/ビジネスモデル、事業目標」「市場・製品および市場戦略」です。これらの各項目が複数の重要な要素を持っているので簡単ではありませんが。この後の項目は見せる先、事業内容によって全てが必要ではありませんが、この第2項目、第3項目は、必ず必要な項目。事業プランをざっくりを考えよう、といえば、この2大項目を考えることに、ほかなりませんね。

なお、ここで言うビジネスシステム/ビジネスモデルは、「事業の仕組み」と同等の意味としておっしゃっていました。私は説明を聞いて、いわば「収益を創造する事業の構造」だと感じました。

なお、投資家やビジネスプランの精査をする人が見て、「ビジネスシステム/ビジネスモデル(事業の仕組み)」についてよく質問をするのは次のようなものだそうです。

・業務の流れはどのようなものか
・どのようなステークホルダー(利害関係者)が発生するか
・事業の成功要因(KFS)は何か
・どこ/誰から売上を上げるのか
・費用はどのようなものになるか
・どのような収益構造になるのか


ちなみに、よく出る質問、つながりで、「ビジョン」について、ビジネスプランを精査する人がよくする質問は次のようなものだそうです。

・どのような事業の将来像を描いているか
・どのような経営理念(使命・価値観)を持っているか
・事業を通して実現したいことは何か
・株主、顧客、従業員等のステークホルダーにどのように貢献するか


その他の項目ついても大変興味深いお話をいただきました。

なお、戦略のを学ぶために、推薦図書を教えていただきました。
経営戦略―論理性・創造性・社会性の追求 (有斐閣アルマ)


大滝先生の講義はもう何度も受講しているのですが、毎回、非常に沢山のメモ(速記メモ)をとります。そのたびに新しい気付き、新しいアイデアが浮かびます。良い講義というのは、聴く人に様々なアイデアをもたらしますね。
posted by 石井力重 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2007年09月18日

ラジオ局で、収録。ブレスター、非常に好調で大忙し。

9月18日。連休明け。今日は朝から仙台市泉区のラジオ局に行っていました。

阿部清人さん(FMいずみ)の「ドリーミングトーク」(日曜日の18時から18時半)というプログラムに、次回は私が出演することになりまして、今日はその収録です。

阿部清人さんとは、友人の交流会を通じて知り合いました。とても紳士的なステキな雰囲気の持ち主。今日の訪問でも、リラックスさせてくれるような自然な話をつくり、そして、会話がなじんだところで収録ブースへ。

fm_izumi.jpg

「ドリーミン」の名前にふさわしく、阿部清人さん自身が、好きな仕事にまい進されて輝いています。ゲストも、直ぐに、わくわくモードに入れます。笑顔が輝いてますね、好きな仕事に打ち込む大人というのは。

阿部さんの質問やトークに合いの手を挟んでいくうちに、次第に話がまとまりある構成になっていきます。これはプロのトーク技術ですね。安心して、聞かれたことを答えていけます。

私の話が長かったので、二週にわたって、ゲストに登場する、ということになりそうです。

ちなみに、余談ですが、私はすごく緊張する性質なんです。ラジオでもすごく手に汗をかいていました。いつも講演やプレゼンでも、そうです。そういうときに私はいつも始まる直前に「一文」を書いて見えるところに置いておきます。

今日書いたのは「私はこの30分でどれだけのものを、伝えることができるだろうか」とカードにメモしています。そして、しゃべり手の自分と、ラジオの向こうのリスナーとその耳を、描いています。

自分が人からよく思われたい、ということに意識を集中してしまうのではなく、声の向こうの聞き手の耳に沢山情報が、すんなりと届くこと。それに意識を集中するんです。そうすると、緊張は、「あがる」効果から「集中する」効果へうまく転換できます。私はトーク中、視線が手持ち無沙汰になると、そのカードに書いた聞き手の耳の絵に意識を集中して、「伝わっている状態」を想像していました。

私なりの我流ですが、緊張しがちな人には、自信を持ってオススメしたいやり方です。


午後は、オフィスに戻り、ブレスター、智慧カードの出荷関係の対応に。大変ありがたいことに、14日から出荷開始した「ブレスター(第三版)」と「智慧カード」の売れ行きが非常に好調です。(ブレスター受賞記念の智慧カード無料プレゼントは、連休中に終了しました。)

事業化リーダとして、増産を計画する際に、前回の売れ行き、販売トレンドから、生産量を割り出しているのですが、今回の第三版では、その予想をさらに超えて注文が相次ぎました。出荷担当をしてくれているメンバーも、非常に忙しそうです。

この分では充分な余裕を持って生産した在庫が、今月中には売り切れる可能性が出てきました。夕べのうちに、生産パートナーにはその気配を先行して連絡しておきましたので、売り切れた場合でも、来月の中旬には第二ロットの出荷が開始できる見通しです。


それらの作業と平行して、事業化コーディネータとしての仕事も進めていきます。夕方は、宮城TRIZ研究会。同時にいくつも仕事が進められるのは社内外の協力があってこそ。大変ありがたいですね。感謝!

2007年09月17日

イノベーション・ジャパン2007、出張報告。

9月14日。イノベーション・ジャパンの最終日を見学してきました。

場所は有楽町です。大学見本市として、他の産学連携イベントとは一味違った迫力があります。

まず、参加者の動き、具体的な情報の収集量が圧倒的に多いですね。会場を通路上から見るとこのように活況を呈しています。

IJ2007a.jpg

各ブースにも、実物や模型が展示してあり、非常に興味深いです。人間が装着するロボットスーツの展示もありました。

IJ2007b.jpg

各大学の技術についてここでの紹介は割愛したと思いますが、どの大学も年々見せ方も向上し、技術内容も、先端基礎技術だけでなく、応用分野に近い技術も増えてきて、技術移転の案件につながりそうな技術の展示は、増加しているように感じました。

フォーラムでは有益な情報が得られます。私はSRIインターナショナル(※)のイノベーション手法が特に印象に残ります。(※ カリフォルニア州に本部を置く、世界最先端の非営利独立研究機関。スタンフォード大学付属の研究所 Stanford Research Instituteが前身。)


冊子に掲載された範囲を引用します。

(引用:配布冊子「シリコンバレーの流儀」P24)

The Five Disciplines of Innovation
Five key elements to improve new product development

Important Customer and Market Need
×
Value Creation
×
Innovation Champions
×
Innovation Teams
×
Organizational Alignment

=Market Success

IJ2007c.jpg

(引用、ここまで)

具体的な内容についての紹介は別の機会に譲りたいと思いますが、大変興味深いモデルだと思います。このイノベーションの手法についてワークショップも提供しているとのこと。本の紹介もありました。

Innovation: The Five Disciplines for Creating What Customers Want

イノベーション・ジャパンは、効果的に産学連携に資する情報の収集、人脈の形成に非常に有効だと思います。地方からこのためだけに出張するのは大変ではありますが、それだけその後の活動にむけて得るものが多い場だとおもいます。

某コンソーシアムの代表、来仙す。

9月13日。某コンソーシアムの代表の方が、仙台に訪ねていらっしゃいました。産学官で開発しているブレスターについて、強く興味を持っていただき、ブレスター開発チームとその方で、意見交換などを行ないました。

仙台で、事業化コーディネータの仕事をしているうちに、仕事が東北以外からも来るようになりました。ブレスターのご注文はそれこそ全国(海外も視野にいれつつ。)です。

仙台に、こうして東京や他の地域からたずねてきてくださるのは、大変ありがたいですね。このような方の気持ちや意志にこたえていくべく、仙台からも一層情報発信や、活動を展開していきたいと思います。

夢(20年先の構想)の話、ですが、仙台に次々魅力的な新事業がうまれるそういう20年後を作りたいと思っています。そのころには、世界中から「SENDAI」を視察に来る人が引きもきらない輝く都市に。

私が、事業化コーディネータとして、あるいは石井力重という個人として、かなえて生きたい夢の一部です。千里の道を、今日も一歩。

2007年09月16日

事業アイデア・チェックポイント(着想の良い点と課題を明確にする)

経営戦略論の大家として知られる大滝教授による起業家向けのセミナーに参加しています。その中で興味深かった「事業アイデア・チェックポイント」をご紹介します。


「着想の良い点と課題を明確にするには、3つのCでチェック」

3つのCとは(3Cとは)
・顧客(Customer)の視点
・競争相手(Competitor)の視点
・自社(Company)の視点

チェックポイントを図(カード)にするとこうなります。

business_idea_check_card.jpg
(講義を元に、筆者にて、図表化、及び、簡便な評価手法を加えた)


この図を、解説します。

事業アイデアを振り返って、充分だろうか?とチェックしてみるときに、この3Cで、

顧客の視点…顧客のニーズはどこにあり、それをどう満足するか。
競争相手の視点…競争相手はだれか、競争相手との違いはどこにあるか。
自社の視点…自社の資源と能力は何か、それをどう生かすか

と自問してみることが効果的。

(以下、私が図に、補足した部分を解説します。)

ボックスをいくつ埋めることができるか、書き込めたボックスの数で点数(0〜6)をつけます。(短い時間で行なうために、顧客・競合・自社の各項目において、要素は3つまでのリストアップとしました。最高点数は、要素が3つ書けて、かつ、2つ目の問いにも答えられれば、6点。ここまで書けると検討レベルはかなり進んでいると判断できます。一個もかけないとこの項目は検討が足りないな、と客観的に判断できます。

なお、私が起業家支援をしている中で、傾向として起こることを以下に付け加えておきます。

ざっとアイデアをこれで評価してみたときに、意外と点数が取れないのが、「競合」項目です。お客さんのことは注目してみているし、自社のことも起業家の場合、よく分かっています。しかし、新規性の高いビジネス、ニッチな市場を狙う起業家においては、競合の存在を忘れがちになります。

人から言われて、というのはなかなか受け入れにくいものです。このようなチェックカードで、現実的に自分の考慮レベルが足りていない要素を簡単に評価してみて、その足りない部分についてのアイデアをさらに考える。という活動に役に立てば幸いです。
posted by 石井力重 at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2007年09月15日

智慧カードが、記事になりました。(ITmedia)

智慧カードが、ITmediaの記事になりました。

“旧ソ連の発明法則”でアイデア出し──「智慧カード」
「TRIZ」とは、旧ソ連海軍の特許審議官が40万件の特許情報を分析し、発明法則をまとめた技術開発理論。この理論をカードにしたアイデア支援ツールが「智慧カード」である。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/13/news114.html

また、記事についての読者の方の反応をふまえた関連記事も。

一方、ロシアは鉛筆を使った?
旧ソ連の技術開発論を元に開発したという「智慧カード」の話題が注目を集めました。「一方、ロシアは鉛筆を使った」のジョークと何らかの関係があるのでしょうか──。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/14/news073.html


智慧カードは(ブレスターも、ですが)、新製品や新事業が今よりもっと生まれてくるような社会になればという願いをこめて開発してたものです。こうした記事を通じて多くの方にツールをしっていただけて大変幸運でした。

TRIZシンポジウムで見ていただいた各社さんからのご注文にくわえて、ITmedia記事をみてご注文くださった方も沢山いらっしゃいました。両ツールの事業化リーダとして、厚く御礼申し上げます、ありがとうございます。



追記:

ロシアでは小学生にTRIZを教える場があるそうです。先日のTRIZシンポジウムでも、日本における若年層への工夫発想の活動のサポートが、できないだろうか、という話も雑談としてありました。

智慧カードのサイト( http://triz.sblo.jp/ )を夏に構築していたときのことです。子供の夏休みの工夫発明にも、という言葉をサイトの仮オープンの際に書いていたら、随分沢山、「夏休み 自由研究 発明工作」「子供に教える 工夫の仕方」といった検索ワードでアクセスがありました。夏休み、お父さんが息子の工夫工作の宿題の面倒を見るときに、工夫の仕方を楽しく伝えるものが求められているんですね。

智慧カードの簡易版のようなものがあったら、という声は実際に何人かに言われました。息子とお父さんが楽しく、工夫工作できる、そんな風に使われるカードツール、というのもいいですね。時期はともかくとして、将来的には、そういうアイテムも取り組みたい。そう思います。
posted by 石井力重 at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年09月14日

アイデアボード開発プロジェクトの総括。

アイデアボード開発プロジェクトが、キックオフしてから約一年がたちました。

私が作ったプロジェクトの「達成すべき目的」「予算」「スケジュール」などを記したファイルを見ると、最初の作成日が06年10月です。そして、当初のスケジュールでは、試作版を07年3月に、普及版を07年9月に、と考えていました。結果としては、ブレスターが3月に発売開始し、この9月にはブレスターは第三版を向かえ、新しい商品である智慧カードも発売するにいたりました。

このアイデアボード開発プロジェクトは、産学官のメンバーが有機的に連携して、各々の得意な立ち位置から、力を合わせてツールを開発していくものです。

最終的なゴールイメージは、創造ワークの全体像をカバーするボードとアイテムからなるワークショップセット、およぼその運用スキルの開発、具現化・形式知して、全国のクリエイティブリーダーに提供するというものです。

母艦となるアイデアボードは、現在も開発フェーズを進んでいます。その母艦の中から、氷山の頭のように、カットアウトして社会に提供しているものが、ブレスターであり、今後のアイテムになります。

ブレスターなどを市場に投入し、実際にそれを使ったワークショップなどを展開することで、そこから得られるフィードバック、ユーザの具体的な声をもらって、よりよいツール開発を進めています。

この一年の実績をざっと上げると、

受賞 1件
 みやぎものづくり大賞 優秀賞(ブレスター)

開発完了・販売スタート
 ブレスター
 智慧カード

講義&ワークショップ
 東北大学 経済学部(ブレスター・ワークショップ)1回
 ブレスター体験公開ワークショップ 4回
 雇用能力開発機構 創業・経営改革応援セミナー(事業アイデア&ブレスター)1回
 モーニングサロン(若林区経営者団体、ブレストの実際)1回
 地元企業の中堅社員研修(創造手法、ブレスター)1回
 商工会連合会 創業支援講座(ブレスターの開発・事業化戦略)1回

学会等での発表
 感性工学会、TRIZシンポジウム等
 この秋にも、複数発表予定。

メディア掲載
 ITmedia
 河北新報社
 FM仙台

3ヶ月以内の予定案件
 近畿地域の某大学でのアイデア出しの講義 2回
 県内の高校でのアイデア出しの講義 3回
 近県の産業団体での発想法の講演 1回
 県内の支援機関での発想法の講演 1回
 某コンソーシアムでの講演 1回

などがあげられます。
一年の開発期間を通じて、走りながらも商品をリリースしその反応からさらに開発を進めています。その意味では、完全に完成してから外部に出て行くスタイルよりも早い時期に、実績を積み重ねやすい開発スタイルなのかもしれません。

なお、この冬に本格的に、第二フェーズのツール開発が始まります。私としては、氷山の一角にあたるツールとして、BWのワークシートおよびファリシテーション機能を内在したツールを作りたいとおもっているのですが、それは、第一フェーズのツールなので、小プロジェクトに位置づけられると思います。第一フェーズのツール開発にも、いくつも可能性の枝葉があります。それらのうち、どれにパワーをかけて、どれにパワーをかけないか、選択しながら、本題である第二フェーズの開発を進めて生きたいと思います。

第二フェーズをこの冬に終わるころには、第二フェーズの派生案件も沢山出ていると思います。大きな枝が伸びれば、その周りの枝葉はある程度の栄養でも伸ばせます。本開発時期には、大きな枝をぐんとのばす、それを機軸に展開したいと思います。

更に先のことで言えば、第三フェーズは、それらの有機的な統合・モジュール化によって、総合的な創造ワークのツール&運用スキルの展開を目指したいと思います。

とはいえ、目指す北極星はぶれないとしても、進んでいくと道がどうつながっているのかが見えてくると、今とは違う進み方を見つけるかもしれません。臨機応変にいきたいと思います。

2007年09月13日

ブレスター(第三版)と智慧カードの出荷が始まります。

9月13日。明日、14日より、いよいよブレスター第三版の出荷が始まります。

初版、第二版と版を重ねてきたブレスター。先月第二版が、売り切れ、ご予約いただいたお客様には、大変長らくお待たせしましておりましたが、明日9月14日から第三版を出荷開始します。

パッケージの刷新。より楽しいアイテムとしての演出を醸すデザインへと変わりました。中に入っているアイテムもユーザの方の声を元に、より使いやすいものへ、細かな改善が盛り込まれています。

価格は、これまでと同じ4,900円です。


また、同じく9月14日より、「智慧カード」の出荷も開始します。こちらは、使い方シートと智慧カード40枚が入って、限定300セットのみの販売です。(TRIZという専門的な分野のツールであるため、限定的な生産量に抑えています。300セットの完売時点をもって、「智慧カード」の販売は終了を予定しております、予めご了承下さい。)

また、出来る限り提供価格も低減するために、パッケージ(箱)はつけておりません。シンプルなクリアフィルムに包んで出荷いたします。(ブレスターをお持ちのお客様の場合、ちょうど、智慧カードが入るだけの余裕がブレスターの箱にはありますので、一緒に入れていただくとうまく収まります。)

価格は、6,500円です。



ブレスターと智慧カードのセットもあります。セットの価格は8,900円です。



なお、ブレスターが、優秀賞を受賞したことを記念して、第三版のご注文先着100名様に、智慧カードを無料プレゼントします。(最長、10月14日まで。)

無料プレゼントがあるうちは、セットをご希望のお客様は、ブレスター(4,900円)のみをご注文いただければ、セットがお手元に届きます。

(無料プレゼントが終了した時点で、オンラインショップのセット品目が選べるようになります。)



仙台から全国に向けて、一つ一つ丁寧に出荷していきます。技術的アイデアの発想ツールとして開発した智慧カード、ブレスターが、多くの方のお役に立てば幸いです。



braste_and_chiecard.jpg
(左:智慧カード  右:ブレスター(第三版))

2007年09月12日

発表論文(第三回TRIZシンポジウム、宮城TRIZ研究会)

第三回TRIZシンポジウムで、宮城TRIZ研究会が行なったポスター発表の資料を掲載します。



【概要版】
論文(1枚)  ■スライド(2枚)


補足:
スライドを用いて概要説明したときの動画はこちら




【フル版】
論文(7枚)  ■スライド(16枚)


補足:
論文、スライドに掲載していた智慧カードのフルコンテンツは、データが重過ぎるためカットしています。智慧カードの一覧は、こちら
chiecard_ichiran.jpg
posted by 石井力重 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年09月11日

プレスリリース(新商品、智慧カード)

デュナミス 宮城TRIZ研究会 事務局は、TRIZをベースにしたカードツール「智慧カード」の新製品プレスリリースを行ないました。



プレスリリースのデータファイルはこちら。

PDF版  dunamis0709trizPDF
WORD版  dunamis0709trizWORD

この資料はご自由にどうぞ(無料)。平成19年9月発信。

以下、内容の画像ファイルです。クリックすると上記PDFデータが表示されます。

dunamis0709triz.jpg

本文表示の写真はこちらをクリックしてください。
posted by 石井力重 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ

2007年09月10日

参加してよかったと思う講演には2つの要素がある。

今日、ある経営者の方のお話をお伺いしました。起業家の集まる勉強会に特別ゲストでいらした方です。

非常に計画的な視点とそれを実際に可能にするバイタリティーの両方を感じました。お話を、何度も首を振りながら「なるほど」「合点がいった」「実際のところは、そうなっているのか」と多くの人が納得しながら聞いていました。

「これは本当に参加してよかった」と思う講義にめぐり合うときが時々あります。そういうお話には、2つの要素があると気がつきました。

1.ケーススタディー

実際に講演者が体験したこと、実践してきたことは、言葉の聞こえ方が一味違います。声に自身があるというか、台詞を乗せてい来る音声に伸びがあるというべきか。全て100%を実体験で話しつくすのは無理だとしても、核心部分は自分の実感をともった、あるいは、100時間の自分の汗水たらした経験が濃縮された「事例(ケーススタディ)」があると、断然違います。

これは、プレゼンの基本に「アイテム(実物)を見せよ」という事に通じると思います。プレゼンの中で、ポケットから、ふっと取り出したサンプルはプレゼンの吸引力を高めるのは、基本的なスキルです。そして、実物が無い場合でも、アイテムを持ってきた感覚に近いことが出来る場合があると思うのです。それは、ケーススタディ、です。スポットライトの下に丸テーブルがあって、その上には透明なアクリルの箱があり、中には「私のリアルな体験」という「モノ」が乗っています。オーディエンスはそのスポットライトの下の生々しい「事例」が実際そこにあって目にみえるかのような心理になったときに、その人の話は「見せアイテム」と同等以上のものがある、そう思います。
2.ツール

良い講演には、持ってかえる事が出来るお土産があります。それは「ツール」です。リアルにアイテムをもらえる場合もありますが、それは一段下のお土産だと思うのです。アイテムをもらうといっても、本当に欲しいものは、サンプル品程度のものではないと思います。本当に欲しいのは、講演者のノウハウに近いものをコンパクトにしたシンプル・モデルなんだと思います。そのシンプルモデルは、実際に自分の戦略を立てる時に、あるいは、実践の場で戦うときに、明日から使えるものであると、なお良いわけです。シンプルモデルを手に入れたけれど、アプライ(応用)するには、さらに一工夫必要、なものでは、「明日から」は無理ですから。そういう要件を満たすシンプルモデルは、すなわち「ツール」だと思います。例えば、世界を現す海図。日本語でかかれたものをもらえば、明日の航海に使えます。それが、外国語で書かれてしかも、実際の尺度と異なる記法であったりすると、それは、生データとして貴重だけれども、明日からは使えない、つまり「お土産としてのツール」ではない、と。あるいは、方位磁石。単に方位磁石があって、各々のケースで使い方は違うとおもいます、という程度の話で渡されても、明日から使えません。それが、「私の場合ですが、***のように使って、2時間ごとに舵を切ると大体、誤差***で進むことが出来ます」といったところの使い方が付してあると、ツールとして受け止めることが出来ます。

これらの「ツール」であるか否かは、無意識に「付箋を貼った資料」「デジカメで写真を撮っておきたいスライド」として自分の心に現れます。ケーススタディの方は、紙や写真に残りにくいものですが、ツールの方は、2次元に残しやすいほうが、より良いと聞き手は感じます。


これらを図にするとこんな感じになると思います。
case_and_tool.jpg

この構造は、無限に繰り返して言い訳ではなく、3つがちょうどいいようです。1か2では物足りなく感じ、4つ以上だと「いつかやってみたい資料」フォルダへ入れられることになります。実は情報やノウハウはフルパッケージで届けると、丸ごと、貯蔵庫に行ってしまうことがあり、3つ、見せたいからには、数を絞る、ということが重要のようです(商品開発でパートナーに繰り返しいわれることで私にその視点が出てきたのもありますが。)

以上です。

自分自身、この秋・冬は全国で講義をさせていただくことが増えます。その際に、こうした優れた講義の体験は私自身の価値提供に是非活かしたいと思います。
posted by 石井力重 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2007年09月09日

プレスリリース(ブレスター、優秀賞を受賞)

デュナミス アイデアプラント事務局は、ブレスターの受賞に関して正式なプレスリリースを行ないました。

(8月20日、ブレスターが「みやぎものづくり大賞」にて「優秀賞」を受賞しました。それをデュナミス アイデアプラント事務局より正式に報告する意味で、本プレスリリースを発信します。)



プレスリリースのデータファイルはこちら。

PDF版  dunamis0709monozukuriPDF
WORD版  dunamis0709monozukuriWORD

この資料はご自由にどうぞ(無料)。平成19年9月発信。

以下、内容の画像ファイルです。クリックすると上記PDFデータが表示されます。

dunamis0709monozukuri.jpg

本文表示の写真はこちらをクリックしてください。

2007年09月08日

私のNEDOフェローとしての仕事紹介(NF2007年の冊子)

NEDOフェローの同僚は全国にいます。全同僚たちの活動を冊子にまとめたものが今年も発行されました。

2007年の冊子はこちら
私はPDF18ページの、No.47に出ています。

そのファイルから私の部分(No.47)のみ抜粋・加工して掲載します。
氏名:石井 力重
受入機関:株式会社デュナミス
カリキュラム:創造性と起業家精神を持ったコーディネータ育成
研修概要:私たちは、大学等からの起業や革新に取り組む地域企業に対し、
事業化を支援します。産学連携のコーディネート活動を中心に、その前後も
合わせた統合的支援を展開します。ごく初期段階から起業家チームに参画
し、「事業アイデア」の発想作業から支援します。ブレインストーミング(アイデ
ア出し)や効果的なアイデアの絞込みをサポート。支援ノウハウをベースに
アイデア出しのツール開発・提供も行います。MOT の視点から、新技術の特
徴がより付加価値の高い事業になるよう、ニーズを
収集しビジネスモデル立案をします。事業化の手
段として産学連携が適するのか、初期の顧客獲得
の方略はどうするか、など事業化起点で十分に吟
味します。その上で、各機関のコーディネータと連
携し産学連携を推進します。将来的には、創造的な
技術開発の理論であるTRIZを活用した独自の事業
化支援の手法を開発してゆきます。

一言で言えば、「事業化コーディネータ」をしています。3行で言えば、「新技術の事業化支援活動を、事業アイデア創出段階からサポートし、技術経営戦略を中心に事業構想をサポート、開発プロジェクトのグランドデザインから割り戻して最適な産学連携、事業化をコーディネートしていく仕事」をしています。

2007年09月07日

「私にしか出来ないこと」という視点。

「私にしか出来ないこと。」そんなことが世の中にいくつあるだろうか。そんなことを時々思います。いくつもあるならば、それは幸せなことだと思います。

私にしか出来ないこと、という視点で、仕事の位置づけ方を考えてみたいとおもいます。

「私にしかできないこと」か、それ以外のこと(=他の人にもできること)で仕事を分けた場合、それは必ずしも、「収益になること」とそれ以外のことの区分とは一致しません。図にするとこうなります。

watashinisika.png

右上は、言わずもがな。独自の価値を提供できる仕事です。人から感謝されるような仕事が出来るフィールドですね。

大事なのは、右下、だと思います。つまり、当面の収益性はないけれど私にしか出来ない、というタイプの仕事です。

ニーズ・ゾーン:充分な資金を持っていないけれど、私しか出来ないその作業を、必要としている人たちがいる。そういう作業を表しています。

シーズ・ゾーン:世の中にそれを必要としている人がいるのか、明確ではないけれど、非常に高いレベルで出来るある種の作業。それを表しています。

端的にいえば、これは、次第に上に上がっていくものだとおもいます。なので、右下のことは、シーズゾーンでもニーズゾーンでも、全力でやるべきだと、私は思っています。損得、という言葉はここでは判断を遅延して、「自分しか出来ないことならば、とにかく、やるしかないでしょう。」と腹をくくる。それでいいんじゃないかと思います。

コストがかかってみいりは少ない。でもそれは短期的なものです。そこに充分な投資をするといずれその作業は上に上がっていきます。近い未来に、幸せな仕事へ。

「私にしか出来ないこと。」

それを見つけたなら、迷いなく思いっきり、やっていく。そういうシンプルな行動原理で行くのも、人生、いいかもしれませんね。少なくとも私は、自分のアンビシャスの中心部へ踏み込んでいくには、それが最良の方法だと思います。

2007年09月06日

一年後の自分を助ける方法。

9月6日。今日の2つの仕事を通じて感じたを深く考えて思い当たったことがあります。

一言で言うと
好きなことを全力でに続け、形に残していく。
 それは、将来の自分を助ける。

だろうということ、です。

仕事になる前に、好きだから徹底してやっておき、
それをコンテンツにして保存しておいたものがあると、
いざ、それが仕事になった時に、
すごく品質が高い仕事ができる。

言い換えると次のようになります。

好きなことを、ハイクオリティーに続け、
たとえ短期的には儲けにつながらなくても
時間をかけてコンテンツにしていくこと。
それは、将来の自分を助ける。


そう考えると単純なことですが、次のように言えそうです。
「人は好きなことを、全力で、やっておくべきだ。」
「好きなことをして、それを形に残しておくことに十分な時間を費やすべきだ。 」

そして、それが収益に変わる時期はいつか。
とても当たり前のことと、自明でないことのセットが存在するようです。
「収益に変わる時期は、それを求めてくれる人に出会う時だ。」 当たり前ですが。
「徹底的に好きなことをつづけていれば、その出会いは1年以内に、きっと来る。」
この、「徹底的に」ということが重要だと考えています。
半端なものじゃなく、徹底的にやれば、
収益に変わる出会いは、今から365日以内にくる。

私自身の経験に基づく未成熟な法則性、ではありますが。

一年後の自分を助けよう、と思うのであれば
今日から好きなことを徹底して行なう必要があると思います。

2007年09月05日

プレスリリースの作成。

9月5日。今日は昨日に引き続きブレスター第三版の組み立て作業を行なっていました。

作業に入っていただく方に作業内容を説明し、その傍らで私は、ブレスターに関するプレスリリースを作成していました。起業家の方を支援する際にプレスリリースの講座をおこなったことが大きく生きています。事業化を支援するには様々なタイプの起業家的活動を理解し、実践していることがが大切。A4一枚、たった400文字の文章を一日かけて作成していきます。少ない文字数で分かりやすく事実を端的に報告する訓練になりますね。

来週にはそれを用いてプレスリリースを行ないます。

2007年09月04日

ブレスター、第三版の出荷準備。

9月4日。ブレスター、第三版の出荷準備をしていました。

chiecard_100set.jpg

ブレスターが優秀賞を受賞したのをうけて、9月14日から出荷開始するブレスター第三版では、ご注文先着100名様に、あるものをプレゼントすることに。実はブレスター本体価格よりも高いものをプレゼントにつけます。

一部、ショップサイトではその情報が出ていますが、本格的には来週から発信していく予定です。技術系のアイデア出しにツールが欲しい、という方は、ぜひご活用していただければ、と思います。

今回の出荷準備は、生産量が前回よりもさらに増えたため、新しいタイプの課題が出てきました。開発責任者としては、結構その課題は悩ましいもので、しばらく呆然としたい気持ちでいました。しかし、えいっと、気分を変えて、必要なことを書き出して、しかるべき人たちに連絡をとると、意外と、流れ始めます。そのすると、「あ、そうか、この機会を利用して、これをしよう」と新しい発想もでてきます。TRIZでいえば「災い転じて福となす」です。多分ビジネスパートナーも今回の件で苦しい思いはすると思うので、こちらから精一杯のものをサポートしつつ、こちらの負担も減らすような解決策を講じてみました。簡単にいえば、リカバー作業の発生にともなう重複作業の削減、ということです。

お互いのWINとなるような提案が、普段なら思いついても、苦しい状況では、脳はなかなかはたらかないと、おもいました。今回のことを通じて学んだのは、苦しいときには、覚悟を持って物事をまず進めていくことだ、とおもいました。たちどまるべきではないところで、立ち止まる。人間は意外とそういうものかもしれません。少し前のブログに書きましたが「覚悟は不安の暴動を制圧する」ですね。苦しいときこそ前へ、一歩前へ。

追記:

ふらりと、作業の場にやってきた一馬さん(デュナミス 社長)がブログでその様子を。そうそう、本日の作業に参加してくれた学生さんは、全員、前から知っている学生さんたちです。細かい作業を安心して任せられる人、と厳選した結果。彼らは、いずれも何かしらの活動や若い組織のリーダをしています。全員合わせるとTV・メディアへの登場回数は30をこえるでしょう。そんな彼らが、文句も言わず、もくもくと組立作業をしてくれたこのブレスター、ぜひ多くの方に貢献できるように、私も感謝しつつ提供して行きたい。彼らの背中を見ながら、そう、おもいました。

2007年09月03日

心まで写しだす、フォトスタジオ。

9月3日。深夜まで富谷町(仙台市北部)のフォトスタジオで写真撮影をしていました。

ブレスターがみやぎものづくり大賞で優秀賞を受賞したため、その写真素材を撮影するために、フォトスタジオにいったのですが、知人のお父様の経営するスタジオだったので、とても楽しく撮影を進めていただきました。

oogami01.jpg

私自身の写真も、受賞者のカットとして、必要だったので取っていただきました。数枚の撮影と思ったのですが、私の表情が硬い、ということで、さまざまなヒューマンスキルと写真技術を駆使して、やわらかい表情を演出してくれました。最初の一枚と、最後の一枚(100枚目)では、全く印象が違います。このお父上は、意識と腕はプロですが、値段は良心的。ぜひ、仙台で自分の写真(就職活動や、成人式、人生の節目)などがあれば、そこでお願いしてみてはどうでしょうか。フォト・オオガミ

撮影してもらっておもったのは、写真は単なるモノの色・形状を記録するだけのものじゃないんだ、と。そのものや人の持っている感性部分、メンタルな部分まで写しだすことが出来るものなのだ、と感じました。技術、というよりも、アート、といったほうが近いような気がします。

oogami02.jpg

さて、その後は、ブレスターのアイテムの撮影です。撮影カットは何百枚に及びます。わずかに位置をずらし、撮影の確度、高さ、フラッシュの強さ、を微調整しながら、最もアイテムの表情が映えるような一枚の写真をもとめて写していきます。撮影が終わったのは、もう日付が変わるころでした。

今日のブログは、いつもの「仕事(汗をかきかきお手伝い)」カテゴリーではなく、「仙台オススメ」カテゴリーです。フォト・オオガミは、仙台にすむ私のオススメです。

2007年09月02日

2秒メモ。花のままでは保存がきかない。

アイデアの技法、について、久々のエントリーです。いろんな方の発想の構造を聞いたり、手法を聞いていて、特徴的な、そして、エキスパート以外には見過ごされやすいポイントがあります。そこに『2秒メモ』と名を付してみました。次のようなものです。

アイデアの技法「2秒メモ」

いつもポケットにペンとメモ(お勧めは、名刺サイズのメモカード、30枚くらい)を入れておく。

何かをふと見て、「あ、こうなっているのか」と思ったら、メモ。「あ、それを生かすとこんなこと出来ないかな」とおもいついたら、メモ。「でも、こんな懸念事項がありそうだ。」それもメモ。

ツールとしての要件は、直ぐに立ち止まり、メモを出せること。2アクション以内に(2秒以内に)、ペンを持って書く紙面を手のひらに収められていること。書くべきページを開くのが大変なツールはNGです。

さて、歩いてて何か思いついて、メモします。それぞれのメモは、細かく書かないでOK、正しくない言葉遣いでもOK。そのときの感性イメージをできるだけ、正しくアウトプットします。たとえば「○○てきなもの」とか「□□しちゃうくらいの」といったトーンでもOKです。ビジネス風に書くのは、後でいいです。

そして、できるだけ3行以内に。カードが小さいので必然的に30文字くらいしか書けません。それがいい。書きすぎては駄目。広がりを生む芽ですから。

それから、できるかぎり、「図」をつけたい。それも、ただの「○」と「→」くらいで充分。何か、書きたいことが言葉で出てこなければ、適当な大きさの「○」を1〜3個書いてみてみると意外と、流れ始めたりもします。あるいは、2×2の表もいいです。

さて、この手法のよいところは3つあります。

1.花のままでは保存はきかない

ぱっと思いついたアイデアは、「花」のようなものです。特に朝顔のような。「ああ、いい花がさいたなぁ、後でもっとよく見よう。カメラもどこかにあったよな。」とおもった花。翌日に、青の花、どんなはなだったかな、とみてみると、既にしおれている。う〜んと思い出してみても、さいていたときを思い出せない。

アイデアは、鮮度の短い「花」のようなものです。見つけたその場で、ぶれてもいいから撮影しないと、24時間後には、ほとんどの花は枯れています。アナロジーで言えば、アイデアの花が咲いたら、受粉させて「実」にしましょう。実にしたアイデアは収穫フェーズに進ませることができます。

アイデアを「花」から「実」にするとは、「思いつき」を「紙に書く」なんです。
2.創造活動(原稿を書く、企画を作る)時に、とてもありがたい自分だけのデータブックになる。

連載原稿を書く仕事を始めておどろきました。あふれるほどアイデアがあると思ったのに、そのテーマで書き続けると、アイデアが出てこない、とおもう日もあるものです。世の中の優れたアイデアの事例を探したり、ディスカッションしたりするようになるのですが、そこで得られたものを、既存の著作者に配慮するとなかなかそのまま活用するわけには行きません。そのときに、「転用フリー」のアイデア集ブックがあったらいいとおもいませんか?アイデアのメモストックは、実はそれです。思いついた膨大のアイデアはあなた自身の創作物なので、かなり自由に使えます(もちろん、思いつきのヒントをえるための事例などには、言及する際に配慮がいります)

このアイデア集ブックは、半年で、かなりのボリュームになります。豆に書いているぶんにはストレスとはありません。あなたの企画構想に利用フリーのアイデアデータベースを作ることができます。
3.アイデアマラソンへの助走が出来る。

毎日アイデアを書く、アイデアマラソン、という活動があります。ずっと同じノートを使って毎日発想する。という方法です。継続のもたら効果は大変素晴らしいものがあります。しかし、マラソンにいきなり入れない、もしくは、挫折した、という方は、まずは走り書きを書き留める習慣づけから、スタートしてみてはどうでしょう。一週間に2回メモした。次の週は4回。次は6回。次の週からは毎日1枚のメモが。そこまでいければ、多分アイデアマラソンにもういちどチャレンジすることが難しいことではなくなっているでしょう。
「2秒メモ」これが本当に必要に感じるのは、ごくわずかの方かもしれませんが、「あれ、あのアイデア、どうしても思い出せない。なんかいいこと思いついたと思うんだけど…。どう考えたんだっけな…。」と感じる経験があった暁には、是非一度これを思い出してみてください。ストックされていくアイデアのメモは、あなた独自のアイデア集ブック。あなたの企画の際にとても便利な武器になります。

それから、アイデアメモは、できるだけ24時間以内に、フォルダーなどに移動します。名刺カードサイズのメモカードは、名刺フォルダーに入れることが出来ます。めくってみるとそのときに感じたことが殴り書きしてあります。すこし迷いますが思い出せます。その思い出した部分を補足として、メモに書き加えて、フォルダへ。これが、1週間後の移動だと「なんだこのメモ?」というものばかりになってしまいます。アイデアの鮮度は落ちやすい。このフォルダへの整理も含めて、収穫可能な『実』にするコツなんです。
posted by 石井力重 at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 事業活動/アイデアの技法

2007年09月01日

第三回TRIZシンポジウム(三日目)

9月1日。第三回TRIZシンポジウムの最終日です。三日間、朝から晩まで一緒にいるためか、かなり参加者同士の距離が縮んで会場のムードがこなれてきたように感じます。

午前中は、CREAXの方などのご講演が続きます。どれも貴重な話ばかり。ビジュアルやアイテムはTRIZにかぎらずオーディエンス(聴衆)の興味を引きますね。

午前中の終わりにポスターセッションの話者による2分程度のショートプレゼン。私は、その一番最後でプレゼンをさせてもらいました。(2分を越えてしまいました。すみません。。。)

Youtubeでその様子を公開しています。↓



午後は、そのポスターセッションです。1時間で20分3セット程度の説明を行ないます。私の発表にもTRIZエキスパートの参加者の方々は暖かく見守ってくれていました。ありがたいですね。

智慧カードの開発の動機「TRIZを簡単に体感してもらいたい」という思想は、TRIZに取り組み始めて年数の少ない方を中心に共感をもっていただけたようでした。

その後も講演が続きます。特に印象に残ったのが、アイデア社の桑原氏のご発表。「矛盾」と双璧をなすTRIZのナレッジ「技術システム進化」に関するもの。むずかしいと言われるTRIZのナレッジを、毎年三日目午後の時間帯で、同氏が平易な言葉とストーリー仕立てで解説(講演)してくれています。(TRIZ初心者には、貴重な内容だと思います。)

そのほかにも、沢山の知識がこの三日間にありました。TRIZの本質に関するお話。高度な活用事例。シンポジウムに参加するのは時間的にも金銭的にそれなりに投資がいるのですが、その価値は充分にあると私は思います。

なお、日本のTRIZは世界的に見ても参加者の多さが比肩するものなし、という領域にはいりつつあります。活用度の問題はこれからだとおもうのですが、潜在的に学ぼうとする人の裾野はひろいのだと、三日間を通じて感じました。
posted by 石井力重 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会活動/TRIZ
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