2008年11月29日

シリコンバレー日記00

2008/11/29 09:54

9:44の東京行きのヤマビコは
ドアがなめらかに閉じた

目前で閉まる扉を
祈るような気持ちで眺めるが
あくはずもなく
二階建てのヤマビコは
南へ走り去った

この少し前、
自宅から仙台駅にタクシーでつけた
偉くはなし好きな運転手さん
すこし急ぎでおえた出張準備が
きになるがえいっと
覚悟を決めて考えるのをやめた

みどりの窓口につくと
目的の10:24の東京行きのハヤテが
満席にちかい
一本前のMAXヤマビコまだ空席がある
グリーンだ
寝てないのでそちらで体を
やすませたいとおもい
窓口で「これは早くつきますか」
ときくと
「ええ、でもあと4分しかありません」
なるほど。
しかしいつもだと余裕で乗れる
そこで、「いいです」と。

チケットをもらい駅に入る
後数分で出発だ
階段をかけあがる
余裕でセーフ
9:44と書いた列車に乗る・・・
と違和感。

ハヤテの車体だ。
おかしい。
アナウンスが盛岡行き、とつたえた。

しまった。
あわててホームにでると
これは、下りホームだった
急いでいたので
最初に目に入った9:44の
誘導にひかれて
かけあがってしまった

そこで新幹線ホームをかけ降りて
向かいの新幹線ホームの階段を
かけあがる
大きなトランクケースが小回りを
きかせなくするが、
それを抱えてダッシュをした。

そして先ほどの場面にいたる
無情にも2メートル手前で
扉は閉まった。

1分ほどの思考停止。

そのあと、きびすを返して
新幹線改札口へ

「次のハヤテの指定席を買いたいのですが」

「満席です」

「・・・」

本命を追いかけて降られて
安全パイと思っていた押さえが
なくなった・・・。

最高の状態をもとめて
先ほどまで持っていた
選択肢すら、失った。

最悪だな・・・

とおもうが、思い直す。
あのとき、盛岡行きに乗っていたら
たぶん、飛行機には
確実に間に合わなくなった。
最悪は回避したのだ。
数秒の自分の判断力に
一定の評価をしつつも
複雑な気分だ。

グリーン車のチケットを持って
ハヤテの立ち席にのる。
東京まで2時間の休息時間だったものが
新幹線で立ち席というつらい時間に。

計画性が大事だ、と
ふと、まっとうなことを自分に言い、
それから、「否」とつぶやく。
最悪の事態は常に避けながら
よりよい可能性にチャレンジする。
それは万人にとって言いやり方とは
いえないが、
自分らしい人生をおくれているのは
いつもそのやり方だから。
ときどきそれはまずい事態を引き起こし
ときどきそれは予想以上のものをもたらす

今回のシリコンバレー行きの旅行は
(いつもどおりの)
波乱に満ちたスタートを切った。10:12


今回の旅は
携帯電話を持たないで
ノートPCも持たないで、
スーツケースに
本とポメラとカメラだけを
もって出た。
接する人々、みるものから
何かを得ることを最大目的とするためだ
3日以上、PCとネットにつながらない
時間を過ごすのは
7年前の新婚旅行以来だ。

人間にはネットに依存する中毒性あるいは
欲求があると言われるが、
それは少し違う要素も
含んでいるかもしれない。

人間には、自分の考えを吐き出したい
欲求がある。
それは相手がいることがケースとして
おおいだけであって
相手が日記帳やポメラであっても
その潜在的欲求を受け止めることができる
ただし、ネットをベースに
デジタルコミュニケーションを
ベースにしている人にとっては
日記帳は、まったく次元がちがう
その意味でデジタルなメモ帳は
潜在的なニーズがあるということを
しった。

電車がきた、スタンバイにするまでが
はやい。新幹線を待つ列で
片手で持つと適度な掌感。2008/11/29 10:26
なるほど。

2008/11/29 10:31
立ち席にて
立ったまま打つのはつらい
ノートpcよりは遙かにいいが

スーツケースに腰掛けてみた
わるくない
眼下にはちょうど仙台市の南部をながれる
名取川。

さて、これからは本を読もう。
梅田望夫さんの、シリコンバレーの精神。2008/11/29 10:35

★付箋文★

2008/11/29 11:31
一時間が過ぎた
立ち席での読書は
気づきがおおい
列車が走り出し1時間。
トイレに来る人が
急に増え始める
休日ということもあって
子供たちが
デッキにあそびにくることが
ふえた
また座っていると
気がつかないが
ワゴン車の売り子さんは
頻繁にいったりきたり
結構大変なしごとである

立ち席で読む本も
最初の30分は良かったが
徐々につかれてくる
集中が切れる

人間観察をする機会だと
おもうと
デッキに100分たつのも
おもしろいかもしれない
メモする道具があるのも
幸い
鞄を奥スペースでうつと
暗いが文字サイズを
上げることで視認性は
かなりあがる。

暗いときには光をつける
という選択肢が使えないと
打つ手なしとおもうが
実は、情報のデザインサイズ
を大きくする、というのも
可能性のある選択肢。
TRIZっぽい。

ポメラに書くことで
SNSに日記を書き込むのと
にた感じがある。
誰かにみてもらう為じゃなく
ノートとの対話、にちかい
それは自分の意見を
かしかしてみると
心地よいフィードバックが
自分に起こる効果かも。
自分の考えを強めるために
自分自身の考えを
保持してくれる客観物を。
そんな感じだ。

手書きよりキータイプが早い人が増えた今、「日記帳がキーボード入力である」というアイデアは、潜在的なニーズを健在化しているかもしれない。

メモ専用機のいいところは
一つには、
「見え方が普遍」という点
にあると発見した。
ノートPCのメモは、
テキストデータという文字のならび情報は保持されるが、エディターが変われば見え方がかわる。フォントが変われば文字の見え方が変わる。改行位置すらずれる。

シンプルテキストも、ウインドー広さが前回のサイズをきおくしているので、何かの作業時にかえた窓サイズである。

「ガイネン的に一緒」なのと
「物理空間として保持されている」のとでは、
情報にたいする記憶の粘着面積がかわる。(気がする)。

ケータイで打ち込んだ日記とPCでみる画面でのそれは、「ああ、書いたのは俺だ」と一定の認識はしつつも
その画面やフォントの違いが、書いたときに
記憶の中で文字以外に保持したものを
緩やかに泥の中に沈み込ませてしまう。
「書いたときの気持ちを思い出せるのでノートの方がいい」
とおもっていたが、それは
デジタルでも
「絶対に見え方がかわらない」デジタルツールがあれば
いけるのではないだろうか。
ポメラのカスタマイズのきかなさ、単機能さは、そういう「物理的な保持」を
可能にしている。
文字サイズを変えると見え方が変わるが、それも3タイプしかない。
3であることは大事。
これが7段階くらい選べると
「物理的保持」はきかない
デバイスだ。
人間の認知特性のいみで。2008/11/29 11:52


そうこうしていうるうちに
東京駅まであと10分ちょっと。

★付箋文★

2008/11/29 12:46
成田エクスプレスに乗る
ようやく座れる
ひといきついてみて
おもう。
飛行機では
座っているのもつかれる
はずだから
立ち席もいいのかもしれない
少なくとも今は
「席に座れるっていいな」
というきもちになっている。

膝の上でポメラを打つのは
ややきつい
セカンドバックを膝に乗せて
それの上に置くと
調子がいい。

荷造りを今朝やって
迎えのタクシーがくる15分前にまだ荷物が半分しか入っていなかった
アメリカに行く実感がない
初めてのアメリカ。
英語はできないが
意志は表示する。
語学はできるかできないか
だが
意思表示はするかしないか
だとおもう。

先ほど手持ちぶさたのとき
ネットの中に何か
あたらしい情報がないかな
と探しに行きたくなった
しかし、つながる装置はない。
電気で動くものは
カメラかポメラしかない。

ついついながらたべ。
そういう傾向が人間には
ある
あまい、しょっぱいという
分かりやすい刺激に
さらされ続けることで
何かのストレスや
面倒な作業からの逃避を
はかる。

ネットにも同じ効果がある。
甘い、しょっぱい、
わかりやすい刺激を
ついついながらたべ。

ネットにつながらない環境は
甘いものを家に持ち込まない
ダイエットスタイルに
にているかも。2008/11/29 12:57

西千葉を通過。
浪人時代に通った懐かしい街。

面白法人KAYACの柳澤さん(みな、やなぎさわ、と読むけれど、やなさわさんが正解)たちとの合流まで後1時間。成田空港への到着まで後30分。ここまでくれば、フライト乗り遅れもなかろう。

出発で愕然としたけれど、結果よければ、OK。人間万事塞翁が馬、ということばをおもいだす。2008/11/29 13:01

★付箋文★
posted by 石井力重 at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | シリコンバレー

シリコンバレーへ行ってきます。

今日から長期休暇をいただいて、シリコンバレーに行ってきます。その間、メールや電話がありませんので、お返事が遅くなりますが、ご容赦ください。ネット環境があれば、持参するpomera(ポメラ:デジタル・タイプ・ライター)でメモしたことを、このブログから報告します。うまくいくか分かりませんが、しばらく更新が停止します。日本・仙台には12月6日の夜中に戻ります。




なお、会社の方へメールをいただくと下記の文章が返信されます。


タイトル:
12月6日まで不在にしています

本文:
ご連絡ありがとうございます。
石井力重です。
11月29日〜12月6日まで
シリコンバレー(アメリカ)に行っています。
戻り次第、順次お返事させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
posted by 石井力重 at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | シリコンバレー

月刊ビジネスアスキーに掲載されました。

月刊 ビジネスアスキー 2009年 01月号にブレスターが紹介されました。

「097 企画力がつくカードゲーム」

というタイトルだそうです。128のTIPS紹介の中で97番ぐらいのページにあるのだと思います。

2008年11月28日

projectと新商品

昨日本日は、プロジェクトのお仕事が目白押しでした。農商工に関するあるプロジェクトのカリキュラム検討会、次の発想支援ツールの開発ミーティング、地域産業の支援活動のためのプロジェクトの基本構想のすり合わせ、起業家活動の初期段階を支援するプロジェクトでのファシリテーション。

この正月は、さまざまな執筆&企画作りのお仕事が沢山。お仕事を頼まれるのはありがたいことですから、すべてベストのものを提供したいと思います。

ふと整理してみると、12月1日から年度末の丸4ヶ月間に、うまくいくと、5つの新製品が完成することになります。開発プロジェクトがいくつも立ち回りつつ、寒くなり始めた仙台をあちこち、動いています。

2008年11月27日

Idea Pop-up Cards(英語版『智慧カード』)

11月27日。来月に発売開始を予定している商品「Idea Pop-up Cards」の初期ロットが完成しました。オフィスに戻るとシリアルナンバー0001〜0010がテーブルに。

Idea_pop-up_cards.jpg

これは、『智慧カード』(TRIZの発明原理40を意訳しワンフレーズ化したカードセット)の英語版です。外国の方に、智慧カードをお見せした時に、この英語版がほしいという声が多かったので、開発しました。

名称も「智慧(ちえ)」=wisdomとせずに、道具の持つ意味の本質から考えなおして、「アイデア・ポップアップ・カード」としました。全体的に、英語圏やグローバルなユーザを意識して、カラーの再調整やフォントの選定を行っています。英語文面も、TRIZと発想法の観点から、十分な検討を行い、英語表現を選定しています。またマニュアルは、日本語版とは内容が若干異なります。ゲームカードとして使うときには、ずっと簡素化されてシンプルなゲームフローになっています。

この初期のシリアルナンバーのロット分は、来月の頭に、シリコンバレー訪問する際に、持参する予定です。一般の方への発売は12月の第二週以降の予定です。ご期待下さい。



追記:

2008年12月16日「Idea Pop-up Cards」は、プレスリリースしました。同日出荷開始しました。
⇒プレスリリース
http://triz.sblo.jp/category/391500-1.html
⇒オンラインショップ
http://braster.ocnk.net/product/14

2008年11月26日

【ご案内】TRIZ分科会「5年後を分析的に予測し、新製品を考案する会議の手順書」

来月、せんだいコーディネータ協議会のTRIZ分科会の最終回を行います。今回は「TRIZの9画面法」という手法をもちいて、新製品を考案する会議の本質的な手順をご紹介します。ご興味のある方はぜひご参加ください。



◎せんだいコーディネータ協議会「TRIZ分科会」のご案内
〜5年後を分析的に予測し、新製品を考案する会議の手順書〜

社会は常に変化し、自社の戦う市場も変化しています。
変わらない創業の志しを貫くには、
変えていかなければならないものがあります。

”新しい物事を考え、それを形にしていく”
そういう人材やスキルが多くの会社で必要とされています。

TRIZ理論という「効率的に優れたアイデアを作る道具」があります。
せんだいコーディネータ協議会のTRIZ分科会は、企業の方に
TRIZをやさしく学んでいただく場を作りました。
毎回、独立した内容ですので、
今回初参加でも全く問題無くご参加いただけます。
なお、今回が最終回となります。

※せんだいコーディネータ協議会は、地域経済の活性化を目的とする組織です。
経済産業振興に携わる業務を行う企業・公的機関等の専門家120名から構成。
詳しくはこちら
http://www.miyagi.jst-plaza.jp/sendai-2s/index.html

※TRIZとは
・技術的ブレークスルーの40パターン
・優れた発明家、事業家の思考ステップをシンプル化したもの
などを使って、改良・開発を効果的に推進する手法です。

◆主催
せんだいコーディネータ協議会

◆共催
宮城TRIZ研究会

◆日時
平成20年12月17日(水) 18:00〜20:00

◆場所
AER8階 812号室(仙台市青葉区中央1-3-1)

◆対象者
アイデア発想のスキルを学びたい方
新製品開発の必要性を感じている方
(企業規模、職種不問です)

◆内容
5年後を分析的に予測し、新製品を発想する
「9windows(9画面法)」

チーム内のアイデア会議に、活用しやすい手法です。
シンプルなステップを淡々と進めるだけで、
かなりの確率で新製品アイデアを、導出できます。

※最終回につき、冒頭、もしくは、終わりに、
地域企業の技術課題調査の報告を手短に行います(予定)

◆講師
石井 力重 氏(TRIZ分科会リーダー)
(独)NEDOのフェロー職員として仙台の大学発ベンチャー企業に駐在。
地域企業・ベンチャー企業を対象に、新事業・新製品アイデア創造の
支援を行っている。アイデア創造支援のカードツールを開発し、「みやぎ
ものづくり大賞2007」優秀賞を受賞。地域の技術系企業の発展を
目指し「宮城TRIZ研究会」を創設・運営している。

◆参加費
無料

◆定員
20名(定員になり次第締め切らせていただきます)

◆お申込締切
平成20年12月16日(火)

◆お申込方法
メールタイトル【参加申込】TRIZ分科会
・お名前、所属機関、職務(任意)、特にお聞きになりたいこと(任意)
を記載の上、下記までお申し込みください。
E-mail:triz@ideaplant.jp

◆お問い合わせ先
せんだいコーディネータ協議会宮城TRIZ研究会
事務局(株式会社デュナミス内)
〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル内
担当:石井力重
TEL:022-721-6180 FAX:FAX:022-721-6181
E-mail:rikie.ishii@dunamis.jp

posted by 石井力重 at 14:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2008年11月25日

創造性サロンと創造性教育研究会・懇親会

12月に創造学会でワークショップを行います。そのご案内です。
創造の研究に関心のある方はこれを機に学会に参加してみませんか?
学会事務局への申し込みが必要ですので
ご希望の方は石井までお気軽にご連絡ください。



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創造性サロンと創造性教育研究会・懇親会のご案内
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日本創造学会会員の皆様へ

第5回創造性研究会と創造性サロンを下記のように開催いたします。
年末のお忙しい時期とは存じますが、是非ご参加下さい。


主 催 日本創造学会

日 時 平成20年12月13日(土)
会 場 サロン 14:30〜16:00
研究会 16:00〜17:30

懇親会 18:00〜

場 所 東洋大学 東洋大学3号館3階3304教室

参加費 サロン・研究会 無 料
懇親会 実 費(4千円程度)

<参加方法 >
サロン・研究会・懇親会に参加ご希望の方はこのメール(FAX)
への返信にて氏名と連絡先をお知らせ下さい。
※サロンのみ、研究会のみ、懇親会のみという参加の仕方も可能です。

懇親会は人数をカウントしますので、参加希望者は明記して下さい。


【創造性サロン3】 14:30〜16:00

講師 : 日本創造学会会員 石井力重 氏
(NEDOフェロー 兼
株式会社デュナミス 事業化コーディネータ 兼
宮城TRIZ研究会会長)

内容 : 多様な工夫発想を楽しく体験する智慧カードゲーム体験
−TRIZ発明原理(技術的ブレークスルー・パターン)を活用した
智慧カード(40枚)を用い発案を競うカードゲームの体験−

演習後、その結果を検討してみましょう。

【第5回創造性教育研究会】16:00〜17:30

研究会テーマ:「知識創造理論と創造経営学の構想について」(仮題)

講 師:日本創造学会理事・近畿大学教授 徐 方啓 氏

内容:知識創造理論から受けた示唆を出発点として、創造性
研究(創造学)と経営学の接点を探り、創造経営学の構想を展
開してみる。




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