2008年11月29日

シリコンバレー日記00

2008/11/29 09:54

9:44の東京行きのヤマビコは
ドアがなめらかに閉じた

目前で閉まる扉を
祈るような気持ちで眺めるが
あくはずもなく
二階建てのヤマビコは
南へ走り去った

この少し前、
自宅から仙台駅にタクシーでつけた
偉くはなし好きな運転手さん
すこし急ぎでおえた出張準備が
きになるがえいっと
覚悟を決めて考えるのをやめた

みどりの窓口につくと
目的の10:24の東京行きのハヤテが
満席にちかい
一本前のMAXヤマビコまだ空席がある
グリーンだ
寝てないのでそちらで体を
やすませたいとおもい
窓口で「これは早くつきますか」
ときくと
「ええ、でもあと4分しかありません」
なるほど。
しかしいつもだと余裕で乗れる
そこで、「いいです」と。

チケットをもらい駅に入る
後数分で出発だ
階段をかけあがる
余裕でセーフ
9:44と書いた列車に乗る・・・
と違和感。

ハヤテの車体だ。
おかしい。
アナウンスが盛岡行き、とつたえた。

しまった。
あわててホームにでると
これは、下りホームだった
急いでいたので
最初に目に入った9:44の
誘導にひかれて
かけあがってしまった

そこで新幹線ホームをかけ降りて
向かいの新幹線ホームの階段を
かけあがる
大きなトランクケースが小回りを
きかせなくするが、
それを抱えてダッシュをした。

そして先ほどの場面にいたる
無情にも2メートル手前で
扉は閉まった。

1分ほどの思考停止。

そのあと、きびすを返して
新幹線改札口へ

「次のハヤテの指定席を買いたいのですが」

「満席です」

「・・・」

本命を追いかけて降られて
安全パイと思っていた押さえが
なくなった・・・。

最高の状態をもとめて
先ほどまで持っていた
選択肢すら、失った。

最悪だな・・・

とおもうが、思い直す。
あのとき、盛岡行きに乗っていたら
たぶん、飛行機には
確実に間に合わなくなった。
最悪は回避したのだ。
数秒の自分の判断力に
一定の評価をしつつも
複雑な気分だ。

グリーン車のチケットを持って
ハヤテの立ち席にのる。
東京まで2時間の休息時間だったものが
新幹線で立ち席というつらい時間に。

計画性が大事だ、と
ふと、まっとうなことを自分に言い、
それから、「否」とつぶやく。
最悪の事態は常に避けながら
よりよい可能性にチャレンジする。
それは万人にとって言いやり方とは
いえないが、
自分らしい人生をおくれているのは
いつもそのやり方だから。
ときどきそれはまずい事態を引き起こし
ときどきそれは予想以上のものをもたらす

今回のシリコンバレー行きの旅行は
(いつもどおりの)
波乱に満ちたスタートを切った。10:12


今回の旅は
携帯電話を持たないで
ノートPCも持たないで、
スーツケースに
本とポメラとカメラだけを
もって出た。
接する人々、みるものから
何かを得ることを最大目的とするためだ
3日以上、PCとネットにつながらない
時間を過ごすのは
7年前の新婚旅行以来だ。

人間にはネットに依存する中毒性あるいは
欲求があると言われるが、
それは少し違う要素も
含んでいるかもしれない。

人間には、自分の考えを吐き出したい
欲求がある。
それは相手がいることがケースとして
おおいだけであって
相手が日記帳やポメラであっても
その潜在的欲求を受け止めることができる
ただし、ネットをベースに
デジタルコミュニケーションを
ベースにしている人にとっては
日記帳は、まったく次元がちがう
その意味でデジタルなメモ帳は
潜在的なニーズがあるということを
しった。

電車がきた、スタンバイにするまでが
はやい。新幹線を待つ列で
片手で持つと適度な掌感。2008/11/29 10:26
なるほど。

2008/11/29 10:31
立ち席にて
立ったまま打つのはつらい
ノートpcよりは遙かにいいが

スーツケースに腰掛けてみた
わるくない
眼下にはちょうど仙台市の南部をながれる
名取川。

さて、これからは本を読もう。
梅田望夫さんの、シリコンバレーの精神。2008/11/29 10:35

★付箋文★

2008/11/29 11:31
一時間が過ぎた
立ち席での読書は
気づきがおおい
列車が走り出し1時間。
トイレに来る人が
急に増え始める
休日ということもあって
子供たちが
デッキにあそびにくることが
ふえた
また座っていると
気がつかないが
ワゴン車の売り子さんは
頻繁にいったりきたり
結構大変なしごとである

立ち席で読む本も
最初の30分は良かったが
徐々につかれてくる
集中が切れる

人間観察をする機会だと
おもうと
デッキに100分たつのも
おもしろいかもしれない
メモする道具があるのも
幸い
鞄を奥スペースでうつと
暗いが文字サイズを
上げることで視認性は
かなりあがる。

暗いときには光をつける
という選択肢が使えないと
打つ手なしとおもうが
実は、情報のデザインサイズ
を大きくする、というのも
可能性のある選択肢。
TRIZっぽい。

ポメラに書くことで
SNSに日記を書き込むのと
にた感じがある。
誰かにみてもらう為じゃなく
ノートとの対話、にちかい
それは自分の意見を
かしかしてみると
心地よいフィードバックが
自分に起こる効果かも。
自分の考えを強めるために
自分自身の考えを
保持してくれる客観物を。
そんな感じだ。

手書きよりキータイプが早い人が増えた今、「日記帳がキーボード入力である」というアイデアは、潜在的なニーズを健在化しているかもしれない。

メモ専用機のいいところは
一つには、
「見え方が普遍」という点
にあると発見した。
ノートPCのメモは、
テキストデータという文字のならび情報は保持されるが、エディターが変われば見え方がかわる。フォントが変われば文字の見え方が変わる。改行位置すらずれる。

シンプルテキストも、ウインドー広さが前回のサイズをきおくしているので、何かの作業時にかえた窓サイズである。

「ガイネン的に一緒」なのと
「物理空間として保持されている」のとでは、
情報にたいする記憶の粘着面積がかわる。(気がする)。

ケータイで打ち込んだ日記とPCでみる画面でのそれは、「ああ、書いたのは俺だ」と一定の認識はしつつも
その画面やフォントの違いが、書いたときに
記憶の中で文字以外に保持したものを
緩やかに泥の中に沈み込ませてしまう。
「書いたときの気持ちを思い出せるのでノートの方がいい」
とおもっていたが、それは
デジタルでも
「絶対に見え方がかわらない」デジタルツールがあれば
いけるのではないだろうか。
ポメラのカスタマイズのきかなさ、単機能さは、そういう「物理的な保持」を
可能にしている。
文字サイズを変えると見え方が変わるが、それも3タイプしかない。
3であることは大事。
これが7段階くらい選べると
「物理的保持」はきかない
デバイスだ。
人間の認知特性のいみで。2008/11/29 11:52


そうこうしていうるうちに
東京駅まであと10分ちょっと。

★付箋文★

2008/11/29 12:46
成田エクスプレスに乗る
ようやく座れる
ひといきついてみて
おもう。
飛行機では
座っているのもつかれる
はずだから
立ち席もいいのかもしれない
少なくとも今は
「席に座れるっていいな」
というきもちになっている。

膝の上でポメラを打つのは
ややきつい
セカンドバックを膝に乗せて
それの上に置くと
調子がいい。

荷造りを今朝やって
迎えのタクシーがくる15分前にまだ荷物が半分しか入っていなかった
アメリカに行く実感がない
初めてのアメリカ。
英語はできないが
意志は表示する。
語学はできるかできないか
だが
意思表示はするかしないか
だとおもう。

先ほど手持ちぶさたのとき
ネットの中に何か
あたらしい情報がないかな
と探しに行きたくなった
しかし、つながる装置はない。
電気で動くものは
カメラかポメラしかない。

ついついながらたべ。
そういう傾向が人間には
ある
あまい、しょっぱいという
分かりやすい刺激に
さらされ続けることで
何かのストレスや
面倒な作業からの逃避を
はかる。

ネットにも同じ効果がある。
甘い、しょっぱい、
わかりやすい刺激を
ついついながらたべ。

ネットにつながらない環境は
甘いものを家に持ち込まない
ダイエットスタイルに
にているかも。2008/11/29 12:57

西千葉を通過。
浪人時代に通った懐かしい街。

面白法人KAYACの柳澤さん(みな、やなぎさわ、と読むけれど、やなさわさんが正解)たちとの合流まで後1時間。成田空港への到着まで後30分。ここまでくれば、フライト乗り遅れもなかろう。

出発で愕然としたけれど、結果よければ、OK。人間万事塞翁が馬、ということばをおもいだす。2008/11/29 13:01

★付箋文★
posted by 石井力重 at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | シリコンバレー

シリコンバレーへ行ってきます。

今日から長期休暇をいただいて、シリコンバレーに行ってきます。その間、メールや電話がありませんので、お返事が遅くなりますが、ご容赦ください。ネット環境があれば、持参するpomera(ポメラ:デジタル・タイプ・ライター)でメモしたことを、このブログから報告します。うまくいくか分かりませんが、しばらく更新が停止します。日本・仙台には12月6日の夜中に戻ります。




なお、会社の方へメールをいただくと下記の文章が返信されます。


タイトル:
12月6日まで不在にしています

本文:
ご連絡ありがとうございます。
石井力重です。
11月29日〜12月6日まで
シリコンバレー(アメリカ)に行っています。
戻り次第、順次お返事させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
posted by 石井力重 at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | シリコンバレー

月刊ビジネスアスキーに掲載されました。

月刊 ビジネスアスキー 2009年 01月号にブレスターが紹介されました。

「097 企画力がつくカードゲーム」

というタイトルだそうです。128のTIPS紹介の中で97番ぐらいのページにあるのだと思います。

2008年11月28日

projectと新商品

昨日本日は、プロジェクトのお仕事が目白押しでした。農商工に関するあるプロジェクトのカリキュラム検討会、次の発想支援ツールの開発ミーティング、地域産業の支援活動のためのプロジェクトの基本構想のすり合わせ、起業家活動の初期段階を支援するプロジェクトでのファシリテーション。

この正月は、さまざまな執筆&企画作りのお仕事が沢山。お仕事を頼まれるのはありがたいことですから、すべてベストのものを提供したいと思います。

ふと整理してみると、12月1日から年度末の丸4ヶ月間に、うまくいくと、5つの新製品が完成することになります。開発プロジェクトがいくつも立ち回りつつ、寒くなり始めた仙台をあちこち、動いています。

2008年11月27日

Idea Pop-up Cards(英語版『智慧カード』)

11月27日。来月に発売開始を予定している商品「Idea Pop-up Cards」の初期ロットが完成しました。オフィスに戻るとシリアルナンバー0001〜0010がテーブルに。

Idea_pop-up_cards.jpg

これは、『智慧カード』(TRIZの発明原理40を意訳しワンフレーズ化したカードセット)の英語版です。外国の方に、智慧カードをお見せした時に、この英語版がほしいという声が多かったので、開発しました。

名称も「智慧(ちえ)」=wisdomとせずに、道具の持つ意味の本質から考えなおして、「アイデア・ポップアップ・カード」としました。全体的に、英語圏やグローバルなユーザを意識して、カラーの再調整やフォントの選定を行っています。英語文面も、TRIZと発想法の観点から、十分な検討を行い、英語表現を選定しています。またマニュアルは、日本語版とは内容が若干異なります。ゲームカードとして使うときには、ずっと簡素化されてシンプルなゲームフローになっています。

この初期のシリアルナンバーのロット分は、来月の頭に、シリコンバレー訪問する際に、持参する予定です。一般の方への発売は12月の第二週以降の予定です。ご期待下さい。



追記:

2008年12月16日「Idea Pop-up Cards」は、プレスリリースしました。同日出荷開始しました。
⇒プレスリリース
http://triz.sblo.jp/category/391500-1.html
⇒オンラインショップ
http://braster.ocnk.net/product/14

2008年11月26日

【ご案内】TRIZ分科会「5年後を分析的に予測し、新製品を考案する会議の手順書」

来月、せんだいコーディネータ協議会のTRIZ分科会の最終回を行います。今回は「TRIZの9画面法」という手法をもちいて、新製品を考案する会議の本質的な手順をご紹介します。ご興味のある方はぜひご参加ください。



◎せんだいコーディネータ協議会「TRIZ分科会」のご案内
〜5年後を分析的に予測し、新製品を考案する会議の手順書〜

社会は常に変化し、自社の戦う市場も変化しています。
変わらない創業の志しを貫くには、
変えていかなければならないものがあります。

”新しい物事を考え、それを形にしていく”
そういう人材やスキルが多くの会社で必要とされています。

TRIZ理論という「効率的に優れたアイデアを作る道具」があります。
せんだいコーディネータ協議会のTRIZ分科会は、企業の方に
TRIZをやさしく学んでいただく場を作りました。
毎回、独立した内容ですので、
今回初参加でも全く問題無くご参加いただけます。
なお、今回が最終回となります。

※せんだいコーディネータ協議会は、地域経済の活性化を目的とする組織です。
経済産業振興に携わる業務を行う企業・公的機関等の専門家120名から構成。
詳しくはこちら
http://www.miyagi.jst-plaza.jp/sendai-2s/index.html

※TRIZとは
・技術的ブレークスルーの40パターン
・優れた発明家、事業家の思考ステップをシンプル化したもの
などを使って、改良・開発を効果的に推進する手法です。

◆主催
せんだいコーディネータ協議会

◆共催
宮城TRIZ研究会

◆日時
平成20年12月17日(水) 18:00〜20:00

◆場所
AER8階 812号室(仙台市青葉区中央1-3-1)

◆対象者
アイデア発想のスキルを学びたい方
新製品開発の必要性を感じている方
(企業規模、職種不問です)

◆内容
5年後を分析的に予測し、新製品を発想する
「9windows(9画面法)」

チーム内のアイデア会議に、活用しやすい手法です。
シンプルなステップを淡々と進めるだけで、
かなりの確率で新製品アイデアを、導出できます。

※最終回につき、冒頭、もしくは、終わりに、
地域企業の技術課題調査の報告を手短に行います(予定)

◆講師
石井 力重 氏(TRIZ分科会リーダー)
(独)NEDOのフェロー職員として仙台の大学発ベンチャー企業に駐在。
地域企業・ベンチャー企業を対象に、新事業・新製品アイデア創造の
支援を行っている。アイデア創造支援のカードツールを開発し、「みやぎ
ものづくり大賞2007」優秀賞を受賞。地域の技術系企業の発展を
目指し「宮城TRIZ研究会」を創設・運営している。

◆参加費
無料

◆定員
20名(定員になり次第締め切らせていただきます)

◆お申込締切
平成20年12月16日(火)

◆お申込方法
メールタイトル【参加申込】TRIZ分科会
・お名前、所属機関、職務(任意)、特にお聞きになりたいこと(任意)
を記載の上、下記までお申し込みください。
E-mail:triz@ideaplant.jp

◆お問い合わせ先
せんだいコーディネータ協議会宮城TRIZ研究会
事務局(株式会社デュナミス内)
〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル内
担当:石井力重
TEL:022-721-6180 FAX:FAX:022-721-6181
E-mail:rikie.ishii@dunamis.jp

posted by 石井力重 at 14:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2008年11月25日

創造性サロンと創造性教育研究会・懇親会

12月に創造学会でワークショップを行います。そのご案内です。
創造の研究に関心のある方はこれを機に学会に参加してみませんか?
学会事務局への申し込みが必要ですので
ご希望の方は石井までお気軽にご連絡ください。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
創造性サロンと創造性教育研究会・懇親会のご案内
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

日本創造学会会員の皆様へ

第5回創造性研究会と創造性サロンを下記のように開催いたします。
年末のお忙しい時期とは存じますが、是非ご参加下さい。


主 催 日本創造学会

日 時 平成20年12月13日(土)
会 場 サロン 14:30〜16:00
研究会 16:00〜17:30

懇親会 18:00〜

場 所 東洋大学 東洋大学3号館3階3304教室

参加費 サロン・研究会 無 料
懇親会 実 費(4千円程度)

<参加方法 >
サロン・研究会・懇親会に参加ご希望の方はこのメール(FAX)
への返信にて氏名と連絡先をお知らせ下さい。
※サロンのみ、研究会のみ、懇親会のみという参加の仕方も可能です。

懇親会は人数をカウントしますので、参加希望者は明記して下さい。


【創造性サロン3】 14:30〜16:00

講師 : 日本創造学会会員 石井力重 氏
(NEDOフェロー 兼
株式会社デュナミス 事業化コーディネータ 兼
宮城TRIZ研究会会長)

内容 : 多様な工夫発想を楽しく体験する智慧カードゲーム体験
−TRIZ発明原理(技術的ブレークスルー・パターン)を活用した
智慧カード(40枚)を用い発案を競うカードゲームの体験−

演習後、その結果を検討してみましょう。

【第5回創造性教育研究会】16:00〜17:30

研究会テーマ:「知識創造理論と創造経営学の構想について」(仮題)

講 師:日本創造学会理事・近畿大学教授 徐 方啓 氏

内容:知識創造理論から受けた示唆を出発点として、創造性
研究(創造学)と経営学の接点を探り、創造経営学の構想を展
開してみる。

2008年11月24日

ITmedia鷹木記者、来仙

11月23日。

ITmedia.jpg

デュナミスに鷹木記者(記事一覧はこちら)がいらっしゃいました。私と一馬さん(デュナミス社長)はわりと背格好が大きいのですが、彼はさらに大きかったです。訪問の目的についてはまた後ほどお伝えします。

余談:

最近、話題になっているpomera(ポメラ)の開発者インタビューの記事も書かれていて、私の持っているポメラの独自の使い方(カードビューア―?的な使い方)も、すこし撮影をされていました。

2008年11月23日

「ITCみやぎ」さんとIT版TRIZの活用シーンについてアイデアを列挙

11月21日。旧141の5階でITCみやぎさんの定例会に、講演者としてお招きいただき、行ってまいりました。


講義時の配布資料(一部のスライドを削っています)はこちらからダウンロードできます。

TRIZ―効率的に優れたアイデアを創る道具.jpg


いつもの座学スタイルの講演ではなくて、TRIZの中で萌芽的な内容であるIT版TRIZについて、ITコーディネータの皆さんの観点から、これはどういう活用シーンがあり得るかアイデアを列挙していただく、というスタイルでやってみました。

列挙していただたその内容は、上のスライドの20ページに、打ちこんであります。


台頭しつつあるIT版TRIZには、TRIZの専門家のコミュニティーでもとても注目されています。本日列挙したアイデアのうち、何割かは、実際の活用シーンを浮き彫りにしていると思います。そうした業務に従事する人々に大きく役立つ道具になれるといいなぁとおもいます。


IT版TRIZの活用シーンのアイデアの列挙

これはターゲットがITアーキテクチャの世界に使える可能が考えられる。システム構築の際の問題、ネットワークの構成、ボトルネックの解消、ループトラブルの解消させるにはどうすればいいか、などに使えそう。ネット上の検索のアルゴリズム、どう効率的に情報を検索するか、などの考案の際にも。

ウイルスの検知ソフトは検出のパターンはたくさんあれば検知性能はあがるが、それによって速度など処理性能がおちる。従来は、両者のバランスをとるように(設計)する。だが、(IT版のTRIZの発想パターンがあれば、両方をよくしたい、という)矛盾点をうまく解決できるかも。

ITにおけるビジネスのモデルを、つくるのには有効かも。たとえば、IT業界というと、人が動いてそれだけおかねがはいる。しかし如何にして人が動かないでも収入が入るか、という矛盾したものを解決するといった、新しいビジネスモデルを検討するさいに有効かもしれない。コピーとか、そういったものには、可能性が。

P-TRIZ/BPMのTRIZというのもあるらしい(が、そうした業務プロセス改善系の考えの中に、ITのTRIZは活用できるのでは)

99%はパターン化できる、1%は人間が作り出す価値である、という可能性について。 ITを使ってかえって人間がいそがしくなっているケースがある。 ITをつかって効率化するには、パターン化と人間がやって強みなる部分、とがあるはず。見極めて、本当に解決しなければならいのはなにか、ということを考えることにもつかえる可能性が。

問題解決ということでいれば、良くしられている理論などでは、矛盾を突きとめて、そこを解決する、ということを指導するものがある。しかし、どう解決するのかは、ない。それにたいして、TRIZは、(どう解決するのかを)具体的に示している。

原理、過去の成功事例(の内容)は、良いと思う。(さらに望むべくは)単純な言葉で、シンプルな言葉で、というスタイルもあるといい。

過去の分析をして、パターン化して、どんどん世の中の事例が積み重なっていく、という思想はいい。(TRIZ的な手法の将来の可能性としては)『動的なパターン・セットにして、(それに応じた事例を動的に)参照させるコンテンツにする』ことが大事ではないだろうか。たとえば、製品の障害事例のなかから、問題の発生のパターンを抽出していく、など。なお、(現在の)ITによる解決ではテキストマイニングから、類似の解決のパターンが導き出される(が、それのTRIZ的なスタイルを、作れないだろうか)。



注:発言いただいたものを、石井がその場でタイプして、それをもとに、後に言葉を補ったり削ったりしております。また内容については、石井の情報提供が不十分であったかもしれませんので、実際にはそういう使い方ができない、というアイデアを含んでいる可能性もあります。あらかじめご了承ください。
posted by 石井力重 at 06:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2008年11月22日

地域で「製品開発の初期段階」の体験を共有する

11月21日。ある産業団体の委員会に出席していました。ベテラン経営者の方が委員になられている委員会であり、たぶん私が、最年少の委員。委員会に参加した初年度は、20年以上ベテランの方を前にコメントを言うのはとても難しかったのですが、三年目になった今は、入れ替わりが進み、この委員会の中でも参加歴の長い方になりまして、自然なコメントができるようになりました。

その中で、私自身が提案者である、ある新しいアイデアを検討していただきました。それは「地域で「製品開発の初期段階」の体験を共有する」ための仕掛けです。

提案者である私がオーガナイザーとしての責任とタスクを請け負います。負荷もそれなりに多いことは覚悟していますが、私の「すきなこと」「得意なこと」「使命」とぴたりと合っているので、実行段階になればやり遂げるつもりです。

詳しいお話は、トップの正式な認可を経てから、報告したいと思いますが、活力ある地域を作り出すために、私のできることを、地道に続けて生きています。



今でも思い出します。私が尊敬する企業のモデルとして考えている「島根の中村ブレイス」の中村敏郎さんを訪問した時に、いただいた言葉を。

「3年5年でやろうとしない。10年20年かければ必ず出来る。」
「一つ一つやれば、必ずできる」

ご多忙なお時間を3時間もさいていただいたあの体験は、いつも私の「未明なエリアを切り開いて進む」いきかたを照らしてくれています。ご本人にむかって御礼の手紙を書くよりも、彼からもらったものを、社会へ還元することで、遠くから恩返しするつもりで日々、仕事に打ち込んでいます。いつか十分に、自分が納得できる時が来たら、中村さんに報告をしたいなぁと夢見つつ。

2008年11月20日

始まりはいつも空

平成20年11月20日。今日はすごく長い時間をかけて使う、あるものを買いました。ガランとした空間をみながら、ファイブブリッジ(仙台の起業家のためのコミュニティースペース)ができる前夜のことを思い出しました。何もない空間に「これからここにいろんなものが生まれてくるんだ。思いとか、人々の集まりとか、活動とか」という「未来をデザイン」する気持ちがもっているある種の気持ちの手触りが、似ている、のかしれません。

モノゴトが生まれる時・始まる時、始まりはいつも空(カラ)なんだ。

その「気持ちの手触り」に触れて、そんな事を思いました。




20081120_old_time.jpg

―  old time/最新のノスタルジー  ―
posted by 石井力重 at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2008年11月19日

新しいアイデア会議ツールの開発が孵化期を迎えています。

アイデア会議を支援するツールの開発を進めています。有名な発想技法を、発案に不慣れなチームでも、1時間で確実に実行できるようにするためのアイテムです。

「会議キットが欲しい。」

知的生産のために効果的な会議が求められています。会議の本質はいろいろと議論され尽くされています。会議の質を高めるオフィス機器、これは、いろんなものがあります。会議のプロセスやテクニックを論じる本もたくさんあります。その中で、私たちに寄せられる声「会議キットがほしい。」という声に注目しました。書物の内容をメンバーに周知実践することの大変さを考えると、そういうのは抜きに、すぐに実行できる道具がほしいのだ、というニーズです。

そこで、発案型の会議(=アイデア会議、と呼んでいます)に特化して、会議のアウトプット(アイデアの量とアイデアの質)を大幅に向上するキットを開発しよう、ということで、これまで開発を進めてきました。<評価型の会議には?ということでは、これは全く対応していません。シンプルでタフな道具にするために、出来ないことを明確に定めています。>

アイデア出しを支援するツールという意味では、ブレスターと似ているの?と関係者から時折、聞かれます。まったく異なるコンセプトです。

ブレスターは、コンセプトは、「創造的に話し合うトレーニングをするための道具」であり、ブレインストーミング状態を作り出すことに強みがあります(ただ、実践として使っていただいているユーザも予想以上に多かったことを、ユーザインタビューで発見しましたが)。

一方、この開発中のアイテムは「アイデアを実際に大量に創出するプロセスを議長が慣れていなくても、キットが指示してくれて1時間で、100以上のアイデア創出と、優れたアイデア3つを抽出する」プロセスを、実際に行える会議キットです。ある意味では、ブレスターのような「ブレインストーミング状態をチームで体験・共有する」ことはバッサリ落としています。会議のアウトプットをブーストする!ことを第一の使命とする道具です。


そんな経緯があり、開発をしているのですが、それがいよいよデザイナーとの調整も最終段階となり、手づくりの試作品ができる段階に来ました。

開発の裏側をちらりとおみせします。

アイデア会議ツールの開発が最終段階に.jpg

カッターとノリと格闘しながら、こうしてプロデューサー自ら試作品をつくる、というのは、好きで好きで仕方ない仕事のとても楽しい時間です。日付をまたいでの作業ですが、地道に。



【お知らせ!】

この最終段階の試作品のテストプレイ実施と感想コメントをくださる方を募集いたします。

石井まで、メールをお送りください。なお、ご協力いただいた方には、完成品をプレゼントいたします。18歳以上ならどなたでもOKです。(募集期間:11月19日〜11月25日)

メール送付先 rikie.ishiiあっとまーくgmail.com



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311special(5)
ideaplantに、お仕事を依頼してみませんか(9)
創業初年度の確定申告(8)
こども用(4)
iPad+アイデアワーク(10)
旅先にて(11)
Finland(5)
新しい知識を学ぶ(1)
ブレストカフェ(2)
気づきは仮説に過ぎず。だが表現すべし。(1)
アイデアプラント・ノート(1)
加藤昌治さんと石井力重の「往復書簡」(4)
ファシリテータの小ネタ(1)