2009年04月30日

新しい概念を伝える時の3つのルール

(このエントリーは、自分の頭の整理です。
 いわば、フィッシュ哲学ならぬ、アイデアプラント哲学。)

新しい概念、難しい知識を伝え短時間で理解してもらうために
コツがあります。
本質を結晶化させると3つにまとまります。



ルール1「近似する。知っているモノゴトで」

ルール2「芯から言い始める」

ルール3「絞る。3つまでに」




どんな概念も、
理解者は知っている行為へ分解して理解します。
その人が持つ視座でしか、理解しないためです。

その概念に習熟すると
その概念を一つの存在として、視座の集合に迎え入れています。



学習者は、
伝えられる情報を積み上げます。
広い何もないテーブルの上に、積み上げていきます。
概念の要素を。
はじめに伝えるものが、土台になります。
それが、伝えるべき物事のはじっこだと
理解の積み上げがひどくいびつになります、。
認知のストレスが上がります。
なので、いうときには、一呼吸置き、整理して、
芯から、つたえます。




人間の頭の短期記憶は容量が小さい。
仮置きの情報を、積み上げすぎると、最初の3つを残して
あとは滑り落ちています。

相手の手の中に、ボールを、3つ以上、もたせない。
そういう意識が重要です。

仮に腕に抱えてもらったボールを、一度、あるべきところに
置きに行ってもらうことが必要です。

休憩するか、日を変えるか。あるは、まとめの整理トークをするか。

そうします。



3つのルールを適用すると、

「新概念を、相手に理解してもらう時には、
 それを、既存のよく知っている行為3つで近似する。」

ということになります。

3つではとらえきれないこまかいことは、
ひとまず捨てます。
何を残すか、といえば、それは、芯。

そういうことだと、おもいます。
posted by 石井力重 at 22:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

YUREXが本当にやってきた!

(今日は記事っぽく書きます)

今日、独立・開業してちょうど一カ月目が終わろうとう日。アイデアプラントには偶然、大量の宅急便が届いた。
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posted by 石井力重 at 17:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 道具考/YUREX

2009年04月29日

漫画家「さそうあきら」さんとのお仕事

このエントリーは長いです。

京都精華大学で、漫画家「さそうあきら」さんとのお仕事をしてきました。

なぜいきなり、漫画?

となりますよね。いつもの私の支援先の企業さんや技術開発者の分野の方にとっては。

私の仕事が「創造支援」である、ということがことの本質を端的に言い表しています。

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2009年04月28日

講義の準備の朝。アスリートとほぼ同じ。

今日は、お話づくりの講義の日です。
午後からの講義なのですが、午前中からいくどか講義資料を
みなおして、想定を繰り返しています。

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アイデア収束支援ツールの初公開

昨夜の会食では、柴田さんと元同僚の方に、アイデアプラントの次期商品である「アイデア収束支援ツール」をお披露目しました。

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京都×ブレインストーミング

京都の夜は、誰かと会ってブレストしたり、一人ブレストを深夜までしていることがすごく多いです。

今日は、KGCの柴田さんと会食して、いろんな話を聞かせてもらいました。ああ、たのしいなぁと、のびのびとした気持ちで、発散思考をたのしむ一時でした。

(私も時々、人からそういうコメントを頂戴して嬉しく思うことがあるのですが、その意味が、気持ちレベルで、ふと分かった気がします。こういうことって、すごく価値がありますね。数字や金銭ではかれない、記述できないものごとなのですが。)


柴田さんの語る姿を見ていて「流れる川」を思いました。

流れる川の流れには、再び、同じ水はない。
前に見た水とは全く別のものが次の時にはある。
しかし、川の流れという存在自体は、ずっと変わらずそこある。

そういう「流水」という「不変の存在」のような、人だなぁと思いました。

また数年後にきっとお会いすることがあると思うのですが、今日の話とは、「そこを流れている水は全然違っていて」そして「流れ」という存在としては、一部の揺るぎもなく、その存在を保っているのだろうと思いました。


京都。

日の明けたこれからの今日は、京都精華大学でブレインストーミングとか、お話づくりのアイデア創出のメソッドの、講義(というよりワークショップ)です。

京都にいると、その大半を、クリエイティブな人との接触か創造支援の仕事をしています。

いつか、遠方の支社的オフィスをつくるなら、京都のあたりがいいなぁと、京都に来るたびに思います。それはなかなか難しいとしても、いつか、どうにもアイデアが出ない時があったらなら、ペンとお財布だけもって、京都にいって、昼夜きままに、人と会って、考え事をして、リフレッシュしたいなぁとおもいます。

未来に明るいものがある、と想起させること。

社会における大人の仕事の一つに、
子供たちに「未来に明るいものがある」と想起させるような
後姿を示しつづけること、があると思います。

子供、と表現しましたが、明日を作る人々、というべきかもしれません。
私は教育的な行為をする時にはいつも、自分より仮に年上の方でも
わが子だと思って愛そう、とおもってその場に臨みます。

そのためには、
自分自身が、本気で、未来に明るいものがある、と信じ、
その実現の為に、ゆるぎない努力をし続けていて、だからこそ
本心で信じられる、そういうものではないかと思います。


「はじめに本物を与える」

私の教育的な活動における理念です。
生涯を通じてその知識は、その人に残ります。
だから、初めに与えるものは本物でありたい。


そんなことを思う夜でした。
posted by 石井力重 at 04:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

京都は私にとってゆかりの深い土地です。

京都は私にとってゆかりの深い土地です。

QOLを求めて、私は仙台を家族と暮らす場所に決めて住んでいますが
名前の故郷?として、私が好きな街に、京都があります。

名前の故郷というのは、私の名前「力重(りきえ)」の力が、京都の伏見稲荷さんに由来しているからです。

父・龍輔が千葉で事業を起こす時、敷地の中に神社を作りました。自宅に神社があるというのは大人になって分かりましたが、珍しいことです。中小企業だと会社に神棚のあるところがありますが、その凄い版、というべきものです。

京都の伏見稲荷さんに、力松稲荷さんという大きな神社があります。伏見山には沢山の神社があり、その中では非常に大きいものです。その分家というべきなのでしょうか、千葉の実家の敷地の中には、その「力松稲荷さん」の小規模なお社が立っています。

父は生まれた男児にその名をつけました。
長男である私に「力重」。弟には松の文字が含まれています。

子供のころは、年に一回、千葉から京都に出向いて、お参りをしていたので、京都という街の空気は、第二の故郷に近い感じがします。

不思議ですがご縁ですが、今、私の仕事では京都の案件が結構あります。子供のころからの知人による仕事、ではなく、まったくの偶然ですが、なぜか、京都の案件が結構あります。

京都に来たらば、早朝には、伏見山にのぼりたいと思っています。

かつて東京の商社にいたころ、京都の堀場製作所さんが仕入れ先さんで、京都に来た時も、あいた2時間で伏見山にのぼって(しかもすごい夕立でスーツ・鞄がずぶぬれになりました)いたこともあります。そのころは、仕事で悩み多き時代だったので、なんだか吹っ切れたような気持ちがしました。

いまはずぶぬれになってしまうことは一寸避けたいですが、ただ、自分の中でいろいろと答えを探していることや、気持ちのけじめをつけたい時、手を合わせ、心の中がシンとする、お参りの瞬間(たぶん、10分近く、ただただ、目をつぶって手を合わせているその時間)が、忙しい日々の中で、自分の基準点をいつもくれる気がします。

自分の中で変わってゆくべきもの、変わらずにいるべきもの、をいつも京都(の伏見稲荷さん)で確認しています。

私にとって、京都はそんな、ゆかりの深い土地です。
posted by 石井力重 at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2009年04月27日

ブレイン・ストーミングの研究

今日は、京都へ移動しています。新幹線の車中ではずっと講演をつくったり、研究文献を読んだりしています。

今は、アレックス・F・オズボーンの文献を読んでいます。GW明けには、大学院のゼミ生としての私が担当する「ブレインストーミング」「アイデア創出」に関するものがあります。

ブレインストーミング(ブレスト)って、何か批判禁止で話し合うやつでしょ?といわれますが、基本的にはそれが間違ってはいないのですが、本質的な部分の伝承は日本ではあまりされていないのが実情です。でもそれでも独自化した技法が発展していればそれでいいんだと思います。その発展があまりうまくいっていないと、なんとなくやったけれど、あまり。。になってしまうわけです。

私も今一度、アカデミックの努力もして、博士論文を書こうと思っています。テーマは、ブレインストーミングで書こうとおもっています。創造工学の専門性を高めたいと思います。実践と理論の両面から。

そんな午後でした。

今日はこのあと、京都の伊右衛門サロンで、KGC代表の柴田さんと雑談(会食?)です。お互いの近況をお話しあえればいいなぁと、無理言ってお時間をとってもらいました。

2009年04月26日

アイデア創出の技術、講義準備

日曜日の早朝です。私にとっては、まだ土曜日の深夜です。

今週、京都の大学で行う「アイデア創出の技術」の講義スライドを作っていました。これまでずいぶん構想を練ってきていたので、後は一気にスライドにするだけ、ということで、夜中2時を回ってからのスタートで、いま4時半、ようやく完成しました。

3時間〜5時間ぐらいの講義で、ほとんどがアイデア出しのワークを行っていくものです。スライドにして約30枚。

普段の私の話は1分1枚なので、数時間に及ぶものは非常にスライド枚数が多いのですが、今回は、メッセージをシンプルに絞り込みました。また、極力講師が話すより、体験してもらいたいと思い、話スライドは少なくしました。

余談:

いま、ずっと本を書いていて週末も書斎にこもりきりのなのですが、その中で整理された創造のプロセスの話が、こうした講義でのクオリティーをぐっとあげてくれています。(たぶん)。

その本の原稿もそろそろ、佳境です。これが終わらないために、さまざまな新製品の開発の最終段階が実は、停滞しています。そのための精神的なストレスも結構あります。一緒に仕事をしてくれている人たちに悪いですからね。

なので、一点突破するつもりで、原稿書きに集中しています。


「独自の新商品開発」「企業の創造研修」「大学で講義」「本の執筆」「クライアント企業の新事業・新製品開発の支援」そして「大学院生として創造工学の研究」。

そんな日々を送っています。書いている5分のうちに、空が明るくなり始めました。

2009年04月24日

ブレストのやり方【まとめ】

ブレストの3つのタイプ




1.BS(ブレイン・ストーミング)

   4つのルール(印刷可能)

   ブレインストーミングを快適にするコツ


2.BW(ブレイン・ライティング)

   初めての方への概要説明


3.CBS(カード・ブレイン・ストーミング)

   はじめての方への概要説明





【補足】

ブレストの適正人数は、欧米では5〜10人ともいわれます。日本人の場合は、コミュニケーション特性の問題から人数規模はもう少し小さく、3〜6人が適切です。これを超える場合は、小グループでブレストをして、アイデアリストを後に統合する「小規模発案・成果統合方式」で行うと効果的です。7人以上のブレストでは、ブレストの4つの阻害要因が強く効き始め、失敗しやすくなります。会議のサイズを適切にコントロールする、ということが、成果を出すには必要です。


上記が、ブレインストーミングをおこなうリーダを支援をするための本質的な情報セットです。



読んでくださった方へ


もし、アイデア出しの会議を行うのだけれど自信がない、あるいは、アイデア出しの会議をやったけれどうまくいかない、という場合には、どうぞお気軽に私(アイデアプラント 代表 石井力重)まで、ご連絡ください。

仙台にいて、知りあいの方がいる組織(NPOや市民団体、研究所、時には、県庁など)から、アドバイスを依頼されることがありますが、気軽にアドバイスしています。

その段階を早くクリアして、いまよりもっと創造的なモノゴトへ取り組んでもらえたら幸いです。その時、もし、私にしかできない創造支援の依頼があれば、一緒に仕事をしましょう。

ご縁があれば、いつの日か、新しいことに挑戦するあなたにお会いできるのを、楽しみにしています。

アイデアプラント 代表 石井力重
連絡先 rikie.ishiiあっとまーくgmail.com
メール件名に「ブレストについての質問」をお書き下さい。
24時間〜1週間以内にライトなお返事でよければ、
お送りいたします。
posted by 石井力重 at 03:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

発言の苦手な人もアイデアを出しやすい「カードブレインストーミング」






ブレストとブレイン・ライティングの中間のような位置づけにあるのが、カード・ブレイン・ストーミングです。

クイズ番組の回答者が一斉にフリップボードをあげてこたえるようなスタイルです。発言のしにくいムードの会議でもアイデアが出やすくなります。

初めにフリップボード(100円ショップのスケッチブックがお勧め、あるいはB5のコピー用紙を一人あたり30枚程度)と太いマジックペンを配り、アイデア出しのテーマをリーダが説明します。そこにアイデアを大きな文字で書いてもらいます。時間は3分。皆がかけたら、では、出してください、ということで、皆、自分の前にフリップを出してもらいます。

これだと、アイデアの順番を待つ間にアイデアを忘れたり、上がってしまって言えなくなるような人も、文字を読み上げるのでぐっと発言がうまくいきやすくなります。絵や図も簡単になります。言葉と身振りで説明するアイデアを絵にするととても速い、ということがありますが、その場合は効果的です。

CBS.jpg

また、先に重鎮メンバーがアイデアを出すとそれになびきやすくなる場でも、各自書いてしまったがアイデアが存在しているので、それぞれのオリジナルな意見を引きや出しやすくなります。この方法もアイデアが紙に残るので、とても良い方法です。

また、便乗アイデアなどが出たら、すぐにホワイトボードに書き留めてください。代替、便乗したものが残らないことが多いですから。

すべてをフリップボードにかく、というやり方以外に、議題の最初の一巡だけ、これをして、のこりは緩やかにブレインストーミングにして流れに乗って膨らませ、また次の議題の初めのアイデアではカードをフリップボードを使う、というスタイルもいいでしょう。

自分のチームの状況をよく見極めて、行ってください。

以上の3つタイルをご紹介しました。これらは、状況に応じて適宜活用してみてください。
posted by 石井力重 at 02:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法



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