2009年08月13日

創造プロセス(4.良いアイデア抽出)

souzou_process04.jpg

良いアイデアの抽出

「ハイライト法」(チームの場合)
全員が全アイデアにチェック(☆)を入れる。
面白と思うもの、広がる可能性のあるものに。
☆のついているものを残す。

「アイデア番付」(個の場合)
アイデアを、1つづつ、比較する。
すべてのアイデアが1番からファイナルまでに整列

「コンセプトの進化と選択プロセス」
選択基準を描き、それらでアイデアを評価。
ベストに近いアイデアを基準アイデアにすることで
速くて質の良い絞り込みが可能。
posted by 石井力重 at 04:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

創造プロセス(3.アイデア出し[what and how])

souzou_process03.jpg

アイデア出し

個かチームかで大きく異なる。
共通するのは、1紙に書く 2アイデアを評価しない(するのはあとの工程)
ということ。


個の場合

「2段階発想 what and how」
what(こうだったらいいのにな)を列挙する
もっとも、良いものを3つ選ぶ。それに対し
how(このように実現しよう)を列挙する
目的地と経路を分けて発想することで、経路の制約から一度離れる。

「アイデアのトリガーリスト」
SCAMPERやTRIZの発明原理のように、 適した発想の引き金となるリストを使う

「思いつく力を引き出すメモ法」
マンダラート、マインドマップ

「9windows」
過去のトレンドを3つの視点で洗い出し、未来を予測し、
予測要素を組み合わせて製品を発想する。

「理想解」
理想的にものはどう進化するか。その指針を用いて
あり得る姿を発想する。

「トレンド」
技術の進化パターンをもちいて、有望度の高い技術アイデアを
発想する。


チームの場合

「2段階発想 what and how」(説明同じ)

「アイデアのトリガーリスト」(説明同じ)

「思いつく力を引き出すメモ法」
カードブレインストーミング、フリップボード会議
大きなマインドマップ

「9windows」(説明同じ)

「理想解」(説明同じ)

「トレンド」(説明同じ)

「ブレインストーミング」
アイデア出しの4つのガイドラインを持った方法。
批判禁止、質より量、など。

「ブレインライティング」
30分間無言で、アイデアを書く。頻繁にシートを循環させ
他の人のアイデアを発想の便乗材料にする。

「範囲を区切って、それぞれを埋める」
対象を切り分け、項目ごとに限定して考える。
(この場合もできる場、複数人のほうが情報が多くやりやすい)
対象を切り分ける(トポロジーの導入)視点として
各種の思考フレームワークを用いるとMECEでよい。
しかし、フレームワークの確かさや、埋めることにこだわらぬこと
posted by 石井力重 at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

創造プロセス(2.分析)

souzou_process02.jpg

問題の分析

属性分析
問題がもっているさまざまな要因(変数)を列挙せよ。
次にその要因が大きくなればなるほど、問題が悪化するものを
「増大関係」のグループにいれよ。
次にその要因が大きくなればなるほど、問題が改善するものを
「減少関係」のグループに入れよ。

posted by 石井力重 at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

創造プロセス(1.問題の定義)

souzou_process01.jpg

問題の定義

問題あるいは課題があるときは、それが十分に定義されている状態にする。
問題自体があいまいである場合は、創造作業は個でもチームでも
パフォーマンスが低くなる。問題の焦点を見つけて定義すること。
問題自体が複数の問題を含んでいる場合は、問題を分ける。
個別の問題をのちに統合的に考えるのでは、たどりつかない問題の場合は
俯瞰し1つの問題になるように視座をとること。

しかし問題が矛盾する要求を抱えていることはかまわない。
小型化と高集積化などなら、問題を解く道はある。

なお次の2つを検討して、再定義を行うこともあり得る。

オーナーシップ。
チームがその問題を所有しているか、本当にそれは我々の問題なのか。
この問いにYESと答えら得ないものは、アイデア出しに取り組んでも
長くは続けられない。
オーナーシップのある問題に、課題を再定義せよ。

下に引く力。
その課題が今課題でありなら、大抵は簡単には解消できない理由がある。
(おもりがぶら下がっている)
そのおもりを外すことを考える。そのおもりが外れるならば外す。それにも
おもりが付いていることが多い。一番下の重りを外すことから行うことが
もっとも近道。一番下まで探っていって、課題を再定義せよ。
posted by 石井力重 at 01:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

創造プロセス(基本形)

・問題の定義
・分析
・アイデア出し(what and how)
・良いアイデア抽出
・PPCO
(及びアクションプランの設定)

この5つ、ないし、6つのプロセス。




souzou_process_basicmodel.jpg
posted by 石井力重 at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2009年08月12日

アイデアの処理法を持っていますか?

独創的なアイデアを出すには、先に、平凡な、常識的な、アイデアを出し尽くす必要があります。心理学の中でもある程度、そうしたことが古くから知られています。発想技法の専門家でも、別の言葉で同党の考えを提示していたりします。


すごく簡単化して言うと、
ブレストで出てくるアイデアのうち、
前半2/3は、平凡なアイデアです。
新しさや目覚ましい有益性のないものが出ます。
(実は、それは荒っぽいモデルです。本当はスタート直後にも
 ピークがあらわれます)

出しつくしてしまってそこから続ける「後半1/3」は、
独創的なアイデアが出ます。


この時に難しいのは、
出てきたアイデアリストを、「うまく処理できない」で
いたずらに検討会議時間をつぶして、なにも得られない
(あるいは、出てきたアイデアをただリストにしただけの
 活用に困るリストができて終わるだけ)状態になりがちです。


独創的なアイデアを見つけるには、たくさんださねばならない。
しかし、たくさん出すと収拾がつかない。

さて、こまりました。と。

ここには、本当は、次の大事な作業があります。
アイデアの処理方法、もうすこしキチンというと
「アイデアの収束手法」が、創造工学的には、あるのです。



かなりハイレベルの方法・プロセスもあれば、
かなりシンプルで直観的にさっとやれる方法もあります。


本当は、この部分も、アイデアスイッチに入れたかったのですが、
本を書いてみてわかったのですが、読者の多くない専門ノウハウは
商業出版に乗ってこない、ということです。

アイデア出しに困る人を100としたら
アイデアを絞ることに困る人は1です。

だから、本にならない(なりにくい)。

でも、創造技法の専門家たちは、かなり確立した
アイデア収束技法を持っています。

この辺は、ワークショップや講演などで
対面で習う機会だけが、提供されているのが現状です。

さて、脱線はここまで。

アイデアの収束方法を、もっていると、
早く独創フェーズにたどりつき、その中から質の高いものを
効率的に抽出することができます。

はじめから、「独創的なものだけ、出そう」としている脳の
活動よりも、はるかに、思考負荷はすくなく、参加者のストレスも
軽いものです。

具体的には、もっとも、お勧めしたいのは「ハイライト法」です。

これは、CPS(クリエイティブ・プロブレム・ソルビング)の中の技法です。(CPSは、オズボーンの系譜の創造技法で、創造工学の範疇に含まれるものの一つ)


「魅力度」で、直感的に、アイデアを評価して、多人数の評価が集積することで、アイデアの質を可視化します。

100個なりのアイデア、全員が目を通し、各人がペンを持って「面白い」あるいは「広がる可能性がある」と感じるものに、星印を付けます。いくつ付けても構いません。(ただし、1つのアイデアに1人がつけられる星は1つまで。三ツ星、とかはNG)。

ブレストに参加した人(たとえば6人、であるとしてて、)全員が☆をつけておわると、あるアイデアには、最大で☆が6つ付きます。☆6つがない場合でも、5つ、4つあたりは必ずあります。そして☆が3個2個、☆が1個、というものがあります。

☆が1つもない、というのもでます。

おもしろいことに、大体どういうブレストの状況でも、星は全体のアイデアの2〜3割に集中する傾向があります。たまに、4〜5割に届くこともありますが、それでも50%なわけです。

その☆のないものはこの段階で「お蔵入りボックス」へ入れます。別のブレストの時にアイデアの材料としてお使い下さい、といいながらしまいます。

のこった星のついたアイデア(もしこの時にアイデアが多すぎるならば、星1個を、さらに外します。これを外すと一気に、2〜3割まで絞られます)

このようにして得られたアイデアは「人が直感的に、おもしろいな」「いろいろ使えそうだな」と思えるアイデアになっている可能性が高いものです。

この段階からKJ法に入ると、質の高いアイデアの統合なので、えられるアイデアリスト(だいたい3〜7つのアイデアになる)はかなり質の高いアイデアリストです。

この中でベストアイデアを選んで、アイデア創出会議は終えて、検証プロセスにそれを進めます。

(時間にして、私の創造工学ワークショップの場合では、6人で100以上のアイデアだし=20分、ハイライト法(☆つけ)=5分、ハイライト法(アイデアの統合作業)=10分、合計で35分ぐらいです。ところどころに説明が入るので、プラス10分ぐらいで、45分ぐらいでしょう。あとは、アイデア出しのテーマ設定作業から行う時には、大体6分ぐらいかかります。それらの一式を行うと、51分ぐらいです。)


アイデアの処理法がない会議では、膨大なアイデアを前に「判断するにも曖昧すぎるコンセプト」をどう扱っていいか、いたずらに時間をかけて、皆が不完全燃焼で会議がタイムアップになります。

なんとなくアイデアを出してみた。そして、さて、どれやりましょうか。とどことなく頼りない判断作業を延々おこなって、60分の会議時間がすぎて、タイムアップ。議長が後はまとめておきます、といい皆は解散。半端な状態のアイデアの評価作業の書かれたホワイトボードをどうまとめようかと、悩ましい議長が一人残される。そういうことが、よくあります。

それは、議長の能力が足りないわけでもなく、メンバーがやる気がないわけでもないのです。創造的思考には、ある程度、傾向とか特性があります。たとえば、「創造的退行」とよばれるものがありますが、そういったものを活用するには、ブレストのテイストは有効であったりしますし、ブレストの4つの阻害要因、というものが知られていますが、ただブレストを信じてやってみようとしても、さまざまに「人が集まり作業することによって自然と発生するある種の阻害要因」が邪魔します。

それらはちょっとした、会議プロセスのデザインをつけるだけで、創造技法のプロでなくても、うまく迂回して速くゴールまでたどり着けます。そういうことを、参画しながら行ったり、講演やワークショップの場に呼ばれておこなったり私はしていますが、ほとんどの人には、高い創造能力があります。ちょっとした手順をしるだけで、知らなかった時よりははるかに、創造的思考は、活用できるようになる、と体感的に思います。

長くなりましたが、アイデアの処理法は、独創的アイデアの効率的な獲得にはとても有効であり、それは必ずしも、たいそうな作業は必要としていないんです。

もっと多くの人が、自分の持っている創造的な力を使えるようになれれば、と思います。できれば、将来、(かなり商業出版的には苦しいとしても)そういう「アイデアの処理法」についての本の執筆にもトライしてみたいと思います。


【参考:ブレイン・ライティング・シート】
posted by 石井力重 at 17:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2009年08月11日

アイデア創出ツールのプレゼント、あります。

※ 本プレゼントは応募を締め切りました



誠Biz.IDの連載を読んでくださった皆様、ありがとうございました。最後に、読者の方々に向けて、アイデアプラント製の「アイデア創出ツール各種」をプレゼントとして提供しています。


・ブレスター 1名様 (4,900円相当)
・智慧カード 1名様 (6,500円相当)
・Idea Pop-up Cards 1名様 (6,500円相当)
・ブレイン・ペーパー6種セット 1名様 (9,000円相当)


書籍の読者にもぜひ応募していただければと思い、ここに、その「誠Biz.ID」でのプレゼント実施について、ご紹介しておきます。



1.下記のURLのページへいく

 http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0908/11/news007_2.html

2.フォームに従って(メール、名前、希望商品名を)記入する

 「感想の記入」といった手間のかかる作業は、ありません。


それだけで応募ができます。
どうぞ、奮ってご応募ください。







iPhoneアプリもよろしくお願いします。


連載の終了直前にリリーとなった「IdeaPod」もぜひよろしくお願いします。

URL http://kiteretsu.kayac.com/2009/08/iphone-ideapod.php

これが、沢山の方に使っていただけるアプリになると、またKAYACさんとIDEAPLANTの連携で何か創れるかもしれません。

(といってもIT部分は、ひとえにKAYACさん(瀬尾さん)のお力なのです。僕たちは、発想の道具を揃える部分までが、せいぜい。)

創りたいものは、いろいろあります。またKAYACさんに「石井さん、また一緒に創ろうよ」といってもらえるよう、皆さん、ぜひよろしくお願いします。


補足:

IdeaPodは、上記の黄色のカード2種(「智慧カード」と「Idea Pop-up Cards」)の両方が使えるアプリです。(日英切り替え)。


URL

「アイデア・スイッチ」連載第6回
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0908/11/news007.html
posted by 石井力重 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデア・スイッチ



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