2009年10月25日

マサイ靴はなぜ効果があるのか、考えてみた

(ちょっと、記事っぽく書いてみます)

人間の骨格と筋肉を十分につかう歩き方を自然とするための道具。

「マサイ靴」

ただしくは、MBT(マサイ・ベアフット・テクノロジー)といいます。

すこし慎重に効果を見てきたのですが、結論からいうと、私はこの道具は、すごく良い道具だと思っています。


マサイは、マサイ族のマサイです。頭につぼを載せて長い距離を徒歩であるくあの姿はTVで一度は見たことがあると思います。その歩き方はとても体に良いという思想のもとに開発されていて、その歩き方を擬似的に発生させる靴になっています。

計算された不安定な靴底。アスファルトの上をあるくのもかなりのいい刺激に。造成中の石だらけの場所をあるにいたっては、ちょっとした登山のように集中します。

これをちょうど1か月前、9月24日に仙台のMBT専門店で購入しました。それから1カ月、毎日1時間のウオーキングではいていました。ワークショップでも、はいています。

初めは足がかなり疲れておどろきましたが、次第に、足はつかれるが、腰痛とか肩こりがへることに気が付きました。そして足の疲れは「関節が痛い、足裏のまめが痛い」ということとはまったく違いました。筋肉がつかわれて、それで疲れる感じがする、というものでした。

昨日は、大きな湖畔公園で、娘たちと一日遊んだのですが、子供よりも、体力があることに気が付きました。前は遊具で一緒に遊ぶと、日常に使わない筋肉を激しく使うので、すぐに疲れたのですが、足腰の基礎力が付いたようで、かなり動けました。特に、バランスボールの連結したものや、なぞのぽよぽよした遊具の上でもバランスを取ってはしれることは、かなりの驚きでした。


一か月はいてみた今、ふつうの靴のほうが、何となく違和感があると感じます。

マサイ靴だと、自然と垂直に立とうとする(より詳しく言うと、前傾姿勢・猫背、になろうとすると、靴がころりんとまえにいこうとするとので、すっと頭が上がります。でも、無理やりにふんぞり返るのとは違い、適切な位置になります。ふんぞり返ろうとするとこんどはうしろにころりんといきますので。

これをはいていない時、たとえば、家の中でも、自然と、垂直に体重をかけていることに気がつくようになりました。朝顔を洗う時に、いままではかなり前傾になって腰に負担のかかる姿勢を取っていたのですが、いまは、つま先に大きな荷重をかけようとすると自然と膝とかで調整して、なるべく大きな前傾姿勢をとらないようになっていました。腰痛になる姿勢でいる時間がかなりへった、という感じです。

筋力がつくから、そういうちょっとした姿勢を足の筋力で支えられる、という関係もありそうです。足の力がないと「すじ」で立とうとしますが、そうじゃない立ち方になってきた気がします。

なので、筋力が非常に増強される、というわけじゃなく、基礎筋力がつく+バランスをとるセンサー(体感覚)が発達する、の両方合わさって、姿勢の自然なのびや腰痛要因の抑制、がなされているようです。

「バランスを崩させよ」は「TRIZ」でも「ブレークスルー・パターン」の1つとしてよく使うのですが、この「マサイ靴(MBT)」には、その具現のもつ可能性を大きく教えてもらった気がします。

道具は普通、使いやすく、より安定的に、ということをもとめます。靴底が平らのほうが、でこぼこ道でも安定します。しかし、体は、楽なことうえにあぐらをかいていく動物のようです。毎日楽なことをしていると、筋力はおとろえ、バランスをとる感覚器は、退化していく。

その意味では、使いやすさの行き過ぎ道具には、「マサイ靴・化」の余地があるのではないかと、うっすらおもうのです。

そういえば、高齢者の介護においても、上げ膳据え膳のライフスタイルよりも、自分でできることは自分でするほうが、ぼけにくい、と高齢者介護の仕事をしてきた知人がいっていました。

その意味では、たとえばカーナビ、で考えると、機能をドンドン充実しつつも、ときどき、マサイ靴・化をおこさせるのも、おもしろいかもしれませんね。

たとえば「この先1時間は、省エネのため、ナビをスリープします。道順を言いますので、覚えてください。一、5キロ先のタイ区間を左折、そのまま道なりに20分。二、税務署が見えてきたら2つ先を右折し、路肩に寄せたら、三、起動してください。」とか。

となりで寝てしまうナビゲーターのようで、ちょっと、カチンとくるけれど、記憶の訓練になって、しかも、これだと、かなり電源消費を減らせるかもしれません。マサイ靴・化、という方向の本質は「ナビが要らない、ではなく、人間の能力を使わせる」かとおもいます。

熟成社会の商品開発の新カテゴリーをうっすらと見た気がするんです。




追記:このへんのことを、できれば、どこかでまとめてみたいと思います。ネット上のニュースサイトとかで連載記事を書くことがあれば、その時にでも。


追記2:


仙台にはこのMBTの専門店があります。上杉通りにあります。明るい楽しい店長が、レクチャーしてくれます。私は、発想法のお師匠さんである加藤さんに「マサイ靴、いいよ」とメールをもらって次の日見に行って、20分はいてみた時に「これ、買います」といってしまったぐらい、ちょっとおもしろい道具でした。(ただ、レビューするまでに1カ月、慎重に効果を見てきたのでした。)

値段は高いです。腰痛になって2,3日通院する〜完治する間の仕事のロスを考えれば安いぐらいではありますが、諭吉さんは3〜4人いります。(その値段でも靴が売れる、という事実は実に興味深い。)

その意味でも「マサイ靴・化」は、高付加価値路線のヒントでもあるきがするのでした。
posted by 石井力重 at 11:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2009年10月24日

7チャンク、短期記憶、ワーキングメモリ

夜中に目が覚め、ずっと気になっていた「7チャンク」について、『認知心理学事典』を読みふけっていました。

脳のトリセツだなぁ、と、興味深く。


アイデア発想の営みを日々の仕事で、参与観察的に調べていくと、のちに心理学的な概念に類似のものをみつけることが、よくあります。

2009年10月23日

アイデア創出の技術ワークショップ_for_リーダーズ

今日は、大手精密機械メーカで、アイデア創出の技術ワークショップを行ってきました。


アイデア創出の技術ワークショップ_BW_HL_6W3H_BS.pdf




創造する人や組織が次々と生まれるようにする「志し」にかなう仕事です。言うまでもなく、心をこめて、全力で取りんできました。

人材教育部門のトップの方からは(なんと研修中ずっと同席してくださるのですが)参加者から好評だったとおっしゃっていただき、とても励みになりました。

しかし、私としては、まだまだ満足する品質には程遠く、もっともっと、伝わりやすい知識提供を、目指したいと思いました。


またまた、長くなってしまいました(3時間30分→3時間50分)。(ちなみに、今回は、間に休憩を3度とったのと、雑談の合計がちょうど、延長した分の時間です。いいわけにはなりませんが。)


最後のメッセージは、ずっと昔から伝え続けていること、私の使命です。生き方は揺らぐこともありますが、使命のまい進、という視点では、微塵も揺らいでいないと信じていたいし、それを力にして、もっと力強く、仕事を推進したいと思っています。困ったことがあればいつでもどうぞおたずねください。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

大塚家具、仙台、アーロンチェア

今日、仙台駅近くに、大塚家具がオープンしたそうです。新聞で見て、へーとおもって、早速電話してみました。書斎にいいすがほしかったからです。


その前に少し、余談から。椅子はこれまでインテリア的な機能性のほぼないものをつかっていたのですが(そして安い)、ある時腰を痛めてからは、ちょっと執筆の仕事が多い今、きちんとした仕事の椅子を、とおもっていたのでした。ちょうど、今日の夕方は、東京インテリア(仙台の少し南の名取市にある)にいって、いすをいろいろすわってきたところでした。アーロンチェアを探していたのですが、なく、椅子にたくさん投資するタイプの職業向け、というのとは、ちょっと違うかな、という構成(決して乏しいわけじゃなく、どちらというと、ラジュアリー路線かな)でした。


さて、大塚家具・仙台。オープン初日でいそがいしかなとおもったのですが、閉店間際に行くよりは、でんわできいてみよう、とおもって電話したところ、電話対応がしっかりしていて、とてもいってみたい感じになりました。

代表の電話に電話をし「書斎に椅子を買おうと思っているのですが、アーロンチェアはおいていますか」とおもっているままにきいてみました。

すると代表電話に出た女性は「はい、ございます。少々お待ちください」といって30秒ぐらいの後「確認したところ、2台ございます」とのこと。この対応ぶりは、組織体制のよさをさらりとかいまみるきがしました。あれだけ家具があって、おいているかどうかわかるんだ、と。しかも、30秒ぐらいで、売り場に何台があるのかを、回答できるとは。

ちなみに、アーロンチェアにはいままで、いままで、一度だけ座ったことがあるだけです。シリコンバレーで梅田さんのオフィスにお邪魔した時が、そうです。その時は椅子に興味がなくて「おもしろいフォルムの椅子」とおもったのですが、あとで、一緒に行ったカヤックの方に「あれは、アーロンチェアです」といわれたのが、唯一の経験。

そんなわけで、きちんと長い時間座って確かめてこようと思います。アイデアプラントの開業以来、多分、最も高い買い物かな、とおもいますが、ちょっと、がんばって、(アーロンにこだわりませんが)体に良い椅子を手に入れようと思います。

すわってみれたらレビューします。

posted by 石井力重 at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2009年10月22日

A-oneの名刺ソフト×デザイナーのひな型

名刺をすこし手直ししようとして、きちんと発注する前に、手作業で何通りか作ってチェックしてみていました。(大抵はそれで100枚程度すってつかってみて、修正をさらにかけます)

今まで、PDFデータを少しだけ、タッチアップツールで直していたのですが、その範囲に収まらないぐらいの直しを入れたかったので、A-oneの名刺ソフトをいれて、再構成してみました。

初めは、自分で位置を決めてある程度名刺っぽくしたのですが、どうもぎっしり感や素人っぽさが出てしまいました。

そこで、友人のデザイナーが開業祝いにつくってくれた名刺の画像ファイルをそのソフトの中にいれて、その上にトレースするようにテキストをならべてみたら、劇的に、きれいな配置になりました(あたりまえですが)。

そのうえで、紙面がどうも真っ黒で息苦しいな、おりじなるの、デザイナー作のほうは、どうしてすっきりしているのだろう、とみてみると、黒一色の部分だとおもっていたところに、かすかに、ときに、かなり、グレーを使っていました。それによって情報の濃淡をかもしている(とは明確には素人はわからないけれど、すっきりみえる)のでした。なるほど、とおもい、その通りにしてみると、かなりのすっきりさに。ほんのちょっと、黒い文字の中に、70%のグレー文字をいれただけで、涼しげになります。だいぶ。

それから、プリンターで「きれい」を設定すると、文字がにじむような太い文字になるのが、どうも、とおもっていたのですが、このA-oneのソフトが、指定の紙は、Canonのプリンターの場合は、これこれをせっていせよ、とあるので、そうしてみました。すると「!」となるほど、きれいにすっきりとしたフォントで表示されました。(というと大げさですが、何もいじらないまま、プリントするのと、雲泥の差があるのは確かです。手作りの名刺で、よく、ぼやけた名刺をもらうことがありますが、あれも印刷設定1つで、劇的にすっきりするんだ、としりました。これはすごい。)

ということで、手作りの一時的な名刺ですがそれなりのクオリティが、1時間ほどでできました。

ちなみに、こんな感じです。(クリックで拡大)

ishiirikie_IDEAPLANT_2009_10.jpg

すった名刺をScansnapで読み取ったので、データが荒れていますが実物はかなりしっかりしています。

ちょっと、石井力重、という部分が、1〜1.5ポイントほどおおきかったのは、石井のセンスのなさだなぁ、とは、おもうのですが。デザイナー作と見比べるとそこは、さすがに、一回り小さくなっていました。そのほか、デザインセオリーを無視して、情報を配置しています。伝えたいこと盛り込みすぎ名刺の見本みたいにはなっていますが、それでよし。としました)


限界もあるわけで、その点もバランスのために書いておきますと、フォントのエッジがわずかにギザギザになります。ベクトルデータっていうでしょかね、PDFのフォントとかラインはサイズによらずきれいですが、こちらの場合は、かなり高解像度にはなっていますが、フォントのエッジがすこしギザギザです。でも、手作り版としては申し分ない品質ではあります。

「やっぱり、デザインから印刷までプロに頼もう」という時には、仙台なら、パートナーのマグネットデザインさんをお勧めします。なんといっても、智慧カードやブレイン・ライティング・シートといったアイデアプラントの各種商品仕上げも手がけてくれていて、仕事の質は全国水準です。もし受け取りに行かれるならば、ブレスターやブレインペーパーなども実物を見ることができます。

ボイスでワークショップを創ってみる。

いま、ケロログをつかって、ワークショップを、「しゃべりからつくる」ということにチャレンジしてみています。

クライアントにすきなときに聞いてもらういとと、公開しながら、事前の紹介もかねて、iPod touchのケロログアプリをつかって、シャベル、そく、アップ、のち、編集、というやり方で、しゃべりのパーツから、全体を構築してみようとしています。

いつもは、スライドから、はじめるので、とても新鮮です。

かつて通った話し方教室を思い出します。3分で伝えるには、ぱきっとしゃべらないといけない。

それをするのはかなりのトレーニングになります。

今日も盛りだくさんの一日でした。早朝移動にそなて、今日はこの辺で。

メーカの中堅社員研修の講義を創っていました。

今日は、あるメーカさんの中堅社員研修(の創造パート)の講義をつくっていました。

メンバーを二つに分けて実施する、2宗同じものを提供する講義です。

この会社の未来を担う方々に、チームの創造力を効果的に活用するには、の具体的手段を提供したい、そして、この地域をもっと豊かにする企業になってほしい!と強く願って、一生懸命作りました。

微力ながら全力で、知識とスキルと情熱を、精一杯お伝えしようと思います。



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