2009年12月21日

父の発明品

私の父は、千葉で水道設備関係の会社を経営しています。私の生まれた頃、一人で創業し今日では会社組織ですが、一般にいう「経営者」のイメージとは違って、早朝から図面を書いたり、現場で器具の取付などに腕を振るようなこともします。もちろん、経営者としての仕事も。「創意工夫の技術系中小企業の創業者タイプ」というとイメージに近いかもしれません。

我が父に限らず、技術系で社長になる人は、アイデアを形にするまでの距離が短い。創意工夫で自社品をつくりだすことが、結構多いとおもいます。

久々の帰省で父とゆっくり話したのですが、父は独自の器具を開発していました。

水道というのは太い管、細い管が、土の中を通っています。土中の管の分岐部に自然と発生してしまう「サビの蓋(スケール)」があるそうです。開発したのは、それを「極めて短い工期で除去する器具」というものです。

配水管から建売住宅にむけて分岐する水道管がありますが、7,8年と、長い間通水してないとその分岐部に「サビの蓋(スケール)」が育ってしまうことがあるそうです。それが「蓋」になってしまうそうです。その結果、分譲住宅の宅地を、配管敷設してから7,8年後に、いざ使おうとすると水がでない。そういうことが時折あるそうです。

通常、この現象が起きたとき、道路の下を掘り返し、太い水道管から細い管へ分岐する部分を開けて、「サビが育ってできてしまった蓋」を壊し取り払うそうです。とてもシンプルでわかりやすい方法ですが、その工法には、道路をカットして掘り返すといった工事が必要で数十万円単位の工事費になるそうです。

この現場をなんとか掘り返えさずに、短い工期で除去できないか。
それテーマにして、開発に取り組んだそうです。

掘り起こさずに、そのサビの蓋を、どうとりはらうか。というと、こんな感じに使うそうです。


(1)住宅地側に出ている管から水を入れ、「サビの蓋」の部分まで水で満たします。水道管は細いので水はかなり少量でいいそうです。

(2)その水の入った管のはじに、その器具を取り付け、密閉状態にします。器具の頭にスライドできるシリンダーがあります。それを木槌で軽く、こつん、と叩きます。

すると、ウオーターハンマー現象的に、密閉空間のすべてに、インパクトが、かかります。

管のおくの「サビの蓋」もインパクトをうけて、すこし動きます。このインパクトを何度か与えているうちに、もともと「育ってできたサビの蓋」なので、他の構造物にくらべてずっと弱い力でも、何度かコツン、コツンと、インパクトを受けていくうちに、もげてとれます。

(3)一度もしくは複数回のインパクトの後、「サビの蓋」の一部が取れます。すると、配水管(太い水道管)側の水圧が高い関係で、密閉空間内に水が流入してきて、シリンダー部分がぐっと持ち上がってきます。これにより、作業者は開通したことを認知できます。

(4)さらに何度かインパクトを与えると、完全に「サビの蓋」は除去できるそうです。それはインパクト後のシリンダーのヘッドが、上がる速度で視覚的にわかるそうです。蓋がちょっとしか外れていないときには、ゆっくり上がり、何度かのインパクト後は、コツン、と叩くと、即座に「すっと」戻るようになるそうです。

(5)その器具を外すと、水が本来の勢いで出てきます。サビの蓋は、3〜4こぐらいの小指の先ほどの大きさの塊として出てくるそうです。(蓋の大きさは直径2センチぐらいなのだそうで、割れてとれるとそれぐらいになるそうです。


こうすると、土を掘り返すことなく通水ができるため、施工にかかる時間が短くなるそうです。道路工事がないので、人や車が通りにくくなることもないそうです。


このアイデアは「ウオーターハンマー現象を利用して、管の奥を叩く」というシンプルな原理のものですが『よくできているなぁ』と思いました。基本原理は単純ですが、誤った使い方ができないようにシリンダーのサイズや形状を工夫している点や、電気を必要とせずに通水の程度を視覚的に確認出来るのは、優れた設計だと思います。

父の話としては、技術的な課題と克服点は、ストーリー的で、私はそこから察した程度の理解ですが、2つほど乗り越えるべき山があったようです。

一つ目は、普通のハンマーで叩いて、十分なインパクトがかかるようにできたこと。

二つ目は、インパクトがかかりすぎる使い方ができないようにすること。

1つ目の問題は主に構造設計的な工夫がなされました。水道屋としての長年の経験、よくある現場の状況を知り尽くしているという背景があります。

2つ目の問題はユーザーインタフェース的な部分の工夫がなされました。工事現場で人間の振る舞いをよく検討し、職人さんがよく使う器具のパワーレンジをふまえて、誰が使っても、自然と正しい使い方が出来るように工夫されています。「ああ、ここ(シリンダー)を叩くんだろうな」と使い手に想起させること。これは、難しい言葉で言えば、アフォーダンスが考慮されています。

実際、そのハンマーで叩くシリンダーヘッド部分には、かなりの設計上の工夫と試作があったそうです。叩きやすく、しかし、破壊的な力は発生させない。そういう頃合は、計算をこえて「使いやすさのデザイン」を見出すまで、続けられたようです。


そんな形で開発は進んだそうです。


さて「特許は?」とたずねると「調査の結果、とらないことにした」とのこと。

一応、私もその場で、先行特許がないか、ざっと、IPDLで調べてみました。

ざっと調べたところ、この分野では、この手の技術の特許というのはあまりないようです。機構はたしかに単純ですし、特許性があるかといえば、ぎりぎりかと思います。(いずれにしても、現行機は発売されていて、すでに「公知」なので特許はとれません)

もし、特許をそれでもとろうとするならば、今後の改良設計時に新機構をくわえ、その部分を特許をとるなどは、可能性が残されているでしょう。(特許が必要ならば)


ただ父は「量産してどんどん売る」ことに興味がないんですね。

たくさん売ることは目的ではなく、「世の中に役立つモノを、自社製品としてもち、必要と思ってくれる人にきちんと提供する」という路線だそうです。「受注生産」型の商品なので、そういうスタイルもありかとおもいます。

(すこし、余談ですが、これからの日本・縮小基調の社会においては、「量産・短期勝負」という商売よりも、あるいみ、こうした「中小企業の独自ノウハウを活かした希少製品の路線」というのもありかもしれませんね。)

超ニッチ、しかし、そのシェアはほとんど100%。

そういう商品をつくることは、その企業にしかできない仕事(それは、使命、と表現されるものかもしれません)を精一杯なした結果なのかもしれません。



…久々に父と話して、あるいみ、今の私の生き方というのは、父の哲学に強く影響をうけているのかもしれないとおもいました。




追記:

ちなみに、その製品は、「バンバンツー」といいます。

一部の業界でだけ使われる製品なので、ほとんどWEB上にも情報がありません。ネーミングの由来は「バン!バン!」とハンマーで叩くと通水して、叩いた部分が「ツー」とあがってくる、からだそうです。

体験・行為をネーミングのベースとしているのは悪くないとおもいます。お固い仕事・工事器具の世界の商品としては、やや微妙なネーミングかもしれませんが。

私も考えてみました。この器具にネーミングするなら
「通水ハンマー」か
「ウオーターインパクト」とか
ぐらいがいいのかな、と思っていました。
posted by 石井力重 at 12:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

傷の治癒は良好。仙台に戻ります。

月曜日、坂の上外科さんにお伺いして、経過を見てもらいました。傷の治癒は良好で痛みもすっかりなくなりました。ガーゼもすっと外してもらいました。この後は、絆創膏と塗り薬で自分で手当出来るほどに。

これで、今から、しっかり、仙台に帰れます。

今日は、たまたま、執筆だけで、アポイントがなかったので、仕事に支障をきたさずにすんで助かりました。帰りの新幹線で、原稿仕事をしながら、仙台に戻ります。

それにしても、実家はありがたいですね。
posted by 石井力重 at 11:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2009年12月20日

坂の上外科に、18年ぶりに行く

土気(千葉)の実家に、予想しなかった事態で滞在しています。

東京・千葉での仕事があって、千葉の実家に滞在していたのですが、ある晩、足の指がひどく痛むので、かえって靴を脱いでみたら、腫れていました。

19日は、創造学会のサロン、國藤先生のお話があったのでぜひ聞きたかったのですが、なくなく参加を取りやめて、外科病院に行きました。

仙台では、外科に行ったことがなかったので、故郷で気心の知れている病院にいけたのは安心でした。

行ったのは、坂の上外科

高校時代に、急性大腸炎で、1週間ほど入院したことがあったので、よく知っている病院です。いまも、実家の両親がお世話になったりしているそうで。

診察前の簡単な問診カードというんですかね、それに、以前受診された日の欄があって「1991年」と書き込みました。思えばもう18年もたつんだなぁと、おもいつつ。

診察はさほど待つことなくよばれて、見ていただきました。注射や外科的処置をするという時に、人は緊張しますが、そういう心理をほぐしてくれるような、先生のやわらかい口調、言葉遣い、的確さ。

仙台に戻るという都合もあったので先生に相談したところ、いろんな対処を提案してくださって、最終的に、外科的処置をしていただくことにしました。

それにしても、医師の集中力は、すごいなぁと、処置を受けながら思いました。いろんな人が院内を動いて、カーテンの向こうから、患者さんが声をかけてきたり(たとえば、杖がない、といった捜し物の声とか)するわけですが、そういう環境下でも、処置の段階になると、すうっと集中されるのが分かりました。私は仕事柄、人の所作にとても興味を持ってみていますが、その瞬間の集中は、とても高いものであることが、所作から分かりました。

私は怖いので見ませんでしたが、かなり、あっという間に、処置してくれました。土曜日の処置で、日曜日(今日)には仙台に戻るはずで、紹介状も書いてもらいました。引き続き処置を、仙台できちんとしてもらえるように。ただ、もう一日千葉に滞在して、月曜日に、処置後の経過を見てもらってから、仙台に戻ろうと思います。
posted by 石井力重 at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2009年12月19日

多摩大学大学院で、アイデアワークの講義をしてきました。

先のエントリー通り、橋本大也さんにお会いしてきました。

多摩大学大学院(品川のインターシティーにある)の橋本さんの講義枠に、特別講師としてお招きいただいて、アイデア発想法とアイデアワークの実践を、お話してきました。

何やってもすぐに出来てしまうクラスで、能力が高い方ばかり。ブレインライティングも、多分最速で完了したと思います。

それだけに、私も伝えられる限りのものを伝えたくてついついしゃべりすぎました。3時間10分予定のところを、3時間50分。(皆様すみませんでした)。

みなさんのご協力のおかげで、講義とアイデアワークがうまくいきました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

なお、その時の様子を橋本さんが写真にとってくれました。
後で転載したいと思いますが、まずは、こちら(フリッカー)をご覧下さい。

なお、講義のスライドは、こちらです。ご自由にお持ち下さい。

講義スライド
(多摩大学大学院、アイデアワーク)




ご参加いただいた皆様、よろしければ、ぜひ、講義の感想をお寄せ下さい。今後の糧として大切に使わせてもらいます。

皆様、今日は貴重な機会をくださってありがとうございました。

d004.jpg

2009年12月18日

情報考学の橋本大也さんに、会います。

今日は、橋本大也さんに、お招きいただいて、多摩大学大学院に行ってきます。

橋本大也さんとは、今回はじめてお会いします。ご縁は、あの「樋口健夫」氏。アイデアマラソンの樋口さん、という方がわかりやすいでしょうか。創造学会や誠Biz.IDで、接点のあった樋口先生が、橋本さんをご紹介してくださったのがご縁です。(それにしても、樋口先生はいつも、バイタリティーあふれていて、記事さながらの人です。もともと商社マンなので、あの雰囲気はなるほど、とおもうのですが、それにしても、すごいエネルギーとクリエイティビティーの塊ですね、樋口先生は。)

そんなご縁で、以前、橋本さんにうれしい書評を頂きました。

http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/07/post-1023.html
情報考学 Passion For The Future(橋本大也さんのブログ)

一度お会いしたいなぁとおもっていたのですが、それがかなって、今日お会い出来ることに。


ちなみに、多摩大学大学院(品川にある)の橋本さんの持たれている講義は「Webマーケティング・イノベーション」。

同大学院サイトから引用しますと

『ネットワークの普及と情報技術の高度化によって私たちは膨大な情報にアクセス可能になった。ソーシャルネットワークの急速な拡大とコミュニケーションツールの革新はネット上に「集合知コンピューティング」のインフラを出現させた。ビジネスを取り巻く新しい時代状況に対応した新発想のマーケティングが必要となる。この授業では前半で情報技術とネットワークを徹底活用して個人の情報処理の能力(収集、整理、分析、発信)を飛躍的に高める方法、創造的なチームの作り方を解説する。後半ではワーキンググループ実習を含むWebマーケティングの新機軸の探究がテーマである。』


とのことです。WEBマーケティングを行う方を始め、創造的なチームの作り方!あたりは、多くのリーダにとってとても興味あるところです。


それから、橋本さんが参画している研究所

・多摩大学 知識リーダーシップ総合研究所
http://www.ikls.org/


研究所の所長は「紺野登(こんののぼる)」先生。

昨年のJMA(博報堂+IDEO)のビジネス・エスノグラフィー研修で、紺野先生にご指導いただいきましたが、先生のコメントは、とても興味深いものばかりでした。in vivo(インビーボ)「(BEで、観察現場で起こっていたこと伝えるときの)生っぽさ」の重要性や、『知識デザイン企業』に述べられておられるいくつもの重要な示唆をくださいました。

ご本人もそうですが、橋本さんの周りには、興味深いことがたくさんあります。「忘年会議」も、そうですしね。たしか、ツイッターで見ていたら、瀬尾さん(KAYAC)も参加していたかと。

今日、お会いできるのが、とても楽しみです!




備考

橋本大也さんが、会長兼CIOをつとめる
データセクション株式会社
http://www.datasection.co.jp/company/index.html

橋本大也さんの本
情報力
http://www.amazon.co.jp/dp/4798118494

2009年12月17日

「アップル法」のヤルデア伊東先生にお会いしてきました

アップル法、というとても創造的な創造技法があります。

表現が重複的にみえるのは、意図があります。

「創造的なワーク」が必ずしも、わくわく楽しいとは限りません。なかには、結構、くるしい修行のようなものもあるわけで。

しかし、「アップル法」は、実に楽しい構成になっています。

現代の発想法をほんでどれだけ読んでも、でてこないこの「失われた技法」(伊東先生すみません、失礼な表現をして)は、現代の若い世代がしらないだけで、現在技術部長などをされているクラスの方には、根強く手法としてのこっている方も結構います。

その全容は、ここに載っています。

楽しみながらヒントを多産するアツプル法
http://yarudea.kt.fc2.com/apple-method.html


私たちは、こういうアイデアワークをよく行う仕事柄、よんで、なるほどなるほど、と脳内再生できますが、一般の方には、どうか、ちょっと、どううつるのか、定かではありません。

その中でも、もうすこし、よく知りたい、というところについて、今日、千葉県でお会い出来る機会をいただいたので、じっくり伺ってきました。

伊東先生にお会いしに、300キロ以上を、移動。

午後2時に、千葉駅でお会いしたのですが、もう、創造技法のノウハウを、情熱的に、やる気をあたえるような話し方で、大量におしえていただきました。

アイスコーヒーも2杯飲んだし、かえろうか、と席を立つも、もう6時。あっというまの4時間でした。


印象に残る話が幾つもありました。アップル法の技法構造や根底にある思想は、感心しきり、でした。実に興味深いです。

その他、技法を超えて、日本社会の今後と創造について、など、とても示唆深いお話でした。

ヤルデア研究所の伊東先生、御年、75歳、とのこと。

しかし、全くそうは見えません。言葉、眼、身振り、声量、は、50代のようにも見えます。


先生におしえていただいたこと、深く理解し、咀嚼し、社会に、いろんな形で還元したいと思います。

伊東先生、今日は本当にありがとうございました!

島野さん、大人の科学(Vol.26)に載る

仙台に住む友人「折りたたみギターの島野さん」が、本日発売の大人の科学に、載りました。

http://otonanokagaku.net/magazine/vol26/book.html

この号は、布袋さんが表紙で、なんとミニエレキが付録、という豪華な号です。

手作りの独創的な楽器をつくった人々、的に、3名の方がとりあげられています。折りたたみギターで島野さんも。

島野さんのこのギター、本当にいいつくりです。私は様々な技術や機械を、眼にすることがありますが、このギターの機構の精巧さと検討さといったら、ちょっと、唸ってしまうほどです。

ネックが折れるのに、その折りたたみの最中も、伸ばした時も、わずかにも、がたつかないで、なめらかに「すこっ」と伸縮するんです。直線がのばしてみても、保たれているんです。これはすごい作りです。大量生産しようとしたら、超精密な加工工程がいるでしょう。

職人としての息吹がにぎったときにかんじられて、背中がぞわぞわする、そんなモノ作りされています。

このギター1つを抱えて、アメリカへ、ブルースを引きに、ふらりといっちゃうような、かっこいい、職人アーチストさんなんです。

今のお仕事も、松島でオルゴールの博物館で、歴史的価値のあるような機器の駆動部をメンテナンスするという、なんとも、趣あることを仕事にされています。

仙台には、スゴイ人がけっこういるもんだ、とよくおもうのですが、島野さんは、その最たる例のひとりですね。おごらず、かざらず、とても謙虚ですが、島野さんは、人生を謳歌し、今を楽しむ生き方をしています。

動画のひとつは、こちらから見られます。
http://zoome.jp/kurari/diary/26

プロトタイプ「I」のテストプレイ

昨日は、次の春に向けて開発中の「I」を、仙台でテストプレイしました。

場所は仙台市太白区長町にある「リアルビット」さん。創業者の五十嵐さんとご縁があって、テストプレイをさせてもらえる運びとなりました。

「I」(正式名称は、I***F***、といいます)は、アイデアを絞り込むチームツールなので、はじめに、ブレインライティングシートでアイデアを広げ、上位アイデアを抽出しました。これが30分。

ここから「I」のテストプレイです。

1.チームの価値観軸を選び出す

2.軸に沿って「良いところ」を見出し、「◯」チップをのせる

3.軸に沿って「懸念点(そのアイデアの心配なところ)」を見出し、
  「×」チップを乗せる

そうすることで、ワークを通じて、自動的に、アイデアの点数化が
なされます(これがアウトプットです)。

最終的には、その点数でならべたものは、チームに取って
適切な順位付けなのか、あるいはちがうとたら、それはどこらへんが
違うのか、について話し合うことを、可能にします。

アイデアに点数を自動的につける、といっても、
価値軸をになった担当者ごとの観点が反映されるので、
その振り返りワークを通じて、チームの共有する価値観が
どの程度幅があるのか、そろっているのか(明確に共有しているのか)を
しり、チームメンバーの判断能力やアイデアの生成・強化のための
基盤を育てます。



その狙い通りになった部分もありました。
また、いくつかの改良すべきところも見えました。

また、彼らの理解能力、処理能力がたかかった、という部分も
さっぴいて考えないといけません。
優秀な集団でテストさせてもらったわけですから。


次の春までには、かならず、ある種の人・チームに喜んでもらえるものが、できます。これは昨日のテストプレイで確信しました。あとは、おごることなく、ぶれることなく、使いやすさをあげていく努力に徹するべきだと、考えました。

がんばります!ご期待下さい。


IF.jpg

この三日間、熱心なカヤックファンの方に出会う。

この三日間、仙台にいたのですが、交流会や高校やベンチャー訪問の際に、IdeaPodをだしたしたときに、相手がカヤックさんのファンだとわかり、彼らの言を聞いて「おお〜、やっぱり、カヤックさんって、すごい人気だわ、これは。」と思ったのでした。

この三日間は、仙台にいる、クリエイティブな人とお会いできた三日でしたが、なかには、カヤックさんのサイトがご縁で、知り合えた方もいて。

今年5月に行った面白法人留学(カヤックさんに4日間、おかせてもらった)をつづった記事を、アイデアプラントの公式から、年末年始に公開しようと思います。よかったらぜひご覧下さい。

2009年12月16日

iPod touchの連載の第3回が、掲載されました。

誠Biz.IDでの連載記事「iPod touchの使い方アイデア」(紙面上のシリーズ名は、iPod touchだってできるもん、という名称)の第三回目が、アップされました。

辞書をばさばさとスキャンして、辞書引き学習法に近いテイストで知識習得をたのしんでみよう、という使い方です。



私は、『認知心理学事典』をこれで、徐々に読んでいます。なかなか良い感じです。スキャンする手間はかかりますが、自分の好きな辞書を持ち歩けるのは気持ちいいですし。
posted by 石井力重 at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 道具考/iPod touch

2009年12月15日

某高校で、ディスカッション

今日は、ある高校にお伺いしていました。

とてもおもしろい、創造的な学習活動を展開されている先生方とディスカッションをする機会をいただきました。

驚いたことに、私の持っている道具(フロシキシキ、ポメラ、マサイ靴など)を、お持ちの先生で、展開されている創造活動にもとても共感出来るものがありました。

地元にこんなに面白いことをされている学校があるんだぁと感心しきりでした。

これから、長いお付き合いが出来そうです。楽しみです。

2009年12月14日

博報堂の清水さんが、仙台でビジネス・エスノグラフィーの講演

12月14日。本日は、博報堂のイノベーションラボの清水愛子さんが仙台にいらっしゃいました。ビジネス・エスノグラフィーの講演をされました。私も聴講させてもらいました。かつて研修で聞いたこととはいえ、改めて聞くととても学びが多くて、勉強になりました。自分自身の理解にしてしまっていた部分に修正をかける材料もたくさんもらいました。特に、「ダウンロードワークショップ」「皆が語れるようになる」などなど、今の自分が大事だと思い、当時の私が重要性を認識できなかったこと、もたくさんありました。

ご多忙の中、時間を作っておいで頂いて、夜、トンボ帰りで、東京に戻っていかれました。清水さん、ありがとうございました!

それにしても、イノベーションラボの方々はとてもいい顔をしています。たのしそうに仕事する。そういうチームなんですよね。素敵です。


ビジネス・エスノグラフィーは、とても興味深い手法だと思います。もっと、多くの方の活用されるところとなるといいなぁと思います。







一枚だけ、ご紹介します。冒頭スライドです。
BE.jpg
エスノグラフィーとか、生っぽさとか、そういうテイストがこの一枚で。




カテゴリ
プレスリリース&メディア掲載(61)
ideaplant 作品(26)
一人ブレスト(20)
電子書籍コンテンツを意識して(2)
今日の一枚(2)
IDEAVote/アイデアを、チームでスマートに楽しく評価していくツール(45)
アイデアプラントの試作の目線(84)
知であそぼう(4)
アイデアプラント 1st (2005-2008)(251)
アイデアプラント 2nd (2009-2011)(580)
アイデアプラント 3rd(2012-2014)(122)
アイデアプラント 4th(2015-2017)(161)
アイデアワークショップ(&アイデア創出の技術&創造工学の講演)(356)
アイデア・スイッチ(38)
アイデアの技法(219)
メソッド&ハウツー(189)
研究(創造工学)/検討メモ&資料(119)
研究(創造工学)/発表論文&スライド(13)
TRIZ(143)
日記、価値観、仙台オススメ(434)
仙台(4)
Fandroid(11)
フリー・オートシェープ素材(ご自由にどうぞ)(2)
創造工学の絵本(5)
社会活動/全般(39)
社会活動/Five Bridge(11)
シリコンバレー(23)
面白法人KAYAC(9)
社会動向を見る(9)
カード・メソッド(todoとideaと会話をカードで可視化)(2)
研究(MOT)/検討メモ&資料(41)
研究(MOT)/発表論文&スライド(3)
ベンチャープラン「音co知心」(8)
MMJ(37)
事業化コーディネータのお仕事(165)
航海マネジメント・ツール(11)
道具考/pomera(6)
道具考/scansnap(14)
道具考/YUREX(1)
道具考/iPod touch(21)
道具考/ALL(32)
道具考/iPad(8)
ブレイン・ペーパー(1)
石井力重とは(9)
8月22日(13)
311special(5)
ideaplantに、お仕事を依頼してみませんか(9)
創業初年度の確定申告(8)
こども用(4)
iPad+アイデアワーク(10)
旅先にて(11)
Finland(5)
新しい知識を学ぶ(1)
ブレストカフェ(2)
気づきは仮説に過ぎず。だが表現すべし。(1)
アイデアプラント・ノート(1)
加藤昌治さんと石井力重の「往復書簡」(4)
ファシリテータの小ネタ(1)