2010年06月21日

創造性の定義を仮に受け入れるとすると

創造性=新規性+有用性(というCPS系の定義を仮に受け入れると)、ここからさまざまな議論ができます。

先ず、アイデアは既存の要素の新しい掛け算、という表現ですが、シャッフルミックスで新規性のある組み合わせを大量に創る、というのが第1ステップになります。多くの発想法は、発散技法、つまりここを意図して作られています。

次に、その中から、有用性のあるものを拾い出します。これが第二ステップです。有用性というのを見つけるときには、「広い」=多くの人がそのニーズを持つ、「深い」=そのニーズをとても強く持つ人がいる、という二つのチェックをすれば、大体、粗く評価できます。「広・深」が望ましいですが「広」だけでも「深」だけでも、いいわけです。2×2の4枡を作って、ざっくり分けてもいいでしょう。

こうする(大量組み合わせと、有用性のスクリーニング)と、創造的なアイデアのリストが手に入ります。

いきなり創造的、ということを目指すよりは、それを2段階にわけて取り組みだけでも随分らくになります。ぜひ試してみてください。



追記:


なお、創造的所産(product)の定義を吟味するとさらに3つ目のステップを示唆してくれます。ただしここでいうプロダクトはコンセプチュアルなものも含みます。

創造的所産=新規性+解決(〜有用性)+巧緻性(〜実現性)、という定義を仮に受け入れると、「実現性」をあげることが次にするべきことだとわかります。(第3ステップです)。

アイデアを具体的な形やコンセプトにするためにすべき作業の本質は、「実現性」をあげること。これを仮に受け入れるならば、ここでするべきことは簡単で、アイデアの強化プロセス(PPCO)か、ラピッドプロトタイピングをします。


創造性の2つの要素、創造的プロダクトの3つの要素、という考え方から

・新規性
・有用性
・実現性

を段階をあげるように進めていくことを、簡単にまとめてみました。

自分の作品が、何かかけている、と思ったときには、この3つをチェックしてみると、なんらかしらの打ち手が見えるでしょう。
posted by 石井力重 at 14:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2010年06月20日

迷わず書こう

読んでくれた人が、前に進むために一つでも役に立つならば、それ以外の懸念事項はすべて振り払って、書こう。そう思いました。似た話でもいいじゃないか、一人しか読み手がいなくてもいいじゃないか。と。

誠ブログの連載は、続きます。

書き手にほしい胆力

胆力。

これが必要だなぁと最近おもいます。

継続することは始めるよりもずっと難しい。そう昔に書いたことがありますが、いろいろと連載を持ってみてそれはとみに思いました。マンネリにならず、かといって、高度な内容にせずに書き続ける、というのはかなりチャレンジングな課題です。書き続けることはできても、基礎編がおわると発展編を書きたくなるもので、初見の方には「うわ、高度でついていけない」となりがちです。そのため読まれることを意図した連載では、「永遠にファーストステップ」が求められる、という点が、最近、気が付いた発見でした。

しかし、村上春樹さんのように長く名作を書く続けている人は、いつの時代にも初見の読者がいてその人を魅了する無いようです(かつ、発展されています)。

「初心者にも受け取りやすく、かつ、積み重ねのある人にとっても毎回学びになるようにする。」

これは矛盾していますが、既存読者と新規読者の積層をゆるすには、こういう矛盾と戦う必要があります。矛盾が出てくると解決策はTRIZの発明原理が、使えそうです。この場合はなんでしょうね。しばらく考えて見ます。

この話は一度とじておいて、本論に戻りますが、胆力、そう腹に力を入れているような覚悟が、書き手にはいるな、とおもうのです。時には読まれないコンテンツを書く必要があるときもあります。全てがメインディッシュのコース料理は成立しなくて、やはりサラダや水もいるわけで、だからこそメリハリが利いていきます。そういう部分をサボらず、くさらず、前にじっくりと進める。そういう力=胆力、だと私は思うのですが=がほしい、とおもいます。

先月最も読まれた記事(10年5月リスト)

このブログの先月もっとも読まれた記事を、まんなかのあたりに掲載するようにしました。

iPad画面サイズ
・・・日本で発売されたのもあって、かなりのヒット数でした。

iPod touchでPDFを表示・保存(無料×オフ..
・・・どうすればいいのかわからないことは皆同じ。

【ご案内】アイデアワークショップ in TRUN..
・・・ワークショップのご案内が上位に

東北道 渋滞情報
・・・東北道の渋滞情報は連休になるとかなり伸びます

ブレストのやり方【まとめ】
・・・「ブレインストーミング」の初歩はいつも求められています

6W3Hカード
・・・ビジネスアイデアを具体的なプランにするためのシート

東北大学に、新しいブックカフェ「BOOOK」
・・・青葉山メロンパンがえらいうまし。

ポメラ活用ソフト、2本
・・・テキストしか打てないなかに哲学があるツールです

高校で、アイデアワークショップをしてきま..
・・・高校生のワークショップは、鍛えられます

ブレスト、4つのルール
・・・ブレストのルールをシートにしたデータがDLできます

今月の特集に、アイデア・スイッチが選ばれました。
・・・出版から一年。誰かのお役に立てば幸甚です

2010年06月19日

早稲田大学に来ています

西早稲田駅を上がると理工があります。バタンランゲーシの研究会に参加しに来ました。実に興味深いです。お会いしたかった先生がいて、そのお二人に会えるという好機、しっかりお話しをうかがってきました。
最後にワークショップもあったので少しだけ参加して、と思っていたのですが、予想外に時間が押してしまい、体験せずに抜けることになりました。

バタンランゲーシは、トゥリーズの発明原理40と、思想的に通じるものがあります。

両者の良いところ、特に知識構造上の特徴を、よく比べてみたいとおもいます。
これから新幹線。300キロの移動です。

2010年06月18日

アイティメディアに来ています

東京は、大手町、日経新聞とJAのビルにきました。ここにアイティメディアさんがはいっています。夜に誠ブログの書き手の集まりがあり、来たのですが、早くつきすぎてホールで待ちぼうけです。

今は勝間さんの生中継中が行われています。扉の向こうからなにやらにぎやかな声が。Ustがでてきて、メディアのスタイルに幅が出てきましたね。

国際ビル時代の同社よりも、いろいろ受付なんかもよくなって、発展を感じます。IPOかぁ。ビジネスとか組織とか、拡大のとにある同社の未来をおもうと、これまた起業なり、と思います。

あっ、勝間さん。
意外と小柄です。

挑むとは、失敗可能性をもつ時間なり

新幹線にのり遅れて、今ある新幹線ホームにいます

新幹線を逃したのは一年半ぶりです。当時はシリコンバレーに向かう仙台駅を巨大をもってかけあがりましたが。今回は発券機が予約照会している時に時間になりました。それでもダメ元でかけ上がってみたのですが。

前回も今も似たものがあるとすればそれは、挑む、拓く、という心理があるように思います。

そして、その中では、失敗する可能性に飛び込んでみる、という行動につながるようです。

それには身軽でないといけません。自分の事業に自分で即断ができる行き方。
乗り遅れて次の新幹線、予約がないので自由席に座りしばし考えていました。

因みに、この車両に、今、わたししかいません。不便なものに暇あり。人も少なく、資源も余っています。あるいみ都会に対する地方のよう。早くついてカフェにいくかわりに、新幹線でこーひーを、というのもいいですね。都市やインフラに、活用度の濃淡あり。探して利用するのは意外と簡単かも。何かを一つ遅らせてみる。通勤の雑踏で半歩とまって見渡せば、何が見えるだろう。祭りのクライマックスの後、しばしとどまりて見よ。我何をみん。チラシ閑散期には、何かある?休刊日にはどう?クリスマスの翌日のレストランおむちゃや、給料日の前の銀行、連休最終日の旅行代理店、新入生対応の終わった衣類やさん、秋のプール、など。

あまりに脱線しました。この辺で。

はじめていらした方へ、を作りました。

ブログの体裁を大幅に変えました。複雑だった情報動線を単純にしました。基本的にはトップのアイコンだけでこれまでと同じ情報へアクセスができます(ただし、半分ぐらいの、ほとんどクリックされることのなかった情報へのリンクについては、そぎ落としています)。

また、始めてきた人がまず、わからないときに押してみたくなるように、「ここを押すといいですよ」的なボタンを左側にもうけました。それを押すと、下の説明シートがPDFで現れます。

はじめていらした方へ_石井力重の活動報告

上部の7つのアイコンは、情報動線(を意味するアイコンにしたつもりですが)を推察するのにも、役立つものになっています(たぶん)。

2010年06月17日

ブログの大幅な情報入れ替えを行います。

早ければ今夜にも、ブログの大幅な工事を行います。

2010年06月16日

立て込む時にだけ、できること

発想のコンテンツをつくっていて、時々思います。

その仕事一本だけをじっくり作りたい、と。

しかし、後で振り返ると、そのコンテンツが深く、定まった形をとりがちです。完成度は高いけれど、同じ受講者がたまたまいたら、どうかな、とおもいます。

立て込んでいるときに(たとえば、今は建築の要素パターンと、アプリのアイデアワークショップと、ある衣服のアイデアの講演を考えているところですが)、いろんなものが混ざります。作りながらお互いが刺激を与えて、新しいタイプのワークショップや、共通するエッセンスからシンプルで新しいフレームワークを作ったりします。

そして、熟練とともにはずれかけていたグランドルールとかも、いやおう無く、思い出すことになったりします。


※ 発想のプロセスの根底は、ある種のグランドプロセスがあります。

フェーズ0)テーマの再設定
フェーズ1)アイデア大量生成
フェーズ2)優れたアイデアの抽出
フェーズ3)アイデアの強化と具体化


フェーズ0は、テーマの発見、情報収集(インプットメソッド)なども含んでいます。

これらがベースにあるというのを、私はこの道に入るごく初期段階で整理して、「発想作業の地図」をもっていました。今もカードケースにいれていますが、ともすると、毎回のワークショップで必要な部分だけを全てだと勘違いしてしまいます。

自戒の念をこめて、ときどき思い出したいことを、思い出したので書きました。


立て込みの中で創る。それは、固まり始めた自分の殻をつつき壊すことができること。基本の型をしっかり持つ。しかしいくつもの型をもつ。そういうことをいつも思い出したいと思います。

4649は素数

4649、といえば、ヨロシク、の語呂合わせでよく知られた数字ですが、この4649もまた、素数なんですね。

最近、素数と建築とお話創作とアプリ開発について、同時にいろいろ考えています。

2010年06月15日

素数カードゲーム(試作品)

発想支援ツールではないカードツールなのですが、素数で遊ぶカードセットを作ってみました。

※ 音が出ます。ご注意ください。



このビデオの35秒から40秒のあたりに、がーっと切り替わるカードがそのカード内容です。50枚を5秒で見せているのでえらい勢いで切り替わりますが。

遊びを通じて、素数に親しみたい、というきわめてマニアックな人に向けて(そんな人、私しかいないかもしれませんが)作りました。

カードはどの国の言葉でも使えるように設計しています。

世界中探せば、素数カードゲームで遊びたい人が5人ぐらいはいるかもしれません。そういう人と、ぜひどうぞ(笑)



カード一覧を、
誠ブログの記事からダウンロードできます(数日間限定)




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