2010年06月08日

IDEO ブレインストーミング 7つのルール

IDEO

今日の誠ブログの記事用に、図案を作ったので掲載してみます。誠ブログで、ただいま、カヤック留学記を再掲しています。ただ、当時のブログでは文章がわかりにくかったので、文章の構造をかえています。内容的にはほぼ一緒ですが、ぱっとわかるように工夫を施しています。

http://j.mp/dkNYNE (http://blogs.bizmakoto.jp/ishiirikie/entry/418.html

”良いゲーム”の共通点

「知的活動のゲーム化」の事例には、良い作品が人知れず結構あります。

そういったものを仕事柄よく見るのですが気が付くことがあります。

そこにはサイコロやカードを使った「偶然性」と、うまくデザインされたプレイヤーのシンプルな行動「仕事を、1度に1つだけ」という”良いゲーム”の特徴が共通してあります。

(知的活動のゲーム化事例ではないですが、)例えば、モノポリー、ばばぬき、7並べ、ポーカー、ウノ、人生ゲーム、などは、そういう要素がいろこくあります。

或いは、オーソドックスなゲームに思考を拡げてみると、将棋、オセロ、というゲームもありますが、これは「偶然性」が低く、代わりに「対人の面白さ」が高くなっている、という構造をしています。

また或いは、だるまさんが転んだ、カンケリ、は、「偶然性」というよりは「身体的な物理限界のライン上で、対人の駆け引きを楽しむ」という構造をしています。頭脳でなく肉体要素が多くある点は特徴的です。

知的活動をゲーム化する時には、こういうオーソドックスなゲームが持っている面白さの芯を、パターンとしていくつか持っていると、発想の材料になっていいでしょう。

上にあげたものだけがすべてではないですが、列挙しておきます。

良いゲームの共通点

・偶然性(サイコロやカード)
・仕事を一度に一つ(シンプルな行動)
・対人の面白さ(対戦するゲーム)
・身体的な物理限界のライン上で、対人の駆け引きを楽しむ(ダッシュ、急停止)


 ↓

着想

未成熟なアイデアなのですが、書き留めておきます。

どのような会社や組織でも、社内のノウハウ、組織で共有する知的活動というものがありますが、それらを

「あつめて」
「ばらして」
「単純にして(枝葉をそぎ落として)」
「順に列にして(手順にして)」
「分岐は偶然の作用に任せて(サイコロの出目でチョイスして)」
「一度に1つだけ何かをさせる」

ような知識構造にすると、自然と、知的作業を学ぶゲームっぽくなります。

ある程度の知的な営みであれば、あげてみると大体ゲーム案として面白い可能性を持ちそうです。

例えば

  • PTA活動 → PTAバトルゲーム
  • 会議 → 会議カード・7並べ
  • イベントの準備運営 → イベント・ウォー・ばばぬき
  • 学習教材作り → 学習教材要素カード・花札
  • 産学連携 → 産学連携すごろく


とかとか。

情熱がなければ、プロの仕事であり続けることは難しい。

情熱がなければ、プロの仕事であり続けることは難しい。と、私は思うのです。損得とかをはるかに越えてするプロの背中には、感じるものがある、と思うのです。
posted by 石井力重 at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2010年06月07日

創造的な技法のグランドベースについて

今は、ある業界の新製品発想ワークを構想中です。

ちょっとメモをば。


創造的=「新規性+有用性」。

創造的所産=「新規性+有用性+実現性」。

創造的な技法のグランドベースは

『素を集め
 新しく組み合わせ
 有益解を見つけ
 実現性をあげる』


ことに集約される。

「不苦拾いワーク」(ワークショップ案)

昨日のブログの一部を切り出して、「不苦ワーク」部分を「不苦拾いワーク」としました。

■不苦拾いワーク

肯定的心理にはなるのが大変なときは、批判的思考から助走をしよう、という考え方のワークです。肯定的な状態の参加者が多い場合は、これはいりませんが、逆の場合に向けて、企画しました。


Work1
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不のつく言葉短時間に書き出す練習をします。不→不足、不満、不味い、不明など。


Work2
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次は「苦」です。苦しい状況から連想するものを、マンダラートで書き出します。苦しい状況といえば・・・、満員電車、梅雨のスーツ、給料日前・・・などなど。

(これで、連想やマンダラート技法を学びます)


Work3
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次の作業はライト&トンネルです。出てきた言葉を「六つのカテゴリー」に分けます。そして、そのカテゴリーの中にもっとないか探します。

(これで、6つのサーチライト=広い観点を学びます)


Work4
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3つのトンネルの先を探します。不味いならば、味がない、塩辛い、などへ。

(これで、発想トリガーの最も基本である「+化」「-化」「別へ」を学びます)


Work5
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6人で組になり、書き出したシートを回します。手元に来たシートを見て「多い」か「深い」を○印をつけます。

「多い」は、その不や苦が、社会の多くの人に当てはまるもの、をさします。

「深い」は、その不や苦に、ある種の人は非常に苛(さいな)まされているもと、をさします。ある種の人にとっては、多数回おきることであれば、それも含みます。

多くと深いの両方にまたがるものもあれば、どちらか一方にだけ当てはまるものもありますが、いずれもただの○で結構です。

(これで、アウトプットを分類する、という作業をします。判断遅延の心理様式のベースも学びます。大量に出し、後から選ぶ。という)

なおシートは、6人のテーブル内で一周させて戻ってきたら、終わりです。そこには、○が6つついている単語もあれば、少ないものもあるでしょう。ついていないものもあるはずです。


Work6
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○印が沢山ついたものは、反転させると、価値を創造できる、単語です。○印が多いものを、太枠で囲って際出せます(20個程度になるようにします。○印4つ以上を、と区切ってもいいでしょう。少なすぎるときは、○印3つに下げます)

皆でシートを真ん中に集めて、それらを共有します。

そして、これをひっくり返して、打ち手(改良案、アイデア)が出そうなものを、おのおの3つ選びます。(重なっても結構です)。


Work7
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企画チームになったつもりで、アイデアスケッチを3枚描きます。

A4の紙、1枚に1アイデアを書きます。
書き方は、太いペンで、大きく、「アイデアのタイトル」
その下に、3行程度、そのアイデアの補足もしくは詳細、を書きます。

5分程度の時間を設けて、様子を見ながら3分ずつ延長します。

3枚(1枚に1つ、合計3つ)のアイデアスケッチが書けたらおわり。

(これで、アイデアをラフに書き出す、言葉にする、という作業を学びます)


Work8
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6人の中でスケッチを、まわして、「面白い」もしくは「広がる可能性がある」と思うものに☆印をつけます。

中には、非常に沢山の星を撮るものが出てくるでしょう。

(これでハイライト法を学びます)

シートをテーブル中央に集め、星の非常に多く付いたアイデアについて、提案者が説明し、皆でそのアイデアのその上にさらにアイデアを創るように簡単なアイデアだしをします。

(ごく原始的なブレインストーミングを学びます)



肯定的な心理になれないと、発想法ワークは結構きついものですが、批判的・否定的な心理においてできることから初めて、徐々にそれをアイデアとして活用する方向に持っていけるよう、こんな感じでならしていくといいかもしれません。(この方法が肯定的な心理を持っている人には、かえってマイナスかもしれない可能性があることは、懸念が残ります。いつかどこかで試してみたいと思います。)

2010年06月06日

目的のない参加者にも楽しんでもらいたい

最近いくつかの場から、目的の無い参加者の存在に気がつきました。

私が行うワークショップは公募のことが多く、そうした参加者さんはいなかったのですが、最近、強制参加の講座枠に招かれてお話しして、その場に目的がない方がいる、という事実に気つきました。

聞けばどの講座にもくるけどでていってしまうかたがおられるそうで、、そのかたの身になって、思いを巡らせていました。

万人に価値を提供できる、とおごらないこと。戒めに考えつつ。

昔、私が尊敬する企業の創業者さんにお会いしたことがあります。彼の深い愛とともに印象に深く残っているのが、

万人を救おうとはしない。目の前にいる人に全力を尽くす。

というもの。でも、この言葉は、彼を取材観察したライターさんが、代弁した言葉であり、ご本人は広い人間愛に満ちた方でした。

私はこれを、戒めにしています。

あるばでは満足度97%だったとしても、それは相手が素晴らしい学習意欲の人ばかり、たまたま、いらしただけのこと。

どんなばでも、一人でも聞いてくださる方に一つでも何かを渡せたら幸い。その姿勢の上で、多くの人に楽しんでもらえる工夫を。
自分が何でもできる、と勘違いし、尊大にならないように、しなければ。


では、工夫を。



_以下は翌日のブログで、ブラッシュアップたものを掲載しています_



■不苦ワーク
肯定的心理にはなるのが大変なときは、批判的思考から助走します。マンダラートを不からはじめて短時間に書き出す練習をします。不足、不満、不味いなどなど。
次の作業はライト&トンネルです。六つに分けて周辺にもっとないか探します。3つのトンネルの先を探します。不味いならば、味がない、塩辛い、などへ。

これらを回して多いか深いをマークします。○と□。
さてこれは反転させると、価値を創造できる、単語です。企画チームになったつもりで、アイデアスケッチを書きます。まわして☆をつければ優秀アイデアがでます。

こんな感じでならしていくといいかも。です。

新緑の椅子

2010060613150002.jpg小高い丘が近くにあります。

こどもたちを遊ばせてしばし考え事とか読書とか。
杜の都仙台は梅雨入り前に最高の天気を謳歌しています。

イエローオーシャンがいい。半歩新しいを狙え。

気づきメモ。

半歩新しい、でよい。ブルーじゃなく、イエローオーシャン。

メガトレンドの傍流を行け。レッド、but、ビッグオーシャンから遠く離れた誰もいない場所じゃなく、隣接した逆潮を。

同時代性。時代の気持ちを体で感じ、寄り添い、すこしガイドする。

2010年06月05日

iPhoneアプリのアイデア創出ワークショップをしてきました。

送信者 石井力重の活動報告


今回のワークショップは、かなりの成果をたたき出しました。多分この中から実際に、かなりユーザに受けるアプリができるネタが出たと思われます。

ご参加いただいた皆さんには追って主催者さんから全アイデアや「動詞のリスト」がいくはずですのでぜひそれをアプリ開発の際の「アイデア・ブック」として活用してください。

講義スライドは前日のブログをご覧ください。

2010年06月04日

アイデア創出ワークショップ ( for iPhone )

本日、夕方〜夜に、アイデア創出ワークショップ(iPhoneアプリのアイデアを大量に創出する)を行います。

そのスライドをここに掲載しておきます。

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■ 講義スライド

アイデア創出ワークショップ ( for iPhone )

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発想のプロセスや本質、というのは、分野を越えて同じなのですが、分野ごとにおかれている環境が違ったり、つかえるものが違ったりするので、発想技法とかワークはそれぞれに違うように見えます。本質はあくまでも一緒で、個別の状況を勘案して、ワークを展開する、といったことを、私はしています。

農産品からiPhoneまで。毎日違う業界で、刺激的な日々です。

2010年06月03日

某電力系企業さんで講義をしてきました。

今日は、東北のとある電力系企業さんの研修で講義をしてきました。テーマは、アイデアのつくり方です。TRIZとBrainstroming系手法をミニワークを織り交ぜながら実施しました。

皆さん、真剣に受けてくださって、私も今日は始めて風でのどを痛めた状態の講義でそれだけにいつも以上に、全力でお話してきました。

アイデアを出す。創造的な力を使う。

このことは、今後複雑になる5年間、と予想される世界情勢の中で重要なスキルとなる、と考えられています。遠くを見据えて、毎日全力で、創造工学の知識を伝えていきたいとおもいます。


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講義スライド

アイデアのつくり方100603

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2010年06月02日

品川のコンサルティング会社さんを訪問してきました。

品川に、ある開発工学系の技術で非常に優秀なコンサル会社さんがあります。今日はそちらを訪問してきました。

ある種のイノベーション関連の事業に乗り出すということで、石井に声がかかったというしだいです。もともと面識のあった方でしたので話はスムーズに。来月後半に早速、ある仕事をすることになりそうです。

創造的な人や組織が次々と生まれてくる社会を創りたい。アイデアプラントの理念に叶うことであれば、たいていの場合はお引き受けしています。特に私達しかできないことであれば、それは使命だとおもって、二つ返事でお答えしていますが、今日もそうでした。

新しいタイプの研修プログラム形式を一緒に提供する仲間となりえる人々との出会いが最近、増えました。ありがたいことですね。

教育は「未来に明るいものがあると想起させること」なんだと私は思います。かつ教育の要諦は「はじめに本物を与えること」だと信じています。

聞いてくださる方に一つでも役立つことをもってかえってもらえるよう、精一杯取り組みたいと思います。



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