2010年07月29日

演劇の手法が興味深く

昨日、あるところでの研修で演劇の手法をいかして創造的思考を、という話題が出ました。その時にある方が言ったのがとても興味深かったです。

「演劇の世界のやり方で、こういうのがあります。同じ文章をある場合は”喜劇”で読み合わせする。ある場合は”悲劇”で読み合わせする。たとえば、走れメロスのような作品を、喜劇、で読み合わせるとか、悲劇、で読み合わせるとか。作品は同じでも随分違うんです。」とのこと。

インプロビゼーション(即興劇)については随分前から話に聞いて興味があったのですが、ある意味、コンテキストが偶然の展開を重ねて創造されていく中で、そのコンテキストに会うように、直前の情報要素に、自分の即興で生成する要素をつなげていく。そういう部分には、「コンテキスト+コンテンツ=メッセージ」の構造にみる創造の構造が垣間見られるようで興味深いです。

古典の文章に、喜劇、というコンテキスト(流れ)を入れ込んで展開したり、悲劇、というコンテキスト(流れ)を入れ込んで展開する。これは、簡単なワークショップの準備運動にもなりそうです。すこし演劇の世界を取材したりしてみたいなぁと近頃思います。

技術的ブレークスルーノート

TRIZを適用する。技術的課題を解く。
そういう作業にはいろんな前提知識がいります。
宮城TRIZ研究会では、そういう部分を一切はしょった説明を
地元中小企業さんから求められているのを感じていて、
それにあったワークブックを作りました(正しくは2年前に)。

それを掲載します。

いまだとiPadにいれたi文庫HDあたりでみてもらうと、
結構電子書籍っぽい感じで楽しんでもらえるかもしれません。

ただし、ワークブックですので、書き込んで使うことが前提でつくっていて、電子書籍アプリの書き込みしにくい現状では、片手落ちかもしれませんが。

お手数ですが、A5に印刷して現場でわしわし汚しながら使ってもらえたら幸いです。


 
 TRIZ_技術的ブレークスルーノート.pdf

Run、Think、Make

仕事の3要素を、私の仕事の三要素を、中学生レベルの英語単語で言うと、こうかな、とふと思いました。

■Run

発想ツール開発のためには、いろんな知の交流やアイデアの混ぜあいが必要で、あちこちに言って、いろんな人と合います。ワークショップやアイデアワークの設計のためにもいろんな場所へ次々と。

■Think

アイデアの熟成、未成熟な着想を創造的所産レベルに引き上げるために、知的生産の時間が、それもかなりまとまった時間が費やされます。走ってから考えるフェーズに入ると、大抵半日ぐらい、眠くなります。

■Make

アイデアは形にする。インプットはアウトプットにする。Creationというとハードルをあげてしまうので、あえて”作る”としたいところ。既存のものを新しい解釈で、とか、Editだって、十分ありです。また、オリジナルのアイデアについてのワークでも、初期的なアイデアを講演に使える「スライド」にするとか、「簡単な試作品」にするとか、そういうMake段階へ。


私の経験則ですが、アイデア(考えたこと、頭の中で生産された何か)は、インプット-アウトプットのセットにすると、社会に残るようになります。

もっと踏み込んで言うと「私がした仕事が、私を離れて社会に残ってくれるようになる」ようです。ブレスターや智慧カードはその最たる例です。誰が作ったかなんて忘れ去られたってよくって、それが未来の誰かの新しい取り組みに少しでも役に立つ、ということが、うれしい、わけです。作り手としては。自分がこの世の中にいなくなった後にも、意思が残るのって素敵だと思います。私は。


□次はまたR

作ったら、また、Runです。あちこち走って製品化。製品になったものを必要としてくれる場でワークショップ。


なお、製品(発想支援ツール)ばかりがこのRTMの対象じゃなくて、知的コンテンツも対象です。たとえば創造工学の範疇にある各種の発想技法、創造技法を、現代的な実践可能なワークショップにするとか、誰かのノウハウを依頼を受けて、シンプルなアイデアワークのプロセスにするといったことも含め。

不便の便利なところ

今日は、iPadでプレゼンを作っていました。

あまり早く文字は打てませんがそれがいい。
考えて必要最小限を打つようになりました。

写真の貼り付けはできます。
動画はできないようです。
オートシェープに相当するものも、無くは無いですが
なにぶん、指で操作するので、単純なものしかできません。

なので、本当に見せたいものを1つか2つ、印象付けにのせるだけ。

不便ですが、それが便利だとおもいました。

もちろん、内容によってはまったく追いつかないですが。
特に吐き出す形式はキーノートかPDFゆえ
Winユーザにはきついものが。
フォントもかわりますし。
posted by 石井力重 at 14:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 道具考/iPad

2010年07月28日

瀬尾さんとアイデアを話す

??.jpg



先週、面白法人カヤックの瀬尾さんとこにいってきました。
瀬尾さんはIdeaPodの開発者でもあります。
写真手前左です。
右は仙台出身のカヤック社員のサックマン氏。
シリコンバレー訪問時には一手に翻訳を引き受けてくれました。
場所は同社の一階ボウルズです。
一緒に飯でもということで生シラス丼をいただきました。
ちなみに、たまたま、やなさわさんもいました。
チラッとうつっています。

内容は、"iPadも出たし、なんかいいものできそうじゃないですか、とりあえず思いつきベースのよもやまばなしでも"といったトーンです。瀬尾さんに会いに行くための口実なので、iPadでもなんでもよかったのですが、一応。

瀬尾さんにとってはいい迷惑かもしれませんが、創造力の豊かな人と出来るだけアイデアの混ぜ合いをしたいんです。だからあって話が出来ればテーマはなんでも。

瀬尾さんの話を聞いているうちにいくつかのアイデアが出てざっと話し合って、私は満足して帰ってきました。

何を話したかは書きにくいですが、もし形になったら、面白いだろうなぁ。

真夏の鎌倉、気持ちいい夏の日差しと海が近いので都内よりも涼風があって、いいところでした。鎌倉にくる度にいい環境だとおもいます。

誠ブログでミニ・アイデアワークショップ

はちのすボードで、ミニ・ワークショップをしました。
詳しくは後日。先ずは写真と創出されたアイデア内容をアップします。

makoto_blog_ideaworkshop_20100723.pdf

一億人いると

一億人いると、○○に困っている人・組織、が、必ず一定量いる。○○がニッチだと、困り人数は少ないが、提供サービスも少ない。サービス提供者がすべきは、広く知られること。その前に、新規参入者が及ばない品質の仕事をすること。その前に、顧客と仕事を本気で愛すること(と思います)。
posted by 石井力重 at 06:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2010年07月26日

アイデアの上位概念もどし

TRIZ系の手法にUSITという手法があります。中川先生の整理されたUSITオペレーターの最後に興味深いアイデア創出プロセスがあります。

とても汎用的で、かつ、普段、無意識にしている代替案を発想する作業を定式化したものともいえるかもしれません。

ここにフォーカスして一つの手法としてご紹介します。(ただし、私なりに、他の発想技法の専門家さんとディスカッションしてアレンジしています。タイトルも取り立ててネーミングして見ました。正確な表現は中川先生のUSITトレーニングコースに参加されるか、書物をひもといてください)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アイデアの上位概念もどり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先ず、課題(Aとします)があったとします。それに対する具体的に実行できるアイデア(idea1とします)が発案されたとします。

この後、このアイデアの周辺に潜むアイデアを次のような方法で発掘していきます。

【1】アイデアを上位概念化する。
  (具体的な実行はできないレベルでいい。)
  (上位概念化には自由度が沢山あるが、
   課題Aを解決するように上位概念化する)

【2】その上位概念に当てはまるアイデアを発想する。
  (具体的に実行できるレベル)
  (具体化には自由度が沢山あるが、
   課題Aを解決するように具体化する)

【3】【1】と【2】を繰り返す。

このとき、上位概念化【1】と具体的アイデア発想【2】を2個ずつ発想すると、あっという間に広がります。


アイデア1
 →上位概念1、上位概念2
  →アイデア2,3、アイデア4,5
   →・・・

アイデア1から数えて、2度目のアイデアは4、3度目のアイデアは16
(上位概念は1度目で2、2度目で8、にもなります。)

僅か数段、繰り返すだけでも大量のアイデアが出されます。

「新製品の販売促進」のために「製品を使ったワークショップをする」という”課題”と”アイデア”があったとして、これの周辺にあるアイデアをざくざくと掘り起こしてみます。

課題A:新製品の販売促進
idea1:製品を使ったワークショップをする

上位概念1:優れた効果を体感する
上位概念2:使い方を覚える手間を省く

アイデア2:代表ユーザに体験してもらいUstでリアルタイムに流す
アイデア3:グループを作ってもらい中期間の無償貸し出し
アイデア4:ビデオマニュアルを入れたiPod touchのプレゼント
アイデア5:買うと魅力的な声の異性オペレータや執事やメイドさんコンセプトのオペレータが1時間フルレクチャー。おしゃべりにも付き合ってくれる。

こんな感じに広げます。

実際は、この後、上位概念3〜10(計8個)出して、さらにアイデア6〜21(計16個)出していきます。この辺まで来ると、当初のアイデアの周辺探索としては非常にリッチなアイデアの掘り起しができていてる状態です。

なお、途中で同じアイデアが別のところの中にも出てきますが、それでも結構です。ある程度アバウトに捕らえて、次々とアイデアを広げていくことに力を注ぎます。周辺を掘れば違うところから同じ要素がでてくることはざらにあるわけで、出てくれば出てきたで掘り出して、次のステップにさっさと進んでしまうほうが、実利的です。

なお、これを、「上位概念もどし」と表現しましたが、私なりの表現でこう書きました。明確な名称がなく「アイデアの一般化と具体化を繰り返す」というプロセス名で呼ばれているものです。

結構日常生活に中に使えます。休日の過ごし方(楽しみ方)、他にないかな?というときとか、何か使いにくいものの改善の方法を考えるときなど。続きを読む
posted by 石井力重 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ



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