2010年12月31日

朝日新聞の記事になりました(TRUNK、アイデアワークショップ)

少し前のことですが、朝日新聞の9月23日の紙面で、TRUNKでのアイデアワークショップが記事になっていました。

新ビジネスは「卸町発」
 勉強会開きアイデア集積場に

http://mytown.asahi.com/areanews/miyagi/TKY201009220568.html
朝日新聞(2010年9月23日)

今年の終わりぎりぎりに、気が付きました。
取材してくださった記者のHさん、ありがとうございました。


追記:

この勉強会(アイデアワークショップ)は、年度内(=2011年の1月、2月、3月)まで続く予定です。その後については全く未定です。もしご興味があればぜひ年度内においでください。無料です。

新年最初は、1月20日、「ストーリ要素カード」という道具を使って、物語を発想するワークショップです。ビジネスパーソンとクリエーター、そして、どなたでも、ご興味があればぜひおいでください。
詳細 http://e4cw.sblo.jp/article/42183918.html

今年一番最後に、できた趣味


折り畳みギター作家の島野さんを取材して、その際に島野さんから、楽器を始めてみませんか?ということで、楽器を理解するための手ほどきをいただきました。ブルースハープは小さくてどこにももって行けて、もしかしたらワークショップの時の新しい何かの道具にもできるかもしれないし、これは面白そうだと思い、初めて見ることにしました。

もともと、アイデアプラントの中の「何かを作る」コンセプトの中には、音楽や歌のようなものを通じて理念や知識を伝えるということも、アイデアとして含まれていたので、ある意味、開発用資料として、楽器を手に入れることも考えにありました。ギターのようなものでは場所を取りすぎて開発の打ち合わせの場に持っていくことができないので、電子アプリをなんとなく触ってみていたのですが、ブルースハープならば、いろいろ展開ができそうです。

アイデアワークショップでは、いろいろと刺激を生み出すようなアイテムを導入して、楽しく展開しているのですが、楽器があることでたらしいワークコンテンツが作れるかもしれません。具体的にモノがあればきっと何か思いつくでしょう。

島野さんと、昨日今日と、ずっとやり取りをして、「好きなアーティストの、吹きたいハーモニカのある曲を口で探ってまねするのが石井さんの場合は一番いいでしょう」とアドバイスをもらって、サザンの「夕陽に別れを告げて」がいいなぁと思い、ハーモニカのタイプを相談して決めました。(ハーモニカはKeyごとに違うものがいる楽器なで、この曲のハーモニカはDなので、冒頭のはーもには「D」のタイプを選んでいます。

今年一番最後(2010年12月31日)にできた趣味です。

”趣味”といっても、アイデアプラントのコンテンツの開発とワークショップへの活用を考えると、開発的な仕事として、しっかり時間を取って取り組むことなので、かなり熱心にやるでしょう。

かつて、デザインの素養の最低限の所を友人がトレーニングしてくれましたが、今度は音楽の素養を身につけてみようと思います。2011年の取り組みテーマが早くも一つ、できました。
posted by 石井力重 at 01:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2010年12月30日

智慧カードで学ぶ発明原理40(電子書籍サンプル版)

TRIZのカード(智慧カード)の黄色い本のサンプル版を電子書籍の形式で、公開しています。

(iPad、iPhoneでも閲覧できそるそうです)

来年、条件が整えば、電子書籍でリリースすることも検討しています。


(追記:パートナー企業のマグネットデザインさんの中では、制作、プロモーション、本の作成、そして最近は電子書籍の技術など、必要なコマがそろっていますので、この黄色の本だけじゃなく、彼らの事業展開上、面白い電子書籍サービスが展開されるかもしれません。このサンプル版も、気が付いたら作ってくださっていたような感じのスピードです。)

posted by 石井力重 at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2010年12月29日

商機、数限りなく

ふと、思い出してメモします。

もうこれから商売をする余白なんて市場にない?否です。

商機は実は世の中に、ごまんとあります。
商機は見いだされ、放置されています。

大企業には小すぎる市場規模は
市場調査の結果、放置され、言及されることは
ありませんが、ベンチャーにとっては開拓しがいのあるフロンティアです。

開発してみたら、自社の商品と共食いするので
製品化をあきらめている知財が企業にはあります。

満遍なく、見いだされ放置された事業機会がある、
という目でみると、社会に中にさまざななチャレンジフィールドが、
見出せます。


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追記:

大企業が、事業化検討を進めていって途中で諦めたものの中には、そういうものが含まれます。講演や開発に関する学会などで、開発中止のテーマがでてきたら、それは大きな(しかし大企業にとっては小さすぎる)ビジネスチャンスがそこにあった、ということの印、かもしれません。

2010年12月28日

未来の自分への作業指示書を

休み前に、しがかり中の仕事がたくさんあって、どれも完了できないままで、何かすっきりしない、という時のために、いい方法があります。


休み明けの自分へ、作業指示書を書いておく
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・ざっくりしたToDoメモではなく、他の人が代理処理ができる位に、書きます。
・仕事も案件ごとにフォルダに入れて、それぞれに作業指示書を書いておきます。
・特に書いておくべきで忘れがちなのは、「電話で話すべき内容」です。

折り返しの電話を待っているまま仕事納めになってしまった、なんていうことが営業部門ではよくあります。メールを送る人もいるでしょうけれど、電話で相手の答えを聞きながらしか進まないこともあります。そういう時に、「○○さん、電話」と書かないで、伝える項目、オプションとなる相談要因、聞きたい情報、会話から得たい結果などを、電話をかける(うける)未来の自分に向けて、作業指示書として残しておきます。

これらは、万が一にも、お正月明けの一週間、インフルエンザで休んだ時に、実際に人に渡る可能性もあるので、Todoの具体レベルの内容と、その意図(目的)を、明確にかいておくようにします。

これをしないで、なんとなく打ち上げに行ってしまうと、29、30日も出社し、さりとてさほど何もできずに残務処理をするでもなくいてしまったり、大みそかまでやきもきしてしまいます。

そして、それは、かなり損だったりします。そのあとのお正月で結局、気がかりなことは、かなり忘却してしまうので、心にやんだ状態ですごした年末三日間は丸ごと、無駄になってしまいます。紙に書き出し、すっきり忘れて、遊ぶ、休む、やっておきたかった勉強をする、というほうが、個人レベルでも会社レベルでもとても生産的です。

10分ぐらいで終わる仕事は別にして、仕事納めの今日、定時(17時)までの時間は、未来の自分への作業指示書を書く時間にあてて、一月4日から、全力で再加速できるようにして、すっきりと、終わりたいものです。

私は20代のころ、商社で働いていのですがその時代には、まったくそういうことはできなかったので、実際はなかなかそんな風に行かないことも経験として知っています。実際はどうしたかというと、この未来への作業指示書を、結局翌日に出社して、書いていたりしました。ならば仕事納めの午後の時点でやっておけばよかったと思ったものです。また、もっと若いころには、しがかりの仕事がきになって、自宅に持って帰って交渉案件のことを考え続けてお正月を過ごしてしまったことがありました。その間、自分の学びたかったことを学ぶことや友人と思いっきり遊ぶこともできたはずです。

休むときに深く休める一つのコツとして、作業指示書を未来の自分に向けて、具体的に書いて、仕事納めすることを提案してみました。


― ― ―

ちなみに、私は今は、アイデアプラントという「好き」なことをできる職を作り出したので、年末年始も、思いっきり仕事です。でも、それは遊びであり、学びであり、人の役立つことであり、仕事でもあるようなものなので、昔の状況とは違います、好きなことへの没頭なので好んで仕事を続けています。ただ、それでも作業指示書は書きます。帳簿付けとか、事務的な処理の事(たとえば、来年、確定申告前に、税務指導を受けるときまでにするべきこと)は、作業指示書を具体的にかいて、年末年始はすぽんと、忘れてしまうようにしています。

振込手数料をあちこち調べてみました

年末、銀行から振り込みをする作業を自分でしてみようとして、振込手数料には、銀行ごとに違うことをしりました。そして、振込の方法によっても違う、ということを知りました。

仙台圏で、便利な金融機関の、手数料がわかるページを調べてみました。

(カッコ内は、他行あて、3万未満の金額をメモしています)

仙台銀行
http://www.sendaibank.co.jp/fee/index.html#a03
(業務時間内、ATM利用、カードと現金とも420円)

七十七銀行
http://www.77bank.co.jp/tesuryo/
(ATM利用、カード、315円)

東京三菱UFJ
http://www.bk.mufg.jp/tesuuryou/furikomi.html
(ATM利用、カード、262円)

ゆうちょ銀行
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_furikomi_1.html
(ATM、カード、210円)
(※ ただし、県庁への振込などでは、制限がある模様)

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追記:

いま、年末ですが、銀行で振込などをしてきました。さすがに住宅街の八木山あたりでもえらく込んでいますね。

分かったことがいくつかありました。

・ゆうちょ銀行は他行への振込には、カードか通帳がいる(現金での振込がない?)模様です。

・宮城県庁の機関へ支払う費用は、指定銀行(77銀行)から振り込めば、手数料が要らないとのこと。
・それを、ATMから振り込もうとすると、どんなに処理フローのボタンを押して行っても、見つけられない(あるいは、窓口だけなのかもしれない)ので、初めから窓口にいくのが得策のよう。(手数料は無料なので)

以上です。
posted by 石井力重 at 13:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

「網羅的なパターン要素」で「よく知っているものを分解する」作業は、新しいタイプの学ぶツールとして応用が効くのではないか

6月ごろのブログを見ていて、ふと、着想がありました。

ヒットしたゲームをパターン要素で分解 http://ishiirikie.jpn.org/article/39355001.html

網羅性のあるあるレベルでの分類項目で、具体事例を要素分解するだけでも結構、学びがあります。ここでは、36のゲーム要素パターンを要素にして、ヒットしたゲームを分解しています。


この「網羅的なパターン要素」で「よく知っているものを分解する」作業は、新しいタイプの学ぶツールとして応用が効くのではないか、とふと思いました。

こどもに学習眼を与えるナニカを作れないだろうか、と思います。

例えば、ユニバーサルデザインの要素(詳細版のUD資料には、30以上の要点があります)を子供に分かる表現にして、カードとして持たせます。そして目についた面白い遊具には、どの要素が使われているかを選び出させます。毎回多分、複数枚がえらばれるでしょう。それを対象物とカード群で写真に収めていく、というのは、どうだろうか、と思いました。(これだと、夢中になれる要素がないので”すべてのパターン要素をこの街の中から見出すぞ!という目標をつける、などの工夫がほしい所ですが。)



4%とは何か

上位4%、という数字についてすこし思い浮かんだことを書いてみます。

アイデアワークで、ハイライト法をすると、スターアイデア(3/4以上の人が賛同するアイデア)が、4%ぐらいあります。この量はどういう量なのだろう、とおもっていました。3%か5%のほうが収まりが良さそうな気もしますが、データは4%を示しています。

1つ、関連付けたいことが、「20:80の法則」です。沢山のものの中のすべてが均等に重要であるわけではなく、上位20%が全体の80%の価値を生み出している。というこの構造。法則として成り立つものもあれば、そうでない物事もありますけれども。

この20%の中に、更に、「20:80の法則」を適用すると、4%が出てきます。

”大事な物(上位20%)の中でも、更に大事なものが4%”

であるのかもしれません。

これは、関連付ける根拠がないので、「かもしれない」論でしかないのですが。


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2010年12月26日

東北の高速が通行止めの時に

東北では例年よりも早く、量の多い降雪が起きています。年末まで続くそうですので、役立った情報をまとめておきます。


■高速道路

Nexcoの情報サイト「ドラぷら」
http://www.driveplaza.com/dp/RoadInfo
東北の所をみると、チェーン規制、通行止め、が分かります。チェーン規制は、スタッドレスタイヤ装着車なら走行できますが、ノーマルタイヤなら、チェーンが必要です。稀に全車両チェーン規制がでます。この時は全車両に必要になるようです。


■一般道

国土交通省の東北地方整備局
http://www.thr.mlit.go.jp/
通行止めや、それに近い大規模渋滞が緊急情報で掲載されます。高速を降りて迂回路を行く時、大型車やノーマルタイヤの車が一般道でスタックする事が起こると、その道は麻痺します。すぐに復旧する時ばかりではなくよるから翌日昼まで動けない事もあります。


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蛇足です。

今回、西会津の峠越えの際に、通行止めになり300台が一晩、豪雪の中、立ち往生という事態になりました。私もその現場にいて、すんでのところで脱出できました。そのあたりのことをメモしておきます。


□いける所までいって、一般道へ降りる、の厳しさ

高速をおり、車で雪の峠越えをする時に、磐梯山から新潟方面にいく時に二箇所の難所があります。国道49号を西に進み、会津若松に至る手前の十キロ辺りは、周囲に比べて風雪が強く気温もぐっと低くなります。高速通行止めぐらいの時には、道路は積雪の下にアイスバーンがあります。アイスバーンには大型車のチェーンが削った深いくぼみが連続してあり洗濯板の上を走るようなひどい振動が有ります。ワイパーは氷がついてうまく水滴をかいてくれなくなります。また、西会津に至る峠も降雪が多くスタックする車がでて通れなくなることが有ります。

なにより、高速が雪で通行止めになると、通行止めのインター出口はひどく渋滞します。出口二キロ渋滞、ということで並ぶと、場合によっては、その二キロ渋滞を出るまでに二時間近くかかります。その間、降雪がひどくなるとあふれでた車で、一般道も激しい渋滞や坂道でチェーンをつける車があちこちにいて混乱した道路状況で、時速十キロでの進行も厳しくなることが有ります。

もし、多少のコストで行程を変更できる時には、雪山の峠越えを、しないで済むような選択肢を作り出す方が賢明でしょう。事故リスクは通常の何倍にもなります。ホテルにチェックインして朝を待つ方が、結果として安くつきそうな晩もあります。ロードサービスを呼んで数万円を払って救出されたり、雪にハンドルを取られて大破すれば積雪の中、エアコンのかからない数時間を同乗車にも強いることになります。数人でホテルに止まって払う費用は事故処理より確実に安いでしょう。

大きなリスクがあるとしても、いかねばならない状況もあります。その時には、走れそうな速度の八割で進む。ということをオススメします。それだけで回避できる事故がいくらかあるでしょう。少なくともスタッドレスタイヤであることは最低条件ですが。



□地理的な事として

東北地方の日本海側と太平洋側を行き来する時にどうしても背骨となる山脈を超えないといけません。福島を横断する時に磐梯山から西会津あたりがその山で高速も高低差があります。会津は周囲の降雪とは別のレベルで振っており、油断して入ると驚きます。高速通行止めで、した道をいく時は、雪の峠越えがあるという心構えが必要です。

宮城と山形を横断する時には、山形道をこえます。笹谷峠のあたりがピークです。仙台から山形に抜けて新潟の方へ抜ける場合、山形道は山形の街中で降り、一般道を西へ西へ行きます。小国(山形)のあたりが二つ目の山越えです。降雪時に通った事はありませんが、かなりの降雪量がありそうです。


□雪の峠越え、準備

どうしても行く。という選択肢を選んだのなら、通過する街や、出発時点で、ちょっとしたことですが、準備しておきたいものがあります。ただし、体験して見た私の私見ですが。

1.ガソリンを満タンに
2.携帯用トイレ、複数
3.飲み物
4.糖分
5.防寒着
6.手袋
7.替えのワイパープレード
8.100ボルト変換の器具

長時間の通行止めの停車時に、厚着をしてエアコンのパワーを低く抑えます。かつ、いつでも一定時間、車外で作業ができる服装でいます。昔蔵王で経験したのですが、登りのアイスバーンで四台の車が玉突きをして、車中で待機しないといけない時がありました。そこに上から乗客の乗ったままのバスがゆっくりと、横滑りしながらずり落ちて来ました。体当たりされたら谷底へ車が落ちる!と思って皆逃げました。事故車両の近くにいて挟まれるのは危険ですから高台へ。寒さで服を取りに戻った人が挟まれました。幸い開いたドアが支えになってその人は無事でしたが危ない所でした。峠越えをするなら、車から雪の中へ出る、という心構えを持っておくべきでしょう。スタックしたら同乗車は降りて押す役目があります。

吹雪の中を行くとワイパーに氷がついてうまくクリアにならないことが有ります。ブレードごと交換できると早いでしょう。

後は、ライフラインの携帯電話やモバイル機器の充電が、耐久戦には必要になります。情報を集めたり、連絡していると、あっという間になくなります。情報を持っている人は、より最適な選択ができます。充電器をもっていても車のなかにシガレットソケットから100ボルトをとる変換器が無いと、アウトです。通信電波の弱い所では、インターネットの閲覧にひどく時間がかかります。届いていない地域にいくと、探し続けてより電池が消耗します。緊急情報などが入らない状態というのは、過酷な状況下ではとても危ないことです。

(引き返す勇気、も必要ですね、と友人談。そうですね、無事であることの有難さを考えると、引き返す判断も、とても大事な携行品かと、おもいます。)

2010年12月23日

ワミー。子供と同じ目線で没頭

ワミーという知育玩具がなかなかよく出いていて、ワークショップに、子供との遊びに、活用しています。

子供といろいろ作っている中で大人が没頭するような、楽しさもあります。規則的につないで行くほかに、歪みを持たせたつなぎ方を周期的に作っていくことで、予想していない有機的な形を作り出せたりもします。

ishiirikie_blogDSC05610.jpg

これは、私がつくった作品です。



細胞の中の小胞体っぽいようなものができました。

ishiirikie_blogDSC05620.jpg

妻が作った、植物のようなものです。

ちなみに、どうしてもつながらないピースが一つだけありました。

ishiirikie_blogDSC05631.jpg

よく見たら、先端が熱か力かで、つぶれたような感じになっていました。なんとか使えないかなと思って穴に入れてみようとしたのですが、はいりませんでした。ちょっと珍しいエラーだなぁと思いますが、これはこれでなにかの遊び要素として使ってみようと思いました。

(追記:どうも、子供が噛んだのかもしれません。写真を撮る直前に子供に遊ばせていただのですが、今見たら、別のワミーに歯形が見つかりました。製品のエラーではなく、子供が噛んで潰したのかもしれません。)

こどもが、飽きずにいろんな形を作るこのワミー。シンプルなパーツに見えますが、実に多様性をはらんだよいピースです。


ワミー



posted by 石井力重 at 14:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

TRIZで発想するワークショップを行いました

12月20日、TRUNK(仙台市若林区、クリエーターのシェアオフィス)にてアイデアワークショップvol.10を、行いました。

これは毎月行っているワークショップで、毎回、企業の方やクリエータの方がいらしてアイデアを出し合うワークです。

今回のテーマは、「ブレークスルー」です。発想手法はTRIZ(トゥリーズ)を用いました。

TRIZについては、一言でいうならば、技術的な分野のアイデア創出を強力にサポートする思考道具です。工学分野のアイデア発想法、という表現をすることも決して間違いではないのですが、TRIZは、アイデア発想法という領域を超えて、課題の分析ツール、思考のフレームワークなどの面も持っているので、「発想法ではない」と表現する方もいます。正確に言えば「発想法だけではない」というべき、範囲の広さをTRIZを持っています。

今回の内容は、いつものワークショップとは、若干違うテイストでした。いつもは75%の時間はワークですが。今回は、TRIZという知識の伝達も大きな要素でしたので、ワークの時間は50%ぐらいでした。

ワークショップ&ミニ講義のコンテンツは以下です。

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1)TRIZって?

  エンジニアの発想ツールのTRIZ

 

2)新しい携帯電話のアイデア

  智慧カードで、発想ワーク

3)あの製品、次の世代ではどうなる?

  技術の進化トレンド

 

4)新しい文房具のアイデア

  セルフXで、発想ワーク

 

  理想解という発想法、具体要素〜セルフX



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私は、アイデア創出の支援の中で、TRIZについて解説する機会も結構ありますので、基本と活用を踏まえて、かみ砕いてお伝えしていますが、これまでは何らかの開発工学的知識をお持ちの方が想定受講者でした。今回は違います。今回は、クリエーターの方で、技術的に深いことをされている方もたくさんいらっしゃる集団でしたが、QFDや品質工学やTRIZという領域のことは聞いたことがない、という方を想定して、ワークショップを設計しました。(もちろん、ある程度は、通常のTRIZワークショップでも、そういう前提ゼロの方の参加を想定はしていますが)

結果としては、各種の専門家の方が多く、高い能力をお持ちの方ばかりでしたので、TRIZの発想効果を体験してもらえたようでした。

1,2,3のコンテンツは過去に、スライドを掲載したりしたこともありますが、4の内容は今回が初の試みでした。「理想解を手軽に発想するための具体的な発想の示唆」として、「セルフX」を用いました。「セルフX」は、「対象物や製品が自動で、自分で、○○する」という構造を有する特許を膨大な特許群から抽出し、パターン化したものです。『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術 革新』(Darrell L. Mann)の中では、41+5つ(合計46個)のパターンが紹介されています。

発想の練習課題として、「はさみ」や「ノート」などの文具を取り上げて、「はさみ」×「セルフX(1〜46)」に、有意味解があるしたらなんだろうか、ということを3人グループでブレストしながら、進めていきました。一種の発想トリガー法に近い使い方です。あるいは、シネクティクス流の言い方をするならば、「アイテマイズレスポンス(項目立てて発想する)」という発想の方法です。バイオミミックの発想法もある意味、近い所があります。

trunk_triz_iws9.jpg

発想したものをざっと、書き出してみます。

━━ 発想のテーマ ━━━━━━━
はさみ × セルフXで
理想解に近い「はさみ」を発想してみる
━━━━━━━━━━━━━━━━


「配置する」
入れるとはさみをピカピカにする鞘つき

「調整する」
ずれ補正はさみ
・目をつぶって30センチ、まっすぐ切る。
・ずれ(例えば2ミリ)を測る。
・ダイヤルを回す(−2ミリ)とその人の切りクセをキャンセルするようになる

実現方法⇒持ち手の部分部分の角度を調整するのが良さそう

「試験する」
切れるものをチェックする機能があるはさみ
・堅すぎて手が痛いなどの対象物を
 何らかの方法で検知する

「規動する(レギュレート)」
リズムはさみ
・一定のリズムを流してくれる
・あるいは、刃を下すと曲が弾ける機能
・作業が楽しくなるようにする仕掛けとして

「ロックする」
チャイルドロックはさみ
・刃はただ開こうとしても開かない
・スライド部分を引いて回す、等のロック機構を解除して使う
・30秒使わないと、カチッとロックがかかる

「付加する」
縁どりはさみ
・切ると同時にマーカーで色を付ける。
・例えば動物の形に切り抜くと、縁どりされて楽しい
・パーティーやイベント用に

「付加する」2
紙で怪我しないはさみ
・紙の鋭利な断面でたまに手を切る
・カット面に微細なブレを与え
 断面の鋭利さを下げる


「密閉する(シール)」
袋とじはさみ
・重ねて切ると、糊で袋とじになる

「除去する」
ごみ受け機能付きはさみ

「粘着する」
ポストイットはさみ
・カットすると縁に糊をつける
・長い紙テープのメモや模造に議論を書く
・必要なところを切り抜くと同時に糊が付き好きなところに張れる

「開始/停止する」
降り切らないはさみ
・普通、刃を下しきると、切断面が荒れる(横に裂ける)
・このはさみは、刃がぎりぎりの所でそれ以上閉じない
・しまう時には完全に閉まるように

「偏心する」
閉じる角度に対して切れる長さが一定のはさみ
・普通のはさみは閉じる角度あたりの切れる長さが
 角度によって変化する(閉じ着る直前が最も長い)
・ギヤやスライド式のかなめの構造にして、
 閉じる角度と切れる長さが常に一定のはさみにする。
・医療用のはさみなど、新市場が生まれるかも

「調心する」
新円用はさみ
・新円を切り抜ける
・ダイヤルを調節することで、
 半径1センチ〜12センチに設定できる。

『派生したアイデア』
減圧はさみ
・刃先が紙を吸う
・手で紙を保持しなくていい
・片方の手しか使えないときに便利

ポインターはさみ
・刃先が下りるポイントが常に表示される
・先端同士の位置を把握しレーザで紙面にポイントする

すべり切り用はさみ
・切れる角度にFixできる
・持ち方もハンドルを握りなおして
 狙いやすい持ち方が可能

折り目はさみ
・切断しない
・ボール紙などに折り目(くぼみ)をつけていく

ファスナーはさみ
・重ねて着ると二枚の縁が閉じられる
・針のないホッチキスのようなものが
 刃の隣についてる


この時点で30分ぐらい、すでに経過していました。
46のうち半分ぐらいしか使っていないので
多分もっと出せそうでしたが、ノートでもやってみようということで
2つほど、やってみました。


━━ 発想のテーマ ━━━━━━━
ノート × セルフXで
理想解に近い「はさみ」を発想してみる
━━━━━━━━━━━━━━━━


「修復する」
指で消せるノート
・指の繊細な動きで、消したいところを狙える
・紙に機能性を持たせるか
 指先につける練けしのようなものを付属

「学習する」
レインボーノート
・普通、子力任せに消すと、紙はちぎれる
・圧力を感知して、色が変化する
・ちぎれそうだと赤くなるので徐々に
 消しゴムをかける力を覚える

━━━━━━━━━━━━━━━━


以上、ざっくりとしたコンセプトだけですが、理想解の文具として、いくつかの姿がわいわいと話し合う中で、発案されていきました。

なお、「じゃあ、どうやって実現するの」という疑問が残ります。コンセプトだけなら、沢山出せても、どうすればそれを具体的な機構や構造に落とし込めるのか?それも大事です。

TRIZの良い所は、What系とHow系の両方に対して具体的な発想促進コンテンツをくれます。

What、つまり理想状態がある程度出せたならば、今度はHow系の手法である「発明原理」あるいは、それの簡易発想ツールである「智慧カード」で、このコンセプトを「実現する方法」を発想してきます。より本格的に行うならば、二律背反の命題にする、のですが、智慧カード位であれば、さっとカードをめくって、「あ、この、バランスを崩させよ、ってどうかな。あとこの、予測し仕掛けておけ、もありそうだな」という具合に発想することもできます。

他にHow系のTRIZ手法としてはUsitオペレータがあります。拙著『アイデア・スイッチ』で紹介した発想トリガーです。他には、TRIZには「76の標準解」というものもあります。たいていは、聞き手が混乱するので、そこまではしないのですが、標準解についても、発想の道具として、いずれかみ砕いた形にして紹介したいと思います。


参考)

セルフXの46のリスト
http://ishiirikie.jpn.org/article/42067310.html

― ― ―

いつもの、トランクのアイデアワークショップとは一風違った感じのワークショップでしたが、こういう具体的な発想のガイドを用いた発想ワークというものまた、人々のニーズに合っているものがあるようで、みなさんから良いフィードバックをいただけました。

TRIZは、実は、以前、研究会で毎月、1技法を紹介&発想を実際に皆で行う、という活動をしていた時期がありました。

この手法体系だけでも、5回以上の実施ができる発想コンテンツです。ご興味のある方は、ぜひTRIZの各種のサイトや本をご覧になってみてください。アイデア発想法のことを広く分析する中で、TRIZは、特別な存在であると、私は思いました。


― ― ―

次回は1月20日を予定しています。
次回は、ストーリー要素をつかって
物語を発想するワークショップです
ぜひ、ご興味があればおいでください。
詳細 http://e4cw.sblo.jp/article/42183918.html


idea = what + how

スライド3.JPG

先日、アイデア創出研修をした際に描いた絵を一枚紹介します。

「アイデア」というのは大きく分けて「What」と「How」からできています。

もう少し細かく言えば、ビジネス領域だとビジネスアイデアというのは、6つのWと3つのHからできています。ほかの分野では具体的なWとHはまた違っていますが、総じてざっくりと分けるならば、アイデアを構成する要素はこの2つ、「What=魅力的なコンセプト」と「How=実現方法」に分けられます。

ただ、もちろん、Whatしかないアイデアというのもたくさんありますし、Howしかないアイデアというのもあります。(ただ、Howしかないアイデアというのは、一般の発想例ではあまり見られません)

TRIZを使って発想ワークをする時に、この点が如実にきいてきます。What系の発想手法は、企画系(文系)のアイデア発想法にも多いのですが、How系の発想手法は、とても発想技法の世界では数が少なく貴重です。TRIZ系の手法の中のHowとしては、「発明原理」と「Usitオペレータ」と「標準解」があります。

なお、TRIZ系の手法の中のWhatとしては、理想解、9windows、技術の進化トレンド、などがあります。理想解の中の一部には、セルフXもあります。理想状態を発想するときに、具体的な発想コンテンツがある、というのも、非常に強い、TRIZの特徴です。

以上、アイデアは、「理想状態、あるいは、何をするか」と「具現化方法、あるいは、どうやってするか」の2要素があります、というアイデアの基本の構成について、述べてみました。この2つがある、ということを知るだけでも、アイデアを扱うことはずいぶんうまくいきます。いま、足りていないのはWhatなのかHowなのか。それを見定めるだけでもブレスト、あるいは、アイデア創出会議のかじ取りがうまくなるでしょう。

posted by 石井力重 at 02:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法



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