2011年01月31日

「思考儀」(プロセスの地図)

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アイデア創出のプロセスを、研究し、論文として執筆していた博士課程時代に作った「アイデア会議のプロセス」の地図、というべきものがあります。地球儀の儀になぞらえて、「思考儀」と呼んでいます。今日は、それを3年ぶりに、全面修正していました。

ワークショップやアイデア創出会議の中で、予定と違うことをすることがよくありますが、参加者の特性や場の温まり具合を鑑みて、軌道修正をしていまして、その時に、暗黙知的に自分の中で参照している物でもあります。

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このところ、ある案件で、ホワイトボード状の素材を作るためにフィルムシートを手に入れていたので、それを用いて、パウチっぽく処理をしてみました。次の改定まで1000日ぐらい、保てればいいのですが、そこまでの耐久性はなさそうです。

拙著『アイデア・スイッチ』は「拡げる」部分について書いています。しかし、ワークショップなどではその前後のプロセスも重視して行っています。主催者さんとの事前打ち合わせの際に、私が4つのフェーズを書くのは、この「思考儀」の中の「主要4要素」を切り出し表現したものなのです。(図の中では、六角形、で表現されています。そのメインプロセスの傍らにオプションプロセスも、書いてあります)

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この思考儀、初めは博士課程の研究時に「アイデア創出の技術のフレームワーク」を創ろうとして書き始めたのですが、結果的にはアイデア創出のプロセスをコンサルティングする時の基本視座という「アイデア創出のプロセスを設計する時のツール」となりました。

この道具をまた、次の3年ぐらいで改定します。修正点を一日かけてあぶりだしていく作業というのは、三年前からの成長分だけあると、今回気が付きました。今から3年後、成長したかどうかは、思考儀をブラッシュアップできるか否かで、分かりでしょう、きっと。

ちなみに、熟達者の仕事というのは、その行為を何百回と繰り返してきたであろうことが行動をみて感じ取れます。毎回、違うものを作るけれどもその所作は、とてもシンプルで強い。そういう境地にいつかたどり着きたいと、思うのです。

アマゾンの商品券カード

先日、クレジットカードのポイントを、アマゾンの商品券カードにしました。

とどいた実物はこちらです。

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カードの裏をコインで削って番号をWEBに入力すると3000円が使えます。(2枚もらいました)

このカードが一瞬で用を果たして、要らないものになってしまうのがとてももったいなく思いました。

このポイントを利用してWEBカメラを2台買いました。このカメラの制度にはとても満足しています。カードのポイントでは商品が限られているのでアマゾンチケットに変えるのは、なかなか良いなと思いました)



posted by 石井力重 at 01:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

サイトの更新内容を作っています&マグネットデザインのクリスマス(いまさらですが)

前のエントリーで書きましたが、このところ、マグネットデザインさんに社内講師の件でたびたびいっていました。その前後に、アイデアプラントの公式サイトのリニューアルを目指した打ち合わせもしていました。

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シンプルで分かりやすい打ち合わせ資料を、準備してくださっています。

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店長が、ノートに書いたメモ。(ぼのぼのは、たぶん落書き)

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アイデア出しをする時、時々、アイデアのツールを使います。こんな感じです。

クリスマスのころだと、打ち合わせのあと、クリスマスパーティーがあったりして、一緒にごちそうになったりしていました。

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マグネットデザイン社内研修はUstで

先日まで、5回にわたって、マグネットデザインさんの中の社内研修で、私が講義したことは、Ustreamで配信されていました。

講師は、私石井。生徒は、オンラインショップの店長の遠藤さん(+ときどき、ほかの社員の方も)、という構図で、雑談みたいに話は進んでいますが、想像に関する本質と、アイデアプラントの創造支援ツールの根底にあるものなどを、解説しました。

全5回のビデオがUstreamに保存されていますので、ご興味があればご覧ください(長いです)。


第1回



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2011年01月30日

半透過型ホワイトボードを作りたい

試作の目線( http://www.ideaboard.jp/newproduct/ )というサイトを作りましたが、その後半に、先日のブログロックフェスティバルで使ってみた「半透過型ホワイトボード」があります。そのことについて少し紹介します。

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(写真は、渡辺一馬さんのブログからお借りしました。)

中央が私です。ホワイトボードマーカーでしゃべりながら書いています。この試作品は本当に初期の試作品なので、空間に固定しておく道具がないので、非常に恐縮ならが、二人の方に私の持ち時間15分間、ずっともっていただいていました(ありがとうございました。)

この試作品は「水森亜土さん(古い!)のガラス板」をなんとか、持ち運べる形で、実現したいというのが、動機でした。

作ってみるといろいろ、課題もありました。

まず、当たり前ですが「文字が逆さ」です。文字を書かれてしまうと、見ている人は、結構な違和感を感じるでしょう。

次は、右、左の、言葉が、逆になります。ホワイトボードの場合は、書く瞬間に自分は観客と同じ方向を向くので、図の中の右と左はずれませんが、この透過ボードの場合はずれます。

後は技術的なことですが結構なネックになりそうなのが、軽くて安定する「支え」です。人が二人も付いてもらえることなんてめったにないし、時間が長いと厳しいものがあります。

最後は、「書きやすく、消しやすくするため、下側を固定する必要がある」ということです。特に消す時に、のれんのような状態では、まさに”暖簾に腕押し”状態で、ホワイトボードイレーサーがうまく消してくれません。

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私のホワイトボードの板書は、文字がほとんどなくて、絵ばっかりなので、左右逆でもある程度、いけそうな感触もありました。アルファベットと数字は逆になりますが、この辺は、何とかなる範囲かと。

私たちの試作品はそのうちの4%程度が製品になっていますので、これが、その4%まで発展してくれたら、もしかしたら日の目を浴びる時が来るかもしれません。個人レベルではとりあえず、満足するレベルまでは持っていき自分用で使っていこうと思います。

ベンチャーの商機の見つけ方(石井私見)

ベンチャー企業にとっての商機となるものの発見には、いくつかのコツがあります。そのうちの一つに「大企業には小さすぎた市場」というファインダーで世の中を見ていく方法があります。

大企業が新規の製品を投入する時、一定の市場調査がなされています。規模は公言しがたいですが、少なくとも1億円よりもずっと大きな潜在市場があることを、コストをかけた市場調査で見出しています。

ふたを開けてみると、予測ほどには市場がなく大企業の中の新事業チームが維持できない程度の規模ならば、早期に撤退となります。

しかし、この市場規模は、全くのゼロではない、というところが、ポイントです。予測したほどの規模はなかったとしても、何千万円かの規模はあります。大企業としては収益は出せないので撤退しますが、初期のベンチャー企業にとっては十分な売り上げになります。

また、この方法の時に、事例から抜かないといけないのは、大企業の「テスト販売」的な新製品のケースです。それ自体が市場調査の一部を担っているのでこの段階ではまだ上記に当たりません。

また、大企業ではない事業者(中小企業、ベンチャー企業)の事例もそれに当たります。撤退する場合に彼等にとって市場が小さすぎる場合には他のベンチャーにもやはり難しい所があります。ベンチャーといっても規模に依りますが。

たとえば、私の体験からですが「あ、このノート、すごく面白いし、実際使いやすいな」と感じたものが、実はとても短い期間で生産終了で、のちに手に入らなくて、何とかしてほしいなぁと、探すようなこともありましたが、これは、この例に当たりそうです。汎用ノートほどの量は出ないけれど、一定のニッチな市場は存在していました。

知的財産の面で問題があるのでまったく同じものを作って販売はできませんが、そのノートのコンセプトを受け継いで、別の表現でその市場を責めなおすならば、ある程度の規模の市場は獲得できそうです。

自社の事業分野での「大企業の製品投入→早期撤退」をあつめてみてると、その中には、すでに市場(ただし小さい)があることの情報として読み取れるものがあるでしょう。

posted by 石井力重 at 23:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

出会った日にとっての6年後の未来が、現在

今日は、志しを共にする友人と、企画をしていました。

それぞれに、別の道を歩み、しかし、それぞれの立場から、志しを果たそうとして、一歩ずつ歩いています。

彼と出会った2005年。あれから6年たった未来が、現在なんだなあ、とふと打ち合わせしながら思いました。

次の6年後はいつだろう。2017年。私が43歳の頃です。

その時の私が、「6年前のあの日にとっての6年後は、今か・・・」と思っているかと。(たぶん、ブログも続いているでしょう)

好きな道、志にかなう道、得意な道、ではあるけれど、決して、お互い平坦な舗装された道ではなく、むしろ逆です。視界の利かないところもあれば、難所もある。好きでなければ続かない、信じていなければ目的を失う。道を行く、というのはそういうものであるかと、思います。

志しを極めて社会を豊かにする、生き方を、今日も明日も、明後日も。ひたすらにゆきたいと思いました。

posted by 石井力重 at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ



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