2011年02月28日

キッズデザイン研究会でブレストをしました

キッズデザイン研究会でブレストをしました。前回( http://ishiirikie.jpn.org/article/42979829.html )からの続きで、アイデアをより具体化するためのブレストです。

通常なら、人数が多いので、アイデアワークショップ、という展開をするところですが、今回は6名であったため、全員でブレインストーミングができるぐらいの規模だったので、テーブルを一つにして、臨機応変に進行をしました。

まず、前回の参加者が書き出したアイデア(20個以上あります)の中でも注目したいアイデアに付箋を貼り以下の2枚を選び取りました。

KD_4_1.jpg

KD_4_2.jpg

この2つが似ているという点で「この辺のアイデアをもっと具体化してみよう」ということで、アイデア出しを始めました。

当初は、ユニバーサルデザインの各項目をもとに、アイデアを出しあい、それを受けてデザイナーが具体的がラフスケッチにしてみる、というブレストを想定していましたが、皆の話が自然なように進めてところどころに、創造技法のエッセンスを入れるようにしました。

まずは、皆で、このアイデアから思いつくことを自由に出していきました。

ideaplant2011_07581.jpg

今日の参加者は全員、資質的にアイデアを考え出す人たちなので、それはもう次々にアイデアが。

ideaplant2011_07576.jpg

ひとしきり立ったところで、アイデアを全員で書き出す時間を5分とりました。自分が興味をひかれたアイデアを絵にしたり、言うタイミングがなかったけれど思いついていたアイデアなど。

ideaplant2011_07578.jpg

皆が描きあがったら、今度は順に、一枚ずつアイデアを紹介していきました。自然と「あっ、こうだったらそれもいいかも」「じゃあさ、こういうてんかいもいいじゃない?」という感じに、一つのアイデアに対して、そこから派生するアイデアやそのアイデアのいい所を皆でコメントしていきました。

ideaplant2011_07571.jpg

(こういう作業を、ワークショップでもアイデアのレビュー時にやるのですが、この場のように、皆がアイデアを作る力強く、絵に起こす能力も多くの人が持っていると、効果的にアイデアを生み出す場が作れます。しかし、普段アイデアを引き出しあうような会話をしていない人の割合が多い場だと、難しいことでもあり、その辺、もっとメカニズムを研究してみたいとおもっています)

このほか、ユニバーサルデザインの指標を材料にして、キッズデザインの指標の原案を試作してみる作業も検討していたのですが、時間一杯になってしまったので、今年度の研究会としてはここまでになりました。

なお、ここで出されたアイデアについては、スキャンしたものをどこからか紹介したいと思います。非常に面白いアイデアが描かれています。

生活課題へのアイデアを具体化する補助ツール

ビジネスアイデアの領域では、優れたアイデアを、6W3Hシートで展開すると、アイデアが企画の初期的なものになりますが、生活課題(生活での困りごと)へのアイデアを出した時、そのアイデアを具体化するのに(そして、できるだけビジネスアイデアへ思考を振り出したい時に)便利なシートを作ってみました。


これは、いま、あるところで行っているアイデアワークの設計の中で生まれた副産物です。

2011年02月25日

本日の夜、8時から、ブレストの場があります。

仙台の五橋にあるファイブブリッジで、今晩、アイデアワークショップをおこないます。

ビジネスパーソンなら、 来季に向けて、ブレストの練習になります。イベントや勉強会をされているかたなら、アイデアワークを組み込んで行く時のコツがわかります。

私が行う他のアイデアワークショップと、ここファイブブリッジで行うものの最大の違いは、即興で構成を組み、実施するところにあります。

参加者のかたのニーズが、ワークショップの内容を変えて行きます。もちろん、石井の想定する進行案もありますが、それは直ぐに逸脱するでしょう。

人が学びやすい場は、参加者どうしの垣根が低い場でもあります。このワークショップは、学びだけでなく、新しいことをする仲間に巡り会える場でもあります。

去年のこの場で皆さんから寄せられたアイデアに関する困りごとへの打ち手や、自身の創造力を使いやすくするコツも織り交ぜて紹介しますので、ご興味があればぜひおいでください。

仙台では珍しく有料ですが、それ以上のものを持って帰ってもらえるように、全力でおこないます。

申し込みしてないけど、都合ついたからきたよ、と言う方でも多分入れると思います。


詳しい場所はこちらをご覧ください。
http://flat.kahoku.co.jp/u/kazuma/tdsCKJArbcje1PwvXL6k


あっと、新幹線が品川につきそうです。

石井力重 ◇ www.ideaplant.jp

2011年02月23日

「今日から繰り返してできるか?」

先日、師事している方から頂いたお言葉です。

今日から繰り返してできるか?

次の段階へ進むために、かけて下さった「問い」です。

2011年02月22日

アイデア型産業

サイエンス型産業、というものがあります。遺伝子の分析やナノ素材の開発など、サイエンスとインダストリーの距離が近いものです。大学発ベンチャーの創出要因の研究をしていたMOTの院生時代にこの概念を知りました。科学と産業の距離が近いものだと、ハイテクスタートアップス ー 大学等発ベンチャー ー は収益化の可能性が高く生存確率が高い、と。

この概念の転用で、アイデアと産業の距離が近いもの、を、アイデア型産業といいたい、と思います。ずっと前に、もしあるならば、アイデア型産業は具体的なんだろう、と思っていました。

アイデアプラントに相談を寄せていただく企業さん、カジュアルなブレストに読んでもらえる企業さんから、少し分かってきました。

業界としては違うかもしれないけれど、一部の企業はアイデア型産業に発展を遂げつつある、そういう産業ですが、と、前置きして述べますと、

・印刷
・文具
・WEBサービス、システム開発
・広告
・ゲーム
・漫画

あとは、TRIZ手法系のニーズで、素材、精密機械、系があります。

最後の素材、精密機械を除くと、共通するのは、「学生たちに馴染みのある産業であること」と、「製品あたりの特許取得数が、比較的少ないこと」があげられます。この二条件をもとに探せば、まだ、ありそうです。

2011年02月21日

今週は移動Weekです

今日から、東京滞在、名古屋滞在の移動Weekが始まります。

お近くに伺いますので、青い文字の所、お時間が合えばコーヒーでもいかがですか?

21日

移動300キロ

15時 品川、コクヨの本社で創造性のチームを訪問。
17時 大崎、某メーカー、訪問。

宿泊、浅草
 http://maps.google.co.jp/maps?q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%8F%B0%E6%9D%B1%E5%8C%BA%E6%B5%85%E8%8D%896%E4%B8%81%E7%9B%AE35-8&ie=UTF8&hq=&hnear=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%8F%B0%E6%9D%B1%E5%8C%BA%E6%B5%85%E8%8D%89%EF%BC%96%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%93%EF%BC%95&gl=jp&z=14&brcurrent=3,0x60188ec284d271e9:0x4e1a1fa24111c451,0

22日

(AMから14時まで、空いています)
15時 岩本町、某メーカー、訪問。

宿泊、浅草

23日

10時、西新宿、独特の楽しい教材を作るベンチャーさんを訪問
13時、未来洞察にたけた方をお招きして情報交換、午前中の同社の中にて

 関連情報:
 未来社会のキーワードを使ってカルタのようにチームで遊ぶ
 

移動300キロ

宿泊、名古屋

24日

11:30 某大学、300人ワークショップの設計、事前練習
19時 某メーカのデザイナーさんと情報交換

宿泊、名古屋

25日

AM、未定(愛知の方との打ち合わせ。無ければ、移動)
300キロ、移動(新幹線:名古屋→東京)
PM、未定(東京の方と打ち合わせ。なければ、東京素通り)
300キロ、移動(新幹線:東京→仙台)

17時 仙台へ
     もしかしたら、2時間打ち合わせ?

20時 Five Bridge(仙台)にて、アイデアワークショップ

22時 有志で夕食(仙台) 

帰宅



こんな予定になっています。(予定は逐次変わる可能性があります)

本当は、浜松にもよっていかないと不義理なのですが、今回の工程的には厳しいので、来月と再来月の旅の道中でご相談させてください。

2011年02月20日

民話を調べよ。新商品を出し続けよ。

先日、多田克彦さんの講演で、アイデア発想のヒントをたくさんお伺いしました。

多田さんのプレゼントして下さったチーズケーキ、とてもかわいい小さなものなのですが、これは、座敷童の足跡の大きさなんだということをうかがって、遠野の農場ならではのストーリーがあることにとても感心して伺っていましたが、それを考慮されていろんなアイデア出しをされているそうです。

社長である多田さん自らが、遠野の民話資料をたくさん読んで、例えば遠野の座敷童から商品アイデアを考えるそうです。いくつかおたずねしたのですが、「足跡だけでなく、おかっぱ頭から、のりをおかっぱ頭の形に切ったものとか、そういうアイデアですか?」と伺うと、「だいたいそんな感じ」とお答えいただきました。そして、更にすごいなぁと思ったのが、多田さんの会社は製造の方は皆パティシエールの資格を持っておられてるそうで、多田さんが民話から20ぐらいのアイデアを出すとそれらを製造サイドが試作品として作ってみるそうです。深く感心したのは、多田さん自身がお菓子のことをとてもよく勉強されていて、出されるアイデアがお菓子の製造可能性をかなり加味したものになっているであろうことです。

これを聞いて、しばらく考えていました。

例えば、仙台でいえば、伊達政宗がいますが、400年の都市構想をもっていた知力にも長けた武将の政宗。彼が当時使っていた筆記用具を民族歴史館のようなところで調べたり、当時の作戦会議で使われていた道具を再現して、面白い会議道具や、伊達政宗の書き方を構造づけたノートを作ってみても面白いだろうなぁと思いました。伊達政宗ノートなので、略して、「伊達のうと」とか。

 ここもいつか行ってみたいところです
 http://www.city.sendai.jp/kyouiku/rekimin/riyouannai/access.html

また、仙台四朗の伝説も民話としては面白いですよね。私も湯呑は、仙台四朗の絵が入ったものを使っていますが、もっといろんなことを学んでみるべきかと思いました。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%9B%9B%E9%83%8E

そういう目で、地域の歴史を調べてみる商品アイデア発見ツアーも、面白そうです。(次のファイブブリッジのワークショップでやりたいなぁとすら)

(ちなみに多田さんのお言葉、「入るものがないと、アイデアは出ないよ」というお言葉も、発想の特性から言って実に然り、と思いました。優れたインプットをアイデアワークの初期段階に獲得することはとても重要です。もっと調べる部分について、ワークを、企画してみたいなぁと思いました)



また、多田さんがおっしゃったのは、「売り上げを落とさない方法があるんだ」とのこと。

”えっ!そんな方法が?!”と思いましたが、聞いてなるほど、先のこともそうですがとても王道な努力です。

「新商品を出し続けること」だと多田さんはおっしゃいました。どんないい製品もいずれ落ちてくる、常に新しい製品を出し続けていくことだと。

”すると、今月出しても、もう来月出すものが見えている、ということですね?”とお聞きすると、「もっと、もっとだよ」とのこと。

数か月先まで、毎月毎月、新製品が出ていく体制で、かつ、作っていくと思いもよらぬ副産物ができたりする、それもあって、いろんな開発ネタがあるそうです。

これを伺い、思い出したことがあります。

確か2005年の中小企業白書だったかと思いますが、企業の中で新製品開発に意欲的な群と、そうでない群の利益率を比較すると、前者の方が利益率が高いという調査結果がありました。このデータは相関関係を必ずしも保証はしていませんが、ただ可能性として、新製品開発に意欲的な企業の方が、収益率は高い、という可能性を示唆しています。当時は何度もそれを聞いて知っていたはずが、多田さんの言葉で今一度、強く意識に入ったのでした。

私の所の製品では、既存品がある程度売れるまでは次を作ることがはばかられるなぁと、私の中で勝手にブレーキを踏んでいた節があります。周りはそんなことを一言も要求していないのに。(むしろパートナー企業さんは、石井さんはどんどん新しいものを作るのがいい、といってくださっていたのですが)。

その意味では、やはり次々作っていく、怒涛の新製品リリースをしていくことも大事なんだなぁと思いました。ブレスターが出た後の一年間はかなり早いインターバルで新しいものを出していたことも、思い出されます。

仙台にはまだまだ、未活用な資源や、試してみる価値のあるアイデアがたくさん眠っているなぁと、今回の話を聞いて思ったのでした。

アイデア発想法の観点でいろんな方のお話を伺いますが、総論やプロセス研究のこととは違って、実践の中で創造的思考をフルに使われている方のことばも、それとは違った方向性の、とても貴重な示唆に富むと、再認識しました。創造する人々を、ひところ非常にたくさん取材していましたが、そこには、生き生きとした発想の営みや、示唆があります。

多田さん、貴重なお話を、ありがとうございました。




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