2011年04月08日

いきなり、完成を狙わないこと

筆がどうにも進まない、しかもある程度ことについてのネタがあるのに、という時には、「いきなり、完成を狙わないこと」だと、自分を観察しておもいました。

講演やワークショップで使う要素スライドを沢山ストックしています。表紙すら、複数のパターンでもっています。でも、それを立ち上げて最短の時間で無駄なく作ろうとして、なかなか着手できないでいる自分がいることも、いま、ふっと感じました。

 楽をしようだなんて思わないことだ。
 それがもっとも遠くの自分を楽にさせない方法だから。

そんなことを、思いました。

効率?半端にそんなことを取り組むなんてやめよ、とも、思いました。

仕事の初めにいつも書いていた一枚のカード「この仕事の意義」を書くことを最近、忘れていました。繰り返していると、毎回、同じことを書くので、それはスキップしよう、と。でも、いま、同じところぐるぐるとまわるような汗のかきかたをしておもいました。私にはこれが必要だ。「この仕事の意義」を明確に宣言することから、その講義コンテンツ、ワークショップコンテンツ、アイデア発想ツールの世界は、おぼろに輪郭をなしていくのだ。と。

「ここで一つ無駄なことをしてみると、なにができるか?」
「ここにひと手間加えるとしたら、どんなことができるか?

と考えること。

後にそれは「削るほど魅力的になる」というコツに従い、はぎ取ったとしても、一度、粘土をつけてまた剥がすようなことを、可能な限りすること。それが、私の物の作り方だ、と、再び思ったのでした。


「いきなり、完成を狙わないこと」

後でたくさん、無駄になるような、仕事のはじめ方を、しなければ、ものを生み出せない。仕上がりの良いパーツの組み合わせに進むには、まだまだ未熟すぎるしもっと成長していきたい。


余震が続きますが、もう、浮足立つのは、やめて、没頭します。

地震で倒れる危険物、特に棚を無くすにはどうすればいいか

二度目の大きな地震が来ました。本震がでかければ、余震もここまで大きい。驚きましたが、あるだろうことも予期していました。普通の地震の経験則が外れることはあり、今回は1000年に一度の大きさだったなら、ここ100年の口伝で伝わる経験則と違うことが起こるのも、きっとあるだろうと。

激しい揺れの中、書斎の本棚をとっさに抑えている自分を、バカだなあと思いつつも、おさえていました。

地震がおさまり、チェックしてみると、家の中がまた、カオティックに・・・。カオスライフへ逆戻りでした。

片付けるのも大変ですが、それ以上に、倒れてくるものが凶器になることを根本的になくせない物だろうか、と思いました。今の家は地震に強い。でも、普段、真下に向かって重力が働いている状態で置いたものは、地震で飛び跳ねて落下してきます。こういう落下するものがそもそもほとんどないようにできないかと、揺れながら思っていました。

1つには、本棚の本をスキャンして無くしていまうことかと。

次に、食器棚の食器は毎日使う分を入れておいて、後は保管箱に入れておく。文具や、各種の仕事ツールも然り。要る分だけをだし、それ以外は、必要なたびに、床に置いた箱のようなものから取り出す、あるいは、本棚の一番下の所に箱にして入れておく。

本棚の中のファイルや書類は、実物がいるので物体を無くせないけれど、縦揺れを想定して、飛び出し防止のゴムバンドをつけたり、滑り止めのシートを引いたりがありえそうです。

重力を垂直、と仮定したものの配置をあらためて、重力が垂線から45度ほど傾いた時にもものが落ちないようにするには、と考えてみると、おのずと置き方、しまい方は見えてきそうな気がしました。

机の上なんかは、45度傾けたらほとんど、ざららっと落ちてしまうでしょう。机というのはそういうところです。そこに書類の山があれば、もっともカオスを生み出すでしょう。

後は、モノを減らして、棚は、人間の腰の高さ位だけのものにできたら一番いいんだろうと思いました。それを超えるならば、必ず壁に金具でとりつけておくようにして。

ちなみに、前回の地震で入れ替えた本だなについては一つも物が落ちませんでした。軽いものを上に、重たい物を下に。とりにくいしほこりもかぶりやすいけれど、下の方に重たい物を集中して入れることでかなり効果があったように思います。

・・・。

いま、じーっと本棚を見て、普通の本棚のように、半分の面が解放されていればどうやっても物はこぼれるなとおもいました。腰の低さにして、ベンチボックスのような棚が、いいのかなと思いました。

本が、子供の頭よりも高い所にあれば、どうしても中身が降るか棚転倒してしまいます。それを避けるには、何を減らせるか。何をしまえるか。と考えてみたいと思います。

根本的に、モノの落下を無くすには、どうするればいいか、もう少し考えてみたいと思います。

【ご案内】アイデア創発チャリティーワークショップ(5/7、東京)

矢吹さん(ラーニングプロセス、社長)と、アイデアプラントの私石井が組んで、今年は、数回、東京でアイデアワークショップを展開しています。

5月は、予定外に、チャリティー・アイデアワークショップを行うことにしました。

2011年5月7日(土)  13:00-17:00
ちよだプラットフォームスクウェア 会議室
最寄駅は、神保町駅、神田駅

内容は、2つの要素を合わせました。一つは、アイデア発想の技術の習得。発想技法を体験するワークショップで、創造的なスキルを身に着けられます。もう一つは、発想のテーマを、防災や停電などの生活の中で役に立つアイテムを考案する、というテーマにすることで、いざという時にありもので工夫する、ことがしやすくなります。大きな災害がまた他の地域で来る可能性があります。

私たちの提供するワークショップはいつも、専門的な予備知識を必要としません。防災アイテム・・・ってハードル高いんじゃないの?というと、まったくそんなことはありません。意外と平時にも役立つようなアイテムを発想して、「それ、製品化したらほしいね、キャンプとかにもよさそう」というものが結構出てきます。

費用は、6,000円とさせてもらいました。収益はすべて、日本赤十字に寄付させてもらい、この国の新し発展に向かって、使っていただこうと思います。

なお、私は仙台のマグネットデザインの中のスタジオから、ネット越しに講師を行い、現地にはサポート講師として矢吹さんたちに立ってもらいます。割と簡単な機材で、かなりのクオリティーの遠隔ワークショップが可能になっています。そのスタイルを確立できれば、これまで以上に、二地点をつないだワークショップや勉強会などが、できるかもしれません。その辺の実用可能性もぜひ見てみてください。


詳細は、こちらをご覧ください。


アイデア創発チャリティーワークショップ
http://www.l-process.jp/ideaws_index.html


なお、少しだけ余談です。

矢吹さんとは、創造的な思考についてとても刺激を与え合える関係で、パートナーとしてワークショップを展開していますが、もう一つの共通点があります。東北にゆかりがある点です。東北の復興、ひいては、東北だけではなく、日本の新しい発展を願う気持ちは、とても強く、チャリティーをやろう、ということになりました。

なお、仙台のスタジオで参加したい方がもしいらっしゃれば、石井までご連絡下さい。被災者の方なので、参加費は無料です。アイデアワークショップで久々にブレストのトレーニング、ちょっとやってくるか、ということで気軽にどうぞ(あまり沢山は無理そうで、沢山だった時にはごめんなさい、お断りすることがあります。)

2011年04月06日

完璧を待たず、進んでまた創造せよ

イマジネーションに秀で、ブレインストーミングをつくった、アレックス・フェイクニー・オズボーンは、その著書でこういっています。

『しかし、完全主義には用心しなければならない。まあまあのアイディアを実用するほうが、良いアイディアをさらに磨いているのよりははるかに利口である。質を向上させるものは量である。自分のアイディアに対する批判の態度が度を過ぎると創造力が萎えてしまうが、試案をつぎつぎに重ねれば創造力も高まってゆくのが』
 −創造力を生かす P258 −

これは、ここまでの250強のページまでのまとめをしているページで、アイデアを磨く部分と批判力のことを述べているくだりです。アイデアを鍛えよといいつつも、どこまでもアイデアを磨くよりは、早く試して実用的にしていくことを進めています。完璧主義的に、ずっとそこにいないで、進んでまた創造して。これを薦めています。

今風な言葉でいえば、デザインシンキングにおけるラピッドプロトタイピングに近いでしょうか。あるいはアントレプレヌーリアルマーケティングでいうところコンセプトテスト(〜店頭での複数価格でのアンケート)にも近い姿勢だと思います。

終りの魔力

終りになると途端に速度が上がったり、締切の時刻に近づくほど脳がどんどん仕事をしてくれる。そんなところがある種の人にはあります。私もとてもそういうたちです。

終りというのは、人間の能力を強力にはじき出すような不思議な力があります。

ずっといるのが大変だと思っていた環境でも、明日でそこを引き払う、となると妙にそこから見える景色が愛おしくなったり、ずっと過ごしにくいと思ったとそこで、深い集中ができるようになったり、出るときに、振り返ってそこを写真の一枚も撮ってしまいたくなったり、人間にはそういうところがあります。愛着、といえばそうなんでしょうけれど、終わりがこなければその愛着は顕在化されないもので。

「終り」の魔力。

また、使い切るときにとても充実感を感じるという、似て非なる側面もあります。なかなか減らないインクのカートリッジがようやく終わったり、切り離して使うメモ帳の最後の一枚を使った途に残るもぎった部分のブロックが妙に捨てがたかったり。

もしかしたら認知心理学的に説明がなされているのかもしれませんが、不勉強ななので、傲慢にも勝手にこれにこれを「終りの魔力」と呼んでいます。

ある種のもの(それは、消耗品の設計だったり、物語の創作だったり、イベントや体験型のサービスだったり)には、「終りの魔力を活用すること」がアイデアのたねになったりするなぁと、時々思います。

XPの起動が遅いので試した、4つの対処

ThinkPad X200sを使っています。OSはXPが乗っています。最近PCの起動時間がだらだらと長くなっていました。これは被災時に、貴重なバッテリーを使っての起動の際にやきもきしまくっていたので、この度、できるだけ軽くするために、いろいろトライしました。知られていることばかりですので、自分メモとして書きます。


1.起動してしまうソフトを外す

http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd06.nsf/jtechinfo/SYJ0-027FFC6
ここを参考して、勝手に立ち上がるソフトをとめました。

(私の場合は、Scansnap、Sybershot、Webcamのマネージメントソフトが立ち上がる設定でした。後、iTunesHelperです)


2.不要なサービスを停止する

http://news.livedoor.com/article/detail/3912699/
ここを参考にして、要らないけれど常にサービス状態になってくれてるをとめました。

(よく分からないので、Webサイトにある項目だけ)


3.Update履歴の削除

http://zenryokuhp.com/blog/archives/2010/11/windows_xpwindo.php
ここのやり方を利用して、履歴を削除しました。

(指示通りにやっていて、ファイルを2つほど削除するだけです)


4.壁紙をシックな茶色にする

茶色 ・・・R,G,B=(107、71、35)

壁紙を無くして、カラーパレットから選んだ色にしておきました。ただ、あそこで示されるカラーパレットの色はどれも色彩感が崩されるようなちゃちな色なので、今までは「黒」を選んでおきましたが、どうも311以降はこういうのが気分的にいやだったので、次の色にしました。

ビターチョコの様な、落ち着いた色調が気に入っています。(明るすぎると、ファイル名が読みにくいのとずっと見ている画面なので、暖かい色の方がいいなという理由でこれにしました。芽吹きの萌黄色、みずみずしいレモンライムもいいなと思うのですが、背景には向きません)
 

・・・

これらを行って、今の起動時間(HDDの忙しいアクセスが終わるまで)が2分10秒ぐらいです。前は長い時は4分ぐらい、ゆっくりゆっくり立ち上がっていたので、だいぶ良くなりました。この先に進むには、PCの更新か(でもまだ、一年しか使っていません)、SSDに変更してみようかと。

posted by 石井力重 at 02:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2011年04月05日

防災アイテム、5つの切り口


防災アイテム、5つの切り口
  1. 人命保護の面で優れる
  2. 使い方がわかりやすい
  3. 肉体的に劣勢な時(片腕を負傷、子供を抱えたまま)でも使える
  4. 災害時のいつ使うのかが明確
  5. 平時も使える


これは、2008年から2009年に、みやぎ工業会の技術交流員として行った「ライフガードデザイン部会テストケース」での活動の中で取りまとめられた5指標です。ある指標を基に考案されたものです。防災のアプリ、防災のアイテムを、作るのは、デザイナーや研究者だけのものではない、と今回の体験を通じて思いました。この指標は完全ではないかもしれませんが、現場にいて工夫を考えていく人の拠り所に(ほんの少しでも)なれば、と思い、掲載します。

posted by 石井力重 at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法



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