2011年08月28日

【スライド】魅力的なアプリ・アイデアに至る発想の仕方 には いくつかのパターンがある


5つの発想法_アプリアイデアのための.jpg




アプリのアイデアのブレスト
これを大量に観察



魅力的アイデアに至る発想の仕方
には
いくつかのパターンがある




IDEAPLANT/Fandroidの活動の中から大量に発想事例が溜り、見えてきたことをスライドにまとめてみました。




■PDFファイル(スライド)


■動画(1分)BGMが出ます


このスライドは、単体で成り立つほど詳しくは書けていないので、別途、説明が必要です。

普段、アイデアを作り出すワークショップでやっていることは、これらのうちのごく一部です。(エクスカーションをやりだけが、アプリのアイデアの創りだし方ではない、です)

アイデア創出の技術だけを、みっちりやりたい、という場合には、こうした多様な手法も提供していきたいと思います。

posted by 石井力重 at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2011年08月27日

「もし会議嫌いが議長になったら」会議手順の検討

アイデアプラントの試作の目線、というブログカテゴリーに久々に、書きます。

以下の体験を通じて、会議道具を作りたい、と思っています。

最近、IT団体のリーダーたちの組織した活動で、理事長をしていて、会議を進行することが、たびたび出てきました。個人的には私は会議が好きではありません。創造的に刺激しあう話し会い(ブレスト)は大好きですが、それ以外の会議部分には、出たくないたちです。仮に12人が2時間費やすとすると、24時間分の人的資源を使っているわけで、その時間があれば、かなりの事ができたはず。何かを創りだせたはず。組織行動論からいえば、人数が増えても、生産性ロスがあり、人数に正比例はしません。3人で議論するのと12人で議論するのでは、4倍意見をだせるかといえば、口という物理デバイスを使う以上、それは無理です。

会議を進行しながらも、できるだけ、リソースを最高活用して参加者も参加することで達成感があるようなものにしたいと思いました。

少し試してみて、手ごたえと、次はこうしてみようというのが見えてきて、(まだ、見えてこない改善したい点もありつつ)、こんな手順と道具を考えてみました。

STEP1)議題カード

多様な案件が走っていて参加者一人一人が思いつくままに出していくと、重要案件がすべて議論できないでタイムアップになるケースがあります。それを改善するためにこうしてみました。まず、メンバーに3枚程度、メモカードを渡します。3分ほど各自で書いてもらいます、今日、議題としてあげたいことを。(事前に、ある程度、情報交換サイトで、議題は上げてはいるのですが、改めて。)

STEP2)重要緊急ボード

テーブルに、2軸を書きます。X軸に重要度。Y軸に緊急度。この2軸で区切られる4象限に、それぞれのカードを置いてもらいます。

C=緊急だけれど組織の中心命題に照らして重要度は低いもの
B=緊急ではないけれど組織の中心命題に照らして重要度が高いもの
A=緊急度、重要度共に高いもの
D=緊急度、重要度共に低いもの

これらに、置いていきます。ある程度、直観的にさっとやります。

傾向として、中身は
Dは報告系が多いです。
Bは計画系が多いです。
AとCは問題解決・意思決定系が多いです。


STEP3)ABCDの順に話す

会議の始まり時点でそろいきっていない場合は、初めにDをできるだけ行い、全員がそろった時点で、ABCDの順に頭からダーッとやります。

なお、1つあたりの目安時間は、「想定する会議時間」/「議題の数」になります。例えば90分/19議題、のような感じです。なお、1つあたりが5分を下回ると、議論が不十分すぎるので、その場合は、議題を減らします。総時間90分の場合、5分×18議題、が妥当な線です。それを超えたものは、議題にいれず、書面などでの情報共有に。

ただ、非常に重要度の高いものは、10分から20分ほどとる必要もあるので、実際にはもっと、議題を減らす必要があるでしょう。経験則ですが、1議題=10分ぐらいの計算で行くと、だいたい、平均するとあっているようです。(もっと、改善できると思いますが)。

或いは、D=10分、A=20分、B=20分、C=10分、と設定して30分を1案件の熟議に使う、というスタイルもいいかと思います。


以上がステップの話でした。

会議には、5つのタイプがあります。

1)計画会議
2)報告会議
3)問題解決会議
4)意思決定会議
5)振り返り会議

1と5は、プロジェクトの境目あたりにだけ多いので、一度外しておくと、2,3,4がよく出現する会議スタイルです。

2)については、1対多でも、十分いけます。報告件数が多い場合は、書面・ITとのミックスがいいでしょう。
3)については、13人もいても十分な解決案の列挙はしにくいもの。そこでこういう時には、主要な意見を1,2個聞いて、その後、短い、マイクロブレインストーミングを3人一組で行います。で、そのアイデアをざっと募り、良いものを選び取る。そうすると、沢山のアイデアの中から、良いものを得られるでしょう。
4)については、人数が多いほうが有効でしょう。これは全員でも行けるでしょう。究極命題かそれから演繹したルールをぶれずに使えると速いでしょう。

振り返ってみると、人数が7人を超えてブレストをしてみようとしても、そもそも難しいわけで、「これについてアイデアの有るかたは?」と聞いても出しにくいわけです。ブレストの阻害要因にもろにあたりますので。

後は、1)についてですが、これは、どうでしょう。ここも、ある部分はブレストなのですが、FBS(フリップボードブレスト)がいいかもしれません。考えてもらうお題を説明し、5分で紙に書いてもらい、セーノで出してレビューしていく。

そんな感じに、会議のやり方を、筋肉質にしてみたいと思います。



なお、熟議をする、ということも大事なのですが、それは、お酒を入れたり、おしりを気にせず集まれる場を、会議の後に作るのがいいのかもしれません。ここについてはまだ、明確に、見えていません

2011年08月26日

【ご案内】復興創発会議 (9/3 仙台)トーク&ブレスト(アプリアイデアの創出)

アンドロイドアプリ開発コンテスト「A3(エーキューブ) together」(応募締切9/26、日経BPらが主催)は、東日本大震災からの復興に向けて、「被災者支援」「産業復興」「安心安全」をテーマにしたものです。

このコンテスト、復興に向けた特別版ということもあり、従来は「開発が必須」であるのに比べ、今回は「アプリのアイデア(1000文字)」でも応募OK!というものです。

そのコンテストを更に熱く加速させるべく、日経BPさんが「復興創発会議in仙台」というイベントを「9月3日(土)」に仙台で行います。

 A3Together presents
 「復興創発会議 in 仙台」
 日時:2011年9月3日 10:00〜18:00
 場所:TKP仙台カンファレンスセンター
    宮城県仙台市青葉区花京院1丁目2-3
    (アエルの北側、JALシティーのちょい奥)

 対象:どなたでも
    (私の想定ですが、アプリ開発者、デザイナー、クリエータ、
     IT起業に興味がある、アイデア出しが好きな人、など)
    
 費用:無料
 申込:必要(下記のURLより)
 詳細:http://itpro.nikkeibp.co.jp/android/REM2011/index.html


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「え?会議?なんか、大変そうだな…。」「会議に出るより、開発したいよ、ブレストをしたいよ」という声も聞こえてきそうですが、このイベントは、ぜひ安心してきてください。堅そうなのは名称だけです。

主な内容は「トーク」と「ブレスト」です。

トークでは、面白い登壇者の話を聞いて、沢山のアイデアの刺激を得たり、世界に勝負するサービスを開発する人の情熱をもらえます。特にエバーノート日本法人会長の外村(ほかむら)さん、Zaimという広く使われている家計簿アプリの開発者の閑歳(かんさい)さん、東北の開発者コミュニティーの勉強会・イベントなどを強力に引っ張ってきたTDCの小泉さん(よく司会等をしている愛嬌あふれる巨人)、末席に私石井も。会場との質問ややり取りも、多分できそうです。

ブレストは、会場の参加者でアイデアワークショップの形で、どんどんアイデアを話し会っていきます。アイデア出しやブレスト得意でなくても全く問題ありません。ご興味があれば無理なく参加できるように、ワークを設計しています。ここで生まれるアイデアは、活用自由ですので、A3 togetherに応募することも出来ます。

時間は、10:00〜18:00、と長く感じるかもしれませんが「沢山の良質なインプットを得る」「魅力的な人たちと、アイデアを出しあう」ことは、その時間を投資するに見合うだけのものがあると、私は思います。

例え、アイデアやそこからの開発アプリを、コンテストに応募することが無かったとしても、創造的な刺激を体で浴びる一日は、普段の仕事へのとても良い効果があると思います。

エンジニア、デザイナ、クリエータ、創る人々にとって、きっと楽しい一日になると思いますので、ぜひおいでください。将来、あなたと一緒に可能性を拓く仲間と出会う日になるかもしれません。

追記)

なお参加申し込み者が定員に達すると、キャパオーバーになるので「当日ふらっと来たんだけど」というスタイルでは参加できなくなります。関係者の方も、ぜひ事前登録をお願いします。

詳細・申し込み http://itpro.nikkeibp.co.jp/android/REM2011/index.html





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なお、この文章を書く前に、ツイッターでも、その下書き的にかいていたツイートがあります。それもここに載せておきます。面白い人がくるほど、面白い場になります。ぜひ、友人知人で面白い人がいたらお誘いください。


A3 together の前哨戦ともいうべき、トーク&ブレストの場が、9月3日に仙台であります。エバーノート日本法人会長の外村仁(Hitoshi Hokamura )さんや、「Zaim みんなの家計簿」開発の閑歳孝子さん(この方、私の友人の奥さまでもあるそうです)が、来仙されます

このトークとブレストの場には、復興期のITシーンの推進を担ってきた塩釜の巨人・小泉さんが「Hack for Japan」などこれまでのIT関連復興活動を語ってくれます。僭越ながら私石井も同席します(〜日経BPさん曰く「創発の街・仙台」の仕掛け人、的位置づけだそうです:汗)。

で、何をするかと言いますと サービスの 「使いやすさ」 「グローバル展開」 「起業」 などをディスカッション! 外村さん、閑歳さん、小泉さんらのトークを通じ、参加者それぞれが「復興を考える」を、その後、アイデアワークショップで、アイデアを創出しよう、という物になっています。

こういうイベントで、最も参加者が得るものは何かと言えば、外村さん閑歳さんたちとの接点がもてるというのも非常に大きいものがありますが、同じ方向に目線をもった多くの「まだ出会っていなかった仲間」と出会うことがあります。特に、アイデアワークショップは、互いの垣根がさがり、仲良くなります。

なので、もしかしたら、将来、起業・開発チームを起こした仲間とこういっているかもしれません。「お前らと、初めて会ったのは、そういえば、あのイベントのブレストだったよなぁ。まさか、そんな出会いがあるとは思わなかったよ」と。

震災前、仙台のアイデアワークショップで一緒に、たまたま同じグループになって、アプリやサービスのアイデアを考えたメンバーが、その後一緒にアプリを作り初めり、一緒に創業し、今では海外からの仕事も受注するようなベンチャーになった、というケースもあります。今回もきっと、生まれるでしょう。

ゲストの外村会長は、すごく面白い経歴をお持ちです_「外村仁(ほかむら・ひとし)さん。1963年生。東大卒、アップルコンピューター・ジャパン、マーケティングなど担当。スイス国際経営大学院のMBA。シリコンバレーで複数会社立上げ。10年6月から、エバーノート日本法人会長。」

ゲストの閑歳さんも面白い経歴です_「閑歳孝子(かんさいたかこ)さん。1979年生。日経BP社記者・編集→Web系ベンチャー、開発→(株)ユーザーローカル、Webアクセス解析ツールの開発・企画・UI ・デザイン。個人でも開発「ReTweeter」「Smillie!」「Zaim」」

外村(ほかむら)さんについての最近の記事  
閑歳(かんさい)さんについての面白い記事
  (←閑歳さんの旦那であるKAYAC瀬尾さんも登場。「仲良し不思議夫婦」呼ばわりされてますね。笑)

9/3のイベントは、堅い名前で「復興創発会議in仙台」ですが、内容は楽しいトーク&ブレストです。トーク4人のうち、東北で活躍する「小泉勝志郎」さんは、東北の開発者コミュニティーでは名前のしれた人気者です。人物としては、そうですね・・・配慮深い、まんべくんみたいな愛される人柄です。



2011年08月25日

ブレストの道具を作ることはそう難しくない、という話

アイデアプラントではブレストの道具をよく作ります。製品になるものもあれば、一瞬で役割を終えるものもあります。

後者でいえば、かなりいろんなものがブレストの道具には、なるんですよね。その場限定、その時限定で、良いというならば。

たとえば、岐阜の夜、会津の佐々木さんと飲みながら話していてiPadの裏のメモスペースに書きつけたメモには、こうありました。

━━━━━━━━━━━━━━━
 ゲーム
  3つの要素を切り出すワーク
   ↓
  パターンカード化
   ↓
  ブレスト要素カード
━━━━━━━━━━━━━━━

これは、たしか、ブレストの中でゲーム要素をブレストする場合に役立つ道具がこうやったら作れますよね、という会話をしていた時の物です。

1)皆でいろんな優れたゲームをリストアップして
2)ゲームごとに、面白さの要素を三つ書き出す。
3)引き出しそうな感じの強いものに各々が☆を付ける
4)それらを似たものでまとめる。
5)ブレストで使えるような適切な要素化を行う。
 (基本的に1単純化、2粒度を整える、3五十個以下にする)

多分、うまく行くかどうかは、☆のつける度合いに寄りそうです。
出して評価して束ねるという作業は後半には高度な創造的編集作業が要ります。自己矛盾的概念ですが、編集も創造的な作業です。この辺の部分は何度かやるとなれます。


この主題を「ゲームの着想」にしたのでこうなりましたが、これを別のテーマにすると別のブレストの道具を作ることもそう難しくありません。

発想トリガーとかパターンカードとか、その辺のアプローチがこれですが、外にも6色ハット法にちかい感じで、明確な役割の生成も、ブレストを盛り上げるのに使えます。

その辺の話もまた、ゆっくり書きたいところではあります。

2011年08月24日

オープンアワー「企画書ワーク」を行いました。

8月24日、アエル8Fで、Fandroid オープンアワー「企画書ワーク」を試行的に、行いました。これは、MiMosと共催で行った物です。ご参加いただいた皆様ありがとうございます。

(オープンアワーの第一期は、全て、ブレストCafeをやりましたが、第二期は、Idea to X、ということで、いろんなものへ展開していきます。)

この「企画書ワーク」は、なんなのか?どんな背景なのか?何が目的なのか?

一言で言えば、「Idea to Plan」、です。

まず、アイデア創出については、ブレストCafeや、アイデアソンで大分やりました。これからも、時折必要かと思いますが、アイデアのその先へ進もう、というのが、この企画書ワーク、の趣旨です。1時間ぐらいで、企画書の一通りを、書きあげてみる。そんな内容です。

普段から、企画書を書いてパートナーに見せたり、クライアントに提出したりしている人には、造作もない作業ですが、初めて書く人にはそれなりにハードルは高いわけですが、それをこの1時間10分でやってしまおう、というものです。

カヤック仙台支社があった時代に、企画書の書き方をFandroidの内部的には、いろいろと示唆を受けていて、そうしたもの集大成として、1つのツール(企画書の書き方フォーマット)が作られました。これが唯一無二の正解、というつもりはなく、書き方の一つの例、として、必要な人には使ってもらってもっともっと先に進んでもらえたら、という意味合いの物です。

さて、進め方は、こんな感じです。

ws_進行.jpg



進行の仕方


1)ツール(企画書のフォーマット)の説明、書き起こしの例。(15)

ここで、全員がばらばらになり、知らない人同士で3人組を作ります。この後の企画書ワークでは、このメンバーでブレストをして、企画書を1つ書くことになります。まずは、ツール(企画書のフォーマットを使って、あるアイデアを展開した例を紹介します。

スライド一覧

企画書ワーク_進行スライド・イメージ.jpg

クリックすると、ある程度大きくなりますが、内容については、少しぼかし処理をしています。スライド現物はもちろん見やすくできています。


2)3人ブレスト(10)

アイデアがないことには、企画書もないので、簡単に10分程度、企画書に書き起こしてみたいアプリのアイデアをブレストします。
(ここについては、アイデア集を用意しておいてそこから選んで少し発展させる、という形でもいいかもしれない、と感じました。もちろん、ゼロからオリジナルで発案できる場合はその方がずっといいのですが)


3)企画書ライティング(45)

この45分間は完全に自由です。企画書8ページを、どんどん埋めていきます。1ページ5分ぐらいで、どんどん進むスピード感で書いていきます。ネットを調べないと分からない情報もありますが、その点は、手分けして行ったり、仮説的に、一度、想定で入れてしまって進み、最後にその部分を調べて正確に埋めます。こつは、ある程度、早くたくさんの可能性を上げて、1つに決めて、先へ進む、こと。

ws_ワーク2.jpg


4)レビュー

書かれたものを、簡単に紹介しあうタイムです。ここは、かなり時間がかかるので、実際は割愛したり、一例だけを紹介してもいいでしょう。

ws_ワーク中.jpg





こんな感じに進行しました。ブレストの喧騒とはまた違った、話し合いの雰囲気があり、それもなかなかにいい感じでした。

ちなみに、私のグループは、こんな感じになりました。

アプリ名「ノームノマド」
窓を開けるモーションだけで
コミュニケーションができるアプリ

08月24日 企画書ワーク「チームノマド」

(一枚だけ余計なシートが入っています。2頁)


書いてみると、ブレストの段階では気が付かなかった細かい部分のアイデアが具体的に出たりして面白いとおもいました。また、本質的とはあまり思っていなかった、小さいアイデアが、意外と、このアプリの差別化要素として重要だったりすることがわかり、具体的に考えることの大事さを改めて感じました。

このワークは、毎週やるようなものでもないので、月に一度位、オープンアワーの枠でやってみようかと思います。ご希望があれば、日時をそれに極力合わせてみますので、ご相談ください。

2011年08月23日

海、眼鏡、足跡

若いころは、誕生日の日は、海の上にいようと思って船に乗ったり、なにかしら海に出ることをしていました。今年の8月22日もたまたまその日にいた場所が海に近い所だったので、少しぶらぶらしていました。

20110822_DSC00269.jpg

見えている世界。本当の世界。

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海も砂浜も、人工物よりずっと、でかい。

20110822_DSC00298.jpg

自然に任せてたどり着いた形が砂浜。大きなシステムの中で一部を変えてもやっぱり戻されちゃう。

20110822_DSC00288.jpg

アシカのような流木。

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砂に磨かれ曇りガラスと透明ガラスが同居した瓶。もともとはどっち。

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猫か。

20110822_DSC00390.jpg

塩だらけ、砂だらけ。それでも、生える。命は強い。

posted by 石井力重 at 13:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 8月22日

2011年08月22日

2枚のお札「戦略の本質は捨てるにあり」と「志ある所に道は拓ける」で不連続な時代を行け |

2011年8月22日。38歳になりました。

毎年書いている、「8月22日」(誕生日の日)のブログ。今年は、当日に書きあげられませんでした。この一年は、変化があまりに大きすぎました。しかし、やはり、書きます。

昨年の私が、38歳の私に投げかけた問いは、次のような物でした。

• 縮小社会において、チャンスとなる流れを見出していますか?
• 開発において、評価軸をもち、情熱的に動き、深い愛をもって仕上げていますか?
• 顧客が一点突破できるよう「創造支援」していますか?

珍しく、3つも問いがありました。

1つずつ、問いに答えてみます。

「縮小社会において、チャンスとなる流れを見出していますか?」

昨年、2010年8月22日に予想していたよりも、縮小社会のトレンドや経済のシュリンクは、大きな衝撃により加速されています。もちろん、逆のトレンドを短期的に取っているところもあります、復興で伸張している一部の産業です。総じていうと、人口面では縮小していくこの社会は若者の海外就職が顕在化する数年後にむけてより重要な問題になるでしょう。少子高齢化から、海外就職高齢化、に相当する言葉が出てくるはずです。

こういう局面というのはピークを過ぎた国には見られることで10−20年のスパンで見れば、今の産業伸張力のある国でも見られるはずです。それぐらいの長期でいうと日本はまた違った局面を迎えているかもしれない。そう思います。

縮小社会に突入してみて「チャンスとなる流れ」とはそもそも何か、それ自体の定義も難しいとはありますが、答えてみようと思います。

縮小社会が生み出す一つの流れは「自分で化」だと思います。

「社会で余剰な物」が、発展期と衰退期でまるで違います。前者はお金、後者は時間。今の社会では、可処分所得が減り、一方で時間は余ります(ただしポジションによっては過酷な労働環境にあり、必ずしもこの限りではありませんが)。

お金はなく時間が余る縮小社会のトレンドにおいては、「欲しいものを自分でつくる」「欲することを自分でやる」がよく見られます。個人では外食が昼食・手作り、になったり、完成品を買う代わりにDIYへシフトしたりしています。

企業内も「自分で化」が進みます。研修、人材育成、社内の制度設計などが、外注から内製へ流れが変わり始めています。大手コンサルに湯水のようにお金を払った時代から必要なパーツだけを社外に依頼し自分たちで人材を育むフレームワークを作るような傾向が強くなっています。成長期には営業代行のレップ制度が流行りましたが、現在は自社の力で売っていこうという傾向が再び強くなっています。大手企業の下請工場を訪問しても、その下請会社さんでしかできないこと以外はかなり少なくなっています。これはもはや下請けという業態ではなく、独自技術を提供する中小企業へと、強制的に転換を求められている社会になったということでもあります。(もちろん、これらのトレンドがすべてではありません。逆にやはりファブレス化を推進しているところもありますので)

なお、家庭にしても企業にしても、この「自分で化」は実は幸福度の増える可能性も含んでいます。今年の3月30日にこんなことを書きました。「人は手作りする機会が多く、お金を使う機会が少ない暮らし方をしている方が、幸福度が高い。という説があります。手作りでいろんなものを作る社会。それが復興後の「新しい発展」の1つの姿では」

創造力など、人材開発研修に役立つ道具を私たち(アイデアプラント)は創っています。これまで創造力などの人材開発の研修には、フルパッケージが好まれていたところがあります。ですが、近年、自分たちでそれをやろうとする動きも増えてきました。私たちの道具がそういう時の補助ツールになっていることも知りました。大手の研修機関のパッケージではカスタマイズはきいても、自社の思想をベースに研究プログラムをゼロ構築することができないため、自分たちでくみ上げてたりない所だけを探してきて適用する、そんなスタイルをよく見るようになりました。そういうトレンドを見ると、アイデアプラントとして社会に求められていることは、非常にたくさんあるなあ、と思っています。今は私の所には、ワークショップ込みで依頼される企業さんが多いですが、徐々に、道具の提供がメインになると考えています。それを踏まえて、既存製品の進化形も作っていきたいと思っています。

“縮小期の社会に出現するチャンスがある。”それはまだうまく見切れていないのですが霧の向こうに存在するのは感じています。自分の周りの事は見え始めています。でも社会の広いエリアではそれがなんであるのは、もう少し視力を上げてよく見ないと、いけないかもしれません。


「開発において、評価軸をもち、情熱的に動き、深い愛をもって仕上げていますか?」

評価軸)アイデアプラントの究極的な命題は揺らぎませんから、軸の点はだいたいOKです。ただ、具体的な適用のレベルになると、柔軟に開発の評価軸を再定義していく必要があるだろうことは、常に意識しています。先の所にも少し書いた通りです。もっというならば、IDEAPAPERのように、従来の開発思想には当てはまらなかった製品のヒットを受けて、私たちが取りえる選択肢には他にも可能性がある、と気づかされました。評価軸がぶれないということはかっこいいことのようでいて、長い時間スケールにおいては、功罪がある。究極的な命題は揺らがず、しかし、短期的な行動レベルでは、別の考え方を試したりするのは評価軸自体についても、そうなのだろう、と思います。ということで、具体レベルでの評価軸は、変えていくためにしばらくブラしてみようかな、と今の私は思っています。一言でいうならば、いろいろ作るためにいろいろ試そう。と。

情熱)常に情熱的に開発をしていたか、と言えば違うかもしれない、とも思っています。こども向け発想ツールを震災の避難先で作っていたことを踏まえれば、ここはYESでいいかもしれませんが、「頭をいつでも開発に向けていたか」といえばそうでない時期も結構あります。こども用ツールも、他の復興支援にかまけて、進捗を長らく停めてしまっています。情熱というのは時に、周辺の物をなぎ倒してまでまっすぐに突進していく巨大な鉄球のようなものだと思うのです。小器用に止まれたりハンドルを切れるものとは違う、そんな気がします。復興支援の展開が続く状況で、数か月、今しばらくは厳しいかもしれません。

愛)深い愛をもって仕上ているか、というと、自分に正直にいうならばNOかもしれません。時間の無さを言い訳に「形になる段階」を人にお願いしていることが結構あったことに気が付きます。それは自分が望む“ツール作家”としての生き方とは反していることに、いまここで気が付きます。使ってくれる人を見つめるまなざし、使っている人の手元でどうそれが、もってあそばれるか、をそれを何度も何度も見ようとする姿勢がどこまであったのかを、自問したいところです。ストイックかもしれないけれど、顧客への圧倒的な愛を持ち、その愛が製品のフォルムに宿る、僕は尊敬する企業を見てそういう仕事をしたいと強く思いました。それは変わっていくなかで変わらずにいること。今の私はそう思います。心に愛がなければ、お金というのは感謝の物質化したものじゃなく、労働力の物質化したものに成り下がります。アイデアプラントというのはそういう組織では、うまく物が作れなくなります。

職人のように、何度も使う人の動きを想像し、地道に時間をかけて丁寧に作る、そうありたいのです。


「顧客が一点突破できるよう「創造支援」していますか?」

これについては、心意気としてはYESと思っています。震災後、大量のアイデアワークショップをしました。企業向け、大学向けのも、かなり行いました。お客さんのことを本当に愛して、その人のために、と考えて、ワークショップを設計し、創造支援をできたか、と言えば、できたと胸を張りたいところです。

ただ、創造活動の組織的行動を設計する支援に関しては、もうすこし修行が要るなあ、と思うのです。もっとよい何かを提供できたのではないか、という可能性も、時折、感じます。


そんな感じに、過去の8月22日の日記を振り返ってみました。


・・・

さて、一方で、今の時点に戻ってみると、今年(2011年)は、不連続な未来にたどり着いたなあ、と思います。

なんと言っても、2011年3月11日。東日本大震災。我々は多くのモノも、仲間も、失いました。東日本で、親の一方をなくした子供が1200人規模。両親ともなくした子供が250人規模で、います。

地域の子供達が、未来に、もっとたくさんご飯が食べられ、もっと希望あふれる道をゆけるように、この時代に生き残った大人たちは、破竹の勢いで豊かな未来へ全力で進まねばならない。そう思うのです。

震災後一ヶ月は、皆、友人や故郷の街そのものを失ったショックで茫然自失の時間を生きていましたが、今の地域の空気は違います。復興への強い志し。渦巻くその気運は、人々に多様なチャレンジをはじめるエネルギー源となりました。個々人の生活が疲弊するようでは長続きしませんので長く続けられるようペース配分はいりますが、皆、120%出力で疾走しているようなところは、やはり今もあります。

今時期はお盆を過ぎたところです。今年は、新盆を迎える人(故人)が大量に出ました。悲しい現実。それを受け止める段階で張っていた気が緩む感じもあります。夏が過ぎ、秋風が吹いてくるころ、本物の志や情熱の人と、一過性の人が、分離していくと思われます。被災地以外からの支援に一足先にその現象は見られました。次はこの地域自体がそのフェーズを迎えるでしょう。だれも責めることはできないし、短期的にでも、志しに動いていた人々に感謝をしなければいけないと思います。あるいは、無理のある形から、長く続けられる形へ徐々に変わっていくことも皆が受け入れていく時期でもあるでしょう。

フェーズが変わる。本当に経済的な深刻さを迎えるのは、雪が降り始める前ごろからだ、と私は見ています。この予想を来年の私は“杞憂だよ、ばかだなぁ”と笑っていられればいいなぁと願うばかりです。今の私にできることはあまり多くないですが、その時期への備えとして、クリエータの仕事を作る活動に取り組んでいます。一年後の私にはそれがどう見えるのか、興味深い所です。

そして、もう一つ、時代の空気を語る要素があります。

“一度封印が解けたら御しきれない苛烈な龍を、我々は飼っている。”

放射能の長期的な拡散と電力に依拠する国内産業ダメージという経済的な懸念。これは国民の中でも、原子力発電所問題への姿勢を複雑なモノとしています。復興への見通しは希望の光と不信混乱の闇がマーブル模様のように混ざったものとして存在しています。

修士まで理論物理を専攻していた身として、科学と人類について最近、再びよく考えます。科学者の知性は時にブレークスルーを生む。しかし、我々人類はいつでも賢明であるわけでもない。利用できるが、出てくるものの有害さを消す事はできない。2011年のこの時代、我々人類の科学技術はまだずっと未成熟である。その事を謙虚に受け止めた上で資本主義経済を回すのでなければいけない。そう思うのです。

しかし、人間の強さを私は信じています。非常に困難な状況が来たとしても、人間は黙ってそれを受け入れはしない。きっと創意工夫がなされて、改善されていくものもかなりある。そう思います。医学の発達、排泄を促進する機能性食品の登場、新しい観点での健康診断、衣服の変化(よくある未来人のつるんとしたスーツというのは、花粉や放射性物質の付着を少なくし、エアによるパワーアシストをする良さそうな形にも思えますが)

・・・

いつもの、来年の自分への問いかけ。これは今年は悩みます。ことし達成したい目標を書いているのですが、果たして今年はなんだろう。この一年は、かなり踏ん張りどころになるだろうと思います。アイデアプラントの仕事が増えてきて時間的に非常に足りない中で、一つ一つ愛を持って仕事を仕上げていきたいし、新しい作品も作りたい。多くの人とかかわるプロジェクトの効果的な展開にもできるだけ、知恵を絞りたい。その意味では、この一年でどうしてもやり遂げたいことに、注力しそこで圧倒的によい仕事をする、ということなのかな、と思いつつあります。

「戦略の本質は捨てることにあり」と、かつて某先生が言っていました。そうなのかもしれません。何かを成し遂げるということは、捨てること・やらない事を決める事とも非常に密接な関係にあるのかもしれません。

一方で、「志あるところに道は拓ける」という言葉が、示すように、闇の中に道を照らすもの、それは、高い志し、ではないか、と思うのです。“捨てる“ということをやみくもに振り回すと、何も残らなくなります。とても素早く楽に行けるけれど、それは下り坂です。捨てる時には、聡明な判断をもって捨てるものを選ぶこと。

「戦略の本質は捨てるにあり」と「志あるところに道は拓ける」は、闇の中の時代を行く、二枚のお札。これをいつも胸ポケットにねじ込んでおいて、道を作りながらゆきたいです。



39歳の私への問いかけ。

39歳の私は「多くの人を愛し、その人たちが幸せになるように、何かを作っていますか


(幸せになるように、考えるだけじゃだめ。やっぱり、何か作ろう。それが自分らしいですよ)



過去の8月22日の記事(2006〜2010)
http://ishiirikie.jpn.org/category/792940-1.html
posted by 石井力重 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 8月22日

2011年08月21日

岐阜の旅

8月17日。新潟を出て、相模原(神奈川県)で打ち合わせ。そのまま岐阜県へ。途中名古屋で乗り換える時に、きしめんを食べました。

gifuDSC00237.jpg

うまかったです。さて、岐阜県。目的の町は大垣。

とても暑い日でした。

大垣のホテルは、「ホテルグッディ大垣」です。滞在しながら執筆の仕事もしようと思い、4泊ほどしました。古く駅から離れていますが、静かで最低限のものはあるし、清潔で対応も親切で、なかなかいい所でした。滞在中ずっと執筆するので人通りのうるさくない奥の部屋がいいのですが、というオーダーにもこたえてくださり、ありがたかったです。

18日は、モバイルコアへ。

ここはソフトピアという岐阜県のIT産業振興の戦略的な拠点の中にあります。10年以上も前からある建物ですが、きれいで大きくて、イベントのし甲斐があるところでした。

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すごい!いいなぁ、が第一声。

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ここは、電気も通信も公共インフラ的に利用できます。二階がイベント会場。

アイデアソン(ITの世界でのアイデアワークショップのこと)の打ち合わせを、棚橋さんと2時間ぐらいやって、だいたいの線が見えてきたところでお昼へ。

お昼は近くのお店で。

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これが岐阜っぽいとか、大垣っぽいとかはよく分かりませんが。

ホテルから、モバイルコアまで徒歩二キロ。約30分。帰りも歩きました。えらく暑い日でふくはびしょびしょでした。部屋に戻るあまりにボーっとして居眠りにをしていて、これは熱中症に気を付けないといけないなと、当時のツイッターに書いていました。

ホテルの前に売っていた缶ジュース「スコール(skal)」を生まれて初めて飲んだのですが、甘くて酸っぱくてしゅわしゅわしていてとても気に入りました。あまりに気に入ったのでWikipediaで検索してみたほど。これは、西側では結構有名な由緒ある飲み物でした。私の生まれたころにできた者で、スコールは、北欧の言葉で乾杯を意味するそうです。

19日は、モバイルコアのアイデアソンのワークを設計。久々に丁寧に作りこむスライド。最近は即興でのアイデアワークが増えていてちょっとこういう時間を求めていたのもあってかなりじっくり作りました。

【スライド】Mobilecore IDEATHON



その作成というのは、(1)構成をテキストで作る→(2)具体的にスライドに起こす→(3)人々の流れがおかしい所を直す→(2)と(3)を繰り返す。ようにして出来上がります。配布用スライドはなしにして、スライドそのものをデータで掲載しておくのは、主催者さんの印刷コストを減らすため(後は、当日、紙資料がわさわさ動くので、スライド印刷物は、結構邪魔になる為)です。

普段もそうですが、アイデアワークショップをする場合、今回のように現地で打ち合わせができて、その後、だいたい設計・制作には、丸一にかけています。

翌日の20日には、早朝・始発の電車に乗って、飛騨高山をみてこようかと、考えて少し調べてから眠りました。

20日。早朝。すごい豪雨。これは、だめだなぁと、判断して、部屋で仕事をしながら様子を見ることに決定。

ようやく時間ができたので、本来の執筆をしようかなと、いろんなことを頭の中で考えていると、様々な終わっていない懸案が浮かんできてそれらを1つずつやっていきました。すごくすっきりしたものの、気が付けば午後3時。早朝はひどい豪雨でしたが、夕方には、薄い曇りぐらいでこれから、飛騨高山に行こうかどうか、しばし悩むものの、やはりこれから行っても遅い時間なのできついかなー、と思っているうちに、仙台メンバーが次々と、岐阜入りしたことをしりました。ツイッターやFacebookは、どこにいても、関係ないほど世界が近くなりましたね。日本語しか使わないので日本の中と一部の海外にいる日本語ユーザの方について、だけですが。

皆は、モバイルカフェ(モバイルコアで、面白い講演会がある)にいくというので、それに間に合うように移動をしましたが、原稿を書いていて筆が乗っていたので書き切ったら、もう、開始時刻。バスはめったに来ないし、タクシーもあまり拾えない。2キロをどう移動しようかとおもっていたら、ホテルに貸自転車があったのでそれでもうダッシュで移動しました。旅先で日錆に自転車に乗る不思議。

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うぉ!すごく人がいる。

モバイルカフェについてそう思いました。話は、面白いアプリを沢山出されているFEYNMANのCEO八尾さん。ゆるふわ育成ゲーム「MEGU」の開発秘話や、マネタイズのいろんな示唆をお話しいただきました。講演と、後半は、ジークルーの佐々木さんによる対談形式。佐々木さんはエンジニアでもありつつ、多彩な力を思いだなぁとおもいつつ、面白い話を伺いました。

育成ゲーム MEGU

その後は、大交流会。持ち寄った食べ物を食べながら、わいわいと交流をしました。私はたまたま近くにいたデザイナーの坂口倫崇さんとしりあい、面白い話を沢山伺いました。翌日のアイデアソンの後も、一緒に飲みに行っていろんな話を伺ったので切り分けにくいですが、例えば、「間」という字は、昔は門の中が日ではなく、月だった、という話は今も記憶に残っています。デザインや音楽を作ることについて、私の興味(創造工学的な観点)からいろいろ伺ってみて、本当に面白い話ばかりでした。ちょっと曖昧になって自分の中の考えも混ぜた言い方に変えてしまっていますが、メモをみてみると、、、

デザインや曲をつくる人が、その人の手癖でつくる。
だからある程度つくると同じようなものばかりになる。
(漫画家にもでそういう、すでにやったことある感に悩みスランプになる時はある)
意図的に、違うものを作る、感性を重視しつつも工学的なことも重視する。
気になった物があって、振り返ってiPhoneで写真を撮る。
(どういうものをとっているかは、気になった物、としか言えない)
あれ、この赤が多いことがいいのか、と。
沢山とる日もあれば少ししかとらない日もある。物理的に忙しい日もあるし。
(良いアイデアは、最悪のタイミングでやって来る、そういう所もあるし、その辺は興味深く)
道元。判断停止。エポケー。哲学。
(発想の回廊の話、再び)

坂口さんとの話は面白くてわくわくして聴いていました。書かれた論文がおありとのことで、それについても、いつか読んでみたいと思います。

そんな感じに、20日の夜は更けていきました。

21日、アイデアソンの日です。このために来たので、体調も万全に整えて、午後からの会場に向かいます。この日ばかりは歩いて体力を消耗するわけにはいかないので、バス時刻を調べておいてバスに乗りました。

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伝馬町、というバス停がホテルからの最寄。

そのバスには、アイデアソンの参加者の方が結構乗っておられて、福井からいらした背の高いshoito(伊藤さん)もいて、あ、石井さんですか、という感じに会話しながら生きました。前の席には、「デスマーチファービー」のチームの方もいたような気がします。

アイデアソンは65名ぐらいの申し込みに対して、スタート時点で40人ぐらいでしたので、まずは、私の仕事の紹介のビデオをながしたり、他己紹介ワークや、発想の特性についての話をすこしして、いました。30分ぐらい十分に、導入をしたところであらかたそろいましたので、アイデアワークの本編に入りました。

初めはエクスカーションです。アプリで補助出来たら面白い、と思える「動詞」を書き出していく、というものです。その後それに☆を付けて回して、今度は、5分交代のペアブレストです。

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60名の会場で、ペアブレストは、ものすごいワーワー感。 ワーワー、ワーワー。

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皆、楽しんでかつ、アイデアを出されていたようでよかったです。

次は、アイデアスケッチを書き出しました。そしてそれらに☆を付けて回り、上位のアイデアを抽出しました。

#岐阜アイデアソン アイデアスケッチ集

 (公表に同意してくださったものだけです。トップアイデアはハッカソンに移行した関係でここにはないものもあります)

そのうえで、上位アイデア+情熱枠で、チーム編成候補をつくり、そこに2~6人で別れてグループでのアイデア具体化の作業に入りました。

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机だけでは足りない想定でしたので、立派なガラス面もつかって、18ぐらいのグループがワークを行いました。

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最後はそのアイデアを模造紙に書いて、発表する、というところで終わりました。

時間がおしてしまい、一チーム90秒、という過酷な発表条件でしたが、どこも立派にうまくプレゼンされていて、岐阜の方々はさすがだなーと思っていました。

夜は、運営スタッフ側で、一緒にご飯を食べて、いろんな話をしました。

21日。この日は、午前中はアンデックスさんの新人4人の方に対する、アプリ系の発想の仕方のレクチャーをモバイルコア1Fを借りて行っていました。せっかく岐阜にいるなら、そういう教育の時間をとりませんか、と原さんにお誘いいただいて。もちろん石井としてはお役にたつなら喜んで。

大量の、アプリのブレストを観察していて大きく分けて、5つの発想方法があるな、ということが見出されてきて、それをコンパクトに技法として整理したものを3時間ぐらいで、レクチャーしました。その他、普段のアイデアの出し方やアイデア出しで困ることを伺い、それらに対する効果的な対処についてもコメントしていきました。

この日は、ハッカソンということで、アイデアソンの参加メンバーがアイデアあ損の終わった後から開発に入りそのまま泊りがけで作っているものを完成させる日でした。MiMos原さんやジークルー佐々木さんが講師としてついていました。

お昼は佐々木さんらと、モバイルコアの裏ちょっといったところにある、すごくこじんまりとしたお好み焼きさんやで食べました。

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私は、野菜焼きそば。これで300~400円ぐらい。安い!塩味でうまかったです。

午後はハッカソンを見学しつつ、ソフトピアでの展示物もみてきました。懐かしいゲーム機や様々なデジタルとアートの融合領域のものをみて興味深かったです。

夕方はハッカソンの発表がありました。アイデアは具現化されてそれで初めて真価が分かる。と私は思うのですがその極めて短いサイクルを見ることができて面白かったです。アイデアの段階ではあまり魅力の面では高くなかったものが、実装されてデザインや動きも伴って初めてその魅力度がより引き立つ、そんなものもあり、すごく面白いと思いました。

岐阜からの帰りは割と過酷でした。翌日には仕事がある、というメンバーの車に乗って、岐阜から仙台へ、車で戻ります。

夕方、ハッカソンが終ったら挨拶もそこそこに、大垣を出て、飛騨高山方面へ、私が新潟亀田ICでおろしてほしいというニーズもあり、日本海側を行きます。

途中、SA、PAによってはトイレにいったり、開発のデザインサンプルになりそうなものを買ってみたり。

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飛騨か黒部の少し前で、のPAで食べた味噌カツ。

(今回の記事は、食べ物をのせてみるという初めての試みです。普段は余り食べ物の事は乗せないようにしているのですが。ちなみにここに乗せたもの以外は、ホテルに缶詰状態で、シリアルを食べているか、食事を抜いているかという状態でした。ホテルグッディ大垣の朝食はバイキングでかなりバランスよく食べられるので、朝飯を思いっきり食べて、昼は軽食。夜はだれかとご飯、という感じでした。)

この車のメンバーはでかい人ばかりでなんと私が一番小さかったです。180cmあるのですが。人を見上げてしゃべるというのはすごく新鮮でした。

新潟亀田につく少し前に、日付が変わり、22日。38歳になりました。

誕生日の最初の瞬間、同世代の男だけの高速道路の車中でむかえる、というのは、大学生のころみたいで少し楽しかったです。Facebookにおめでとうコメントがたくさん来て驚きました。僕は誰の誕生日にもSNS上お祝いは書かない(GREEでやっていた頃大変だったので)方針なので、なんだか大変恐縮です。。。

そんな形で、岐阜への旅は終わりました。


この時の「岐阜ハッカソン&アイデアソン」の様子は、いろんなところで報じられていました。

後で、その辺もリンクに追加しようと思います。

2011年08月20日

#岐阜アイデアソン アイデアスケッチ集

8月20日の岐阜のモバイルコアでのアイデアソン、みなさんの作られたアイデアスケッチ集をアップします。

20110820岐阜アイデアソン_.pdf

ぜひこれもヒントにして、いろんな展開にトライしてみてください。

2011年08月19日

【スライド】Mobilecore IDEATHON

8月20日に、岐阜の大垣にあるMobilecoreで、アイデアソン(アプリのアイデアを発想するワークショップ)を行います。

当日のスライドを掲載します。
Mobilecore_ideathon_20110820.pdf

(参加された方には、印刷物としてスライドはわたりませんのでもし、手元にスライドファイルを持ちながら、やりたい、という方をこちらをご利用ください。)

アイデアソンとしては、かなり人数が多くて、盛大なアイデアワークショップになりそうです。楽しいアプリ、優れたアプリのアイデアが沢山生まれるよう、私も精一杯頑張って進行します。よろしくお願いします。




追記:

ワークショップ中、何度か、「A3(エーキューブ)」というコンテスト名に言及しますが、そのサイトはこちらです。

A3 together
http://itpro.nikkeibp.co.jp/android/a3together/index.html
主催:日経BP社 ITpro
内容:アンドロイドのアプリとアイデアのコンテスト

2011年08月14日

TEDxTohoku 余力さん。川内北キャンパスの新食堂&クルール

8月14日。

仙台市内の喫茶店で、「TEDxTohoku」の代表者(発起人、というべきでしょうか)と会っていました。

なんと、現役の学生です。東北大学の余力(よりき)さん。

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彼と、しばし、幾つかの事について、ディスカッションをしていました。

余力さんは、彼が一年生の頃、所属する企画系サークル(東北大Masspy)で、私がアイデアワークショップをやらせてもらって以来、いろんな場面で話してきましたが、とてもしっかりしていて、既に修士ぐらいなのかとおもったら、まだ三年生だとか。ただの学生ではないな、と思っていましたが、なんと彼がTEDを引っ張って来るとは。うーむ、男子三日みざれば括目してみよ、まさにその通りかと。

ワークショップを検討しているということで、ワーク設計について相談に乗ってほしいとのことで、「そりゃもう、後輩がここまでやっているんだから、喜んで!一緒に考えますよ」ということで、小一時間位話していました。

その後は、実際にワークショップをする会場に行ってみました。人数も非常に多い想定で、会場の形も特殊なのでそれは現地を見たほうがいいかと。

で、車で移動して、東北大学の川内北キャンパス(メインのキャンパス)に着きました。

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道路から、キャンパスに入ったところ。

左手に、クルールがあり、その奥に、北食堂(川内北キャンパス新食堂)があります。

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入口はこんな感じ。

普段、東北大生はこっちからは入らない、とのこと。でも、萩ホールから歩いてきた初見の人が、自然とここへ導かれるように、建築設計者の意図が分かるような作りです。自然と、皆、クルールの入り口へ向かうでしょう。

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クルールの入り口まで来たところ。

お盆中で閉まっているので、東北大生が普段、入る側にまわります。

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右手がクルール。左手が、新食堂。

中央が、オープンテラスっぽくて素敵です。93年ごろの東北大とはえらい違いです。

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ウッドデッキで、木陰があり気持ちよさそう。

洒落ていますね。

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中庭側からみたクルール。

形が、ドーナツの1/3みたいな形(細い扇形、というべきでしょうか)をしています。

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正面の壁っぽいのが新食堂。

クルールと、ウッドデッキの廊下でつながっています。

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クルール側に沿って歩いているところ。

奥に、つながる廊下が見えます。

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クルール側から見たウッドデッキの廊下と、新食堂。

広くて、椅子も動かせるし、ここなら結構いろいろできそうです。

・・・

こんな感じに現地を見て、例えばこういう場の作り方はどうだろう、とか、移動にだいたい何分かかるんだじゃない、という会話をしていました。

彼の思いが何百人もの人を集め、思いや知識が、伝搬していく。そんな秋の日が、もうすぐ来るんだなぁと、おもいながら彼を街中へクルマで送り届けました。(東北大は、仙台駅前や中心地から、ちょっと離れているんですよね。歩いても歩けないわけじゃないですが、30分ぐらいはかかります)


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余談。喫茶店で出てきたグラス。

起き上がりコボシのようにしたが球面です。かたむけても転がらない不思議なグラス。

非常に熱い、夏の日でした。



・・・


TEDxTohoku (テデックス・トウホク)

 公式サイト http://www.tedxtohoku.com/

 Facebook http://ja-jp.facebook.com/TEDxTohoku


本家、TED(テッド)

 公式サイト http://www.ted.com/

 Facebook http://www.facebook.com/TED


TEDってなに?
http://ja.wikipedia.org/wiki/TED_(%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9)

ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア・考え)の精神をもとに、様々な分野の方が講演を行う活動。TEDは、「テクロノジー」「エンターテインメント」「デザイン」の頭文字。

ツイッター上などでも、知識産業系の人々などで、よく話題にされています。

(私も、昔、バイオミミクリーの専門家の方の話しを、この講演のビデオ(日本語字幕が付いていた)を見て、初期的な学びを得たことがありました。内容は専門家以外の人にも実に分かりやすく、講演のスタイルが非常にどの方も魅力的で、沢山の内容をコンパクトにまとめていて、人気のイベントなのもうなずけます。本家のTED(テッド)はCAで行われるのに対し、いろんな地域で行われるTEDx(テデックス)があります。震災後には、東京でも開かれました。TEDxTokyo。IDEOの方が講演されたりして、とても面白いイベントでした) 

2011年08月13日

メモ)idea→APP(企画の手順)

これまで、アプリのアイデアをさんざん出してきました。

第二フェーズのFandroid界隈では、企画書ライティングのワークも、みんなでやっていきましょう。

そこで、優れた企業のアプリ企画書の構造を分析してみました。

こうなっています。(私見も多分にありますが)

idea→APP_企画書の手順.jpg

まず、ブレストして、アイデアが出た。

その後は、ネーミングや、企画動機があります。
企画動機というのは、ストーリーを語る部分で、機能にも、プログラムにも、書かれているわけではないのですが、作品の感性価値全体にかぶせる衣であり、意外と重要です。エンジニアプレゼンでは、ここの意味はかなりウエイトを軽くされていますが、大事っぽいです。

この後は、3C分析でいう、3C(顧客、自社、競合)の視点で考えます。

顧客でいえば、ターゲット層、サブ層などを描きだします。

自社では少しわかれていて、プロジェクト3要素で洗い出します。
スコープ。これは、ある意味、アイデアの部分でも幾分、明らかに。
制作期間と、アサインする人材。

そして、競合でいえば、カテゴリとアイコンを調査して、その中で目立つデザインや抜きんでられるカテゴリーを探します。

特に競合性のつよい複数と競合比較をします。そして自社の優位性を整理します。

最後には、アプリがバズるための工夫と、課金モデルを検討します。


詳しい、手順ツールもありますが、ここでは、ざっくり、私の理解を1ページにまとめてみました。




・・・

同じもの(PDF) idea→APP_企画書の手順.pdf




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