2011年11月22日

【スライド:更新版】仙台銀行ビジネスクラブ、アイデア創出術

2011年11月22日、仙台銀行本店での、アイデアワークショップ( 新しい取り組みに向け創造力を引き出す手法を体験するワークショップ )のフル・スライドを掲載します。

スライド(更新版)
仙台銀行_アイデア創出術_2011

ご参加になられた方は、社内での利用・出力はご自由にどうぞ。(実施後の更新版です。当初予定してなかったSCAMPERワークを急遽実施しましたので、それがスライドに加わっています。)

追記:

参観者の皆さんが創出した「テーマ」と「アイデア」を、以下からダウンロードできます。

1(窓側の)グループ

1g_テーマリスト.pdf
1g_アイデアリスト.pdf

2(手前側の)グループ

2g_テーマリスト.pdf
2g_アイデアリスト.pdf

これらをみると、よりテーマ文とはどういうものなのか、を感じる取ることができるでしょう。また、その中のトップテーマから、アイデア出しを行い、アイデアをスケッチに書きあげたものをみると、面白いものから、そうではないものまでありますが、短い時間でも、結構いろんなアイデア(中にはそれをもっと煮詰めると、企画的なネタになりそうなものも)あります。
 

・・・

本日皆さんに提供した手法の中で、一つでも将来お役にたつものがあれば幸いです。 アイデアに関する困りごとなご質問があればFacebook、twitter、メール、などで、お気軽にご質問をお寄せください。

なお、ワークショップ内で使った、ブレストのツール「ブレスター」と「IDEAVote」は、アイデアプラントのセールスオフィス(東二番町通りの北側の、突き当りのビル)や、アマゾンから、手に入れることができます。
 

【スライド】ヒット商品から発想する

ヒットしているもの、お気に入りのもの、そういうものを見ていると、なにか転用が出来そうな発想をくすぐるものがあります。

しかし、いざ筆を執ってみるとなかなか、アイデアが出ない、ということ、あります。

発想法のエッセンスを使って、ヒット商品から特徴ある要素を沢山切り出し、それを使ってブレストを盛り上げる、ということもできます。

そのやり方をスライドにしました。

スライド
ヒット商品から発想する(6観点ワーク)

これはある意味、即席で発想トリガーを作っているようなワークです。これらで抽出したファクターをもって、ペアブレストをしたり、一人で発想したりすると、面白いアイデアが沢山得られるでしょう。

ブレインストーミング・イベントを行う時には、こうしたものも面白いとおもいますので機会があれば、ぜひご活用ください。 
 
posted by 石井力重 at 02:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2011年11月21日

【スライド&解説】ナレッジコミュニティー東北で、アイデアワークショップをしました

ナレコミ、といえば、仙台の学生団体の中でも優秀な組織で、私が二度目の学生生活をしている時にも、いろんな活動を展開されていました。現在の代表の方と先日のTEDxTohokuで出会い、一度ワークショップを、ということで、今日、行ってきました。

進行案は緩く作っていました。適宜修正したりして、即興的なところが多かったのでそれも、踏まえて資料を掲載しておきます。

まず、進行プロセス
ideaworkshop2011KC.pdf

この内容にそって、進めましたが、けっこういろいろ、変えたり、他のものを入れたりしました。具体的は以下の進行で行いました。

まずは、第0部、想像力の準備運動です。

まずは「 30circles 」を行いました。

次に「 無関係ワーク 」
http://blogs.bizmakoto.jp/ishiirikie/entry/2468.html

と「 しりとらず 」
http://blogs.bizmakoto.jp/ishiirikie/entry/522.html

の2つを紹介し、しりとらず、を実践しました。

(ここで行ったことは、自組織やブレインストーミング・イベントなどで、アイスブレイク的にやるといいでしょう。)


次は、第1部、効果的なアイデア会議法です。

5分交代のペアブレスト(speedstorming)→ハイライト法→アイデアスケッチ→上位3案に分かれてのブレスト、というプロセスで行いました。

進行スライド speedstorming_and_ideasketch
ワークシート ideasketch

発想のテーマは、「発想の問いかけ48、を用いた商品アイデア」です。試作品としてトランプの形にしたものをお見せしましたが形状や具現化の手段はそれに限らずに発想してよい、という発想会議を仮想の状況として設定して行いました。

実際のアイデア集  20111121ideasketch_.pdf

(ここで行ったことは、自組織内の企画案だしや、企業からの依頼を受けての新商品アイデアを出す時になどに、いいでしょう)


第2部は、発想ノート記法を行いました。

「 マインドマップ と マンダラート 」特に、マンダラートを行いました。

発想のテーマは、「新しいマグカップのアイデア」でした、実際にそれは欲しいな、というものもありました。


第3部は、社会課題から、解決策やアイデアを発想するワークです。

「 フクワーク_簡易版 」を行いました。

周囲にある社会の課題、生活の課題を沢山掘り出し、皆が興味深いと思い要素を短時間で掘り出し、それをSCAMPER(発想トリガー法)で解決する案を次々出していく、というものです。

こういう発想の仕方は、いろんな企業や作る人に見られます。もっと詳細だったり、独自の観点を持っていることが多いのですが、本質へと削ぎ落としていくと、最終的にはこのワークのような骨格が現れます。


そして、その後実際にはやれなかった、続いてやりたかったことは「 Idea to Plan 」です。

具体的には「 6W3H 」を用いる予定でした。アイデアをこのフォーマットにさっと埋めてみると、短い時間で、企画書の原案は出来上がります。メンバー内で書き広げることで、更にしっかりしたものへとしていくこともできます。


なお、第4部として、ヒット商品から発想する、というものをやろうとしていました。

「 ヒット商品から発想する(6観点ワーク) 」これは、6観点、という汎用性の広い、発想観点リスト、を使っていく方法で、比較的平易な方法で、興味深い発想の材料を引出し、ブレストを盛り上げることができる、というものです。簡単ですので是非やってみて下さい。


以上です。

本日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 

日経BPのサイトにて「ダメプレゼン→指導→変化→受賞」に至る2日間の様子が

日経BP ITProの記事で、シリコンバレーから来てくださったエバーノートの会長・外村(ほかむら)さんらの前で、プレゼンをした時の様子が紹介されました。A3授賞式プレゼンの前日練習、ということで行ったものです。

あなたもやりがち“あるあるプレゼン

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111117/374615/?ST=selfup&P=1


記事内には動画もあがっていますが、そのプレゼンの分かりにくさと言ったら・・・お恥ずかしい限りです。

で、そのあと、外村さんたちが、稽古をつけてくれました。(なんて贅沢な!と思う環境です。なにせ、外村さんは『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』の監修者でもありますから)

そして、20分後ぐらいに、もう一度、プレゼンをする機会をもらいました。プレゼンをしてみると、とても話しやすいことに気が付きました。

なるほど。と思いましたが、正確にはこの時には、変化を客観的にはわかっていませんでした。

興味深いのは、その日の夜にFacebookにも書いたことなんですが、「一度目がそこまで分かりにくかったのは、自分ではわからなかった」し、「二度目がどれほどよくなったのかも、自分ではわからなかった」ことなんです。その練習会の会場にいる時には。

正直なところ、家に帰って、もらった動画ファイルを見て「ウォー、わかりにくい」と恥ずかしさに悶絶。そして「あれ、すごくいい感じじゃん、二度目」とおもっていました。
 
人は「自分の事はわからない」、と思い知らされる点でもとても大きなものでした。講師のお仕事をしている中で、自分の我流でわかったつもり、できているつもりになっていること、実はいっぱいあるんだろうなーと、思う出来事でした。
 
(そして、知識を提供する場面で、受け取り側には常にそういう側面を持つのだとも感じました。つまり、どれだけいいものを渡しても、その場でめぼしい効果をわかりはしない、こともあると)


記事の最後の文章

氏のように自分自身のプレゼン映像を見たり、第三者のアドバイスを聞いたりすることで、聞き手に何を伝えなくてはいけないかに気づき、すぐにプレゼンが進化することもある。「自分はできている」と思い込まないことが、プレゼン上達の近道でもある。

おっしゃる通りです。

行くほどに、道半ば。 最近、いろんなことがそれを教えてくれます。

2011年11月20日

長く担当していて定型的なアイデアしか出ない。広い視点で考えるにはどうすればいいか?

仕事柄、友人から「アイデアに関する困り事」について相談をもらうことがあります。

それの中から、また一つ、紹介します。

Q

長く担当していて、定型的なアイデアしか出ない。広い視点で考えるにはどうすればいいか

A

1つの仕事に長く従事していれば、それは起こります。創造的な人だって、ずっと同じお客さんを担当し、次々新しい提案がし続けられるかと言えば、実際は苦しいです。(建前としては、市場や事業環境の変化があるから、新しい提案はいつも可能、とは言うけれど。)

このことの原因は「NGゾーンが広くなっていくこと」や「新しい情報との接触機会の減少」など、いくつあります。

詳しい説明は、後回しにして、そういう課題を乗り越えていく「創る人々」に学ぶ打ち手としては、次の事があげられます。

  1. かつて検討してNGだったところにも、まだまだやっていないことがあると信じてつぶさに見ていくこと
  2. いろんな作品や人や土地をたずね、直接的に役に立つわけではない新しい情報とも接触していくこと
  3. 既に知っている作品(モノだったり、コトだったりしますが)をつぶさに見て、新しい洞察を得ること
  4. 自分の創造のプロセスを単純なモデルにしてみること。その一部に別のものを取り入れていくこと


そんなことを意識してみると、自分なりのよい方法が見つかるかもしれません。


この辺については、関連するで面白いこともたくさんあるのですが、いま下書きをしてみたら、えらく冗長になってしまったので、ばっさり削っておきます。この辺、折に触れ、また紹介したいと、おもいます。


・・・


6観点リスト


なお、創造工学的に「発想の観点を大きく変えるには」という当初の問いに、ダイレクトにも答えておきたいとおもいます。ただし、先にあげた物よりも、「即効」であり、ずっと「表面的」ではありますが。

古今東西の発想技法の文献を見ると、発想トリガーにあたるものは、各種あります。それらを分析して、一定の方法で、その観点を抽出してまとめ直し「発想の観点のリスト」に整理したものです。自分の取り組む課題に対して、広い視点で見てみようとする時に、(1)考えていなかった観点を探して、(2)そこに対して考えをめぐらせます。


6kanten_0.jpg

6kanten_1.jpg

6kanten_2.jpg

6kanten_3.jpg

6kanten_4.jpg

6kanten_5.jpg

6kanten_6.jpg

(リストの出典:拙著『アイデア・スイッチ』)

ことさらに、こういう道具が無くても、人は「沢山考えれば出てくる観点」ではありますが、一般に、ヒューマンスケールよりもずっと大きいもの(環境)や、インタンジブルなもの(意味・価値)、あるいは、会議室ではすごくスポイルされている感覚などは、短い時間のブレストや検討では、観点として、抜けている傾向が強いです。これはそれを補います。

【スライド】フク(不・苦)ワーク

社会課題のうち、人々の興味の深いものを掘り出し、それを解決するアイデアを出していくワーク「フクワーク」の進行スライドを掲載します。


フクワーク.pdf

 ↓ 11月21日、学生向けに、凄く簡易にした版を作りました。

フクワーク_簡易版.pdf


面白い解決方法がでることもあれば、時にはビジネスアイデア(新しいサービスや新商品のアイデア)を発想できることもあるでしょう。

また、雑誌の特集ページの企画だったり、ブログ記事の切り口に使うのも、読み手の興味の集まるものになっていいでしょう。
 
多分、不(と不の文字だけでは拾いきれない広いところ、それを補う”苦”)は、時代とともに変わる部分と不変の部分があるでしょう。変わる部分は、ITを使って解決するアイデアを沢山出すと、面白いかもしれません。
 
posted by 石井力重 at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

ご案内「Fandroid オープンアワー(11/25)」

ファンドロイドでは、オープンアワーを来週実施します。

今回のオープンアワーは、実験的なコーナーとして、なんと「なんにもしないタイム」もあります。イベントの後、人がゆっくりいれられる時間が50分あります。(ちなみに名前の由来は、森さんが昔言った言葉です。なんにもしないカフェ、だったらいいのになあ、と)。なんにもしない、というか、なんにもしなくていもいい自由に椅子テーブルを使える時間です。トキワ荘、みたいなもので、作り手が高密でのんびりとしている場です。自分の作品見せたり、ディスカッションしたり、自由につかえます。どういう感じになるのか全く予想ができませんが、実験的にやってみます。

もちろん、エンジニア・クリエータではない方だって大歓迎です。来月からは、もしかしたら、作れない人が作れるようになるための時間、というのも提供できるかもしれません。ご興味あればいつでも遊びに来てください。お一人で参加するのがちょっと、という時には、友人と一緒に覗きにきてください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オープンアワー
11/25 18:30〜21:30
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この街の作り手が、
自由にアイデアを出しあったり、
楽しく手作業を行ったりして、
刺激を得たり、
将来の仲間と出会ったりする場を
作りたいと考え、
オープンアワーを企画しました。

内容:

18:30〜 アプリ発想ワーク

 「スマートフォンといろんな機器の接続で実現できる
  面白い体験・新しいアプリのアイデア」

19:40〜 UIカフェ

 「ハサミと糊で楽しくデザイン!
  画面デザインのペーパープロトタイピング」

20:40〜21:30 なんにもしないタイム(自由に交流)

 (会場を開けておきますので、
  話したい人は場所を自由につかってください)

どのパートもオープンな場ですので、ふらっとのぞきに来てください。参加せずに見学だけーー、という方ももちろん歓迎です。ご興味あれば、ぜひお誘いあわせておいでください。

場所:AER8F会議室
対象:どなたでも(クリエータやエンジニア以外の方も楽しめます)
費用:無料(飲み物はご持参ください)
申込:不要(Facebookにイベントページがありますので、ご利用の方で事前にコメントをされたい方はそちらへ投稿ください。公序良俗に反するものや他の方の迷惑となるものを除いて、基本的にはご自由にお書きいただけます。)

主催:ファンドロイド

お問い合わせなど: http://fandroid-ej.org/news/openhour-nov/
posted by 石井力重 at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | Fandroid



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