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2012年02月29日

【発想トレーニング例】サイコロ(4・6・8・12・20・30)でゲームを作れ

先日、上野駅で、新幹線ホームに行く前にふと、お店に入って、ゲーム教材の開発用資料として購入しました。

dices.jpg

サイコロです。

4面体、6面体、8面体、12面体、20面体、30面体。

面白いなぁと思います。断面というか、面の形状が、
3・4・3・5・3・4角形なんです。
ちなみに30面体、というのはかなり特殊で、4角形といってもひし形です。

(菱形三十面体 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%B1%E5%BD%A2%E4%B8%89%E5%8D%81%E9%9D%A2%E4%BD%93 )

このサイコロを、2セット買いました。

数の違う複数の多面体のサイコロを用いて、楽しく簡単なゲームを作ってみよう、というのをしばらく、自主トレ的に考えていました。創造的なトレーニングとしてこの問い自体が有効であること思いました。

理系の大学生向けに、アイスブレイクとして

「この6個のサイコロ。一部もしくは全部を使って、シンプルな遊びを考案せよ

という課題を出したら、結構、予想もつかないものを考えだして面白そうだなぁと、思いました。
 
発想例1)

たとえば、ですが、「このサイコロのどれでもいいので、1つ選び、最も遠くまで投げられた人の勝ち。ただし、出目Xの分だけ、飛距離を減じる(単位はメートルで)」というゲームを考えたりするでしょう。プレイヤーは、どれを選ぶのが最も有利か、に戦略性が出てきます。転がりやすいのは多面体。でも多面体は、出目の平均値はそれだけ上がります。などなど)

発想例2)

たとえば、ですが、「まず、30面体を振り、その出目を超えないように最も近い数字した人の勝ち。使えるのは、20面体〜4面体。振るのは一部でも全部でもよいが、いっぺんに振らなくてはいけない。出目の合計が、30面体の出目を超えてしまった場合は失格」というゲーム。これだとかなり運の要素がありますが、サイコロが持つ平均の出目の概念があるとサイコロの選定を上手くできるでしょう。はじめに振る30面体の出目によっては選ぶべきサイコロが変わります。その辺が、プレイヤーごとに勝てる確率を変えるので、面白いかもしれません。)


単純な道具からゲームを作り出す、というのは、とても創造的なトレーニングや準備運動になります。機会があったら、どこかで一度、試してみたいと思います。
 

2012年02月28日

【スライド】理想解、セルフX、用途開発

ものづくりの人が、発想を大きく変えるときに有効な手法としてTRIZがあります。

すぐに使える形の知識セットがいくつもあります。その中から、新製品構想や、シーズの用途開発に向く手法として、「理想解」「セルフX」「用途開発+セルフX」をスライドにまとめてみました。

スライド
理想解&セルフX&用途開発

セルフXを見ていると、バイオミミクリ、という知識セットと、ある部分がつながっているように感じます。生物の有効機能を開発コンセプトの材料にするバイオミミクリがえがきだす生物の高度に有効な機能、というのは、セルフXで表現されているものと、かなりかぶるものがありますから。
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2012年02月27日

【アイスブレイク】「ストーリーモール」

モールを使った、イマジネーションを刺激するアイスブレイクを作りました。紹介します。

必要な道具は、3色のモールです。一人に3本(各色1本ずつ)用意します。

3色のモール.jpg

100本入って200〜300円です。(浅草橋のシモジマで購入)

1)一人に3本配ります(緑、白、茶を、1本ずつ)

2)緑は”めばえ”から連想できるものを作ります。
  白は”いきおい”から連想できるものを作ります。
  茶は”みのり”から連想できるものを作ります。」

  と指示を出します。所要時間は3分ぐらい。

(これ自体が、結構な、イマジネーションの刺激になります。
また手先を使って形を作る、というのも、よい刺激になります。
みんな黙々と作ります。3分で短い場合は、少し延長します。)

3)テーブルメンバーのを全部混ぜ、ランダムに円状に並べます。

4)じゃんけんで勝った人から順に即興でストーリーを作ります。
出だしはこうです。

(一つのモールをつまみあげながら、円の中心に置き、)
「昔あるところに、○○がありました/いました。その○○は・・・」で始まるストーリーを30秒ぐらい話します。
そして、話を次のフレーズで絞めます。
「すると、困ったことが起こりました。」
そして、円上のモールを一つとり、番を継ぐ人(左隣)に渡します。

5)次の人は、受け取ったモールを円の中心に並べ、即興でそのモールを使って話をつなげます。
「すると、困ったことが起こりました。というのも、・・・」
話をつなげやすいモールもあれば「え?これ、なに?・・・」というモールもありますが、それは自分の想像でそのモールを解釈して話を作っていきます。(なお、作った本人がそれがなんであるかを教えてはいけません。また、適当な解釈をされても、口出しはできません)

そして、最後に「すると、困ったことが起こりました」といって、モールを一つとり、左隣に渡します(番を回します)。

6)これを繰り返していって、すべてのモールがなくなるか、7分ぐらいたったら終わりにします。


実際にやってみた例を紹介します。

ストーリーモール.jpg

なかなか、おもしろい感じの話が展開された模様。

ストーリーモール2.jpg

こちらもまた違った感じ。芽生え=種から双葉、というのはかなり多くの人が作るのですが、ストーリー上、なんども同じ要素が出てきた方が、話が発展するで、あえて「芽生え」が入っています。一方で、白や茶色は多様性が高い傾向にあります。

ストーリーモール3.jpg

ここは、人数の関係で、ワークは十分に実施できなかったところです。ただ面白いので載せておきます。わずかな時間でモールを使って「ドロイド君」をつくったのは、OESFの代表理事の三浦さん。このモールの短さでこれだけの複雑な造形を作るとは・・・と、驚きました。ここまでできるのはかなり器用なかたです(当社比)。三浦さんは、自分自身で手を動かして物を作る人なんだなぁというのがこの短時間の造形からはっきりわかりました。こういう相手の一部を垣間見ることができる点も面白いと思いました。

それぞれの造形をよりしろに、物語を適当に作っていくワークというのは、「大盛り上がり」ではないにしろ、ファミリアな雰囲気をテーブルに醸成する、という意味ではとても良い効果があるように見えました。(あ、この人怖い人に見えるけれど、意外とおもろい、とかなったりね)
 
ストーリーモール、は、ワークとしてはいくつものバリエーションがあるでしょう。

新しいやり方のアイデアがあればぜひ教えてください。
 

ITmedia、アイデア発想術の記事の監修をちょっとだけ。

ITmedia 誠Biz.IDといえば、ライフハックや知的生産の道具をどんどん紹介しているところで、そこで発想法の連載もさせていただいたことがありますが、また一つ面白い連載が始まりまして、私はそこでほんのちょいだけ、監修(というより、好き勝手なコメントをさせてもらっているだけですが)をしております。

【KJ法で考えた】ブルーオーシャンな起業アイデアを探してみる 



この記事の面白いところは「正しいことをプロ並みの知識で効果的にやる」のではなく「たぶんこうだよね。あれれ、なんか、、、でも、とにかく、やりきろう。うぉ、、、、。ぜえぜえ、はあはあ。。。終了〜(なんでこうなった・・・)」的な楽しく読める展開になっていて、突っ込みどころが満載なのでそれを、創造工学的に、ほんのちょっとだけ石井からコメントする、といった感じになっています。(僕のコメント枠は小さくあるべきなので、コメントも、絞って、しています)
 
笑って読みながら、真面目にコメントを入れていますが、これ、でも、よくある企業内のシーンを、実にうまく再現していて、「日本の会議でよくある、典型的な流れだなぁ」と感心しています。
 

『アイデア・バイブル』

『考具』の”かとうまさはる”さんが翻訳の監修というか、本の中をナビゲートされているとても面白い本です。

 『アイデア・バイブル』


原著は、マイケル・マハルコの”Thinker toys”です。これは、数年前に、Second Editionになったのですが、それを、翻訳したものです。

ちなみに、初版は初版で翻訳されていて、『アイデアのおもちゃ箱』という形で世に出ています。ただ、前回の翻訳本よりも内容量がぐっと増え、本のテイストもかなり違っていて、新しいコンテンツセットとして捉えられます。本の構成やタッチもとても現代的なものなので、新しい発想の本として、世の中に広まっていくでしょう。

Michel Machalko (マイケル・マハルコ)について
http://creativethinking.net/WP02_AboutMichaelMichalko.htm

彼のThinkPakは、SCAMPERカードセットなのですが、私たちのブレスターよりもずっと前にそれは誕生しており、創造性の専門家としても、ブレストツール作家としても彼のほうがずっと大先輩で、いつかご縁があればお会いしたいなぁという方です。

ちなみに、昔ITmediaでSCAMPERの誕生〜系譜を紹介したときに、マイケルマハルコのことを少し書きました。
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0804/15/news007_4.html

面白いのは、左脳系、と、右脳系、の、両方が入っているところです。

世のビジネス書コーナーの発想法の本、というのは、どちらかというと、論理的に説明できる発想手順(しいて言えば、左脳的)が多いです。あるいは、現代の成功した人が明かす考え方(ヒットを生み出す発想法!みたいな帯がついて)は、左脳だったり、右脳だったりしますが、その手順の利活用性は領域がとても限定されていたりします。

困るのはアーティスティックな発想を求める人です。私は、京都精華大の漫画学部で毎年一回だけ、ブレストの講義をさせてもらっていますが、その場で行う発想手法は、ビジネスマン向けの方法論は取りにくく、発想という営みの幅の広さを感じるところです。「作家性ゼロでも、話のアイデアを生み出す手順」みたいなのも、もちろんやりますが、よりアンビエントで立ち上る香りだったり、読者を紙面の中に誘い込むような息遣いだったりは、そういうビジネス書に求められる発想手法とは対極のものがあります。

話は戻ります。そういうものを「右脳的」とよぶならば、このマイケルマハルコの手法は、右脳的、なものも、結構含んでいます。『象形文字―「死者の書」発想法』とかはとても面白いですし、『幻視の旅―「シナリオ・ジャーニー」発想法』とかも、魅力的なまでにイマジネーションを刺激する面白い手法です。

えてして、こういう「右脳系」の手法は、都会の、大企業の、会議室で、お昼過ぎの研修受講者が、ネクタイを締めながらやろうとすると、戸惑いがち、です。このマイケルマハルコの本は、その意味では、安心してください、左脳的な、どんどん、論理的に進められる発想法もたくさん載っています。

こういう一つの本で両方を明確に載せるというのは、日本の書籍では割と少ないです。(ないわけではないですが、紙面数が足りず、中途半端になります。1500円ぐらいの本にしようとすると、紙面的に足りなくなるなど、いくつかの要因があるのですが)


ideabible.jpg

この赤い本は値段は3000円近くするので、一般のビジネス書としてはかなりの値段ですが、手元においておき、作品作り、企画のネタ作りなど、一人でブレストをする人にはかなり何度も使える内容になっています。

私もまだ全部実践はできていないのですが、確実に言えるのは、過去に私石井の講義やアイデアワークショップに来くださってその方法が性に合うなと感じた方なら少なくとも、3つは確実に、一人ブレストを助ける手法がここから得られます。




【ご案内】


【3月13日開催】
『アイデア・バイブル』刊行記念・無料ワークショップ



ダイヤモンド社で、かとうさん直々のワークショップがあります。しかも無料。
大変僭越ながら、私石井も、加藤さんの(補佐的な)講師として、進行させてもらいます。



詳しくは、ダイヤモンド社のページにて
http://www.diamond.co.jp/topics/book/201202241040.html


すごく面白そうな機会をいただいたので、お誘いいただいた瞬間、一も二もなく「はい喜んで―!」とお答えしていました。

(もちろん、だからと言って、本を過大に評価して上のように書いたわけじゃありません。良いコンテンツなので多くの人がさらに前に進むときのブーストになればいいなぁと思っています。)
 

【スライド】三人ブレスト


「カジュアルに場からアイデア出しをして、それを書き出して、上位アイデアを紹介したり、良案を発展させたり、したい」

ワークショップ的なイベントではそういう要望がよくあります。

そういう時には、「5分交代のペアブレスト(Speedstorming)」がおすすめですが、途中で人が増えたり減ったりしがちなオープンイベントでは、ペアブレストだとその辺の融通が利かせにくかったりします。その辺を踏まえて、仙台でIT系のワークショップでアイデアワークショップを何度も行ってきて、ブラッシュアップさせてきた方法「三人ブレスト」というのを紹介します。

三人ブレスト.jpg

その進行を、スライドにまとめてみました。

スライド
三人ブレスト.pdf

なにか、勉強会で、アイデア出し的な進行をしたいなぁと、いうことがあれば一部のエッセンスだけでも活用してみてください。
上手くその場にいる人々の知力を引き出せば、驚くほどたくさんのアイデアは、割と手堅く得られます。 


なお、初期的な発展につながる、最後のほうのスライドの「ポストイットフィードバック」は、その後の長い発展を助けてくれる貴重な財産になります。時間があれば、そこもぜひ、トライしてみてください。(私は、公開ワークショップだとよくここはカットしてしまいます。時間が押してしまい。でも重要ではないからではないのです。単に進行上、なくても成り立つから、時間的にカットしてしまうのですが、本当はぜひ体験してほしいところではあります。


 ・・・

もともと、ほとんどの人には高い創造能力があります。それを引き出す何かが必要です。これもその一助になれば幸いです。 
 

2012年02月25日

創発会議 進行&WSスライド


スライド
創発会議.pdf

創発会議のスライドをアップします。(このスライドは、iPadで作り、PDF化したものです)




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2012年02月24日

クライアントのIcebergモデル

ちょっと、考えていることを、絵にしてみました。

クライアントのIcebergモデル.jpg

クライアントの言葉は5%に過ぎない。
どうやって、水面の下にあるものにライトを当てるのか。

創造的努力、もっと具体的には、それとわからないような形で創造技法のエッセンスを使うこと。
それも一つのアプローチではあります。

今、ある組織から依頼されてそれを具現化しようとしています。
 

私案)こどもアイデアワークショップ

この3月に、「大人がこどもと一緒に遊べる、アイデアだしの道具」を出そうとしています。

今日、そのカードセットの最初の1個が私の手元に来ました。

それを見ていたら、いろんなイメージがわいて、思わず、こどもアイデアワークショップのアイデアが湧いてきて、
(いまむちゃくちゃ立て込んでいるのですが) 気が付けば、2時間で、ラフなスライドを作っていました。

スライド
こどもアイデアワークショップ.pdf

話を絞って、こどもONLYの参加想定で書いています。

ですが、バージョン違いとして「親子で競うアイデアワークショップ」もありです。おやこ3組が参加して、らっこ=大人、ぱんだ=子供、という別れ方をして、発想力を競う、なんていうのもいいでしょう。大人にとって、ゲーム性もありますが、3枚のうちの一つは自分の子供の悩みなんだと思うと、自然と、ぐっと、集中して考えるでしょう。
 
この「こどもアイデアワークショップ」できることなら、発売日(3月14日)に合わせて実施したいところですが、あいにく私が仙台に戻れるかどうか。

(3/14はアイデアプランの第1号製品「ブレスター」の発売記念日でもあります。2007年3月14日から丸5年がたとうとしています)

やり方は少し考えますが、まずは、あとで修正するにしても、今の思いを、かたち(スライド)にしました。
 

2012年02月23日

「クライアントがはじめに説明すべき6つのこと」

アイデアワークショップや、アイデアワークを始める前に、テーマ設定を行います。
それが、企業の中の一部門から持ち込まれたテーマだった場合などは、次のような6つの要素を、端的に話してもらいはじめます。 
クライアントがはじめに説明すべき6つのこと.jpg

こうすることで、ブレインストーミングの間、皆が目指すべき方向性やアイデアの粒度があらかじめ共有でき、皆の行う創造的努力が優れたアウトプットになりやすくなります。

創造工学の諸技法の中でも、テーマ設定の部分というのは、普通の発想法の本(ビジネス書)にはあまりなく、Creativityのマスターコースの教科書や専門書などにあり、日本語ではあまりネット上にもないので、ここに載せておきます。

(補足:それで、これを全部、毎回必要とするか、と言えば、時間をかんがみて2つか3つに絞って行っているケースが大半です。さっと30分ブレストするの「これとこれだけ押さえておけば、大体OKだな、という線を見切ってそうしています)
 

2012年02月22日

大学・研究機関での講演実績

いま、韓国の創造性の先生とやり取りをしていて、彼に依頼されてまとめたものがあります。

「大学」「研究機関」「企業」での講義やコンサルの実績。

企業名はデリケートなので外しますが、せっかくなのでここに掲載します。



■ Universities

  • DOSHISHA UNVERSITY(同志社大学)
  • JAIST(Japan Advanced Institute of Science and Technology)(北陸先端科学技術大学大学院)
  • KYOTO SEIKA UNIVERSITY(京都精華大学)
  • KYUSHU UNIVERSITY(九州大学)
  • MIYAGI UNIVERSITY(宮城大学)
  • TAMA GRADUATE SCHOOL OF BUSINESS(多摩大学大学院)
  • TOHOKU UNIVERSITY (東北大学)
  • TOHOKU UNIVERSITY OF ART & DESIGN(東北芸術工科大学)
  • TOHOKU FUKUSHI UNIVERSITY(東北福祉大学)



■ Research Institutes

  • ASTEM(Advances Scientific technology & Management Research Institute of KYOTO)(京都高度技術研究所)
  • ITIM(Industrial Technology Institute, Miyagi Prefectual Government(宮城県産業技術総合センタ―)
  • Keihanna New Industry Creation and Interactive Community Center
  • (新産業創出交流センター)
  • Organization for Small & Medium Enterprises and Regional Innovation, JAPAN (中小企業大学校/中小企業基盤整備機構)
  • Osaka Sangyo Sozokan(産創館)

 

2012年02月20日

【スライド】SpeedStorming & idea sketch

企業内で提示後に、ブレインストーミングイベントをやるのにちょうどいいように90分のスライドを作ってみました。時間によっては最後のところはアレンジして(削ったり別のことをしたりして)ください。

ワークショップ・スライド
Speedstorming_and_ideasketch.pdf


アイデアスケッチ
print02.pdf

 

2012年02月16日

「アイデアを募る人がするべき創造的努力」

 

「社内でアイデア募集をしたが、たくさんのアイデアが集まらなかった。」

どこの会社でもよくあります。そして事務局は振り返ります。もっと告知を頑張るべきだったのか?もっと提案者へのインセンティブをつけるべきだったのか、と。

しかしアイデアを募集する事務局として注力すべきはそこではありません。(無駄、ではないのですが、投入できる時間も予算も限られているのは確かで、努力対効果の意味では、そこは薄いのです)

2つのポイントがあります。「発想のテーマ」と「応募フォーム」です。



 

 

「発想のテーマ」

発想しにくいテーマで募集しているケースがよくあります。いろんな兼ね合いから見出された発想の方向性。それをきっちり守っているものの発想のお題としては輝きのない、思わず発想力をくすぐるようなところのない、テーマを提示してしまいがちです。


アプローチ1
 

「30テーマだし」

当初のテーマをもとに、それをずらしてテーマを作ります。少し言い換えただけのものも明示的に出していきます。あるいは当初の方向性を逸脱しているものや、半分しかカバーできていないものでもOKです。それはあとで削り込めばいいので、数を稼ぐつもりで出していきます。反対のテーマでもOKです。それらはより良い着想を生むための踏み台として機能する役目も持っています。20を超えるとだんだんでなくなってきます。すでに出たものを組み合わせたり、言い換えたりしたり、という形のものも出していきます。そして30出せたら、その中から、当初の方向性の範疇に入っているものを、選びだし、もっとも魅力的なものを1つ選びだします。(この時、気がづくでしょう。反対のテーマや、逸脱したテーマ案を出したことから引き出されたテーマがあることを)

アプローチ2

 「即興10アイデアだし」

当初のテーマをもとに、事務局メンバー(大抵は2人か3人ですが)で、アイデアを即興で出してみます。応募できる完璧な案でなく、ジャストアイデア、思いつきレベルでいいので、その場でさっと10個出してみようとします。それなりに大変です。苦労しながら出していく中で、気付きをメモに取るといいでしょう。そして皆で合計10を出した後、気づきメモを紹介しあい、より良いテーマを作るためのディスカッションをします。気づきメモには「このテーマは縛りがきつすぎる。どちらかの条件を外したらどうか?」「あいまいすぎて、具体的なイメージができない」など、テーマを再設定するための材料がリアルにたくさん出ます。それらを全部盛り込もうとすると難しいので、ある程度話し合った後、各人が3枚ぐらい、テーマ案を書きます。自然と重要なものをいくつか考える材料にしています。そして、皆で共有して、1つを選びます。



 

 

「応募フォーム」

社内のアイデア募集の事務局は、応募されたものを評価したうえで次の段階へ進めるか、上層部へ提出するかをします。すると自然と、評価しやすい項目を立てますが、応募はしにくいフォームになってしまいがちです。よくあるケースでは、応募者が発想をしようとしてエントリー画面を開いたものの、役所の申請書みたいにすごく項目が多く、思考の順序を無視した流れで、そのうえ、似たような項目も何度も出てきて、応募者はうんざりしてしまいます。その結果、次の3つのことが起こります。
・エントリーが面倒なのであとまわし(そして忘れる)
・名前と、タイトルだけを記入し、案を全部、自由記述欄に記入してしまう(入力しないと進まない場合は、ハイフンなどを入力して進んでしまう)
・真面目な社員だとそのフォームに丁寧に入力してくれるが、記入項目が適切でないなどで、事務局があとで解釈し書き直す(とても時間がかかる)

アイデアという定性的なもの、そして、感性的な部分も含めた内容、それを募集するにはそれなりに工夫が要ります。じゃあ、どうすればいいのか。単純なやり方と、高度なやり方があります。


アプローチ3
 

 「複数アイデアを、エントリーをしてみる」

仮のアイデア募集フォームに沿って、アイデアを実際に入力してみる方法です。応募用紙を埋める前に、まずアイデアを発想しメモカードなどに書いておきます。実際の応募者はそうしますので。それをもとに、案を入力していきます。実際に記入しながら、気が付くことをメモに取っておきます。そして皆で、気づきメモを紹介しあい、より良いフォームを作るためのディスカッションをします。気づきメモには「思考の順番にあってなくて考えにくい」「このアイデアの場合、優れている点を説明するためには、別の切り口で表現したいが、このフォーマットだとそれはそぎ落とされてしまう」など、フォームを再設計するための材料がリアルにたくさん出ます。それらを踏まえて、新しい応募フォームにします。もっともシンプルなケースでは【応募者の名前】【アイデアのタイトル】【具体内容 1000文字以内】だけのフォームになることもあります。

アプローチ4

 「アイデアの3つの評価軸を使う」

そもそも、事務局の中にはアイデアを選ぶための評価軸があります(“え?ありませんよ。いいアイデアを選ぶだけです。”そういうケースも実際はありますが、自社にとっての「いいアイデア」というのは明文化されていない独自の評価軸があります)。アイデアをセレクトする際に重視する評価軸をまず書き出し、その中で最も重要な3つを選定します。そして、応募フォームはその評価軸に対応する形で作ります。この方式は2つの利点があります。応募者は項目を通じて何を重視しているかを察し、その結果、その方向性について考えがめぐるようになります。評価が効果的にできるようになります。あるケースで【新規性】【有益性】【実現性】が評価軸となったとしてこの場合、“タイトル”→“自由記入欄”→「このアイデアの新しい点について教えてください」「このアイデアは誰にどのような有益性がありますか」「このアイデアの実現性はどの程度ありますか?想定される懸念事項とそのうち手があれば教えてください」という感じになります。“自由記入欄の中にすでに書いてある場合は、そのコピーでも結構です。“と添えて。



以上です。

良いテーマとフォームがあれば、これまでも行ってきたタイプの努力(社内に対してアイデア募集の告知を行ったり、お昼や定時後にコーヒーやお菓子のあるブレインストーミング・エリアを提供したりすること)が実りやりくなります。創造的努力は人件費以外にはあまりコストがかかりませんので、ぜひ、募集を開始する前にこの点を振り返ってみてください。
 
 

2012年02月15日

【ご案内】創発会議(2/25 10:00〜17:30 仙台)

スマフォのアプリや、MEMSなどデバイスのエンジニアや企業さんと、あるいはデザイナーや、ユーザ、いろんな人たちで、新しいアイデアを創出する「創発会議」を仙台で行います。

ブレインストーミング・セッションもたくさんあります。楽しくたくさんの人と話し、アイデアも持ち帰れる、アイデアワークな一日です。ご興味があればぜひおいでください。全体の進行、および、ブレインストーミング・パートのファシリテーションは私石井が行います。ご興味あればぜひおいでください。


内容詳細、申し込み、は、こちら



posted by 石井力重 at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Fandroid

2012年02月13日

ideaPod Korean version

アイデアプラントの作品の国際版について、すこし真面目に検討しています。

隣国韓国との交流が少し出てきました。

すでに、スマートフォンのAndroid アプリとしては、TRIZのブレストのカードである「智慧カード」(アプリ名は idea Pod )が、たまたま、英語版と韓国語版があります(正確には、一つのアプリの中で言語を即時切り替えられる)

韓国語でのAndroid Market はこちら
https://market.android.com/details?id=jp.co.etos.android.ideapod&hl=ko


ブレスターも、AIRのアプリをリリースしたことがあり、その際に、英語版の開発のプロトタイプができています。これを今までは、数年間、開発をストップしていたのですが、展開してみることも検討しています。まだ、どうなるかわかりませんが。

(ふとした感触ですが、スマフォアプリで先鞭をつけて、それからアナログの道具を展開、というスタイルは、なかなか良いようにも思います。)
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2012年02月12日

【スライド】日本看護研究学会 アイデアワークショップ

2月12日、浜松駅前のアクトシティで行われる看護研究学会の昼のワークショップ(ブレスト促進カードゲームと専用ホワイトボードでブレインストーミングを体験する)のスライドを掲載します。

スライド

看護研究学会_ideaWS

ご参加になられた方は、ぜひ内部での資料としてならばご自由にお使いください。


追記:

本日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。ナース、という普段接することのない専門の方々と一緒にワークショップができ、貴重な気づきや学びをいただきました。ありがとうございます。

その時の様子を、写真を撮っていただきましたので、浜松の思い出(餃子)とともにコラージュしてのせておきます。

hamamatsu_ideaWS.jpg





ワークショップで使った道具はこちらです。(一部、また未発売の道具がありますので、それは春ごろに掲載します)


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2012年02月09日

9つのサイコロで物語を作る『Story Cubes』

とてもシンプルで、そして面白いゲームを手に入れました。

sc_01.jpg

「Story Cubes」というゲームで、9つのサイコロを振って遊びます。

モノポリーEXPERSS、に似た感じの絵柄の入ったサイコロで、かわいいので子供も「なにこれ!?」と興味を示していました。

sc_03.jpg

遊び方は無限大で、という説明の後に、3つほど遊び方が書いてあります。全部をのせるのは著作権者に配慮してやめておきますが、英語で書いてあっても、中学生レベルの単語だけなので一読すればすぐわかる内容です。

読まなくても、「こうやって遊ぶ」というのを、すぐに作り出すことができます。

(脱線ですが、よい遊び道具、というのは、教えられなくてもすぐに遊べる。利用者自身が遊び方を作り出せる。あるいは、新しいルールを創造できる。そんなところがあると私は思うのです。)

さて、実際に遊んでみます。

サイコロを水をすくうように両手に全部入れて30センチぐらいの高さから、ばらりっと、投げます。

飛んで行ってしまうので集めてきました。

sc_02.jpg

磁石、人の顔、天秤
時計、人型(鍵穴にも見える)、木
魔法のステッキ、子供と悪い影、インデアン住居

これを、つかって、順番に話を作ります。

僕「あるところに、不思議な磁石がありました。」

相手「少年はそれを森の奥で拾いました。」

僕「お肉の量り売りのところに、いしし、といいながら少年はいきました」

相手「あ、ちょうど4時、特売の時間です」

僕「この磁石を、お肉を測る人の陰に向けてぐいっと差し出すとなんということでしょう、あることが起きました」

相手「木になってしまいました」

(おいおい、、、もうちょっと、ひねれよ、というか木になったら話がつづかないじゃないか、、、と思いつつも、ボールを拾いにいきます)

僕「この磁石を向けると、人間は木になるだ。その木を削ってステッキにするとそれは、魔法のステッキになるんだ。でも、そのステッキは必ずしも、都合のいいことばかりじゃなかったのです」

相手「あっ、少年の影が!」

(え?それで、終わり?、そして、最後の一個で、ぼくが話を締めくくるの?!)

僕「あー、えー、うーむ、、、インデアン、、、の、テントが、、、、えーと、、(伏線を回収できないけれどやむなし、このまま突っ走るか)よし、じゃあ、こうします。”なんと、そのステッキの持ち主は自分の黒い影に取り込まれ、黒い影たちのいるアジトの前に気が付くと立っていました。少年がこのステッキを使って、黒い影の組織の中で一大冒険をするのですが、それはまた別のお話です。おしまい”」

(なにこの、「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだぜ!」(石井先生の次号作にご期待ください!)的な終わり、、、)

という感じに遊びます。

お話をつくっていくというのは、楽しいですね。

そして、大抵は9個ではお話が終えられないので、もう一回振って、さらにまた振って、4,5回ターンを繰り返してようやく話が終えられそうです。何度かふるうちに、最初に出てきた「磁石」とかがまた出てきて、伏線を回収できたりしますし。

また、この絵がいいですね。

解釈によっては、別の意味に見えそうなところが、文脈に適用しやすいし、別の解釈をすれば別の方向に話が展開します。

このゲームは「Tell me a story」というCard setとも似た感じがします。そのカードは、ランダムに複数引いて並べ、意味的につながるように即興でストーリーを生成して遊びます。

このサイコロの出目をしげしげと眺めているうちに、これは、「別の知識集を人に伝えたりそれで即興の遊びを作ることに使えそうだ」と思いました。

例えば・・・

・スマートフォンアプリのアイデアを発想する
・ゲームのアイデアを発想する
・新しいビジネスのアイデアを発想するなど。

教えたい知識を持っている人ならば、載せ方次第でいろんなことができそうです。のせまくったうえで削ぎまくってとことんシンプルにすればそれは、特定の人には引きのあるコンテンツになるでしょう。
 
 買ったもの

 欲しい物
 
posted by 石井力重 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | こども用

2012年02月08日

iPad用ペンを使ってみました「Su-Pen」

スマートフォンの画面の上に字や図を書くときにペンを使うと便利らしいと思いつつも、これまでは何となく使わないでいました。指で書くのが楽しいからというのもありますし、ペンをわざわざ持ちたくないというのもあり。

でも、一つ手に入れてみました。

Su-Pen、というペンです(スタイラスです)。

su-pen_01.jpg

いいボールペンのケースのような感じです。
(値段も、結構しました!3980円なり)

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開けたところ。
私自身も商品(発想ツール)を作る立場にありますが、そういう製品づくりの観点からみると、この紙の質感がなかなかいい感じのものを使っているなぁと思いました。ペンの性能、デザインには関係ないところですが。

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手に持ったところ。ペンにしては少し短め。

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握ったところ。握った時には十分な長さ。重さも幾分あって、持ちやすい感じです。

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ファースト・ライト(というのかわかりませんが)、初めて書いた線。

初めて触ったスタイラスがこれなので、他のものと比較できませんが、ストレスなくすいすいかけます。指に比べれば雲泥の差。

静止画ではよくつたわらないので、動画で撮ってみました。


線を書いても、字を書いても、アナログと同じフィーリング。
使っているアプリはZenBrushです。



座右の銘としている一文を書いてみました(左手でカメラを構えて、書いている右手撮影するというのはなかなかつらい姿勢ですね)。初書きでも筆と同じような感じ。



ワークショップでホワイトボードにマーカーで書くのと同じスピードで、同じような内容をさっと書いてみました。太目設定の筆でも十分にかけていい感じでした。


かつてPalmユーザで何代もつぶしてきたなかで、スタイラスというのは「かつん、かつん」として「プラントなど鉄粉などの舞う環境下に行く営業マンは、画面が悪くなるのを覚悟で書くものだ」という感じでいましたが、今のスタイラスは十分に、ふんわりしていて気持ちいいですね。表面がスポンジーな感じで、ぐっと押したときの力を筆と同じくある程度受け止めてくれるのもいいです。

お値段は、結構いい値段がしますな、、、文具としてはかなり、高級なペン、という感じになりますが、細い線で細かい図や文字を書くときに、便利に使えそうで、文具鞄(私がいつも持っている黒い小さい鞄)にはいる定番のアイテムになりそうです。
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posted by 石井力重 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具考/ALL

2012年02月07日

【スライド】6次産業化育成トレーナ研修 iws

2月7日。JA学園宮城で行う「6次産業化育成トレーナ研修、アイデアワークショップのスライドを掲載します。

スライド
JA_6jisangyouka_IdeaWS

参加される方で、社内での利用などに必要な際にはご自由にお使いください。



追記:

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。その時の様子を(ぼかしを入れて)2枚ほど掲載しておきます。

JA01.jpg

JA02.jpg

 


2012年02月06日

深く短く眠りたい人のタイマー

旅先では睡眠時間を確保することが大事です。

日中は現地で動き回り、夜ホテルに戻れば朝までに返事が必要なメールがたくさん来ます。夜は夜で午前2,3時まで仕事をすることもしょっちゅう。長い旅だから風邪や体調不良には気を配っているのですが、睡眠時間だけはどうしても足りなくなりがちでした。

通常、午前中は私の携帯はほとんどなりません。どうせかかってこないだろうとおもって携帯電話を目覚ましがわりにつかうのですが、朝方まで仕事した日に限って早朝に電話がかかり、寝てから2時間で起きてしまうことも。ホテルの目覚ましをかけて寝ることもありますが、これはこれで、どんな音でどんな長さで、鳴るのかわからないので、無意識に聞き耳を立てているらしく、少しでも物音がしたら起きてしまいます。隣が早い人だと隣の部屋の目覚ましで起きます。

旅の荷物はミニマム。鉄則ですが、上記の意味で、目覚ましだけは荷物にいれようと思っていろいろ探していました。何時に起きるかではなく何時間寝るかが大事。そういう観点からは時計ではなくタイマーのほうが便利だと気が付きました。いざ見てみるとよく売れているタイマーはMAX99分なので、この用途には足りません。(ワークショップなどには便利ですが)。

アマゾンでいろいろ見て、長時間タイマーを買って使ってみました。

DSC01947.JPG

タニタのTD-370

なかなかよくできているタイマーでした。

タニタのほうは、 キーボードのキーを縦3横2並べたぐらいの大きさで、厚さは1センチ。こう表現すると結構大きく感じますが、大人の男の人が手に持った時には結構コンパクトに思えます。ワイシャツの胸ポケットに入れても重さもかさばりもあまりありません。

よくできているのは大きさだけでなく透明カバーにもありました。カバーを開けてボタンを操作する方式なのですがパチとしまっていれば胸ポケットだろうか荷物の中だろうが一切ボタンが動かされない安心設計。

この透明カバーはどうやらあえて半端にしかあかないようです。開く角度は、たぶん120度に設計さているように見えました。この開き方だと、ボタンを押す時にやや邪魔です。最初は、まっすぐに開く、か、300度ぐらい開いてスタンドになればいいのに、と思いましたが、そんな風にはできないとなると、ボタンを操作したあとはおのずと透明カバーを閉めることになります。これが一番コンパクトでおさまりのいい状態ゆえ。

そして、なるほど、たぶんこれがデザインした人の意図なんだろうと思いました。ふたを閉じた瞬間から、基本的にはどんなに指で玩(もてあそ)んでもポケットの中で何かとこすれたりしても全くスイッチ類を触りません。この物理的なカバーはとても強い安心感があります。(タイマーにはよく「ロックボタン」がありますが、ポケットに入れる使い方の場合、無意識に手で玩んでいる時に、ロックを外してしまったりします)

さあ寝るぞ、とおもって6時間10分ぐらいにセットして10分で寝ようとするわけですが、何か用事を思い出し、作業を始めてしまうと、どんどん時間が減っていきます。それを見ると、”あ、まずい、4.5時間は眠ろう”という意識も強く出てきます。

タイマー音としてはピピピピという標準的な音が出るのみ。目覚ましのようなスヌーズも音の変化もありません。ただ用途的にそれで十分です。それからバイブにもなります。

起きてからも便利に使えます。その日の仕事の終了時刻(私だとワークショップを終日やるような日ならその終了時刻)までの時間を計算して、かけておくと、あと何時間しかない、というのがよくわかります。

あるいは、次の日が早く起きないといけない場合は、その時刻から6時間前の時刻(=たとえば夜11時)までの残時間(ようは、寝るまでの残時間)をこれで表示します。(今ブログを書いているのは昼ちょうどなのですが、今夜の就寝時刻は夜12時ちょうどなので、タイマーは11時間59分を指しています)

寝るころになって色々たまっている人はそういう「寝るまでの残時間」を可視化するのもいいのかもしれません。

なお、このタイマーのリセット方法、[MIN]と[SEC]の両方同時押し、というもので、その点だけはマニュアルをはじめに読んでおかないとわからない操作なのでここに記しておきます。


それから、もう一つ面白そうなので買ってみました。

DSC01948.JPG

DRETEC(ドリテック) T-186

ドリテック(DRETEC、で、ドリテック、と読ませるのは、DREAMからもじっているのかもしれませんね)もなかなかよくできています。こちらは短時間タイマーでMAXは60分です。

スタート/ストップのボタンが大きくて、かつ時間が来たらそこが赤く点滅するのでデスクワークなのでもなかなか、時間を決めて行う際にいいです(ポモドーロテクニックなど。音や振動が出るのは困る場合には、光る、というのはなかなかいいですし、切り替えれば、光と音の両方を出せます。)。

クイズ番組のボタン風な大きなボタンがあって、お風呂上りに、子供の着替えやドライヤーなどするのにゲームっぽく「何分でできるか勝負!」的な使い方をすると楽しくできます。ストラップの穴もあるので、首からかけておくと、3分でカラータイマーが光る、というあの感じが出せてよさそうです。

ロックボタン、音の切り替え(無音/1回だけ/なり続ける)。時計モードとタイマーモードの切り替え、があります。液晶面は、水平と垂直の中間ぐらい、ちょうど45度ぐらい起こしたよな角度になっていて、もの置台や机に置いて見るのに適しています。

大きな光るボタンのプッシュ時の手ごたえが少しあいまいで、確実に押したつもりでも動いていないことが数回ありました。素早さず、押したまま一秒待つような感じだと、いいようです。今では、すこし丁寧に押し、動き出しを確認してから、作業を始めています。
 
これを傍らに置いていると、タイムトライアルをしているような感じが強くかもせます。物体が醸すテイスト、というのも、集中にはとても良い影響があると私は思うのですが、これは、ボタンを押したら集中してやるぞ!感があり、気に入りました。
 
この道具のリンク 
posted by 石井力重 at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具考/ALL

2012年02月03日

アイデアがスマートフォンアプリになりました!『笛モールス』

アンドロイドアプリケーションアワード(A3)で、大賞(アイデア賞)をいただいた「笛モールス」のアプリアイデア。これが、かなり楽しい感じのアプリとして具現化しました。DMPのメンバーが仙台市などの協力を得て、開発してくれました。

日経BP ITPro でも、紹介していただいています。

「A3 Together」の大賞アイデアがアプリに結実、DMPが「笛モールス」開発


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120203/380063/


アンドロイドのスマートフォンを持っている方なら、無料で使うことができます。
PCなどからでも、スクリーンショット(画面イメージ)を見ることができます。

笛モールス 〜モーリィ&マミと遊ぼう〜
(PCからでもスクリーンショットが見れます。)
huemorse.png

ちなみに、このアプリ、中に四コマじゃない四コマ漫画がありまして、実は、私石井も登場させられています(笑)。

子供や女性が楽しく使ってもらえるようなテイストになっています。普段から遊んでもらって、いざというときに、笛や人間の感覚器を使って、遠くへ何かを伝える手段があることを思い出してもらえるきっかけになるたら、と思います。
 
posted by 石井力重 at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Fandroid

2012年02月02日

【スライド】スマホ×MEMS 基調講演/アイデアワークショップ

本日のMEMSパークコンソーシアムのイベント「スマフォ×MEMS」において、僭越ながらお話しさせていただく基調講演と夕方のアイデアワークショップのスライドを掲載します。

■ 基調講演

  講演

■ アイデアワークショップ

  IdeaWS

 

2012年02月01日

ホワイトボードに書くべき項目

創造技法のひとつ、CPSの中に、「フリップチャートの上に掲げる、準備しておくパネル」があります。引用します。

議題役割ガイドラインデータ課題の要約を事前に準備しなさい。可能ならそれらを部屋前面の高い壁位置につるし、(中略)
参加者の注意をひきつける位置に配置しなさい」

(出典:『創造的問題解決』『創造的リーダーシップ』)

創造的に問題を解くためのアイデア会議の場合の項目、ですが、多くの会議は、Problem Solvingなので、この項目が適用できるでしょう。パネルに書くにはそのために会議前に熟慮が必要になります。それが効果的に人々の力を使って、会して議する行為なのだと私は思います。何となく、やってしまう会議ですが、準備の努力度が高いと会議のエネルギーも高くなりがちです。時々、自分自身も忘れてしまうので、自戒の意味を込めて、メモしておきます。