2012年02月29日

【発想トレーニング例】サイコロ(4・6・8・12・20・30)でゲームを作れ

先日、上野駅で、新幹線ホームに行く前にふと、お店に入って、ゲーム教材の開発用資料として購入しました。

dices.jpg

サイコロです。

4面体、6面体、8面体、12面体、20面体、30面体。

面白いなぁと思います。断面というか、面の形状が、
3・4・3・5・3・4角形なんです。
ちなみに30面体、というのはかなり特殊で、4角形といってもひし形です。

(菱形三十面体 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%B1%E5%BD%A2%E4%B8%89%E5%8D%81%E9%9D%A2%E4%BD%93 )

このサイコロを、2セット買いました。

数の違う複数の多面体のサイコロを用いて、楽しく簡単なゲームを作ってみよう、というのをしばらく、自主トレ的に考えていました。創造的なトレーニングとしてこの問い自体が有効であること思いました。

理系の大学生向けに、アイスブレイクとして

「この6個のサイコロ。一部もしくは全部を使って、シンプルな遊びを考案せよ

という課題を出したら、結構、予想もつかないものを考えだして面白そうだなぁと、思いました。
 
発想例1)

たとえば、ですが、「このサイコロのどれでもいいので、1つ選び、最も遠くまで投げられた人の勝ち。ただし、出目Xの分だけ、飛距離を減じる(単位はメートルで)」というゲームを考えたりするでしょう。プレイヤーは、どれを選ぶのが最も有利か、に戦略性が出てきます。転がりやすいのは多面体。でも多面体は、出目の平均値はそれだけ上がります。などなど)

発想例2)

たとえば、ですが、「まず、30面体を振り、その出目を超えないように最も近い数字した人の勝ち。使えるのは、20面体〜4面体。振るのは一部でも全部でもよいが、いっぺんに振らなくてはいけない。出目の合計が、30面体の出目を超えてしまった場合は失格」というゲーム。これだとかなり運の要素がありますが、サイコロが持つ平均の出目の概念があるとサイコロの選定を上手くできるでしょう。はじめに振る30面体の出目によっては選ぶべきサイコロが変わります。その辺が、プレイヤーごとに勝てる確率を変えるので、面白いかもしれません。)


単純な道具からゲームを作り出す、というのは、とても創造的なトレーニングや準備運動になります。機会があったら、どこかで一度、試してみたいと思います。
 
posted by 石井力重 at 02:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2012年02月28日

【スライド】理想解、セルフX、用途開発

ものづくりの人が、発想を大きく変えるときに有効な手法としてTRIZがあります。

すぐに使える形の知識セットがいくつもあります。その中から、新製品構想や、シーズの用途開発に向く手法として、「理想解」「セルフX」「用途開発+セルフX」をスライドにまとめてみました。

スライド
理想解&セルフX&用途開発

セルフXを見ていると、バイオミミクリ、という知識セットと、ある部分がつながっているように感じます。生物の有効機能を開発コンセプトの材料にするバイオミミクリがえがきだす生物の高度に有効な機能、というのは、セルフXで表現されているものと、かなりかぶるものがありますから。
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posted by 石井力重 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2012年02月27日

【アイスブレイク】「ストーリーモール」

モールを使った、イマジネーションを刺激するアイスブレイクを作りました。紹介します。

必要な道具は、3色のモールです。一人に3本(各色1本ずつ)用意します。

3色のモール.jpg

100本入って200〜300円です。(浅草橋のシモジマで購入)

1)一人に3本配ります(緑、白、茶を、1本ずつ)

2)緑は”めばえ”から連想できるものを作ります。
  白は”いきおい”から連想できるものを作ります。
  茶は”みのり”から連想できるものを作ります。」

  と指示を出します。所要時間は3分ぐらい。

(これ自体が、結構な、イマジネーションの刺激になります。
また手先を使って形を作る、というのも、よい刺激になります。
みんな黙々と作ります。3分で短い場合は、少し延長します。)

3)テーブルメンバーのを全部混ぜ、ランダムに円状に並べます。

4)じゃんけんで勝った人から順に即興でストーリーを作ります。
出だしはこうです。

(一つのモールをつまみあげながら、円の中心に置き、)
「昔あるところに、○○がありました/いました。その○○は・・・」で始まるストーリーを30秒ぐらい話します。
そして、話を次のフレーズで絞めます。
「すると、困ったことが起こりました。」
そして、円上のモールを一つとり、番を継ぐ人(左隣)に渡します。

5)次の人は、受け取ったモールを円の中心に並べ、即興でそのモールを使って話をつなげます。
「すると、困ったことが起こりました。というのも、・・・」
話をつなげやすいモールもあれば「え?これ、なに?・・・」というモールもありますが、それは自分の想像でそのモールを解釈して話を作っていきます。(なお、作った本人がそれがなんであるかを教えてはいけません。また、適当な解釈をされても、口出しはできません)

そして、最後に「すると、困ったことが起こりました」といって、モールを一つとり、左隣に渡します(番を回します)。

6)これを繰り返していって、すべてのモールがなくなるか、7分ぐらいたったら終わりにします。


実際にやってみた例を紹介します。

ストーリーモール.jpg

なかなか、おもしろい感じの話が展開された模様。

ストーリーモール2.jpg

こちらもまた違った感じ。芽生え=種から双葉、というのはかなり多くの人が作るのですが、ストーリー上、なんども同じ要素が出てきた方が、話が発展するで、あえて「芽生え」が入っています。一方で、白や茶色は多様性が高い傾向にあります。

ストーリーモール3.jpg

ここは、人数の関係で、ワークは十分に実施できなかったところです。ただ面白いので載せておきます。わずかな時間でモールを使って「ドロイド君」をつくったのは、OESFの代表理事の三浦さん。このモールの短さでこれだけの複雑な造形を作るとは・・・と、驚きました。ここまでできるのはかなり器用なかたです(当社比)。三浦さんは、自分自身で手を動かして物を作る人なんだなぁというのがこの短時間の造形からはっきりわかりました。こういう相手の一部を垣間見ることができる点も面白いと思いました。

それぞれの造形をよりしろに、物語を適当に作っていくワークというのは、「大盛り上がり」ではないにしろ、ファミリアな雰囲気をテーブルに醸成する、という意味ではとても良い効果があるように見えました。(あ、この人怖い人に見えるけれど、意外とおもろい、とかなったりね)
 
ストーリーモール、は、ワークとしてはいくつものバリエーションがあるでしょう。

新しいやり方のアイデアがあればぜひ教えてください。
 
posted by 石井力重 at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

ITmedia、アイデア発想術の記事の監修をちょっとだけ。

ITmedia 誠Biz.IDといえば、ライフハックや知的生産の道具をどんどん紹介しているところで、そこで発想法の連載もさせていただいたことがありますが、また一つ面白い連載が始まりまして、私はそこでほんのちょいだけ、監修(というより、好き勝手なコメントをさせてもらっているだけですが)をしております。

【KJ法で考えた】ブルーオーシャンな起業アイデアを探してみる 



この記事の面白いところは「正しいことをプロ並みの知識で効果的にやる」のではなく「たぶんこうだよね。あれれ、なんか、、、でも、とにかく、やりきろう。うぉ、、、、。ぜえぜえ、はあはあ。。。終了〜(なんでこうなった・・・)」的な楽しく読める展開になっていて、突っ込みどころが満載なのでそれを、創造工学的に、ほんのちょっとだけ石井からコメントする、といった感じになっています。(僕のコメント枠は小さくあるべきなので、コメントも、絞って、しています)
 
笑って読みながら、真面目にコメントを入れていますが、これ、でも、よくある企業内のシーンを、実にうまく再現していて、「日本の会議でよくある、典型的な流れだなぁ」と感心しています。
 

『アイデア・バイブル』

『考具』の”かとうまさはる”さんが翻訳の監修というか、本の中をナビゲートされているとても面白い本です。

 『アイデア・バイブル』


原著は、マイケル・マハルコの”Thinker toys”です。これは、数年前に、Second Editionになったのですが、それを、翻訳したものです。

ちなみに、初版は初版で翻訳されていて、『アイデアのおもちゃ箱』という形で世に出ています。ただ、前回の翻訳本よりも内容量がぐっと増え、本のテイストもかなり違っていて、新しいコンテンツセットとして捉えられます。本の構成やタッチもとても現代的なものなので、新しい発想の本として、世の中に広まっていくでしょう。

Michel Machalko (マイケル・マハルコ)について
http://creativethinking.net/WP02_AboutMichaelMichalko.htm

彼のThinkPakは、SCAMPERカードセットなのですが、私たちのブレスターよりもずっと前にそれは誕生しており、創造性の専門家としても、ブレストツール作家としても彼のほうがずっと大先輩で、いつかご縁があればお会いしたいなぁという方です。

ちなみに、昔ITmediaでSCAMPERの誕生〜系譜を紹介したときに、マイケルマハルコのことを少し書きました。
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0804/15/news007_4.html

面白いのは、左脳系、と、右脳系、の、両方が入っているところです。

世のビジネス書コーナーの発想法の本、というのは、どちらかというと、論理的に説明できる発想手順(しいて言えば、左脳的)が多いです。あるいは、現代の成功した人が明かす考え方(ヒットを生み出す発想法!みたいな帯がついて)は、左脳だったり、右脳だったりしますが、その手順の利活用性は領域がとても限定されていたりします。

困るのはアーティスティックな発想を求める人です。私は、京都精華大の漫画学部で毎年一回だけ、ブレストの講義をさせてもらっていますが、その場で行う発想手法は、ビジネスマン向けの方法論は取りにくく、発想という営みの幅の広さを感じるところです。「作家性ゼロでも、話のアイデアを生み出す手順」みたいなのも、もちろんやりますが、よりアンビエントで立ち上る香りだったり、読者を紙面の中に誘い込むような息遣いだったりは、そういうビジネス書に求められる発想手法とは対極のものがあります。

話は戻ります。そういうものを「右脳的」とよぶならば、このマイケルマハルコの手法は、右脳的、なものも、結構含んでいます。『象形文字―「死者の書」発想法』とかはとても面白いですし、『幻視の旅―「シナリオ・ジャーニー」発想法』とかも、魅力的なまでにイマジネーションを刺激する面白い手法です。

えてして、こういう「右脳系」の手法は、都会の、大企業の、会議室で、お昼過ぎの研修受講者が、ネクタイを締めながらやろうとすると、戸惑いがち、です。このマイケルマハルコの本は、その意味では、安心してください、左脳的な、どんどん、論理的に進められる発想法もたくさん載っています。

こういう一つの本で両方を明確に載せるというのは、日本の書籍では割と少ないです。(ないわけではないですが、紙面数が足りず、中途半端になります。1500円ぐらいの本にしようとすると、紙面的に足りなくなるなど、いくつかの要因があるのですが)


ideabible.jpg

この赤い本は値段は3000円近くするので、一般のビジネス書としてはかなりの値段ですが、手元においておき、作品作り、企画のネタ作りなど、一人でブレストをする人にはかなり何度も使える内容になっています。

私もまだ全部実践はできていないのですが、確実に言えるのは、過去に私石井の講義やアイデアワークショップに来くださってその方法が性に合うなと感じた方なら少なくとも、3つは確実に、一人ブレストを助ける手法がここから得られます。




【ご案内】


【3月13日開催】
『アイデア・バイブル』刊行記念・無料ワークショップ



ダイヤモンド社で、かとうさん直々のワークショップがあります。しかも無料。
大変僭越ながら、私石井も、加藤さんの(補佐的な)講師として、進行させてもらいます。



詳しくは、ダイヤモンド社のページにて
http://www.diamond.co.jp/topics/book/201202241040.html


すごく面白そうな機会をいただいたので、お誘いいただいた瞬間、一も二もなく「はい喜んで―!」とお答えしていました。

(もちろん、だからと言って、本を過大に評価して上のように書いたわけじゃありません。良いコンテンツなので多くの人がさらに前に進むときのブーストになればいいなぁと思っています。)
 

【スライド】三人ブレスト


「カジュアルに場からアイデア出しをして、それを書き出して、上位アイデアを紹介したり、良案を発展させたり、したい」

ワークショップ的なイベントではそういう要望がよくあります。

そういう時には、「5分交代のペアブレスト(Speedstorming)」がおすすめですが、途中で人が増えたり減ったりしがちなオープンイベントでは、ペアブレストだとその辺の融通が利かせにくかったりします。その辺を踏まえて、仙台でIT系のワークショップでアイデアワークショップを何度も行ってきて、ブラッシュアップさせてきた方法「三人ブレスト」というのを紹介します。

三人ブレスト.jpg

その進行を、スライドにまとめてみました。

スライド
三人ブレスト.pdf

なにか、勉強会で、アイデア出し的な進行をしたいなぁと、いうことがあれば一部のエッセンスだけでも活用してみてください。
上手くその場にいる人々の知力を引き出せば、驚くほどたくさんのアイデアは、割と手堅く得られます。 


なお、初期的な発展につながる、最後のほうのスライドの「ポストイットフィードバック」は、その後の長い発展を助けてくれる貴重な財産になります。時間があれば、そこもぜひ、トライしてみてください。(私は、公開ワークショップだとよくここはカットしてしまいます。時間が押してしまい。でも重要ではないからではないのです。単に進行上、なくても成り立つから、時間的にカットしてしまうのですが、本当はぜひ体験してほしいところではあります。


 ・・・

もともと、ほとんどの人には高い創造能力があります。それを引き出す何かが必要です。これもその一助になれば幸いです。 
 
posted by 石井力重 at 17:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイデアの技法

2012年02月25日

創発会議 進行&WSスライド


スライド
創発会議.pdf

創発会議のスライドをアップします。(このスライドは、iPadで作り、PDF化したものです)




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2012年02月24日

クライアントのIcebergモデル

ちょっと、考えていることを、絵にしてみました。

クライアントのIcebergモデル.jpg

クライアントの言葉は5%に過ぎない。
どうやって、水面の下にあるものにライトを当てるのか。

創造的努力、もっと具体的には、それとわからないような形で創造技法のエッセンスを使うこと。
それも一つのアプローチではあります。

今、ある組織から依頼されてそれを具現化しようとしています。
 



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