2012年03月29日

日経ビジネスオンラインに、連載をします。「石井力重のアイデア集団のつくり方」

日経ビジネスオンラインにて、月一の連載を数回、することになりました。本日、アップされました。

連載名
 石井力重のアイデア集団の作り方

第1回
 新しい事業、新しいアイデアを生み出す組織を考える 
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120323/230197/



今回は、震災後の世界で、いわば「プチ・クリエーション」※が増えたという話やアイデアをどのくらい出せばよいのか、という話を書いています。

(本文中には明示的なプチ・クリエーションという言葉は出てきません。媒体のテイストも鑑みて。なお、ちなみにプチ・クリエーションはずっと前に友人竹井氏が作った造語です。気に入っていて使っています。大上段に構えた創造、あるいはイノベーション、も重視したいところですが、小さく前進するような、プチ・クリエーションももっと重視されていい。と私は思います。)

2012年03月28日

「TRIZ 9windows」新製品を発想する思考の道を追体験する発想手法

TRIZの中に9windows(9画面法)という発想手法があります。9つのマスをつかって効果的に「未来の当たり前」を発想する技術です。

スライド
TRIZ_9windows


この9windowsという技法は、ワークシート的には、3×3の升目を用意するだけでもできるので、マンダラートのように見えますが、本質的には、これはGuided Brainstormingの一種です。みんなで未来製品を構想するときに、この手順で追いかけていくと、非常に力強くたくさんの発想が出ます。

しかも、ぽっと、思いつきで出すのではなく、社会と技術の取り巻く環境を分析的にあげていき、未来の製品を取り巻く環境と使える技術を想起します。ここまでは「思考のおもちゃ」の素材を準備するフェーズ。それで、それら材料を用いたら作り得る製品はなんだろうか。と発想します。

これは、未来の可能性を示唆する良い講演を聞いた後のコーヒーブレイクで見られるような、未来の新製品をめぐるブレストに似た状態を、有為的に引き起こせます。

ある講演に向けて作ったので、9windows部分だけに整えて、スライドを公開します。
 
posted by 石井力重 at 16:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZ

2012年03月24日

【スライド】プレゼン・トーナメント(学校用)

大人数でのアイデアワークショップの後、アイデアのプレゼンを入れたい場合に便利なように「プレゼン・トーナメント」ワークを作りました。

スライド
プレゼン・トーナメント.pdf


このスライドの出来上がった背景)

学校などで大量の人数で発想をするとそのあと、アイデアを発表したい(してもらいたい)が全員(もしくは小グループのすべて)が登壇して行ってしまうと、時間尺が間延びしすぎ、質的にもちょっときつかったりして、場が保てない、という経験がありませんか。

これは社会人による企業内ワークショップだと少し状況はいいのですが、学校現場だといつも出てくる課題です。学生時代というのは、プレゼンに慣れてない人とうまい人で差が大きいですから。

かといって、「講師が選んでよさそうなチームだけにプレゼンしてもらう」というのも問題があります。自分たちの考えたアイデアを他のグループに向かって魅力的にプレゼンしたい、という潜在的欲求が、創造系のワークの場合、結構強く生じますから。人は自分たちの考えたアイデアに高い価値性を感じる傾向がある。そういう生き物ですので。

ではどうするか。

結論としては、上記のようにすると、全グループのプレゼンを割と小さい場であまり緊張せずにでき、かつ、そこを勝ち上がったプラン(大抵は、質が高いか、なにか光がある)を最終ステージで全員の前で発表することになり、聞き手としても、最後まで面白く聞くことができます。

規模が大きいと、トーナメントの構造を更に段数を増やす必要があります。スライドは60名の場を前提としています。以前280名というケースで行ったことがありますが、その場合も、基本的な姿勢は同じです。グループを集め大グループ内でプレゼンしあい、勝ち残ったところが上に進む方式です。

ワークの設計に際して、コツとなるところ:最終ステージを除いて、グループが集合してプレゼンしあうときにその数が3〜5ぐらいにするようにします。それを超えると認知上、うまく評価をできなくなる要素が出てきますし、それを下回る、つまり、2、にしてしまうと、勝敗のつけ方において難しさが出てしまいます。

以上です。世の中は、アイデアワークショップを行う事例が増えてきました。創造的な人をどんどん排出する社会にもっと近づけるよう、そういう今の動きをブーストできる知見(ノウハウやスライド)、道具(ブレスターやアイデアトランプなど)を社会に提供していこうと思います。
  

2012年03月21日

刻まれた言葉を思い出す「1つずつ。」

私が、尊敬される企業のモデルとしている、中村ブレイスさん。その創業者の中村俊郎さんに2007年にお会いしに行ったときにいただいた言葉で、3つ、ずっと忘れずに、心に刻みつづけようと思った言葉があります。人生において、難局に立つたび、それを思い出します。

当時私はたずねました。

”大きな目標に向かって進み続けてきたのは相当な困難もあったかと思います。それを乗り越え、続けてこれが秘訣はなんですか?”と。

中村さんは言いました。

「一つずつやれば、必ずできる。
 3年5年でやろうとしない。
 10年20年かければ、必ず、できる」

その言葉は、深く私の中に刻まれました。

当時、私はたぶん、目を見開いて、”こくり”、としか、返事ができなかったと思います。そして、メモカードに言葉を書きとめました。

実は今、少し小さな難局にいます。

事業と復興。両方の発展が同時期に展開していて、時間的にひっ迫しています。できるかどうか可能性は未知数の大きな野望もあります。

ただ、一年二年程度成果をもとめて焦るのは無益だと、言葉を思い出し、思いました。

”10年、20年後の社会で、実れば、いいじゃないか。”

そこまで、とにかく、ぶれず、焦らず、休まず、行こう。今は、成果を持って理解を得ることが可能ではないことでも、自分が信じて徹する道の上にそれがあるならば、それでよし。
 
そんな風に思いました。
 

2007年の訪問記(2)
http://ishiirikie.jpn.org/article/9119642.html
 
 
posted by 石井力重 at 02:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記、価値観、仙台オススメ

2012年03月17日

アイデアの質の構造(413のネーミング案)

先日、ブレインライティング手法を体験してもらうために、ある文具(ちょっとマニアックですが私が好きなギミックな感じのあるペン)のネーミング案を発想してもらいました。

その結果を、掲載します。

■ハイライト法の結果

ハイライト法の結果_20120316.jpg

ます、人数は、8人×3グループ(若干、揺れがあります、たぶん合計で23人です)。

時間は1行90秒ずつ(なので、所要時間は10分弱)。アイデアの総数は413個。(414個のはずなので、一つだけ、未記入もしくは紛失と思われます。)

アイデアを出した後、魅力度の高いものをグループ内で付けてもらいました。その結果が上の図です。

☆5=4アイデア (1%)
☆4=12アイデア (3%)
☆3=12アイデア (3%)
☆2=48アイデア (11%)
☆1=86アイデア (21%)
☆0=251アイデア (61%)

平均的なブレインライティング&ハイライト法に比べ、インプット時間も短く、発想時間も短く、かつグループのサイズが大きかったということもあり、少なめの評価ですが、大体、全体に対する☆の多さの構造としては、適正な結果になっています。

実際のアイデアも添付します。なお不道徳なもの、正しくないもの、もアイデア発想の幅になりますのでOKです、としました。チェックしたところ、公表するにはぎりぎりかな、というものもありましたが、それも含めて掲載します。

20120316_413ideas_.pdf

「おっすくん」とか「瞬書」とか、あるいは☆の低い所でも、「マンモスの牙」とか、なかなかおもしろいのがありますし、短時間で出し尽くすところまでやるので、もう無理やりとになく、思い浮かぶものを吐き出したのがわかるものもありますが、それでいいんです。

一つの製品に対して、玉石混合でも400近いネーミング案を出すとそこから数個は、いいものが出てきますが、今回もそういうケースになったと思います。
 
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。


発想の題材にさせてもらった文具

■ ワークダッシュ

ワークダッシュ.jpg

握ると、ペン先が出る。
ネックストラップなどに着けられて、かちっと、ワンタッチで外すことが可能。
 

2012年03月16日

【スライド】アイデアワークショップ(IT系起業者向け)

本日のJ社殿で行うアイデアワークショップ(8時間)のスライドを掲載します。

スライド
ideaworkshop_2012_03_16.pdf

参加者の方は、必要があれば将来においても内部的にならばご自由にお使いください。

(配布する資料は、モノクロ出力であり、かつ、配布の資料の枚数をおさえるため、何割かカットしてありますので。)
 

2012年03月15日

【スライド】登米市 アイデアワークショップ 6次産業化

tome_ideaworkshop_2012_03_15-1.pdf
本日の登米市でのアイデアワークショップ、スライドを掲載します。

2012年03月14日

アイデアトランプ、誕生

本日3.14、「アイデアトランプ」をリリースしました。

 


1)ブレストの際に、発想の観点を広げたいなぁというとき、テーブルの上にカルタのように広げ、いろんな発想の切り口から、アイデアを出す、という用途に使えます。

2)一人でアイデアを考える時に、ランダムに引いて、カードの指示に従ってアイデアを考える(一人ブレストをする)ことができます。

3)ばば抜きのような、従来のトランプで遊びながら、発想力を自然と鍛えることができます。

4)小学1~2年生の国語力でわかるように、本格的な発想トリガーを意訳していてます。これを使うと、親子でアイデアを競うことができます。(もちろん、ビジネスマンにとっても、十分な機能を発揮するように、設計しています。)


プレスリリース

ideatrump_pressrelease.jpg



製品詳細は、公式サイトにて。(マニュアルや商品写真もあります)

アイデアトランプ
http://braster.ocnk.net/product/54 









■ 五回目の3.14を迎えられました。15番目の作品

五年前の今日、2007.3.14、最初の作品「ブレスター」を世に出しました。あれから早五年。いろんなことがありました。ここまでこれたのはパートナーや製品を使ってくださる皆さまのおかげです。ありがとうございます。

作品リスト

  • ブレスター (最初の作品。2007.3.14発売)
  • 智慧カード
  • IDEAVote
  • ブレインライティングシート
  • ブレインペーパー01
  • ブレインペーパー02
  • ブレインペーパー03
  • ブレインペーパー04
  • ブレインペーパー05
  • ブレインペーパー06
  • 『アイデア・スイッチ』
  • "ideaPod"
  • アイデアカード
  • アイデアペーパー

アイデアプラント及び石井力重の作品、商品としては14個の製品をこれまで出してきました。そして、本日、

  • アイデアトランプ(2012.3.14)

アイデアトランプは、15番目の作品です。多くのパートナーの方がいなければ、ここまでたくさん形にできなかったでしょう。石井のこだわりに理解を示し、ともに進んできてくださった皆様に本当に、感謝しています。ありがとうございました。

次の五年、私たちはどんな社会を目にしているでしょう。

その時にも、今と変わらずクリエイティブリーダーを助ける道具を作っているはずです。未来という薄暗がりへむかって多かれ少なかれ、道を切り開くような挑戦をしていく人々の、その可能性をほんの少しでもあげられる道具を提供できるよう、じっくりと作っていきます。 
 

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posted by 石井力重 at 10:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ideaplant 作品



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