2012年03月13日

珍しく補助の講師を。ダイヤモンド社にて。

3月13日、ダイヤモンド社でかとうまさはるさんのワークショップのお手伝いをしてきました。

『アイデア・バイブル』


ダイヤモンドから出た本です。
かとうさんがこの本でナビゲータをされています。原著者は、あのマイケル・マハルコ氏。あの、といっても日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、現代の発想技法の大家であり、この本の原著の初版(今回は第二版を翻訳したもの)は、アイデアのおもちゃ箱、という名前で出ています。

この本が出た、ということで、たぶん出版社としては珍しいことだとおもうのですが、かとうさんが一般公募で本の読者に向けて中の技法を利用して2時間ワークショップをふるまう、ということをされました。

で、かとうさんが「石井くん、いっしょにやろう」と声をかけてくださって、そりゃもう、二つ返事でお答えしました。私は『考具』に大きな感銘を受け、以来、私は勝手に心の中で師事しているかとうさんに、そう誘ってもらえたならば、もう望外の喜びなわけです。

かとうさんの補佐としてでも、同じ場に立てる日が来るとはなぁと、2004年の私には信じられなかっただろうことを体験できてうれしいのはもう掛け値なし。ただ、補佐とはいえできる限りのことはしようーということで、当日までにいただいた宿題「発想技法を実際に使って、石井のアイデアを40枚(2技法20枚ずつ)を用意しておく」というのを移動の新幹線の中でずっとしていました。

普段、あまりスケッチを真剣に書くことはないのですが、基礎訓練でありお師匠さんへの課題提出の学生のきもちで、40枚ほど一発書き(間違っても直さない)を自分に課してだあぁっと書きました。

「SCAMPER」ワークからのアイデア
ishii idea 1 scamper.pdf

「死者の書」ワークからのアイデア(ヒエログラフから発想するもの)
ishii idea 2 shishanosho.pdf

石井の補佐講師としての役割は、このアイデア発想例を紹介する3分×2回、という楽なものでした。あとは、お師匠さんのしゃべり、進め方を一番近い席で見て学ぶことができました。これは本当にありがたい貴重な経験でした。

ワークショップの中身については、私があまり言及するのもはばかられますが、とても面白いものでした。同じ技法を本からひっぱってきて使うにしても、講師の力量でその技法の輝きが変わる。そうずしん、と感じていました。
 

2012年03月12日

愛知淑徳大学280人ワークショップに向けて学生ファシリテータ向けのプレ研修をしました

名古屋の星が丘にある愛知淑徳大学に行ってきました。昨年から、新入生280名によるアイデアワークのイベントを行っていて、ファシリテーターも学生で、上級生が数十人単位で場に入るという、とてもチャレンジングな取り組みをされています。今日はそのファシリテーターになる学生さんたちに向けてのプレ研修でした。

ideawork for student leader 01.jpg

ブレインライティングをして、大量にアイデアをだし良案を抽出したり(ちなみに、ちょっと面白いブレインライティング方式を設計していてまして、p2ア3組でシートを回す方式をとっています。毎ターン、ペアで3つかくので、わいわいしゃべりながら楽しくできるメリットがあります。ペア・ブレインライティング、なかなか、おすすめ)

ideawork for student leader 02.jpg

ファシリテータとしての彼女ら彼らに適宜、ここはこうしたらいい、とか、こういうことが想定される、そのときは、僕ならこうする、ということを適宜伝えていきます。

ideawork for student leader 03.jpg

アイデアトランプを使って、上位アイデアをさらに発展させていきます。

ideawork for student leader 04.jpg

トランプの並べ方は好き好き。

ideawork for student leader 05.jpg

アイデアを展開するときに、明示的な切り口が助けになることもあります。なくても出せるなら、その方がいいので、このパートでトランプを使うことは任意、としています。

ideawork for student leader 06.jpg

最後は、6W3Hシートを拡大したものをもって、チームごとにアイデアをプランの初期段階にして発表していきます。この仕掛けも面白くて、勝ち残っていくと最後は(当日は)280名の前で決勝戦プレゼンをする、というなかなかの大舞台に立つ感じに。


こういう「挑戦する学部」は先生方の姿勢がそうさせている、と、お会いしてみて思いました。こういう先生方のいる教育環境で育つことができる学生さんは幸運です。社会に出る時にもいろんなスキル、とくに、新しいものを作るスキルの一部をみにつけて社会に出ていくことができますので。

私も学ぶところの多い体験でした。貴重な機会を下さり、ありがとうございました。


場所:愛知淑徳大学 ビジネス学部
 


2012年03月11日

ideaworkshopでよく使う【ワークシート】集

IDEAPLANTのワークショップに参加された方が、自前でもやってみようとされるときに、多分、もっともよく使うであろう「アイデアスケッチ」。そのフォーマットを置いておきます。

アイデア・スケッチ

IdeaSketch (日英併記)

ideasketch_PPT (パワーポイント版&記入例)

この「2012年3月11日」の日記には、ワークショップでよく使うものを置いておく場所にします。(時々追加します。)








創造工学ノート (ブレストのルールの根底にあるもの、想像力の促進要因)


要素技術→効能→用途 (技術から市場を発想するワーク)


8hours_wokshop_prints_2013_ver01 (技術、8時間WS、発想ツール)


app_idea_tools (アプリのアイデアソン用、発想ツール)


story-idea-cards (ストーリー生成カード)






    

1DAYバーブ・サークル (高校生アイデアソン用)




Design_Sketch (IAMAS流アイデアスケッチを描くときに)


number_sheet_2014 (県岐商の授業用)


アイデアPitov(1:研磨
アイデアPivot(2:再発展)




追記:ワークショップBGM

ワークショップBGM(1→2→3→4→5分)
http://www.youtube.com/playlist?list=PL720AD8CA0A3ACCAF

ワークショップBGM(上記、及び、→6→7→8→9→10分)
http://www.youtube.com/playlist?list=PLBDE4CF5B41A844F5




※ 特殊資料 ※

Idea to BM
     For Kyoto D-School

BM□2013

アイデアスイッチ特別付録(2013年9月版)
(PW解除には、アイデアスイッチの著書ページ、石井の名前の下に〇〇代表、とありますが、そのカタカナ名を、英単語で打ち込んで下さい。)

創造力のガイド・レール




posted by 石井力重 at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 311special

2012年03月10日

知識創造の「たまごの黄身と白身のはなし」

先日、日経ビジネスの編集部を訪問したとき、いろいろ引き出してもらい断片的パーツがつながっていきました。それをスライドにしてみました。

スライド
たまごの黄身と白身のはなし

知的産業にいると、多くの人がこういう「はがされて、また、次の人がつけていく白身の部分」そして最後には「おお、、、どうしてそうなった・・・」展開を感じたことがあるでしょう。

多様な創造系の手法だけあればそれが補える、なんて横柄なことは言えませんが、よいアイデアワークは創造の活動の効果を上げる技術であるのは確かです。

そんな問題意識についての説明スライドです。
 

精密機械メーカさんで、アイデア収束手法のワークショップをしました

世界的な精密機械を作っているメーカーさんの技術部門で、アイデア技法のワークショップ、特に収束の部分を中心にしたものを行ってきました。

手法的には、収束させるためにたくさんのアイデアが必要なのでアイデアを出すワークを行いました。そして収束に入ります。

idea_shuushoku_01.jpg

創造技法には、アイデア収束の方法もたくさんあります。実際的に使うものとしては3つあります。一人かグループか。簡便か強力か。場合によって使い分けます、という説明図。

idea_shuushoku_02.jpg

進行表。大体どの企業さんでも書いた通りには進まない。ただ面白いのは、どこで遅れるのかはその企業ごとに違う点。メンバーの特性を見ながら柔軟に進行を適宜変えています。

idea_shuushoku_03.jpg

守秘があるので、さすがアイデアは見せられませんが、トップ10のアイデアを抽出してそれに足して、Pughメソッドをかけていきます。

idea_shuushoku_04.jpg

やり方は一つ一つはとても当たり前で、実行可能。全体としてくみあがった時にとても重要な示唆を見出すことができたり、新しい強いアイデアを得ることができます。

面白かったのは複数のグループがあり、全く異なる展開を見せたことです。

この作業は、発散の作業よりもデリケートさが要ります。また、ブレストも初めての時はそうだったと思うのですが「何度かやって、よいころあいがつかめる」ので、初回というのは一番大変な作業です。

Pughの方法のスライドは

Pugh Method「アイデア収束のやり方」



にあります。先日のエンジニア×デザイナのイベントでもお話ししましたが、スライドを見れば大体進行できるようになっていますので、必要な方は内部的にならご自由にお使いください。
 

2012年03月09日

「アイデアトランプ」

いま、浅草橋に滞在しています。今日は雨。机の先にある窓からみえるスカイツリーは上半分が雲に隠れています。

夕方、仙台のメンバーから届いた新製品を使いながら、アイデア出しをしていました。

その時の手元を写しました。

ideatrump_01.jpg

とある企業の創造技法研修の開発を依頼されているのですが、あと一歩、アイデアが足りない、欲しい、というところにいたので、一人ブレストをずっとしていました。


・・・

アイデアプラントにとって、最初の作品(ブレスター)を世の中に出した日(2007年3月14日)から丸5年がたとうとしています。

以来、ブレストの道具や、アイデア収束の道具を作ってきました。実践的なものからトレーニング的なものまで。カードセット、会議用シート、ホワイトボード型ツール、いずれも「ビジネスマンやエンジニアといった大人が、ブレストをすることを、促進する」というものでした。

昨年2011年は、仙台に暮らすわれわれとしては、いろんな思いや出来事がありました、今回の新しい製品、その詳しい開発の経緯は、(非常識なほど長い、開発者メッセージとして)アイデアプラントのメルマガから、近く発信しますが、この場で一言でいうならば、「子供も使える発想の補助道具」の開発を進めてきました。

小学生1〜2年生の国語力でわかる表現になっていますので、親子で発想しながら遊ぶこともできます。もちろん、アイデアプラントがリリースする作品なので、ビジネスマンのブレストを促進する補助道具として使えます。


プレスリリース
「アイデアトランプ」

製品のサイト


・・・



他にも、先ほどとった手元の写真を載せておきます。

ideatrump_02.jpg

開けるとこんな感じ、トランプ+発想の切り口。

ideatrump_03.jpg

背面はトランプ風。IDEAPLANTの道具はいつも背面は無地だったので、その意味ではこれは珍しい仕様。(私が背面にデザインを付けるのは、何のため、誰のため、と考えて、大抵は「機能を持たない不要な部分」と考えて削りますので。)今回は商品の用途から必要であると判断したので付けました。(ちなみに、没案になったのですが、石井が作った背面デザイン案は、素数をモチーフにしたものでした。メンバーからは全力で却下されて没案になりました。笑)

ideatrump_04.jpg

20分ぐらい、一人ブレストをしたところ。この使い方はマニュアルにない使い方なのですが、ランダムにカードを十数枚並べて、一つを開けてそこからアイデアを考えます。思い浮かんだことを展開している間はトランプはいらないのですが、それで大体そのあたりを考え終わったら、また一つ、カードをオープンします。そして考える。そんなことを繰り返していました。

実際の使い方は、マニュアルにあるのですが、WEBからも挿絵入りで見ることができます。


「アイデアトランプ 使い方」
http://www.ideaplant.jp/products/ideatrump/use.html
  
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2012年03月08日

諸々ご報告(日経BP ITpro、誠Biz.ID、日本VE協会、issue+desig)

最近、出張先でもずっと作品を作りつつ、アイデアワークショップの設計をして実施をして、人と会って何かを創る、ということをしています。報告んにつかえる時間がすくないので荒っぽいですが一括して最近のトピックを掲載します。(活動を紹介してもらったもの、監修した記事、開発工学系の教会で行ったワークショップ、デザイン系団体のイベントの審査員をさせてもらいその結果、IT&デザインの団体で行ったワークショップ、などです。)


■日経BP ITpro

ITの力を復興に「Androidで東北に仕事を作る」---Fandroid EAST Japan
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120305/384486/?ST=rebuild

スマホの新潮流「機器連携」のアイデアが続々---仙台「創発会議」レポート
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120302/384385/


■ITmedia 誠Biz.ID

アイデア発想実践記:【ブレインライティング法で考えた】自動車の新しい(ユニークな)使い方
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1203/05/news004.html


■日本VE協会

第2回「アイデア創出ワークショップ」を開催
http://www.sjve.org/topics/entry/542/


■issue+design
http://issueplusdesign.jp/project/06_fukkou/result
博報堂サイトにPDFもあります
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2012/03/20120305.pdf


■DevLOVE×hcdvalue
前のエントリーで追記したとおり。
http://devloveblog.wordpress.com/2012/03/04/brest_festa/
このイベントのすごいところは、レポートの本数と、質。あれだけ忙しいワークショップをここまで記憶記録できるというのはちょっとすごいです。
 

2012年03月03日

【スライド】ブレスト祭り idea workshop

3月3日、HCDとDevLOVEの合同イベント「ブレスト祭り」のアイデアワークショップスライドを掲載します。

スライド
ブレスト祭り_アイデアワークショップ.pdf

参加された方は、社内や勉強会などでご自由にお使いください。
 


【追記】
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