2014年09月30日

タイムチャートの書きかた(ワークショップの遅れの焦りをホワイトボードに押し付けよう)

これが正解、というものとは、程遠いかもしれませんが、年間50回ぐらいアイデアワークショップをしている石井なりのたどりついた「タイム管理」の方法を紹介します。

_timeline_.jpg

とあるイベントでのタイムチャートです。

この日はアイデアワークショップの前に、Inputパート(セミナー)が予定されていました。あるアクシデントで、このセミナーパートが大幅に遅れた場面でした。

<予定>
13:35にセミナー終了。休憩10分。13:45にワークショップ開始

<実際>
14:05にセミナー終了。休憩5分(に短縮)。14:10にワークショップ開始。

この日のワークショップは、3時間15分の内容でした。
それが、スタート時点で、25分ビハインド(遅れ)で始まり、2時間50分で進めることになりました。

170分/195分≒0.87、なので、単純に言えば「10分のところを8分ちょっとで進行する」という感じですが、実際はそう簡単にはいきません。

早くできるところ、そうでないところがあります。参加者さんたちの状況によっては、時間枠を伸ばしてでもやらないといけない場面もあります。

なので、ここからは、2分、3分の時間を摘み取り、徐々に時間を戻していく努力をします。

■冒頭

冒頭の写真は終盤が近づいていますが、タイムラインに対して、右肩上がりのふにゃっとした線を引いています。これが逐次書き込んでいる実際の時間です。

(ちなみに、スタート時点での反映はしてありません。初めはとにかく円滑に流しだすことに注力する為に、ホワイトボード前で調整を始めるのは、流れができはじめてから、にしているからです。)

■スピードストーミング

この終了時点で、15分ビハインドに、戻しています。スピードストーミングの前のテーマ説明を大幅に簡素化して4分削り、SSの準備と終わりの机の並べ替えをハイピッチで進めて6分をひねり出しています。(逆に言えば、通常はテーブル移動に、3分ぐらいずつのロスタイムを見込んで作ります。)

■ハイライト、アイデアレビュー、発展ブレスト

この終了時には、8分ビハインドまで戻しています。大きいのは発展ブレストを5分削り、後は、2分ほど、ハイライト法で少し削れました。

■プレゼンの準備、プレゼン

ここが終わる時点で、オンタイム、に戻しています。今回は予定していたチーム数の半分だったことが助けとなりました。現場に入ると、人数が違う、と言うことが良くあります。今回は、ホワイトボードの左側に、3×4、という計算式がありますがこれは、実際のチーム数で計算しなおしたところ。(そこの下に、3.5×4、とありますが、これが実際にかかる時間です。プレゼンの交代時間がありますから。)

今回、もし、チーム数が当初の予定通りだったら、急ピッチで進めて、それでなおかつ、4分ビハインド、ぐらい、だったでしょう。(その場合、次のまとめ、をかなり削ぎ、最後であわせます。)

■まとめ

オンタイムにもどったので、このパートは、きちんと15分使えています。(そして、時間通り終了)


ファシリテーションの合間に、こんな風に、思考を展開しています。


ということで:

ここで述べたかったのは、だんだん繰りかえしていくうちに経験則的にこういうタイムチャートを書くようになったのですが、こういう風に、時間を反映していくと、徐々に遅れをカバーしていくことができて、焦りも心から追い出して、客観的に進めることができるようになりますよ、という話です。

ちなみに、主催者さんの意向を汲んで進行していくうちに、終了時点でどうしても30分超過せざるを得ない、といった事態も時々あります。そうなったときも、残りの時間と予定を、ざっと話し合って、取り除くべきパートを合意したり、最大遅延時間を相談したり、という行為にも便利です。

posted by 石井力重 at 12:25 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年09月29日

イベントの実施報告の達人に学んだこと

「実施してきました」の記事の作り方について、なるほどなぁという、SNS上での報じ方、について学びを得たので、書き記しておきます。

昨日の図書館アイデアワークショップ、良くまとまっているSNS上の記事まとめ(Togetter)が、今回の企画のオーガナイザーの岡本真さんによってなされています。


彼も、時々前でしゃべったので、結構忙しくしていたはずなのに、イベントの様子が良く分かるように書いてくれています。会場の外側や立て看板など、会場へ来た人の目にするものも含めて。

その写真をみていて、そうそう、そういう場だったな、と。

そして、良く見ているうちに、あることに気が付きました。

写真には、場の動きや会場で出されるアイデアの雰囲気が良く分かるような「人の姿」が映っています。

が、誰一人、個人参加者(大学生、高校生)の顔は映りこんでいないのです。

しかし、写真が全部そういう写真だと、違和感が出ます。

そこでさらにうまいなと、気が付いたのは、顔が映っている写真も適度にあること。でも良く見るとそれは、登壇者(もともと、ネット上に顔を出しても問題の無い人達)なんです。

そういう写真が混ざっていることによって、何度か見るまでは「あれ、これって参加者の顔が一度も入らないように配慮されている」ということに気づきませんでした。


ちなみに。

僕が取った写真は、個人の肖像権や成果物の主催者さん内での扱いに配慮して、自粛しています。

昨日取った会場のブレスト時の風景で、最後のラップアップのスライドにつかったものは次のものです。

L.jpg

アップする為に、ぼかしを大幅に入れています。

実際の写真は、ピントがあっていて、こういう感じに写っています。(顔がわからない部分だけにカットして)

Li.jpg

こんな感じで指先まで分かるぐらいの写真で写っていますので、そのままネットに上げてしまうわけにはいきません。

リンク先の岡本さんの写真テクニックは、ソーシャル時代のある種の撮影方法を、教えてくれています。


追記)

ここまで書いて、思いついたアイデアをメモしておきます。

イベント報告カメラ・アプリ
━━━━━━━━━━━━━━━━
○人の顔が映らないモード(顔のないところを四角く切り出す)
○ぼかしモード(顔認識が働かないぐらいにぼかす)
○スライドモード(暗い中で明るい四角領域があると切り抜く)


こんなアプリがあったら、いいかなぁと。

近い将来、静かなカメラドローンが出てきたときには、イベントの風景撮影&リアルタイムアップは、それが担うのだろうと思いますが、たぶん、その時には、こういうアプリが必要にもなるかもしれませんね。

posted by 石井力重 at 09:10 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年09月26日

【掲載】AB会議。ペアで発想して、全員でブレスト編

さて、アルコール・ブレスト会議(AB会議)も、記事の中身が、だんだんと佳境に入っていきます。



ABK_3_1a.jpg

 


前回のAB会議から日をまたいで実施しています。第二回の終わりのリード(と言うんでしょうか、終わりなので、エピローグというのかもしれませんが、記者さんのコメント※にあるとおり、この回から話題が変わります。

※ 今回のトライアルを経て、次回は本気の企画会議を実行することが決定! アルコールの力を借りて、商品化目指して行われた会議の模様を紹介する。



テーマは、アサヒビールの精鋭社員さんたちにとって、より実践的な範疇のものが設定されました。

飲み二ケーションが得意なアサヒビールが、他の企業に向けて「17時以降の社内コミュニケーション」について提案」する、というものに。

さあ、この”新しい夕方〜夜の社内コミュニケーション”のアイデアを考えよう、ということで、今回は、前回までとはまた違った方式を試してみました。

ABK_3_1e.jpg

5分交代のペアブレスト、これを席移動しながら、3人ぐらいの人とやって(〜計15分)、より気軽に、ちょっとした思い付きを言いやすく、時間で次々、トークが変わることで多様なエッセンスを混ぜていく会議方式にしました。

(アイデアソン&ハッカソン、や、アイデア創出ワークショップに参加された方は、「あ、これは、スピードストーミングだ」と気づかれるとおもいますが、そうなんです。スピードストーミングのコミュニケーション構造をエッセンスとして、会議で利用する方法は、こうするんです。具体的な模様は以下につづります。

ABK_3_1d.jpg
仲さん、松田さんのペアの様子。仲さん、ノートにしっかり書いてくれています。仲さんは、面白いトークの方ですが、根底にあるこういう丁寧さもあって、人気者なんだろうと、思いました。

もちろん、ノートとかが、無ければなしでもいけるように、後で工夫がしてありますので、気軽にはじめてもらってかまいません。メモを取りたいときには、テーブルコースターや箸袋にちょっと書くってのもありかと。

ABK_3_1c.jpg

藤井さんと木原さんのペア。木原さんは比較的、どっしりとした熟慮された考えを提示される方で、ブレストで矢継ぎ早のアイデアが出ている時には、そのピッチ・タイミングでは、充分に出してもらいにくい、いい意見が多い方なんですが、こういう、「ミニ・さし飲み」みたいな時間構造があると、そういう部分もよく発露してもらえます。

ABK_3_1b.jpg
松生さんと、石井ペア。たぶん、6人中もっとも年齢の離れた二人だと思います。早稲田大学で授業を受けてくれている生徒さんたちの年齢に近くて、会社でよくある、お父さんと娘ぐらいの幅で離れた人たちがブレストで話す、というシーンです。「5分間のペア」なので、まごまごしてたら過ぎすぎてしまうので、お互いどんどん、アイデアを出します。周りがなにぜ賑やかなので、気軽にぽんぽん、アイデアを出し合えますし、整合性の無いような未成熟なアイデアでも、とりあえず思いついたら出す、ということが気軽に出来ます。

さて、こういう5分間のペアブレスト、時間が来たらペアを変え、二ラウンド、三ラウンド、と行いました。

ABK_3_1e.jpg

この人形は、石井をモデルに作ってくださったそうです。おしゃれなスーツは僕はきませんが、全体的に雰囲気ありますね。

それはさておき、ペアブレストをAB会議でやってみて、実際に結構でたな!という所に到達しました。

・・・さて、次は。


ペアから、次は全体へ。


場を6人全員でのブレストの場に戻します。

で、すぐに全体ブレスト・タイム!ではなく、ファシリテータがこう、告げます。

「いまの3ラウンドの中で、全体ブレストの場に出したいアイデア、を手元のメモに書き出してください。複数OKです。まずは、印象に残ったアイデアから書いてみる、ぐらいの感じで結構です。」と。

※ペアブレストの間にメモをとったコースターなどがあればそれを見るのもいいでしょう。石井は個人的には、水性ペンで手の甲に、キーワードだけを書いておく、って言う方法が、カジュアルに出来て、なくならなくていいかなと思いました。これは個人差がありましょうか。

さて、書き出し時間は、時間にして5分か、10分ぐらいが、いいでしょう。

いざ書こうとなったら、固くなってなかなかかけない、という方も、発想の燃料(ビール)をゆっくり楽しんでもらいながら、リラックスして書き進めてもらいます。

タイマーがなり、そこから全体ブレストです。

ABK_3_2a.jpg

アイデアを共有していく際にも、それにさらに便乗案が出ます。

ペアブレストをして微妙にアイデアが混りあい、考えが発展していますので、アイデアの光るところを育んでいきやすいように見えました。

ABK_3_2b.jpg

こういう共有部分、通常の会議だと、シーン、としながら、順番にボードの前で説明。。。みたいな、フォーマルな空気がでますが、ビール片手に、しぜんと、わいわい、出てきたアイデアを広げていく空気が出現しました。

アイデアに便乗して新しいアイデアが出た場合は、それも、出した人にかいて、メモを加えてもらいます。

アイデアの中身は次回の記事に譲ります。さて、それがどういう風になるか、次回をご期待ください。


(( アイデアのワークの点での補足 ))

時間としては、ペアブレスト15分+各位書き出し10分+全体ブレスト15分、=合計40分ぐらいの感じで展開しています。

アイデア生成の側面でも、なかなかの成果が出つつあるのですが、その効果以外にも、気がついたことがあります。

ビールも飲みつつ、アイデア発想を共通の話題にして、トークが弾んだなぁと。前回、今回、と石井はアサヒビールの皆さんにとって社外の人間ですが、加速度的に仲良くなってきあなぁと。(で、ファシリテーションも、どんどんしやすくなります。)

そんなところも、記事のこぼれ話として、書いておきます。

(もしかしたら、次回の記事でそのあたりをコメントしたことが、載るかもしれませんが、石井のこのブログは読者数がすくないとおもいますので、お許しください。)


実践者に向けて、気づきのシェア:

この点は、普段よりも興がのってどんどんアイデアだしが進むため、メンバーが書き取れないものもあり、ファシリテータ(石井)が、こぼれるものを拾いにいっていました。(書き留めやくをしていました。)

アルコールはリラックスしてのアイデアや闊達な発言のできる場の空気をつくりますが、一方で、発生するアイデアを蓄積していくという行動には、それぞれの実践で工夫がいるところでしょう。

ファシリテーターやプロジェクトリーダーをしている人ならば、その辺はどんどん、自分なりに工夫して、良い形を見つけてもらえるかと思います。

個人的には、キングジムの4カメラ記録道具(ミーティングレコーダーMR360)を使うのもアリかな、と思いました。内臓電池の性能が分かりませんが、内臓電池で20分ぐらい、記録できると理想的かなと。

最後に、おまけ。

今これを読んで急に〜、とは行かないと思いますが、浅草界隈で飲みに行くなら、この記事の会場となっている、アサヒビールさんの本社隣接の「フラムドール」(金の炎玉の巨大モニュメントがあるふもとです)さんに入ってみてください。

飲んで食べても安いわりには、ビールは絶品にうまいですし、飲むのが好きな人たちの会社のお膝元、良い感じの空間が広がっています。

浅草の夜の街って、意外なほど、飲み屋があるんですよね。二次会に繰り出すのにも、店選びが楽しく出来そうです。

posted by 石井力重 at 15:55 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年09月25日

【掲載】AB会議、ビールが入って発想が変わっていく編

アルコール・ブレスト会議、紙面(カンパネラ)が定期的に更新されています。

前回パート1では飲まずにビアホールでやる編、でしたが、パート2は、いよいよ、生ビールが出てきて、飲みながら、企画を考える編です。



今回のテーマは

ABK_02_1a.jpg

というもの。

ビアガーデンは雨の日は中止になる。みんなで楽しみにしていたのに楽しめない。これが普通の考えなのですが、雨の日でも楽しめるビアガーデンって無いだろうか、というテーマでブレストに取り組みました。

従来の、昼の、会議室の、ネクタイ締めたままでの会議なら、「うーん、、、そうはいっても難しいねぇ・・・。そんな良いアイデアがあったらきっとすでにどこかでやっているだろうし・・・。 ・・・。 (そして沈黙へ)」となりそうな難しいテーマです。





ABK_02_1b.jpg


さてAB会議では、どうなったか、というと、1ページ目と2ページ目、気軽な雑談交じりにトークが展開しはじめていきます。


ABK_02_4.jpg


次第に、おおこれは!と思うような、魅力的なアイデアも展開されていきます。昼の会議と違うところは、他の人のアイデアを便乗的に発展させる発言パターンが増えていくことです。これがもたらすのは、最初に提示される未成熟なアイデア、皆でそれがもつ可能性を短時間で引き出していく、そんな集団の創造力の発現です。

そうして魅力的なアイデアがでて、まとめに入ります。

この3ページ目の、皆さんのコメント部分を引用します。


ほろ酔いレベル?のアルコール・ブレスト体験は終了。みんなが感じた前回のアルコール無しのブレストと今回のアルコール有りブレストの違い、感想は?

仲:みんなに楽しいことを感じてもらおうというテーマや内容の場合、アイデアを出すときにはやっぱり飲んでいる方がいい。飛んだ楽しい発想が出てくるんやなあと。お酒を飲むと、「そうっすね」みたいな砕けた会話になりますね。

木原:今日はブレストをはじめる前に他人の意見を否定しないというルールがあったので意識しながらできました。でも、会議室でやると、自分より若い人の意見を「いや、でもおまえさあ」っていう入り方になってしまう。ビアホールのような場所でやると、本当にさっくばらんに意見が出るし、場所や空間も要素としては大きいのかなと思いました。

松生:入社前の最終面接で、アサヒビールに入ってやりたいことは? と聞かれたときに、「世の中の会議が飲みながら、みんなざっくばらんに話せる “飲ミーティング”をやったほうがいいと思います」と言う話をしたんです。今回まさにこれだなと思いました。お酒を交えながら話すほうが、若い人にとっては一層意見を出しやすい環境になると思います。

藤井:うちの会社は人と人が仲がいいなという印象があるけど、それは一緒に飲む機会が多いから親密な雰囲気になるからだと思うんです。今回もお酒を飲んで親密な雰囲気になって、もっとあなたのことを知りたいという気持ちで人の意見を聞くからよく聞くし、自分の意見も知ってほしいという気持ちになれたんだと思うんです。

松田:営業現場にいるとあまりブレストはなく、報告事項を追って、チームとして何をしないといけないということが前提の会議が多いんです。そこから生まれるものは伝達でしかないんです。今回は、一方的な話じゃなくて、会話の中でこういう考えもあるし、こういう考えもあると繰り返していくことによって磨かれる部分が非常に大きい。「これを言っても大丈夫かな」という雰囲気になるのはお酒の利点なのかなと思いました。

石井:そうですね。普段はいろいろなことを考えて口もだんだん重くなります。でも、飲んでいるときは頭のCPUが速く回転してないから安心して言えるというところもありますよね。

「砕けた会話」「意見が言いやすい」「飛んだ楽しい発想」というコメントが皆さんのコメントの中に見られます。

ビールが入ったことで、そういうものが出しやすくなる、と言う点は、誰もがなんとなく経験している印象があるでしょうけれど、今回のように、20分ぐらいの中で自分達の行動を振り返ってみると、やはり被験者(AB会議の参加メンバー)はそう明確に感じている、ということがわかります。

ブレストの4つの阻害要因、というものがあります。そのひとつに「評価懸念」というものがあります。これは「そんなことを言ったら馬鹿だと思われるんじゃないか。相手が何を考えているか分からないから、未成熟な案は言いにくい。」と感じている心があり、それが、アイデア創出を阻害している要因のひとつになっています。

私自身のコメントにありますが、アルコールが入ると、頭の回転は通常よりも遅くなります。特に、判断力の部分は。なので、「相手がどう思っているか、を気にする思考力」も「相手が言ったことの未成熟なところから懸念点が思わず思い浮かんでしまう思考力」も散漫になります。ブレストの阻害要因のひとつが緩和された状態になるわけです。そうして、生成された初期的なアイデアを制限なしに表出化させていくことがしやすくなります。

その辺の観察を、当時、私は、次のように言及しています。


最後にファシリテータの石井氏から総評。2回のブレストでわかったことは。

石井:カードに書いたアイデアの枚数、ひとつの文字量はアルコール無しの場合のほうが圧倒的に多かった。しかし、アルコール有りの場合は、コンセプトにふかくくいこんだアイデアが多かった。数だけでは計り知れない。みんなが乗りあえるテーマということも含めて、アルコール・ブレストの価値だと思います。アルコールが入ると、曖昧なものを曖昧なまま受け取って会話のキャッチボールができる。これは、アルコール・ブレストの効能ですね。

この時点では、皆さんほろ酔いをキープするぐらいの量で飲んでいます。石井もそうです。ほろ酔いの酒量が人によって違いますが、記憶では確か、石井の場合は、3杯ぐらい、皆さんもたぶんその前後ぐらいだったかと思います。(私は、最初の3杯目までを飲むペースがすごく速いようです。その後はスローペースになるのですが。)

人によってはほろ酔いは、ジョッキ半分、だったり、一杯ちょっと、だったり、するとおもいます。自分がほろ酔いになる酒量を知っておくと、こういうアルコール・ブレストのときは便利でしょう。

また、記事の後半に出るかもしれないことなので、後半側の記事に詳しくは譲りたいと思いますが、AB会議に最適な時間の長さ、というものもあるのではないか、と、この経験で心に浮かび始めています。

AB会議の効果を最大限に引き出すための工夫。シリーズの中盤〜後半にご期待ください。

posted by 石井力重 at 07:42 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年09月24日

【スライド】名取市図書館アイデアワークショップ(9月28日、@イオンモール名取)

アカデミック・リソース・ガイドの岡本真さん(ヤフー時代には知恵袋を立ち上げた方)の復興支援、特に図書館復興の活動は、宮城でも、力強くて、門外漢の私でも、伝え聞いておりました。

その岡本さんとは、その後、横浜のNPOでつながりができ、今回、名取市の新図書館の企画に向けたアイデアワークショップをすることになりました。

natori_L_ideaworkshop.jpg
今回は、上の案内の通り、学生さん向けです。

この一風変わった、アイデア出しのテーマ「還りたくなる」という要素と、学生さん、という構成は、短期的視野で見れば、一見ちぐはぐのように見えるかもしれません。しかし、本質を見据えて、長期的視野で見ると、今回のセッションが学生さんというこの街の若者達を対称にして展開する意味がわかります。

内容的にも、企業や市民活動で行うような、本格的なアイデアワークショップのプロセスで進行します。使うことばは、学生さん向けにアレンジしてしゃべります。(このあたりは、石井が、早稲田大学の非常勤と、岐阜商の文科省の授業で展開している経験が少し役立ちそうです。)


今回、打ち合わせを経て、「名取のイオンにこんなワークショップをする場所があったんだぁ。」と驚きましたが、図面を見て、確かにありまして。

たぶん、会場にたどりつくまでに、迷われると思いますので、参加される方は、28日ははやめにおいでいただいたほうがいいでしょう。特に、土日のエアリは、なかなか車が止められませんから。

創造的な社会のある未来を作りたいなぁとおもって、アイデアプラントという事業を展開しています。今回、地元仙台の近隣でこうした機会を頂いたこと、感謝しております。今回も、全力で、取り組みます。

2014年09月22日

【スライド】教具開発プロジェクト <アップルプラント>第2回_(アイデアの研磨と発展)

アップルさんと行っている、教具開発プロジェクト <アップルプラント>、明日は第二回です。 


前回、社員の方を交えてスピードストーミングで大量に出たアイデア(アイデアスケッチ)の中から、具現化に向かって、次は何しようか、というところで、今回のワークをします。 

アイデア出しっぱなしは、もったいない。さりとていきなり絞り込んでも残らない。そういうときには、こうします。 

  • それぞれのアイデアを研磨して、中核だけにする。 
  • そしてそれに新しい衣を着て新しいアイデアに発展させる。 
  • その上で、Mappingして「++」ゾーンに入るアイデアを取り上げます。 

今回は2軸を、【使いたくなる】と【作りやすい】にしました。 
(そうすると、第三回は、ダンボール&ガムテープで試作、ができます) 

仙台のアップルさんが教育の世界を新しくしていく。 
そういう未来に少しだけ、協力できれば幸いです。

2014年09月15日

【スライド】県岐商、商品開発の授業(DAY4)「アイデア・ショーケース」


岐阜商での講義、いよいよ、公開プレゼンで、開発連携企業さんを募ります。


追記:

岐阜新聞の記事になっています。

高校生社長、知恵を結集 県岐阜商、15日に商品プレゼン

追記2:

発表プラン一覧

岐阜県立岐阜商業高等学校「アイデア・ショーケース」のご案内

2014年09月13日

【フル資料】アイデア創発ファシリテータ(第四期)(2014年9月13〜14日 @東京)

アイデアワークショップ(あるいは、アイデアソン)を育成する要請講座も今度で第4期。今回も全国から各界の逸材が集まり学び合います。使う資料(フルバージョン)を掲載します。


ワークシートの類で、必要なものがある場合は、ワークショップ【シート】集 を探してみてください。

この講座、自分でもオススメできるポイントとしては、シンプルなプロセスを、本質を踏まえながら体感的に理解していく点です。

それがもたらすものは何か、といえば、「使い込んだら、自分のやり方に育てられる」こと。

型があってそれ以上なにも変えてはいけない(変えるとパフォーマンスが下がるとか品質が維持できないとかで。)タイプの流儀というものもあります。

しかし、この講座はそういうものじゃありません。ファシリテータに達人がよりどころに出来る進め方の骨格は差し上げます。それだけを使い倒していくと、次第に自分の領域、自分の持ち味で、変えたくなってくるものです。そして、実際に変えることが可能です。(プロセスが組み替え可能なモジュール構造です)

アイデア創出はそれ自体は目的ではなく手段です。より上位の何かに至るための手段に過ぎないそれを、「これこれ唯一無二のやり方だ」ということは愚かしく、最終目的に合わせてどんどん手段はチューニングしたり、ばっさり切り替えたりするべきでしょう。

私がそういう考え方なので、スピードストーミングを中心とした現在のアイデアソンスタイルは、ファシリテーターの数だけやり方が派生する状態になりつつあります。石井自身もここに公開しているスライドは、何十通りものプロセスがあり、案件最適な組み立てを毎回しています。

余談が過ぎましたので戻りますと、

カスタマイズ可能な基本骨格を叩き込むかなりハードな2日間、これを、iCONというNPO法人の活動の一環でやっています。三ヶ月ごとにやっていて、卒業生も遊びに(再受講しに)くることで知識のそうの厚みが増していっています。次はたぶん、12月。アイデアソンの進行役をしなくちゃいけなくなった方とか、アイデア創出ワークショップの作り方、やり方に興味があるという実践者・研究者の方は、ぜひ一緒にやりましょう。

この講座の間だけは、私が普段は登壇中に口にしない特別なセリフがたくさんあります。「なんで、ここでこうしたかと言うと、」ではじまる”石井の頭の中”も、常に窓を開けてみてもらっている、そんな感じです。時には話しはじめたものの説明に窮して「なんとなく、こうするんです!」みたいな、普段は使わない感覚論な説明も、この講座でだけは、思い切り使います。

この様子は、FBの中で、たぶん、すこしアップされて、流れていくかもしれません。



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