2014年10月31日

【講義スライド】慶応大学「言葉と想像の翼」(クリエイティブ・イマジネーション、11月29日、石井担当回)

今年は、大学での講義&ワークショップの仕事が集中しています。


そのスライドを掲載します。


受講者の人数が300人を越えているそうです。既に実施された講義回の報告を教務のかたから頂いていますが、毎回の先生方のお話、非常に興味深いものです。ちなみにラストの日程では、脳科学の茂木先生もご登壇されます。石井はこのシリーズのラスト2の日程です。

いつもと同じく、全力で、アイデア創出技法やアイデアワークを提供してゆきます。

シリーズ講義なので今からの受講はできないようですが、学内関係者でもし、ご興味あれば、ご検討ください。場所は日吉です。



〜 スライドからピックアップ 〜

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※ お手伝い係、募集(一人〜二人):

アイデアプラントのお手伝い係、としてサポート側としてならばお連れできますので、ご相談ください。300名にアイデアのカードを配る作業などがあるので、時々手を貸してもらえると助かります。また、ごくたまに、アイデア出しの見本で振りますので、簡単な発想でいいので、サンプルとしてワークお手本をしてもらえると助かります。即興でできることばかりです。

人数多数の場合は、対応できないかもしれません、そのときは、ごめんなさい。

posted by 石井力重 at 16:12 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年10月29日

スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの様子(県岐商、10/27)

6回にわたって行ってきたこのプログラムもラスト2になりました。

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(写真は、ゲスト講師の米山さん撮影の物をお借りしました)

今回は、商品開発のステップを、50のカードにして、開発の道を進んで行くように、解説をしていきました。
posted by 石井力重 at 23:29 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年10月25日

スキル学習系の授業を作るときに心がけたい構造

今年は、通常の企業向けの創造研修に加えて、高校の授業や大学の授業も受け持ち、コンテンツをゼロから創っていました。

業務上の必要性に迫られる社会人と違い、学習への動機付けが、楽しさドリブンでなければ、と思う機会が多くなりました。

高校の授業を作るときに心がけているもやもやを、単純化して整理するとこんな風になりました。

スキル学習系の授業を作るときに心がけたい構造.jpg


いつもいつも、こういう風に出来る学び内容ばかりではありませんが、ただただ、ずららっと記憶必須情報を紹介するようなところも、何か工夫を凝らして、入りやすくするようにしたいと思っています。その時の、指針として、こういうものを持っています。
posted by 石井力重 at 11:38 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年10月24日

【スライド】県岐商、商品開発の授業(DAY5)「PRを学ぶ」「アイデアを磨く手法」「商品開発の50カード」

県立岐阜商業高校のスーパー・プロフェショナル・ハイスクールの授業で行っている商品開発の授業もいよいよラスト2です。

今回は、事業化に向かって思考が進み始めたチームもあれば、解散してゼロから取り組みなおしているチームもある、というばらけの中で展開します。


今回も、彼らの未来にひとつでも役立つものを渡せるように、全力で取り組みます。

今回の特徴は4つあります。

1)PRのプロ、三重の米山さんに特別ゲストとして登壇してもらいます。事業化に向かって思考が展開しているチームにとっては、高校生チームの力量を活かしやすい事業化努力としてこれをぜひ学んでもらいたいです。

2)今回のアイスブレイクは、用途創造、というタイプのブレストをします。商品構想の基礎体力づくり、にもなりつつ、「無償で大量の同一品を貰った。さあ、それを使い道は?」のブレストで、イマジネーションのめぐりを良くします。

3)アイデアを磨く手法を実施します。PPCOというオーソドックスな創造技法です。創造的に批判力を使う。その本質的な太いやり方です。

4)製品企画のベンチャーを起こすときに役立つ、アイデアから商品発売までのプロセスを50のカード(アクションステップ)にしたカードで、授業の枠を超えて、創業したときに役立つ話を一挙にします。(彼らが大企業の新製品企画に進んでも、使えるように、汎用性をもたせてつくってあります)。ステップを「でかいカード」にし、そこを皆で一緒に歩きながら、製品開発を進めていく姿を想起してもらう、という仕掛けで展開します。


(スライドの一枚を紹介 ↓ )

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〜授業の制作余話〜

授業コンテンツは、高校生のためのもの、しかもこの1クラスのためだけに、毎回、かなりの設計時間を取って作っています。一回きりだからといっていい加減なものを渡したくない。教育に最も大切なことは、初めに本物を与えること。それが石井の教育哲学です。私が本物を提供できるか、といえば、それはわかりませんが、少しでも本物を渡せるように最善の努力をして、その場に臨む。そう、ありたいと思っています。

(それが学生さんにとって、情報量の多すぎる、面倒なことを要求する、暑苦しい授業、だとしても。そうだとしても、力いっぱい、迷わずそう進めています。)
posted by 石井力重 at 21:21 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)

2014年10月23日

分析&ブレスト

ブレインストーミングをする時、その前段のステップに、情報インプット・セッションがあったり、アイデアフラッシュの紹介があったり、宿題として皆が集めてきたある種の課題を共有したり、ということを短く入れることがあります。

その構成のワークショップのとき、場合によっては次のようなステップで、ブレストに入るのもオススメです。

分析からのブレスト.jpg
この構成の意図と、その効果と、簡単にこのステップを実施するコツを紹介します。

◎ 構成の意図

課題⇒アイデア、と直線的に行かず、洞察的な思考をめぐらせたい。

(○○に困っている⇒じゃあ、○○を回避しよう ・・・的なアイデアを思いつきますがその前に、問題をいじり倒してみて、攻め口に厚みも持たせたいのです。)

◎ その効果

これは「属性分析」という分析な発想手法を、平たい表現の問いかけにしたもので、本質はかなりしっかりしたものです。これをしていくことで、見過ごしていた要素に大事な切り口を発見できたり、目の前に見える課題の正面玄関だけはやりつくされた解決策しか思い浮かばない時にひらめきをもたらしてくれたりします。

◎ 簡単にこのステップを実施するコツ

属性分析がどうのこうの、と言う話は一切しなくて結構です。問題の解決の助けとなるもの、問題をより重たくしているもの、をつぶさに列挙してみる。それにだけ10分ほど集中してもらいます。途中で、閃きがきて、ついついブレストに移行しがちになりますが、アイデアはアイデアでいったん、ホワイトボードの端っこにすばやく書きとめて、列挙することにすぐもどるようにします。
観点を縦横無尽に動かして、人と言う観点では、モノと言う観点では、動きや関係性と言う観点では?、といろんな角度で考えてもらいます。『6観点リスト』(詳細は、『アイデアスイッチ』)などをつかって、項目立てて思考をめぐらせるのもいいでしょう。



終わりに:

アイデア出しのプロセスを、私は良く設計するのですが、それは毎回にているように見えて、毎回、案件を土台にして設計しています。その土地の基礎があって組み立てている家のようなもので、決して毎回、出来上がった家をぽこっと置いているわけではありません。

アイデアワークや闊達なコミュニケーションに慣れているような、企画的な企業さんでの実施の場合には、こうした「手軽な分析ステップ」をいれることで、そのあとのブレストがぐっと洞察的に厚みのあるものがうまれます。


以上、きまぐれに、一枚のスライドを紹介してみました。
posted by 石井力重 at 22:08 | アイデアの技法

2014年10月22日

啐啄同時とブレインストーミング

啐啄同時とBrainstorm.jpg


良いブレインストーミングでは、啐啄同時のような「生まれそうで生まれない揺らめいているアイデアを他の人との相互刺激でどんどん表出化させる」様なところがあります。

啐啄同時、という言葉は過去に何度か、書いたので詳しい話しは、左の検索窓で引いてみていただくとして、話を先に進めますと、この啐啄同時のようなコミュニケションパターンを、ブレストの4つのルール(ただし、ひとつだけ、オズボーンの標準形と違う表現をとっていますが)をこのコミュニケーションパターンで見た場合、上の図のような対比構造があります。

とにかく未成熟な、突飛なアイデアでもいいので言う(黄色のカード)。
質にこだわらず、思いつく限りたくさん出す(緑色のカード)。

そういうアイデアとしての「未成熟な状態のもの」が場に出た場合に、

アイデアの良いところに光を当ててコメントする(褒める)(赤色のカード)。
アイデアの面白い部分をつかって更にアイデアを出す(青色のカード)。

という行動がなされます。

この構造は、広く認知された形式知ではなく、どちかといえば、暗黙知的に、クリエイティブ・リーダが体感として知っていることなんですが、この構造を、啐啄同時のコミュニケーションパターンで照らしてみると、こういう対比構造で表現できます。

(中程度の余談です。ブレスター、というブレストの学習カードゲームを作ったとき、心理学者のN先生が被験者を立って実験をしてくださって面白いことに気がつきました。未成熟なアイデアを出す(黄、緑)の次に、アイデアを引き出してやる(赤、青)の役割の人がいると、アイデア創出数は増えました。この構造の下側、上側の人が、交互に座っていることで、創造的な話し合いの場が醸成できて引き出されていったのだという解釈も出来ますが、定性的な評価として座り方を交互にしたり、連続したり、と変えてみると、その解釈に相当する様子が観察されました。)

ブレインストーミングに充分慣れている組織でアイデア創出ワークショップをする場合、冒頭に「創造的な心理様式の使い方としてのブレストのルールの本質」といった話はしなくてもよいので、そういう時には、一歩進んだ「創造工学の雑談」として、こんなコミュニケーション・パターンの構造があるのかもしれません−−といった話をしています。

(以上、久々に、1ページ・レクチャーでした。)
posted by 石井力重 at 11:29 | アイデアの技法

【掲載】AB会議。AB会議の進め方、教えます!編

アルコールブレスト会議、という取り組みを実際にやってみたメンバー&石井が、AB会議のノウハウを整理したくだりが公開されました。


まず時間は?

仲さんのコメントにあるように、20分〜60分の時間幅がいいでしょう。

さてそれで、ひとしきりAB会議やったら、そこからは、もう全力でお酒を楽しんでしまいましょう。私の親しい友人は良く知っていますが、石井はかなり酒好きなんです。ブレストも好きですがお酒も。AB会議のパフォーマンスははほろ酔い期に上がりますので、どんなに長くても60分を超えたら、AB会議はそこまで!あとは、プロジェクトメンバーで、ワイワイ全力で宴席を楽しんでください。

これは、単なる「お酒のススメ」ではありません。AB会議を本格的にしてみてわかったもうひとつの効能「グループの凝集性(なかよし度)が早く上がる」点を最大に活かしてほしいからなんです。

私は仕事柄、アイデア創出のファシリテータもしますし、アイデアプラントという組織の代表もしているので、コミュニケーションの機会が多くありますが、人格の根底では、あまり早く人と仲良くなれない重たさを持っていると思います。ただの飲み会、では、儀礼的になるし、会議室のブレストだけでもお互いに踏み込める部分は昼間レベルの砕け方です。しかし、AB会議をしたメンバーとは、かなり短い期間で「かしこまった、アウトスタンスの時期を終えられた」と思います。

昔風に言えば「飲みニケーション」。この表現は、石井が社会人一年目(99年ごろ)ですら、絶滅しかけていた言葉ですが、日本人のアウトスタンスな壁を壊す効果はやっぱりあります。一人の認知をもってのことであり、定量的な話はできませんが、知的生産の領域の人達のある種の人たちには、私は同様に、有効だと思います。


オススメの道具は?

これは、実はかなりあります。なにせ、私はブレストのプロセスを促進する道具を作る職人だと自分を規定していますから、飲んでいる場所特有の、発想作業をブーストする道具については、非常に、一家言(いっかげん)、あります。

◎あるサイズのポストイット
◎時間遷移を自然と表現するペンセット
◎宴席で使いやすいお題提示道具
◎どこの壁でも、紙を張り付けられるようにするシート

などなど。

これは記事本文に写真月でありますのでぜひご覧ください。(URLは冒頭のリンクをクリックしてください)


ファシリテータ役の工夫は?

これは、掟破りの「ダブル・ファシリテーター」方式をオススメします。

石井は、お酒が弱いくせにお酒好き、なのですが、仕事だとおもって、たくさん飲んでもAB会議中はずっと意識を明瞭にキープしていました。部署やプロジェクトで行うならば、ファシリテータが機能しなくなる可能性を考えて、バックアップが用意されているほうがいいでしょう。


さて、AB会議の体験からの感想は?

これはリアルな感想は本文に譲りますが、石井の感想としては、会議室で相当に繰りかえして初めて漏れ出す「新しい意見」が早い段階で出てくる、言い合える、という点で、一度ためして見てもらいたい、と思いました。


プラスα。発想テーマは飲みに行く前に!

記事のどこかに語られているかもしれませんが、すごく大事なことです。プロジェクトやチームでAB会議をやる場合、発想のテーマは、会社の中、もしくは、しらふの段階で充分に伝えておく。これがとても大事でしょう。発想のまとめは、しらふになってからー、という展開を前回していますが、実は、AB会議の前のしらふ時間にも、AB会議にむけた作業があるわけです。テーマを紹介しておく、という。宴席のおいしい時間帯をできるだけブレストにあてるため、かつ、事前に調べてインプットをしたい人にはそれもできるように、前もって、AB会議テーマを教えておく、というのは、とてもいいことでしょう。

もちろん、サプライズ的に、宴席でいきなりテーマを発表してみる、というのも、決して駄目ではありません。チームの資質やテーマによって臨機応変にやってください。一歩踏み込んで言えば、「インプットのたくさんいるテーマ」は、あらかじめ、会議室でインプットタイム(テーマの周辺情報のレクチャー)をしておくと、効果的でしょうね。


以上です。

ぜひ、このパート5の記事、ご覧いただいて、AB会議の実施の際に活用してみてください。
posted by 石井力重 at 01:11 | アイデアプラント 3rd(2012-2014)



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