2015年04月21日

「INNOディスカッション・リスト」

INNOディスカッション_リスト.jpg

これは、部門横断で新しいことをやろう、というチームにおいて、着想にいたるための自然な雑談(カジュアルミーティング)のスターターとして、つかってもらうために作りました。

好きなもの選んで雑談するのもいいでしょうし、ブレインストーミング・セッションとして本格的にやるのもいいでしょう。あらかじめ考えてきてもらって、情報共有する、というよりは、お茶でも飲みながら、わいわい話すほうがよい、と感触的には思います。

(参考情報)


文献:マッキンゼー流ブレインストーミング術「製品開発をめぐる21の質問ハーバード・ビジネス・レビュー2008.8


講義メモ:早稲田大学・柳孝一教授「メガトレンドの傍流」 衛星講義)

これらをベースに、発想お題として整え、多様な企業での製品アイデア創出ワークショップを実施。そのうち、発想の引き金として有効性の特に高かったもの9つを選出したものです。本格的なことを知りたい方はぜひ元・文献を当たってみてください。問い意外にも示唆深い内容がつづられています。



中でも、私が好きな切り口は、「顧客の手直し」です。

「顧客が製品にした手直し(改良)は?」というトピックは、現場に出ている人に多く情報があります。

企画部、技術部という本社づとめの人よりも、営業、サービス、輸送、という顧客接触部門のメンバーが吸い上げるリアルの空気が、場を沸かせます。

posted by 石井力重 at 14:49 | アイデアの技法

2015年04月20日

ご縁のある本、いくつか。

今日は、ご縁のある本の話を書きます。

いまは、2ヶ月の旅仕事の期間がおわって、ようやく、ようやく、ゆっくりと仙台にいられる(かもしれない)時期に、入りました。今から、15日間ぐらいは、たぶん、ホームタウンで過ごせそうです。

お手伝いした本、たくさん引用をしてくださった本、ご縁のある方が書かれた本、を、近刊、既刊おりまぜて、紹介します。



発想法の使い方 (加藤昌治さん、2015年4月、日経文庫)


この道の師であるかとうさんの新刊です。作るにあたって、大企業の創造研修を沢山担当している石井も、構想練りチームにいれてもらいまして、大企業において自前で創造研修をされたり、研修中にブレインストーミングを進行されたりするかたに、必要なものが、ちょうどよく、ぎゅっと入っています。かとうさん流に軽妙な文体で読みやすいのに、「属性列挙法」のような、VE領域でよく使う発想法とかも、さらりと入るように書いてあります。「あっ、こんなに簡単にやっていんだ。」が分かります。

これがご縁で、いま、往復書簡、と言う形で、ラリーをしているところです。



アイデア発想フレームワーク(堀公俊さん、2014年8月、日本経済新聞出版社)


いろんな発想法、ありますよね。それを、思い切りそぎ落として、一メソッド1ビジュアル、ぐらいにした発想法カタログ。そういう本が欲しい方にはいいと思います。ある程度アイデアの技法に広く精通していて、俯瞰が出来れば、あとは、細かいことは他の本で調べるからいいや、と。この本単独でアイデア発想法を知ることは適わないと思いますので、発想法をそろそろ、整理して、ファシリテーション時に、さっとどれを使おうかな、とぱらぱらめくる、そんなシーンがある方には、便利でしょう。

で、こういう本は、カタログとしてどういう技法が載っているのかが、もっとも購入潜在層にとって大事ですが、ネットにはamazon含めて掲載技法が載っていません。そこで、さっと目次をビデオに撮りまして、Youtubeにおいてみました。 https://www.youtube.com/watch?v=XGomEeRS1Jk テキスト打ちして紹介することも出来ますが、もしかしたら、堀さんてきには、検索にかかってこないことが重要なのかもしれませんので、動画でおいておくことにしました。

ちなみに、石井の作ったメソッドも、光栄なことに4つほど、掲載していただいております。それよくご存知でしたね、という石井のマニアックなものも、入っております。



これからの思考の教科書(酒井穣さん、ビジネス社、2010年9月)


本の好きなビジネスマンにとって、「〇〇の教科書」を目にしないことはないと思いますが、その流れの源流には、『はじめての課長の教科書』があります。その著者酒井さん。思考法について、創造系の学会にいてもおかしくない俯瞰的知識を勉強されていて、この本も、ビジネスパーソンにとってその辺の知のスピルオーバーをもらえる本です。もう5年前の本なんですね。僕にとっては、若い頃、商社にいて、一度だけ、先輩後輩の立場でお会いしたことがありました。彼が先輩です、超優秀な有名な人でした。

ご本人の迫力あるお人柄に加えて、文章は実にインテリジェントな思考の深遠からつむぎだすような文体で文章をかかれます。アイデア発想の本を紹介したいな、ということで、この本を紹介していますが、酒井さんの書くものは、ビジネスパーソンにとっていいものが多いと思います。



超マンガ大学(さそうあきらさん、朝日新聞出版社、2013年11月)


最後はいきなり、毛色の違う本です。マンガの創作のことについて書かれた本です。さそうあきらさん、は、京都精華大学のマンガ学部の先生であり、現役の漫画家として数々の文化的な賞を受賞されたりたくさんの作品が実写映画になっている方です。『神童』や『コドモのコドモ』、さらには、最近では『マエストロ』が実写映画に。

そのさそうさんとは、たぶん、5年以上、毎年春にお酒を飲んでいます。正確には、京都精華大学の講義で、ブレインストーミングの真髄や、アイデア発想法のワークショップをするゲスト講師として読んでいただいて、講義の夜は、お酒を飲みつつ、創作の世界についてディスカッション、を。

(私のこのブログの読者という稀有な方は)ビジネスパーソンの方がほとんどなので、この本は、実務では使えないとおもいますが、さそう作品のファンであれば、作者の頭の中を垣間見ることが出来る面白い本です。光栄なことに、私のことも少し言及していただいています。


以上、4つほど、ご縁のある本をご紹介してみました。

アイデア発想法は広い世界です。実に。

この2つの本の著者さんが「広告マン」「コンサルタント」「CEO」「漫画家」といういろんな属性であることからもそれが感じられます。

私のフェイスブックでつながっている方は、私の日常が旅仕事であり、長い場合は丸々1ヶ月旅して各地を回っていることをご覧になられているかと思いますが、仕事で訪問する先は実に千差万別です。アート系から医療、スパコン、宇宙産業まで、本当に様々です。

そんなわけで、ご縁のあった本を、ふと気が向いたので、いろいろな領域から、紹介してみました。

(自分自身の本については、二冊目を書かなくちゃ、とおもったまま、既に6年がすぎようとしています。文才があればなぁ・・・と思うのですが、それはまだまだ、修行中です。)
posted by 石井力重 at 09:00 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年04月19日

イノベーション創発塾にて、お話します(12月、東北大学)

母校、東北大学で、博士向けの講座でお話をします。ずいぶん先で、10ヶ月も先のことなんですが、公開になりましたので、書きます。

この講座というのは

イノベーションに関する知見、マネジメントスキル、 社会人基礎力、課題設定・解決力等を身に 解決力等を身につけ、 イノベーション創発博士リーダーに成長しよう!

というものだそうです。

PDFの最後にあります、「ベンチャー起業とキャリアパス」として、私の仕事を紹介します。

私は、社会自認なった後、母校に戻り、2つの博士後期課程に学びました。工学と経済。

どちらの研究かも単位の数としては、必要な数をとり、しかし、博士論文は出していないので、必須の単位はそろいきっていませんで、最終的には、在学年限にほぼなってしまって、退学という形をとっています。(途中で、休学して、行政法人のフェローを3年したことも、期間の使い切りにきいてしまいました。)

そんな感じで、退学ではありますが、割りと、大学や学問が好きで、入られる年限の限り、席を置いていました。

そんな私が現在、アイデアプラントの代表として、「一般的にはなんだか良く分からない仕事」で生計を立てています。事業形態は個人事業主。私の仕事は、顧客の半分以上が、一部上場の日本企業です。契約を結ぶ時は、大企業と石井力重で結ぶ、ということが日常茶飯事。

さて、博士で学んだことを、どうやって経済的価値に変えているのか、創業の頃の実際の話(18ヶ月目までは、残預金が単調減少し、そこからは反転して増加になったこと、など)、事業をする上で見つめている遥か遠くの北極星となる指針はどう作るのか、などなど、そんなことをお伝えしようと思います。

で、大人には、実利が必要です。

聞いてくださる方々にとっての実利です。彼ら彼女らの今後のキャリアパスに、「もしも博士過程を終えたあと、自分の身につけてきたことで、自分で飯を食うなら、どんなやり方ができるか」も、想起してもらうようなミニワークもしてもらおう、と思っています。主催者さんの意向次第ですが。

大上段に構えた喋りではなく、後輩の友人達に、お茶の時間に読んでもらったように、率直な話をしてみたいと思っています。

例えば、以下のようなストーリー展開はどうかしら、と。


博士に長く在籍した身として、現在の日本のドクター人材の現状を知っています。博士まで行くと、就職が「すごく高度なもの」になるので、たまにしか出現しないレアなニーズがめぐってこないと、飯が食いにくい、と。いわば、博士人材は、スーパーコンピューターみたいなもので、企業側はノートPCは毎年無尽蔵に買うけれど、スパコンは時々でいい。事業部によっては、無くてはならないけれど、毎年大量に買うわけにも行かない。

で、自分の中にたくさんの価値があるのに、雇う人がいないから、そのCPUパワーは発揮する場がない。

しかし、私は思います。

石井の場合は、マスターは理系でした。理論物理、それも、量子力学をやっていました。そのあと、専門商社に進みます。商社マンといえば、聞こえはカッコいいですが、営業マンとして、ビジネスの現場にいきなりはいって、思い切り揉んでもらいました。そして、そのあと、更に博士に進みます。

そうすると、身に着ける高度知識の「売り方」が分かるわけです。

売り方、というと、下賎な表現ですね。

身に着けた高度知識の「貨幣的価値への転換方法」が分かるわけです。

そうすると、博士にいるころから「飯は自分で食う。」と自然と考えていました。

博士をでて、創業する人はすくないですが、博士の1つ目と2つ目の間に、某フェローをやっていたときには、博士たちの創業、という事例も多く見聞きしていて、中には危うい事例もあれば、示唆に富む事例もありました。

そういうケースに学んで、自分のビジネスをデザインして行きました。

世界で1番の何かがなけば、商売にならない、なんて、博士にいると思いがちなんですが、世の中の5の人たちに対して、自分が5.5の能力があれば、薄い商売が存在します。掛け算する量目が多くできれば、食えます。

5の人に9.5の能力の人がやる仕事は、利益が濃いですが、その量目はそんなにジャブジャブありません。でも一定の量はあります。そういう人たちと仕事をするには、何をするといいのか。それを考える方法もあります。

そういうことを色々知っておいて、いくつかのアイデアを暇なときに考えておくと便利です。

「いざとなったら、自分の才覚ひとつで自分ひとり食わす分ぐらい、稼いでやるわい!」という自信や覚悟があると、研究を続ける道を行くにしても、不確実さの不安と同居できるでしょうしね。

・・・なんていう語りだしから、してみようかなぁとおもいます。

高度な知識を身に着けた人が、もっともっとお腹いっぱいご飯がたべらるような世の中であって欲しいですし、そういう社会でなければ、未来の可能性はどんどん狭くなります。

ご縁をいただいてしゃべるからには、そうしたことへの一助になれるよう、全力でやってみようと思います。

posted by 石井力重 at 08:51 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年04月18日

加藤昌治さんとの往復書簡(2)

石井から先に質問を出せてもらいました。

目次というものについて。

私は、本を見るときは、全体像を把握しようとして初読で、目次をじっくり読むのですが、「発想法の使い方」では10ページ、という紙面の5%に当たる分量には、驚きました。

学習後、技法を使おうと思ったら、サマリメモがあると学習者は楽ですが、この目次は、二読目の読者のためのメソッド・サマリとして機能するようになっている、と思いましたが、書き手としては、そういうことでしょうか?

また、アイデア発想法にまったく慣れていない読者の初読の際は、この目次はざっと斜め読みして、先へ進んでしまうほうがいいでしょうか?



加藤さんからのお返事

石井さん、まずは書籍制作へのご協力ありがとうございました。締め切りに追われてしまうスケジュールになりがちなんですが、「発想法の使い方」についてはスタート時、合宿、そして途中段階の原稿作成時・・・と何度も各種の指摘をいただくことで、原稿の精度が格段に上がりました。
 自分としてもこういう本の作り方をしたのは初めてで、アカデミックな視点が入ると違うもんだな〜と思ってます。

 さて、そんな石井さんからの最初のご質問、驚きました。目次から来るとは! 実は目次にそれほど熱意を傾けてはいなかったかも。分量の割合についても初めて「そうか、多いのか」と気がつきました。

 改めて自分が目次をどうやってつくっているのか、を整理しますと・・・わたし個人のやり方としては、「本の企画=目次(案)」です。しかもある程度、そうですね「中見出し」ぐらいまで書いてあって、それぞれの中身をおぼろげながらも云えないと、まだ書き始められないタイプです。

 なので、目次構成案は何度もやり直すことになります。「発想法の使い方」にしても、出だしの当初案、編集会議に掛けてもらった案、合宿で「これでOK!」と思った案、書き始めた時点案、結局かなり入れ換えた案、下原稿を元にまた変えた案・・・と結構二転三転、じゃなくて右往左往しましたのは石井さんもご存じの通り。

 そういう意味では、目次とは書籍の全体構造であり、設計図。結果としてメソッドのサマリにもなっている、というところでしょうか。全体が何pだから、目次は○pまでとは考えないですね。本文のボリュームとは関係なく、設計図に必要なページ数。

 モノが違えば、例えば『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社)のような、そもそもが辞書のような構成とページ数の場合は、初読で全部を読み切れないこともあるでしょうから、目次がインデックス機能を持ってますし。

 「発想法の使い方」には、基調として部活動、あるいは最初のお試しコース的な機能があります。なので、まずは目次を含めてザッと読んでもらって。読むよりも「見る」ぐらいの感覚でしょうか。
 それで、できれば一回か二回は各発想技法を試してもらいたいですね。その時には必要な箇所だけは「読む」ことになります。キレイに読まないで、本を開いた真ん中、ノドの部分をグイグイ押し広げるようにしてもらうぐらいが嬉しいです。
 それで、二回目からは「好きなのだけ確認のために、また見に行く」でよろしいんじゃないでしょうか。

 どんな本であれ、目次を先に読んだ方が、理解も早くなるのは承知です。速読法なんかでも推奨しているケース多いかと。ビジネス系の書籍には当然その傾向が強いですよね。
 あえて目次をすっ飛ばして本文から入るやり方もありますかね・・・。ワクワクしたい時、なんかは? 拙著がその期待に応えられるのかどうかはさておき。

 すいません、長くなっちゃいました。今度はかとうから石井さんへのご質問です。

「知見を原稿にする時、どこまで省略」しますか?

 「発想法の使い方」は(名称は文庫ですが)分量的には新書なので、原稿量の制限がありました。
 個人技ではなく、一般的な取扱説明書としての発想技法を紹介するにあたって、どこをどの辺まで書けばいいのか、とても迷ったところです。
 実際にライブとしてのアイデア発想ワークショップや講義を数多く実施されていて、聞く側が理解してできるようになるまでのプロセスをよくご存じの石井さんとして、テキストが果たしうる限界は何処までなのか。一方で書籍のみで独学した、もあり得るなかで? 石井さんのご意見を伺いたいです。

かとうまさはる拝
(2015年4月17日)



ということで、石井に課せられた質問は「省略」について。

ただいま、思考を、練り練りしております。

2015年04月17日

加藤昌治さんとの「往復書簡」、はじまります。

かとうさんと、こんなことを始めました。

かとうさんのWEBサイトを引用します。

これから、更新内容をこちらでも、まるっと引用して紹介してゆきます。

(まずは、企画の趣旨、最初の部分から)

石井力重さんと加藤昌治の「往復書簡」について

 「発想法の使い方」の制作に一緒に携わってくれた(※)石井力重さんと、この一冊を起点にした疑問や質問をお互いにヤリトリしてみようという試み。「これだけ一緒に議論してたとしても、結構わからないことあるんでしょうね?」がキッカケです。

 素直に対談、みたいなやり方もあるんだと思うのですが、今回は「往復書簡」スタイル。ヤリトリの間にある程度の時間を置き、答えあるいは応えをそれなりに推敲するーしっかり考え、考え直すーことで、当意即妙のヤリトリとはまた違う発見があると思ったからです。

 じゃあ二人だけでメール交換してればいいじゃない、てなこともあるわけですが、最近「演劇の構造」になるほど! がありまして、二人のヤリトリをみなさんにもご覧いただけるような舞台の構造にしてみました。

 のべ10回ぐらいヤリトリできればいいかなっと思ってます。

※石井さんはかとうと違って創造工学をきちんと学んでらっしゃる方。「発想法の使い方」の企画段階からアレコレ相談に乗ってもらっていました。相談事項は原稿作成段階にも及び・・・採録する発想技法種目についてなど、もうどれくらいご一緒したのか記憶もアヤフヤ。アナロジー技法についての議論、ブレーンストーミングについても大いなる示唆を頂戴しています。もう実質的に監修してもらった、と云っても好いぐらいです。

2015年04月13日

往復書簡、という、アイデア発想法をめぐる執筆余話、というラリーに取り組んでいます。

詳細がまだ書けませんが、創造工学の雑談、として普段の講演やワークショップで話しているような領域の話しを、アイデア発想法の著者の某氏と「往復の手紙」という形で、数回ほどやってみよう、ということで、準備を進めています。

公開ができるようになったら、このブログで随時、アップして報告していきます。

2015年04月10日

【スライド】マンガ学部「アイデア創出の技術」ワークショップ(4月14日、京都)

マンガ学部で行うアイデア創出の講義、スライドを掲載します。

京都精華大学_マンガ学部_アイデアの講義.jpg


枚数が非常に多く、250枚ありますので、今回は、スライドシェアではなく、PDFでおいておきます。

投影用資料 フル・スライド

( 配布用資料 Handout 冊子(ブレストの本質) WorkSheet )

【テーマを設定する技法】「カオス・まびき法」

今年も、京都精華大学の漫画学部のゲスト講師をしにいきます。

漫画学部の授業の発想ワークのなかで、かなり、仮説的な手法を実験的に行っています。

その中で、「主題の辺縁にあるものを広げて、その中から主骨格となるものを引き上げてくる」ワークがあります。

カオスまびき法.jpg

それを「カオス・まびき法」と名づけました。

スライドを掲載します。


このブログにたどり着いて読まれる方は、ビジネスマンが圧倒的におおいので、そういう方々にむけて補足をします。

これは、「漫画専用」というわけではなく、用語をズラしてやれば、ビジネスにおいて、「(企画・開発の)テーマを設定する」ことにも使えます。

実験的な手法であり、まだまだはっきり説明できないところも多い、未成熟な発想技法ですが(なにせ、石井が、新たに作ってしまいましたのでーー。)ですが、人によっては、使えるエッセンスがあるでしょう。


ながい、補足:

そもそも、テーマ設定のプロセスを体系化した時に、人々にそれを試してもらい、その様子をつぶさに見て分かったのですが、人はこういうことを、メソッドが無くても、もやもや、やっているわけです。

で、うまくいったり、いかないときがあったり。

そういう複雑で暗黙的な思考の中の属人的な営み。
これは、教えられなければ絶対に出来ない、というものではありません。

体術みたいなもので、誰に習うでもなく自然と人々は目的に向かって自然と体の使い方を知り、目的を達成しているわけです。

ただ、身体科学のようなものを知っておくと、能力を高い水準で使うことができるように、そういうものが思考作業にもあります。

そういうわけで、いろんな創造技法から抽出した「テーマを設定する、思考のうまい手順」を創ったわけです、当時。

それを、思い切り漫画領域に、ずらしたものが、これ(カオス・まびき法)です。

漫画学部の生徒さん向けの資料なので、テイストが非常に、あいまいな感性語をつかって書いていますが、そういう香りがあったほうが、伝わりやすいこともあります。

この資料は、それを狙って、そのまま、公開するものです。


最後に:

手法は便利、ですが、面倒なもの、でもあります。
自転車みたいなもので、自分の能力を高い生産性に変えてくれる。
しかし、乗り始めは、なかなかうまく進まない。
ちょこっと進めばそれでいい、という人には、自転車を覚えるコストは無駄なんです。

そういうわけで、コンセプトワークの作業が、日々の仕事でよくある人、には、思考法というのは良い手法でありましょうが、ごくたまにしか必要ない、と言う人には、徒手空拳に頭が自然とする処理をまっているほうが、いいのだとも、思います。
posted by 石井力重 at 16:12 | アイデアの技法



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