2014年度、県岐商(一般的には、岐阜商、として甲子園の強豪校として知られていますあの岐阜商。正式には、岐阜県立岐阜商業高等学校、といいます。)にて、商品企画のアイデア創出の授業を7回実施しました。
2014年の様子は、私のブログ、当時の県岐商のWEBサイト、校長だより(服部校長※当時)に記されています。
- 県岐商、商品開発の授業(概要&DAY1)
- 県立岐阜商業高校でのSPH授業、こんな感じに進んでいます。
- 県岐商、商品開発の授業(概要&DAY2)
- 県岐商、商品開発の授業(概要&DAY3)
- 県岐商、商品開発の授業(概要&Extra DAY)
- 県岐商、商品開発の授業(DAY4)「アイデア・ショーケース」
- 校長だよりに、前回の岐阜商の授業の様子が、言及されています。
- 県岐商、商品開発の授業(DAY5)「PRを学ぶ」「アイデアを磨く手法」「商品開発の50カード」
- スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの様子(県岐商、10/27)
毎年、ゲスト講師を1名お迎えして、いろんな領域を拡充しようとしています。2014年は、広報のプロから、情報発信を学ぼう、ということで、三重の米山さんにゲスト登壇していただきました。
今年は、有工の吉永先生においで頂き、デザインを学ぼう、という構成で流れを練っています。昨年の流れをベースにしつつ、ブラッシュアップして、より実践の多い場にできるようにしてみます。
アイデアの段階で終わらせずに、商品化と販売を、常に視野に入れて初回から話していきます。特に、販売は(実際にはどの水準になるかはいろいろありますが)作り手は売ることもいつも考えている必要がある、と私は考えています。伝えています。
「作ると売るはセット。」
これが、大事なんだ、と。(その思想は、そのまま、多喜先生のお言葉、ですが。)
その意味では、今年は、商品具現化までの距離の短いもの、事業化を自前で行うことも視野に入るものに、活動を注力して、一点突破が出来ないだろうか、と根底では考えています。
授業なので、基礎的な学業と両立をしつつ、商品企画〜事業化の学習をしてもらうわけで、その意味では少ないリソースで、事業化までのプロセス全体を回しきれるような題材に、企画する商品の領域に絞ることを考えて、そのメリット、デメリットを検討してみています。
もし絞る、となれば、商品製造(仕入側)の問題が、クリアできるように、その領域の有力な企業さんとも、相談をしてみています。「もし、○○を素材として、新商品企画をした場合、その手配をご相談させていただけますか?」と。
ここの部分も、将来的には、自分で見つけて、関係性を作り、事業をしていく必要がある部分ですが、そこは有望な仕入先がある、製造工場と関係を持っている、という前提のゲタは、今回ははいてもらって、その先からスタートしてもらえれば、と考えてのことです。
とはいえ、具現化推進力はそのアイデアを自分自身が創出したものである際に非常に高まります。あまりにきつく舵きりをして、みなが船を自ら漕ぐことをしたいと思えなくなれば、元も子もありません。その辺は、授業の枠組みと生徒さんたちの気持ちを見据えつつ、流動的な状況で舵取りをしてゆこうと思います。