2015年09月30日

The21 Onlineに、智慧カード(TRIZのカード)が、取り上げられました。

PHPさんのWeb紙面で、アイデアプラントの発想サポート・ツールが取り上げられました。


後編もあります。)

BWや531ストレンジにも、言及してくださっています。

こうした露出も励みにして、もっともっと、アイデア創出サポート・ツール(有形物、無形物)の開発に邁進します。



posted by 石井力重 at 14:40 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年09月29日

過去の自分が、今を助ける。

夏の日差しに、吹く風はカラッと肌寒い気候になりました。没頭仕事期間です。

整理しておいた思考の断片が一気に組みあがる時期がありますが、その際、小さな気付き、オリジナルで作った仮説的な思考フレームワーク、アイデアのかけら、などが、機能ユニットとして、構造にぴたぴたっと当てはまり、高くやぐらをくみ上げられることってありますね。

当面は役立て方が分からないけれども、考え付いたこと。

それを記して残しておくことの大事さを、いま改めて、思っています。

12年も前の自分の思考のかけらが、今、一段上のひらめきをもたらす。
そんなことも実際に、経験しつつ。

熟慮の長い時間をとって、今日も愚直に進んでいます。

posted by 石井力重 at 17:41 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年09月19日

【スライド】アイデアソンの講座(8期)(東京、9月)

本日開催するアイデアソンのファシリテータの講座、8期のスライド(フル版)を掲載します。


早いもので、8期です。

毎回、全国から、猛者が集まります。
今皆さんにお会いできるのを楽しみにして準備しています。

2015年09月08日

「どうやったら習慣化できるのか?」(加藤昌治さんとの往復書簡、最終回)

加藤昌治さんと続けてきた往復書簡、ついに最終回をしたためました。石井から加藤さんへのお手紙です。

加藤さんの最後の手紙にあった問い「(アイデアを出していくことを)習慣化するにはどうすればいいか」について。

すごく大事なところに最後は言及できまして、今回は、丸ごと、(自分の手紙ですが加藤さんのWEBページの体裁のまま、丸ごと)引用してみます。

長いので先に結びます。

創造的関係性の獲得。

これが、創造的努力を続けるエネルギーをくれる。

平たく言えばブレスト友人がたくさんいること。これが、大事なんだろう、と、石井は考えています。


人は、スキルを習えば、Methodに注目して、次に、Outputに注目します。

が、それは長く続けられればどうとでも。

なによりも、その前に、風土とか、呼応しあう環境、が、いるんです。

最終回:

“この先20年経ったときに”のご回答、とても示唆深く、いろんなことを考える材料をもらいました。ありがとうございます。その部分だけでも言及していくと長文を紡ぎだしてしまいますので、その回答を読んだ私の反応については、石井のブログ、にてつづらせてもらいました。

さて、最終の本題。

「どうやったら習慣化できるのか?(アイデアをたくさん出す、という行為を至って普通の、誰にでもできる習慣にしたい)」について。

ひと夏、時間をかけて考えてみました。

クリエイティブのエキスパート層

まず、私の周りにいる「習慣化された状態を生きている人々」を見まわしてみました。彼らは「ちょっと刺激がくれば次々発想する人々」。

彼らの多くは、もともとブレスト体質です。その結果、どういう組織にいるのであれ、自然ともたらされる仕事が、新しいアイデアを発想する仕事になっていきます。気質を活かして日々仕事をする。日々の仕事が鍛錬となり気質を才能に昇華させていく。

そんなサイクルのイメージが、彼らの成長の軌道をみていて、浮かびます。

そういう人たちは、アイデア発想法の新しいものを手に入れると、ものすごく高度に使いこなしてくれたりします。

ただし、メソッドの習慣化はなされず「たくさんの繰り出せる技の一つ」としてストックされる感じです。

習慣=必然、の生き方をしている、といったところでしょうか。

クリエイティブの潜在層

今度は、一つ下の層に光を当ててみると「頑張って使いこなそうと努力する人」が登場してきます。

技法を習ったし、職場でも“そういうこと(アイデア創出)をもっとやれ”、と言われている。なので、頑張って使おうとする。

途中で現実の多様性に適用しようとして、迷いが出る。それでも試してみてうまくいくケースもあり、うまくいかないケースもあり。ここで、分岐があります。

わがままな人はうまくいきやすい。習ったことを我流にかえて、状況に合うようにカスタマイズして、自分の能力を100%発揮できるように、技法を仕立て直す。

きまじめな人はうまくいかない。習ったままの、正統流儀を繰り返し、突破しようとして、うまくいかず、次第に使わなくなる。中には、状況がぴたっとあって、それを乗り越える人もいますが、次の別の状況では、落ちてしまいます。

我流に、わがままに使う

大事なことは「発想法というのは、我流に、わがままに使うこと」だ、と私は研修でよく伝えています。

学びて熟達すれば、いずれ窮屈になり脱ぎ捨てられる。それが「型」というものだと思います。

万人が使えるような「思考ツール」というのは、極限まで単純化されています。

即時利用性は高いけれど、使い込みから派生していく複雑なニーズへの許容力は乏しい。

いい意味でわがままな人というのは、熟達の過程で、ステップを増やしたり、要らない手順を省略したり。そうして使い込んでいくと、ほとんど原形をとどめていないけれど、自分のものにはなる。

自分のやり方、に昇華するので、教本がもうなくてもよく、そらで使える。無意識のうちに、必要な思考テクニックとして、思考の裏側でそれが走っている。

そういう人は、普段の会話でも、たくさんアイデアを出します。

そうして、徐々にクリエイティブのエキスパート層に進んでいきます。

このことを振り返ってまとめると「習った技法を、わがままに、我流に使う。」というのが、習慣化(正確には、無意図的な常時利用)へのよいアプローチに思えます。

エントリー層について

先にあげた2つの層は、社会全般の中では、限られた人たちです。そうではない人たち、つまり、“職務で「アイデア創出」を求められたりしていない人たち”について、光を当ててみます。

日々アイデア創出をするわけでもない、という働き方をしている方々はたくさんいます。その中でも、「私はアイデアを出すことが好き」とか「アイデアを出すのは苦手だけれど、クリエイティブな事例を聞くのは好きで、自分もアイデアを思いつけるようになりたい」という方々います。

アイデア発想法、という文脈で語るなら、この方々が、エントリー層でしょう。

(補足:MECEでいえば、普段発想する仕事じゃないし、アイデア創出の行為に興味もない、という人々が、セグメントとしては残りますが、それはこの議論の対象外にしておきます。本当にそれでいいのかは、議論が別途ありうべきでしょうけれども。)

こういう方々が、アイデア発想法を体験して、手法を獲得すると、すごく喜んでくれます。このやり方をすると大量にアイデアを思いつけるぞ、と。

で、普段の生活に戻りますと、日々活用するシーンがない。

なので、非日常的な「研修・ワークショップ」から時間がたてば、ほとんど使われなくなります。

日々使う必要性がない。こういう場合は人は独りで、創造的努力を長く続けることが困難なものなんです。

そういう場合は、「共同作業者」の存在が、一つの光になりそうです。

共同作業者の存在

ブレストを作ったA.F.オズボーン。彼の文献群から、想像性を刺激するファクターを抽出分類したことがあります。

そこには、環境ファクター、行動ファクター、心理ファクター、物体ファクターに加えて、“人的ファクター”がありました。

“共同作業者がいること”はイマジネーションの促進要因である、という趣旨のことが述べられています。

また、CPS(Creative Problem Solving)という創造技法の大きな体系の一つにおいて「創造的組織風土の要素群」が整理されています。そこには、「支援集団」という概念があります。創造活動を支えるような人の集団を作れ、という概念です。

それらを踏まえていえば、エントリー層については、長く創造的努力を続けてもらうには、「発想行為を含む活動を、一緒にする人々のコミュニティー」を作ることが効果的かもしれません。

難しく言いましたが、「気軽にブレストをしあえる友人を得る」ことだ、と。

そういう友人が複数人いると、人は創造的な努力を行くためのエネルギーがずっと得られて、長くその道を行くことができるでしょう。

アイデア発想というのは、「生成の瞬間」というのは、どうやっても「一つの脳味噌の中での概念操作」であるので、「孤独な行為」としての側面を、必ず持つのですが、実は、その活動のエネルギーを注ぎ続けてくれるのは、「周囲の他者のクリエイティブ愉快な呼応」なんだろう、と思います。

終わりに

加藤さんの最後の問いは、創造活動の基礎を形成する大事な問いで、この往復書簡にふさわしい話題を振っていただきました。

石井の描き出した「3つの層、3つのアプローチ」は、「習慣化へのヒント」集として、この紙面を読んでくださっている方々に何らかのものを提供できていたならば幸いです。

石井の最初のブレスト友人は、仮想人格でした。

今、幸いなことに、私にはブレストしあえる友人や師がたくさんいて、アイデアフルな日々を送っているうちに、そういうことで飯が食えるようになりました。

10年前、ブレストしあえる友人はいませんでした。創造工学の研究にターゲットを定める前夜ぐらい。

そのころ人から紹介された「考具」に感銘を受けました。当時は、博士課程で創造工学の研究を続けられたのは、「(この本の著者の)かとうさんなら、ここで、どうアイデアを返してくれるかな」とまだ見ぬ著者さんとシャドーボクシングをしてきたから、かもしれません。

気に入ったアイデアの本の著者を、最初のブレストの(仮想)友人にする。

そうしているうちに、本当に気持ちよくブレストできる友人が次々できていったのでした。

なにより、まず、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。編集をしてくれた亀田さんありがとうございました。加藤さん、貴重な体験をありがとうございました、10年前の自分には夢のような往復書簡でした。

9月の旅仕事の東北新幹線にて

posted by 石井力重 at 22:22 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年09月04日

アイデア創発フォーラム、という「クリエイティブの実験」

明日9月5日、お台場のMonoで、10時から18時まで、アイデアのイベント(アイデア創発フォーラム)をします。

主催は、NPO法人 iCONです。私も理事の一人です。Creative Methodsを教育することで社会をもっともっと豊かなものにしようと、という方向性の教育系NPOです。


内容は、3つあります。

第一パート(午前一杯)は、アイデア発想法の書籍で最も売れているものの一つ「考具」の著者=かとうまさはる氏の基調講演です。

講演、とはいいつつも、実際は単に座学っぽい時間ではなく、たくさん、手と頭を動かすミニワークショップを含みつつの2時間弱です。終盤は、状況次第で、私石井も登壇して、アイデア発想をめぐるいろんなことの、パネルディスカッションというかトークセッションを。

第二パート(午後の前半)は、全員でのブレインストーミング・セッションです。開催24時間前の現時点での申込み人数は107名。この大人数で、スピードストーミングやアイデアスケッチや上位案のレビューなどをダダダっとやります。いわゆるアイデアソンの基本プロセスを、このパートでは実体験を通じて学ぶことができます。また、いろんな人と、気軽に創造的な会話ができます。

※ちなみに、石井が、このNPOで担当しているのは、この「アイデアソンの基本的なファシリテーション方法」です。今回、この100名超のファシリテーションを担うのは、講座の修了者であり(僭越ながら申請要件を満たした実践をした肩を認定ということをしているのですが)認定ファシリテーターの方々です。石井が設計して、石井が運営、というのでは、いつもの教育と変わりませんが、各社のイノベーションの主担当である彼らが、無報酬でこのイベントを設計して、準備して、当日の運営もしてくれています。

(お金のことは、NPOなので、我々は、とてもクリアにしています。まず理事である私たちも、このイベントには参加費を払って参加します。参加費は実費レベルに設定してあります。大きな会場を借りるお金、ゲスト講演者への謝金、などで、トントンになるようにしています。うまく運営できて差額が黒になっても、それは次の社会的な活動の原資にします。スタッフでは打ち上げが予定されていますが、自腹です。)

第三パート(午後の後半)は、6つのアイデア発想技法を体験できるブースが同時進行で走るメソッド体験セッションです。30分ラウンドが2回ありますので、当日は、予約券をもらって2つまで技法を体験することができます。

これは、学会でいう「ポスターセッション」に似たものというか、あちこちでワークショップをやっていてそれをつまみ食いしてあるくような感じです。(ただ、予約券のある人以外は、周囲でわいわい見るような感じですので、体験するか、見学か、でしょうけれど。)

そこには、私の作ったメソッドも複数あります。プログラム設計メンバーによる選定によるものであり、説明員も彼らが担ってくれます。


毎年恒例の行事なのか?

このイベントは毎年やるの? 結論から言うと、NOです。ある意味、今年だけ。

iCONにとって「アイデア創発フォーラム」という活動は、継続的に行うものであり、毎年か、ビエンナーレかトリエンナーレかはわかりませんが、数年おきにやるという座組みものです。

フォーラムには毎回コンセプトが立てられます。

今年のコンセプトは「アイデア創発見本市」です。次回のフォーラムのコンセプトはまた違うしょう。(例えば、語呂を合わせるなら「アイデア創発日本一」とかだったりするんじゃないかとおもうのです。)

なので、今年の3つのパートは、次回はまた、違ったコンセプトの元、ゼロから設計されて全く違ったものになると思います。


その狙いは何?

手間暇かけて、収益を出すわけでもなく、いったい何を得ようとして、これを実行するの?参加者はいったいどんな利得があるの?

これに答えておかねば、石井力重の活動報告になりませんので、つづります。

単にイベントをやって、たくさんの人が来て、盛り上がった、わーいやったね、を目指すNPOなのか。

違います。

NPO自体がもつ理念(活動の究極的に目指すところ)は、創造的な社会問題解決、です。その手段の一つが、このフォーラムです。

で、なぜこのフォーラムが手段となりえるのか。

このフォーラムでは、「現代の発想法の大家の一人」である加藤さんのミニワークショップを体験でき、知識や意欲が高まります。

次に、参加者同士で、創造的な呼応ができるようにデザインされたコミュニケーションを内包した、ブレインストーミング・セッションを体験する子で、他者との創造的な相互触発が起こります。何人もの人と気軽にブレストしますが、それを通じて創造的な人間関係性を結べそうな人と出会う人も出てきます。

最後は、さらに、個別のメソッドを体験して、アイデア創出のスキルを身に着けていきます。

これらは、私の観点から言えば、「創造的努力を習慣化していくための、創造的風土の醸成」の場です。

本当にそうなのかは、この大きな社会実験を通じてのちに判るでしょう。



石井の仮説

社会課題がある。いつの世にも、新しい社会課題はうまれてきます。大規模にも小規模にも。

その中で、従前の対処を繰り返していくだけでは、社会は疲弊して窮屈に枯れていくだけです。

どんな局面でも、つねに、第三の選択肢を作り出していく力が、創造力が人にはある。

いまよりもっともっと明るい社会を作り出していく力が人にある。

そうした潜在的な能力を多くの人が持っています。

それを発揮出来たり、出来なかったり、の総和がこの社会を形成しています。

創造的資質を発露している人、秘めている人、涵養したい人。

そういう人たちを、ひとところに集めて、創造的なコミュニケーションをデザインしてやることで、創造的な相互触発の関係性が生まれる。

それがひいては、創造的努力を長く続けていく上でのエネルギーになる。

そうした中から、従来よりも高いレイトで、日本人の創造性がもっともっと、社会に果実を与えていく。

・・・という石井なりの仮説で、この活動を見ています。


現地の様子はSNSにて。

明日のアイデアのイベント、実施してきます。よく観察してきます。

FacebookやTwitter ハッシュタグ #ideagf2015
(g=創発、f=フォーラムの意で、アイデア創発フォーラム2015を意味しています。)

ちなみに、勝手に、石井だけは #アイデア創発フォーラム と、日本語のタグをFacebookで使っています。当初、タグのアルファベット綴りがおぼえにくくて、面倒になっちゃって、そうしたのですが、そういうユーザの行動って、自然と起こるでしょうから、先に石井が使い始めてみました。

明日の土曜日参加できないけれど興味がある、という方は覗いてみてください。



追記:

開催24時間前の時点で、申込み確定数=107名、でした。各チケットに上限がありますが、定員総数は120名。残席がわずかにあります。(が、この記事の時点ではまた変動していると思います。)
posted by 石井力重 at 10:42 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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