2015年11月23日

ワイワイCafe、及び、IFMSAの様子

西に向かう新幹線の座席でブログを書いています。
今日は、千葉を立ち、特急(しおさい)→新幹線(のぞみ)→特急(こうのとり)、と乗り継ぎ、兵庫に向かっています。

旅仕事の内、企業での実施案件は守秘義務のため、活動報告つまりこのブログは全くあわらせません。
企業内案件が多い時期というのは、何もしていないように見えるのが私の旅仕事です。

今回の旅仕事は、前半は、パブリックなイベントものでしたので簡単に活動報告を綴ってみます。

11月21日は、青葉台(渋谷のちょっと西)でのワイワイCafeでした。

waiwaicafe.jpg

これだけたくさんのUXD(ユーザエクスペリエンス・デザイン)の人が集まる場はレアです。デザインや表現に対する対応力が高く、ワークもその要素をとても短時間で進めることができました。

デザイナ職の方々の集団というのは、企画系のビジネスマンの集団よりも、もっと静かで理知的。しかし、ブレストの力はとてもあり、優れたアイデアをたくさん創出し、ディスカッションも短時間の割に深くなされていました。

かなり直感的な発想メソッドも、踏み込んで使うことができるなぁという感触を場から受けました。
もし、デザイン系の方々に向けて、記事を書いたり、(あるかわかりませんが)本を書くことがあれば、ビジネスマン対象の言葉よりも、よりアートで曖昧なメソッドを使うことをしてみようと思います。


次は本日11月23日、海浜幕張で、医学の学生さんたちの組織のでのアイデアワークショップでした。

医学の学生さんたちのワークショップ.JPG

皆さんほどんどが未来の医者です。80名を超える学生さんたち。

忙しい医学部の勉学の中でも、医学の学生さんたちによる相互研鑽をする組織、IFMSAという国際組織があるそうで、本拠地はジュネーブだそうです。

その日本総会は、今年で13回目です。
昨年に引き続いて、皆さんのアクション・アイデアを創出するワークショップを実施しました。

平均的な大学生・大学院にくらべると、知的対応力がとても高い印象です。
雑談してみると”私はコミュニケーション力が低いのですが”というような謙虚な学生さんがおおくいました。

彼らのブレストしている姿から、医師という職に人生を賭していく人々も、学生時代は学生であり、青雲の志しの時代を過ごしているのだ、と心の中でつぶやいていました。

さて、ワークショップでは非常に活発なブレストが展開しました。良案が多く生まれました。(ちなみに80人超10分間のハイライト法でトップアイデアは☆28個でした。もっと時間を取ったらさらに伸びたかもしれません。)

上位案の内、私の活動にも面白いアイデアとして活用できそうなものがありました。本筋からは離れますが、追記で書こうと思います。

私のアイデアワークショップはふわふわしたものですが、それでもそれは、将来人の命を救う人材にわずかにでも影響を与えることをしているのだ、と襟を正すような気持ちで進行してきました。

追記:

アイデアの面白いものを紹介します。

「講義中、立って講義が受けられるようにする。」というものです。

なるほど、これは面白いですね、かつ、結構実行も視野に入ります。

たとえば、聞きたいのに疲れていて眠い時というのはあります。
そういう講演や講義の時、「スタンドゾーン」と「椅子ゾーン」を作っておき、好きな時にそこを行き来してよい、とする。質問をしたい人がいたなら、スタンドゾーンの中を前まで歩み寄ってきてくれれば、大会場の中でも質問を繰り出しやすいでしょう。実施してみたくなる、いいアイデアだと思いました。


さて、新幹線も浜松あたりを超えています。

手ではブログを書きつつ、耳ではAudibleで、蕪村と弟子の生き方を描いた作品を聞いていました。故・永井一郎さんの朗読で、耳にすとんと入ってきます。なかなか読めないでいた作品も、本格的なオーディオブックサービスの登場で楽しめています。


明日は企業の奥深くで、アイデア創出サポートです。

その後、移動調整日で三日ほど、神戸に滞在、ここでようやく、先延ばししていた三連休の代わりが休みが取れそうです。

今日は旅仕事の三日目。
のこりは10日間。
まだまだ、続きます。
posted by 石井力重 at 17:00 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

【スライド】アイデアワークショップ(国際医学生連盟日本 第13回日本総会、@幕張)


この連休に幕張で開催されている、全国の医学の学生さんたちの組織の総会で、石井が担当するアイデアワークショップのスライドを掲載します。

余談:

今年のテーマが「BE the CHANGE」であると伺って、Mahatma Gandhiのことばが想起されました。
現代の世の中でも、1人の人間により世界レベルが変化が生み出されたことがあります。
また、世界には、たくさんの無名の人たちの努力によるたくさんの偉大な変化も、発展も、あります。

世界はたぶん後者で回っている、僕はそう思うのです。

見たい世界を描き、そこに自分たちで辿り着く。

そういう気概(困難に挫けない強い意志)を、偉人だけのものとせず、われわれ社会を埋めつくす大多数の大人がもって進んでいくなら、未来はきっと、もっと明るいものになるでしょう。

旅しながら作り続ける

アイデアプラントの新商品開発を、旅仕事の滞在宿でもずっと続けています。

今も、先日テストプレイや商品開発ディスカッションした製品のデザイン原案を作っていました。
石井の原案レベルのデザインではありますが、それでも、ちまちま、ちまちま、と根気のいる作業もあります。
ツールとしての使いやすさ、ワークとしての楽しさゲーム性、も練り続けて、新しい形が見えつつあります。

今日も作る作業に深くもぐり、気が付けば日付が変わっています。

滞在先の土地の面白いものに触れ、それが新しい発想の刺激に。
作りながら旅をする、というのは、そういう良さが実はあります。

旅仕事のミッションである各地・各社のワークショップを作り、ファシリテーションをし、移動調整日には、宿では開発を続ける、そんな日々を送っています。

trip_and_design.jpg
posted by 石井力重 at 01:35 | アイデアプラントの試作の目線

2015年11月22日

アイデア型産業の出現場所の特徴

今日は船橋のホテルで仕事をしています。

ホテルのフロントには、フナッシーのアイテムがたくさん。さすがフナッシーの本拠地。



さて本題。


”サイエンスと産業の距離が近い事業を〔サイエンス型産業〕と呼びます。


その構造を援用するならば〔アイデア型産業〕とでも言うべきものもあるのでしょう。

つまり、アイデアと産業の距離が近いタイプの事業です。”


かつて、ITmediaのブログを執筆をしていたことがありますが、そんな話題を記事に何度か書いていました。


文章は今読み返すと誤字も多く雑な作文でした。

ですが、現在の私にとってのヒントも書いてありました。


「アイデアと産業の距離が近いものには、何があるだろうか。」



この記事の中で「「アイデア」と「事業」との距離を短くしてくれる要因」を列挙しています。


5年の時を超えて今なお示唆として、社会を見るときのヒントにしたいものが果たしてあるだろうか、と精査してみますと、6つほどありました。



idea-based_industry__.jpg



【無形の部分】


  • 感性的な消費、効率的体験、感動要素などにウエイトがある。
    (物体は「無形部分のミニマルな入れ物」)

【物質(有形の部分)】


  • 質感・テイストと呼ばれる特徴を持つ
     (しかしそれは必ずしも無形的価値を担持している物体部分ではない。いわば、コンテンツの質感、というようなもの。)

  • 作品とよばれたり、アートに近い要素を持つ

  • マニュアルを見ずに利用できる。
    (単純なナニカである)

【人】


  • 社会の変化・新技術の台頭によって潜在的に増加するある種の人々

  • 狭く濃くファン的
    (楽しみかたを自ら作る。欠点を特徴と捉える)


※当時の内容に対して、新しい分類をつけ、表現部分も修正しています。

※具体を、長々と書こうとして、やめました。具象は時の風化に耐えられません。

上記の6つは、新しい製品やビジネスを構想するとき、アイデア型産業の特徴が意識の片隅にあると思い描くものを実現しやすくする派生案も考案しやすくなります。


網羅からは程遠いものではありますが、考えるヒントにするためにリバイスしてみました。

posted by 石井力重 at 19:00 | 研究(創造工学)/検討メモ&資料

2015年11月21日

【スライド】ワイワイCafe(11月21日、東京)アイデアのワークショップ

いま、渋谷からバス停2駅のあたりにある青葉台のビルの二階、IMJさんのCafeスペースで、ファシリテーションをしています。
(今は、ビデオプレゼンの制作タイムでしばしファシリの休憩タイム。)

本日のスライド(現地更新版)を掲載しておきます。


ユーザエクスペリエンスデザイン、人間中心デザイン、のコミュニティーでのワークショップは、普段の企業内でのものとはまた雰囲気がちがって、興味深かったです。静かで豊富な発想の資質。そんな印象をこの場から受けました。

今日は皆さん、どうもありがとうございました。


追記:

現地で面白いワークショップ道具に出会いました。
これは、丸シール型のメンディングテープ、というものです。
なかなかこれは、いいですね。
今までの強粘着ポストイットラベルよりも、良くつく気がします。
posted by 石井力重 at 18:06 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年11月20日

旅立ち直前の開発会議

今日は、4時間にわたりアイデアプラント製品の開発会議をしていました。

今、作ろうとして、企画や試作に取り組んでいるものが数テーマ、あります。
製品ごとに、石井&異なる開発パートナー、とディスカッションをしています。

本日は、最初期から、アイデアプラントの製品の心臓部の開発を一緒にしてきた方との打合せです。
アイデア創出ツールを生み出すためのブレストです。

コーヒー、音楽、良い椅子、居心地のよい設計の空間、、窓から冬のグレーの空、机の上にデザインスケッチとプロトタイプ、ブレストと仮決め。

クエイティブ・ワークは、〔数字で表現できる領域のもの〕と〔数字では表現できないもの〕の両方に進展があります。

前者は、”クリエイティブワークの生産性”と表現できるものになるでしょう。

後者は何というべきものでしょう。
私には、それに正確な名前を付けるだけの知識がまだありません。

ただ、昔から直観的にわかります。
よい作品を作るときには、このNameless(無名の、名状しがたい)Timeが、とても大事です。


明日から、冬の旅仕事です。
関東、近畿、東海をめぐります。
posted by 石井力重 at 23:08 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年11月18日

佐々木大三さんが、デジコミュ秋田で『アイデアスイッチ』の発想技法を活用してくれました

秋田県の産業技術センターに佐々木大三さん、という友人がいます。
もともとは、某社のエンジニアをされていまして、私が同社に講演で伺った際にお会いしたのがご縁の始まりでした。現在は、地元、秋田を舞台に技術系の行政マンとして活躍されています。

彼が「石井さんのアイデアスイッチから、発想コンテンツを使って、アイデア発想ワークをしたいのですが」と律儀に連絡をくださいました。

そして、数日たって、昨日、うまくいきました(盛り上がりました)、という、うれしい報告をもらいました。

佐々木さんのスライドが、スライドシェアで閲覧できます。

こういう資料を拝見すると、とても励みになりますし、私にとっても勉強になります。
どうも、ありがとうございます。

本に書いたことが読者さんの社内や勉強会などで活用してもらえるば、書き手としてはうれしい限りです。

(もちろん、書籍という著作物には、出版社さんの管理的な側面もあるでしょうから、全頁転載し商業出版物に載せる、といったケースがあれば、話は別でしょうけれど、大抵、ワークショップでメソッドを使うぐらいのことならば、どうぞご自由に、というスタンスをいつも取っています。)


ここから、長い蛇足です。

私が作るスライドは展開がいつも石井テイストなもので、同じような学習感になりますが、他の方が技法を使ってくださりそれを教えてもらえると、取り組みに新しい風を取り込むきっかけになります。

たとえば、大三さんのスライドの17〜20。

17で、ボールとペットボトルの楽器を発想してもらう、ということを提示しています。
自分もこれを見ながら考えます。
そしてめくっていくと、20では「自分の常識が他人にとっては突飛なもの」というところに着地しています。

これはなかなかそそりのある、よいお題と着地点だとおもいます。

お題にたいして、これを別の帰着点にもっていくアレンジもできそうです。
そこから、新しいコンテンツ案が広がります。

(大三さんに、このお題やくだりを使わせてください、と僕の方からもお願いをして許諾をもらいましたので、タイミングを見て活用させてもらいます。それもまた、広く社会にフィードバックしていきます。)


この話に類する、他の事例もあります。

スピードストーミングは、アイデアのファシリ講座でトレーニングを受けた方が各地でアレンジをきかせて、より効果の高いプロセスを実践しています。その結果、他の人々にとっての有益な新しい情報を生み出してくれています。

講座修了者の大川さんは、スピードストーミングにおいて、ラウンドごとにずれる数を徐々に大きくする運用スタイルにアレンジすることで、スピードストーミングの内包する弱点を改善しました。

これは、スピードストーミングのオリジンである米国の事例文献にはありません。日本で多くの人が実践していく中でできた新しいノウハウです。

よくオープンソースですね、と言われるのですが、私はこう思います。

知識というのは、普及し実践により育っていくもの。

囲い込むより、使い込む。

多くの人が活用し、フィードバックしあう、そして使い手のコミュニティーがさらに新しい知識を共有する。


なぜ、世にいろんな知的活動のコミュニティーが生まれるのかといえば、そういう人と活動が高密度に集まると、互いに梯子になり、新しい知識が芽生えていくからなのだろう、と思います。

posted by 石井力重 at 23:59 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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