2015年11月17日

Thinkpadの電源の差し口の変換ケーブル(丸⇒長方形)

私の仕事スタイルとしては珍しく、電話が入るのを待っているような時間があったので、それを利用して道具の話を書きます。

私は何機種かにわたってのThinkpadユーザです。今は、X250とX220を使っています。

X250は、電源のさし口が新型の〔長方形〕です。
X220は、旧型(丸)です。

電源ケーブルを複数の拠点に用意しているのですが、拠点ごとに2種類の電源ケーブルを用意しておくのは無駄だと思っていました。

ふと思い立って、Amazonで変換コネクターを探してみたら、ありました。

商品名を見るとX1 Carbon用うんぬん、とあるので、X250でも多分同じだろうと判断。

問題は、この商品写真の左型(丸のほう)の形状が合うのかどうか。
WEB上をしらべてみると、「旧型とはまた違うタイプの丸タイプのコネクタも世の中にはあるらしい」という情報もありました。

私には、詳しくは分からなかったので、商品写真をじっと睨んでみて、えいっと現物を買ってみました。

外国からの配送でしたが、予想以上に早く届きました。
(ちなみに販売者のボクシーズさんは、到着まで日数がかかることの事前アナウンスをしてくれるなど、サポート体制が充実した印象で安心して到着を待っていました。)

think2_.jpg

現物を刺してみたところ、刺し具合はぴったり。

think_.jpg

左手から伸びているのが、旧型です。手前の短いのが、アダプタです。

〔旧型の電源ケーブル〕+〔電源アダプタケーブル〕で、〔新型の電源ケーブル〕と同等となるのか、恐る恐る通電してみました。

結果は、Thinkpadはこれを通常の電源として認識しました。

一日使ってみた結果、新型ケーブルと変わりなく使えています。


このケーブルのおかげで、X220を置いてある拠点に旧型ケーブルとこのアダプタを置いておけば、持ち歩くX250の充電も出来るようになりました。

余談:

技術的によくわからないのにいろいろやってみたくなる、そういう魔力がThinkPadにはあります。初めてのHDD換装で、適当に買ったSSDを直感で換装してみて、詰めが甘くて大幅にデータを喪失したこともあります。


posted by 石井力重 at 16:52 | 道具考/ALL

ステージ2にとどまり続けよう

世の中を見ていると、熟達の軌道を登り続けられる人と、水平飛行のつもりで徐々に落ちていく人がいます。
維持のつもりが、知らず知らずのうちに、安直な仕事スタイルに流れる。力というものは、磨くか錆びるかのどちらかだ、と心得なければなりません。

そんな話を書きます。

私は、自分の登壇(講演・講義・ファシリ)仕事に3つのステージがあると思っています。

  • ステージ1
どこでも同じことを同じスタイルで話します。
この方法では、伝える言葉はだんだん手練れて行きます。話者が費やす準備時間は少なくて済むのですが、一人一人の栄養の吸収(学習)効率が悪く、参加者の時間損失はそこそこあります。

  • ステージ2
個別に合わせた一品料理を作ります。
それには参加者のプロファイルや職場環境の情報が必要になります。取れないこともあるのですが、出来るかぎり、一次情報を取りに行くように努めています。
参加者の方の時間投資効率は高まります。作り手(石井)の時間は相当にかかります。事務局さんにも手間がかかります。

  • ステージ3
大量に案件に対応していくと、世の中の個別案件の集合の中にパターンが見えてきます。同じような願いや挑戦をもとにした依頼であれば、推し量り内容を提案できることもあります。それがぴたりと当たっていればステージ3です。
事務局さんも話者も準備時間が短く、聞き手の皆さんも得るものが大きい、というケースです。
ただし、注意が必要です。慢心は見極めを鈍くさせ、行き過ぎればステージ1に突入します。
(たぶん、3つのステージは円形につながっています。)


ワークショップを作り中.jpg

年に50回ぐらい登壇(講演、講義、ワークショップ)をしていくとレベル3で行けるような感触の依頼も増えます。
しかし、自分がそれをできる段階にいるのか、はたまた慢心かは、本人は気づきにくいということも知っています。

そう自戒し、手間をかけることを厭わずに、ステージ2にとどまり続けようとしています。
(事務局さんにお手間をおかけてしまうことは心苦しいところです。石井の身勝手といわばいえます。)


道の初めに立った日のような心で、目に見えにくいものも真正面からとらえてゆく。

そういう仕事を、今日も、明日も、明後日も。

posted by 石井力重 at 15:40 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年11月16日

【ワークショップ用タイムライン・シート】ファシリテーターの道具として作りました

timeline_sheet_IDEAPLANT.jpg

ワークショップのファシリテータとしていつも行う準備作業(いわゆる、ルーティーン)があります。その一つに、タイムラインを書く、というものがあります。

ワークショップ中、常に進捗を上書きし、遅れなどを視覚的に見えるようにしておきます。そうすると

  • 事務局さんへの進捗状況の中間報告の道具として
  • 進行を巻きで行う、もうちょっと引っ張る、の即時判断の道具として
  • その時点までの道のりを振り返り、そこからのワークの臨機応変な組み換えの道具として

活用することができます。

また、

  • 設計したワークタイムと実際の作業時間の差異を記録する道具となり

次回のワーク設計の改善材料として、活用することができます。


石井はこれまでは、ホワイトボードで、それを実施してきました。しかし、ある時、ワークショップ会場のファシリテータのホワイトボードと、グループワークのホワイトボードが兼用だったことがあり、途中からタイムラインを更新できなくなってしまうことがありました。また、会場に先入りしてボードに書く作業をする時間がない状況もあります。

そのため、手元のセクション罫のノートで、タイムラインを管理することも多くなり、複数書いていくうちに、過不足ないフォーマット、が見えてきました。

ワークショップの長さはまちまちです。ですが、通常行う範囲では90分/3時間/6時間/8時間あたり。それを踏まえてA4一枚で、4時間強を記載できるようにしました。

四角い5ミリ升目は、5分刻みです。
ワークショップにおいて、最小の意味ある時間の塊は、2分か3分といったところであり、長いほうだと、30分〜75分、あたりがあり、それらを受け止められるように、このスケールになっています。

また1分=1ミリなので、ワーク中に書き換えていったタイムラインを定規で測れば、所要時間が分かります。インターバルが47mmだったら47分、といった具合に。




余談:

これはPowerpoint2013で作ってPDFに吐き出しています。パワポでも、図形配置時に〔スマートガイド〕と〔グリッド線〕を使えば、結構さくさく、作れます。(”金槌を持つものはすべてが釘に見える”という言葉に似ています。パワポの人はあらゆるデータをパワポで作ります。)
posted by 石井力重 at 16:52 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年11月15日

良い耳栓は、厚いドアの奥の部屋

11月も半ばだというのに秋の初めのような気温と、澄んだ空気です。こういう日は、エアコンを切り、代わりに腰にホッカイロを貼り、窓を開け放ち、外気の中でデスクワークをすると良い気持ちです。ポイントはホッカイロ。腰が暖かいと全身が温まります。

久々に、仕事道具に関する話を書きます。

集中には、環境音が影響します。

カフェ、新幹線、ビジネスラウンジ、ホテルにおいて、執筆や概念加工の作業などをする時、周囲の会話や特定の音が、集中を壊してしまうことがあります。
特に、煽情的な内容の会話、間欠的な大きい音などはその類です。近くに説得的トーンでしゃべり続ける人がいたりすると、思考の処理量の一部をずっとそちらへのアテンションに取られ続けたり。

そういう時に、耳栓を使います。
実際に長く使ってみて、それら道具について感じたことを書いてみます。


  • サイレンシア

最近までは、良く手に入る「サイレンシア」という黄色い耳栓を常用していました。
柔らかく、違和感が少ないです。その辺の薬局でも手に入り便利です。

短所は、性能がほどほど、という点です。
たとえば、水筒に入れたコーヒーを手元のマグカップにそそぐジョロロというレベルの音ははっきり聞こえてしまいます。

  • デジタル耳栓 MM-1000

キングジムのデジタル耳栓「MM-1000」も面白いです。
見た目にはパフを入れるコンパクトサイズの本体とそこから生えているイヤホン、というフォルムです。
本体のスイッチを入れると、乗り物のごうごう音など、低音がすっと消えていきます。
近くにいる人の声はほぼ消しません。カフェの喧騒など、個別に聞き取れないぼやけた音声はある程度消えます。
近くの人の声だけハッキリ聞こえる、というのは、便利です。
この道具がもっとも重宝するのは、人が活動する施設内でデスクワークをしないといけない人だと思います。
例えば学校です。職員室と言うのは、運動部と吹奏楽部の立てる音の洪水の中で書類仕事をしなければなりませんので、生産性はかなり下がります。さりとて、従来型の耳栓を突っ込んでしまうと、誰かが呼びに来た時に聞き取れません。
こういう道具で喧騒は消し、呼びかけられた声は聞き取れる、というのは、利用価値が高いでしょう。

短所は、隣席での会話はよりくっきり聞こえてしまうところです。
乗り物でこれをつけると、ごうごういうノイズは消えて、隣や真後ろの会話が明瞭に聞き取れてしまいます。向うは、こちらには聞き取れないだろう音量に抑えて話してくれているのですが、内容まで明瞭に聞こえてしまいます。(そういう時には、これを外します。)

  • ネクスケア 1100RP

これは、3Mが出しているオレンジ色の耳栓で、高音域から低音域まで、かなりよく遮音してくれます。
形は、サイレンシアを気持ち大きくした感じです。

ちょっと力を入れて細長くつぶして耳に入れると、20秒ぐらいで膨らみます。
膨らんでいくと急速に周囲の騒音が減ります。
すうっと音が遠のいていく感じは、厚い扉がゆっくり閉まっていくような感じで、まるで没頭の過程のようだ、とも、時々思います。

キーボードタッチの音も、コーヒーを注ぐ音も、聞こえなくなります。
足元で稼働しているファンヒータの出す大きい音はわずかなノイズに。

ビジネスホテルでの睡眠もかなり改善されていることも、ウエラブルデバイス(Fitbit)からわかりました。
ホテルの朝6時台はどこかしらの部屋でトイレの水が流れたり、朝早いチェックアウトの人の行動音が出ているようで、従来は、熟睡度が著しく下がっていました。(自宅では朝6時の熟睡度の低下は現れません。)

この耳栓をしてホテルの部屋にいると、相当なお値段の良いホテルの部屋にいるようです。
この静寂の中で眠ると、起床予定時刻まで、ぐっすり眠れます。
熟睡は、体調をよくし、発想ワーク時の思考の速さもよくしてくれます。

欠点は入手の時間がかかることです。
ドラッグストアの店頭にはないので、amazonなどで手配します。
コストは少し高めです。
耳栓は消耗品で、だいたい1週間ぐらいで交換します。これは2セットで400円ぐらいなので、1週間200円。
ですが、生活の質・仕事の質を良いものにするという効能から考えて、相当にお得であると感じます。


以上、仕事道具の一つ、耳栓についてでした。

現時点でのベストは上述のものなのですが、願わくば、遮音性能はこのままに、水洗いが出来、もう少し長く使える耳栓が欲しいところです。

posted by 石井力重 at 14:14 | 道具考/ALL

2015年11月13日

第1回目が公開されました(デジパ桐谷さんとの談話)

ishii_long_itv_2015_1.jpg

アイデアのファシリテータの講座がご縁で知り合ったデジパ桐谷さん。彼の会社WEBサイトに、桐谷さんとの談話が、ロングインタビューの体で掲載され始めました。

私のした話は長く、あちこち飛んでは戻るのですが(最近、自重しております。。)、デジパさんはさすがの編集力です。文章の中では、私は理路整然とストーリー展開して、驚くほど過不足なくしゃべっています。

内容は私の内面ワールドが相当量を占めています。
最近、登壇の際に語ることはほとんどなくなった、創業に至るまでのことや、アイデアプラントの志のこと、など、いわゆる世界観みたいなことを、真正面から語っています。

その内容を長い時間かけて読みたいという物好きな人がいるのか。
その点は、彼ら彼女らの編集作業に見合うだけの読み手がいないかもしれないことは気になります。。


アイデアプラントという仕事は、20代のころには、成り立つ事業だとは思っていませんでした。

ただ、アイデアを考えるのが好きで、日々アイデアのことだけやって飯が食えたら最高だなぁ、という願いは、とても強く持っていました。

そして幸運なことに今、その夢の日々に生きています。

夢が形になる地点までの道の歩き方にご興味があれば、談話の後半(第3,4回)は、何か得るものが、もしかしたらあるかもしれません。

posted by 石井力重 at 18:17 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2015年11月12日

パートナー企業での、新製品開発ミーティング

このところ、晩秋から冬の初めの頃だというのに、暖かく、くっきりとした青空で、生活は非常にしやすいです。何かを作りだすには最適な気候です。

昔行ったシリコンバレーのこの時期の気候はちょうどこれぐらいか、もうすこし暖かかったように思います。長袖1枚だったり、たしか宿のプールで日中は泳げたりしました。「たとえ今日が雨でも、明日はきっと晴れるさ」と感じる気候は人々をポジティブにします。


さて、今日は、パートナー企業「マグネットデザイン」さんで、新製品の開発ミーティングをしていました。

この二か月、旅仕事で駆けずり回りながらも、作っては身近な人でテストプレイをしてきたある作品があります。

バージョン4まで来て、ようやく、形が付いたので、製造と販売のパートナである大上さん(マグネットデザインの創業者)らにお披露目(テストプレイ)し、そのまま改良打合せをしていました。

ここまで、作ってきて、だいぶ、機能するようになったなぁ、という段階がVer4でしたが、やっぱり新鮮な目で見てもらって、いろいろな改良点が見えてきて、デザイン原案と、ゲームシステムについては、50%以上の直しが要るなぁと。

Idea=Core+Detail です。

なにを、Core(作品の本質)とするか、で、Detail(具象部分)は、ぐるぐる、変わっていきます。

今回の作品のCoreたる〔発想の心臓部〕は、とある遊びを通じての「発想要素のユーザ生成」と、開発工学の2つの理論から抽出整理した「***ことば」集です。
それは、留め置き、具象は、ユーザの活用動機が高めまるように、楽しさをより引き出して、めんどくささや準備時間をより少なくするように、これからRe-Designしていきます。

どういう製品であるのかを写真の一枚も、開発風景としての載せたい、と思いましたが、バージョン1~4でも全く姿が変わっているので、この先の5でもずいぶん変わるはずですので、まだやめておきます。

日本各地をぐるぐる回っているうちに、しらずしらずに増えてきた知見を、次の開発に盛り込んでいます。
その知見とは、場に出る明示的なアイデアではなく、人々の発想する様子を大量にそばで見る日々の中で見えてきた、現代の人々の発想の特性や傾向です。

私にぴったりの職として自ら作り出した、アイデアプラントという仕事が、貴重な知識情報を作り出してきました。

私が作り出す作品が面白いかは、自身ではあまり定かではないですが、人々の発想力を引き出す道具であるように設計することは可能です。

それを、ふんわりとした形でも、新しい作品を通じて、広く社会に還元できれば幸いです。

考え出して、作って、試して、醸成させて。
Idea, Make, Use and Brew.

(品詞が違うじゃないか、という声はありそうですが。)

作ったものを、壊すのですが、無に帰すのとはちがって、それはMashして、発酵させる、そんな感じです。
大量に、試作品は作るので、Mashの大鍋の中では、いろんな成分がカオスとなっていつも何かが醸成されています。
posted by 石井力重 at 23:59 | アイデアプラントの試作の目線

2015年11月11日

県岐阜商の公式サイトに先日の商品開発授業の様子が掲載されました。

kengisho_idea_2015_day6.jpg

県岐商でのスーパーハイスクールで行った授業の様子が、同校の公式WEBページに掲載されました。

(私はWEBページを引用するためのタグなどが分からないので、ページキャプチャーを載せる、という荒っぽい方法ですが、)紹介します。


さて、この授業、今年度の全8回のも残り2回、となりました。

次回は、今月末です。

先日の試作品をもってのユーザーヒアリングの結果を踏まえて、商品製造について、検討をする、という授業を予定しています。

スペシャルゲストとして、欧文印刷の『消せる紙』『Nuboard』の開発者さんたちが来てくれることになりました。

ああっ、なんてラッキーな高校生たち。

実は、この高校には、楽天大学の学長の仲山さんも、授業で幾度も来てくれています。

商業教育の中心校、というブランドがそうさせるわけではなく、良い教育者がいればこそ、外から人も来るし、生徒の実績も高いものになる、のだと、私も、先生方とお付き合いを深めていく中で、感じていました。


余談ですが、彼ら彼女らの話を教育スタイルを伺っていくなかで、私の高校時代に教えを受けた極めて厳しい先生のしていたことの本意を気づくにいたりました。

当時のその先生を揶揄するようなあだ名をつけてよんでいた当時の他の先生の本意も、今になってようやく、ああそういうことだったのか・・・と。

高校時代から24年ぐらいたって、ようやく。

スーパーハイスクール事業のご縁がなければ、私は、高校時代の先生方の本意を知らず、年を取っていっただろうと思います。

posted by 石井力重 at 11:11 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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