今は、東海道新幹線で東京に向かっています。浜名湖を通過。新幹線の座席と書斎の椅子が、もっとも知的生産をしている二大座席でして、新幹線にのると半分自動的に仕事を開始します。
この数か月は短期の旅仕事が多いです。一週間程度、各地を待って、数日仙台に滞在、というサイクルです。
さて、昨日までの一週間は本当にハードでした。
最初の二日間は、宮城県の商業高校の教員向けの「発想する授業」を、実戦形式(ワークショップ)+座学で、合計13時間。
三日目は東京へ移動。
四日目は、グーグル本社でのファッションとデジタルのアイデアソンを9時間。
夜遅くに京都入り(これは結構辛かった)。
五日目は、京都リサーチパークのASTEMでの京都ビジネスデザインスクールで、技術系企業の皆さんと、8時間のアイデアワークショップ。
受講者・参加者(除くスタッフ)の延べ人数150名。
丸一日の登壇をファシリテータとしてやるのは、とても体力と脳を使います。
前後の一日は移動に充てるなどでして、連続はしないようにしていますが、今回は、一年前から決まっていた行政仕事と、お世話になっている方からの依頼と、更に一か月をきった時点で急に出てきた案件で、過密なスケジュールが組まれていきました。
ヨーロッパ渡航中に急ぎで来た案件でもあり、「まあ、なんとかなるでしょ!」みたいな感じでしたが、いざその日々が始まってみると、睡眠時間確保との戦いでした。
思考力を高く維持しないとアイデアワークは上手くいきません。ファシリテータは大量の情報を大量に処理し、進行の組み換えを常時計算しています。アイデアをさらに広げるコメントもします。なので、寝不足になって現場に入るのは、クオリティーに影響するので、どの案件もいつも以上に睡眠をとったうえで現場に入ることを第一に心がけて、実際にそうしました。
それでも、最後の京都の案件が終わり、宿に帰り着いて、シャワーを浴びると、もう立ったり考えたりするのがきつい、という状態でした。
さて、そうして、ハードデイズはおわり、ぐっすり眠って起きると、京都は最近になく快晴。昨晩行きたかった伏見稲荷に上って、京都っぽいご飯をたべつつ京都駅で打合せをひとつ行い、今は、新幹線で次の街へ、という感じです。
年間100泊はホテルに泊まっています、というと大抵皆驚きますが、それは、一カ月に直せば、8.3日。
上記のような生活をしているので、これぐらいの日数なら、すぐに達成してしまいます。
新幹線、飛行機、タクシー、レンタカーを駆使して、まさに東奔西走、という感じで過ごしています。
感性のインプットを重視して、案件同士の日程の間をあけて、滞在先の街のあちこちのものを見て回るような「感性の仕入れ編」の旅仕事もあります。先日のアムステルダム〜オスロの滞在は、感性の仕入れ型でした。
良く遊び良く学べ(働け)、という感じに、国中を行けるのも、いったい何歳までか。肉体は、生物体の当然の摂理として、だんだん壊れていくので、いつか、こういう日々を懐かしく思う時がくるでしょう。もっと先かもしれませんし、割と近いのかもしれません。
良く遊び良く学べ(働け)、という感じに、国中を行けるのも、いったい何歳までか。肉体は、生物体の当然の摂理として、だんだん壊れていくので、いつか、こういう日々を懐かしく思う時がくるでしょう。もっと先かもしれませんし、割と近いのかもしれません。
いくつになっても、チャンスがある限り、走れるところまで、いってみたい、という気持ちでいます。
なので、なんだかんだ言って、何年たっても、東奔西走デイズをゆくような人生の気もします。