2017年11月20日

創新馴化(そうしん じゅんか)

創新馴化.png

新製品構想のアイデア創出に様々に付き合う中で、大企業におけるイノベーション拒絶反応への対応の困難さを感じます。

「異質なアイデアに対する従来組織の拒絶反応」というのは、生物的なアナロジーで言う「免疫システム」なのだと思います。

特に、過去に「やってみて、痛い目を見た経験がある」組織ほど、拒絶が強く、そこも免疫と似ているように思います。

さりとて、市場が変わる、技術やインフラ環境が変わる中で、従前と変わらないことだけをし続ける組織が行きつく未来が、必ずしも、安定した事業成長ではないため、どこかで、新しいことをしなくてはならないわけです。

現実には、産業界においてまったく新しいことをしない組織というのはとても少なく、行政機関や金融機関のような「硬い」組織でさえ、日々かわりゆく社会に対して後手後手であっても否応なく対応をしていきます。長期的に存続するつもりがある組織であれば。

さりとて、免疫システムが全くない組織というのも、ぐだぐだで組織的には継続性が危ういです。芽生える企画をなんでも通してしまえば、未成熟な展開を行ったり、顧客のいないエリアの事業を打ち立ててみたり、するわけです。

なので、「十分に免疫システムがありつつも、創新(イノベーション)を地道に取り組んでいく」という矛盾したバランスが、大事なのだろうと思います。

ーーーーーー

さて、長い導入話しはここまでにして、ワーク・スライドに入ります。


イノベーティブなアイデアはそのままでは組織内で扱いにくい。
その時に行う「アイデア・ブレンド」というワーク方法のスライドです。

「創新馴化」はその中核的コンセプトです。

簡単に言えば、イノベーティブなアイデアがアイデアが手に入った、しかし、このままだと組織内で企画を通せないだろうなぁ、という時点で、従来的な組織にとって受け入れやすいアイデアとブレンドする方法です。(そうすることで、その企画を通し、実行したあとに、成功を材料に徐々にイノベーティブ要素を前面に出していき、本来の姿に展開しく、そんな二段構えのやり方です。)

すべての企業にこれが通じるわけでもなく、またすべての企業にこれが必要なわけでもない。
そう思いますが、「ああ、大企業のイノベーションのジレンマを超えられないなぁ」と悩む人に、ほんの少しでも、ヒントとなれれば幸いと思い、このスライドを掲載します。
posted by 石井力重 at 18:02 | アイデアの技法

2017年11月15日

アメリカでの販売がスタートしました【TRIZ BRAINSTORMING CARDS】

本日、智慧カード(の国際版)の、アメリカ販売が始まりました。

TRIZ_Brainstorming_Cards.png

アイデアプラントのオンラインショップの店長のコメントを引用します。


Our new product, “TRIZ BRAINSTORMING CARDS” is released in the United States TODAY! You can buy it from Amazon.com.
新製品「TRIZ BRAINSTORMING CARDS(トゥリーズ・ブレインストーミング・カード)」は本日発売です。amazon.comにてお買い求め頂けます。

You can buy it from the following URL.
こちらのページから直接お買い求めいただけます。


アイデアプラントのアメリカ販売は、nekonoteに続き、2製品目となりました。

日本生まれの発想支援ツールが、他の国の人たちの創造仕事にも役立てば幸甚です。

posted by 石井力重 at 23:35 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年11月14日

外国からの講演費を七十七銀行で受け取る

今日は、個人事業主として、初めての経験をしました。

台湾の銀行から、講演費が七十七銀行に振り込まれ、そのためのマイナンバー提出に行ってきました。

以下、個人事業主の海外取引の忘備録として、メモしておきます。



結論から書くと、入金される額は、以下の通りになります。

入金金額=外国の銀行の支払い金額(日本円)ー[銀行間の手数料]ー[NON-EX手数料]

(補足:先方の支払いが現地通貨だての場合は、
入金金額=外国の銀行の支払い金額(現地通貨)ー[銀行間の手数料]ー[両替手数料]
 となるはず。)

説明を書きます。

外国の銀行が支払う金額がまず起点としてあります。
今回の場合は、先方が日本円での支払いをかけてきました。
(あり得る別ケースとしては、現地通貨で支払いをかけてくる場合もあります。)
そこから、銀行間の手数料が引かれます。
さらに、七十七銀行の「NON-EX手数料」が引かれます。
そうして入金されるとなりました。

※NON-EX手数料:外国の通貨で来た場合は、日本円に変える手数料がかかりますが、日本円で来た場合は「変えない」ので、外国からの入金の手数料(かなり安い)がかかります。それがNON-EX手数料。

(七十七銀行の外国送金のところに、詳しい金額体系があります。)

先方の送金金額は56万円ぐらいです。
この金額の扱いの場合は、手数料関係は、以下のようになりました。
  • 銀行間の手数料は、1,750円。外国の銀行の取り分です。
  • NON-EX手数料は、1,500円。七十七銀行の取り分です。
(これは扱う金額で変わると思います。多分、これは、手数料としては、最低価格だと思います)

なお、入金が確認されると、被仕向外国送金計算書、というものを七十七銀行の支店が書留で送ってくれます。
徒歩7分ぐらいの銀行なので書き留め代金(銀行もち)がもったいないのですが、毎回、お知らせしてくれるようです。



余談)

今回、仕事で外国(台湾)からの入金がくる、ということがわかった時に、最初に悩んだのは、七十七銀行でいいのか、という点でした。

うちの経理を見てくれている税理士さんは、”みずほとかメガバンクがいいんじゃないですか”、と言っていました。

それは最終ラインにしておいて、私がメインバンクにしている七十七銀行の近所の支店に台湾からの入金が可能かを聞いてみたら、”できますよ”、と。
その手数料もざっとみたところ、メガバンクと大きく変わるわけでありませんでした。

いつもの近所の窓口でできるなら便利なので、七十七にしました。

それから数カ月後。
入金がありました、と、わざわざお電話をくださり、書留を送ってくれました。

”初めての外国からの送金の際には、マイナンバーの提出がいる”とのことで、出向きましたが、二度目以降はこれは要らなくなるようです。

今回受けとってみて、何も手間取ることはなく、すべて完了できました。

補足:

外国からの入金を受け取る銀行として、もう一つ考慮した点があります。「どの国からの入金を扱えるか」という点です。
アメリカなどは、外国送金があるところなら、ほぼある感じでしたが、相手国によっては違いがあるようです。少なくとも、ネットであちこちの銀行を見たときには「(リストが示されていた後に)それ以外の国はご相談ください」的な感じだったりしたと思います。


情報)七十七銀行のSWIFT code (スウィフト・コード)について

英文名称:The 77 Bank,Ltd.
スイフトコード:BOSSJPJT
支店名:〜Branch

銀行の外国送金ページにあります。

(蛇足:スウィフトコードの最初のBOSS、ってかっこいいなぁ、とおもって、メガバンクを調べてみて、どうも、BOは、共通っぽいなので、Bank of Shichiju Shichi、か、と推測して、いや、Bank of Seventy Sevenかな、とも。)

posted by 石井力重 at 20:40 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年11月13日

創造的イマジネーションを強く使うコツ

Brainstorming_tips_Freethinker_and_GiantRider.png

ブレインストーミングというのは、OBゾーンも全部使っていいゴルフ、みたいなものなんです。

そんなことを、ブレストの際に、ちょっとしたTips(コツ)としてコメントしていますが、それをスライドにしてみました。



まず、外れてもいいから、思い切りフルスイングします。成り立つアイデアとはいいがたいものも出てきますが、気にせず、表現していきます。
次に、それを、成り立つようなアイデアへ発展・改良します。フェアウェーに乗せる、ような感じです。
ゴルフだったら、それはペナルティがあったりして避けたいことでしょうけれど、ブレストはいいんです。
むしろ、積極的に、フルスイングして、OBゾーンも全部使って思いっきり遠くまで早くいく方が、得策です。
成り立つことだけ、つまり、細い細い正解エリアをたどるかのごとく、小さく考えてわずかにしか発想が展開しないやり方というのは、「発想する仕事においては非効率」なのです。
仕事を早く終えて次に進みたい。
それが多くのビジネスパーソンの基本的なニーズだと思います。
もし、そう考えるならば、ちまり、ちまり、と正解だけを考えるのは、非効率。
ブレストの時には、OBもつかって、思考の広いエリアで考えて、はやく、創造的な案に到達してください。

ブレストの補助道具、というのは、考え方ひとつ(メンタリティー)みたいなものも、あります。
これもその一つとして誰かの役に立てば幸甚です。

石井力重
posted by 石井力重 at 18:01 | アイデアの技法

2017年11月11日

【スライド公開】ドコモ5Gライフスタイル・アイデアソン(11月11日、科学未来館)

本日、お台場の科学未来館にて、ドコモさんの5Gの展示イベントに合わせて行われたアイデアソンの設計とファシリを石井が担当しました。

そのスライドを公開します。


PDFデータは、以下からダウンロードできます。


ご参加いただいた方は、社内で使う分にはご自由にお使いください。
外部で使う場合や、商業出版物などに大幅に転用する際にのみ、ご相談ください。
(大抵のことには、いいですよ、とお答えしています。)

※ファシリテーション時には、パワーポイント(の最新版)をつかって、スライドズーム(Preziっぽい見え方)の機能をつかっていますので、配布版のPDFはだいぶ雰囲気が違うかもしれません。ぐいんぐいんと動くあの感じは、PPTX形式のファイルでないと出せないようです。

ーーー

余談:

本日、ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
最初から非常にワイワイとしたブレストで、創造的な呼応のよくみられる場でした。
ワークショップ中に、創造力のコツ的な話をしましたが、強のような雰囲気を醸成することもとても大事で効果的です。
自社に戻られても、同じように闊達にブレストしてください。

ご縁ばあればまたどこかで一緒にブレストしましょう。

石井力重
posted by 石井力重 at 20:47 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年11月08日

新製品「TRIZ BRAINSTORMING CARDS」をアメリカで販売開始します(プレスリリース+α)

TRIZ_Braintstorming_Cards_Web01.png

本日、アイデアプラントは、アメリカ向けの新製品「TRIZ BRAINSTORMING CARDS(トゥリーズ・ブレインストーミング・カード)」の輸出開始をしました。

New_Product_TRIZ_Braintstorming_Cards.png

アイデアプラントが作ってきた日本発のCreative thinking tool、あるいは、Brainstorming assist toolを、世界中の人々にも使ってもらえるように、発想ツールの国際版(英語版)をデザインしました。

このTRIZ BRAINSTORMING CARDS(長いので、TRIZ BCと、略記しますが)は、「智慧(ちえ)カード」をベースにしています。
英語で思考する人が発想する行為がしやすい最適なデザインやフレーズにしてあります。
マニュアルは、非常にシンプルにしてあります。発想のための作業は3ステップのみです。

販売する場所は、アマゾンUS(Amazon.com)です。
販売価格は、68$です。



製品の、特設サイト(英語)を設置しました。




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余談:

ここに、作り手としての余談を、書こうと思います。
ちょっと長くなりそうなので、まずは、リリースを報告します。


posted by 石井力重 at 18:28 | プレスリリース&メディア掲載

2017年11月05日

同時通訳での講演のためのメモ Version 1.0

台湾の講演&ワークショップでは、「同時通訳」と「逐次通訳」での登壇を経験しました。
4か月前、「初めての同時通訳での講演、何に気を付ければいいのだろう」と悩んで、ずいぶん情報をあつめる努力をしました。
経験のある先人にアドバイスをもらったり、講演当日に通訳者さんに気を付けるべき3つのポイントを教えてもらったりしつつ、乗り切りました。私の気づきもあります。
4か月前の私が知りたかったことをまとめてみました。

補足)
講演&ワークショップの気づきメモ詳細(ここにない7ページ)も、書いてあるのですが、ほかの方には冗長なだけなので削っています。その中でつづったことから「実際にかかる講演に時間」を算出しています。そこだけはこのブログン情報では説明不足なのですが、(書こうとすると長いので)まずは、”足りてません”ということだけを記しつつ、ここにはミニマム版を掲載します。

同時通訳での講演のためのメモ01.png
同時通訳での講演のためのメモ02.png
同時通訳での講演のためのメモ03.png
同時通訳での講演のためのメモ04.png
同時通訳での講演のためのメモ05.png

 
(ワードコンテンツをきれいにブログに掲載できなかったので、力技的に、画像で載せています)
posted by 石井力重 at 18:22 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年11月04日

旅の技術メモ「海外渡航に向く時期、向かない時期」

アイデアプラントの海外渡航を6年続けてきて、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの国々をいろんな時期にたずねてみて、わかったことがあります。

思いがけず「あれ、なんでこんなにフライトが取れないんだ」「ホテルが割高のところしかない・・・」ということもありました。逆に「あ、この時期って、すごく旅しやすい」「日本人がほとんど旅行しない時期って、日本への空路が安いな」ということも。

この辺を、整理してみました。


<<渡航に向かない時期>>

・12月下旬〜1月初旬(年末年始)
・2月の初旬〜下旬(降雪、中国の春節)(大学受験で国内フライト部分がとりにくくなる)
・3月中旬〜下旬(大学生の旅行)
・4月末〜5月中旬(GW)、
・8月(お盆、夏休み)
・9月〜10月上旬(台風)

です。ここは可能なら渡航を避けるのが吉です。



<<渡航に向く時期>>

◎1月中旬〜下旬(お正月が終わって仕事が本格化する時期)
◎2月末〜3月初め(春節の後〜大学の休み前)
◎3月末〜4月中旬(大学休みの終わり〜GWの始まる前)
◎5月下旬〜7月初旬(GWの終わり〜梅雨〜夏休暇前)
△9月初旬〜10月前半(台風の発生で、やや△)
◎10月後半〜12月上旬(台風の終わり〜年末休暇前)

イメージとしては「日本の休暇シーズンの直後が渡航のいいシーズン」、という感じです。



特に、日本人には意外に思うのが、おすすめ時期”6月”です。

梅雨の時(6月と7月初旬)は、世界的にみると、多くの街では、気持ち良い気温と気候でとても快適です。
ヨーロッパはジューンブライドというぐらい、輝く新緑の美しい時期です。

日本人は梅雨シーズンには海外旅行者に出る人がとても少ないので、フライトチケットも日本発が安い傾向にあります。

日本がつゆでうっとおしい時にこそ、海外の街でものをみて”感性の仕入れ”をしたり、現地での打ち合わせをしたりするのが、いいんじゃないか、と思います。

また、11月は、アジアの南の方の国は日本人には比較的寒くないので過ごしやすいです。


補足)

上記は「どこの国であれ、海外渡航に行くなら」という、概ねの表現です。

実際には、目的の都市の年間の気温、降水量、をしらべます。
(地球の歩き方とか、「(都市名)、気温、降水」などのキーワードでググるとわかります。)

そして、なるべく、
◎気温30度以上、
◎気温5度以下、
◎高降水(150o〜)
の時期を避けると、快適な旅ができます。

旅の技術のメモでした。
posted by 石井力重 at 23:04 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年11月02日

台北〜仙台便、おすすめです(タイガーも、ピーチも)

一昨日、台湾から仙台に戻りました。

Peach Aviationの桃園空港(※1)→仙台空港 便に乗りました。(MM776便)

Peach_Aviation_Sendai_Taiwan_.jpg

・台湾から仙台への直行便です。

・フライト時間は、だいたい3時間ちょっと。成田の便までとさほど変わりません。

・仙台では、入国審査も日本人乗客が数名なので審査レーンを通過するのは一瞬で終わります。
(乗客の9割は台湾の方のようです。外国人ゲートは逆にかなり混みます。)

・仙台空港は小さいので、着陸した後に飛行機がタラップまで走行している時間が短いです。タラップから入国審査まで人があるく時間も短いです。

そんな状況なので、仙台は、空港の外に出るまでの時間が、他の空港(成田や関空)に比べて格段に短いです。

今就航している定期的な便は、2つ。

「タイガーエア」と、「ピーチアビエーション」です。

TigerAir_Sendai_Taiwan.jpg PeachAviation_Sendai_Taiwan.jpg

どちらも、仙台空港〜台湾(の桃園空港)の空路はとても便利だなぁと、この路線に乗るたびに感じます。
どちらもLCCであり価格はかなり安いです。(※2)

飛行機自体は、どちらもLCCによくある機体であり体感する差はありません。
ピーチの日本人CAさんも、タイガーの台湾CAさんも、ニコニコしていて、親しみやすいです。

ちなみに、日本人には、Peach Aviationの方が、おすすめ度が高いです。幾分、というレベルですが。
・ピーチのCAさんは日本人。(でも、タイガーのCAさんも、簡単な日本語は通じます)
・フライトチケットも、ビーチの方が安いことが多いように思えます。(※3)

それと、ビーチもタイガーでも、機内でトイレに立った時に思うのですが、乗客の台湾の皆さんが、東北のガイドブックを広げて、なにやら楽しみそうに話しているのを見ると、東北人的には、とてもなごみます。
「へー、あそこは、台湾の人に訴求する観光地なんだ。」なんて、思いながら。

ということで、

仙台〜台北便、おすすめです。



以下、補足と余談です。



※1 桃園空港(タオユェン)

正式名称=台湾桃園国際空港。現地の呼称=桃園空港。

台北には空港は2つあります。
遠くて大きい「桃園」空港。
近くて小さい「松山」空港(「ソンシャン」)

東京の「成田空港」と「羽田空港」と遠さと規模感がよく似ています。

桃園空港は遠いので、できることなら松山空港につきたいのですが、成田や仙台からLCCで台北に行くと、メインである桃園空港に着きます。ざっとフライトチケット予約サイトで目にするのは、松山便は少ないです。松山便があるときは羽田発のような印象です。


※2 価格はかなり安い

キャンペーンでとても安いチケットが出るタイミングもあります。数千円で台湾に行けます。
ただし、一方で高いタイミングもあります。二か月後のチケットだから安いだろう、と思ってサイトを開いてみると、1.5万円ぐらいの金額になることも。
東京〜台湾便はLCC便数が非常に多いので、安い便が常に見いだせます。早朝とか深夜とか使いにくい時間帯をえらべば。

とはいえ、仙台から新幹線で東京に出て成田に向かいLCCに乗るコスト総額でみれば、1.5万円はむしろお得です。時間も大幅に短縮できますし。

余談ですが、日本と台湾の間には、1日に100便のフライトがあるそうです。


※3 ピーチが安い(?)

試したことありませんが、日本円以外で買うと、もしかしたら違うかもしれません。

Skyscanerなどで、フライトチケットの手配サイトは、言語設定・通貨設定を日本以外にすると価格が変わることがあるようです。また、私は、フライトチケットの手配サイト(ネット旅行代理店)で激安で評判のすごく悪いところは、旅程の揺らぐリスクを許容できないので使いませんが、そういうサイトだと私の感じている価格傾向(ピーチが安い)が違うかもしれません。


 
<<なお、補足欄でさらに余談ですが>>

私の最近の買い方は、ピーチやタイガーの公式サイトで、細かい条件設定をしながらチケットを買っています。
食事をつけたり、追加の荷物をあらかじめ購入したり、座席の指定をしたり。

この辺のことは、激安のチケット手配サイトでかうと、当日空港に行ってみないと細かいオーダーをできなかったりします。

機内持ち込み手荷物のみ荷物でどこでも席はOK派には、それもありでしょう。
ビジネスの場合、ついてすぐ仕事となれば、それだと不安な未確定要素が多くなります。



<<また、LCCは欠航時の振り替えがないという大きなリスクはどうやっても残ります。>>

それについても、”ある程度”、リスクを下げる方法はあります。

それは、台風シーズンを避けて渡航計画を組む、という方法です。
シンプルですが、大幅遅延や欠航、現地での行動の不快さ、などを丸ごと避けられます。

私は毎年、2週間〜3週間程度の渡航をアジア、ヨーロッパ、オーストラリア、にしています。
渡航時期は、現地の悪天候時を避け、飛行機の乗り換え便に安いものがあってもタイフーンの時期ならばなるべく直行便を選ぶことで乗り換え便のリスクを削っています。

幸運もあると思いますが、いままで予約してフライトが飛ばなかったことは一度もありません。
(ただ、寝坊して乗り損ねたことはあります。ベルゲン〜オスロ―便、仙台〜関空便など。)

また、日本の休暇シーズンを避けます
価格の高騰と混雑もありますが、万が一欠航したり、乗り遅れた場合、繁忙期は他の便を数日先まで手配できないリスクがあります。

2月の初旬〜下旬も避けます。
受験生が多く移動する時期、降雪のピーク、そして中旬からの「中国の春節」。日本人には休暇ではないので、渡航計画を立てるときに忘れがちですが、2月は、飛行機がとても込みます。
posted by 石井力重 at 13:54 | 仙台

2017年11月01日

台湾でワークショップを行いました(10月30日、新竹)

台湾の公的研究所の中で、アイデア・ワークショップを行いました。

場所は、台北から新幹線で南に45分ほど行った新竹にある大きな研究機関「ITRI」(※1)です。

Taiwan_ideaworkshop_2017_01b.jpg

広大な敷地の中は、さながらセキュリティーエリアの中の学園都市。憩いの庭もあります。

Taiwan_ideaworkshop_2017_02.jpg

そこのデザイン・チーム(※2)と数日間、一緒に仕事をしていました。(※3)

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台北での講演の翌日、台北の街を案内をしてもらって、そのまま、ワークショップの打ち合わせ。そして新竹のITRIに向かい、研究所のゲストハウスに宿泊。

Taiwan_ideaworkshop_2017_04b.jpg

翌日も、ITRIのオフィスで、最終打ち合わせ。

今回のチームのみんなが敷地内に住んでいるので、基本的に毎日、夕飯も4人でとっていました。仕事のうちあわせは綿密に詰めますが、食事の時には、旅人には入れないお店にもつれていってもらい、台湾のことをいろいろ教えてもらいました。

そして最終日。ITRIの研究者20〜30名と、アイデアワークショップを行いました。

技術シーズから市場ニーズを大量に発想していくワークショップです。10時から17時までの7時間。

Taiwan_ideaworkshop_11b.jpg

7~8人のグループが3つ。それぞれに異なる題材を持ったグループです。
シーズをニーズに変換していく発想ワークをしていきます。

後半になると、アイデアスケッチを描いたり、と、日本で石井が行っているいつものワークショップの流れになっていきます。

Taiwan_ideaworkshop_12.jpg

石井が日本語でしゃべり、通訳のテイさん(写真の左端の女性)が「逐次翻訳」で、二人でファシリテーションをしていきます。
(石井が喋り、次にテイさんがそれを中国語でしゃべる、というやり方です。)

テイさんはその3日前の台北での講演でも担当してくれた方で内容的には大幅に共通するのでかなり良く伝えてくれていました。

(なお、台北での講演の時は「同時翻訳」形式でした。同時翻訳、逐次翻訳、の2つをし、気づいた学びがたくさんあります。これはまた紙面を変えてシェアします。)

技術シーズには、守秘的要素が多いので、内容の映るワーク中の写真はあまりは挙げられませんが、雰囲気が映っている写真を紹介します。

Taiwan_ideaworkshop_13b.jpg

タイムラインは、次のようになりました。(最終状態のホワイトボードを動画でとりました)


最終的には、時間ぴったりに終わっているのですが、7時間の中で、やりながら大幅にプロセスの変更をしゆき、時間を細かく調整をしつつ、進行しました。(遅れる幅を可視化していると、予想外の遅延でもファシリの軌道修正がしやすいんです。)

綿密な準備期間やデザインチームによるテーブル・ファシリテーターの支援もあり、無事、ワークショップは予定通り終えられました。

ただ、次に生かしたい改良可能なことも多く見いだしました。
それは、彼らや、また次に依頼をもらうどこかの外国でのワークで生かしてゆきたいと思います。

追記:

アイデアプラントにとって、海外ワークショップは、これで二度目です。韓国のテグで行った時には、即興で行った1~2時間の短いものであり、今回のような丸一日の本格版としては、海外は初めてでした。

そのため、講演とWSの下準備には膨大な時間をかけた四カ月間でした。

6月16日、日本国内での旅仕事の際に、東京駅近くで開かれていた「台湾エクセレンス」という展示を見に行ったまさにその日、偶然にもITRIのJさんから、講演会の打診をもらったのがすべての始まりでした。

そこから、何通ものメールのやり取り、フェイスタイムでの会話、そして、現地台湾での打ち合わせが始まりました。

3度の台湾渡航は、以下の期間です。

◎7月8日〜7月15日(第一回打ち合わせ)
◎10月4日〜10月11日(第二回打ち合わせ)
◎10月26日〜10月31日(講演、WS準備、WS)

合計で、22日19泊。
私にとって、一年間の滞在日数が最も多い外国となりました。

国内の仕事なら、こんな贅沢な時間のかけ方はできませんし、内容的にも相手に負担がないように1度か2度の打ち合わせでファイナルまで行きます。

が、今回は、外国の担当者さんと、日本語でのやりとりであり、かつ、大規模な講演と7時間ワークショップという仕事のボリューム、そして何より、石井自身にとって初の海外講演となることもあり、いろんな「不確実なファクター」がありました。

なので、この依頼を引き受ける、と決めてからは、もらう報酬のすべてを渡航経費に使ってもいいから、最高水準の仕事をしよう、ときめて、走ってきた4か月でした。

終わった日の日記には「まるで創業期のような潤沢な時間のかけ方をした数カ月だった」と記されています。まさにそうだと思います。創業期に仕事はぽつぽつとしかなく、コンテンツをじっくり練り上げるような時間をたくさん過ごした日々がありまして、いつかそういうことができなくなる時期に懐かしく思い出すだろう、と思ったのを覚えていますが、あの日々を、今の多忙な仕事環境下で行ったので、この数カ月は、自分の中では、えらい騒ぎだったわけです。

それでも、国内企業さんの創造支援や創造研修の仕事も丁寧に一つ一つ時間をかけて行い、新製品のリリースも学会発表もして、大学の先生(早稲田と東北工大)もして、という夏〜秋でした。

(もっとも、台湾渡航日数の全部が、この仕事のための打ち合わせというわけではなく、行ったからには”感性の仕入れ”をしてこよう、ということで、いろんな台湾の街を見て回りもしました。基隆、台北の山、十分のあたりの猫村、台北、桃園、新竹、高雄、台湾最南端の海辺の墾丁、と見て回りました。バイクも2度借りて、気ままに小さい旅をしました。)

多分、次に、講演かワークショップの依頼が来た時には、それがどの国からであれ、今回よりは大幅に短期間で準備を行えるでしょう、私の中に経験と通訳ベースの言葉の伝え方の感覚ができましたので。

なお、実は今だから書けますが、当初、依頼のメールをもらった時に、今の忙しさで海外講演を引き受けるのは無理じゃないかと、おもって、最初の返信を書くまでの1時間、真剣に悩んでいました。ただ、ご縁があって僕のしていることが外国の人たちにも役に立てるなら、それも震災の時に大きくお世話になった台湾の人たちのお世話になれるなら、全力でやってみよう、と、えいっと、引き受けます、とお返事をしたのでした。

もし、あの時「今年は、製品リリース10周年の製品リリースラッシュ、そして、北米への新製品投入の年だから、海外講演の準備は無理だ」と思っていたら、この4カ月はもっと楽ができたでしょうけれど、今回得た大きな経験と知識、多くの外国の友人も、丸ごと、存在していませんでした。そう思うと、迷ったらやってみる、最後は自分の性分だときっと、なんとかしちゃうだろう、と未来の自分にムチャ振りして、「面白い依頼なので、やります」と、これからも答えていこうと思いました。

最後に:

今回、貴重な機会をくださったITRIのデザインチームの皆さん、特に担当のJさん、そして、通訳のテイさん、石井のほかの日本人枠として講演を引き受けてくれたイノベーションのエキスパートUさん、なにより、石井が飛んで歩いている間も丁寧にアイデアプラントの製品事業を運営してくれているパートナー企業のマグネットデザインさんに、心から感謝します。

ありがとうございました。

石井力重
2017年11月1日



<<ITRIについて>> ※1

ITRIとは、正式名称「工業技術研究院」。略称は、ITRI(イテュリ)、あるいは、工研院、です。
位置づけとしては、日本でいう産総研のような感じです。台湾の産業技術の基礎研究や応用開発から製品ベンチャーのスピンアウトもあるような組織です。

広大な敷地があり、セキュリティーゲートをくぐると敷地の中には大型の研究設備がたくさん並び、大きな芝生のエリアや、複数のレストラン、モスバーガー、ファミリーマート、幼稚園などがあります。奥には、研究者の住むドミトリーがあります(招待者の宿泊するゲストハウスはその一階です。私はそこに3泊しました。)

広大な敷地の中を移動する手段の一つに「u-Bike(のプロトタイプ)」があります。台湾中で見かける街中のシェア自転車「u-Bike」。そのビジネスモデル開発の実証研究もここでなされたそうで、その際の自転車が今も研究所スタッフの足として使われています。
私も、乗せてもらいましたが、台北市内などで乗れるu-Bikeとは少し違い、ここのはスペックがいい自転車です。快適!


<<ITRIのデザインチーム、その接点>> ※2

この研究所の研究院のほとんどは技術を開発する研究者なのですが、その中では毛色の違うチームとして、デザインチームがあります。Design+Technologyから作った造語「Dechnology」というコンセプトで、要素技術を社会的価値に変えていくための様々な活動をしています。

デザイン範疇もひろく、フォルムのデザイン、サービスのデザイン、UXのデザイン、ビジネスモデルのデザイン、と面白い活動をされています。
研究所が持つ技術シーズを市場ニーズに結び付けていく営みをしていくわけです。

そして、それは、私が10年前にしていたNEDOのフェロー時代の仕事も、類似する点が多いです。

ITRIのデザインチームのメンバー(日本語ができる方)が、石井がネットに書いてきた情報にたどり着き、コンタクトをもらい、今回の台湾でのワークショップという運びになりました。


<<デザイン・チームとの数日>> ※3

今年三度目の台湾渡航は、ほぼずっとデザインチームと仕事をしていました。

10月27日(金曜日)TICCで200人講演会、台北101の講演者の夕食ディスカッション。
10月28日(土曜日)台北のガーデンカフェでワークショップ改良の打ち合わせ。新竹へ。
10月29日(日曜日)新竹での改良版のプロセス最終すり合わせ。
10月30日(月曜日)ITRIでの技術者20〜30人とのワークショップ。

そんな感じで、滞在中はずっと、デザイン・チームのメンバーと仕事をして夕食まで一緒にとって、寝る場所も同じ棟にもどる、という日々でした。



posted by 石井力重 at 23:59 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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