今日は、個人事業主として、初めての経験をしました。
台湾の銀行から、講演費が七十七銀行に振り込まれ、そのためのマイナンバー提出に行ってきました。
以下、個人事業主の海外取引の忘備録として、メモしておきます。
結論から書くと、入金される額は、以下の通りになります。
入金金額=外国の銀行の支払い金額(日本円)ー[銀行間の手数料]ー[NON-EX手数料]
(補足:先方の支払いが現地通貨だての場合は、
入金金額=外国の銀行の支払い金額(現地通貨)ー[銀行間の手数料]ー[両替手数料]
となるはず。)
説明を書きます。
外国の銀行が支払う金額がまず起点としてあります。
今回の場合は、先方が日本円での支払いをかけてきました。
(あり得る別ケースとしては、現地通貨で支払いをかけてくる場合もあります。)
そこから、銀行間の手数料が引かれます。
さらに、七十七銀行の「NON-EX手数料」が引かれます。
そうして入金されるとなりました。
※NON-EX手数料:外国の通貨で来た場合は、日本円に変える手数料がかかりますが、日本円で来た場合は「変えない」ので、外国からの入金の手数料(かなり安い)がかかります。それがNON-EX手数料。
先方の送金金額は56万円ぐらいです。
この金額の扱いの場合は、手数料関係は、以下のようになりました。
- 銀行間の手数料は、1,750円。外国の銀行の取り分です。
- NON-EX手数料は、1,500円。七十七銀行の取り分です。
(これは扱う金額で変わると思います。多分、これは、手数料としては、最低価格だと思います)
なお、入金が確認されると、被仕向外国送金計算書、というものを七十七銀行の支店が書留で送ってくれます。
徒歩7分ぐらいの銀行なので書き留め代金(銀行もち)がもったいないのですが、毎回、お知らせしてくれるようです。
余談)
今回、仕事で外国(台湾)からの入金がくる、ということがわかった時に、最初に悩んだのは、七十七銀行でいいのか、という点でした。
うちの経理を見てくれている税理士さんは、”みずほとかメガバンクがいいんじゃないですか”、と言っていました。
それは最終ラインにしておいて、私がメインバンクにしている七十七銀行の近所の支店に台湾からの入金が可能かを聞いてみたら、”できますよ”、と。
その手数料もざっとみたところ、メガバンクと大きく変わるわけでありませんでした。
いつもの近所の窓口でできるなら便利なので、七十七にしました。
それから数カ月後。
入金がありました、と、わざわざお電話をくださり、書留を送ってくれました。
”初めての外国からの送金の際には、マイナンバーの提出がいる”とのことで、出向きましたが、二度目以降はこれは要らなくなるようです。
今回受けとってみて、何も手間取ることはなく、すべて完了できました。
補足:
外国からの入金を受け取る銀行として、もう一つ考慮した点があります。「どの国からの入金を扱えるか」という点です。
アメリカなどは、外国送金があるところなら、ほぼある感じでしたが、相手国によっては違いがあるようです。少なくとも、ネットであちこちの銀行を見たときには「(リストが示されていた後に)それ以外の国はご相談ください」的な感じだったりしたと思います。
情報)七十七銀行のSWIFT code (スウィフト・コード)について
英文名称:The 77 Bank,Ltd.
スイフトコード:BOSSJPJT
支店名:〜Branch
(蛇足:スウィフトコードの最初のBOSS、ってかっこいいなぁ、とおもって、メガバンクを調べてみて、どうも、BOは、共通っぽいなので、Bank of Shichiju Shichi、か、と推測して、いや、Bank of Seventy Sevenかな、とも。)