新元号が公表されました。
令和(れいわ)。
発音の第一印象は「怜悧(れいり)」「凛とした」感じを受けました。
後半の「わ」の音の印象で、凛としつつも、暖かい感じがします。
(石井の個人的な感想です)
令といえば、「法令」のような堅苦しい感じが思い浮かびますが、
令の字を辞書で調べると思いのほか、良い意味もありました。
まず”令和”の出典である「万葉集」において使われている「令月」は
れい‐げつ(令月) ■何事をするにもよい月。めでたい月。「嘉辰(かしん)-」 ■陰暦2月の異称。 (引用:デジタル大辞泉) |
とのこと。いわば「吉”日”」の”月”版です。
(文中の「嘉辰令月」=「めでたい月と日」)
その他、同辞書にある「令」のつく良い意味の単語としては
「令名(れいめい)」よい評判。名声。令聞。
「令望(れいぼう)」よい評判。名声。他人を敬って、その人望を言う語。
「令聞(れいぶん)」よい評判
「令徳(れいとく)」徳。美徳。
時々耳にする言葉として
「令夫人」貴人や他人を敬って、その妻を言う語。令閨(れいけい)。令室。
「令嬢」貴人の娘、また、他人の娘を敬っていう語。
また、良くない方向の意味ですが
「令色(れいしょく)」相手に気に入られようとして顔色をつくろうこと。
という言葉もあります。
”巧言令色鮮し仁”(こうげんれいしょく、すくなしじん)”は
古文の時間に先生が戒めとして何度もおっしゃっていました。
「令」自体の意味は、その他にもいろいろありました。
同じく、デジタル大辞泉には「れい」に5つ、「りょう」に2つの意味が記されています。
(Windowsアプリのデジタル大辞泉のページより)