2月の旅仕事、三つ目の都市、奈良に滞在しています。
奈良女子大学の創造学の集中講義を担当します。
15コマを3日間で行う、というヘビーな構成なので、学習負担を減らし、内容はちゃんと得られるように、全面改良しました。
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<<1メソッド=1ページ化した講義スライド>>
まず、一目で、そのメソッド全体が分かり、その一枚で演習も実施。
詳しく知りたいニーズがあれば、通常の枚数の多いスライドを用いる、という構成に。
15コマの講義を、このスライドで行います。
普段は、1コマ当たり30枚近いスライドを使うので、三日間の集中講義で、400から500枚のスライドを投影します。
それを使う方が、教える側としては楽なのですが、受講者は苦しいです。
なので、全ての講義コンテンツを1ページ化して、認知資源を、記憶にさくより、理解と実践により多くさけるように、こうしてみました。
また、もう一つの理由があります。
今の関西の状況も踏まえてのことです。
新型肺炎のリスクが高まり、通勤通学の時間帯をずらしたいなどのニーズもありそうです。
私は学校のすぐ前の宿に滞在しているので、人に合わずに生活できますが、学生さんたちは長い電車移動があります。
そこで、ワーク実践を教室で行うか、自宅でするかをある程度、臨機応変に変更できるようにと、こうしました。
情報量を絞り、解説と実践を時間的にフレキシブルに。
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大学の講義では毎回、新しい要素を加えて実験してみています。
今年は、こうした、情報簡素化と時間弾力性のある講義方式にトライしてみます。
そうして得られた知見はまた、広く社会にフィードバックしてゆきたいと思います。
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