アイデアの仕事をしていると、様々な業種の企業さんと創造ワークを行います。
一般的に、知識や経験をもっているほどアイデアの材料がふえます。
そのため、幅広い分野の製品やサービスを体験しておくようにしています。
さて、この夏は、造船部門のクライアントさんと長期の仕事をしていまして、船を深く知りたいという状況にありました。
そこで、タイミングよく講習が開校されている那覇へ行き、「小型船舶」および「特殊小型」(水上バイク)の講習を受けてきました。
免許交付はこちら。
(このケースは薄い浮き輪のような構造になっており、もし海中で落としても浮くようになっていて、いい工夫だなぁと。)
(この免許で、「二級」(小さい船)と「特殊」(水上バイク)が乗れることを意味しています)
※このブログ記事を再交付を検討されている方も読まれるかもしれないので少し、細かいことを書きます。
船の免許は有効期間5年間です。※ それを過ぎて何もしないと免許失効します。
しかし、船の免許は、車の免許と違い、失効していた期間がどれほど長くても、「失効・再交付講習」を2時間受講するだけで、また免許が有効になります。
しかし、船の免許は、車の免許と違い、失効していた期間がどれほど長くても、「失効・再交付講習」を2時間受講するだけで、また免許が有効になります。
私は今から23年前に、旧「四級船舶」の免許を取りました。(尾道にて)
当時は、水上バイクの免許は、そこに内包されていました。
(水上バイクについてはほぼ何も習わず。いや、ひょっとすると少しは習ったのかもしれませんが一切記憶なし)
(水上バイクについてはほぼ何も習わず。いや、ひょっとすると少しは習ったのかもしれませんが一切記憶なし)
小型船については、講習と実技試験で乗った以外では、ついぞ、プライベートで乗る機会がないままに5年がたちました。
もう乗ることもあるまい、と思いそのまま(失効状態)にしてありました。
そしてこの夏、18年と10か月の失効期間をへて、那覇で「失効・再交付講習」をうけました。
普通は1週間ぐらいかかるのですが、事情があり、数日間で免許を再発行してもらいました。
そして、その週末、「特殊小型船舶」の座学と実技講習も、受講しました。(ほぼ正規の受講の値段よりわずかに安い費用がかかります)
本来、免許保有者が受ける必要はないのですが、水上バイクの知識もしっかりほしかったので。
(車でいうペーパードライバー講習、みたいなものといえばわかりやすいかもしれません。)
結果としては、受けてよかったなぁと感じました。
水上バイクは、挙動特性が独特です。バイクとも船とも違います。
実技講習では、水上バイク(Yamahaマリンジェット)に教官と一緒に乗ります。
「わ、結構、難しいぞ」と思ったのですが、教官の指導のもと、30分位走らせているとみるみる上達します。
そして、港の中や港の近い外側、航路、といった、とても気を使う場所で、水上バイクをいかに扱うか、何を気を付けるべきかを指導してもらい、次からは安心して操縦できるだろう自信もつきました。
その前日に学科講習もうけまして、これもまた、非常に学びになりました。
曖昧になっていた船のルール(道路交通法にあたるものが3つある)もはっきりしました。
また、水上バイクの固有の気を付ける点もしっかり学べました。
水上バイクの構造も、学習するんです。すごく面白い。
※なお、石井の場合は”受験”じゃないので実技(水上バイクの操船)講習時には有効な免許が必要でして、再交付からの発行を急いでくださった、というのがあります。
そんな感じで、「失効再交付講習」「学科講習(受講のみ。試験無し)」「実技講習(実技のみ。試験無し)」ということを僅か1週間の那覇滞在で行ってきました。
以上、細かい話ここまで。
なお、それらのすべてが終わった翌日には、実際の体験をしておくべく、地元のレンタル会社にガイド付きのレンタルを申し込みまして、3時間ほど、水上バイクを走らせてきました。
※実際の様子。エンジン音が出ます、音量にご注意ください。
この動画はべたなぎの状態です。しかし少し走ると小さい波のあるあたりもありました。
波が立っている中、高速走行する水上バイクは、堅い岩の上をサスペンションがとても堅いバギーで走っているぐらい、がつん、ばきん、という衝撃を受けて走るんだなぁと。
この数日後には、飛行機でクライアント先へ。
以前よりも少しだけ、船や水上バイクの実体験を持ったうえで、創造ワークを行うことができました。
アイデアプラントの仕事には、こうした「感性の仕入れ」(体験や知識を沢山しておくこと)が大事だと考えておりまして、この記事ではその具体的な一つを紹介してみました。