2024年03月30日

持ち込みPCの画面を、現地PCにUSBカメラと認識させる方法

企業研修などで、ハイブリット開催の場合、Teamsにつなぐ際に、手堅い会社さんだと現地のPCしか使えないことがあります。
しかし、使うツールが多いと自分のPCでないとできないことが出てきます。

そういう場合に、持ち込みPCの画面を、現地のPCに対してUSBカメラと認識させるデバイスを用いることで、解決できますので、すこし情報を共有します。

持ち込みPCの画面を、現地PCにUSBカメラと認識させる方法.png

❶持ち込みPCの信号を、HDMIに出力。
❷HDMI信号をUSBカメラの信号に変換するアダプタ(キャプチャーボード)を通す。
❸それを、相手のPCに入力。

(画像では、❸に、ケーブルを使っていますが、相手の口がTypeAなら直接挿すこともできます)

なお、このデバイスの組み合わせの結果、受け取り側にはこれは2Kで30fpsのUSBカメラとして認識され、かなり高精細な映像を出せました。遅延もほぼありません。(これは、キャプチャーボード(❷)の性能により変わります。低遅延タイプを選ぶのがおすすめ)

また、HDMIに出すケーブル(❶)も4K対応で60fpsぐらいのものにしておくといいみたいです。

写真のアイテムは以下です。

❶のケーブルはUGREEN(4K60fpsのTypeC→HDMI変換ケーブル) https://amzn.to/3vtzuId
❷のアダプタはElgatoのCam Link 4K(1080p60fpsもしくは4K30fps) https://amzn.to/4aC14Sz
❸のケーブルはUGREEN(USB C 変換アダプタ USB3.2 Gen1 タイプC OTG 変換ケーブル 急速充電&高速転送同期)https://amzn.to/4awtOMm

たぶん、この組み合わせじゃなくても、高精細に出せるとは思うのですが、ただ安いだけじゃなく、画質や低遅延が期待できるものを厳選してみています。

他にもキャプチャーボード(3千円ぐらいのパチモンぽいもの)やケーブルを持っていますが、品質を問わずに買ったものであり、出力される映像が荒くて、「こりゃ、だめだ」となったのでした。ケーブルなんてみんな一緒、ぐらいに思っていたのですが、こういう変換をいくつかかませる場合は、低いものがボトルネックになるので、ちょっと気を付けて買わないといけないなと、思いました。
posted by 石井力重 at 02:45 | アイデアプラント 7th(2024‐2026)

2024年03月29日

3月は大きな山を越えた時でした。

3月の終わり、年度が終わるので、近況報告を。

3月は、各地への滞在をして各社各所へ講義をしていました。

半導体関連の企業さんむけ創造研修。
宮城県の主催する製造業向けのAIアイデアワークショップ講座。
大企業のイノベーターを育てるプロジェクトでのアイデア発想講座。
世界にも2つしかないある種の先端技術の研究所でのアイデアの授業。

といった感じに、週替わりで対象者も内容も異なる(でもアイデアの領域の)ことを講義していました。

また昨年秋から長く続いていた、出版プロジェクトでは、石井の作業ターンが今月何とか終えられました。これは心底ほっとしました。書いた原稿は、実に70万文字、でした。(3/4は生成AIが生成しましたが、1/4は石井が書いています。)これは、かなり精神的疲労の蓄積する大きな仕事でした、石井的には。年末年始もすべて返上して、平すらキーボードをたたいている、そんなヘビーな冬でした。

そんな感じで、外に見える内容を報告しにくい案件ばかりなのですが、近況としてこんな感じに進んでいます。

4月からは、「直観力の研究、および直感力をはぐくむ合宿型研修」の検討や、現地調査のために、各地を回ります。感性の仕入れも兼ねています。

新潟、佐渡、山形、神戸、国頭(沖縄の北部、やんばる)、宮古島、京都、と23泊の旅仕事に行ってきます。
アイデアの仕事的には、いつも新鮮な感性をもって、面白いものを見て体験して、人に伝えたくなるものでガス圧いっぱいにしておく、というのが大事だと考えています。
より良いアイデア創出ができるよう、旅と体験の一か月を過ごしてきます。そしてそれを広く社会に還元したいと思います。
posted by 石井力重 at 01:08 | アイデアプラント 7th(2024‐2026)

2024年03月11日

最良のアイデアは最悪のタイミングでやってくる【コピー用紙のメモ帳】


めちゃくちゃ忙しいとき、メモなんか取っていられないような焦っている状況ってありますよね。そういう「メモを取るには最悪のタイミング」ってあります。
しかし、最良のアイデアというのはそういう瞬間にやってくることがよくあります。

その時ははっきりと「あ、これって、◎◎だったらいいのに」と閃いていても、そのバタバタ状況を切り抜けて落ち着いたころには消えてしまいます。
なので、いつでもポケットにはメモとペンを入れておくことをお勧めします。

しかし「A7サイズのメモ帳って高いなあ」とか「気に入ったのが見つからない」、という時にはこの「コピー用紙のメモ帳」を。

A4白紙を3回おれば、A7サイズのメモ8面ができます。コピー用紙の単価は1円です。10秒でできます。

白紙をみつけたら、ささっとおって、ポケットへ。そういう習慣が、アイデアワークに大きく役立ちます。

ちなみに、考えが膨らみ、大きな紙に構想を書き留めたくなった時は、広げてA4サイズとして使用できますし、使用後にスキャナでデジタル化し、紙を処分したい時にもA4用紙は非常に便利です。この2点に関しては、高価なメモ帳よりも優れていると言えます。

#コピー用紙のメモ帳
#A7メモ


<PDF配布>


A7メモは白紙で十分なのですが、石井のワークショップでは薄い罫線と目安となるページ数がプリントされたものを配っています。メモ用紙っぽい。ただそれだけのことなのですが、最初の数回は、そういうものを使うほうが「その気になる」「そういうものだと思って使い始める」わけです。

数枚、これを使ったら、後は白紙を使おう、という導入用のツールです。研修後に社内でも使いたいのでデータでほしい、という方のためにおいておきます。私(石井力重)のコピーライトとかは入っていません。書き込むのに邪魔になりますので。ですが、もし再配布するときには、オリジナルの作者が石井力重であることを添えてもらえたら嬉しいです。
いずれにしてもこうした小さいコンテンツが皆さんのお役に立てば幸いです。
posted by 石井力重 at 12:00 | 311special



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