高校で探求の授業において、各人のテーマを作り出す段階があります。これがなかなか上手くいかず悩ましいもの。それをアイデアの手法で実践する講義を作りました。探求に悩める高校の先生の一助になれば幸いです。(スライドの引用は許諾なしに行っていただいて結構です。知らせてくださったら喜びます。)
※スライドのほとんどは石井が著作権を持っていますので、転載の許諾を出せますが、中に「踏めば助かるのにロボ」が一か所あります。それは出版社さんの著作物を引用として活用していますので、その箇所だけは引用の形式を正しく守り、活用してください。
スライドはこちら↑
なお、このスクリーンショットがまさにその「踏めば助かるのにロボ」のページですが、そこに記したことは、割と真面目にそうおもっています。ネットミーム化している「鬼畜ロボ」ですが、教育デザイン的には、なかなか秀逸であると石井は思うのです。
探求のテーマ探しの際に「踏めば助かるのにロボ」になったつもりで、素朴な疑問を、空気読まずにどんどん上げてみる。それぐらいでいいんです。そして広げあって、磨いていく。
いいテーマは「力が出る」「終わる」「喜ばれる」という利点があります。(スライド53に詳しく書いてあります)
(授業の範囲を超えるので教育の場では言いませんでしたが)それって、「生き抜く力」とも通底するものがある。そう思うんです。
最後に【実施の状況、データなど】をつけておきます。
宮城第一高校。探求テーマを出し合う200人超でのブレストをしました。
手法は三人ブレストです。
アンケートはそのまま使うことの許可を取っていませんので、すべての内容における個人情報を記号化処理し、AIにサマリをしてもらいまして、それを紹介します。
• 探求のテーマを大きく考えるのではなく、身近なところから考えることの重要性。
• テーマを分解することでより身近な問題に気づくことができる。
• 他者と話し合うことで新しい意見や面白い意見を得ることができる。
設問4: 今日私たちが見たこと、経験したことは、普段のあなたの何を変えますか?
• グループワークに対する苦手意識が少し軽減された。
• 些細なことでも興味を持ち、テーマを考えることが重要であると感じた。
• 一人で考えるのではなく、周りの人の力を借りて考えることの重要性を認識した。