VE協会さんのWEBサイトに先日の講義の様子が紹介されています。
「アイデア創出ワークショップ初級編」を開催
今回は、たぶん、石井の中でももっとも少ない人数での講義&ワークをした事例でした。
その分、普段はできない深度でワークができました。
こういう体験をすると「少人数(1テーブルを囲める人数)」で、「深いところの話にもぐっと踏み込めるワークをまたしたいなぁ」と思ってしまいます。
この意識にはちょっと、楽をしようとしている心理も混じっていると感じますので、これはいかん、と、諌めているのですが。
アイデア発想技法の大家、現在や過去の偉人達とは、私は比べるべくも無いのですが、それを合えて無視して言うならば、「ゲンリッヒ・アルトシュラー(TRIZを作り出し人物)や、アレックス・F・オズボーン(ブレストを作り出した人物)」たちが、師弟に深く伝えた時間というのは、たとえば、こういう自分の気持ちにもエネルギーをくれるような、小さい場だったのではないだろうか、と直感的に感じました。(論理性をかいていますが。)
さて。
明日からは、大阪→京都→東京→横浜と、行脚(旅シトゴ)です。
まずは、あさっては、大阪港の辺りで、医学の学生さんたちの国際団体(IFMSA)で、アイデアワークショップです。
(WEBサイトの雰囲気がややおさえの効いたトーンですが、パンフレットのほうは、医学といえど学生団体らしい感じです。)
医学部で時々、ご縁があって、アイデア創出ワークをするのですが、医者になる学生さんたち、といっても、先入観に反して、現代の若者として普通に明るくエネルギーに満ちています。(世の中の学生さん達の平均像に比べると、頭の回転が速く、他人とのコミュニケーションが小手先じゃなくうまい、という違いはありますが。)
私はある場所で講義ワークショップをしたときに、外科のベテランの先生がおっしゃった言葉がいまも心にあります。
「医者になったからには人の為の人生を生きる。」
医者という職業のハードワークぶりは、僕の働き方なんて全く楽なもんでしょ、と思わされます。彼らのすべてが志や使命をもっているのかは、わかりません。ただ、僕らが予想するよりもずっと多くの医者が、志を持っていて、若い日々を費やして、未来のために熱心に腕を磨いている、というのは、最近、良く感じるところです。
長くなりましたが、三連休の最終日、大阪港での仕事は、医学の学生さんたちの社会的活動に本のわずかでも資することが出来るかもしれない仕事です。いつも全力ですが、今回も、心をこめて、全力でワークショップを提供してきます。