「属性分析」と「属性列挙法」は、思考展開上は殆ど同じです。
両方の共通部分を太く説明するとこんな感じ(スライドの中身)です。
要は、「分けて、ずらす」という思考展開。
なお、テクニックレベルでは、両方のいいとこを融合してあります。
ものの本で、属性列挙法を調べて使ってみようとすると、難しくて良く分からなかった、という声を良く聞きます。
主に、VEなど、開発工学領域のことを学んでいる方々からです。
主に、VEなど、開発工学領域のことを学んでいる方々からです。
ですが、実際は簡単な発想ステップです。
良く分かっている人と、ゼロ知識の人とでは、学ぶべき知の見せ方は変えるべきなので、ここではゼロの方に向けて表現してみました。緻密にやろうとすると急激に、作業コストが上がりますので、アバウトに属性っぽいものをあげちゃう、ぐらいのトーンで、ひとまわし、ふたまわし、するのが良いでしょう。
課題解決にしろ、既存製品の改良案にしろ、結構出せます。
追記:
企業内研修でも、エンジニア系の場で、創造研修系だと、この「属性列挙法」あるいは「属性分析」をやってください、というリクエストを良く貰います。
何十回とやってきた中で、皆が飲みこむのに苦労するごつごつしたところを削り、補ってきたものが、このスライドです。
社内で、その辺の技法を講習しなくちゃ、という方に、参考になれば幸いです。
追記2:
ロジカルな思考が好きな人々(or組織)において、創造研修をするような場合にも、はじめのメソッドとしては、この当たりはいいでしょう。
いきなり、アートな技法をやるとみんなの気持ちが入りませんが、こういうロジカルに、分析的に、発想する方法、しかもさほど、クリエイティブ・ジャンプを必要としない方法、というのは、そういう場では皆の入りが良いです。
で、徐々に回転数を上げていくと、もっと、創造的な飛躍をする思考技術も出来たりします。