要素技術を商品化しよう、事業化しよう、というときに、用途アイデアがなかなか、出ない、ということ、ありますよね。
で、開発チームでブレストをすると、いつも同じメンバーで、同じようなアイデアばかり出てしまう。
もっと、広く、用途アイデアを出したいのだけれど、どうすればいいのだろう。
そんなときに、シーズニーズ変換(及び、そのあとの手早い調査)のワークプロセスをスライドにしてみました。
ビジネスと技術のメンバーがチームを作って、社から新製品を生み出そう、という時にも有効です。
ぜひ使ってみてください。
追記:
なお、狭義のシーズニーズ変換、の後に続くプロセスも良い技法をつなげて、全体ワークプロセスとして作っています。
出典の書いてある技法は、深く知りたい、という時には、それぞれの原典を当たってみてください。それぞれに、こんな短い言葉では語れない深いナレッジが拡がっています。
余談:組織が創造する

事業部の企画や営業メンバーと、研究所の研究や開発のメンバーで、時折行う情報交換が、大企業だとあると思いますが、そもでは、いつもは「技術」から「商品」への一足飛びのジャンプが見出せるものしか、言及できないはずです。ゆえん、細い。
ここに紹介したシーズ・ニーズの変換ワークは途中に「ファンクション」フィールドをかませることで、一旦は遠回りに見えることをしますが、結果的に、可能性の糸を太く出来ます。
そういうことは、知らなくても、瞬間瞬間に、優れた企画センスのある人は頭の中でやっているわけですが、その途中(ファンクション・フィールド)も共有していくと、一人のセンスではつなぎきれない、可能性の糸を沢山、使うことができます。
センスのいい人には当たり前のこと。考えあぐねていた人には福音となる。
それが、組織にとってのよい発想技法なんだと思います。
企業内でじっくりやる創造活動とは、そういう「優れた人の当たり前の共通体験化」が、ベースであろう、とおもいます。
トップ5%のCreativeに頼りきりにならず、組織が創造するようになるでしょう。