『アイデア・スイッチ』の付録シートとして、デザインが刷新されたツールシートが使えるようになりました。動画で説明しています。
構想整理のときに、マンダラートの9セルをつかうと効果的に自分に問いかけることができます。仕事のチェックツールとしても使えます。
仕事の依頼を受けるときのチェック項目を、5W1Hではなく5W3Hとしているケースがありますが、ここでは、さらにWが一つ多く、6W3Hを採用しています。
6W3Hカード PPT版

■ 詳しい説明 ■
ビジネスでは、5W1Hを抑えていることが基本的な要件です。社内での小さな用事などでは重要な要点が絞られます。「誰が・何を・どのくらいまで・するか。いつまでに・するか。」といった3W1Hで仕事の依頼を抑えておくようにします。また、ビジネスの企画系の分野では、逆に項目がもっと多くて、5W3H(いつ・どこで・だれが・何を・どのような方法で・どの程度まで・するか。なぜ・するのか。いくらで・するのか)であることも。
企画書などをみていくと、さらに「だれに(Whom)」も重要視される項目です。なので、これらの要素をまとめて、6W3Hの項目セットとしています。
この内容をマンダラートの形にしたものが6W3Hシートです。マンダラートのいいところは、アイデアの断片をどんどん放り込んでいけるところです。そして、中心のワードから発散していくことと同時に、その後には、周囲8マスから逆に中央のますへ収束することができます。中心は「なにを(=商品、提供するもの)」を基本としています。ただし、企画によっては一番重要なのが「だれに(=市場、顧客)」とわかっていることもあります。そのときには、中心を入れ替えます。
こうすると「なにを」の後にうめる8つのセルは「なにを・いつまでに」行うのか、とか、「なにを・どの程度まで」行うのか、といった自分で自分の問いかけができます。また、中心ワードへ常に意識が行くのでぶれにくくなります。また次のフェーズでは周囲8つを統合的にみて、リソースの上で、何を、を再定義する必要がある、となれば、そのような修正をおこないます。
つまり、マンダラート形式にすることで、発散・収束、といったプロセスを経ることに。
ちなみに配置上にも意味が少しあります。先ず時間の無いときには、真ん中の列だけでに絞ります。また、下の3つは全てHです。HOW、HOW MANY、HOW MUCH 。これは、実はQCDの項目です。それから、シーズ主導型のタイプが考慮不足になりがちな、顧客・市場の関連のものが、右の列に並べてあります。