アイデアソンの作り方、ファシリテータの動き方、できることなら、姿勢も含めて、座学と実践で学ぶ講座を、NPO法人iCONでは行っています。
明日からの土日二日間で、その講座をします。今回で7期になりました。
スライドを掲載します。
今回は、前半の一人発想技法を「死者の書」というヒエログリフを使った発想技法を用いています。
1期〜4期、5~6期、と技法を変えてきましたが、今回の7期でも、新しいネタとして投入します。オブザーバーとして毎回参加していただいている方々もいるので、毎回なにか新しい知見をいれなくては、と自分でもハードルを勝手に上げているのですが、今回は、それもあって一人発想メソッド部分の新版を入れました。
追記:
なぜ、こういうアイデアソンのファシリテータを作る教育活動をしているのか、というと、iCONという組織が、創造的な社会を生み出すための礎となる組織として誕生しているからなんですが、もっと簡単に言えば、もっともっとアイデアフルな社会になるそのための仲間を一杯作ろう、というものです。
アイデアソンのやり方はここでやる方法だけが唯一のものではなく世の中にはたくさんのやり方があります。また石井自身が行うときにも、いろんなバリエーションがあり、全く違うことをすることもあります。大半は、ここで実践するやりかたをしてはいますが。
手法というのは生き物で、何十回とやれば、だんだん、バリーションも出てきますし、基本所作も深くなって進化します。
その意味では、学んで帰った人がいずれ全く違う形にたどり着くことを私は大いに推奨しています。武道の守破離、のようなものだと思います。はじめはよりどころとなる型を学べた方が上達が早い。しかし、進みて熟達すればいずれ型は窮屈になる。中身たる人間が大きくなれば、初心者用の道具に収まってはいられなくなる。
そうして、新しいスタイルが生まれていく。
そういうことの繰り返しが、自然なのだろう、と思いますので。
石井自身がそういう考え方をしているため、学習プログラムは、モジュール構造にしてあり、一部を変えて別の方式をやることが簡単なようにしてあります。改造して使うことを前提にした道具だて、といいますか。
そんなわけでここで学んで各地に帰った人たちが地域で最終的にはかなり違うものを実施されているのを良くお見かけしますが、それこそうれしい限りです。そうした中から石井もまた学びとなることがあります。
一人で深めて発展させるより、多くの人が独自に進化させたモノが相互にヒントとなれば、もっと早く遠くまでいける。そんな気も、こういう活動をしていて良く思います。
長くなりましたが、そんなことも考えつつ、アイデアの講座・第7期も、全力で行います。
受講者が各領域で秀でた人が多く、受講者同士のつながりもまた、大きな財産になっています。
今回もどんな方たちとお会いできるのか、楽しみにしています。