一般に、新事業が創出しにくくなります、業界が熟成していくほど。
しかし、常に変化の起こるIT業界などのようなところでなくても、熟成産業でもあっても、大きな変革の芽が水面下では、萌芽の時を待っていることが良くあります。
そういう新事業のアイデア発想を助けるワークがあります。はてなタクシー、および、それをよりメソッド的にした、531ストレンジです。
一番重要な要素を手順を追って見つけ出し、それを引っこ抜くと、一見奇妙な事業モデルになります。「教えない塾」とか「食材のない食堂」とか。
そこから、そのモデルが仮に意味をもつとしたらなんだろうか、と発想していくと、中には、萌芽の時を待っていた芽に出会います。
そのワークスライドを掲載します。
ジリ貧で、商売の土台がシュリンクしてきて、もうこのままじゃ、立ち行かなくなる、という状況に到達するならば、こういう発想で、大きく変革した事業モデルも、可能性を出せるでしょう。
縮み行くビジネスの中で、低利益、長時間労働で何とかしていく、ということが、良く見られますが、仕事の付加価値を上げて、従業員も顧客もハッピーになるには、経済構造の変動に押しつぶされてしまう前に、立ち位置を変えることも、必要です。
そういうときに、思い出して、トライしてみてください。
(自分の本の推薦で恐縮ですが、文章で読みたい方は、拙著『アイデア・スイッチ』の記述をご覧ください。)
タグ:はてなタクシー