会津のITベンチャーと言えば、Eyes, JAPAN。山寺純社長率いる、医療セキュリティー領域での開発や世界のハッカソンでの優勝などで、その筋では有名な企業ですが、20周年を記念したパーティーが8月29日にありました。その席上の「余興の一つのブースで、即興のお題で、アイデアソンをやる」というなかなかに、ワークプロセスの設計が悩ましい、デザインしがいのある場を事前にいただきました。
Waltz for Debby、じゃないですが、Ideathon for Jun&co., ということで、特別版を設計しました。そのスライドを掲載します。
簡単に言えば「その場から、ランダムに10歩歩いて、周囲の人と三人組になって、6分ブレスト(最初にちょい自己紹介)」を繰り返すスタイルです。
実は、原型があります。TEDxTohokuが、震災の翌年、仙台であったのですが、お蔵入りした企画に、交流会にブレインストーミング・セッションを入れてみたいといわれて設計していたものが、そうです。
その後それは、交流パーティーの中の30分セッションとして幾度かやってきて、その後の場のムードがよくなることを観察していました。
今回は、山寺さんのもとに集まる世界中の人々に、ということで、そのベースに立って、ゼロからつくり直して、実施したものです。
(とくに、テーマが当日持ち込みをうけてやる、ということで、どういうものも受け止められるように、言葉や発想手順をシンプルに作っておきました。)
今回も、イベントのオープンマイクでやる(その横では、ポールダンスがあったり、利き酒ブースがあったり、そういうパラで催されている環境下でやる)スタイルでしたが、それでも、想定よりもだいぶうまくいきました。
パーティー版の創造的な場づくり、という点では、参考にしてもらえる人もいるかと思いますので、ブログに掲載しておきます。学会の懇親会でちょっと、アイデアソンのごく短い版を、というときにもいいでしょう。研修の夜の立食交流タイム、とかにもいいでしょう。
お酒を飲んでいる人が多くても、行動に柔軟性があるので途中退場や参加も許容できる利点があります。
(ただし、テーマは、即興で決めるのは相当に難しい=下手なお題設定をするとワークが盛り下がる=ので、参加者属性にみあったテーマを設定しておいた方がいいでしょう。たとえば、この学会の蓄積した知見を活かして会員増につながる新しいWEBサービスをするなら、どんなものがいいだろうか?、といった感じですね。)