アイデアプラントという仕事は、二種類の両極端な日々があります。開発に没頭する日々と、旅仕事で街々をゆく日々。
旅仕事の典型的な一日を、写真で記録してみました。
岐阜のホテルで出発の荷造りをしていると日の出が。
旅先では、日の出をよく見かけます。
東海道新幹線で移動。
名古屋を出てから、だいたい50分を過ぎたあたりから、富士山を見るためにPCを閉じて休憩。
(ちなみに、東京から西へ行くときは、40分ぐらい。
上りも下りも、見えるのは席はD席。
見えるのは5分間ぐらい。)
「3331」と呼ばれているアートとオンラインメディアの入るビルへ。
廃校をリノベーションしたもので、御徒町駅から徒歩6分ぐらいのところに。
キュレーション(アートの企画展示)なんかが、入り口ホールは毎回様変わり。
3331に入っているEngadge Japanさんで、打合せ。
私はThinkPadユーザです。以前のX220が、特殊なHDMIの出力口だったので、今の機体(X250)の「D++」みたいな記号の出力ポートって、どういうアダプターを買えばいいんだろう、と思っていたのですが、この日、打合せテーブルにあったMacのアダプタっぽいものが、形状を見るとよく似ていて、試しに刺してみたらあっさり写りました。
それで写真に撮っておきました。
後で調べてみたらX250は〔ミニ・ティスプレイ・ポート〕でした。
とても普通の仕様でした。
末広町から歩いて御徒町駅へ。
その時点で取れた新幹線の出発まで、時間が50分ぐらいあったので、上野駅まで一駅、鞄をゴロゴロひっぱって、歩きます。
御徒町駅から上野駅は距離が短く、その区間はアメ横になっています。
東京は江東区の東大島に住んでいたころ、よく買い物に来たのですが、久々に歩くとずいぶん、外国の屋台風な店が出るようになっていました。ケバブ、とか、台湾屋台みたいな。
鞄の店が閉店セールだよ、と台に立ったお兄さんの素敵なだみ声。発する声の調子やセリフは20年たっても変わらず。毎日頑張って閉店し続けている。
”survival of the fittest(適者生存)”
歴史を生き残るならば「閉店しつづける」売り方は、一つの正統スタイルである、・・・などと、心の中でつぶやきつつ。
上野駅の新幹線地下ホーム。
案内表示のカラフルさが目を引きます。
うちの商品も、赤・黄・緑・青なので、この配色セットが目が留まりました。
”北へ向かう人の群れは誰も無口で”という情景など、今の上野駅にはないのですが、唯一のこる場所は、新幹線の地下ホームです。ここの空気感が、だれも無口でじっとさせます。
(これを書いていてふと、ホームが地下にある新幹線駅は、上野ぐらいじゃないだろうか、と、ふと思いました。旅仕事で降りた風景を思い出してみても、地下に止まった新幹線は、記憶の中にはないような。)
仙台に到着。自宅にもどると、ちょうど日没でした。
自宅に帰ってすぐに、近所にある書庫書斎へ。
旅荷物をすぐに解いて、机に向かいます。
移動しながらの仕事なので、ワークショップを設計したり、スライドを作り上げたり、という仕事が、ここからスタートします。
旅先で朝日をみて、新幹線を乗り継いで仕事して、日没のころは数百キロ離れた街にいる。
そんな動きが、典型的な私の旅仕事の一日です。