VEは、価値工学(バリューエンジニアリング)という技術開発の手法です。
参加者の人数を事務局から聞いてびっくり!しました。200名を超えるとのこと。
講演者の方向から会場を見ると、こう見えます。

このくらいの大人数の前で、講演なり学会発表なりをする経験はめったにありません。臆することなく、うまくしゃべり切りたいなぁ…と腹をきめて、壇に上りました。
会場からみるとこう見えたようです。

豆粒、とはいえないまでも、かなり遠いですね。その位の遠くまで、意志を伝える、そういうつもりでお話しさせてもらいました。
私は、5人の講演者のトップバッターです。「技術講演」という位置づけで、TRIZやある種の発想手法を、1時間ほど時間をいただきました。それから、3人の方がVE事例を発表されました。シャープのヘルシオでの事例、和歌山での橋梁工事での事例など、興味深い事例が続きました。
最後は基調講演。セキセイの西川社長が大変興味深い、文具開発を通じた発想のヒントをお話いただきました。セキセイといえば、A3の書類をおらずに入れられる「アルタートケース」やsediaのブランドで文具を製造させている老舗企業です。講演前に、同社の若い方とお話したのですが、楽しい企業文化であることがうかがい知れました。
「なんでやねん」と考えること。それを中心軸にすえて、トークも楽しく、大変ためにもなるお話をいただきました。
講演後、講演者の方、事務局の方と一緒に記念写真。

石井の左におられるのが西川社長です。
クリエイティブな文房具が大好きな私としては、開発品ヒント集、のような今日の講演は本当に楽しくきかせてもらいました。楽しい企業文化の同社。いつか同社の方と一緒に仕事をしたい(何かを創りたい)なぁ、と思いました。