2015年11月28日

タイヤの交換が自分でできる、静音キャリーバッグ

岐阜の宿に入りました。
この数日、東北が一気に冬になったと聞いていましたが、昨日あたりから、近畿と東海地方も、きちんと冬になりました。寒いです。

旅の道具をまた一つ紹介します。
キャリーバッグです。

キャリーバッグ、あるいは、スーツケース、は旅仕事では必須です。
なるべく荷物は都市ごとに宅急便で往復輸送しているのですが、どうしても少しの荷物は都市から都市にもって移動する必要があります。

私と旅先でよく会う方は、石井の持っているキャリーバッグがよく変わるのをご存じでしょう。
これだけぐるぐると移動すると、だいたい半年でタイヤが渋くなります。

転がりが悪くなってしまったキャリーを引いて、移動することで時間や生産性を削がれるのはつまらないので、完全にダメになる前に買い替えてきました。

さて、今使っているものは、とても音が静かで、引き味(スムーズに転がる感じ)も過去のどれよりも良いです。
このキャリーバッグになってから長距離の移動が楽になりました。

タイヤが交換できる、とあり、それも魅力に感じました。

しかし、それだけに摩耗するタイヤなのではないか、という懸念と、いざ交換したらガタつくのではないか、という懸念もありまして、良い品であるかどうかの判断を保留していました。

今日、実際に交換してみて、ほぼこれは良い品だ、と思いましたので、書いてみようと思います。

Freguenter(フリークエンター)と言います。

(フリークエンタの機内持ち込みサイズには、商品写真のようにハンドルの倒せるものと、そうでない普通のものがあります。私はこの倒せるほうを使っています。)

現時点で、9か月間使ってみました。

少し前、7か月目のある秋の雨の日、慶応・日吉の銀杏並木道で、落ちた銀杏の葉がべたべた張り付く中を引っ張っていったら、葉っぱが車輪にはさまってしまい、手を汚したくないのでそのまま引き続けてしまったところ、翌日から、「きぃきぃ」とタイヤが鳴るように。
動かしているうちに良くなるかなと思ったのですが変わらず。

それまで砂程度ではびくともしなかったので結構つくりがいいと思います。
この銀杏の樹液みたいのは、良くなかったのかもしれません。

とはいえ、半年持ったわけで、過去のキャリーバッグも半年で消耗してしまったので、だいたい、悪くなるにはいい頃合いではあります。

そのあとも使い続けていくと、だんだんタイヤの引き味が、落ちてきた感じが強くなりました。
(それでも過去の他のキャリーの新品時よりも引き味はいいですが。)

それで、9か月たった今、タイヤ交換のキットを買いまして、実際に付け替えてみました。

freguenter.jpg

キャリーバッグのタイヤをはじめて分解してみたのですが、地面をずっと走行するタイヤの軸は相当に汚れが。

ときどき宴席などで、キャリーバッグを座敷の上にあげてくださることがあるのですが、衛生的にまずそうです。

それはさておき。

この交換部品をAmazonで頼んだらすぐに届きました。
メーカーは兵庫の会社さん。

車輪カバーを外す特殊工具と、車輪軸を緩める・絞めるための六角レンチと、車輪「2個」がついて、3000円ちょっと。
商品写真をみて、二個であることに気が付けばよかったのですが、タイヤは4つあるので4つセットだろうと思っていたので、手にしてからしまった、と。

でも、二個ずつということは、良く摩耗するのが2つある、ということじゃないかと思い、車輪をくるくる回してみると、ハンドル側の2つは、摩耗が進んでいました。きぃきぃ音も片方からはします。
ハンドル側は二輪走行時のタイヤですし、4輪走行時もかなりの体重を支える側です。
これを変えるべきなんだなと思って、写真のように交換しました。

作業自体は簡単です。
六角レンチで何かを締めたことがあれば、組み立て家具よりも手間数としては圧倒的に楽。
ものの5分で2つとも付け替えられました。

ただ、六角レンチは、強く締めると、がくっ、と、なめてしまって、二つ目のタイヤの締めの時には、なめ度が高くなっていて、締め付けを十分にはできていないかな、という感触がのこりました。(でも旅先なので、レンチセットをもっていません。マイナスのドライバーの大きいものでもしめられますが、同じく持っていません。)

六角レンチで、ネジ穴をなめる、というのはあまり起きない現象なので、同梱のこれは、使い捨ての六角レンチとして過剰過ぎない品質でつくられているのかもしれない、と思いました。
ただフェアに他の可能性も上げておきますと、石井の締め方が強すぎだという可能性もあります。

そして引いて移動してみると、新品の頃のように転がりがスムーズです。
ただ変えなかった2輪のどちらかもキイキイと音を立てていることを、取り替えてみて気が付きました。
その意味では、新品の頃よりも、しぶめだとは思いますが、二輪走行時には、完全に新品同様でした。

なので、ちょっと高いですが、交換するときは4輪全部を買う方がよいと感じました。

このタイヤ交換を試して、さらに使ってみて、このキャリーバッグはいいものだと思いました。


ちなみにタイヤのつくりは特殊です。
そこにこの静音性能と引き味の滑らかさがあるようです。

車輪は、3つのパーツでできています。

車軸。
それにくっついている内側タイヤ。
遊びのある形でかぶさっている外タイヤ。

この内と外のタイヤの遊びがあることが大きいようです。

ガタつくようにつくっておくと、道路のガタガタを逆に吸収してくれる、というのは、工夫発想のヒントとしてみても面白い製品です。

そして、ガタガタを吸収すると音もそれだけ発生しにくくなります。

深夜に書斎と自宅の間をキャリーバッグを引くと、他のキャリーバッグは「ガラガラガラ」という音が鳴り響き気が引けますが、これだと「ゴィゴィゴィゴィ」といった感じで、だいぶ静かです。

タイヤがどれぐらいスムーズかというと、乗り物に乗っていると、わずかな加減速でもバッグが動きます。

多分、次に買い替えることがあるならば、またこのキャリーを買う可能性が高いと思います。

ただし、「階段でも引っ張れて、人が座れるスーツケース(zuca)」も使ってみたい候補としてはあるので、可能性は半々かな、と。
面白もの、便利なものは、使ってみて、芸の肥やし(発想の材料)にする、というは、私の職の宿命ですから。

posted by 石井力重 at 23:18 | 道具考/ALL



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