珍しく食の話を、余談的に。
姫路の「まねき えきそば」
岐阜の「まるでぶ」
松阪の「不二屋」
旅仕事の中で、この一週間で、たまたまご当地の昔からの食べ物を食べたのが、この三つでした。
どれも、更科とか藪とかのいわゆる蕎麦じゃない「そば」でした。
汁は、食事の汁物のようで、麺は中華麺的。
中華そばを、もっと蕎麦に引き寄せたような、面白さおいしさがありました。
それぞれ全く違うものです。
食にはこだわりは全くないのですが、感性の仕入れとして珍しいものは、行って見て食べる。そう心がけています。
時には、失敗・・・という目にも合うのですが。
上記の3つはどれも、いいものです。
古くからある飲食店は、品数が絞られている、という印象を受けました。
まるでぶ、に至っては、2つだけ。
こういう店は、お客も心得ていることが前提のやりとりなので、あれこれ聞かず、何かを言われたら「はい」とだけ。
それでだいたい済みます。
価格も、とても安いです。
時間が物事の洗練をもたらす。
品数も、接客も、削ぎに削いだら最後に何が残るべきか、を、こういう店はうっすら見せてくれます。
(食べ物の写真は、極力載せない方針ですので、今回は写真無しです。)