震災以降、3月11日はスペシャルコンテンツを提供する、ことを自主的にしていました。
今年はその頃に大きなイベントがあり遅くなっていましたが、3月14日現在ですが、バックデートで、アップします。
コンテンツその1
【問題を見つける】ワークツール
使い方:
起きてから寝るまでに、自分がすることを動詞で書き出していきます。
具体的に行動を振り返っていくと、困ったこと、あるいは、願ったこと(「こうだったらいいのに」)が思い出されます。それも書き留めます。
24時間周期の中では思いつきにくいことは、週単位(月火水木金土日)や、春夏秋冬、のくぎりで考えるのもアリです。(シート左側)
(7時⇒23時が合わない人は適宜修正して使います。「私は26時からこそが大事!」というひとは、7や8や9をつぶして、24時以降をつくってもいいでしょう。あるいは、欄外を使っても結構です。)
描き出しでは、大量に問題を見つけることを目的とします。なので、トリビアルなもの、個人的なこと、なんで結構です。
(補足)人数が多い場合は、一枚のシートを、ペアでわいわい言いながら書いてもいいでしょう。気づきが増えます。二人の行動が違えば、記述は矛盾し混乱しますが、問題ありません。
次に、グループの中で、そのシートを回します。そして「あるある、それあるわ〜」というものに○をつけてもらいます。
そうすると、他者の共感を呼ぶ問題が見えてきます。
(補足)
本質的には、創造技法でいう「シナリオ法」と同じです。
あるいは、最近風の技法でいえば「カスタマージャーニー」の一部を切り取ったものとしても位置付けられます。
さて、最も共感を呼んだ「問題」について「直線的に解決策を考える」のは下策です。解決の労が多いわりに表面的な打ち手になってしまったり、すでにあることを再び企画してしまったりします。
そこで、回り込んだり根っこを狙ったりして、攻め口の選択肢を広げます。
具体的には、次のワークをします。
コンテンツその2
【目の付け所の転換】ワークツール
使い方:
問題を、6つの視点(人、物、プロセス、環境、意味価値、五感)でみていきます。
この問題は、その観点で見ると、どういう問題として捉えられるか、と問いかけて、思い浮かぶことを書き込みます。
そして、それらを生み出す本質は何だろうか、と掘り下げていきます。(問題の根っこを照らす感じです)
そうすると、中には、小さな解決策で、大きな効果・根本的な打ち手となるものが見いだせるでしょう。
ここはチームで1枚のシートをまえに、皆でわいわい言いながら、いろんな目の付け所を探し当てていく感じです。
複数出たならば、最終的にどの攻め口でいくかを選びます。どういうアイデアが出せそうか、という直感も立ち上がってくるころですので、それを頼りに。
目の付け所ができあがったら、ブレストに入ります。
この先は、ノーマルなブレスト、ブレインストーミング・バリエーションズ、発想技法、いろんなものを使っていけばいいでしょう。