そのオズボーンのチェックリスト、現在ではSCAMPER法として、7つの問い、詳細には49の問いから構成されたリストとなっています。
SCAMPER法 発散的なスパークプラグ(出典 創造的問題解決―なぜ問題が解決できないのか?
S:置き換える(6)
C:組み合わせる(7)
A:当てはめる(3)
M:修正する(17)
P:別の使い道を考える(3)
E:余計なものを削る(4)
R:もう一度整理する(9)
こうしてみると、修正する、というのは実はとても大きな質問です。個別の質問をみていくと、修正する、という問いだけでは思い至らない良い問いがいくつもあります。詳細リストは、追記部分に掲載します。
(私見)なお、詳細リストを見ていくと、USITの質問と似ているものが見られます。また数もどちらも30〜50個程度です。何かの発想を行うとき、多面的に見るべきその視点の数は、せいぜい50個位に集約されるのかもしれません。興味深いです。
■SCAMPER法 発散的なスパークプラグ■
S:置き換える
何か代わりになるものはないか
何か代わりに使えるものはないか
誰かほかに含める人はいないか
他のグループを含められないか
何か代わりの処理が使えないか
何か代わりの材料が使えないか
C:組み合わせる
何が組み合わせられるか
混ぜ合わせるのはどうだ
どの種類の組み合わせが使えるか/つくれるか
どうすれば部分を組み合わせられるか
どうすれば目的を組み合わせられるか
どうすれば用途を組み合わせられるか
どうすれば素材を組み合わせられるか
A:当てはめる
この提案を実行できる他の考えは何か
これに似た別のものは何か
過去に似たような状況はなかったのか
M:修正する
新しい一ひねりはどうだ
どうすれば意義を変えられるか
どうすれば色や形を変えられるか
調子はどうだ
何か加えるものは
どうすれば高さを増やせるか
どうすれば重さを増やせるか
どうすれば強さを加えられるか
どうすれば頻度を増やせるか
どうすれば値打ちを増すことができるか
何を削ることができるか
何を減らすことができるか
何を縮小できるか
何を合理化できるか
何を少な目に言うことができるか
どの程度サイズを縮小できるか
どの程度重さを軽くできるか
P:別の使い道を考える
そのままで何か他で使えるものはないのか
変えると何か他に使い道はあるのか
何か他の市場が感心を持たないか
E:余計なものを削る
何か取り除いたり省いたりできるものはないか
何か不要なものはないか
何か犠牲にできるものはないか
何かあきらめるものはないか
R:もう一度整理する
何か他のパターンはないか
何か他の設備は使えないか
何か他のレイアウトはないか
何か交換はできないか
何か置き換えることはできないか
何か再結合できないか
もし逆さまにするとどうなるか
もしひっくり返すとどうなるか
もし裏返すとどうなるか
出典 創造的問題解決―なぜ問題が解決できないのか?
※SやCなどの文字は英語の単語の頭文字です。
(注)上記の日本語では49ですが、英語の原著では、質問は、48個です。