新緑の美しかった京都滞在を終え、今日は夜に行うワークショップ会場のあるマイクロソフトさんの品川本社へ向かいます。
本日のスライドを掲載しておきます。
ワークシートはこちら
ポイント
◎このワークショップ専用にデザインしたミニアイデアソンです。
◎既にあるモノの用途開発に特化した発想プロセスです。
◎対象の特徴の明確な把握が重要です。(特に隣接領域に存在する物との差異が)
さあ、今夜もどんな面白い発想の人々とアイデア出しができるかを楽しみにして、新幹線に向かいます。
追記(4月22日)
実施してきました。
予想よりもずっと多い参加者の方でした。6人テーブルが7つ、という構成でした。
当初の想定水準を超える面白いアイデアが多くて、ファシリテータをしながらも「あ、それいい、それが実現したら使いたい」とか「そのアイデアが実現すると、販売セットの在り方もずいぶん変わる可能性があるなぁ」ということを内心思いながら進行していました。
普段のワークショップではその辺は逐次フィードバックするのですが昨晩は、そのあと審査員がアイデアを審査する、という構成でしたので、特定の班のプランに対するプレイズ・コメントはしないでおきました。(なのですが、そのあとのエキジビジョン・タイム「審査対象でなくてもいい、俺のアイデアを聞け・タイム」があり、そこでは思い切り合いの手を入れて進行しました。)
玄人向けの話し)
今回は時間が短い、人数が多い、発表も必要、生み出すアイデアを受け止めるエリアが(通常よりかなり)狭いテーマ、ということで、ワーク設計者的にはかなり苦しい座組みでした。そのため、求めるアウトプットから逆算してどうしても削れないものだけを残し、整えたため、普通はやらない奇妙なワーク・デザインに仕上がりました。
なので、集団での創造的思考の時間がない!というスタイルでした。
チームであることの機能は、良案抽出の第一段階として機能するだけ、と割り切って。
年間50本ぐらいファシリテータや講師をしますが、多様な中には今回のようなものも、あります。
あと30分あれば、集団発想を入れたでしょう。でももしあと10分長くとれるだけならば、集団の創造的知性を使うよりも、アイデアスケッチの枚数を増やしてもらうことに使ったと思います。
集団での創造活動については、場の温まり具合や発露までの着想醸成過程、そのあとのアウトプットへの誘導などを考慮しつつ入れていくからです。