制作途中の資料ですが、今こんなことをしています、という活動報告として、掲載します。
アイデアソンという呼び名が、ハッカソン系のコミュニティーでは良く知られています。そこで、私も、短い説明にしたい時には、通名であるアイデアソン、と表現したりしていますが、私の本当の表現としては、「アイデア・ワークショップ」と表現しています。
補足)アイデア創出の活動をめぐる一連のプロセスをそう呼ぶに過ぎないのでどちらでもいいケースもありますが、その活動の次に、ハッカソンが来るわけではない単発の活動に対しても「アイデアソン」と呼ぶのは、説明が余計にややこしくなるので、ハッカソン界隈でなければ、一般名称である「***+ワークショップ」型名称として、「アイデア・ワークショップ」と表現しています。
さて、そのアイデア創出の活動をもっと実り多いものにしたい、という相談をたくさんもらいます。詳しく書きます。
基本形としてのアイデアソンのファシリテータの養成講座というものを今まで展開してきました。
多くの人が実行できるプロセスにしてきたものでしたが、すぐに実践できる初級編を使いこなすことで、その先に、たどり着く人がおおくなりました。
アイデアに限らず他の領域にしても、道具としてのワークショップには、「単純さ」と「成果の深さ」のトレードオフがあります。
そろそろ、「単純さ」という良い面をすこし下げて、「成果の深さ」にウエイトを大きくしたものを、整備したい。そう思っていた一年間でした。
私が、直接案件に入っていってワークショップをする時には、毎回、その場限りの一品ものをやります。初級編そのままが最適な場合もありますが、「テーマ」「人材」「アウトプット」「使える時間、環境」を考慮して、実行可能の範囲内で最高パフォーマンスになるように、ゼロから組み立てるからです。(先日のマイクロソフトの2in1PCアイデアソンのような、異例過ぎるプロセスでの実施が、最たる例です。)
そういう多様の中でもステップとしては共通するものがあり、最初に要望を伺うと、ある程度流れをさっと描き出すことができます。そういう蓄積は、打合せの席上は事務局さんと口頭で話してきたので、頭の中にはあります。
それを今、ほかの人が学習できるワークプロセスとして、描き出そう、としています。
上に掲示したこの画像は、思考1週間、書き出し一日、という段階のものです。ここからもっともっと時間をかけて、人に紹介できる水準に達します。
最近は、過去の経験、人々の様態、気づき、という内観的な思考に、長い時間に潜って過ごしています。深く進んでいる時には、分かりやすく表現できるものがないものです。
そういう「職人としての時間を行く石井の様子」を紹介してみようと思い、作りかけの画面を掲載してみました。